この記事のまとめ
- オンラインインターンとはWeb会議ツールで実施するタイプの就業体験
- オンラインインターンを活用すれば理想のキャリアの第一歩につながる
- 注意点を理解してオンラインインターンで良い印象を残そう
- 適職診断
たった3分であなたの受けない方がいい職業がわかる!
この記事を読んでいる人におすすめ
オンラインインターンシップ(インターン)は、自宅にいながら企業の採用担当者や実際に働いている社員とコミュニケーションが取れる便利な機会です。オンラインインターンを活用すれば、遠方の企業の情報を手に入れやすく、就職活動がスムーズに進みます。
一方で、新型コロナウイルス感染症より主流になったことからまだオンラインインターンの情報が少なく、どのような流れで実施されるのかわからず不安になる人もいるかもしれません。
この記事では、キャリアコンサルタントの吉田さん、大場さん、塚本さんと一緒に、オンラインインターンの詳細や実施内容を解説します。対面とは異なる注意点もあるため、ぜひ参考にしてください。
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オンラインインターンシップをうまく使えば就活を有利に進められる!
インターンと聞くと対面をイメージする人も多いかもしれませんが、最近ではオンラインで実施する企業の比率も増えました。オンラインインターンを有効に活用すればより多くの企業に対する理解が深まり、就職活動を有利に進められます。
しかし、オンラインインターンの基本的な知識や正しい活用方法を知っておかないと、かえって就活・選考が不利になってしまう可能性もあるのです。
この記事では、はじめにオンラインインターンの詳細やよくある5パターンのプログラムを解説します。オンラインインターンの概要を知っておけば、自分の目的に合わせたインターンを選択でき、会社の雰囲気や実際の業務内容など必要な知識を身に付けられるのです。
そしてその後に、オンラインインターンのメリットやデメリット、実施前の準備を解説します。また、オンラインインターンの参加方法や注意点を理解して参加すれば、当日のトラブルにも焦らず対処できるようになります。
記事を最後まで読むことでオンラインインターンへの十分な知識が身に付くので、自分に合った企業を見つけるきっかけにしましょう。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
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知識をつけよう! オンラインインターンシップの詳細
知識をつけよう! オンラインインターンシップの詳細
- 特徴:Web会議ツールなどを通して就業体験をおこなう
- 傾向:新型コロナウイルス感染症以降多くの企業が取り入れている
オンラインインターンが、そもそもどのような理由で生まれたのか知らない人もいるのではないでしょうか。今まで対面のインターンしか知らなかった人からすれば、インターネット上でインターンをしても何が得られるのかわからない人もいるかと思います。
この章では、オンラインインターンの特徴や傾向を解説します。具体的な詳細を知っておけば、この後の解説をスムーズに理解できるようになります。
また、そもそもインターンについて詳しく理解したいという人には、下記の記事がおすすめです。学年別でおすすめのインターン内容や実施するメリット・デメリットを解説しているため、自分に合った内容を探しやすくなります。
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インターンとは|大学生向けのおすすめのインターンを学年別に解説
「インターンとは何か」「大学生のうちに参加すべき?」「就活に本当に活かせる?」などの疑問についてキャリアコンサルタントとともに解説。学年別のおすすめのインターンや参加までの一連の流れなどについても併せて解説していきます。
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特徴:Web会議ツールなどを通して就業体験をおこなう
オンラインインターンは、ZoomやGoogle MeetなどのWeb会議ツールを利用しておこなわれます。実施内容は就業体験だけでなく、採用担当者や社員、学生同士でコミュニケーションを取るケースもあります。
また、なかにはオンラインと対面を併用したインターンを採用している企業もあり、企業が用意したプログラムがオンラインインターンだけでは難しい場合に対面が実施されます。
どんな形式のインターンを実施するのかわからず心配な場合は、事前にインターンに参加したい企業での実施内容を確認しておきましょう。
オンラインのみのインターンであれば、地方に住んでいても気軽に多くの企業とかかわりが持て、就職活動の情報を集めやすくなります。
オンラインと対面を組み合わせる企業の場合は、会社説明や情報共有などをオンラインで、グループワークなどの実務や社員座談会などを対面で実施する企業が比較的多い印象です。
傾向:新型コロナウイルス感染症以降多くの企業が取り入れている
以前は対面が主流だったインターンですが、2020年に新型コロナウイルス感染症が流行したことで多くの企業が社内に学生を迎え入れるのが難しくなりました。感染予防の観点から、対面での実施は危険と判断した企業が多かったのです。
インターンが実施できなければ、企業と学生のマッチ度を測る方法が減ってしまうので、その問題の解決策として、オンラインでのインターンを取り入れる企業が増えました。
新型コロナウイルス感染症の流行によって、ZoomやGoogle MeetなどのWeb会議ツールが普及していたのも後押しになったようです。企業側・学生側どちらも対面に比べて準備に手間がかからず、気軽に実施できるのも魅力と言えます。
- オンラインと対面の両方が実施される場合、対面インターンのほうが今後の選考が有利に働きますか?
対面のほうがアピールしやすいがオンラインでも十分可能
オンラインより対面インターンに参加した方が選考に有利に働くかは一概には言えませんが、志望度や意欲、優先順位の高さは評価されるかもしれません。
また、実際に会わなければ全体の印象はわからないものなので、対面で良い印象を持ってもらえれば、ほかの学生と比べて一歩リードできる可能性もあります。対面インターンは自分自身を直接アピールできる良い機会となるからです。
対面の場合はそれだけでなく、自身がインターンから得られるものもより多いはずです。会社のリアルな雰囲気を肌で感じることができ、企業に対する理解が深まりその後の選考に対する姿勢にも良い影響を与えるでしょう。
とはいえ、遠距離であるなどの制約でオンラインインターンを選ぶ場合でも、しっかり準備をして参加すれば十分にアピールすることはできるので安心してくださいね。
あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!
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事前に知っておこう! オンラインインターンシップでやること5パターン
オンラインインターンへの参加を考えはじめたものの、実際に何をするのかわからず不安を感じる人も多いのではないでしょうか。オンラインインターンで実施する内容は企業によって異なりますが、おもに5つのパターンに分かれます。
ここからは、オンラインインターンで実施する内容を詳しく解説していくため、どのパターンでも焦らないよう、知識を身に付けておきましょう。
①グループワーク
オンラインインターンで実施するグループワークは、課題解決型や選択型などがあります。
課題解決型は、「新商品の企画」のような正解のない課題に対して解決策を学生同士で相談して考えていく形式のインターンです。
そして選択型のグループワークでは、「製品開発をする際、安全・品質・コストのうち最も重要なものはどれか」のように与えられた選択肢から一つ選び、選んだ理由をグループ内でまとめて解説することが求められます。
こうしたグループワークは、はじめて話す人と意見を交換するコミュニケーション能力や、討論を進める協調性の高さを見極める目的で実施されている場合が多いです。グループの考えをインターンの担当者に伝えるときは、プレゼンテーション能力も必要となります。
オンラインインターンでのグループワークは学生の能力を測る効果があるため、企業への理解を深めるインターンというよりは選考に近いプログラムと言えます。
- オンラインインターンでのグループワークが不安です。どのような対策をしておけば良いですか?
理論と実践をバランス良く身に付けることがポイント
グループワークは実践の場です。ある程度理論を頭のなかに入れておくことも必要ですが、経験を積んで実践力を高めていくことも大切です。
理論に関しては、就活生向けのサイトをいくつか見ればある程度情報収集できると思います。
実践は、大学内のセミナーや就活情報サイトが主催するセミナーなどで積んでいくことが可能です。あるいは、有料にはなりますが、就活塾などでも実践を積むことができます。
インターンのグループワークは、個人で対策することが難しいため、準備しているかしていないかで差が非常につきやすいポイントです。
対策をしておかないと、せっかくインターンに参加しても、その恩恵を受けづらくなってしまうのでしっかりと準備しておきましょう。
グループワークの評価基準や進め方についてもっと詳しく知りたいという人は、以下の記事も併せて確認してみてください。
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グループワークは過程が重視されますので、進め方のコツを押さえることが重要です。グループワークの心構えや進め方だけでなく、グループワーク前にできる対策についてもキャリアコンサルタントが解説します。
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②社内会議への参加
新型コロナウイルス感染症でテレワークが増えた流れから、現在は企業の会議もオンラインでおこなわれるケースが増えています。オンラインインターンを開催している企業がWeb会議を導入しているなら、会議に参加させてもらえる場合もあります。
実際の会議の雰囲気は、本来は仕事を始めないとわからないものですが、オンラインインターンで会議に参加する機会を得られれば、会議の様子が鮮明にわかります。企業の社風とのマッチ度も判断しやすく、応募企業を探すうえで参考になります。
企業としても学生に社内の雰囲気を理解してもらいやすいため、双方にメリットの多いプログラムとなります。
③職場・工場見学
オンラインインターンを利用して、職場や自社工場の見学を実施している企業もあります。
対面では大人数のインターン生を一度に案内できないため非効率ですが、オンラインインターンであれば場所による人数の制限がないため、効率良くかつじっくりと職場・工場見学に集中できます。現場に足を運ばず自宅にいながら社内や工場の雰囲気がわかる点もうれしいポイントです。
また、社内の見学だけでなく、その企業独自で開発しているツールや機器について、実際の操作風景などをオンライン上で確認できるプログラムを設けている企業もあります。業務をしている社員の姿が見せられ、リアルな現場の雰囲気を伝えられるため実施されています。
④書類作成・実務体験
オンラインインターンでは、対面のインターンに比べて実務経験が積めないのではと考える人もいるかもしれませんが、レポートや資料作成をはじめとした書類作成などはオンラインインターンでも実施でき、実際に導入している企業もあります。
オンラインの場合、インターンの担当者からマンツーマンで指導を受けられる場合もあり、学生は入社後の働き方を想像しながら業務ができます。Web会議ツールには画面共有機能がついているので、その画面を通してコミュニケーションを取ることで対面と同じ要領で教えてもらえます。
テレワークを導入している企業であれば、入社後も同じ要領で指導される可能性があり、実際の勤務に近い感覚で実務体験ができるというのも特徴です。
ほかにインターンでおこなうこととしては、たとえばソフトウェアの会社の場合、オンラインインターンで実際にユーザー目線からの開発ワークプログラムに参加して、エンジニアの仕事体験が可能なケースもあるようです。
フィードバックを受けることで、より仕事に対する理解が深まるでしょう。
⑤社員との懇親会
グループワークや実務体験など、学生の能力をはかる目的以外にも、社員との懇親会を通して社内の雰囲気を伝えるオンラインインターンもあります。実際に働く人のリアルな声を聞けるため、学生にとっては企業選びの重要な情報源になります。選考前の不安や疑問を解決でき、企業とのミスマッチを防ぐ効果もあるのです。
オンラインインターンの懇親会時は学生と年齢が近い若手社員を担当にする企業も多く、より近い立場の社員からの意見を聞けるのがメリットです。年齢の近い人であれば、相談しやすいと感じる学生も多いでしょう。
社内の雰囲気を実際に感じ取りやすく、自身に合っている企業かどうかも判断しやすくなります。
- オンラインインターンの懇親会で、聞いておくべき質問内容はありますか?
オンラインインターンならではの質問内容を用意しておこう
対面のときと大きく変わりませんが、オンラインの場合は基本的には発話できるのは1場面で1人と話者交替が難しいため、「場に相応しい質問」のほうが望ましいでしょう。
具体的には福利厚生のことよりも、職場の働き方やコミュニケーションスタイル、働くうえで大事にしていること、業界のこと、キャリアパス、社員の方の入社の決め手、就職活動中のことなどです。
また、業務上でのやりがいや、困難をどうやって乗り越えたのかなどを質問してみてください。
回答を聞いた結果、そのエピソードを自分ならどう感じるか、その人と同じように「やりがい」と感じるのか、その困難に自分ならどう対処できるかまで考えると、仕事内容と自身の価値観や能力とのマッチ度合いを測ることができます。
インターンでの質問を攻略するためには、前日までにチェックリストを作成しておくと聞きたい内容を漏れなく確認できます。何を聞けば良いかわからない場合は、以下の記事を参考に作ってみましょう。
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インターンでおすすめの質問70選|深い情報を引き出す5つのコツ
インターンは質問をして深い情報を得る絶好のチャンスです。5つのコツを踏まえてたくさん質問しましょう。記事では、キャリアコンサルタントとインターンでの質問方法や質問例を解説します。
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あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
知っておくと役立つ! オンラインインターンシップの5つのメリット
オンラインインターンシップの5つのメリット
オンラインインターンには、対面のインターンにはないメリットが数多くあります。どのようなメリットがあるか理解しておけば、オンラインインターンで得られる情報が増え、就職活動を有利に進められます。
この章では、オンラインインターンが持つメリットを5つ解説します。オンラインインターンを活用して、就職活動を有利に進めましょう。
①効率的に業界や企業への理解を深められる
従来の対面でおこなうインターンは、3カ月〜1年以上など長期間にわたるものもあり、時間的に多くの企業のインターンに参加することが難しい場合もありました。
しかし近年増えているオンラインインターンは1〜2日間など短期間でおこなわれるケースが多く、複数企業のインターンに参加しやすくなっています。
期間が短い分多くの企業に触れられて就職活動での選択肢を増やせるうえに、口コミや企業のコーポレートサイトからでは得られないリアルな情報を得ることで、企業理解が深まり入社後のミスマッチを避けられるのです。
限られた時間のなかで業界や複数の企業への理解を深めなければいけない就職活動において、オンラインインターンは強い味方になります。
業界研究を通して就活を効率的に進めるにはコツがあります。ミスマッチのない就職活動をかなえるためにも、下記の記事を確認しましょう。
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業界研究のやり方|業界全体をとらえたうえで気になる業界を研究しよう
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②企業の場所を選ばず気軽に参加できる
オンラインインターンであれば、インターネット環境さえ用意できていれば全国の企業のインターンに参加できます。
たとえば東京都に住む学生が関西の企業に、北海道に住んでいる学生が四国の企業など離れた場所にある企業でも気軽に参加できるのです。
また、企業としても参加のハードルが低くなれば多くの学生に自社を知ってもらえて、就職の選択肢としてもらえる可能性も高くなります。特に地方にある企業だと都市部に比べて学生の人数が少なく、候補者の数を確保するのにも苦労する傾向にあります。オンラインインターンを通して希望者が増えれば、離れた地域に住む有望な学生を採用できるのです。
このように企業側としても遠方からのオンラインインターンへの参加は歓迎していることが多いので、気になっている企業が遠方でも気にしすぎず、気軽に参加してみてください。
- 遠方の企業のオンラインインターンに参加して入社したいとなった場合、どのような選考フローで進むケースが多いでしょうか?
遠方の企業でも選考フローは大きく変わらないことが多い
基本的には、遠方であっても近隣であっても選考フローに違いはない印象です。企業によりますが、Webテスト、一次面接、二次面接、最終面接などのフローになるかと思います。
最終面接などはほとんどの場合、対面でおこなうことが多く、一次面接や二次面接はオンラインでおこなわれることが多いです。
しかし企業によってはすべてオンラインで完結する企業もあれば、すべて対面でおこなわないといけない企業もあるので、しっかりと選考フローを確認しましょう。なかには、遠方の場合は新幹線代や飛行機代を負担してくれる会社もあったりします。
③オンライン面接の練習にもなる
近年では、オンラインインターンだけでなく選考をインターネット上でおこなうオンライン面接も増えています。対面の面接に行くのが難しい人への対応だけでなく、面接の効率化をはかる目的でオンライン面接を導入している企業もあります。
オンライン面接は、対面の面接とは異なり周辺環境や通信環境にも配慮が必要になるのが特徴です。慣れないまま面接に参加すると、緊張も相まってトラブルが起きたときに冷静に対応できない可能性があります。
だからこそ、オンラインインターンでWebツールの取り扱いやマナーに慣れておけば、実際の選考時も落ち着いて対応できる可能性が高まるのです。結果として、自身の能力やスキルをしっかり企業にアピールでき、選考突破が近付きますよ。
インターンは、企業側の説明を聞くだけの時間や学生同士で参加する場面など、さまざまなケースが想定されますが、面接に比べて圧倒的に時間が長いという違いがあります。
面接の場合は、トラブルがあっても双方向のコミュニケーションが取りやすいですが、インターンだと参加人数も多く、企業側も個別の対応が難しい場合もあることも念頭において事前準備をしっかりしておきましょう。
オンライン面接の経験がないと、流れや注意点が理解できず選考突破が難しくなる恐れがあります。実施前に下記の記事を読んでイメージを膨らませておき、選考突破を目指しましょう。
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WEB面接は、対面面接と異なる対策が必要です。WEB面接に必要な準備や好印象を残すポイント、トラブル時の対処法をキャリアコンサルタントが解説します。WEB面接の特徴を押さえて選考を勝ち進みましょう。
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オンライン面接を行うときに家がうるさいと場所を変えるべきか悩みますよね。こちらのQ&Aでは対処法をキャリアコンサルタントが回答しているので参考にしてみてください。
④学業との両立がしやすい
オンラインインターンは、短期間でさまざまな企業への理解を深められるため、忙しい学生でも参加しやすいのが魅力です。
オンラインインターンは自宅や大学から参加でき、企業へ移動する時間が必要ありません。インターンのプログラムによっては大学の講義の合間にも受けやすく、学業が忙しい人でもスキマ時間を活用して参加できるのです。
また、学業やアルバイトで忙しい日々だと、長期間のインターンは参加しづらいという人もいるかと思います。そのような場合でも、多くのオンラインインターンは短期間でおこなわれるため、長期間のインターンと比べて勉強時間を圧迫する心配も少ないと言えます。
インターンは期間ごとにメリットやデメリットが異なるため、就職活動を成功させるためにも企業探しの前にこちらの記事を読んでおきましょう。
短期インターン
短期インターンのメリットとは? 後悔しない選び方も解説
インターンの期間ごとの違い
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⑤交通費を抑えられる
オンラインインターンは、自宅や大学など普段過ごす場所から参加できるので、企業へ足を運ぶ必要がなく交通費も抑えられるのです。
地方に住んでいる学生が遠方の企業の対面インターンに参加する場合、飛行機や新幹線の利用が必要になります。参加するだけで多くの出費が発生するため、抵抗がある学生もいるかもしれません。
多くの企業の対面インターンに参加する場合、かかる交通費もその分増えていきます。オンラインであれば出費を気にせず、時間の許す限り多くのインターンに参加できる点がメリットです。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
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対面との違いも知っておこう! オンラインインターンシップのデメリット
対面との違いも知っておこう! オンラインインターンシップのデメリット
- 企業の雰囲気がわかりづらい
- インターン生同士のコミュニケーションが取りづらい
- 集中力が続きづらい
良い面が多くあるオンラインインターンですが、オンラインならではのデメリットも存在します。デメリットを知らずに活用すると、せっかくインターンに参加したにもかかわらず得られるものが少なくなる可能性もあるので注意しましょう。
ここからは、オンラインインターンのデメリットを解説します。せっかくの機会を無駄にしないよう、デメリット部分を補う方法も併せて解説するので参考にしてください。
企業の雰囲気がわかりづらい
オンラインインターンでは、社員との懇談会や社内見学を通して企業の雰囲気が学生にできるだけ鮮明に伝わるよう配慮されています。しかし、オンラインインターンで得られる情報は視覚的な情報が主となり、対面よりも肌で雰囲気を感じにくいという特徴があります。
たとえば、オンラインインターン時は社内が落ち着いているように見えたものの、実際入社すると常にバタバタしていて落ち着きのない企業の可能性もあるかもしれません。入社後にそのようなイメージの違いが発覚すると、ミスマッチを感じて後悔する恐れがあります。
事前にOpenWorkや就活会議といった口コミサイトで社風や働きやすさなどを確認しておくことで、実際の入社時に感じるイメージのズレを回避しやすくなります。
- オンラインインターンで企業の雰囲気をつかむのに、効果的な方法はありますか?
交流メインのインターンで積極的に質問すれば企業の雰囲気をつかみやすい
企業の雰囲気を知ってもらうことを目的とするタイプのプログラムを取り入れているインターンを選べば、オンラインであってもある程度雰囲気をつかむことはできるでしょう。
たとえば、社内会議への参加であったり、社員座談会に参加できるオンラインインターンなら、雰囲気を知ることができる良い機会になります。
特に社員座談会に参加する場合は、企業研究したうえでの質問をあらかじめいくつか考えて用意しておくなど、積極的に社員と話して生の声を聞く機会を作り出すことで、社員の雰囲気や社風を感じ取ることにもつながるでしょう。
座談会の際の質問に迷う人はこの記事がおすすめです。質問例56選をキャリアコンサルタントの解説付きで紹介しています。
関連記事
座談会とは? 質問例56選と本選考への活かし方を企業目線で解説
座談会とは、学生が社員に対して質問をすることができる場です。良い情報を得るために、質問力を磨きましょう。座談会の特徴や目的、質問の準備の仕方などをキャリアコンサルタントと解説します。この記事を読めば座談会をより有意義なものにできますよ。
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インターン生同士のコミュニケーションが取りづらい
対面のインターンでは、目の前にほかの学生がいるため会話や表情などでコミュニケーションが取りやすいです。グループワークをおこなうときも、意見の交換がしやすくなります。
一方で、オンラインインターンは実際に目の前で話すのとは違うため、会話の空気感や発言していない人の把握がしづらく、学生同士のコミュニケーションが取りづらくなります。
そのためオンラインだからこそコミュニケーションを活性化させるための工夫が必要不可欠です。たとえば、率先して発言をすることで意見を交換していく姿勢を心掛けたり、普段よりリアクションや表情の変化を大きくしたりすると効果的です。
集中力が続きづらい
オンラインインターンは、対面のインターンと異なり担当者や学生が周りにいないため緊張感を保てず、集中力が続きづらいというデメリットもあります。参加する場所が自宅の場合、リラックスしやすい環境でありスマートフォンの通知などの誘惑に気を取られがちです。
オンラインインターンの実施時間の長さや内容にもよりますが、長時間の場合は集中力を保つことに疲れてしまう可能性があります。集中が途切れないよう、メモを取り適宜質問するなど自発的な行動を心掛けましょう。
スマホの通知をオフにしたり、窓やドアを閉めてなるべく周囲の音を聞こえないようにする工夫もおすすめです。
上記のほかに集中力を高める方法は、睡眠時間を確保するなどの体調管理をする、大学で受けるなど環境を変えるなどが挙げられます。
しかし個人的な意見を述べると、集中力の続かないインターンはあなたにとって正直興味がないものなのではないかと思われるので、行くべき企業ではないのかなとも感じます。
インターンへ行く意味・価値があるのかどうか気になる人には、こちらのQ&Aコンテンツも併せて確認してみてください。
就活のプロが解説! オンラインインターンシップをうまく活用するコツ
ここまでで、オンラインインターンの概要やメリット・デメリットを解説しました。しかし、どういった心構えで参加すれば将来のキャリアに活きる充実したオンラインインターンになるのか、まだぼんやりとしている人も多いかもしれません。
そこでこの章では、キャリアコンサルタントの塚本さんからオンラインインターンをうまく活用するコツを解説してもらいます。就職活動の結果に後悔がないよう、できることを知っておきましょう。
アドバイザーコメント
塚本 智美
プロフィールを見る全国の企業情報を集めつつ就活対策として質問力なども磨こう
オンラインインターンの一番の利点は、対面会場に出向く必要がないため時間や交通費をかけずに効率良く参加できる点です。在住地域以外の企業のインターンにも参加が可能です。
「○○職体験」のような仕事内容を模擬体験できるものから、夏のインターンは自己分析や業界研究など、就活講座のような内容で開催されることも多く、気になるテーマのものに参加することをおすすめします。
その際は、オンライン会議やクラウドツールなどの扱いにも事前に慣れておくと、インターン自体を円滑に進められるのはもちろん、オンライン選考の際にも役に立つでしょう。
オンラインインターンを選考の一環として練習するのも一つの手
また、気軽な反面、オンラインであっても常に見られていることは忘れないでください。
ぜひカメラオンで参加して、挨拶やあいづち、うなずき、リアクション、メモを熱心に取ることなどは最低限のマナーと心得て、質問の時間などは積極的に質問するようにして、選考でも活きる質問力を養っていきましょう。
企業によっては、別の大型モニターで学生の様子をチェックする役割の社員を配置していることもあるようなので、見られている意識は常に持っておいて、選考時の振る舞いを練習しておくのも良いですね。
見つけ方はさまざま! 自分に合ったオンラインインターンシップの探し方
自分に合ったオンラインインターンシップの探し方
- 求人サイトで「在宅」「リモート」と検索する
- 企業のホームページやSNSをチェックする
- 大学のキャリア支援センターを活用する
オンラインインターンの探し方は複数存在します。多くの探し方を知っておくことで、より多くの企業からインターン先を選べるのです。結果として、自分に合った企業との出会いにつながる可能性が高まります。
ここでは、オンラインインターンを探す方法を3つ解説します。それぞれのメリットやデメリットも説明するので、どの方法を利用するか決める際の参考にしてください。
対面のインターンの探し方も含めてさらに詳しく知りたい人は、下記の記事がおすすめです。学年ごとの対策がわかるため、自分に合わせた対応への知識が身に付きます。
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インターンの効果的な探し方8選を学年別で解説! ありがちな失敗も
インターンの探し方を、キャリアアドバイザーの視点から解説しています。就活サイトやインターン合同説明会だけではなく、SNSや企業HPからも応募可能です。学年や目的に合わせて、インターンの探し方を変えてみましょう。
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求人サイトで「在宅」「リモート」と検索する
対面のインターンと同じように、オンラインインターンもエンゲージをはじめとした求人サイトで探せます。「在宅」や「リモート」などの単語を検索し、対面のインターンを避けて探しましょう。
求人サイトに掲載されている数が多ければ、エリアや期間などを指定して自分の希望に合った会社に絞り込んでみてください。インターンの期間が被っていなければ、複数の企業に応募するのもおすすめです。
また、求人サイトでオンラインインターンに応募するときは、企業の口コミや企業情報を事前にチェックしておきましょう。そもそも自身とミスマッチな企業のインターンに参加してしまうと得られるものが少なくなり、インターン後の充実度も低下しかねないので、事前準備はしっかりしておいてくださいね。
企業のホームページやSNSをチェックする
すでに業界研究や企業研究を重ねていて、自分の目指す企業が明確であれば、ホームページ(HP)やSNSでインターン生を募集していないか確認しましょう。ナビサイトに載っていなくとも、企業のHPだけで募集しているケースがあるからです。
企業のHPに目を通せば、インターンの情報を探すのだけでなく企業理念やSNSをチェックでき、会社への理解も深めやすくなります。
インターンを選考の一環としている企業も多いため、良い印象を残せれば採用される確率も高まるかもしれません。
インターンの募集が開始されたらすぐに確認できるように、事前に企業のSNSをフォローしておき、余裕を持って履歴書やエントリーシート(ES)の作成に取り掛かれるようにしましょう。
ベンチャー企業などにSNSを通して長期インターンに参加する学生も多いので、X(旧Twitter)やFacebookを中心に探しましょう。
そこからダイレクトメッセージを送ってコンタクトを取ることができます。もちろん、事前に企業情報や口コミなどしっかり調べておくのは必須です。
インターンでのESの書き方はこちらで解説しています。ESの評価ポイントも理解できるため、効果的な内容が記載できるようになりますよ。
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インターンシップのエントリーシートの書き方|通過率を上げる秘策
インターンシップに参加するにはエントリーシートを通過する必要があります。しかし、企業規模が大きくなるほど、参加することすら難しくなります。本記事ではインターンシップに参加するためのエントリーシートの書き方をキャリアコンサルタントが解説します。この記事を参考にして、企業の評価ポイントを意識すると通過率をアップできますよ。
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大学のキャリア支援センターを活用する
目指している企業が明確でない場合には、大学のキャリア支援センターを活用する方法もあります。
キャリア支援センターには、大学やそこに所属する教授とつながりがある企業からインターンの募集が届く場合があります。相談しに行けば、条件に合ったオンラインインターンを紹介してもらえるかもしれません。
学校を経由して応募するタイプのインターンも用意され、求人サイトにはない企業が見つかる可能性もあります。学校を通してインターンに応募するなら、併せて書類の添削や面接指導など先行のサポートを受けられるかもしれません。
一人で対策するよりもスムーズに準備が進み、満足いく結果が残せる可能性が高まります。
- オンラインインターンに参加したい企業が見つかりません。キャリアセンターで紹介してもらうときはどのような条件を伝えれば良いか教えてほしいです。
最大限サポートを受けたいなら4つのポイントを押さえよう
まずは、志望業界や企業、職種などの情報や、就活の軸、自己PR・ガクチカなどを伝えるとともに、現在の就活の状況などを整理して伝えましょう。
これらを整理して伝えられないのであれば、キャリアセンターにいく前に自己分析不足なので、しっかりと自己分析をしましょう。
もしくは、インターンの参加企業を教示してもらうのではなく、自己分析を手伝ってもらうという目的でキャリアセンターを利用しても良いと思います。
たまに、何も準備せずにいきなりキャリアセンターに行って情報収集しようとする人がいますが、あまり良い使い方とは言えません。就活はあなたのための活動であり、正解があるものではないためです。
いきなり他人にアドバイスを求めるのではなく、自分で主体的に考えて行動していきながら、壁にぶつかったときに利用するほうが、あなたにとって良いキャリア選択ができるでしょう。
自己分析が足りていないと感じた人は、以下の記事を参考に自己分析を再度おこなってみましょう。
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実施に向けて用意しよう! オンラインインターンシップ前の準備
参加するインターンが決まったら、当日焦らず参加できるように事前の準備をしておく必要があります。対面のインターンとは異なり、オンラインインターンは用意するものが多いからです。
ここでは、オンラインインターン前の準備を解説します。自宅に必要なものがそろっているか確認し、足りない場合は購入しておきましょう。
インターンの準備は数カ月前から行動の開始が基本です。こちらの記事では3カ月前からの準備方法を詳しく解説しているため、参加するインターンが決まった時点で目を通しましょう。
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カメラやマイクがついたパソコンを用意する
自宅にパソコンがない場合は、参加するために購入しておきましょう。スペックが高い必要はないものの、最低限コミュニケーションを取るためにカメラやマイクがついているパソコンを選んでください。
カメラがついているパソコンの用意が難しければ、スマホやタブレットを活用する方法もあります。しかし、パソコンに比べると画面が小さくなり、オンラインインターンを進めるうえで支障があるかもしれません。スマホやタブレットからの参加でも問題ないかどうかを、事前に企業に相談しておきましょう。
スマホやタブレットで参加する場合は画面が揺れないよう置き場所にも工夫が必要なため、実際に参加する前に設置場所を決めておくとスムーズです。
スマホやタブレットの場合、事前にアプリを入れておかないとWeb会議システムが動かない場合もあるので準備が必要です。
また画面の表示がPCと違い画面共有などの機能が使いづらく、共同でワークや作業をしづらいこともあります。
イヤホンを購入する
普段外出先で音楽や動画の視聴をしない人だと、イヤホンを持っていない人もいるかもしれません。「自宅で参加するならイヤホンは必要ないのでは?」と考える人もいますが、用意しておく方が安心です。
なぜなら、自宅からの参加であっても周囲の騒音によって音声が聞き取りづらくなる可能性があるからです。スピーカーで話している場合は自分の声が反響してしまい、聞き取りづらくなる場合もあります。
また、オンラインインターン用に新しく用意する場合は有線イヤホンがおすすめです。無線イヤホンと違い充電切れや通信環境の影響を受ける心配がなく、落ち着いてオンラインインターンに参加できます。
Wi-Fi環境を確認する
自宅のWi-Fi環境が安定しているかどうかについても、当日までにチェックしておきましょう。Wi-Fi環境が安定していないと、オンラインインターン中に接続が切れてしまい途中で退席せざるをえなくなる恐れがあるためです。
自室のWi-Fi環境が悪い場合は、有線LANを利用するか電波環境の安定した場所に移動することがおすすめです。安定しているかどうかがわからない場合は、一度Web会議ツールを利用してテストしておきましょう。
また、オンラインインターン中に万が一Wi-Fi環境が切れた場合には、Wi-Fiルーターやパソコンなどのデバイスの再起動で復旧するケースが多いです。
当日に思わぬトラブルが起きても焦らず落ち着いて対応できるように、Wi-Fi環境まわりの準備は徹底しておきましょう。
オンライン会議ツールの使い方を調べておく
なかにはZoomやGoogle MeetなどのWeb会議ツールを使用した経験がない人もいるかもしれません。当日いきなり参加するとなると、カメラやマイクの設定がわからず混乱する可能性があります。
焦らずに参加するためには、前日までに実際Web会議ツールをつないで操作方法を理解しておくと安心です。
自身で会議を作成した場合は、音声・カメラのチェックが可能です。他者が作った会議に参加すれば、企業の招待したURLをクリックした後の流れが理解しやすくなります。
以下に、Web会議ツールに入室するまでの一般的な流れを示したので、参考にしながら練習してみてください。
Web会議ツールの一般的な入室方法
- ブラウザかアプリで起動
- 名前を入力
- マイクとカメラの設定を確認
- 入室し開始を待つ
当日になって音声やカメラの付け方がわからず焦ることがないように、準備を万全に整えておきましょう。
自己紹介を考えておく
オンラインインターンでは、一緒に参加する学生や企業担当者に挨拶する機会が多くあります。自己紹介は第一印象を決めるうえで重要な要素です。準備不足のまま当日を迎え、焦って必要な情報が抜けてしまわないためにも、前日までに念入りに自己紹介を考えておきましょう。
オンラインインターンの自己紹介を伝える流れは、以下がおすすめです。
オンラインインターンでの自己紹介で伝える内容と順番
- 名前
- 学校名
- 自分らしさを伝えるエピソード
- インターンの目的や意気込み
自己紹介というと名前と学校名だけを伝えるイメージの人もいるかもしれませんが、簡単なエピソードを追加することで自分の人柄が適切に伝わり、コミュニケーションが生まれるきっかけにもなります。
また、最後はオンラインインターンの目的や意気込みで締めることで、まとまりの良い自己紹介になり、インターンへの思いも伝わりやすくなりますよ。
インターンの自己紹介は会話を盛り上げ自分に興味を持ってもらえるポイントになるため、前日までにこの記事を読んで何を伝えるか考えておきましょう。
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- オンラインインターンの自己紹介で内容以外に意識するべきポイントを教えてください。
短く簡潔にまとめつつ他人の自己紹介を聞く姿勢にも注意しよう
自己紹介は長すぎないように1分くらいにまとめましょう。自己紹介を2分も話されると聞いている方は結構長く感じます。個別面談の自己紹介ならともかく、一人で長く話すのはほかの学生の時間を奪ってしまうことでもあります。
「簡単にお願いします」と言われたときに対応できるように30秒以内のパターンも考えておくと安心です。また緊張で早口にならないように気を付けたいですね。
オンラインでは表情はわかりにくいので、どうしても無表情に見えがちです。笑顔で明るくハキハキと話せるように練習しておきましょう。
また、ほかの学生の自己紹介にも熱心に耳を傾ける姿勢は忘れてはなりません。このときも無表情で無関心に見えないように、笑顔でうなずくなど気を配れると好印象ですね。
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マナーが印象を左右する! オンラインインターンシップに適した服装
自宅で参加するオンラインインターンとはいえ、服装がカジュアルすぎると非常識な印象を与えてしまう可能性もあります。しかし、どのような服装で臨めば良いのか悩む人もいるのではないでしょうか。
ここからは、オンラインインターンに適した服装のポイントを解説します。当日参加したときにより良い印象を残せるよう、必要な知識を身に付けておきましょう。
基本的にはスーツを着用する
オンラインとはいえ、インターンである以上はビジネスの場なので、特に企業から服装指定がない場合はスーツで参加するのが無難です。見えないからと下半身はスーツ以外を着用する人もいますが、万が一見えたときに印象が悪くなるためおすすめできません。
また、スーツを着るとパジャマやカジュアルな服装に比べ気合いが入るという人もいるのではないでしょうか。集中力が継続しづらいオンラインインターンだからこそ、スーツで参加すれば最後まで気を抜かずに緊張感を持って取り組みやすくなります。
オンラインインターンでも、シャツのボタンやネクタイなど基本のビジネスマナーは変わりません。就職活動のセミナーや面接に行くときと同様に、フォーマルな服装で臨みましょう。
オンラインインターンと同様に、Web説明会でも服装の悩みは尽きないでしょう。以下のQ&Aで指定がないの場合の服装について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
私服指定ならオフィスカジュアルを意識する
企業によっては、学生の個性を知るために私服での参加を指定される場合もあります。私服で参加を指定された場合は、清潔感のあるオフィスカジュアルを意識しましょう。
オフィスカジュアルとは、ジャケットやシャツ、シンプルなパンツなどが無難です。男女ともにデニムや麻素材などはカジュアルすぎる印象を強めるため、避けると安心です。
また、私服指定であっても華美なアクセサリーや時計は避けましょう。あくまでそのままビジネスの場になじめるような、フォーマルな印象の洋服が適しています。
- 私服のセンスに自信がないのですが、スーツを着用しても問題ないでしょうか?
スーツでも良いが常識の範囲内であればセンスを気にする必要はない
スーツでも問題はないですが、ビジネスカジュアル同様、なぜその服を選んだのか自分のなかで理由を持っておくと良いでしょう。
就職活動では、黒色で形も周りとほぼ同じようなスーツを着用することが多いため、とりあえずスーツを着ていれば安心することもあるでしょう。
しかし、企業側からすると黒一色でみんな同じリクルートスーツでは印象に残らないため、企業が「私服で」と依頼している意図からすると少しもったいないとも思います。
ファッションセンスが少なからず求められるアパレル業界などは別としても、私服のセンスの良さを見られているわけではないので、常識の範囲内であれば私服で参加しても良いのではないでしょうか。
オンラインインターンの服装を悩む場合は、ビジネスシーンに適したコーディネートがおすすめです。私服の対策が必要な場合は下記の記事を読み、どのような服を着るか選びましょう。
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マスクは着用しない
新型コロナウイルス感染症ウイルスの流行から、プライベートではマスクを着用する人も増えているかと思います。しかし、オンラインインターンに参加する場合は極力マスクを外しましょう。
マスクを着用していると表情が読み取れないだけでなく、声も聞き取りづらくなります。ただでさえオンラインインターンはお互いの人柄や雰囲気がわかりにくいため、マスクで表情がわからないとコミュニケーションに支障をきたしかねません。
ただし、万が一自宅に病人がいるときは、マスクを着用している理由を自己紹介時に伝えておくと、理解を得られるでしょう。
知らないと対応できない! オンラインインターンシップの注意点
オンラインインターンシップの注意点
オンラインインターンはカメラを通したやりとりとなるため、対面に比べて見えづらさや聞こえづらさといった問題が生じやすいです。
ここでは、オンラインインターンの注意点を解説します。知らずに参加して担当者から指摘を受けないよう、事前に試して問題ないか確認しておきましょう。
背景に余計なものを映さない
多くの学生は自宅からオンラインインターンに参加するかと思います。自宅の壁にポスターや洋服がかかっている場合は、オンラインインターン時にカメラに映り込まないよう注意しましょう。
背景の壁も、なるべく白に近い色がおすすめです。自宅に白い壁がないときは、単色の部分を選び余計な情報をなくすように意識してみてください。
ただし、部屋の大きさの都合上窓やドアが映ってしまう場合もあります。家具やドアはポスターに比べて動かしづらいため、そのままでも問題ありません。動かせるものはなくして、動かせないものは映すイメージでいると、余計なものを減らせます。
また、どうしても背景に余計なものが映ってしまう場合には、Web会議ツールのぼかし機能やフィルター機能を使用するのもおすすめです。フィルター機能を利用する場合は、なるべくシンプルな背景を選びましょう。
背景によって好印象を与えることはありませんが、背景によって悪印象を与える可能性はあります。
他人が見て不快だと思うものは映らないようにするという当たり前の配慮はしましょう。
自分の顔を明るく映す
オンラインインターンに参加するときは、自分の顔が担当者やほかの学生にはっきりと見えるようカメラに映す必要があります。部屋の照明の明るさや場所によっては暗く映ってしまい、表情がわからなくなる可能性があるので注意しましょう。
実際に映してみて暗いと感じたときは、場所を変えるか部屋の光源を増やしましょう。自然光が差し込む場所だと、明るい印象になります。顔に直接光が当たると白飛びするだけでなく、眩しくて顔をしかめてしまう可能性もあるため避けるようにしてください。
どうしても光源を増やせない場合は、照明の当たる位置を試行錯誤してできるだけ表情が明るく映る角度を見つけてみてください。
話すときは大きな声を意識する
対面のインターンでも言えることですが、話すときは大きな声を意識しましょう。緊張しているからと小さな声でボソボソ話しては、一緒にグループワークする学生や担当者に会話の内容が伝わりづらくなります。
特にオンラインインターンはマイクを通して会話するため、目の前にいるよりも声が伝わりづらく、声が小さいと、聞いている人からは自信がないと受け取られる可能性があります。
また、パソコンのマイク機能する場合は口からマイクまでに一定の距離が生じるため、普段より大きな声で話すよう心掛けましょう。
話すこと自体が苦手という人は、以下の記事で緊張を和らげる方法を確認しましょう。面接の記事ですが、オンラインインターンにも応用できますよ。
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表情やリアクションはややオーバーにする
声の大きさと同様に、会話のときの表情やリアクションも普段よりややオーバーにすることを意識しましょう。カメラを通して相手とコミュニケーションをはかるオンラインインターンは、対面に比べると相手の様子が伝わりにくいためです。
会話中に相手が無表情だったりリアクションがなかったりすると、話を無視されている気がして不安になりますよね。自分が話しているときも身振り手振りをつけると相手に伝わりやすくなり、円滑なコミュニケーションが取りやすくなります。
また、緊張していると自分では笑っているつもりでも表情に出ていないときがあるのです。意識的に口角を上げる癖をつけておくと、緊張している場面でも笑顔が相手に伝わりやすくなります。
- 表情やリアクションをオーバーに表現するのが苦手です。それでも多少キャラを偽って大げさに自分自身を表現するべきなのでしょうか?
表情やリアクションは「相手への思いやり」だととらえよう
表情やリアクションをオーバーにすることとキャラを偽ることは別物だと思います。
やはり、どうしてもオンライン上では相手の表情を読み取ることがお互いに難しくなるので、相手と自分の双方のために多少わかりやすく意思表示をしていると考えてみてはいかがでしょうか。
新型コロナウイルス感染症をきっかけにオンライン授業や講座を受講した経験がある人は、自分が発言するときに画面越しでも聞き手が反応してくれるとわかるだけで、話しやすかったという経験があるのではないでしょうか。
自身がきちんと反応していることを伝えることは、人事担当者やほかの参加学生にとってもプラスに働くはずです。積極的に参加していたと高評価をもらえるきっかけになるかもしれません。
以下の記事では、面接時の身振り手振りのコツを解説しています。オンラインインターンでの表情やリアクションの取り方にも応用できるので、参考にしてみてください。
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トラブル時の対処法を確認しておく
入念な準備をしてオンラインインターンへ参加しても、Wi-Fi環境やパソコンの問題でトラブルが起きる可能性があります。
オンラインインターン中に起きるトラブルと、その解決方法は以下の通りです。
オンラインインターン中のよくあるトラブル | 解決方法 |
---|---|
通信回線の悪化 | Wi-Fiの再接続方法を確認しておく |
パソコンやイヤホンの充電切れ | 事前に充電しておく |
Web会議ツールの強制終了 | 焦らず立ち上げ直す |
パソコンの不調 | スマホやタブレットなど代替機を用意しておく |
事前にどのようなトラブルが起きるか想定しておくと、万が一のときも焦らずに済むため、さまざまな出来事への対処法を考えておきましょう。
通信環境のトラブルなどによる途中退室は、やはり事前準備に対する甘さが印象として残ります。
チャットなどでやむを得ない退室を伝えたとしても、あとで退室理由と反省をメールで丁寧に伝え直し、失敗後の真摯な対応で挽回しておきましょう。
インターン後にはお礼メールを送る
オンラインインターンが終わったあとは、なるべく当日中にお礼のメールを送りましょう。インターン終了から時間が空いてしまうと、担当者からの印象が薄れてしまう可能性があります。
オンラインインターンのお礼メールを書くときは、得た学びや今後の抱負を伝えましょう。企業はインターンのお礼メールから、次回に活かせるポイントや学生の意欲を見ているため、印象に残せれば本選考でプラスに働く可能性があります。
また、内容に悩んで当日中に送れなかった場合は、翌日の始業時間以降に送りましょう。常識的な時間にメールを送れば、相手の迷惑にはなりません。
企業は、学生からのお礼のメールを好意的に受け止めることが多いです。丁寧で礼儀正しい学生という印象を持ってもらえます。
さらに自社のインターンが学生の成長にどの程度つながったのかを確認する手段にもなります。
インターンの感想は担当者に自分をアピールできる場面でもあるため、当日が来る前にこちらの記事を読んで文面を考えておくとスムーズに書けるようになります。
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インターンの感想に何を書くか悩む人も多いですが、企業の視点を理解することで伝えるべきポイントか見えてきます。この記事ではキャリアアドバイザーが、差をつけるコツややりがちなミスを例文を交えて解説します。インターンの感想を魅力的に仕上げましょう。
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オンラインインターンシップを通して自分に合った企業を見つけよう!
オンラインインターンは、自分が住んでいる地域以外の企業の情報を得られる機会です。
対面のインターンに比べて参加にかかる交通費や時間が少なく、学業と両立しやすいという側面もあります。一方で、対面に比べると声や表情が伝わりづらく、社内の雰囲気がわかりづらいというデメリットもあるのです。
オンラインインターンの特性を理解して適切に活用し、自分に合った企業への内定をかなえましょう。
アドバイザーコメント
大場 美由紀
プロフィールを見る初めてのインターンが不安な人こそオンラインでの参加がおすすめ
インターンはどの学生にとっても、不慣れなうちは不安が大きいものです。まだ本選考ではない段階にもかかわらず、考えすぎや失敗を気にしてなかなか踏み出せない学生もいます。
そこで、オンラインインターンであれば慣れた場所で参加できる手軽さから、対面に比べると緊張も少なく時間や費用も抑えられるので、数多く参加することも可能になります。
まだ志望業界や企業がわからない場合でも、業界研究や企業研究の一環として積極的にオンラインインターンに参加する機会を作っていきましょう。
オンラインインターンに参加することで、ほかの学生の発言を参考にできたり刺激を受けたりもできます。オンラインでの自身の印象管理なども意識できるようになれば、本選考でのオンライン面接にも活かされます。
オンラインインターンがきっかけで内定をつかめる可能性もある
オンラインインターンでも前もって準備をしっかりおこない、アピールする意気込みで参加すれば、対面のインターンに劣らないインパクトで印象を残すことができます。
オンラインだからこそ企業も学生により多くの機会を提供しやすくなっているので、学生もしっかり活用していけると良いですね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士
Tomomi Tsukamoto〇航空会社CAとして育成担当を経験。その後複数大学でキャリアセンター相談員を務め、就活サイトの講師も担当。採用代行や新入社員研修講師、転職支援など幅広い就活領域で活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
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Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう
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