頻出質問25選|介護の面接で聞かれる内容やOK・NG回答例!

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  • キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

    Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍

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  • キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

    Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上

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  • キャリアコンサルタント/公認心理師

    Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 介護の面接で聞かれる質問は分類ごとに対策しよう
  • 介護の面接は質問の回答内容以外も見られている
  • 企業が魅力を感じる人の共通点を理解して自分を当てはめよう

介護職の面接に進むことになり、どのような質問が出るのか事前に対策しておきたいという人もいるのではないでしょうか。面接での質問は業界や職業によって傾向があり、対策しておくことで本番で焦ったり、回答に困ったりする可能性を減らせます。

この記事では、介護の面接でよく聞かれる質問25選をキャリアコンサルタントの吉野さん、加藤さん、板谷さんと一緒に解説します。なるべく多くの質問を理解して、採用担当者に刺さる回答を考えましょう。

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目次

介護の面接で聞かれる質問は分類して対策しよう! 

介護職の面接で聞かれる質問は幅広いため、ただ覚えようとすると、別の質問と回答が混ざってしまい、何を話すつもりだったのかわからなくなる可能性があります。混乱して面接中に頭が真っ白になって質問に答えられなければ、せっかく対策をしていたとしても、自分の最大限の力を発揮できなくなってしまいます。

そこでこの記事の前半では、介護の面接で質問に答えるときの注意点や、よく聞かれる質問を分類別に25選解説します。よく聞かれる質問の対策をしておき、面接中に焦らないよう準備しましょう。

後半では、介護の質問の回答を考えるときのコツや面接で見られているポイントを解説します。記事を最後まで読めば、企業が魅力を感じる人の共通点が理解でき、選考突破のヒントを見つけられるはずです。

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面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

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どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!

これらの質問に一目で答えられる!(一部)
【伊藤忠商事】
・あなたの強み・長所を教えてください。
・あなたの夢を教えてください。
【花王株式会社】
・この職種を希望する理由を教えてください。
・あなたにとって仕事とは何ですか。
【森永製菓】
・あなたの強みを当社でどう生かせますか。
・当社の業界を志望する理由を教えてください。

印象を左右する! 介護の面接で質問に答えるときの注意点

介護の面接で質問に答えるときの注意点

  • 結論ファーストで話す
  • 伝えるエピソードは介護の仕事に活かせる内容にする
  • 履歴書の内容と一貫性を持たせる
  • ハキハキと話す

採用担当者に刺さる質問の回答を用意していても、答え方や話し方に問題があれば印象は悪くなるため、選考突破は遠のく可能性があるのです。介護の面接で質問に答えるときは、伝え方や履歴書との一貫性など細やかな部分まで気を配りましょう。

この章では、介護の面接で質問に答えるときの注意点を解説します。質問の回答だけに気を配らず、内容がしっかり採用担当者に伝わる話し方を意識しましょう。

結論ファーストで話す

介護の面接に限らず、就職活動で質問に答えるときは結論ファーストを意識しましょう。たとえば自己PRであれば「私の強みは臨機応変さです」と一言目で伝えるのです。

結論の後には内容を裏付けるエピソードが添えられますが、初めに結論を話すことで採用担当者は学生が伝えたい内容を理解しやすくなります。エピソードから伝えてしまうと話の終着点がわからず、採用担当者が内容を理解するのに時間がかかります。

結論ファーストは、履歴書に書くときや面接で話すときは必須の能力です。実際に面接へ参加する前に癖付けておき、当日はスムーズに結論が出るようにしましょう。

加藤 賀子

プロフィール

端的にわかりやすく話すことが難しい人なのかなという印象を持ちます。

相手に伝わる伝え方の一つとして端的に伝えることは重要な要素なので、人と接する仕事であれば訓練が必要だと感じてしまいます。

伝えるエピソードは介護の仕事に活かせる内容にする

面接の質問に回答するときは、結論を一言で伝えるのではなく、その後の話に具体性を出すためのエピソードを交えて回答します。そのエピソードの内容が介護に関係ない話だと、採用担当者は学生が何をアピールしたいのか理解しにくくなってしまいます

たとえば、介護職を目指しているにもかかわらず独学でホームページを作った経験をアピールしても、採用担当者には刺さりません。むしろ、チームワークを発揮した話やトラブルを解決した話のほうが、介護職で活躍できるイメージが想像できるのです。

就職活動で話すエピソードは学生の性格や考え方を理解してもらううえでも重要なため、自分の過去を棚卸しして、介護職に活かせる内容を探しましょう。

履歴書の内容と一貫性を持たせる

面接に参加する前には、書類選考を実施している企業が多くあります。書類選考時はエントリーシート(ES)や履歴書を事前に提出しており、採用担当者は面接時に学生が提出した書類を手元に用意している場合が多いです。

もし面接のなかで学生が伝えた内容が履歴書と異なれば、採用担当者は話の信ぴょう性が薄いと感じてしまうのです

たとえば、履歴書にはガクチカでカフェでのアルバイトを記載したのに、面接では塾講師を一番頑張ったと伝えるだけでも、話の違いで違和感を覚えてしまいます。

面接で伝える内容は履歴書とまったく同じである必要はありません。しかし、志望動機や自己PRなどは履歴書の内容を深掘りしたり、エピソードを肉付けしたりして答えましょう。

私はいくつかアピールしたい強みがあるのですが、面接で履歴書に書いた強みとは違う強みをアピールするのは良くないのでしょうか? 

吉野 郁子

プロフィール

伝えたい内容に優先順位をつけてアピールすることが大切

内容が矛盾していなければ大丈夫ですが、焦点が広がりすぎると、結局何を伝えたいのかが不明瞭になります。

面接は時間が限られているため、一番深掘りしてほしいポイント、情熱を持って話せることの優先順位をつけておきましょう。

深掘りしてほしいポイントを履歴書に書いておけば、話を振ってもらえる可能性が高くなります。

アルバイトの経験で気配り力を、陸上部のエピソードで体力があることを、など項目ごとに強みを整理しておくと、より多角的に自分を伝えることができます。

ハキハキと話す

介護の面接で質問に答えるときは、笑顔でハキハキ話すように意識すると、採用担当者にも明るい印象を感じてもらえます。特に面接のときは、緊張してしまい普段に比べると笑顔が出なかったり、声が小さくなったりします。

採用担当者も学生が緊張していることを理解しつつも、笑顔がなく声の小さい学生はどうしても暗い印象になりがちです。介護職は利用者と密に接するため、つらいときや大変な場面でも笑顔やハキハキとした対応は必要になります。耳の遠い利用者もいるため、声が小さいと相手に聞こえない懸念もあります。

だからこそ、介護職で活躍できるイメージをしてもらうためにも、面接のときは笑顔やハキハキ話して明るい学生と認識してもらいましょう。

板谷 侑香里

プロフィール

面接は、自分のことを知ってもらえる機会だととらえましょう。

深く深呼吸をして、「自分であれば大丈夫」と、勇気付ける言葉を自分自身にかけることで、緊張に左右されにくくなり、笑顔で話せるようになると思います。

自分を理解してもらう第一歩! 学生本人に関する質問

介護の面接でよく聞かれる質問

介護の面接では、介護職への適性だけでなく学生の考え方や価値観に関する質問がおこなわれます。学生の考え方や価値観は、働くスタンスや仕事上での考え方を把握できるためです。

また、質問によっては学生時代にどのような努力をしたのか、成功に向けて努力できる人材なのかを判断することにも役立ちます。なぜなら、社会人として施設に入所した後にも困難や課題は数多くあり、努力できる人材でなければ早期に退職してしまう可能性もあるからです。

この章では、介護の面接で聞かれる質問のなかから、学生本人に関する質問を10個解説します。学生時代の経験を思い返して、回答に役立つエピソードも併せて探してみましょう。

自己紹介

自己紹介は、介護の面接だけでなく多くの企業で初めに求められる質問です。自己紹介に答えるときは、以下の内容を伝えましょう。

自己紹介の内容

  • 大学名
  • 学部
  • 学年
  • 氏名
  • 自分を印象付けるエピソード
  • 面接への意気込み

自己紹介は基本情報の確認や学生の緊張をほぐす目的があるため、気負わずに答えましょう。ただし、採用担当者に自身を印象付ける第一歩のため、マイナスな印象を持たれないよう話し方や内容には注意が必要です。

特に自己紹介は面接の初めにおこなうため、緊張している人も多いです。スムーズに話し始められるよう、しっかり面接練習を重ねておきましょう。

OK例・NG例

自己紹介のOK例文

私は〇〇大学3〇〇学部〇〇学科3年の〇〇と申します。アルバイトでカフェに長く勤めており、新商品の開発にも参加させていただくなど、学業以外にも力を入れています。本日は緊張していますが、よろしくお願いいたします。

自己紹介のNG例文

私は〇〇大学から来ました〇〇と申します。趣味は釣りで、休みの日は沖釣りを楽しんでいます。今日はよろしくお願いいたします。

NG例では学部や学科など必要な情報を飛ばしてしまっているため、採用担当者に伝わりきりません。履歴書に書いているからといって、飛ばさずに回答できるようにしましょう。

また、面接での自己紹介は学生の緊張をほぐす以外にも企業の目的があります。目的を理解してから作成すると、より良い内容になるため、ぜひ下記の記事に目を通してから内容を考えましょう。

関連記事

面接の自己紹介の作り方・伝え方|やってはいけないNG例も紹介

面接での自己紹介は、第一印象を左右するものなので非常に重要です。自己紹介をするのは短時間ですが、他の就活生よりも良い印象を残せるポイントは多くあります。ポイントや自己紹介例、練習法についてキャリアコンサルタントの意見も交えて解説します。

記事を読む

面接の自己紹介の作り方・伝え方|やってはいけないNG例も紹介

吉野 郁子

プロフィール

「カフェで長く働いている」や「新商品の開発」といった表現は、聞き手によってイメージが分かれます。

「個人経営の喫茶店で2年間働いている」や「新しいドリンクの開発」といった具体的な表現にすることで、相手に伝わりやすくなるのです。

自分を一言で表すと

介護の面接の質問で「自分を一言で表すと」という質問がされるときは、学生の対応力や端的にまとめる力を見ています。介護の仕事は利用者の体調によっては緊急時の対応も求められるため、対応能力は必須といえます

さらに、伝えたいことを端的にまとめる力は、仕事するうえでもスピーディーに報連相をおこなうために重要です。なぜなら、介護は利用者の状況が悪化すればすぐに伝達する必要があり、連絡に遅れが出れば最悪の事態につながる可能性もあるからです。

だからこそ、端的に情報を伝える能力があるとほかのスタッフへ適切な情報の伝達ができ、業務に役立つのです。事前に自分がどのような人物なのか自己分析をしておき、答えられるようにしておきましょう。

OK例・NG例

自分を一言で表すとのOK例文

自分を一言で表すとリーダーシップの塊です。私は小学1年生からずっとサッカーをしており、自分の代では毎回キャプテンを任されていました。

一人ひとりがモチベーションを維持してゲームできるよう、練習の合間にヒアリングの時間を作り、意見をまとめるようにしました。その結果部員との信頼関係が生まれ、大会入賞の結果につなげることもできました。

自分を一言で表すとのNG例文

自分を一言で表すとリーダーシップの塊です。私は学生時代にサッカーをしておりキャプテンをしていました。チーム全体を取りまとめた結果で、大会優勝を果たしました。

NG例では自分で一言で表す内容を伝えているものの、エピソードの具体的な内容が記載されていないため、採用担当者に伝わりにくい文章になっています。エピソードを伝えるときは、採用担当者が想像しやすいよう数字や具体的な結果を併せて伝えましょう。

自分の性格

自分の性格を介護の面接で聞かれたときは、以下の3点を見られています。

自分の性格を聞くときに見られている内容

  • 人柄
  • 社風とのマッチ度
  • 客観的に自分を理解できているのか

介護はチームで働く仕事のため、ほかのメンバーと協力できる人柄でなければ業務が成り立ちません。そのため、採用担当者は自分の性格を聞く質問から、自社で活躍できる人柄なのか、社風に合っている人材なのかを判断しています。

自分の性格を面接時に伝えるときは、アピールする性格を一つに絞り、裏付けるエピソードを用意しましょう。性格を活かして成し遂げた事柄も伝えることで、内容に具体性が増し、採用担当者の理解を得やすくなります。

OK例・NG例

自分の性格のOK例文

私は目標に向けて努力できる性格です。私は学生時代に簿記の資格を取得するために勉強を開始しました。

試験日までの期間は短かったですが、スケジュールをしっかり立てて取り組み、遅れが出そうなときは別の日で調整して勉強を進め、結果的に目標の資格取得をかなえました。

自分の性格のNG例文

私は目標に向けて努力できる性格です。私は学生時代に簿記の資格を取得するために勉強をして、無事に結果を残せました。

NG例では具体的なエピソードがなく、内容の説得力が薄くなってしまっています。自分の性格を伝えるときは一言で終わらせるのではなく、具体的なエピソードを添えましょう

自分の性格を面接で伝える方法に悩んでいる場合は、下記のQ&Aコンテンツにも目を通しておきましょう。

面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!

面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。

そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。

どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!

長所と短所

介護の質問で長所と短所を聞かれるときは、自分を客観的に見られているか、自社と価値観が合うかを判断されています

面接は自分の魅力をアピールする場所ですが、人には長所だけでなく短所が必ずあるはずです。そのため、採用担当者は長所と短所の質問から、自分自身の短所を理解していて克服しようとしているのかを見極めようとしているのです。

長所と短所を面接で伝えるときは、短所の内容を長所に言い換えられるように意識しましょう。また、短所をどのように克服するか伝えることで、短所だからといって諦めず、成長しようとしている姿を伝えられます。

OK例・NG例

長所と短所のOK例文

私の長所は努力家なところです。アルバイトで働いているカフェに外国の人が多く、英語で話しかけられることが多かったです。お互いの意思疎通ができないとお客さんの満足度が下がるため、英会話教室に通い実践的な英語力を磨きました。

一方で短所は集中しすぎるところです。英語の勉強をしているときに集中しすぎてしまい、気付けば寝なければいけない時間を過ぎてしまっていました。その後はアラームを必ず設定して、時間管理に注意しています。

長所と短所のNG例文

私の長所は努力家なところです。アルバイトで働いているカフェは観光地にあり、外国の人から英語で話しかけられることが多かったです。お互いの意思疎通ができないとお客さんの満足度が下がるため、英会話教室に通い実践的な英語力を磨きました。

一方で私の短所は飽き性なところです。長所でもお話しした英語の勉強ですが、飽きてしまう時期があり、3カ月ほどサボってしまいました。

NG例では、短所が長所に言い換えられない内容となっています。そのままだと悪い印象になるため、言い換えができる内容を選びましょう

面接で話す長所と短所が見つからない人もいるのではないでしょうか。下記の記事では長所と短所を見つける方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介

長所と短所がわからない場合は、まず原因を知ることが大切です。この記事では選考で伝えるべき長所と短所を見つける方法や基準、効果的に伝える方法などをキャリアコンサルタントがプロの目線で解説します。例文や注意点も紹介するので参考にしてください。

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「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介

趣味や特技

介護の面接で趣味や特技を聞かれるのは、学生の人柄を理解するためです。一緒に働く以上、どのようなことに興味があるのか理解したいと考えています。

そのため、伝える趣味は実際に興味を持っておこなっている内容で問題ありません。さらに、趣味や特技によって何が得られるかも添えておくと、内容に具体性が増し採用担当者の理解を得やすくなります

一方で、本当に趣味であってもギャンブルをはじめとした良い印象にならないもの、嘘をついた内容を伝えることは避けましょう。伝えられる趣味や特技がないからといって嘘をつけば、深掘りされたときに話がつながらず、信用を失ってしまう可能性もあるのです。

OK例・NG例

趣味や特技のOK例文

私の趣味は中学生の頃から続けているアクセサリーのハンドメイドです。材料を一つずつ組み合わせてものを作るのは大きな達成感があります。

趣味や特技のNG例文

私の趣味はギャンブルです。ギャンブルに勝つための方法を考え抜いて、結果につながると大きな達成感を得られます。

たとえ本当に趣味でも、NG例文のようにギャンブルは趣味として伝えないようにしましょう。どの企業でも学生のプライベートまでに干渉はしないものの、リスクのある学生を採用するのは避けたいと考える場合が多いです

面接で話せるような趣味や特技が思い浮かびません。見つける方法はありますか? 

加藤 賀子

プロフィール

趣味や特技であれば立派な内容である必要はない

自分だと面接に書けるほどのことではないと感じてしまいがちですが、他人から見るとすてきな趣味や特技であることが多いため謙遜せずに自信を持って書きましょう。

趣味の見つけ方は、自分が好きなこと・熱中することを整理しましょう。

特技は長所と関連することもあるため、長所の見直しや得意と感じていること、人からすごい! と言われた内容などを整理しましょう。

面接で伝える趣味や特技は、個性を主張できます。こちらの記事では趣味や特技が見つからない人でも見つける方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

趣味
例文21選|面接で趣味はどう答える? 個性が伝わる回答方法を伝授

特技
特技がない……とっておきの見つけ方7選|一覧や回答例文15選付き

ストレス解消法

介護の質問でストレス解消法を聞かれるのは、仕事のストレスを上手に発散できるかを見られています。介護の仕事は常に他者とかかわるためストレスが発生する場合も多く、上手に仕事のストレスを発散できないと精神や身体に影響が出てしまうことも多いです。

ストレス解消法が浮かばない場合は、休日に何をして過ごしているかを思い返しましょう。特に、運動や他者と話すなど行動的な印象を持たれる内容だと採用担当者にプラスに思われる可能性が高まります。

また、自分が好きであればカラオケやゲームなどインドアな内容でも問題ありません。しかし、ストレス解消法を伝えるときは、ギャンブルや愚痴などネガティブな印象にならないものを選びましょう。

OK例・NG例

ストレス解消法のOK例文

私のストレス発散方法はジムでの運動です。週に3回ジムへ足を運び、キックボクシングをおこなっています。運動をすると気分も前向きになり、次の日も気持ちよく迎えられています。

ストレス解消法のNG例文

私のストレス発散方法はSNSで愚痴を言って発散することです。SNSでは我慢せずに発言できるため、すっきりした気持ちで次の日を迎えられています。

NG例文ではSNSを利用して愚痴を話していることを伝えていて、ネガティブな印象を持たれる可能性があります。また、仕事の愚痴をSNSに書くことは情報漏洩につながる恐れもあり企業から良い印象は持たれません。実際におこなっているとしても、面接の場面で伝えることは避けましょう。

学生時代に力をいれたこと

学生時代に力をいれたことはガクチカと呼ばれ、学生がどのような経験を経て学びを得たのか確認する目的があります。また、ガクチカの内容は学生の価値観を伝える効果もあり、企業に合っている人材なのか、入社意欲を持っているのかまで見極められます。

そのため、ガクチカを伝えるときは端的に努力したことだけでなくエピソードや結果的に得た学びまで話すことが大切です。自分が伝えたい内容を裏付けるエピソードを思い返し、内容を作成しましょう。

また、ガクチカを伝えるときは結果だけを伝えてしまうと自慢に聞こえてしまう可能性もあります。努力した結果で結果がついてきているとわかるような内容にすると、説得力の高いガクチカが作成できます。

OK例・NG例

学生時代に力をいれたことのOK例文

私が学生時代に力をいれたことは、アルバイトです。アルバイト先では多くの従業員がいるため、円滑に業務をこなすためにコミュニケーションを取ることが大切でした。

もともと自分から話すことを得意としていませんでしたが、普段から会話やあいさつを率先的におこない、コミュニケーションを積極的に取り鍛錬し続けました。

今では抵抗なく人とかかわることができるようになり、アルバイト先でも新人研修の担当をしています。この経験から、苦手なことでも挑戦し続ける大切さを学びました。

学生時代に力をいれたことのNG例文

私が学生時代に力をいれたことは、バスケットボールの部活動です。部員の人数は多かったですが入部当初から常にスターティングメンバーに選ばれ卒業まで過ごしました。

NG例文では経験から得た内容がなく、自慢のような内容になっているため、経験だけでなく成果を得るためにした努力や学びを伝えましょう

学生時代に力をいれたことを話すときは、文章構成に注意しましょう。下記の記事ではガクチカの書き方を解説しているため、目を通しておきましょう。

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人事を惹きつけるガクチカの書き方5ステップ|例文12選付き

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人事を惹きつけるガクチカの書き方5ステップ|例文12選付き

チームで協力した経験

介護職は施設で働く職員同士で協力して業務を進めます。そのため、チームワークを活かした経験があると、ほかの職員とも良好な関係を築けるイメージがあるのです。

チームで協力した経験を話すときは、自分一人が活躍した話ではなく、全員で達成したエピソードを選びましょう。他者と協力した経験を伝えることで、入社後もほかの社員と一緒に行動できる人材と理解される可能性が高まります。

注意点として、チームでおこなったことでも自分一人が努力した内容にならないよう注意しましょう。チームで努力した印象が薄くなり、良い印象を得にくくなります。

OK例・NG例

チームで協力した経験のOK例文

私のチームで協力した経験は、ダンスの大会で優勝したときが当てはまります。私は大学でダンス部に所属していました。

大会の前に全員で集まれる日が少なかったため、話し合ってチームを細かく分けてパート練習日を多めに設定しました。集まりやすいチームを決めるために、メンバー全員がスケジュールを開示したため、多くの時間を練習に当てることができます。

その結果、直前の全体練習の回数が少なくても完成度が高まり、大会では優勝できました。

チームで協力した経験のNG例文

私がチームで協力した経験は、ダンスの大会で優勝したことです。私は大学でダンス部に所属していました。

チーム全体で集まれる日が少なかったため、私のソロパートを増やし、練習量を減らしても問題ないようにしました。

その結果チームが優勝でき、部員全員でダンスした思い出を残せました。

NG例では全員で協力したのではなく、自分一人で解決してしまっています。チームワークを発揮したエピソードではないため、採用担当者に質問の意図を理解できているのか疑われる可能性もあります

チームで何かを成し遂げた経験が思い浮かばないのですが、どんな回答を用意していた方が良いかわかりません。何か良い案はありますか? 

板谷 侑香里

プロフィール

「チーム」という言葉にとらわれずに経験を思い返そう

日常生活のなかで学校でのプレゼン発表、文化祭やサークルでの取り組みや役割分担、アルバイト先でのシフト交換やヘルプ、家族との家事分担など「チーム」という表現ではなくても人と一緒に協力しながら成し遂げた経験を思い浮かべることはできるのではないでしょうか。

人と連携した経験を活かして、介護の仕事でも貢献できることを伝えられると面接でも担当者に理解してもらいやすいです。

失敗した経験

介護の質問で聞かれる失敗した経験は、ただ失敗談を聞きたいわけではなく、学生が失敗から何を学んだのか、成功するための努力を知りたいと思っています。学生が同じ失敗をしないために何が問題だったのか、解決するためにおこなった努力は、入社後に課題が出たときにも役立つ力だからです。

そのため、失敗した経験を介護の面接で答えるときは、ただ失敗談で終わらせるのではなく、自分がエピソードの後どのように対応したのかも伝えましょう。また、行動の変化だけでなく、気持ちの変化も伝えることで、価値観が成長した点も伝えられます。

失敗した経験があっても解決へ向けて努力できる姿勢をアピールできれば、企業に入社後も諦めずに困難へ立ち向かえる姿勢を理解してもらえるのです。

OK例・NG例

失敗した経験のOK例文

私が失敗した経験は、資格試験のとき試験前日の夜遅くまで勉強し続けた点です。

学生時代に簿記の資格取得を目指し勉強していましたが、不安感から試験前日の夜も朝方まで勉強してしまい、結果的に寝不足で試験に集中できませんでした。

今後は安心して前日は休めるよう、余裕を持って行動していく癖をつけることが大切だと学びました。

失敗した経験のNG例文

私が失敗したと感じる経験は、資格試験のとき試験前日の夜遅くまで勉強し続けた点です。

学生時代に簿記の資格取得を目指し勉強していましたが、不安感から試験前日の夜も朝方まで勉強してしまい、結果的に試験に集中できませんでした。

NG例では失敗から学んだ経験がなく、採用担当者に得るものがあったのか伝わりません。失敗談をそのまま伝えるのではなく、得た成果や学びをアピールしましょう

やりがいを感じること

介護の質問でやりがいを感じることを聞くときは、採用担当者は学生がどのような価値観を持っているのか知りたいと考えています。また、介護の仕事に対してやりがいを持って働けるのかも見られています。

やりがいを面接で伝えるときは、チームワークを活かせたときや資格を取得したときなど仕事に活かせる内容を意識しましょう。企業に入社後も活かせる内容にすることで、採用担当者に学生が入社後の姿をイメージしてもらいやすくなります。

また、具体的なエピソードを添えておくことで、内容が抽象的ではなくなり採用担当者にも理解してもらえる確率が高まります。

OK例・NG例

やりがいを感じることのOK例文

私は他者に貢献できたときにやりがいを感じます。私は学生時代にボランティア活動で老人ホームの利用者さんとかかわる機会がありました。
ボランティア中は利用者さんに楽しんでもらえる会話を意識し、帰るときには名前を覚えてもらえて「また来てね」と言われたときに大きなやりがいを感じました。

やりがいを感じることのNG例文

私がやりがいを感じるのはゲームで難しいところをクリアしたときです。達成に向けてやり方を考え出して希望する結果が出たときは、大きなやりがいを感じられます。

NG例では仕事に関係しない内容をやりがいとして挙げているため、働いているときの状況が採用担当者に伝わりにくくなります。達成感を得た話でも、仕事に結びつけられるような資格関係や勉強の成果などをアピールしましょう

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企業への理解度を伝えられる項目! 意欲に関する質問

学生は第二新卒と異なり働いた経験がないため、仕事に対する意欲が大きな評価の対象になります。仕事への意欲をアピールできれば、モチベーション高く仕事してくれるイメージを持ってもらえ、選考を突破できる確率が高まります。

また、介護職を目指したきっかけやその施設を選んだ理由も聞かれるため、自己分析や企業分析を通して自分の考えを明確にしたうえで、回答を作成しましょう。

ここでは、介護の面接でよく聞かれる質問から、意欲に関する質問を5つ解説します。自分がなぜ介護職を志したのか整理して、選考に備えましょう。

志望動機

志望動機は、介護職の面接以外でも必ず聞かれる質問です。同じ業界にある企業でも、会社の理念や細かい業務内容は異なるため、志望動機を通して他社との違いを理解している点をアピールすると、良い印象を持ってもらえます。

そのため、志望動機を作成するときは企業研究や業界研究を重ねて企業への理解を深めましょう。会社が大切にしていることや他社と異なる点を理解することで、さらに企業の魅力に気付ける可能性が高まります

一方でどの企業でも言える内容を作成してしまうと、志望度が低いと判断されてしまう可能性もあるため注意しましょう。介護の志望動機を考える場合でも、必ず施設ごとに内容を書き換えてください。

OK例・NG例

志望動機のOK例文

私が御社を志望した理由は、利用者さんだけでなくご家族に寄り添うという理念に共感したからです。私は祖母と同居しており、訪問看護の方にとてもお世話になっています。訪問看護の方は私たち家族へも負担がないかヒアリングをおこなってくださり、とても救われました。

私も御社に入社させていただいた際には、ご家族に寄り添った対応のできる介護士になりたいと考えています。

志望動機のNG例文

私が御社を志望した理由は、利用者さんの役に立つ仕事がしたいからです。介護の仕事は常に人の役に立てるため、やりがいを持って働けると思いました。御社に入社させていただいた際には、利用者の立場に立って行動したいと考えています。

NG例文ではどこの施設でも問題ない志望動機となり、具体的なエピソードも入っていません。採用担当者に志望度が低いと判断される可能性があるため、具体的な内容を意識しましょう

介護の志望動機を作成したいと思っても、何を書いたら良いかわからず筆が進まない人もいるのではないでしょうか。下記の記事では介護の志望動機の作成方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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介護職の選考で、志望動機の書き方に悩む人は多いものです。介護職を志望する場合は、企業分析や自己分析により、企業や自分自身の正しい理解が必要です。この記事では、キャリアコンサルタントとともに介護業界の志望動機の書き方や例文を紹介します。

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入社後に就きたい業務

入社後に就きたい業務を確認するのは、学生の興味関心や介護の仕事への理解度を確認したい意図があります。

介護の仕事内容を漠然と理解していても、実際に何をするのかは企業研究や業界研究をしていなければわからない可能性があります。採用担当者は入社後に就きたい業務を確認することで、入社後の想定ができているのかも見ているのです。

そのため、介護の仕事内容を確認したうえで入社後に何をしたいのか考えておきましょう。具体的な仕事の名称を伝えたうえで回答すると、採用担当者にきちんと理解したうえで答えていることがアピールできます

OK例・NG例

入社後に就きたい業務のOK例文

入社後は訪問看護部門で生活援助を担当したいと考えています。ボランティアで学んだ思いやりの気持ちを活かし、利用者さんが生活しやすい環境を整えたいと思います。

入社後に就きたい業務のNG例文

入社後は任せていただいた仕事を全力でがんばりたいと思っています。

NG例文では、担当したい業務の具体性がなく、採用担当者に業界や仕事への理解があまり伝わらない可能性があります。介護職の仕事内容を理解したうえで、自分が興味のある仕事を明確にしておきましょう。

具体的な希望業務を伝えて落とされる可能性はないのでしょうか? 入社できれば正直仕事はなんでも良いと考えています……。

吉野 郁子

プロフィール

事前に企業研究を重ねて希望職種を明確にしておこう

「なんでも良い」という返答は、企業研究の浅さと間違われるかもしれません。希望業務を答えられるくらい深く企業研究をしているか、がチェックされるポイントになります。

そのため、配属希望表を記入するような気持ちで返答を考えておきましょう。具体的な希望業務を伝えて落とされる可能性は、そんなに心配しなくて良いでしょう。

「こだわりはない」という返答の場合は、「どんな業務でも全力で頑張りたいと考えています。なぜならば……」とこだわらない理由を話せる準備をしておきましょう。

介護職を目指したきっかけ

介護職を目指したきっかけは、介護の面接では必ず聞かれる質問です。介護の仕事はやりがいがある反面きつい業務もあるため、続けるためには高い志望度が必要であり、採用担当者はこの質問から確認したい意図があるのです。

介護を目指したきっかけを話すときは、嘘をつかずに実際に思ったことを伝えましょう。そのうえで、具体的なエピソードを添えておくと内容に具体性が増します。

一方で、「誰でもできる」「長く勤められる」といったほかの職業でも当てはまる内容を伝えるのは避けましょう。「介護職で働きたい!」という気持ちが伝わる内容でないと、ほかにやりたいことができたときに辞めてしまうのではと思われる可能性もあります。

OK例・NG例

介護職を目指したきっかけのOK例文

介護職を目指したきっかけは、祖母の介護を経験したとき、やりがいを感じられたからです。介護は簡単な仕事ではありませんが、相手のためになることを考え、喜んでもらえると大きなやりがいを得ることができます。

介護職として働けば、大きなやりがいを持ってより多くの人の役に立てる業務ができると考えました。

介護職を目指したきっかけのNG例文

介護職を目指したきっかけは、無資格でも目指せる職業だったからです。一度経験を積めば長く勤務できると思い志望しました。

NG例文では、介護職を目指したきっかけがほかの職業でも言える内容になっています。仕事への意欲も低いため、入社しても続けられないのではという印象を採用担当者に与えかねません

目標・キャリアプラン

目標・キャリアプランは、学生が入社後に展望を考えているか確認するために聞かれる質問です。入社後のキャリアプランは事前に考えておかなければ、その場での回答は難しい質問の一つです。質問を受けた際に長い間悩んでしまうと、志望度や熱意がないと受け取られてしまう可能性もあります。

実際に働いてみないとキャリアプランが思いつかない場合でも、介護の資格について調べておくと、目標になります。企業研究をおこなうと同時に、介護に活かせる資格や将来のキャリアプランも考えておきましょう。

また、面接で聞かれるキャリアプランに答えるために、コツを理解しておきましょう。下記の記事ではキャリアプランを伝える方法を解説しているため、目を通しておきましょう。

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キャリアプランは面接官が重視する質問の1つ。回答をしっかりと考えることで、入社後のミスマッチを避けられるだけでなく、自分がやりたい業務に配属される可能性が高くなります。この記事では、面接でキャリアプランについて聞かれた際の正しい答え方について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。

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OK例・NG例

目標・キャリアプランのOK例文

入社後は介護の仕事の経験を積み、3年後に介護福祉士の資格取得を目指しています。まずは御社に入社したうえで介護のスキルを身に付けて、資格取得に必要な実務経験を積んでいきたいと考えています。

目標・キャリアプランのNG例文

入社後はまず仕事に慣れて、御社に貢献していきたいと考えています。

入社後の展望が明確ではないNG例文だと、具体性がなく仕事への理解もあまりしていない印象になりがちです。学生のゴールは入社ではないため、入社後のことも考えて回答を考えましょう。

なぜ当施設を希望するか

「なぜ当施設を希望するか」という質問は、企業研究を重ね他社との差別化をしている点をアピールできるポイントです。採用担当者はこの質問から、学生が施設の特徴や理念を理解しているのかを聞き出そうとしています

介護施設は複数あるため、どこの施設でも伝えられる内容を考えてしまうと、「企業研究が不十分」「他社でも良いのでは」という印象を持たれかねません。

なぜ当施設を希望するのかを聞かれたときは、魅力を感じた理由を端的にまとめ、かつ内容に具体性が出るようエピソードを考えましょう。「ここでなければ」という気持ちを伝えることで、選考突破できる確率が高まります。

OK例・NG例

「なぜ当施設を希望するか」のOK例文

御社を希望した理由は、利用者さんの家族が相談しやすい環境作りを意識されているからです。

私は祖母の介護をした経験から、介護をお願いしていても、家族にまったく負担がないとは考えられません。家族の方にも寄り添える対応ができれば、より多くの人の役に立てると考えました。

「なぜ当施設を希望するか」のNG例文

御社を志望した理由は人の役に立てると感じたからです。また、新人への教育体制が整っており、新卒で入社しても技術を学べると感じました。

NG例文のように、どの施設でも通じる回答を選んでしまうと、志望度の低さを感じられ「ほかの施設でも良いのでは」と考えられてしまう可能性があります。企業理念や施設のページに目を通し、ここでないといけない理由を考えましょう。

加藤 賀子

プロフィール

他社と差別化するポイントを探すときは、応募先が大切にしている理念やその理念をもとに展開されているサービスに目を向けてみましょう。

各企業が大切にしている指針(理念)は違うため、そこが各企業の他社との差別化としてのポイントになります。

面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!

自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?

面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。

39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • もうすぐ初めての面接がある人
  • 自信のあった面接に落ちてしまった人
  • 面接への不安を和らげたい人

仕事への意欲を伝える項目! 労働条件に関する質問

介護の仕事は早朝や夜間など他者が働くことの少ない時間に仕事がある場合も多いため、労働条件に関する質問もおこなわれます。また、希望の部署に配属されるとは限らないことから、希望しない仕事でも意欲を持って働けるかを確認される場合もあるのです。

介護の面接に臨む場合は、答えにくい質問をされる可能性を覚悟しておくと、いざというときの対応に戸惑うことなく答えることができます。

ここでは、介護の面接でよく聞かれる質問から、労働条件に関する質問を3つ解説します。事前に回答を用意しておき、落ち着いて対応しましょう。

早朝深夜勤務

介護の仕事は施設によっては利用者の対応のため、早朝や深夜の勤務が必要な可能性もあります。早朝や深夜の勤務ができる方が需要はありますが、入社後に早朝深夜の勤務ができないと伝えると虚偽になってしまうため、抵抗がある場合は嘘をつかずに本音で答えましょう

また、早朝深夜の勤務を伝えるときは、不安に思っていることを伝えるのもおすすめです。自分が早朝深夜にどうしたら勤務できるのかを考え、整理したうえで面接に臨みましょう。

ただし、早朝深夜の出勤が難しいからといって、必ずしも介護の面接が不採用になるとは限りません。日勤のみを希望する場合はその理由を伝えておけば、納得してもらえる可能性も高まります。

OK例・NG例

早朝深夜勤務のOK例文

早朝や深夜の勤務も可能です。しかし毎日となると体調面の不安があり、ほかの社員の方はどういったスケジュール管理をしているかを聞いてみたいと考えています。現段階では週に3回程度でお願いできるとうれしいです。また、事前にシフトをご相談いただければ、それ以上に対応できる可能性もあります。

早朝深夜勤務のNG例文

早朝・深夜の勤務は難しいため、日勤のみでお願いしたいです。

この質問をされるのは、早朝や深夜に勤務がある施設が多いです。NG例の場合勤務を完全に拒否しているため、相談の見込みもない場合は確実に選考突破できるとは限りません

板谷 侑香里

プロフィール

必ずしも早朝や深夜に勤務できないと介護の仕事に就くのは難しいというわけではありません。デイサービス・デイケアや介護関連の事務職、福祉用具専門相談員などはおもに日中の業務で、早朝や深夜勤務はほとんどありません。

また、訪問介護や小規模多機能型居宅介護の業務でも、日中のみの勤務枠を設けていることもあります。

希望する部署に配属されなかった場合

入社時に希望の部署を伝えたとしても、現在の人員配置の関係から確実に希望が通るとは限りません。また、入社直後は希望通りの配属だったとしても、人事異動によって希望しない部署に配属される可能性もあるのです

そのためこの質問では、希望の部署に配属されなかった場合でも、意欲を持って働けるかの確認をされています。面接では、希望する部署に配属されなかった場合でも、意欲を持って取り組める旨を伝えましょう。

希望する部署でないと働けない、という意識を伝えてしまえば「融通が利かない」「わがまま」という印象を持たれてしまう可能性があります。

OK例・NG例

希望する部署に配属されなかった場合のOK例文

希望の部署に配属されなかったということは、配属された部署に適性があると判断いただいたからだと考えます。そのため、まずは配属していただいた部署で良い結果を出せるように最大限努力していきたいと考えています。

希望する部署に配属されなかった場合のNG例文

希望する部署でなければ、前向きに働くことはできないかもしれません。正直にお伝えするとあまり働きたくはありません。

NG例のように希望以外の部署は受け付けないと伝えてしまうと、配置換えも拒否する可能性があると考えられ、採用が見送られる可能性があります。希望部署に配属されなかったことよりも、配属部署で何ができるかを考えておきましょう。

ほかにも選考を受けているか

ほかにも選考を受けているか聞く場合は、自社の位置付けや学生の選考状況を確認するために質問されています。基本的には素直に答えて問題ありませんが、他社を優遇するような発言は避けましょう

また、自分を魅力的に見せたいからといって、内定をもらっていないのに「内定が出ている」と嘘をつくのもおすすめできません。何かのタイミングで嘘がバレてしまえば、企業との信頼関係に傷がついてしまいます。

さらにどの企業の選考を受けているかまでは、必ずしも必要な情報ではありません。モラルの観点から、伝えないほうが安全です。「ほかの施設」「他社」などぼかした表現で伝えましょう。

OK例・NG例

「ほかにも選考を受けているか」のOK例文

現在はほかの施設から内定をいただいています。しかし、私は御社の企業理念に共感しているため、ぜひ御社で働きたいと考えています。

「ほかにも選考を受けているか」のNG例文

(内定が出ていないにもかかわらず)現在は〇〇社から内定が出ています。

他社から内定が出ていなくてもバレることはありませんが、万が一嘘がバレてしまうと信頼関係を傷つける可能性があるため避けましょう

面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう

不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。

そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。

簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • 近く面接本番を控えている人
  • 自分の面接の改善点を知りたい人
  • 過去の面接で力を発揮しきれなかった人

向き不向きが判断される! 介護職の適性に関する質問

介護業界に限らず、業界への理解がなければ仕事へのモチベーションが保てず早期退職してしまう可能性があります。介護は人々の生活に密接している仕事であるからこそ、日々ニュースや新聞に目を通し状況を把握しておくことも大切です。

また、介護職はやりがいが大きいだけでなくつらい部分もあるため、適性がないと長く働けない可能性もあります。

ここでは、介護の面接でよく聞かれる質問から、介護職の適性に関する質問を6つ解説します。介護が身近ではないと感じる人は、この機会に情報収集の方法を理解しましょう。

高齢者とかかわった経験

介護施設を利用する人の多くは、年配の高齢者になります。高齢者とかかわることに抵抗がある人だと、業務に支障が出る可能性もあるため、質問されるのです。

今まで祖母や祖父など家族としかかかわりがない場合でも、ボランティア活動やアルバイトで高齢者とかかわっていないかを思い返しましょう。そのうえで、高齢者とかかわった経験で何を得たのか伝えられると、業務上でも抵抗なく利用者とかかわれる点をアピールできます。

ただし、短い時間一緒に過ごした程度の話では、高齢者とかかわった経験と見なされない可能性があるため注意しましょう。

OK例・NG例

高齢者とかかわった経験のOK例文

私はボランティアで高齢者施設に行っていたため、高齢者の方とかかわる経験は多かったです。利用者さんの会話相手や散歩の付き添いを任せていただき、世代の異なる方と会話する方法や一緒に歩くときに注意する部分などを学ぶことができました。

高齢者とかかわった経験のNG例文

アルバイトしている喫茶店にはよく高齢者の方が足を運んでおり、接客で対応することが多かったです。

喫茶店でやりとりする短い時間では、高齢者とのかかわりが深いとは言えません。高齢者とかかわって何をしたのかを踏まえた内容になるエピソードを選びましょう

祖父母やお年寄りの人とあまりかかわりがないのですが、介護職を目指す場合どのようなエピソードを選べば良いでしょうか。

加藤 賀子

プロフィール

介護職を目指そうと考えたきっかけのエピソードや熱意を述べよう

高齢者とかかわった経験があまりないときは、かかわりが少ないなかで介護職として高齢者のお世話をしたいと考えた理由を、そのきっかけとなるエピソードを交えながら伝えましょう。

自身が介護職に従事したいと感じている気持ちをしっかりアピールすることがポイントです。

高齢者とかかわった経験があるほうがもちろん良いですが、あなたが介護職を目指している具体的な思いや意欲、やる気を伝えることのほうが重要です。

体調の確認

介護職は早朝や深夜の勤務があり、利用者の体を支える機会も多いため、体力が必要な仕事です。入社前から体調に問題がある学生だと、長く勤務できるのかわからず、採用を見送られる可能性があります。

体調面の質問は嘘偽りなく答えましょう。併せて体力面への自信を伝えると、入社後に頼りになる存在と思ってもらえる確率が高まります

また、体調面に不安がある場合でも、医師に就業への支障がないと確認しておくと、マイナスな印象にはならない可能性があります。不安な部分があれば嘘をつかずに答え、しかし働くことに支障はないことも併せて伝えましょう。

OK例・NG例

体調の確認のOK例文

健康状態は良好です。休日も運動をして過ごしており、体力には自信があります。

体調の確認のNG例文

不安定な時期もありますが、おおむね良好です。

体調管理も仕事も一つになります。体調に不安がある場合は病院に通院している旨を伝え、勤務へ前向きな気持ちを伝えましょう。NG例文のようにただ体調に不安があることだけを伝えてしまうと、採用担当者も内定を出すことに不安を覚えてしまう可能性があります。

体調が悪くても医師の許可を得て働くことを伝えれば、採用担当者も安心して内定を出せる確率が高まります。

介護関連のニュースで気になったこと

面接の質問で介護関連のニュースを聞くのは、業界への興味関心を確認しています。そのため、事前に新聞やニュース、ネットニュースに目を通して、回答を用意しておきましょう

さらに、なぜそのニュースに興味を持ったのか、ニュースから何を学んだのかを併せて伝えると、自分の価値観を理解してもらいやすくなります。介護の仕事に興味を持っているからこそニュースも意識的に見ていると理解されれば、選考突破できる確率は高まります。

また、古いニュースを答えてしまわないよう、面接前に質問されてもいいようニュースや新聞に目を通しておくのもおすすめです。最新の情報を理解しているとアピールできれば、採用担当に良い印象を持たれる可能性があります。

OK例・NG例

介護関連のニュースで気になったことのOK例文

熱中症のニュースが気になっています。高齢者の方は室内でも熱中症や脱水症状になってしまうことも多いと学んだので、室温や様子に気を配り体調不良をおこさないよう配慮が必要だと考えています。

介護関連のニュースで気になったことのNG例文

普段新聞やニュースを見ていないため、最近気になったニュースはありません。

普段新聞やニュースを見ない生活をしていたとしても、選考で話す内容を考えるために情報を収集しておきましょう

業界について気になることはあるか

業界について気になることを確認するのは、学生が介護職に勤めるうえで不安な点があるか確認したい意図があります。学生の価値観や業界への理解度も併せてチェックされています

そのうえで、不安な部分を解決するためには何ができるか自分で考える力も確認されているのです。

面接時に業界について気になることを聞かれたら、業界への不安だけでなく自分なりの解決策を併せて伝えましょう。働く前から仕事への意識が高い点をアピールでき、採用担当者にプラスの印象を持ってもらいやすくなります。

OK例・NG例

「業界について気になることはあるか」のOK例文

介護業界で気になっている点は感染症対策です。ご高齢の方は若い人より感染症にかかったときの重症率が高いため、その対策方法に関しては業界全体で解決策を生み出し、意識しなければいけないと考えています。

「業界について気になることはあるか」のNG例文

介護業界で気になっている点は人手不足です。一人ひとりのスタッフの責任や業務が多くなることで、人が減ってしまうのではと不安です。

NG例文だと、介護業界の問題は指摘しているものの、解決策が挙げられておらずただ不安な気持ちを伝えている状況になります。課題を挙げるのであれば、ただ不安な気持ちを伝えるのは避けましょう。また、気になることがない場合でも業界研究を重ねておき、質問を用意しておきましょう。

業界の課題は何だと思うか

業界の課題を問う質問は、学生が企業研究や業界研究を重ねているのかを確認するために聞かれることが多いです。業界の課題を理解したうえで、学生が考えた解決策も併せて確認したいと思っています

なぜなら、課題に対して解決策を考える力は、働き始めてからも問題解決に役立つ能力だからです。自分の頭で考えて問題を解決できる人材であれば、入社後も力になってくれる印象を持ってもらえます。

そのため、業界の課題を伝えるときは、自分なりの解決策も伝えましょう。ただ課題を見つけるだけでなく解決策を伝えることで、入社後も困難に向かって努力できる印象を持ってもらえます。

OK例・NG例

「業界の課題は何だと思うか」のOK例文

業界の課題は過酷な労働条件にあると考えます。解決する方法としては、一人ひとりの負担を減らせるような人員配置や、利用者さんの人数を調整するなどが必要だと考えています。

「業界の課題は何だと思うか」のNG例文

業界の課題は人手不足です。

NG例文だと、業界の課題は伝えているものの、自分なりの解決策を考えていない印象になります。課題を挙げるときは一緒に解決策を述べると、業界の課題を前向きに受け止めているイメージにつながります

介護職で大事なことは何だと思いますか

介護職に大事なことを聞く質問は、学生が介護職をどのように理解しているのか知りたい意図があります。実際に働くまで確かなことはわからなくても、企業研究や業界研究を重ねておけば働くうえで大切な部分は見えてくるものです

さらに、介護職で大事なことを伝えるときは、達成するために何をすれば良いかも併せて伝えましょう。達成に向けて必要なことを併せて伝えると、物事を深く見ている印象を持たれ内容にも具体性が増します。

回答内容に悩む場合は、企業研究や業界研究を重ねて、利用者の満足度や企業への貢献につながるためには何をしたら良いか考えましょう。

OK例・NG例

「介護職で大事なことは何だと思いますか」のOK例文

介護職で大事なことは、チームワークを持って業務に取り組むことだと考えています。利用者さんが過ごしやすい環境を作るには、誰が対応しても同じ価値を提供することが必要です。

そのため、日頃から情報共有やスキルが一定化する研修などを実施し、職員間でスキルの差が出ないように情報やノウハウの共有をするなどして業務を進めていく必要があると思います。

「介護職で大事なことは何だと思いますか」のNG例文

介護職で大事なことは、利用者さんの過ごしやすい環境を作ることです。利用者さんは施設で長く過ごすため、過ごしにくい環境だとリラックスできないからです。

NG例文だと大切なことを述べていますが、環境を作るための対策を考えておらず、深く物事を見ていない印象があります。伝えたい内容だけでなく、実現するために必要な行動も添えると、内容に具体性が増します

吉野 郁子

プロフィール

現在働いている人に対して敬意がない返答は避けた方が良いでしょう。高い理想を持ちすぎ、「いつでも笑顔でいるべきだ。そうでない職員はだめだ」と否定的ニュアンスで伝えると、不遜な印象になります。

企業に興味があることをアピール! 逆質問

逆質問は、質問者から施設に気になる点を聞けるタイミングです。選考で伝えきれなかったことがあれば、逆質問のタイミングで伝える方法もあります。

逆質問のOK例文

・〇〇さんが介護職についてやりがいを感じたことはなんですか? 
・御社で活躍している人の共通点を教えてください。
・企業理念を実現するために意識して行動していることはなんですか? 

逆質問のNG例文

・ボーナスはどの程度もらえますか? 
・企業理念を教えてください。
・仕事を辞めたいと思ったことはありますか? 

逆質問するときは福利厚生や調べればわかる内容は避けましょう。また、採用担当者が答えにくい質問も避けると安心です。

逆質問の内容が思い浮かばなくて悩む人もいるのではないでしょうか。下記の記事では逆質問の例を解説しているため、ぜひ参考にしてください。また、併せて聞いてはいけない質問もチェックしておきましょう。

逆質問
面接の逆質問50例|熱意を伝えつつ企業とのマッチ度を見極めよう聞いてはいけない逆質問

聞いてはいけない逆質問
面接で聞いてはいけない逆質問7選! ミスを避けるコツとOK例文も

新卒だからこそ! 介護の質問の回答を考えるコツ

介護の質問の回答を考えるコツ

  • 意欲や志望度の高さを伝える
  • 介護の仕事を志した理由を明確にしておく
  • ニュースや新聞で業界への理解を深めておく

新卒だと既卒や第二新卒に比べて社会人としての経験がないため、仕事の経験を活かした回答はできません。しかし、経験がないからこそ自分が持つ仕事への意欲や介護を志した理由で採用担当者にアピールできるのです。

ここでは新卒だからこそできる、介護の質問の回答を考えるコツを解説します。社会人経験がないからといって焦らず、自分なりの回答を考えましょう。

意欲や志望度の高さを伝える

介護職を志す学生は、面接のタイミングで意欲や志望度の高さを伝えて、採用担当者に自分を印象付けましょう。介護職は経験者が志望することも多いため、学生はすでに社会人に比べれば経験が足りないことになります。

しかし、社会人がすでに積んでいる経験は、学生は入社後に積むことが可能です。だからこそ、経験がない自分を気にせずに、介護職への意欲や施設への志望度の高さを伝えると印象に残りやすいのです

たとえば、介護職を志した理由を明確にして伝えたり、志望施設がほかの施設と違う点を面接で伝えることができれば、企業研究をしっかりおこなっており、志望度が高いと理解してもらえます。スキルや経験はこれから身に付いていくため、企業研究や業界研究の成果をアピールしましょう。

介護の仕事を志した理由を明確にしておく

介護職は「きつい」「つらい」といったイメージを持つ人もいるため、採用担当者は学生がなぜ志望したのかに興味があります。そのため、介護の仕事を志した理由が明確で説得力のある内容なら、採用担当者の印象に残りやすいのです

介護の仕事を志した理由が「人を支える仕事がしたい」だけでは、話の具体性がありません。しかしそこに「祖母の介護を手伝っていた」「ボランティア活動で利用者とかかわった」というエピソードが入れば、内容に具体性が増すのです。

面接時に話を深掘りされても答えられるよう、介護の仕事に興味を持ったきっかけを明確にしておきましょう。

家族が介護職だったのでなんとなく志望してしまいました……。家族の姿を見て憧れたというのも、理由にはなりますか? 

板谷 侑香里

プロフィール

きっかけだけでなくどのような思いを持って志しているのかが重要

家族の影響から介護職を志望しようというのは、自然な流れですし、十分な理由となります。

ただし、最初のきっかけが家族の影響で「なんとなく」だったとしても、面接で伝える際には、具体的に深い思いを持って志望していると伝えるように意識しましょう。

家族のどんな姿に憧れを抱いたのかや、家族の仕事ぶりや利用者との話などから感じたこと、自分自身の経験などを具体的に表現できるように、言葉にしてまとめましょう。

ニュースや新聞で業界への理解を深めておく

介護の仕事は身近に働いている人や利用者がいないと、どのようなことをしているのかイメージできない人もいるのではないでしょうか。その場合は、新聞やニュースに目を通して介護業界への理解を深めておく方法もあります。

漠然とテレビを見ているだけでは、介護業界のニュースを見つけられない場合もあります。そのときは、ネットニュースを探すのも介護業界で今話題となっている情報が得られる可能性がありおすすめです

介護の面接では、業界の課題や最近見たニュースで気になる内容はないかといった質問が出てくる場合もあります。事前にニュースをチェックしておき、気になる内容をまとめておきましょう。

加藤 賀子

プロフィール

介護専門のニュースサイト(介護ニュースjointやみんなの介護ニュースなど)で、介護に特化した社会状況や利用者目線でどのようなことを知りたいのかを、専門的に情報収集できます。

ただ、専門サイトからだけではなく、社会全体の動きを把握した目で業界を見ることも大切です。

質問以外の対策も! 介護の面接で見られているポイント

介護の面接で見られているポイント

  • 利用者と接する際に問題ないマナーを持っているか
  • 協力して業務できるコミュニケーション能力を持っているか
  • 社会人としての問題ない身だしなみか
  • 仕事への意欲を持っているか

介護の面接では、質問への回答が完璧であれば選考は突破できるわけではありません。採用担当者は質問の回答内容だけでなく、学生の様子や話し方も同時に見ているのです

この章では、質問の回答以外に、介護の面接で見られているポイントを解説します。社会人になるうえで基本とも言える部分が多いため、この機会にあらためてチェックしておきましょう。

利用者と接する際に問題ないマナーを持っているか

介護の仕事は常に利用者と接する仕事のため、相手を不快にさせないマナーは欠かせません。

介護職で必要なマナー

  • あいさつ
  • 笑顔
  • 言葉遣い
  • 話を聞く姿勢

どれか一つでも欠けてしまえば、利用者との信頼関係を築くときの懸念点になる可能性があります。特に、介護職でふれあう人の多くは高齢の人です。目上の人へ砕けすぎた口調で話してしまえば、不快になる人も少なくありません。

言葉遣いや話を聞く姿勢は、意識していてもふとしたときに普段の癖が出やすい項目です。意識的に直して、利用者と信頼関係を築ける人材だとアピールしましょう

板谷 侑香里

プロフィール

介護の仕事のなかで発生する報告、連絡、相談などの申し送り事項は、的確な言葉で端的に伝えることが必要です。

面接の際に、質問に対して的確に解答することができるかどうかや、気遣いと協力的な態度があるかも広い意味でマナーの一つとして意識されていることが多いです。

協力して業務できるコミュニケーション能力を持っているか

介護の仕事は一人でおこなうものではなく、施設で働く全員がチームワークを発揮する必要があります。施設では多くの人が働いているため、一人が勝手な行動をすれば、働く人だけでなく利用者にも迷惑がかかってしまいます。

多くの人数が協力して業務をおこなうためには、細かに報連相したり相手の気持ちを察するコミュニケーション能力が欠かせません。採用担当者は学生が質問を受け答えする様子から、業務に必要なコミュニケーション能力があるか見極めているのです。

面接に参加するときは、質問は最後まで聞く、人の目を見て話すなど、コミュニケーションの基本を押さえておきましょう。

吉野 郁子

プロフィール

介護施設の利用者とのコミュニケーションには、プロの技術が求められます。利用者とは、生まれ育った時代や社会背景の違いもあるでしょう。

認知症の特性などに合わせて、能動的かつ柔軟に対応する力は現場で役立ちます。

社会人としての問題ない身だしなみか

介護の仕事だけでなく、社会で働くのであれば最低限身だしなみを整えていなければ、不潔な印象を相手に与えてしまう可能性があります。介護の仕事は利用者に接する仕事でもあるため、不衛生な様子では現場の衛生環境維持や感染症予防ができないイメージにつながります

さらには、利用者以外の家族にも不安感を与える可能性があるため、身だしなみが整っていない人は選考突破が難しくなるのです。

面接に参加するときは、スーツのシワを伸ばし、髪の毛の癖を直すなど、身だしなみにもしっかりと気を配るようにしましょう。

面接で身だしなみが重要と理解できていても、実際に何をすれば良いのか悩む人もいるでしょう。下記の記事では面接での身だしなみについて解説しているため、併せてチェックしましょう。

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面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。

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仕事への意欲を持っているか

学生が事業所に入所してから仕事へのモチベーションを保つためには、仕事への意欲は欠かせません。仕事への意欲がないと、困難や課題が見つかったとき解決へ向けて努力ができず、挫折してしまう可能性があります

また、介護の仕事はほかの人が働く機会の少ない早朝や深夜にも勤務がある仕事です。仕事への意欲がなければ、生活リズムの不規則さにストレスを感じてしまう場合もあるのです。

何より、チームで働く仕事である以上モチベーションが低い人と働きたいと思う人は多くありません。採用担当者も一緒に働く人を選ぶ以上、仕事への意欲が高く、入社後に努力してくれそうな人を求めているのです。

加藤 賀子

プロフィール

採用担当者は学生がどうして介護職を目指しているのか、具体的な思いを知ることで応募職種への意欲を確認しています。

また、同時に志望動機に書いてある内容と、実際に話している内容に整合性があるかもチェックしています。

事前準備も重要! 介護の面接を通過するための4つのステップ

介護の面接を通過するための4つのステップ

  • 自己分析でなぜ介護職を目指すのか明確にしておく
  • 企業分析をおこないほかの施設との違いを理解する
  • 面接対策をおこない質問へスムーズに答える練習をする
  • 介護職に活かせるエピソードを伝え選考を突破する

介護の面接で聞かれる質問を対策するには、自己分析や企業分析を通して自分の価値観や就活の軸を明確にしておくことがおすすめです。自分の軸をしっかり決めておくことで、一貫性のある返答ができるからです。

ここでは、介護の面接に通過するための4つのステップを解説します。志望企業へ入社できるよう、面接対策のやり方を明確にしておきましょう。

また、就活の軸がなかなか見つからず悩む人もいるのではないでしょうか。下記の記事では自分の就活の軸を見つける方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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ステップ①:自己分析でなぜ介護職を目指すのか明確にしておく

介護の面接で聞かれる内容は、多くが学生の価値観や介護職を目指す理由に関係する内容です。そのため、自分が介護職を目指す理由がはっきりしていなければ、回答内容の一貫性がなくなり、採用担当者に志望度が低いと思われてしまう可能性があります

介護職を目指すきっかけは、人によって家族の介護をしていた、他者に役立つ仕事がしたいなどさまざまです。自分がなぜ介護職を目指すのかすぐに答えられない場合は、自己分析を通して理由を明確にしておきましょう。

自己分析は、一つのテーマを決めて考え方や価値観を深掘りしておこないます。

自己分析のやり方

  • テーマを介護職を目指す理由に決める
  • 過去の経験から介護職に関連するシーンを洗い出す
  • それぞれのシーンに対して深掘りする
  • それぞれのシーンから共通点を探す
  • 将来の自分を考える

自己分析をおこなうことで自分の考え方や価値観が明確になり、質問の回答を考えやすくなるのです。

自己分析はやり方を間違えると確かな結果が出ないため、実際おこなう前に下記の記事を読んでおきましょう。こちらの記事では、自己分析のやり方を詳細に解説しています。

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ステップ②:企業分析をおこないほかの施設との違いを理解する

介護職で働くとしても、事業所によって業務内容や企業理念は異なります。面接へ参加する前に、企業分析をおこなってほかの施設との違いを明確にしておくと、採用担当者に志望度の高さが伝わりやすくなるのです。志望度の高さが伝われば、同じ能力の学生と比べられたときに、選考突破できる確率が高まります。

企業分析をおこなう場合は、以下の項目を比較しましょう。また、企業分析をおこなうときは施設の内容をノートにまとめておくと、あとで見返すときにも便利です。

企業分析の項目

  • 施設概要
  • 事業内容
  • サービス内容
  • 取引先やターゲット顧客
  • 業績
  • 採用情報
  • 環境・制度

面接中にほかの施設との違いを聞かれたときも、企業分析をしておくとスムーズに答えやすくなります。

企業分析は実際にやってみると比較のやり方がわからず難しいと感じる人もいるかもしれません。下記の記事では企業分析のやり方をステップ別に解説しているため、併せてチェックしておきましょう。

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板谷 侑香里

プロフィール

自分に合った施設を見極めるには、施設の目指しているビジョンが自分自身の価値観と合っているかどうかをチェックしましょう。利用者を看取る際の取り組みをはじめとして、施設によって対応に違いがあります。

また、施設の提供している介護サービスや利用者の声、元職員の口コミなども参考にしてみるのがおすすめです。

ステップ③:面接対策をおこない質問へスムーズに答える練習をする

介護の面接で聞かれる質問への回答が用意できたら、当日焦らないよう面接対策もおこないましょう。面接は普段よりも緊張する人が多いため、回答をしっかり考えていても、思うように伝えられない可能性があります。なかには、面接の緊張から頭が真っ白になってしまう人もいるのです。

面接の場面で焦らないためには、回答を覚えるだけでなく家族や友人に依頼して面接練習を実施するのもおすすめです。面接練習は自分が想定している以外の質問をしてもらうことも可能なため、臨機応変さも鍛えられます。

一人で面接練習する場合は、話している様子を録画しておき、声の大きさやスピードに問題がないかチェックしましょう。

面接練習を実施しようと思っても、進め方がわからず悩む人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では面接練習のやり方を解説するため、目を通してから実施しましょう。

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面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。

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ステップ④:介護職に活かせるエピソードを伝え選考を突破する

介護の面接で質問に答えるときは、質問の答えを端的に述べるだけでなく、内容を裏付けるエピソードが必要になります。ただ回答を伝えるだけでは話に具体性がないため、説得力が欠けてしまうからです。

そのときに伝えるエピソードは、介護職に活かせる内容にしましょう。直接介護職にかかわっていなくても、人に親切にした話やチームワークを活かした経験などは、介護職で役立ちます。このように、今までの経験から介護職に活かせるエピソードを見つけることで、入社後に力になってくれるイメージを採用担当者に想像してもらえるのです。

介護に活かせるエピソードがまったく思い浮かびません。どのような部分に着目すれば見つかりやすいでしょうか? 

加藤 賀子

プロフィール

他者を手助けした経験やチームワークを活かした経験に着目しよう

介護の仕事は、自分一人では困難なことに対してサポートしてあげる仕事でもありますし、すべての業務を自分一人でおこなうことが難しいので、一緒に働くメンバーと協力し合いながら進めていく仕事でもあります。

【他人のサポート】【人との協力】というキーワードに着目してみると、何かしらのエピソードは出てくるのではないでしょうか。 

就活のプロが解説! 介護の面接でされる質問の回答で企業が魅力を感じる人の共通点とは

介護の面接でよく聞かれる質問を理解できても、自分の回答が採用担当者に刺さるのかわからず、不安な人はいるのではないでしょうか。身近に介護職の人がいないと、具体的な仕事内容や求められる人物像が理解できず、選考突破できるか不安に思う人も多い

そこでこの章では、キャリアコンサルタントの吉野さんに、介護の面接でされる質問の回答で、企業が魅力を感じる人の共通点を解説してもらいます。採用担当者に近い人の意見を聞いて、自分がまねできる部分を探しましょう。

アドバイザーコメント

介護業界で求められるスキルは幅広いため自分の強みを理解してアピールすることが重要

介護業務では、積極性や忍耐強さなどさまざまなヒューマンスキルが活かせます。穏やかさも元気の良さも素敵なことです。そのため、自分の良さを、精一杯積極的に伝えていくことが採用担当者に良い印象を与えるでしょう。

介護は人手不足のため、「やる気があれば」と採用意欲も高く、未経験者にも門戸が広く開かれています。しかしいくら門戸が広くても、「本当はやりたくないけど……」「この業務はイヤ、あれはやりたくない」と最初から消極的な姿勢は好まれないでしょう。

話す内容の心配より、「面接に対して、何の準備もしていない」「介護業界を甘く見ている」といった姿勢がマイナスに評価されます。

面接に自信がなければ施設見学やボランティアに足を運ぼう

また、介護業界は見学や体験などの機会が豊富に設けられています。面接に自信がない人は、施設見学やボランティア体験などに積極的に参加することで、面接で話せる内容が充実します。志望先での見学・体験時の真剣な様子が、プラスに評価されることもあります。

介護の面接の質問に悩む人におすすめのQ&Aも併せてチェック! 

介護の面接でよく聞かれる質問の対策ができても、当日焦らずに答えられるのか不安な気持ちになる人もいるのではないでしょうか。

そこでこの章では、PORTキャリアに寄せられたQ&Aから介護の面接に不安を感じる人におすすめの内容を5つ紹介します。キャリアコンサルタントのアドバイスを参考にして、面接へ挑みましょう。

介護の面接は質問への回答だけでなくマナーや話し方まで意識しよう

介護の面接で聞かれる質問は、学生のことを知る質問から介護への適性を見る内容まで幅広くあります。分類ごとに対策をしておき、安心して答えられるようにしておきましょう。

また、介護の面接は回答内容だけでなく答えるときの様子や話し方まで見られています。ハキハキと明るい印象になるようにするとプラスな印象になります。

面接当日に焦らず対策できるよう、事前に面接練習を重ねておき、本番に備えましょう。

アドバイザーコメント

自分の目指す介護サービスに合わせたエピソード選択が面接突破の秘訣

介護業界を志望する際に、介護サービスの種類について調べ、どんなサービスに携わりたいかを考えたうえで志望動機や自己PRを作成しましょう。面接でアピールするエピソードには、ボランティアの経験や家族の介護の経験なども有効です。

また、利用者やご家族の方、同僚とのコミュニケーションが必要な仕事のため、コミュニケーション能力やチームで取り組んだ経験を具体的にアピールできると、面接で優位に働くでしょう。

介護は、心身ともに負荷のかかる仕事でもあるので、ストレス耐性について聞かれても良いよう、ストレス解消法を考えておくと役立つと思います。また、認知症の方への対応や介護の現場で困った際にどのようにするかについて尋ねられることもあるかもしれないので、事前に考えておきましょう。

事前の対策は重要だが緊張しすぎずリラックスして望もう

ある程度事前準備をおこなったら、後は面接官と楽しく話をするつもりで、肩の力を抜いて取り組みましょう。想定外の質問がきても、焦らずにきちんと対応することができれば大丈夫です。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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