この記事のまとめ
- 「長期インターンは意味ない」といわれる理由とは
- 長期インターンに参加するメリットを知ろう
- 意味のあるインターンにするためのポイントを解説
長期インターンへの参加を検討しているものの「参加する意味はないのかな」「メリットって何があるだろう」などと不安や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、長期インターンを意味のあるものにできるかは自分次第です。そして意味のあるインターンにするためには、事前の準備が重要です。しっかりポイントを押さえて今後の就活を有利に進めるためのインターンにしましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの瀧本さん、板谷さん、吉田さんとともに、参加するメリットや意味のある長期インターンにするための方法について解説します。参加するか悩んでいる人はぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
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長期インターンはメリットばかり! 参加してキャリア選択の幅を広げよう
長期インターンは意味がないと耳にすることが多いかもしれませんが、実際は参加するメリットをたくさん持っています。
この記事では、まず長期インターンは意味がないといわれている理由について解説し、そのあとに参加するメリットや参加方法なども紹介します。長期インターンについて詳しく知りたい人は参考にしてみてくださいね。
長期インターンに参加することで、自分の興味のある業界や業務内容について実践的なことを学ぶことができます。キャリアの選択肢を広げるためにもこれから紹介するポイントをしっかり確認していきましょう。
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。 そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。 性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
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まずは違いを知ろう! 長期インターン・短期インターン・アルバイトの違いを解説
長期・短期インターンやアルバイトにはそれぞれ違いがあります。
長期インターンは、2週間以上の長期の期間にわたって実施されるインターンのことを指します。ベンチャー企業やスタートアップ企業で募集されていることが多いので、学生のうちから社会人0年生として責任のある仕事をやってみたい人におすすめです。
短期インターンは、5日以上の短い期間で実施されるインターンのことを指し、実際の業務を体験します。企業規模や業界にかかわらず多くの企業が実施をしています。興味のある企業について深く知ることができるので面接対策として有効です。
厚生労働省のインターンシップについてによると文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意により令和5年度から、学生のキャリア形成を支援する目的で、インターンの取り扱いが変更となりました。以前は、就業体験がなく企業や業界の情報提供をおこなうイベントのことを短期インターンなどと呼んでいましたが、現在は就業体験のない5日未満で開催される短期のものはオープン・カンパニーやキャリア教育と呼ばれています。

インターンはアルバイトとほぼ同じであると勘違いされることも多いですが、内容や目的はまったく違います。アルバイトは、経験を積むことやスキルを得ることが目的ではなく収入を得ることを目的とします。また、大きな違いとしては責任の大きさがあげられます。
仕事の進め方としてもアルバイトはマニュアル通りに働けることや意欲的に働けるかどうかを重視されます。

オープン・カンパニー
就業体験はなく単日で実施され、企業や業界に関する情報提供やPRをおこなう説明会に参加。企業理解や業界理解を深めることが目的。
キャリア教育
就業体験はなく、1日~3日程の短期間で実施され、大学の授業や企業が主催するプログラムに参加。学生自らがキャリアを考えることが目的。
下記の記事では大学生1年生のインターンについて詳しく解説しています。参加しようか悩んでいる人は参考にしてみてください。
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長期インターンに参加できない場合、早期選考が受けられないなど、就活で不利になる可能性はありますが決定的ではありません。代わりに、自己分析や企業研究を深め、エントリーシート(ES)や面接でアピールするスキルを磨くことが重要です。
そのほかにも短期インターンやボランティア経験などで実践的な経験を積むことも有効です。
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長期インターンは意味がない・やめておけといわれる3つの理由
長期インターンは意味がない・やめておけといわれる3つの理由
- 目標や目的なしでの参加ではスキルが身に付かないため
- やりたい業務ができない場合があるため
- 学業がおろそかになり成績が下がる人がいるため
長期インターンと検索すると「意味がない」や「やめておけ」という否定的な意見を目にすることがあります。そのような意見を見て不安になる人も多いのではないでしょうか。ですが、長期インターンが意味ないといわれている理由がわからないまま、参加しないと決めてしまうのはもったいないです。
ここでは、長期インターンは意味がないといわれている理由を3つ紹介します。理由を知ることで対策をとることができ、知ったうえで参加するかどうかを決められるので改めて自分の考えを整理してみましょう。内容をよく理解して自分の経験に役立ててくださいね。
①目標や目的なしでの参加ではスキルが身に付かないため
目標や目的を持たずに参加すると意味がない長期インターンになる可能性が高いです。明確な目標や目的がないと、毎日ただ業務をこなしていくだけになってしまいます。こんなことをやってみたい、この業界についてもっと知りたいなど自分の達成したい目標などをあらかじめ持っておくことがとても大切です。
目標や目的を明確にしておくことで、そのために何をすべきなのかもはっきりさせることができます。自分の知りたいことの情報収集にしっかり取り組めるので業界理解や専門スキルの習得につながります。
目標を明確にするには、自分の伸ばしたい強みや克服すべき弱みを把握するなど自己分析が重要です。こちらの記事では自己分析の方法を詳しく紹介しています。どのように自己分析したら良いのかわからないとお困りの人は参考にしてみてくださいね。
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自己分析は非常に重要です。まずは、自分自身の価値観や興味、強みについて考えたうえでどんなキャリアを歩んでいきたいか自己分析をしましょう。
その後に、インターン先の業界や仕事内容を検討し取り組むことで就職活動の際にインターンでの経験を活用しやすくなります。
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②やりたい業務ができない場合があるため
長期インターンでは必ずしも自分のやりたい業務ができるわけではありません。選ぶ企業によっては仕事内容が限定されていることもあるので、「マーケティングを学びたかったのに新規のテレアポを任せられた」といったように、思ってもいなかった業務に従事しなければならないこともあります。
長期インターンは長い時間を費やすので、自分のやりたい業務ができるかどうかを事前に企業に確認しておきましょう。長期インターンに参加する前には企業との面談や説明会、または選考会が設定されている場合が多いので聞きやすいタイミングで聞いてみてくださいね。
- やりたいことができるのかを応募前に企業に確認することで、インターンの選考に落ちないか不安です。マイナスに働くことはありますか?
適切な質問ができれば熱意や積極性を示せる
インターン応募前に企業に質問することが、選考にマイナスの影響を与えるか心配する必要はほとんどありません。むしろ、質問を通じて企業への理解を深め、応募理由や目標を明確にすることは、企業に対して熱意や積極性を示す良い機会となります。
ただし、質問の内容やタイミングには注意が必要です。具体的な業務内容やインターンでの成長機会などを確認するのは良いですが、調べればわかる情報や、給与・待遇のみに焦点を当てた質問は避けた方が良いでしょう。
質問をする際は、自分のキャリア目標に関連する内容であることを強調し前向きな姿勢を示すことが大切です。
③学業がおろそかになり成績が下がる人がいるため
長期インターンには、ある程度の長い時間を要します。そのため大学の授業、サークル活動、アルバイトなどと両立するのはとても忙しく、難しいです。
「将来のためにスキルを身に付けたい」という気持ちが強い人ほど長期インターンを何よりも優先してしまいがちです。そうすることで学業をおろそかにして成績が下がってしまうことにつながるのです。
社会人になって役立つスキルを身に付けることができても、そもそも大学を卒業できないと採用してくれない企業も多いです。せっかく長期インターンに参加して、即戦力となるスキルがあったとしても、活かす資格さえ得ることができなければ意味がありません。
大学生の本業である「学業」という目的を見失わないようにしましょう。何を優先すべきなのかしっかり優先順位をつけることが大切です。
- 授業数が多くインターンの時間を確保できません。授業の落ち着く大学3年生から長期インターンに参加しても、スキルを身に付けることはできますか?
ある程度の時間を確保することで専門スキルは身に付く
3年生からの長期インターンでも専門スキルを身に付けることはできます。その際は大学での学びと実務を関連づけて取り組むようにしましょう。
週2日から3日程度の固定の曜日を確保したり、長期休暇に集中して取り組むことを意識できれば、長期インターンに集中することができます。
インターン先を選択する際に、教育制度や柔軟に勤務調整ができるかどうかということや専門スキルを身に付けることができるかどうかの確認も大切です。
パターンは決まっている! 意味ない長期インターンになる例
パターンは決まっている! 意味ない長期インターンになる例
- 自分の興味のない業界や職種の長期インターン
- 今後に活かせる経験やスキルが身に付かない長期インターン
- 就職活動のための長期インターン
実は、意味がないといわれる長期インターンにはパターンがあります。ここでは3つの例を紹介します。どのようなことを意識すべきかについても解説しているので、一つひとつ内容を確認しながら自分は該当しないか確認してみましょう。
もし一つでも当てはまる場合は新しい長期インターン先を探したり、自分を見つめなおしてみるなど何か行動を起こしてみましょう。
インターン前は自分の強み・弱みを把握して、職業適正を知ることが大切です。しっかり自己理解をしないと自分に向いていないインターンに参加することになりかねません。 そんな時は「性格診断」を活用してください簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格を分析して、ぴったりの職業を診断できます。 性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。インターン参加前必須!
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自分の興味のない業界や職種の長期インターン
まったく興味のない業界や職種への長期インターンは、意味のないインターンになってしまう可能性があります。
長期インターンは1カ月~数年の長い期間を要します。そのため自分の興味関心がない業界を選んでしまうとインターンへの参加に苦痛を感じてしまうかもしれません。また、積極的に参加することができずモチベーションの維持ができないのでスキルを身に付けることもできません。
長期インターンは自分のキャリアについて学ぶことのできる絶好の機会です。大学生活の貴重な時間を使ってインターンに参加するので自分の学びたい業界をしっかり理解して実りのある時間にしましょう。
今後に活かせる経験やスキルが身に付かない長期インターン
長期インターンの最大の魅力は社会人になる前に実践的なスキルや経験を身に付けることができることです。
しかし、選ぶ企業によっては研修制度やサポート体制が十分に整っておらず指示されたことだけをこなしていくような長期インターンの場合があります。このような場合、長期で働いたとしても今後に活かせるような経験やスキルは身に付きません。
こういった企業を避けるためには、求人情報やホームページ(HP)などをチェックして研修制度が充実している企業を選ぶのがおすすめです。たとえば、「マンツーマンで指導」「メンター制度あり」など一人ひとりを指導してくれる環境が整っているかどうかを確認してみてくださいね。
就職活動のための長期インターン
就職活動の際にガクチカや自己PRのネタにするために長期インターンに参加する人がいますが、そのためだけに参加するのはあまりおすすめしません。
なぜなら、長期インターンは自分がなりたい姿に合わせて企業や業務内容を選ぶべきだからです。就職活動のために目標もなく長期インターンに参加してしまうと非常にもったいない時間を過ごしてしまいます。友達が参加しているからなど周囲に流されて参加するのではなく自分の意志で決めることが大切です。
就職活動のために参加する必要がある場合でも長期インターンを通してどうなりたいかなど自分なりの目標を持って参加しましょう。
毎年、ガクチカ作りのために長期インターンに参加する学生は多いです。
しかし、結局良い成果を出すことができず、就活の武器として使えずに時間だけ無駄にしてしまった学生が後を断ちません。長期インターンでは結果にコミットし、絶対に成果を残せるように全力で取り組みましょう。
知っておくべき! 長期インターンに参加するメリット

意味のない長期インターンになる場合について理解できたところで、参加するメリットについても理解していきましょう。長期インターンに参加することで得られるメリットは数多くあります。
自分にとってメリットと感じられるものがあるかどうかが非常に重要です。あと一歩のところで悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
さまざまな企業で働く経験ができる
長期インターンでは、自分の気になる企業のインターンに複数参加することができます。さまざまな企業で働く経験ができるのは長期インターンならではのメリットです。
就職した後は、さまざまな企業を経験するというのはできなくなるので自分のキャリアの選択肢を広げるためにも複数の長期インターンに参加してみましょう。複数に参加する場合はまったく別の職種にチャレンジすることで自分の適性を見極めることができます。
たとえば、1社目に営業職を経験した場合は2社目でマーケティングを学ぶとビジネスの流れを把握できるので自分がどの立場で企業に貢献していきたいのかが見えてくるかもしれません。そうすることで、就職活動においても説得力のある志望理由を話すことができます。
未経験の業務から挑戦できる
未経験から挑戦できる企業も数多く存在するため、スキルがなくても業務を経験できるのが長期インターンのメリットです。
未経験の職種への就職は想像以上に難しいものです。就職活動をスタートしたときに初めて自分の将来を考え、興味のある職種に気づく人もいるでしょう。しかし、就職活動が本格化してからでは、知識を学んだり経験を積む時間が不足しがちです。
そのため、選考が始まる前に自分の興味のある分野に挑戦してみましょう。長期インターンを通じて経験を積むことで、就職活動の際に必要なスキルを持った状態で臨むことができ、ライバルと差別化を図ることができます。
自分の興味のある業界が明確になった人は、まず長期インターンで挑戦してみてください。
- 学生のうちに未経験から挑戦しておくと良いおすすめの長期インターンはありますか?
スタートアップ企業やITベンチャーでスキルを身に付けよう
興味のある業界での長期インターンをすることが1番おすすめではあります。
特にスタートアップ企業では、責任ある仕事を任せてもらえることや経営陣と直接かかわりながら実証実験などに携わることができるといったメリットがあります。
またITベンチャー企業のインターンでは、リモートワークが多く、時間に融通がきくことや実際のプロダクト開発の場面に携わることができます。
コンサルティングファームでは、さまざまな業界の知識やロジカルシンキングを身に付けることやプレゼン資料の作成技術を得ることができます。
それぞれの業界で特色があるので自分に合った業界を選んでくださいね。
インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください
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自分の興味のある業界の実務経験とスキルが身に付く
長期インターンに参加するインターン生は、基本的に社員と同等の扱いになります。そのためアルバイトではできないような職種が経験できるのはメリットの一つです。たとえば、アルバイト募集ではなかなか見かけないマーケティング職も、インターンでは一人の戦力として募集されていることがあります。
自分の興味のある業界の長期インターンに参加することで実務の経験と専門的なスキルを身に付けることができます。やりたいことが明確な人は、ぜひ長期インターンにチャレンジしてみましょう。
ビジネスマナーが身に付く
長期インターンに参加することで一足早くビジネスマナーを身に付けることができるのは大きなメリットです。ビジネスマナーについては、大学のガイダンスで教えてもらったり、さまざまなサイトで大まかなマナーを学んだことがある人も多いでしょう。しかし、社会人として必要とされるマナーは多岐にわたります。
たとえば、メールの書き方や名刺の受け渡し方、言葉遣いなどわざわざ教えてもらえないこともたくさんあります。
こうしたマナーは実践することで自然にできるようになります。長期インターンではたくさんの人とかかわりながら、基本的なマナーを身に付けましょう。
長期インターン中に身に付けておくべきビジネスマナーは、正確な時間管理、敬語の使用、適切な服装、メールや電話対応の基本などです。これらを実践することで、社会人としての基礎を確立し、就職活動に有利なスキルを身に付けられます。
就職活動中は身に付けておくべきマナーが他にもあります。こちらの記事では面接に関するマナーについて解説しているので参考にしてみてください。
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気になる企業の内情を知ることができる
就職前に企業の内情を知ることができるのは長期インターンのメリットです。実際に働くことで、説明会だけではわからなかったリアルな部分や、自分の持っていたイメージとの違いに気づくことができます。
たとえば、マンツーマン指導があると聞いていても、実際は充分な研修制度はなく初日から独り立ちさせられることなどもありえます。裏を返せば、想像していたよりずっと手厚いフォローがある場合もあるということです。
この企業で働きたいという強い意志がある場合は、長期インターンに参加することで実際に自分が働くイメージをつかむことができます。長期インターンでしかわからなかった企業の内部を知ってまで選考を受けるということは、熱意が感じられ本選考を受ける際に有利になります。
自分に合った業界がわかる
就職前に自分に合う企業がわかるのも長期インターンのメリットの一つです。就職活動時に自己分析をしてどれだけ自分のことを理解したと思っていても、実際に働き始めるとミスマッチを起こして早期退職につながるケースがあります。
そこで長期インターンに参加すれば、自分の興味のある業界や職種が本当に自分に合っているのかを確認できます。就職活動前に自分の得意不得意がわかると、その後の職業の適性にも活かせるので、効率よく就活を進めることができます。
たとえば、「毎日違う業務をこなしていくのは苦手だけどルーティーン業務は得意かも」「自分のペースでできる仕事は得意だけど人に合わせて進める仕事は苦手だな」など、長期インターンでしかわからなかった自分の適性が見えてくるのです。
長期インターンに参加した際には、自分の気持ちや感覚をメモしておくことで後から見返すことができ、振り返りに役立つのでおすすめです。自分に合った業界を理解して、将来のキャリアを明確にしましょう。
- 長期インターンに参加した後に志望する業界が変わった学生はいますか?
長期インターンで強みを理解して志望業界が変わることもある
長期インターンに参加した後に志望する業界が変わるケースはよくあります。
たとえば、マーケティングに興味がありインターンに参加したが、あまりにもマーケティングが難しくてついていけずに諦めたケースや、テレアポ営業のインターンで架電業務が苦ではなく成果がすぐ出せたため営業が強い会社に志望企業を変えたケースなどもあります。
また、インターンをやってみて新たな強みが確立したり、これまで強みだと思っていたものが環境が変わると発揮されなかったりと、自己分析の再理解につながるケースもとても多いです。
社会人の知り合いができる
長期インターンに参加すると社会人の知り合いができるのも大きなメリットです。普段大学生活を送るなかで、社会人とかかわる機会はなかなかありません。しかし長期インターンでは社員と実践的な業務を通して深くかかわるため、人脈が自然と広がります。
就職活動の悩みに関して、学生同士で話をするときとは違う視点からのアドバイスがもらえたり、さまざまな考え方を知ることができるので人脈を作って損はありません。休憩中に自分から話しかけてみたり接点をつくったりしてみましょう。
どうしても緊張してしまって自分から話しかけられない人は、人事に相談することで社員との交流を持てる場を設けてもらえることもあるので1度相談してみてくださいね。
- 極度の人見知りのため、社員と話せるか不安です。緊張をほぐすコツはありますか?
人見知りでも事前準備をしておけば話せるようになる
緊張をほぐすためには、まず「失敗を恐れすぎないこと」が重要です。緊張は自然な反応なので完全に消すことは難しいですが、準備をしっかりとおこなうことで自信がつきます。
具体的には、模擬面接や自己紹介を事前に練習し、言葉に慣れておくことが効果的です。また、話す前に深呼吸をして気持ちを落ち着かせたり、話す相手を友人だと思い込むことでリラックスすることもできます。
話す際はゆっくりと、笑顔を意識しましょう。
これが大切! 意味のある長期インターンにするための4つのポイント
これが大切! 意味のある長期インターンにするための4つのポイント
- 事前にインターンに参加する時間を確保する
- 先輩や上司からフィードバックをもらう
- 責任感を持って主体的に業界知識や専門スキルを学ぶ
- インターン先は慎重に選ぶ
長期インターンは、拘束時間は長いものの多くメリットが存在します。そのメリットを自分のものにするには押さえておきたいポイントがあります。
ここでは意味のある長期インターンにするためのポイントを4つ紹介します。インターン参加前に意識することも紹介しているので、これから参加を予定している人はしっかりと確認しましょう。
①事前にインターンに参加する時間を確保する
長期インターンに参加するには時間を確保することが大切です。長期インターンへの参加は時間の条件を提示される場合が多く、1日5時間週3日以上を3カ月など多くの時間を要することもあります。そのため、時間をうまく確保しないと参加することができないのです。
まずは事前に履修登録を工夫したり、サークル活動やアルバイトの調整が必要です。たとえば、履修登録では月曜日と火曜日に授業を集中させて、水曜日から金曜日の3日間で長期インターンに参加するなど計画的に予定を組みましょう。
インターン先によっては土日に受け入れてもらえることもあるので、平日に授業とアルバイトを入れて土日に参加するなど条件によって工夫して組み合わせてください。計画的に時間を確保することで自分の興味のある企業の長期インターンに時間を割くことができます。まずは自分のスケジュール管理を徹底しましょう。
②先輩や上司からフィードバックをもらう
短期間でスキルを身に付けるためにはフィードバックが必要不可欠です。フィードバックと聞くとできるだけ避けたいと思う学生もいるかもしれませんが、よりスムーズに仕事を進めていくためのアドバイスなのでとても重要です。
企業によってはフィードバックの時間を作ってくれる場合もありますが、まったくない企業もあります。そのため、自分からフィードバックをもらいにいく気持ちで臨みましょう。忙しい部署であれば時間を取ってもらえない可能性もありますが、「資料を作成してみたので確認してほしい」などと自分から伝えてみることが大切です。
フィードバックをもらうことで、自分では気付いていなかった課題に気付くことができ、さらにはアドバイスをもらえるので成長への近道になります。やる気をアピールできることにもつながるので積極的にフィードバックをもらいにいきましょう。
③責任感を持って主体的に業界知識や専門スキルを学ぶ
長期インターンはアルバイトとは違います。与えられた仕事をこなしていくのではなく、主体的に自分から学ぶ姿勢を持つことで、インターンに意味を持たせることができます。
失敗を恐れずにどんどん挑戦していきましょう。失敗も学びになり、そして成長につながります。指示を待つのではなくスピード感を意識できれば着実にスキルを身に付けることができます。主体的に動ける人だと認識されると、どんどん任せてもらえる仕事の幅も広がり、より多くのことをキャッチアップできます。
できることや知識が増えてくるとさらに仕事は楽しくなってくるものです。主体的に動いていくことは簡単なことではないですが、将来の自分のためにも貪欲に向き合っていきましょう。
④インターン先は慎重に選ぶ
長期インターンは長い期間働くことを前提としているので、自分がその企業で長く働くことがイメージできる企業を慎重に選びましょう。
インターン先を選ぶ際には下記の3つのポイントを意識してください。
インターン先を選ぶ際の3つのポイント
- 求人情報を隅々まで確認する
- HPや先輩の体験談などを確認する
- 大学のキャリアセンターなど信用できる機関で探す
1つ目は、求人情報を隅々まで確認することです。勤務条件や選考についてなど細かい部分もチェックして自分の認識と相違がないか確認しましょう。
そしてHPや先輩の体験談などを確認することも重要です。HPからは企業の概要や仕事内容の理解が深まり、先輩の体験談からは実際に働くイメージや会社の雰囲気を知ることができます。
大学のキャリアセンターなど信用できる機関で探したり、相談するのもおすすめです。一人で探すのが不安な人はキャリアセンターで探してみてください。
長期インターン先を慎重に選ぶことで長く働くことができ、結果として専門的なスキルをしっかりと身に付けることができるので妥協せず選びましょう。
アドバイザーコメント
板谷 侑香里
プロフィールを見る責任感を持って主体的に学ぶことで意味のあるインターンになる
4つのポイントの中でもっとも意識すべきポイントは、「③責任感を持って主体的に業界知識や専門スキルを学ぶ」です。長期的な成長につながり、周囲からの信頼を獲得しやすくなります。また、インターン後も業界内でのネットワークや実践的なスキルが身に付くほか、就職活動の際も強みとなります。
「責任感を持って主体的に業界知識や専門スキルを学ぶ」姿勢で取り組むことで、「先輩や上司からフィードバックをもらう」ということもしやすくなります。目標設定をおこない、毎回日誌を記入し、1週間ごとに進捗を報告するなど、毎月定期的な振り返りも成長を実感する際に機能します。
社会人に必要不可欠なビジネスマナーを長期インターンで身に付けよう
報告・連絡・相談の徹底や、チームでの情報共有などのコミュニケーションに関することは社会人になってから必要不可欠な事柄なので、インターンの間に身に付けておくことは強みになります。仕事の優先順位やタイムマネジメントにも意識しながら取り組みましょう。
また、ほかのインターン生との交流や他部署の人との交流など業界内での人脈を形成しておくことも、将来思わぬところで役立つこともあります。
初めての人も安心! 長期インターンを開始するまでの8ステップ

長期インターンに参加するメリットやポイントを理解できたら、次に参加するまでの流れについて紹介します。いざ長期インターンに参加しようと思っていても、どうやって始めれば良いか悩む人もいるのではないでしょうか。
初めての人はもちろん、2回目以降の人もあらためて振り返ることのできる内容になっているので一つひとつのステップを確認しながら進めてみてくださいね。
ステップ①インターンの目的を明確化
長期インターンに参加するうえで大切なのは参加する目的を自分のなかで明確にすることです。自分はどうして長期インターンに参加しようと思ったのか、参加することでどんな経験を積みたいのかなど整理してみましょう。ここでしっかり見直しをすることが長期インターンの価値を決めることになります。
目的を明確化する際には、まず何に興味があるのかを自分に問いかけてみましょう。たとえば、「常にSNSで最新の情報を追っていて新しいものはすぐ試すことにしている人」は、ホットな話題への好奇心の強さを活かせる情報発信系の仕事など、メディアにかかわる仕事の長期インターンが良いと考えられます。
「将来はフリーランスで働いてみたい」と考えた場合はライターやWebデザイナーなどの、将来独り立ちできる仕事に挑戦してみるのがおすすめです。自分の興味を理解することで目的も見えてきます。
- インターンの目的がこれで良いのか不安です。明確化できていると判断できる基準はありますか?
自分で答えが出せないときは周りの人に聞いてみよう
ベストは就活のプロに相談することです。これまで多くの学生をサポートしているキャリアコンサルタントなどに相談することで、しっかりとチェックをしてもらえると思います。
どうしても周りに頼れそうな人がいない場合は、先輩や社会人、あるいは友人などにチェックしてもらい、目的が明確になっているかどうか壁打ちさせてもらいましょう。
ステップ②目的を達成するための条件出し
次は設定した目的を達成するためにどんな条件が必要なのかを考えましょう。
条件を出すことで自分がどういった企業を探すべきなのかがわかるため企業探しがしやすくなります。目的で終わらせず条件までセットで考えることが大切です。実際の就職活動でも同じような手順で探すことになるので練習としても良いかもしれません。
また最近ではリモートで参加できる長期インターンも増えてきています。住んでいる場所に縛られることなく参加できるので、自分の希望に合わせて条件を考えてみてください。
どのように条件を出せば良いか悩んでしまう人は、以下の内容を参考にして希望する条件を考えてみましょう。
条件の例
- 業界や事業内容
- 業務内容
- 会社の規模
- 1日の労働時間
- 週の勤務日数
- 通勤時間
- 給与
- リモートまたは出社
オンラインでのインターンは、対面以上に自己管理と主体性が大切になります。
オンラインでの打ち合わせの際にきちんと顔が見えるように、適切な照明と安定したインターネット状況など作業環境の整備と機密情報などのセキュリティ意識をきちんと持つようにしましょう。
業務中は社内システムやSlackでの連絡にすぐに対応できるように意識しておきましょう。
ステップ③インターンサイトに登録
長期インターンを探すときは、長期インターンの専門サイトの利用がおすすめです。
アルバイトを探すときと同様に業界・仕事内容・給与・勤務地など自分の希望条件に合わせて探すことができます。手軽に検索することができるので、利用している学生も多いです。
インターネット検索などもできますが、サイトに登録することで一覧化して見れたり比較がしやすくなったりするためおすすめです。
どのようなサイトを利用して良いかわからない人におすすめのサイトを紹介します。複数使用してみて使いやすいと思ったサイトで探してみてくださいね。
ステップ④条件に合う企業探し
専門サイトに登録が完了したら次は自分の条件に合った企業を探します。興味のある業界や仕事内容から絞り込み、給与や勤務地などの条件でさらに検索をかけます。
条件検索ではさまざまな検索ワードが準備されていることも多いので細かく設定して検索をかけることもできます。「週4日以上からOK」「未経験者歓迎」「1カ月からOK」「フルリモート可能」などの検索ワードは自分の希望にかなり合わせることができるのでおすすめです。
また、使うサイトによってはスカウト機能もあるので、スカウトを受けた場合はその企業から選ぶこともできます。職種や条件にこだわりがある人はしっかり企業を絞って自分に合った企業を探しましょう。
ステップ⑤履歴書&ESを用意
応募したい企業が決まった人は次に応募書類を用意します。履歴書やESは応募先の企業によって提出方法が異なります。そもそも提出する必要があるのかどうかは、事前に企業の募集情報や公式サイトなどからチェックしておきましょう。どちらか迷った場合は直接問い合わせて確認してみてください。
履歴書やESは面接では伝えきれない自分の魅力を伝える手段でもあります。面接で頑張れば大丈夫だと油断せずに、履歴書やESもしっかりと作成しましょう。
こちらの記事では履歴書の書き方をわかりやすいステップで紹介しています。書き方に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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失敗しない履歴書の書き方をプロが解説! 提出時の注意点も
就職活動において企業に応募するために欠かせない履歴書。その正しい書き方をキャリアコンサルタントとともに解説します。各項目の注意点や採用担当者の見ているポイントなどをしっかり理解して、好印象な履歴書を作成しましょう。
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ステップ⑥面談・選考会
長期インターンは希望する学生が全員参加できるわけではありません。多くの応募があった場合、面談や選考会を通して決められることが一般的です。志望動機をしっかり伝えて参加への熱意をアピールしましょう。
なぜその業界なのか、その企業なのか、目的は何か、今後どうなっていきたいかを伝えることで企業に良い印象を与えることができます。当日焦ってしまうことがないように、よく聞かれる質問の回答準備など事前に面接対策をおこなうことが重要です。
また、その企業の特徴を理解しておくことで回答に具体性が持てるのでほかの学生との差別化もできます。事前に社内の雰囲気などを知る良い機会でもあるので、可能であれば社員と話す時間をもらえるとさらに良いですね。何か不安に思っていることや疑問があればこのタイミングで解消しましょう。
長期インターンの志望動機では、その企業で活かせそうな自分の強みを伝えましょう。自己分析をしっかりおこない、どのように貢献できるのかを言語化しましょう。
また、週に何日仕事ができるかも重要なポイントです。週1〜2日だとなかなか仕事も覚えられず成果も出しづらく、採用されづらいです。少なくとも仕事に慣れるまではスケジュールを調整して週3日以上は出られるようにしましょう。
長期インターンの選考は対策が必須です。下記の記事では選考で見られていることを企業目線で解説しています。参考にしてみてください。
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ステップ⑦企業の決定
何社かの面談を終えて参加できる企業が決まったら、その中からもっとも条件に合う企業を選びます。業務内容や勤務地だけでなく、一緒に働く人や社内の雰囲気が自分と合うかという観点も大切です。
たとえば、自分のやりたい仕事ができるポジションにいたとしても、働く人たちの雰囲気が悪く、気軽に質問もできないような環境であればモチベーションの維持が難しいです。
面談や選考会で感じた違和感は無視せず、「ここでなら頑張れる」と思える企業を選びましょう。長期インターンに参加する企業を決めたら、承諾とそのほかの企業へ辞退の連絡を忘れないでくださいね。
複数社から長期インターンの選考通過の連絡を受けた場合は以下の点で比較してみてください。
①成長機会や企業文化が自分に合っているか
②フィードバック体制が整っているか
③インターン後の選考へとつながる道があるかどうか
この3つの点で比較してより良いと思えた企業を選びましょう。
ステップ⑧長期インターン開始
インターン当日までは準備の期間にしましょう。初日は自己紹介をする場面があるので、自分のことを知ってもらえるような内容をあらかじめ考えておくと良いですね。また、当日迷わないように会社の場所やアクセスなどを調べておきましょう。最初の印象はとても大切なので、遅刻しないように少し早めに家を出ると安心です。
長期インターンを通して身に付けたスキルや知識は今後のキャリア選択に役立ちます。インターンに参加することで、自分の向き不向きがわかるきっかけにもなります。
やってみて向いていると思った人は身に付けたスキルを活かして就職活動に臨みましょう。また、向いてないなと思った人は就職する前に気づけて良かったと前向きに考えて別の業界へ進んでみましょう。
長期インターンでは当日持っていくべき持ち物がいくつかあります。下記の記事ではインターンに必要な持ち物を紹介しているので参考にしてみてくださいね。
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こんな企業は要注意!? 避けるべきインターンを紹介
こんな企業は要注意!? 避けるべきインターンを紹介
- 短時間×高時給で稼げることだけをアピールしている企業
- 膨大な数のインターンの受入れ実績をアピールしている企業
- 強引にSNSでの勧誘をしている企業
- 仕事内容がスキルなしでもできる作業ばかりの企業
長期インターン先の選び方によってはスキルや経験が身に付かず結果として意味がないインターンになる可能性があります。しかし、避けるべきインターンの特徴を知るだけでそのリスクを低減することができます。
ただし、その特徴に当てはまるすべての企業が悪いというわけではありません。これから長期インターン先を探す人は情報の取捨選択を慎重におこない決めるようにしましょう。ここからは避けるべき長期インターン先の企業の特徴を紹介するので、参考にしてください。
短時間×高時給で稼げることだけをアピールしている企業
一見すると短時間で稼げる仕事は魅力的に見えます。そのため、自分の条件に合っていればよく調べずに応募してしまうケースも多いです。
しかし、短時間で高時給をアピールしている企業のなかには、人材の確保がうまくいっていなかったり、応募を集めるための大げさな表現をしている場合もあります。そのため、長期インターン開始後に勤務時間や給与の部分で求人票と異なる部分が発覚する可能性があるのです。
長期インターンに参加する1番の目的はお金を稼ぐことではありません。時給で決めるのではなく仕事内容や会社の信頼性など、自分が求める条件を明確にしたうえで選んでくださいね。
膨大な数のインターンの受入れ実績をアピールしている企業
「長期インターン生を年間500名採用!」などとアピールしている企業も少し注意が必要です。なぜなら、大量採用をおこなっている企業は人手不足で困っているケースがあるからです。
人手不足の場合、十分な研修をしないまますぐに現場に出されてしまう可能性があります。また、多くのインターン生を受け入れているのはそれだけ辞めている人が多いからかもしれません。
大量採用であれば採用される可能性が高いため応募へのハードルが低くなりがちです。ですが後悔しないためにも、研修内容が充実しているか、一人ひとりの教育に時間を割いてもらえるのかなど細かい部分も確認しておきましょう。
強引にSNSでの勧誘をしている企業
最近はSNSで就職活動アカウントを作成する学生も増えてきています。うまく活用できれば学生同士でつながりを持てたり情報の交換をおこなうことができます。しかしそういったアカウントを狙ってDMで長期インターンへの勧誘をおこなう企業があります。
SNSで勧誘をおこなうアカウントがすべて良くないわけではありませんが、中には都合の良いことを並べてインターンに参加させようとしてくるアカウントが存在します。断っても強引に勧誘をしてくるアカウントの場合は、企業から紹介料として報酬をもらっている場合も考えられるので企業や運営元を聞き、しっかり調べるようにしましょう。
成果報酬型のインターンがすべて危険なわけではありません。実際に成果報酬型が合っていてインターンで月に100万円以上稼ぐような学生もなかにはいます。
自分に合ったインターンを選ぶことが大切なので、自分で情報を見極めて選択するようにしましょう。
仕事内容がスキルなしでもできる作業ばかりの企業
企業によっては単純な作業の繰り返しでスキルが身に付かないことがあります。たとえば、営業としてインターン生を募集していたとしても、ふたを開けてみると営業補助として1日中データ入力のみをおこなうといったこともあります。
企業を探す際は、成果を求められる仕事であるか、裁量の大きな仕事を任せてもらえるかなどを重要なポイントとして探してみてください。
もしインターン開始後に単純作業ばかり任せられたときはほかに何かできることはないか探してみましょう。その企業ではスキルが身に付かないと判断した場合は、別の長期インターンに参加することも検討してみてください。
マニュアル通りに働くインターンに参加した場合、最初はマニュアルを忠実に守りながら行動すると思います。しかし、次第に自分で工夫をしたり、どうすれば改善してよりよくできるかということを考え提案することもできるようになります。
これらから問題発見能力や改善提案力を培うことができます。
自分の目的を明確にして意味のある長期インターンにしよう
自分のなりたい姿や身に付けたいスキルなどを明確にすることで長期インターンは意味のあるものになります。まずは自己分析をして自分を知ることから始めてみてくださいね。
長期インターンで身に付けたスキルや経験は今後のキャリアの選択肢を広げます。目的をもって参加して意味のある長期インターンにしましょう。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見る長期インターンは自分の活躍できる場を知るチャンス
長期インターンに参加するか悩んでいる人は、まず「自分の成長目標や将来のキャリアビジョンに沿っているか」という判断基準を明確にしましょう。
長期インターンでは、業界や企業の実態に近い仕事を経験できるため、自己成長やスキルアップの場として非常に有意義です。また、職場環境や仕事の進め方をリアルに知ることで、自己理解が深まり、自分がどのような環境で力を発揮できるかといった新たな強みの発見や再認識ができるチャンスになります。
目的の明確化とスケジュール調整を意識して意味のあるインターンにしよう
しかし、インターンに参加する目的が不明確なままだと、貴重な時間を無駄にしてしまう可能性もあります。せっかく多くの時間を費やしたのに成果が出なかったり得られたものがほとんどなかったりするのはとてももったいないです。自分の興味や目標に合ったインターンを選ぶことが大切です。
また、長期インターンは一定の時間と労力が求められるため、部活やサークル、学業などほかの活動とのバランスも考慮しましょう。せっかく参加するなら、スケジュール調整をし、慣れるまではしっかりインターンにコミットすることが大切だと思います。
自分の成長とキャリアデザインに有益な場として、ポジティブにチャレンジしていく姿勢がインターンや就活、そしてあなたの未来につながります。頑張っていきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
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