この記事のまとめ
- 内定承諾に悩むときは3つの判断基準に沿って考えよう
- 就活のプロが内定承諾に悩むときの後悔しない選択の仕方を解説
- 内定承諾時の例文を参考に企業への伝え方を慎重に考えよう
企業から内定の連絡が来たときに、返答の仕方は承諾・保留・辞退の3つに分かれます。内定承諾は人生において重要な選択のため、自身の決断に後悔しないためにも、「この企業で働くことに後悔はないか」と自分の気持ちを確認することが大切です。
しかし、何を基準に内定承諾を選べば良いのか悩む人もいるのではないでしょうか。
この記事では、内定承諾の判断基準や伝えるべき内容をキャリアコンサルタントの古田さん、西さん、瀧本さんと一緒に解説します。保留・辞退時の伝え方も解説するため、併せてチェックして、自分の考えを採用担当者に丁寧に伝えられるようにしましょう。
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内定承諾のポイントを理解して後悔がない選択をしよう!
企業から内定通知の返事に悩む場合、すぐに返答をする必要はありません。後悔しない選択をするために、自分が本当にその企業で働きたいのかを一度考え直すことが大切です。また、悩んでいる理由が不明確な場合は、なぜ承諾できないのかを明確にする必要があります。
そこでこの記事の前半では、内定承諾をするときの3つの判断基準や内定承諾前にやるべきことを解説します。内定承諾後に「条件が思ったものではなかった」とならないよう、事前に得るべき情報を確認しましょう。
そして記事の後半では、内定承諾に悩むときに後悔しない選択の仕方や内定承諾時に伝えるべき内容を解説します。記事を最後まで読むと、後悔のない選択ができ、企業へ内定を承諾するかの返答ができるようになります。
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後悔しないために! 内定承諾をするときの3つの判断基準
内定承諾をするときの3つの判断基準
- なぜ内定承諾を悩むのか明確にする
- 内定承諾を悩む理理由を解決する方法を考える
- 他社と悩む場合は自分の優先基準を明確にする
ここでは、内定承諾するときの3つの判断基準を解説します。自分の気持ちを明確にして、入社する会社を選ぶ際の判断基準を理解しましょう。
内定を承諾後に後悔しないためには、自分が就職先選びで悩んでいることや、どの条件が変われば解決できるのかを明確にする必要があります。即決で内定承諾できない場合、企業が合わないと感じる理由がある可能性が高いからです。
①なぜ内定承諾を悩むのか明確にする
希望する企業に応募して、内定を得たにもかかわらず、即決で内定承諾できない場合は、企業とのマッチ度が低いことが考えられます。
企業と合わないと感じるポイントは、仕事内容や配属される部署など仕事に関する内容、または給与や休日の日数といった待遇などがあります。
このように入社を悩む場合は、自分が就職活動前に定めた就活の軸からずれている可能性もあるため、「なぜ入社を悩むのか」の部分を明確にしましょう。入社を悩む理由を明確にするには、企業から提示された条件や求人票に目を通し、気になっている部分を探します。
その後、気になる部分を解決するためには、志望先を変える必要があるのか、自分の譲れる部分なのかを考えましょう。
複数の項目が気になる場合は、メモに取っておくと、比較するときや見返すときにも役立ちます。
内定承諾に悩むとき、自分の就活の軸がわからなくなってきた場合は、改めて確認しましょう。下記の記事では就活の軸の見つけ方を解説しているため、併せてチェックしてください。
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また、内定承諾に悩む場合はこちらの記事で詳しい判断基準やNGな考え方を解説しているため、確認しておきましょう。
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- 内定承諾を悩む理由が「なんとなく嫌な部分がある」です。なんとなくの部分を明確にするコツを教えてください。
自身の価値観や本当にやりたいことをもう一度自己分析しよう
一般的に「なんとなく嫌な部分がある」と感じる場合、それは「第一志望ではない」「働き方に不明点がある」「会社の雰囲気が思っていたのとは異なるのではないか」「給与が理想とは異なる」のいずれかに当たる可能性があります。
また、内定承諾先の企業が理想的な企業で、自分にとって申し分もない場合に「なんとなく嫌だな」と感じる場合は、「自己分析が甘い」ということになります。
働くうえでの大切にしている価値観は何なのか、本当は何がしたいのか、などをもう一度、全体的に分析してください。
②内定承諾を悩む理由を解決する方法を考える
内定承諾に悩む理由が明確になったら、その理由が自分で解決できる方法なのかを考えましょう。たとえば、仕事内容や配属部署が希望とは異なる場合、任せられる内容に前向きに取り組むよう自分の意識を変えられるか、もしくは内定を辞退してほかの企業を目指すかを選ぶ選択肢があります。
一方で、給与や休日の日数といった福利厚生面は自分では変えられません。そのため、希望より低い条件の場合は納得できるのか、やはり譲れない部分なのかを考えましょう。
内定承諾を悩む理由が自分では解決が難しい場合は、内定辞退して新しい企業を選ぶことも選択肢の一つです。自分の状況や企業から提示された条件を見比べて、内定承諾するかを判断しましょう。
③他社と悩む場合は自分の優先基準を明確にする
複数の企業から内定を獲得して、就職先を悩んでいる場合は、自分が働く際の優先事項を明確にして条件を見比べることで、企業の優先順位がつけやすくなります。何を重視するかを明確にすることで、自分の価値観や将来のキャリアビジョンに合致した企業を選びやすくなり、ミスマッチを防げるようになるためです。
そのためには、改めて内定が出た企業だけで企業分析をやり直すこともおすすめです。たとえば、A社とB社で悩んでいる場合は、それぞれ以下の項目を書き出しましょう。
企業分析の項目
- 基本情報
- 経営理念
- 業績
- 事業内容の特徴
- 企業の強み
- 企業の弱点や課題
- 同業他社との違い
- 社風
- 将来性
- 給与・年収
- 福利厚生
- 勤務地・転勤の有無
- 就業時間・休日
- 面接の所感や疑問点
この項目をノートにまとめたら、優先したい順番に①から数字を振ります。そして、優先したい順番に条件を並べ替えて、より魅力を感じる企業がどちらなのかを比較しましょう。
企業研究は正しくおこなわないと結果につながりにくいため、下記の記事で正しい手順を理解したうえで実行することがおすすめです。
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入社前の情報整理が肝心! 内定承諾前にやるべきこと
内定承諾前にやるべきこと
- 労働条件や入社日の確認
- 入社準備で必要なことがないか確認
- ほかの企業の選考状況を整理
企業から内定通知が来たときは、すぐに返答する必要はありません。すぐに返答することばかりを意識して内容を確認せずに承諾してしまうと、入社後のミスマッチにつながる可能性もあるのです。
ここからは、内定承諾前にやるべきことを3つ解説します。内定が出たからといって闇雲に返答するのではなく、条件や仕事内容などを入念に確認して、後悔しない選択をできるようにしましょう。
労働条件や入社日の確認
企業から内定が出た場合は、労働条件や入社日を改めて確認しておくことで、企業との認識の齟齬が避けられます。内定時に出される内定通知書には、企業に入社する日付や入社までに提出が必要な書類、内定承諾の回答期限などが記載されています。
なお、新卒で企業に入社する場合は多くが4月1日の入社日となっているはずです。念の為記載されている入社日が間違っていないかを確認し、万が一異なる場合は企業に問い合わせる必要があります。
このように、記載されている内容に問題がないのか、自分の認識と異なる部分がないかを確認しておくことで、内定承諾後のトラブルを回避できます。
入社準備で必要なことがないか確認
企業によっては、入社する前に身元を保証する書類をはじめとした、必要書類の提出を求められる可能性があります。
必要書類の提出は企業が学生の税金の手続きをおこなったり、保険証の発行に必要なため、指示された内容を用意しましょう。万が一指定された期間までに用意できない場合は、採用担当者に連絡して、相談する必要があります。
また、企業によっては入社前に健康診断の実施を求める可能性があるため、指示が記載されているかを確認しましょう。入社前の準備で抜け漏れがあると、企業で働く前に信用を失ってしまう可能性があるため注意が必要です。
受け取った内定通知書に入社前に必要な準備が書いていないときは、何を質問したいかをあらかじめリストにしてから企業の担当者に連絡しましょう。
一般的には形に残るようメールで連絡します。その際、準備するものがいつまでに必要なのか、納期の確認を忘れないようにしましょう。
ほかの企業の選考状況を整理
複数の企業の選考を同時に進めている場合は、後悔のない選択をするためにも内定承諾前に他社の選考状況を整理しましょう。
たとえば、第一志望の選考がまだ終わっていない場合は、選考状況を整理したうえで、いつごろに結果が出るのか明確にします。そのうえで、内定が出ている企業の回答期間内なのかで判断すると、次の行動を決めやすくなるのです。
第一志望の企業の選考対策を待ちたい場合は、内定が出そうな日を想定しておき、企業に内定承諾までの期限を延ばせるか確認することも可能です。企業によっては、連絡することで期限を延ばしてもらえる可能性があります。
ただし、内定承諾期間の延長は必ずしもかなうわけではないため、そのときは提示された条件をもとに内定を承諾するのか、辞退するのかを決めておきましょう。
就活のプロが解説! 内定承諾に悩むときに後悔しない選択の仕方
内定承諾前に自分なりの優先順位を考えても、本当に後悔しない選択なのか、自信を持てない場合もあるのではないでしょうか。内定承諾は将来に大きな影響を与えるため、迷う気持ちがあることは当然といえます。
そこでこの章では、内定承諾に悩むときに後悔しない選択の仕方をキャリアコンサルタントの西さんに解説してもらいます。自分の目指す未来をかなえるためにも、企業の選び方を明確にしましょう。
アドバイザーコメント
西 雄一
プロフィールを見る「なぜこの企業なのか?」を繰り返し自問して後悔のない選択をしよう
内定承諾に限らず、今後の人生は決断の連続です。決断をする際に100%大丈夫ということはありません。
ある程度の時間が経ってから、「あのときは最高の決断をしたと思っていたけれども、よく考えてみれば、あのときこうしておけば良かった」と思うことは多々あります。そのため、私はよく学生に「『なぜこの企業なのか』を5回繰り返して考えなさい」と伝えます。
逆に、親や友人への相談は極力控えるようにも伝えます。その理由は、「人は、知らない内容に対しては否定的に反応する」からです。
たとえば、食べたことも見たこともないものに対して、様々な不安を感じます。やったことがない人に、「どう思う?」と質問しても、まともなアドバイスがかえってこないものです。内定承諾までこぎつけたのですから、ここからは自己分析の結果をもとに判断してかなければなりません。
内定の承諾について不安があれば企業に問い合わせてみよう
不安な点があれば、企業に問い合わせたうえ、一つ一つクリアにしていきます。また、内定承諾先の企業が第一志望でないならば、承諾はできるだけ先延ばしにしてもらい、他の企業と慎重に比較してください。
内定承諾の伝え方は企業に合わせた方法がおすすめ
内定を承諾すると決めた場合は、どのように企業に連絡すれば良いのか悩む人もいるのではないでしょうか。内定承諾を伝える場合は、基本的に企業から指定された方法で回答して問題ありません。なお、返答方法はメールや電話を指定される場合が多いです。
特に指示がない場合は、企業から連絡が来た方法と同じやり方で承諾の意思を伝えれば失礼な印象にはなりません。企業がその方法を用いて連絡してきたということは、連絡手段として適切だと判断しているからです。同じ方法で対応することで、企業側に違和感を与えず、スムーズなやり取りが可能になります。
なお、電話で連絡が来たため折り返したものの、担当者につながらない場合もあると思います。その場面で内定承諾の期限が迫っている場合はメールで一度伝えても問題ありません。
- 電話で内定承諾の連絡をするのは緊張します。緊張せずにきちんと伝えるコツはありますか?
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まず、話す内容を箇条書きでメモにまとめておきましょう。自分の名前を名乗る、内定を受ける意思、質問事項などを書いておくのがおすすめです。
そして、書いた内容をスムーズに話せるように、家族や友人に手伝ってもらい練習しておくことをおすすめします。その際、ゆっくりはっきり聞き取りやすい話し方を意識しましょう。
電話をかける直前になったら深呼吸をしてリラックスし、早口にならないよう練習したことを思い出してください。電話でも表情は伝わるものです。自信を持って笑顔で話しましょう。
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自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。
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意図を迅速に伝える方法! 内定承諾時に伝えるべき内容
内定承諾時に伝えるべき内容
- 内定に対して感謝の気持ちを伝える
- 入社後に活躍したい意気込みを伝える
- 確認事項があれば伝える
内定承諾を企業に伝えるときは、伝えるべき内容を理解したうえで会話をすると、企業に感謝の気持ちを伝えやすくなります。内定承諾する場合、採用担当者は今後一緒に働く仲間となります。お互いが気持ちの良い対応を意識しましょう。
この章では、内定承諾時に伝えるべき内容を3つに分けて解説します。落ち着いて話せる自信がないときは、話すべき内容をメモに書いておき、読み上げる形で伝えるのもおすすめです。
①内定に対して感謝の気持ちを伝える
内定承諾の連絡をするときは、企業が自分を採用する判断をしたことに対して感謝の気持ちを伝えましょう。長々と書く必要はないため、お礼を伝えるときは一言で構いません。
内定に対して感謝の気持ちを伝えるときの例文
このたびは内定のご連絡をいただきまして、ありがとうございます。
企業は一人の学生を採用する場合でも、多くの時間とコストをかけています。そのため、きちんと感謝の気持ちを伝えることで、企業に「この学生を採用して良かった」と思ってもらえる可能性が高まります。
このように、内定に対して感謝の気持ちを伝えることで、入社後もお互いが気持ちよく働き始められ、入社前からわだかまりを作ってしまう可能性を減らせるのです。
②入社後に活躍したい意気込みを伝える
内定承諾の意思を伝えたあとは入社後に活躍したい意気込みを伝えることで、採用担当者に仕事への熱意があることを伝えられます。ただし、あくまで伝えたい内容は内定承諾がメインのため、入社後の意気込みを長々話す必要はありません。
入社後に活躍したい意気込みの例文
入社後は貴社で即戦力になれるよう、精一杯努力してまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
特に第一志望だと、内定が出たことへの嬉しさからお礼の言葉や意気込みは長くなりがちです。採用担当者はほかにも業務があるため、長電話で拘束してしまうとかえって迷惑になってしまう可能性があるため注意しましょう。意気込みを伝えるときは、一言二言で伝えれば長い印象にはなりません。
③確認事項があれば伝える
内定承諾時は、入社にあたって必要な書類の提出期限をはじめとした、確認事項がある人もいるのではないでしょうか。
疑問を持ったままでは、内定承諾後に不安を覚えてしまう可能性があるため、承諾の意思が決まっている場合でも、気になる部分があれば確認しましょう。
内定承諾時に確認するべき内容は以下の4つです。
内定承諾時の確認事項
- 労働条件
- 入社までの用意する書類
- 入社までの流れ
- 担当者の連絡先
ただし、すべてを口頭で確認すると聞き間違えが起きる可能性があるため、採用担当者によっては詳細はメールする旨を伝えられる可能性があります。その場合は、後から来るメールを確認したうえで、疑問があれば返信しましょう。
- 内定承諾の電話だと頭が真っ白になって聞くべきことが聞けるかわかりません……。
事前に質問リストを用意して電話中はメモを取ろう
内定承諾の電話では、まず冷静に対応することが大切です。事前に質問リストを準備し、メモを取ることで、抜け漏れを防げます。
特に確認すべきなのは、以下の5つです。
①雇用条件(給与、昇給、賞与、勤務時間、残業・休日の扱い)
②勤務地や配属先の可能性
③入社までのスケジュール(書類提出期限や研修の有無)
④他社選考の辞退期限
⑤内定承諾後の辞退可否や違約金の有無
もし電話中に聞き忘れても、メールで確認するのは失礼にはあたりません。その際、「大変恐縮ですが、確認不足があり…」と丁寧な文面にすると良いでしょう。
伝え方別! 内定承諾時の例文
内定承諾の電話をかけるときは、緊張してしまい頭が真っ白になってしまう場合もあるかと思います。緊張している場面でも落ち着いて話せるよう、あらかじめ話すべきことを明確にしておきましょう。
ここでは、内定承諾時の例文を伝え方別に解説します。想定される場面に合わせて、回答内容を練習しておきましょう。
電話
電話で内定の連絡が来た場合は、急な連絡に驚いてその場で内定を承諾するか判断できない場合もあるのではないでしょうか。採用担当者としても、無理にその場で決めるよう迫ることは少ないため、悩む場合は内定保留を選ぶ人もいるはずです。
そのため、電話で内定承諾をする場合は、「その場で内定承諾するとき」と「掛け直して内定承諾するとき」の2パターンに分けられます。
ここからは、電話で内定承諾するときの受け答えの方法を2パターンに分けて解説します。それぞれの受け答えの内容を理解して、自分の状況に合わせて会話を進めましょう。
その場で内定承諾するとき
その場で内定承諾の意思を伝える場合は、第一志望の企業からの連絡や、内定が出たら入社すると決めている企業の場合が多いです。急な電話に対応している分緊張することが多いため、必要な情報を聞き忘れないよう注意しましょう。
その場で内定承諾するときの例文
採用担当:お世話になっております。株式会社〇〇の採用担当の〇〇です。今お時間よろしいでしょうか。
学生:お世話になっております。はい、問題ありません。
採用担当:先日は弊社の選考に参加していただきありがとうございます。社内で検討した結果、ぜひ弊社に入社していただきたいと思い、内定のご連絡をいたしました。つきましては、〇〇さんの現時点でのご意思や就活の状況を教えていただけますでしょうか。
学生:誠にありがとうございます。私もぜひ御社に入社したいと考えており、ありがたく内定をお受けできればと思います。可能であれば、入社までの流れや、準備しておくべき必要な書類があれば教えていただけますと幸いです。
採用担当:承知しました。内定を承諾してくださりありがとうございます。今後の流れについては、後ほどメールで内定承諾書を送付するので、サインをしたうえで〇日の〇時までに提出お願いします。
学生:内定承諾書を〇日〇時までに提出とのこと承知しました。
採用担当:〇〇さんと一緒に働けるのを楽しみにしております。引き続きよろしくお願いします。
学生:こちらこそよろしくお願いします。失礼します。
入社承諾書の書き方を知りたい人は、次の記事をチェックしてみましょう。
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掛け直して内定承諾するとき
内定承諾が即決できない場合は、一度保留にして自分の意思を確認することも可能です。その場合は、自分から担当者へ連絡する必要があるため、企業の業務時間内に電話するよう注意しましょう。
掛け直して内定承諾するときの例文
学生:お世話になっております。〇〇大学の〇〇と申します。先日御社から内定のご連絡をいただき、ぜひ内定をお受けさせていただきたくお電話しました。採用ご担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか
採用担当:お世話になっております。私が〇〇です。
学生:この度は内定のご連絡や保留のお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。ぜひ御社に入社したいと思いまして、ありがたく内定をお受けします。入社後は貴社で活躍できるよう、精一杯努力してまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
1点ご質問がありまして、入社の際に必要な書類などがございましたら、提出させていただきたいです。入社にあたって必要な準備があれば、教えていただけますでしょうか。
採用担当:内定を承諾してくださりありがとうございます。必要書類や内定承諾所に関しましては後ほどメールで詳細をお送りしますので、そちらをご確認ください。そのうえでご質問があれば、再度ご連絡いただけますと幸いです。
学生:承知いたしました。メールお待ちしております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
内定の連絡が電話で来たときは、下記の記事が受け答えの方法をさらに詳しく解説しています。併せてチェックしておくことで、どのような場面でも落ち着いて対応できるようになります。
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選考の段階から企業の担当者は学生を細かく見ています。まずは感謝の気持ちを忘れずに伝えてください。
嬉しさのあまり緊張しすぎて、電話での受け答えが失礼にならないようにします。電話では常に笑顔で、そして、メモを取ったり復唱したりしながら、確認をとってください。
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メール
企業からメールで内定の連絡が来た場合は、返信もメールで問題ありません。メールは自分のペースで返せるうえ、内容の推敲が可能です。だからこそ、失礼のない内容になっているかをしっかり確認して送信しましょう。
メールでの内定承諾の例文
件名:Re:選考結果のご連絡(〇〇株式会社)
本文:
〇〇株式会社
人事部 採用ご担当〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
先日は最終選考のお時間をいただき、ありがとうございました。
また、内定のご連絡をいただき、感謝申し上げます。
私も御社に入社したいと考えておりまして、ぜひ内定をお受けさせていただきたくご連絡いたしました。入社後は一早く御社で活躍できるよう尽力して参りますので、今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
早速ではありますが、入社にあたって必要な書類や今後の流れをお伺いできますと幸いです。
ご多忙の折、大変恐縮ですが、ご返信いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
- すごく悩んで内定辞退のメールを送ったのですが、やはり撤回したいです。返事が来る前であれば、再送しても問題ないでしょうか。
内定辞退直後であれば撤回できる可能性がある
内定辞退の撤回は可能な場合もありますが、企業の採用状況やタイミングに大きく左右されます。辞退を伝えた直後であれば、できるだけ早く企業に連絡しましょう。
特に、採用予定人数に達していない場合や小規模企業では、撤回が受け入れられる可能性が高いです。方法としては、まずメールで謝罪と撤回の相談を伝えたうえで、電話で誠意を持って話すのが効果的です。
その際、「なぜ辞退したのか」「なぜ撤回したいのか」を正直に説明し、企業側の理解を得られるようにしましょう。ただし、一度辞退したことで信頼が揺らぐ可能性もあるため、慎重に対応し、最終的な決定には覚悟を持つことが大切です。
内定承諾後は、お礼状を送ることでより丁寧な印象を持たれます。こちらの記事では内定時のお礼状を書く方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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内定後のお礼状の正しい書き方|例文付きで気になるポイントを解説
「内定後のお礼状」の役割や書き方を解説する就活向けの記事です。キャリアコンサルタント監修による企業側からの印象や、例文をケース別に紹介します。内定後のお礼状を出すことで、感謝や今後の意気込みを伝えられるため、ぜひ参考にしてみてください。
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内定承諾に悩むとき! 保留や辞退の例文
検討した結果、その場で内定を承諾せず保留や辞退を選ぶ場合もあるのではないでしょうか。保留や辞退は内定承諾よりも伝えにくい内容のため、失礼がないよう注意する必要があります。
この章では、内定承諾に悩むときに、企業へ保留や辞退の意思を伝える方法を解説します。後悔のない選択ができるよう、承諾以外の選択肢の伝え方も理解しておきましょう。
内定保留したいとき
複数の企業の選考を同時に受けていると、ほかの企業の選考対策を待つために、内定を保留にしたい場面もあります。多くの企業は内定が保留にされる可能性も想定しているため、保留の意思を伝えることは失礼にはなりません。ただ結果を伝えるまでに時間をいただくことになるため、失礼のないような伝え方をすることが大切です。
内定保留したいときの例文
採用担当:お世話になっております。株式会社〇〇の採用担当の〇〇です。今お時間よろしいでしょうか。
学生:お世話になっております。はい、問題ありません。
採用担当:先日は弊社の選考に参加していただきありがとうございます。社内で検討した結果、ぜひ弊社に入社していただきたいと思い、内定のご連絡をいたしました。つきましては、現時点での〇〇さんのご意思や就活の状況を教えていたくことは可能でしょうか。
学生:内定をいただけるとのこと誠にありがとうございます。とても嬉しく思います。本来であれば今すぐにお返事すべき内容ではございますが、将来に関する大切な決断のためお返事をお待ちいただくことは可能でしょうか。
採用担当:承知しました。それでは、1週間後の〇日まではいかがでしょうか。
学生:お忙しいところお手数をおかけしてしまい申し訳ございません。そちらの日程までにご返答させていただきます。本日はお電話をいただきありがとうございます。何卒よろしくお願いいたします。
内定保留を企業に理解してもらうためには、いくつかポイントがあります。こちらの記事では内定保留時のポイントを解説しているため、目を通したうえで返答しましょう。
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内定保留はいつまで可能? 伝え方の例文やトラブルへの対処法も解説
内定保留をお願いする際の例文を紹介。電話・メールのそれぞれの例文や内定保留の可否について、社労士やキャリアコンサルタントが解説しています。また、内定をもらった時期によって異なる、内定保留期間の目安も一緒に解説しています。
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内定辞退したいとき
内定辞退の気持ちを伝える場合、企業からは辞退の理由を聞かれる可能性があります。事前に伝える内容を考えておくことで、電話のときも落ち着いて対応が可能です。
内定辞退したいときの例文
採用担当:お世話になっております。株式会社〇〇の採用担当の〇〇です。今お時間よろしいでしょうか。
学生:お世話になっております。はい、問題ありません。
採用担当:先日は弊社の選考に参加していただきありがとうございます。社内で検討した結果、ぜひ弊社に入社していただきたいと思い、内定のご連絡をいたしました。そうしましたら、〇〇さんのご意思や現在の就活の状況を教えていただけますでしょうか。
学生:内定のご連絡をいただきありがとうございます。大変申し上げにくいのですが、検討させていただきまして、今回の内定は辞退させていただきたく思います。
採用担当:承知いたしました。とても残念です。差し支えなければ、理由をお伺いできますか。
学生:はい。ほかにも選考を受けていた企業がありまして、内定をいただくことができました。自分の適性や将来を考えた結果、そちらに入社することを決めました。
採用担当:それはおめでとうございます。残念ですが承知いたしました。
学生:貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このような結果になり申し訳ございません。また機会があれば何卒よろしくお願いいたします。失礼いたします。
- 内定辞退の連絡をすることに勇気が持てません。電話ではなく、メールで伝えても良いでしょうか?
内定辞退はメールで伝えても問題ない
内定辞退の連絡は、企業に対して迷惑がかからないよう、一般的には電話が良いとされています。できるだけ早いほうが企業も次の策を講じられるという観点からです。
とはいえ、メールは正式な文書として記録が残るため、電話が繋がらなかった場合なども含めて適切な方法の一つでもあります。
メールのみで知らせる場合は、件名に「内定辞退の件」など、はっきりとした内容を示すものにし、意思が固まった時点で早急に送るようにすれば問題ないでしょう。
内定辞退を伝えるときは、マナーがあるため事前にチェックしておくことでトラブルを防げます。下記の記事では内定辞退時のマナーを解説しているため、合わせて目を通しておきましょう。
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内定辞退の理由を伝える例文11選|4つの注意点でトラブルを防ごう
内定辞退の理由を企業にどう伝えるべきか悩みますよね。気を付けないと辞退を受け入れられない、怒られるなどのトラブルになる可能性もあります。この記事では内定辞退の理由で守りたいポイントと例文11選を、キャリアアドバイザーとともに解説します。
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押さえておくと安心! 内定承諾時のマナー

内定承諾をするときは、ただ感謝の気持ちを伝えるのではなく、守るべきマナーがあります。マナーを理解せずに返答してしまうと、企業からの信頼を失ったり場合によっては内定が取り消しになったりするケースもあるため注意が必要です。
ここからは、内定承諾時のマナーを解説します。企業にビジネスマナーを持つ学生だと理解してもらい、信頼関係を築くためにもどのようなことを守れば良いのか理解しましょう。
共通:内定通知の期限内に返信する
電話やメールのどちらで内定をもらったとしても、その場で内定承諾しない場合は保留の扱いになります。
電話で内定を保留した場合は、企業と相談したうえで保留期間を決めます。メールで内定を通知された場合は、本文中に「〇日までに返答」と記載がないか確認しましょう。
内定承諾する場合は、必ず指定された期限内に返事をすることがマナーです。万が一期限を過ぎてから返事をすれば、最悪の場合「期限内に返信ができていない」という理由から内定が取り消しになる可能性もあるのです。
せっかく希望する企業からの内定を獲得したからには、不用意な内定取り消しにならないよう保留期限をきちんと確認しておきましょう。
また、期限内に内定承諾をしたにもかかわらず、卒業できなかったり犯罪行動を起こすと、内定が取り消しになる可能性があります。こちらの記事では内定取り消しの可能性がある行為を解説しているため、念の為目を通しておくと安心です。
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電話:時間帯や電話する場所に気を付ける
電話で内定承諾の連絡をするときは、プライベートの時間を邪魔しないために採用担当者が業務をしている営業時間に電話をかけましょう。ただし、始業直後や終業間際は忙しい可能性もあるため、14時から16時ごろだと迷惑になりにくい可能性が高いです。
また、電話する場所もなるべく静かな場所を選び、駅のホームやショッピングセンターのなかなどアナウンスが流れる場所を避けると、お互いの声が聞き取りやすくなります。
電話の時間や場所を守れないことは内定取り消しになるような事柄ではありませんが、ビジネスの電話では基本的なマナーになります。採用担当者に不快感を与えないよう、時間や場所に配慮して電話しましょう。
内定連絡の電話は早朝や夜遅くは避けてほしいです。特に8時前や20時以降だとプライベートな時間が多く、対応も難しいため印象も悪くなりがちです。
昼休みや退勤直後は立て込みやすいので、10時から11時、14時から17時頃が落ち着いて対応しやすいです。
電話:担当者が不在なときなメールする
担当者が忙しくなさそうな時間を狙って電話をしたとしても、不在でつながらない場合も考えられます。そのときは、電話の内容をメールで伝えることで、スムーズなコミュニケーションが取れるようになります。
さらに、メールで内定承諾の旨を伝えておけば、採用担当者はその後にメールで返事が可能なため、出先からでも業務を進められるのです。
なお、一度電話した後にメールで連絡する場合は、「先ほど一度お電話を差し上げましたが、ご不在だったのでメールで失礼いたします」といった形で一言添えておきましょう。採用担当者が見たときに「電話をしてくれたのか」と判断でき、失礼な印象に捉えられることを避けられます。
メール:件名は変更せず返信する
メールで内定の通知が来た場合は、内定承諾のときも件名を書き換えず、同じ内容で返信しましょう。一般的には、メールに返信するときは件名の頭に「Re:」がつくため、その部分も削除せずに送ることがマナーです。
メールを送信する際に毎回件名を変更してしまうと、採用担当者がメールの件名を見たときに内容が判断しにくくなります。採用担当者は一日に何通ものメールを処理する必要があるため、わかりにくいメールは迷惑になってしまうのです。
このように、複数回メールのやりとりを続ける場合でも、基本的には件名は変更せず、そのまま送信しましょう。
メール:基本的な就活メールのマナーを守る
内定承諾のメールでも、基本的な就活メールのマナーを守りましょう。
基本的な就活メールのマナーは、以下のとおりです。
基本的な就活メールのマナー
- メールの冒頭には宛名を記載
- 挨拶と名前を記載
- 本文は適度に改行
- メールの最後には署名を記載
- クッション言葉を使用
また、メールの本文を改行するときは、3〜4行ごとに改行すると読みやすさが増します。ただし、文章の途中で改行が入ると、かえって読みにくくなるため注意しましょう。
さらに、ビジネスメールでは「恐れ入りますが」「差し支えなければ」などのクッション言葉を利用することで、企業に何か依頼する場合でも失礼な印象になりにくくなります。就活メールのマナーを守りながら、内定承諾の返事をしましょう。
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内定承諾に悩む人におすすめのQ&Aも併せてチェック!
内定承諾の伝え方が理解できても、就職活動を終わらせて良いのかわからず不安になる人もいるのではないでしょうか。内定承諾は簡単にできる決断ではないため、悩む人も多くいるはずです。
そこでこの章では、PORTキャリアに寄せられたQ&Aから内定承諾で悩む人へおすすめの内容を4つ紹介します。後悔しない選択をするためにも、内定承諾は慎重におこないましょう。
内定承諾後に後悔がないよう入社後の未来を想像しよう!
内定承諾は、自分の将来にかかわる重要な決断です。一度内定承諾したものを辞退すればトラブルに発展する可能性もあるため、慎重に判断しなければなりません。
企業から内定をもらった場合は、改めて労働条件を確認し、疑問点がないか考えましょう。もちろん、第一志望であれば、その場で内定承諾をしても問題はありません。
内定承諾後に後悔がないよう、自分の入社後の未来を想像し、その姿を実現できるのか、なりたい姿なのかを思い返して企業への返答をおこないましょう。
アドバイザーコメント
古田 文子
プロフィールを見るたとえ失敗してもその経験が今後の糧になる
人は選択肢が複数あるとき、何を選択しても壁にぶつかった際、必ず「選ばなかったもののなかに、良い結果になる選択肢があったのではないだろうか」と悩むものです。そのため、内定を受け入れるかどうか、自分が出した結論に「本当にこれでいいのだろうか」と悩むのは自然なことといえます。
就職に限らず、人生は選択と決断の連続です。最初の選択がうまくいくこともあれば、望む結果にならないこともあります。
私の経験上、何かを選択した結果、「失敗だったかもしれない」と感じたときは、「失敗しなければ物事は上手にならない。だから良い経験をした。」と前向きに受け止めて、やり直せば済むことが多かったように感じます。
悩んでいるときこそ慎重に考えて自分の人生を選択しよう
そんな私からみなさんにお伝えしたいのは、悩んでいるときこそ慎重に考える機会だということです。どの道を選んでも、新しい挑戦と成長の機会が待っています。一つの選択が人生のすべてではありません。
あまり自分にプレッシャーをかけず、自分の心の声に素直に従って、思い切って決断してみることをおすすめします。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー
Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/西雄一教育研究所代表
Yuichi Nishi〇大学では就活に関するスキルを身に付けられる実践中心の授業を展開。また、講師として企業で新人や中堅社員に向けてコミュニケーション研修、キャリアコンサルティングをおこなっている
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