インターンはいつから参加? 応募から選考までのスケジュールを解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

    Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント / システムエンジニア

    Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • インターンに参加する時期をおすすめ順に解説
  • インターンに参加するまでのスケジュールをチェックすれば出遅れを回避できる
  • 出遅れてしまった、出遅れそうな人向けの参加方法も説明
  • この記事を読んでいる人に
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インターンに参加すべきとは聞くものの、いつから参加したら良いのかわからず悩みますよね。「適切な応募時期がわからない」「インターンの具体的なスケジュールがわからない」などと疑問に思うのではないでしょうか。

インターンは企業理解を深める重要なもの。だからこそ、応募時期、参加時期をしっかりと押さえて動くことが大切です。

記事では、キャリアアドバイザーの上原さん、鈴木さん、小峰さんと、インターンの参加時期について解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

インターンはいつから参加する? おすすめから参加時期を考えてみよう

インターンをおこなう時期は企業によってばらばらです。しかし、開催数が多かったり、選考に有利になりやすかったりと、時期によって特徴があります。おすすめの参加時期を解説するので、目的と照らし合わせていつ参加すべきか考えてみましょう。

記事では、インターンの参加人数の多さからおすすめの時期を解説します。ただ、参加時期のみを押さえるだけでは不十分です。選考があるインターンでは、前々から準備しなくてはなりません。そこで、サマーインターンを例に、参加までのスケジュールを解説します。

また、そもそもインターンへの参加が難しい人もいると思います。その場合の考え方や対処法も説明するので、併せて参考にしてくださいね。

こちらの記事では、インターンの特徴、準備内容、おすすめのインターンなど、インターンについて網羅的に解説しているので、チェックしてください。

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あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

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インターンの志望先を決められない人
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・時間をかけずに自己分析をしたい人

そもそもインターンとは

インターンの特徴

  • 選考の有無
  • 期間
  • 内容

インターンとは

  • 学生が企業で就業体験をすること
  • 大学3年生の夏〜冬にかけておこなわれることが多い
  • 大企業・中小企業ともに大多数の企業が開催している

インターンとは、学生が企業で就業体験できるものであり、実際の業務を社員と一緒におこなうこともあれば、業務に似せたグループワークをおこなうこともあります。

業務理解ができるだけでなく、インターンの評価が内定に直結したり、本選考での優遇につながったりと、選考が有利になることもあります。

インターンへの参加経験

就職みらい研究所の【2024年卒 就職活動TOPIC】3月時点でのインターンシップ等の参加割合は約9割によると、インターンに参加したことのある学生の割合は93.6%と、ほとんどの学生が参加しています。

また、インターンに参加するメリットは多く、迷っているならば参加しましょう。

インターンに参加するメリット

  • 仕事の理解が深まりマッチ度を確認できる
  • 職場の雰囲気がわかる
  • ビジネススキルがつく
  • 企業の人とのコネクションができる
  • インターンでの活動内容をガクチカの題材にできる
  • インターンの選考が本選考の練習になる
  • 責任を果たした分報酬をもらえることがある

インターンに参加することにはメリットがありますが、やみくもに参加するとデメリットになってしまうかもしれません。次の記事では、いくつのインターンに参加するのが好ましいのかについて解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

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選考の有無

インターンは選考を課すところも多くあります。特に、2日以上のインターンでは選考を課す企業が多いです。場合によっては本選考よりも倍率が高くなるため、しっかり対策をする必要があります

インターンで選考を課す場合、以下の目的があります。

インターンの選考を課す目的

  • インターンに参加する目的や熱意があるかを見たい
  • インターンで使えるコミュニケーション力があるかを見たい
  • 基本的なビジネスマナーがあるかを見たい
  • 優秀な学生を確保したい

特に、目的や熱意の有無を重視する企業が多いようです。それを伝えられるよう、企業研究などをしっかりとおこなってから臨みましょう。

選考があるインターン、ないインターンそれぞれの特徴はありますか?

上原 正光

プロフィール

選考があるインターンは参加を希望する学生が多い

多くの学生が申し込む企業では、すべての学生に対してインターンの場を提供することができないので、どうしても選考を実施して人数を絞る必要があります。

選考があるインターンに参加できると、本選考前に早期にエントリーできたり、一次面接を免除されるなどの特典が与えられる場合が多いです。

ただ、選考がない場合でも、早期選考参加など多くの特典が用意されているケースもあります。

選考があるインターンでは、面接対策をしっかりおこないましょう。こちらの記事で、インターンの面接対策を解説しているので、ぜひ確認してください。

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期間

インターンには、半日~2週間程度の短期インターンと、1か月~1、2年程度の長期インターンがあります。

短期インターンは、学生の夏季休暇や冬期休暇を狙って「サマーインターン」「ウィンターインターン」として開催されるものが多いです。説明会のような内容のものや、グループワークをおこなうものが多くなっています。

長期インターンは実際の業務を社員とともにおこなうことがほとんどで、基本的には3か月程度です。最初から期間が決まっているところもあれば、学生が希望をすれば期間を更新する企業もあります。

長期インターンによる学生生活への支障を不安に思う人もいるかもしれませんが、卒論発表や家庭の事情で行けないなど、やむを得ないケースは融通を利かせてくれることが多いです

次の記事では、インターンの期間についてより詳しく解説しています。ぜひ併せて読んでみてくださいね。

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内容

インターンの3つの種類

  1. 説明会型
  2. ワークショップ・プロジェクト型
  3. 実務体験型

先に少し触れていますが、インターンにはさまざまな種類があり、それぞれ内容が異なります。インターンに求めるものを考えたうえで、参加するインターンを見極めなければ、期待と異なり後悔するかもしれません

インターンは3つの種類に分けられるので、それぞれチェックして、どのインターンに参加すべきか考えましょう。

①説明会型

説明会型

  • 選考の有無:基本的に選考はなく、抽選や先着順になる
  • 期間:半日~1日の短期間が多い
  • 特徴:業界や企業についての理解を深められる

インターンには、説明会とほぼ同じ形でおこなわれるものがあります。業界や企業の詳細を短時間で知ることができるので、就活を始めたばかりの人に向いています

「説明会と同じならわざわざ参加しなくても良いのでは」と感じる人もいるかもしれませんが、説明会型のインターンに参加しなければ、選考やほかのインターンに参加できないとしている企業もあるので注意が必要です。企業ホームページ(HP)で案内されているので、参加要否をチェックしておきましょう。

また、場合によっては数分で席が埋まることもあるので、エントリー開始日を企業HPでチェックしておき、出遅れないよう注意しましょう。

鈴木 洵市

プロフィール

説明会型のインターンは短時間で終わるため、数多くの企業を見ることができるのがメリットです。知見を広げられますね。

デメリットとしては、やはりインターンの時間が短いため、企業を深く知ることができない点があります。

あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

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こんな人に「適職診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

②ワークショップ・プロジェクト型

ワークショップ・プロジェクト型

  • 選考の有無:選考があるケースが多い
  • 期間:1日~2週間の短期間が多い
  • 特徴:業界や企業についての理解を深めたり、社員とのコネクションを作ったり、業務のイメージを抱くことができる

ワークショップ・プロジェクト型は、実際の業務に似せたものや、企業の課題を解決することをテーマにしたグループワークをおこなうものです。

学生が5、6人に分かれ、班に1、2人社員がメンターとしてつきフォローします。社員からのフィードバックで多くのことを学んだり、同期との交流で情報交換をすることができます

ワークショップ・プロジェクト型は、ベンチャーなどよりも歴史ある大企業などがおこなうケースが多いです。

ワークショップ・プロジェクト型は、実際の業務を体験するわけではないですが、参加する意味はあるのでしょうか?

小峰 一朗

プロフィール

意味があるかはインターンに参加する目的による

ワークショップ・プロジェクト型に限らず、インターンに参加する意味というのは、自分自身の目的によります。

たとえば、自身の課題発見能力をアピールするため、ファシリテーションスキルを磨くため、自己分析の結果を確認するため、多様な意見に触れて価値観を広げるため、など。

インターンを活用する目的を自分自身で設定し、その目的に沿って参加可否を選択し、そこに自分なりの意味を見出していくことが大切だと思います。

③実務体験型

実務体験型

  • 選考の有無:ある
  • 期間:1か月~1、2年の長期間が多い
  • 特徴:業務理解を深めてマッチ度を理解したり、社員とのコネクションを作ることができる

実際の業務を社員と一緒におこなう、実務体験型もあります。説明会型、ワークショップ・プロジェクト型よりも、仕事の大変さ、やりがいがリアルにわかったり、ビジネススキルを身に付けることができるメリットがあるのです。

実務体験型のインターンに参加すれば、そのときのエピソードを、本選考の「学生時代力を入れたことは何ですか」(ガクチカ)といった質問の回答に使うこともできます

また、報酬が出るケースもあります。アルバイトと異なり、主体性を求められることが多く、やりがいを感じたり、スキルが身に付きやすいのも特徴です。

実務体験型のインターンで、スキル不足などで全然追いつけず、低い評価がついてしまったらと思うと怖いです……。

上原 正光

プロフィール

スキル不足などで低評価を付けられるケースは限られている

どのように評価されるかは会社次第です。スキル不足が原因で低い評価となってしまうかどうかは一概に言えません。

特定の業界以外では、スキルよりも人柄や会社との相性を確認されている場合が多いです。

万一低評価がつけられて選考に不合格となった場合には、会社側からの「うちの会社とは合わないよ」「将来嫌な思いをするよ」というメッセージだと受け取りましょう。

早い時期から会社との相性について教えてくれているだけなのでありがたいことです。違う業界や会社へと視野を広げるチャンスになります。

そういった意味でも気になるインターンには早めに、積極的に参加すると良いでしょう。

インターンはいつから始まる? おすすめの時期別に解説

インターンの参加時期とおすすめ度

  • 大学3年生の夏

    5.0
  • 大学3年生の秋~冬

    4.5
  • 大学4年生の春

    4.0
  • 大学4年生の秋~冬

    3.5
  • 大学2年生

    3.0

インターンの特徴を踏まえたうえで、インターンに参加すべき時期を考えていきましょう。ここからは、参加人数が多い順に、おすすめのインターンの参加時期を解説します。

案外さまざまな時期に応募していることがわかると思うので、自分に合うものを見つけてみましょう。

インターンを含めた就活の流れを押さえておかないと、適切なタイミングで動きだすことが難しくなってしまいます。こちらの記事を参考に就活全体の流れを押さえておきましょう。

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あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

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・楽しく働ける仕事がわからない人
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①大学3年生の夏:情報解禁直後で募集数も多い

インターンに参加した時期

就職みらい研究所の【2024年卒 就職活動TOPIC】3月時点でのインターンシップ等の参加割合は約9割によると、インターン参加者が最も多いのは大学3年生の8月であり、63.1%です。

この時期は学生の夏休みに合わせて「サマーインターン」の名で開催されるものが多いです。経団連が定めるスケジュールにより、卒業前年の3月が情報解禁となっています。そして4年生4月頃をピークに、サマーインターンの情報が、企業HPや就活サイトなどに公開されます。

解禁直後は募集の数が多く、さまざまな企業を見ることができるチャンスなので、大学3年生の夏はインターンに参加するおすすめの時期です

鈴木 洵市

プロフィール

サマーインターンに参加すれば、自分が就職したいと考えている企業や業界について、早期から深く知ることができます。

ただ、この時期は短期の、説明会型、ワークショップ・プロジェクト型のインターンが多くなっています。そのためこの時期のインターンは、深い業務理解というよりも、広く浅くさまざまな企業を知りたい人向けといえます。

こちらの記事でサマーインターンについてさらに詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

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サマーインターンは参加すべき? 参加方法から選考対策まで完全網羅
サマーインターンにすべて落ちてしまいました。就活は不利になりますか……?

小峰 一朗

プロフィール

ほかの方法で目的を達成するなどで十分挽回可能

サマーインターンに応募した目的によるかと思いますが、別の手段で挽回することは十分可能な時期かと思います。

たとえば、いろいろな業界を知りたいという目的であったのなら、その業界の説明会に行ってみるとか、さまざまなナレッジサービスを使ってみるとか、ですね。

また、逆の視点で捉えてみると、すべて落ちたという事実を今振り返って、その要因をしっかりと把握しておくことにより、今後の活動を軌道修正できるかもしれません。

自己PRやガクチカ、志望動機の書き方や表現に何か課題があるのかもしれませんね。自分の言動を振り返るための貴重な機会と捉えて、今後の成長にしっかりつなげましょう。

②大学3年生の秋~冬:業界や企業に詳しくなり理解が深まりやすい

インターンに参加した時期

上と同様の調査によると、次に参加者が多いのは大学3年生の2月です。

情報解禁からしばらく経過し、サマーインターンへの参加も経て、業界や企業研究が進んでいる人は多いのではないでしょうか。

サマーインターンは漠然とした意識で参加している人も多いかもしれませんが、秋冬のインターンではサマーの知識を活かして、目的意識を持って参加する人が多くいます。

秋冬のインターンもサマーと同様に、短期間のインターンで、説明会型、ワークショップ・プロジェクト型が多いです。この時期も業界などを絞りすぎず、さまざまな企業を見る意識で参加してみましょう

上原 正光

プロフィール

多くの企業は、学生が参加しやすい休暇時期にインターンを計画します。秋冬となると選考開始も間近になるので多くの学生が参加しますね。

会社を内側から見ることができ、社員の話を直に聞ける機会です。どんどん活用しましょう。自分と会社の相性を確認してみてくださいね。

③大学4年生の春:内定直結のインターンが増える

経団連が定める就活スケジュールでは、6月から選考開始となっています。その直前に開催される大学4年生春のインターンは、参加すると選考を有利に進められるものが多いです。

たとえば内定直結のインターンがあったり、インターンの評価により本選考で優遇されたりすることがあります。

選考直前期は企業も忙しい時期です。そこであえておこなわれるインターンは大変重要な意味を持ちます。特に、選考があるインターンでは、これが本選考につながる重要なものだと考え、インターンの選考もインターン中も気を抜かずに臨みましょう

小峰 一朗

プロフィール

大学4年生春のインターンは、選考が本格化する前に実際の仕事を経験することで、自身の適性を再確認できるということがあると思います。

自己分析を今一度おこない、インターンで経験したことを踏まえて、今後の活動に活かしていけるといいですね。

④大学4年生の秋~冬:内定取得後に業務に活かすスキルを付けられる

内定をもらった後、大学4年生の秋冬にインターンに参加するのも効果的です。内定後にインターンに行く必要性を感じない人もいるかもしれませんが、多くのメリットがあります。

まず、入社前に実際の業務を体験することで、入社後に「こんなはずじゃなかった……」と思うようなミスマッチを防ぐことができます。6月頃に選考は一度終結しますが、その後夏採用、秋採用、冬採用と通年で採用活動をおこなう企業は多くあり、インターンでミスマッチを感じたら就活を再開すれば良いのです。

また、内定前のインターンは評価につながることもあるので、気が抜けないかもしれませんが、内定後であればリラックスして業務に集中することができます。

鈴木 洵市

プロフィール

内定後のインターンは、近い将来を見すえた職場体験です。足りないスキルを実感したり、一緒に働く仲間として社員を見たりと、新たな目線で企業に触れることができます。

⑤大学2年生:長期インターンに臨みやすい

長期インターンに臨みやすい時期として、就活が本格化する前の大学2年生もおすすめです。特に年単位のものは、余裕のある2年生で参加すると良いです。

業務理解を深めたり、ビジネススキルをつけられるので、本選考がスタートするときには圧倒的に差をつけることができます

就活が本格化する前なので、評価を気にしすぎずのびのびと活動し、インターンを通して存分に企業研究ができるのもポイントです。

上原 正光

プロフィール

ただし、大学生活との両立には注意が必要です。インターンでは貴重な体験ができるとは言え、学業やサークル活動やバイトの時間は減ってしまいますね。

2年生で長期インターンに参加すると、早い時期から業界や会社、自分の考え方に対する視野を狭くしてしまうことにもなりがちなので、注意が必要です。

2年生でインターンに参加するべきかや、参加方法、気を付けることなどは、こちらの記事で解説しているので、チェックしてください。

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ここまでインターンの参加時期を解説しましたが、大学1年からも参加するこができます。以下の記事では参加のメリット、デメリットをまとめているのでぜひ、参考にしてみてください。

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インターンはいつから準備すべき? 参加までのスケジュール

インターンに参加するまでのスケジュール

インターンに参加する場合、その時期までただ待つのではなく、それまでに準備をする必要があります。

特に選考があるインターンでは、自己分析や企業研究をしたり、面接での回答を考えたりとやるべきことは多いです。

インターンに参加する時期を決めたら、それまでに計画的に行動しましょう。ここからは、インターンに参加するまでのスケジュールを解説するので、参考にしてください。

なお、インターン参加日やエントリー締切日などは企業HPに掲載されているので、チェックし、逆算して準備しましょう。

これからインターンの準備をする人は、以下の記事も併せて参考にしてみてください。インターンで評価される学生の特徴もまとめています。

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4か月前以前:インターンに求めることを定める

インターンに参加するためには、まず参加する目的を定めることが大切です。目的を明確にしなければ、参加すべきインターンを見つけにくくなります。また、目的がなくとりあえず参加するインターンでは、学びも少ないです。

自己分析をおこない、今何が不足しており、そこからインターンで何を得るべきか考え、インターンに求めることを定めましょう。

インターンに求めることの例

  • 業界・企業理解を深めること
  • 自己分析を深めること
  • ビジネスに必要なスキルを身に付けること
  • 人脈を広げること

自己分析は時間がかかり、また自分の心情や状況は変化するものです。インターンの4か月前以前から余裕を持って取り組んでおくことがおすすめです

アドバイザーコメント

インターン参加前にあらゆる点から自己分析をしておこう

インターンとは、自分自身を社会で検証するための機会とも言えます。

どんな仕事に向いていて、どんな仕事に向いていないのか。何が得意で、どんな能力を伸ばしていきたいのか。一緒に働く人たちから何を求められて、どんな役割を任せられやすいのか。そして、何を一番大切にして働いていきたいのか。

実際の仕事を通してこれらを検証しましょう。そのためには、事前に自己分析をしておく必要があります。

特に、適性や能力、役割、価値観などについて分析しておくと良いですね。適性や価値観などはアセスメントツールを活用したり、能力や役割についてはこれまでの経験を棚卸しして分析していくと良いでしょう。

インターン参加後に自己分析をブラッシュアップし本選考に臨もう

分析した結果は、相談しやすい人にも見せてみて、率直にどう思うかフィードバックをもらいましょう。自分が他者からどう見えるのかも踏まえて、深掘りしていくとより良い自己分析ができると思います。

分析した結果は、どこかにまとめていつでも見直せるようにしましょう。そして、インターンを通してブラッシュアップし、本選考に備えるとより良いと思います。

自己分析の方法はこちらの記事で詳しく解説しています。インターンに求めることを見つけられるよう、ぜひ参考にしてください。

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自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。

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インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください

診断スタート

インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

3か月前:インターンを探す

インターンの探し方

  1. 大学のキャリアセンターやキャリアアドバイザーに相談する
  2. 知り合いの社会人に聞く
  3. 就活サイトで調べる

インターンに求めることを定めたら、参加する企業を探しましょう。企業探しも時間がかかるので、3か月くらい前から余裕を持って取り組むことがおすすめです

とはいえ、インターンをどのように探せば良いのか見当もつかない人も多いのではないでしょうか。

ここからは、インターンの探し方3つを解説するので、取り組みやすそうな方法で探してみましょう。

①大学のキャリアセンターやキャリアアドバイザーに相談する

まずはキャリアセンターや就職エージェントで、就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談することが効果的です。インターンに求める目的を踏まえて、それが達成できるインターンがないか聞いてみましょう。

キャリアアドバイザーは、状況を踏まえて、あなたの目的に合うインターンや、有利になるインターンなどを紹介してくれます

おすすめの就職エージェントは以下です。登録すべきエージェントがわからなければ、ぜひ参考にしてください。

おすすめの就職エージェント

②知り合いの社会人に聞く

サークルやアルバイトのOB・OGなど、知り合いの社会人に聞いてみるのもおすすめです。学生時代に参加して良かったインターンがないか、自社でインターンを募集していないかなど聞いてみましょう

また、知り合いの社会人がいなければ、キャリアセンターに行けば、OB・OG訪問を受け付けている人を紹介してもらえます。同じ学部であったり、年次が近かったりと質問しやすそうな人を見つけ、おすすめのインターンを聞いてみると良いです。

実際にインターンに参加したことがある人であれば、インターンの内容や参加する価値などリアルな情報とともに教えてもらうことができます。

OB・OG訪問を実施するか悩んでいる人もいると思います。以下の記事ではOB・OG訪問の方法を詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。

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OB・OG訪問は社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。万全の準備をして最大限に活用しましょう。この記事ではOB・OG訪問の準備方法やマナーなどについてキャリアコンサルタントが解説します。OB・OG訪問を実施し、就活を成功させましょう。

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③就活サイトで調べる

最も手軽なのは就活サイトでインターンを調べることです。リクナビマイナビなどでチェックしてみましょう。

多くの企業が掲載されているため、どのインターンに参加すべきか決められないと感じるかもしれませんが、事前に考えた「インターンに求めること」を意識して調べると効率的です

たとえば「業界・企業理解を深めたい」と感じるのであれば、業界名などで絞って検索すれば良いのです。インターンに求めることを意識して、以下の方法で検索してみましょう。

インターンに求めることに合わせた調べ方

  • 業界・職種の理解を深めたい→業界・職種で絞る
  • 自己成長したい→身に付けたいスキルやメンターがついているもので絞る

アドバイザーコメント

インターン参加企業を探すなら企業HPをこまめにチェックしよう

インターンへの参加企業を見つけるなら、まず自分が気になる会社をピックアップし、HPをこまめにチェックすることが大切です。

時間があれば、目指す業界内で数社に参加すると、会社の風土の違いや自分との相性がよく見えてきます。

大学の先輩に聞いたり掲示板でチェックしておくことも重要

また、先輩の体験談やおすすめを聞き、その中から選ぶのも良いでしょう。実際に参加してためになった、楽しかったという生の情報は貴重です。

就職情報サイトを検索したり早期エントリーとして登録したり、企業の採用ページに登録したりすることで、情報収集するのももちろん良いですね。

さらに、大学で採用実績があったりつながりが強かったりすると、大学の採用関係の掲示板にインターン情報が貼り出されるので、注意して見ておきましょう。

大学個別に専用のインターンを開催してくれる場合もあります。特にIT業界の中には、自社インターンからでないと採用を出していない企業もあります。情報収集は欠かせません。しかし、タダで同然で雑用しかさせてもらえないといった、ブラックインターンもあるので注意が必要です。

以下の記事では自分に合ったインターンの選び方を解説しているので、併せて参考にしてみましょう。

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インターンの選び方決定版! 5段階で絞り込むコツと学年別の探し方

2か月前:インターンにエントリーする

ある程度参加するインターンに目星がついたら、実際にエントリーしていきましょう。あまりに多くのインターンに応募すると、対策に十分な時間を割けなかったり、対応の抜け漏れが発生したりすることがあるので、インターンに求めることを踏まえ計画的にエントリーしましょう

インターンへのエントリー数平均は12社

実際、どれくらいのインターンにエントリーすべきでしょうか。就職みらい研究所の就職活動状況調査データ集2024年卒によると、インターンへのエントリー数平均は約12社となっています。

インターンにエントリーするときは、この数を参考にし、周囲と引けをとらず、かつスケジュールを圧迫しすぎずに就活を進めていきましょう

インターンの申し込みはサイトからするべきなのか、企業のHPからするべきなのか悩みますよね。以下の記事ではインターンの申し込み時期から応募方法まで詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

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1か月前:インターンの選考を受ける

エントリーが完了したら、インターンの選考を受けましょう。選考では、インターンを探す前に考えた、インターンに求めることを踏まえつつ、熱意をアピールすると良いです。たとえば志望動機であれば以下のように書くと良いですね。

インターンの志望動機の例

私はかねてより広告業界に関心があり、理解を深めたいと考え、御社のインターンを志望します。

広告業界に関心を持ったのは、同じく広告業界に勤める兄がきっかけです。「多くの人を自分のアイディアで惹きつけられることや、大きな取引を任せてもらえることにやりがいを感じる」と聞いており、自身も関心を持ちました。

御社のインターンは、「企業理解が深まるインターン」としてキャリアアドバイザーから紹介いただきました。御社のインターンで広告業界で働くことのやりがいや大変さなどを実感し、マッチ度を確認したいと思います。

鈴木 洵市

プロフィール

この志望動機は、インターンを志望するにあたって、明確なビジョンが見えている良い印象を受けます。

特に、志望企業のインターンの特徴をよく調べている点が、高評価を得やすい内容になっています。

インターンへの参加企業数平均は約9社

就職みらい研究所の就職活動状況調査データ集2024年卒によると、インターンへの参加企業数は平均8.93社となっています。実際は就活生側から辞退していたりするケースもありますが、エントリー数平均が12社であったことを踏まえると、数社は落ちるのだと考えられますね

平均参加企業数を目安に、エントリーの計画を組んでみましょう。

実際インターンの倍率はどれくらいですか?

上原 正光

プロフィール

倍率は企業によって大きく異なる

ほぼ全員が参加できる会社から、100倍程度と、企業によってインターンの倍率には大きな幅があります。会社の知名度や人気次第といえるでしょう。

当然募集人数が少ないと倍率はかなり高くなります。特に、人気のベンチャー企業などは、かなり倍率が高くなってしまいます。

有名な企業や大企業の場合高倍率になりやすいので、事前にしっかりとした選考対策が必要となります。

やることが多いと、今何をすべきかわからなくなる人もいますよね。こちらの記事では就活全体のスケジュールをわかりやすく解説しているので、不安な人はおさらいしておきましょう。

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インターンの参加時期に迷う人必見! 悩み別の対処法

インターンの参加時期に迷う人必見! 悩み別の対処法

  • すでにタイミングを逃した場合
  • 時期的に間に合うものの参加できる余裕がない場合

事情によりインターンに参加できなかったり、参加の目途が立たない人もいると思います。インターンにはメリットが多いと解説しましたが、場合によっては参加要否をしっかり検討する必要があります。

ここからは、インターンの参加時期に迷う人向けに、悩み別の対処法を解説します。状況を悲観しすぎず落ち着いて対策をチェックしましょう。

①すでにタイミングを逃した場合

大学4年生の夏以降、すでにインターンに参加するタイミングを逃してしまった人もいるかもしれません。その場合は、当然インターンに参加するよりも、本選考の対策に集中すべきです。

インターンに参加するメリットは多いですが、インターンに参加せずとも内定をとれる人はたくさんいます。また、学べることが少なかったと感じたり、労働力として酷使されてしまったというネガティブなケースもあります。

インターンの主な目的は業界・企業研究を深めることですが、自分で調べられれば問題ありません。企業HP、就活口コミサイト、SNSなどで検索し、調べましょう。

大学4年生の夏以降は、内定がなかなかとれずに悩んでいる人も多いかもしれません。こちらの記事では、内定がとれない原因と解決策を説明しているので、併せて参考にしてくださいね。

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アドバイザーコメント

タイミングを逃しても参加する目的を考えればほかの手段で補える

インターンに参加するタイミングを逃してしまった人は、一度落ち着いて、今後の活動をしっかり考えていくことが大切ですね。

インターンに参加できなかったことを嘆いたり、後悔しても、仕方ありません。

そもそも、インターンに参加したかったけど、事情があって参加できなかった場合は、その目的をほかの手段で補っていくことはできますよね。今は、ネットやSNSでさまざまなサービスや機会を得られます。

その目的を補う選択肢をいろいろ探してみたり、経験者に相談してみたりすると良いですね。

自己分析をして就活の軸を持ち、計画→実行→計画のサイクルを回そう

そもそも、インターンに参加する目的があやふやだった場合は、まずは就活の軸を今一度見直してから、その軸に沿った目的を得ることができるように、今後の活動を計画し直すと良いと思います。

活動の方向性を持って、ある程度計画を立てて行動し、得られた経験を振り返りながら、計画を修正しまた行動する、というサイクルをしっかり回していきましょう。自己分析も見直しながら、自分自身を成長させつつ、活動していけるといいですね。

②時期的に間に合うものの参加できる余裕がない場合

時期的には間に合うものの、研究や部活動、サークルなどで、余裕がなくインターンに参加できそうもないという人もいるのではないでしょうか。

その場合、半日~2日など、超短期のインターンに参加することがおすすめです。短期でも得られるものは多くあります。

また、業界や企業について理解を深めたり、社風を感じたり、社員とのコネクションを作れたりと、インターンに参加することで効率的に就活を進められるため、インターンは余裕がない人にこそ有効です

選考対策などする時間がない人は、選考なしのインターンに参加しても、企業研究や社風のチェックができるのでおすすめです。

大学3年生の後半は特に重要! 計画的にインターンに参加し就活を有利に進めよう

大学3年生の夏以降は多くの学生がインターンに参加し、得られるものが多かったり、選考で有利になったりするため、ぜひ参加しましょう。

参加可能時期だけを押さえるのでは不十分です。インターンに参加する人は、選考に臨むための準備までしっかりとおこなえるよう、計画を立てましょう。

インターンに参加すれば、深い情報を得られたり、内定に直結したりと有利になることもあるので、チャンスを逃さないようにしてくださいね。

アドバイザーコメント

知見を広げるために本選考前にインターンに参加しよう

学生の皆さんは、できる限りインターンへ参加することをおすすめします。参加に迷っているのであれば、短期間でおこなわれているインターンを選んでみると良いかもしれません。

インターンに参加すると、自分の興味がある企業のみならず、多くの企業に触れることができ、企業の知識も広がります。

まずはサマーなどの短期間のインターンに挑戦しよう

インターンは、社会人として足りない部分に直面することができる機会ともなります。社会人になる事前準備のチャンスととらえると良いですね。

大学の休暇期間は、遊びたい、別のことに時間を使いたいと考えるかもしれませんが、せっかくの機会です。まずは短期間のインターンに挑戦し、就職活動に早期に取り組んでみましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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