この記事のまとめ
- インターンの志望動機では自分の関心や志向性の一致をアピールしよう
- 根拠と目的意識を具体的に示すことで差別化が可能
- 業界・文字数別の志望動機19選を紹介
- 志望動機作成ツール
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インターンシップの選考において志望動機は頻出の質問です。選考で志望動機が重要視されることはなんとなく予想できるものの、「志望動機が思い浮かばない」「どんなことを書けばよいかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
インターンは企業や業界のことを肌で感じることができる、就活において欠かせない機会です。インターンに参加し、有意義な経験を得るには、まず選考を突破しなければなりません。そのために、企業の担当者を惹きつける志望動機を作りあげましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの横山さん、谷所さん、渡部さんのアドバイスを交えつつ解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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インターンの志望動機は熱意だけでは受からない
志望動機において「インターンに参加したい!」という熱意を伝えることは大前提ですが、熱意の高さだけが、企業が学生の合否を決める判断材料ではありません。企業は学生の志望動機に目を通しながら、熱意の高さ以外にも複数の視点からインターンで活躍してくれるかどうかを見極めようとしています。
よって記事では、まず企業がインターンを開催する意図、志望動機を問う理由について説明します。企業の意図を意識しながら作成に取り組みましょう。そのうえで、志望動機の土台となる素材集めの方法から他の学生と差をつけるコツについても徹底解説します。
インターンの志望動機を作るのが初めての人も、苦手意識を持っている人も、考え方と構成のコツを掴めば志望動機を完成させることができます。記事の後半では例文19選も紹介するので、参考にして、独自の志望動機を作りあげましょう。
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選考に進む前に……そもそもインターンシップとは?
インターンシップとは、学生が在学中に企業で就業体験をおこなうことを指します。実際に社員の一員のような立場で仕事をすることもあれば、グループワークなどで模擬体験をすることもあります。
学生は、業務を体験することでその企業のことや業務・職種の概要を知ることができ、本選考を受ける企業を選ぶ際の判断材料とすることができます。企業には、自社のことを知ってもらい、多くの学生に本選考に応募してもらいたいという意図があります。
とはいえ企業は、人員を割き、費用をかけてインターンを実施しているため、無制限に学生を受け入れることができない事情があります。特に人気企業は参加を希望する学生が殺到することも多く、企業によってはインターンでも選考を実施しているところもあります。
インターンに参加するメリットについてはこちらの記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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インターンは就活に不可欠? 8つのメリットと選び方を詳細解説
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本選考に影響する可能性も
インターンの選考はあくまでインターンへの参加の合否を問うものであり、合格したからといってその企業の本選考を通過したわけではありません。
しかし、インターンに参加したことが、本選考で有利に働く場合もあります。なぜなら、多くの企業はインターンで出会った優秀な学生には、社員として働いてほしいと考え、インターンに参加した学生のみ参加できる座談会や面談などのイベントを実施したり、インターンに参加した学生専用の選考ルートを設けることがあるからです。
インターンに参加することは学生にとって強制ではありません。しかし、インターンへの参加がいずれ就活を進めるうえで心強い武器となるなら、まずはインターンに参加するための第一関門となる選考を突破したいですよね。
そのためには志望動機が肝となるのです。志望動機を書くのが難しいと感じる人も、決して諦めずに選考突破を目指して書き上げましょう。
- インターンの募集要項には「本選考には関係ない」という記載がよくありますが、企業の意図を教えてください。
社会的責任を果たすスタンスを保つため
実際、インターンシップに参加して深く企業を理解した人が、志望意欲を高めて選考に応募してくれることが多々あります。しかしもともと企業としては、採用活動以前に、学生や学校に広く職業や業界を認知してほしいという考えもあります。
これは企業の社会的責任や広報活動としての情報公開の姿勢であり、そのためのインターンシップである、というスタンスを崩したくないので、採用活動とは分けて「本選考には関係ない」という記載を入れることになります。
インターンシップで有能な学生と出会ってつながりができれば嬉しい、というのは本音ではありますが、建前上はそれはおまけであって本来の目的ではないということです。
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まずは知っておきたい! インターンで志望動機が問われる理由
インターンで志望動機が問われる理由
- インターンに対する熱意を把握するため
- 成長するための目的意識があるかを把握するため
- 基礎的なコミュニケーション能力を把握するため
志望動機を考える前に、まずは、なぜインターンの選考で志望動機が問われるか説明します。企業が志望動機を問う理由を把握すれば、どんな志望動機を期待しているのかが見えてくるはずです。その期待に応えられるような志望動機を書き上げることが選考突破への鍵を握ります。
企業はなぜ志望動機を聞きたいのでしょうか。まずは企業側の視点に立って志望動機について考えてみましょう。
本選考とインターンの志望動機の違いとして、本選考は就職・採用という就職活動そのものですが、インターンシップは、むしろ教育の一端と考えるのがよいでしょう。
企業の担当者は、不採用というプレッシャーもあまりなく、どんな若者がやってくるのか、どんな有意義な出会いができるのかとても楽しみにしています。
インターンに対する熱意を知るため
冒頭でも述べましたが、企業は学生の熱意を常に測っています。熱意がある学生の方が、たとえばグループワークで議論を活性化させてくれたり、セミナーで積極的に適切な質問をしてくれたりするなどの活躍が期待できるからです。
企業は志望動機に目を通しながら、インターンでどんな姿をみせてくれるか想像しています。インターンに参加した時に主体的に行動し、インターンを盛り上げてくれるだろうと期待できるのが熱意が感じられる学生なのです。
成長するための目的意識があるかを知るため
周囲に合わせてなんとなく参加する学生と、目的意識を明確にして参加する学生とではインターンの充実度がまったく異なります。目的意識とは、行動の目的を自覚することを指します。インターンは「参加すること」が目的ではありません。インターンを通して、学生はどのような目的を達成したいのかということを企業は知りたいのです。
ここで企業が注目するのは、学生の目的が実施するインターンに合っているかということです。詳しくはこのあと説明しますが、インターンにはさまざまな種類があり、企業が実施するインターンの種類によって、得られる経験や知識は異なります。
たとえば、グループワークや座談会を中心とした内容のインターンに、実際の業務や職種に触れ適性を体感したいという目的の学生が参加しても、それを達成できるような経験を得ることはできませんよね。
学生と企業の双方が満足できるようにするためにも、あらかじめ、学生がインターンの内容に合った「目的意識」を持っているかどうかを確かめたいという意図もあるのです。
次の記事では、インターンに参加する目的についてより詳しく解説しています。ぜひ併せて読んでみてくださいね。
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基礎的なコミュニケーション能力を知るため
志望動機の回答でチェックできるコミュニケーション能力とは「読み手が理解しやすい文章で伝えられるか」という点になります。
普段の会話の中で相手が言っていることはわかるのに、最終的に何が言いたかったのかよくわからなかったということはありませんか。一文一文は筋が通っていても、話す順序によっては相手が理解しにくいと感じる場合もあります。
話の順序がバラバラであっても、友人同士であれば、聞き返せば事足りるかもしれません。しかし選考においては、「コミュニケーション能力が欠けている」というようにマイナスな評価につながってしまう危険性があります。
特に書類選考の場合、企業は多数の学生の志望動機に目を通しており、一人あたりの志望動機を読むのに使える時間は限られています。そのため、一回読んで理解できる内容になっていることが大前提です。志望動機を正確に伝えて、選考突破の足がかりとするために、「わかりやすさ」についても気を配ることを忘れないようにしましょう。
ここまでインターンで志望動機が問われる理由を解説しました。以下の記事では志望動機の構成や伝え方を詳しくまとめているので参考にしてみてください。
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土台をしっかりと! インターンの志望動機を作る準備
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ここでは志望動機を作る準備として、志望動機で絶対に伝えるべき素材を集める方法について紹介します。ここで集めた素材が志望動機の土台となるのです。
志望動機を作る準備と聞いても、何をすれば良いかよくわからない、面倒だなと思う人も多くいますよね。
しかし、ここで説明する土台がしっかりしていない志望動機は、企業から「そんなにうちのインターンに参加したいわけではなさそう」や「活躍が期待できないな」との印象を持たれ、選考で落とされてしまうかもしれません。志望動機を書き始める前に、入念な準備を始めましょう。
自分の関心や志向性を把握する
インターンに参加しようとしている皆さんの中には、業界や企業のことについてよくわかっていないという状態で、それを知るためにインターンに参加しようとしている人もいますよね。自分にどの業界が向いていて、どの業界が向いていないのかもわかっていないという人もいるかもしれません。
しかし、数多くあるインターンから、選考に応募するインターンを決めたということは、その企業や業界に何かしら魅力に感じることがあったからではありませんか。
この時点であなたの、職業に対する関心が一つ見えてくるはずです。志望動機では、自分がなぜそのインターンを選んだのかという理由を明確に示さなければなりません。自分がどういうインターンや仕事に興味関心があるのか、他人に説明できる程度に整理しておきましょう。
現時点の自分の興味や関心を整理する
これはいわゆる「自己分析」です。自己分析と聞くと難しく感じるかもしれませんが、現時点から遡って考えてみると意外と簡単です。
たとえば、食品会社のインターンに応募した場合、なぜ食品会社なのか考えてみます。仮に「食品は生活になくてはならないものだから」だとすると、「生活になくてはならないもの」であることがその人が仕事を選ぶうえで重要なのかもしれません。
「生活になくてはならないもの」を一つのテーマにすると、医療やインフラも該当しますが、これらに興味があるのかないのかを整理し、テーマを固めたり、変更していきます。テーマは複数になっても構いません。
このように自分の興味や関心を整理することで、自分がインターンを選ぶうえで何を軸としてきたかがわかります。軸はそれ自体が、志望動機の素材になるので、ぜひ、遡って考えることから始めてみましょう。
自己分析のやり方で悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてみてください。自己分析の方法を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る過去の経験を目的・プロセス・成果の順に掘り起こしてみよう
自己分析をおこなうことで客観的に自分を理解し、自分に合う企業や仕事を選ぶことができるようになります。さらに採用試験などで問われる自己PRにおいても自己分析は参考にできるので、ぜひこの機会に取り組みましょう。
自己分析を初めておこなう人も多いかと思いますが、難しく考えずこれまでおこなってきた勉強、サークル活動、アルバイト経験などで印象に残った出来事を振り返ってみてください。
ただ漠然と思い起こすのではなく、何のためにおこなったのか(目的)、目的を達成するために何をしたのか(プロセス)、その結果どうだったのか(成果)に分類して書き出してみます。そしてそのときのモチベーションを高ければ5点、低ければ1点というように点数化してみてください。
モチベーションを点数化して自分の価値観を把握しよう
たとえばアルバイトで調理を経験したならば、顧客に満足してもらえる料理を提供したい(目的)、そのために調理方法を研究(プロセス)、結果顧客から「美味しかった!」と褒められたと分類します。他の経験と比べてモチベーションの点数が高ければ、お客様満足のために実践することに価値観を見出すというような自己分析ができます。
企業や業界について下調べをする
インターンを通じて企業や業界のことを知ろうとしている人にとっては、事前に企業・業界研究をおこなうというのはとても面倒に感じるかもしれません。しかし、事前の下調べは他の就活生と差をつけられるポイントです。たとえば、企業の商品やサービスについてよく理解していることがわかる志望動機からは熱意が伝わってきます。
そもそも志望動機がイメージできないという人も、とりあえずでも企業研究をしてみるということが大切です。企業・業界研究を通じて、自分の適性と合っていそうな点、自分の趣向に沿う点を新たに見つけることができるはずです。それを志望動機にすることもできます。たとえば、企業の経営理念を知り、深く共感できれば、それも志望動機になり得るのです。
企業HPの隅々まで目を通すことは必須ですが、中でも上場企業は「IR」という形で決算情報や事業報告書も公開されていて、詳細な情報が得られます。そのうえで、顧客、競合を加えた「3C」を把握すると理解しやすいです。
こちらの記事では、さまざまな業界を知りたい人や各業界の特徴をつかみたい人に向けて、基礎的なことから業界を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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就職活動は業界の情報を集め、理解することから始まります。この記事では業界一覧や業界理解を深めるポイントをキャリアコンサルタントが解説します。さまざまな業界を知り、自分に合った業界の内定を勝ち取りましょう。
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企業側の求める志望動機を把握する
一方的に自分のことや自分の熱意だけをアピールしても、企業に刺さる志望動機にはなりません。企業に「志望動機を問う理由」があるように、企業側は志望動機で、この学生が自社で開催するインターンにふさわしいかどうかを判断しているからです。
応募するインターンを実施する企業はどのような学生に来てほしいと考えていて、それに応えるにはどのような志望動機にすればよいか理解することが選考突破のカギを握ります。それをどのように理解すればいいのか、解説していきます。
インターンの種類・形式とその目的を整理する
先に、志望動機を問う理由として、インターンの内容と学生の目的にズレがあるといったミスマッチを防ぐためという説明をしました。
そしてインターンにはいくつか種類や形式があります。種類や形式が違えば、できる経験や得られるスキルが異なりますよね。学生はそれを理解し、インターンの内容や目的に応じた志望動機を作成することが求められるのです。
①長期インターン
「長期」とは、おおよそ3ヶ月~1年程度のことを指します。長期インターンでは、社員と同じように業務にかかわる体験ができます。業界や企業についての理解を深めるだけでなく実践的なスキルを身に付けることができるなど、参加するメリットは多いです。ただ、長期に渡って時間を割くため、学業と両立させる強い覚悟が必要です。
希望する業界がある程度定まっている人にとっては、その業界の業務が自分に合っているのか・できるのかなど、自分の適性を知るという目的で参加することができます。また、将来役に立つ実践的なスキルを早い段階から身に付けておきたいという目的がある人も参加するべきインターンとも言えるでしょう。
②短期インターン
「短期」にも明確な定義はありませんが、だいたい1日~数週間を指します。短期インターンでは主にセミナーやグループワークが実施されることが多いです。数日で企業や業界について知れるため、その分業界や企業をまたいで複数の短期インターンに参加すれば、幅広い企業や業界を効率的に研究することができます。
短期インターンは、企業・業界研究をしたい人に適したインターンです。しかし、実際の業務を体験できる可能性は低いため、あらかじめ把握しておきましょう。
③業務体験
業務体験とはその名の通り、実際にその会社で働く人たちが携わっている業務を体験することができます。社員と同じような仕事をする場合もあれば、企画会議のようなグループワークをすることで模擬体験をする場合もあります。
企業や業界のことはある程度知っていることが前提となるので、そのうえで業務内容について詳しく知りたいという人に適したインターンです
④セミナー
セミナー型インターンでは企業が自社の業務や経営方針について説明をおこないます。1dayでおこなわれるものがほとんどで、その企業がどのような事業をおこなっているのか、どのような企業なのかという、企業の基本的な理解を深めることができます。
企業の担当者から説明があったり、現場で活躍する社員が質疑応答に応えてくれることもあります。短時間で企業について理解できるため、企業・業界研究に適したインターンといえるでしょう。
⑤グループディスカッション
グループディスカッションは、参加者がいくつかのグループに分けられ、課題を課し、グループで話し合って結論を出し、発表し、社員からフィードバックするという形式です。
課される課題は企業が実際に抱えている課題やプロジェクトにかかわることが多いため、企業が求める思考力や発想力を体感することができます。また、グループ内の他の学生との交流や、社員からのフィードバックを通して自分の強みや弱点を知る機会にすることができます。
自分の強みや弱点に気付くことで、本選考に備えて伸ばすべきスキルも見えてくるので、成長意欲が高い人は受けて損はないインターンといえます。
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見るさまざまなプログラムの目的を理解しよう
インターンは企業側がさまざまな目的を込めて実施しています。方式などインターンシップの形を気にするより、しっかりと目的を理解しておくことが重要です。
それによって数日で終了する短期のものから、半年間に及ぶ長期のものまでさまざまですし、有償のインターンシップなどもあります。1日のインターンシップ(これは事実上、見学会であってインターンシップとは呼ばなくなっています)〜 数日のインターンシップは見学、あるいは知ってもらうことが目的になっていますが、長期のものでは、実際に体験をすることで今後のキャリアに活かせる、経験を積めるものも多いです。
有意義なインターンにぜひ参加しよう
その他、経験しておきたいのは実際の企業の課題解決に取り組むPBLと呼ばれるプログラムや、大学教育の一部としておこなわれるcoop教育というようなプログラムもあります。このようなプログラムを経験するのは非常に有意義です。
インターンの募集要項や求める人物像を確認する
そもそも志望動機をつくる前に、応募先のインターンの募集要項を隅から隅までチェックしましょう。インターンによっては参加できる学年や学部が限定されている場合があります。せっかく志望動機を作っても、そもそも応募する資格がなければ元も子もありませんよね。
そして、ここまで説明してきたインターンの内容や形式について、応募先のインターンがどれに該当するか募集要項で確認しましょう。
併せて、企業の採用ページも確認しましょう。企業がどのような人物を求めているか知り、志望動機に取り入れるとなお良いです。
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インターンの志望動機で差別化するコツ
ここからはオリジナルの志望動機を作成するためのコツを伝授します。特に人気企業の場合、選考時には多数の志望動機が企業のもとに届きます。その数多くの志望動機の中で埋もれずに、相手にきちんと志望意欲を伝えるためには、他の学生と差別化できる内容にすることが欠かせません。
差別化できるポイントは「根拠」と「目的意識」の2つです。ここでは考え方の手順を解説します。すぐに取り組めるので、記事を読んだらすぐに手順に沿ってやってみましょう。
- 差別化ができている志望動機とできていない志望動機の違いは何でしょうか?
使い回しできてしまうような志望動機は差別化できていない
差別化できている志望動機は、インターンをやりたい理由や動機が、経験を踏まえたうえで明確に示すことができています。さらにインターンをおこなうことでどういった成果を得たいかなど、目的が曖昧ではありません。
またインターンをおこないたい企業や業界で求めている人材を見極めたうえで、達成したい目的が書かれています。
一方差別化できていない志望動機は、インターン企業についてしっかりリサーチしていないため、どの企業にも当てはまる漠然とした内容で、体験してみたい、教えてほしいといった積極性に欠ける志望動機です。
自己分析や企業研究をおこなったうえで、なぜその仕事を経験したいのか、さらに経験することで何を得たいのかを整理して、志望企業向けの志望動機を考えてください。
「根拠」で差をつける!
志望動機の根拠は何段階も掘り下げて考える必要があります。なぜなら、掘り下げた先にその人ならではの考え方や、本心がみえて、説得力が感じられるからです。
たとえば「業務体験をしたい」や「適性を知りたい」という動機は一般にありがちですが、なぜそのように思うようになったのかという背景は人それぞれです。だからこそ、根拠が差別化のポイントになるのです。
企業研究などの準備で調べたことも参考にしながら、実際に根拠を考えてみましょう。具体的なやり方を2ステップで解説します。
志望動機の根拠で差別化する方法
- 応募先のインターンに参加したい理由を書きだそう
- 自分の言葉で根拠を説明できる理由をピックアップしよう
①応募先のインターンに参加したい理由を書きだそう
まず、応募先のインターンに興味を持ったきっかけ、企業・業界研究を通して魅力に感じた点など、インターンに参加したい理由を複数書き出してみましょう。些細なことでかまわないので、インターンに参加しようと思った時、企業のことを知った時など過去を振り返ってみてください。
インターンに参加したい理由の例
- 憧れの職業だから
- 企業の商品やサービスが好きだから
- 経営理念に共感したから
- 社内の雰囲気を感じたい
- 働いている人に話を聞きたい
- 就活に活かせるスキルを身に付けたい
インターンシップに限りませんが、明らかに関心の低いことがわかるもの(目的があいまい、よく知らない、やる気が感じられないなど)は印象は良くありません。
また、主体性が無いもの(誰かに言われた、勧められたからなど)も、企業が悪印象を抱きがちな典型パターンなので注意してください。
②自分の言葉で根拠を説明できる理由をピックアップしよう
次に、①であげた理由の中から企業に伝える理由を1つに絞ります。根拠を羅列するより絞った方がアピールしたいことがわかりやすく、印象に残るからです。
この際は「どれが企業受けがよいか」や「どの気持ちが1番強いか」という視点ではなく「どの理由であれば詳しく背景を説明できるか」という視点で選ぶことをおすすめします。
たとえば「企業の商品が好きだから」という理由であれば、好きになったきっかけのエピソードや、どんな点が好きなのかを具体的に説明できるか考えてみてください。
ただ「好きだから」と言われるだけでは企業からすると、本当に好きなのか説得力に欠けますが、好きになったエピソードや、競合他社と比較したうえで好ましい点など、商品が好きな背景が説明できると、「本当に自社の商品を気に入ってくれてるんだな」ということが伝わります。志望動機に説得力を持たせるには具体的な根拠が必須なのです。
「目的意識」で差をつける!
先に解説しましたが、企業は学生が目的意識を持ってインターンに参加してくれるかを知りたいと思っています。
「何のために行動するのか」という自分の行動の目的を常に明確に意識できる学生は、目的を達成するために行動ができます。そうすることで、目的の達成はもちろんですが、達成のために自ら動くことで、着実に成長することが期待できます。逆に目的意識が見えない学生は、目的がない分主体的な行動ができなさそうだなと判断されてしまいます。
まずは、自分がインターンに参加する目的を明確にしましょう。そして、企業がどんな学生であれば活躍を見込んでくれるか、想像しながら、目的意識を企業と共有しましょう。
志望動機の目的意識で差別化する方法
- インターンに参加することでどんなことが得られるか書きだそう
- 自分がなりたい姿・達成したいゴールを設定しよう
①インターンに参加することでどんなことが得られるか書きだそう
先に説明した通り、インターンの内容によって学べることは変わってきます。応募先のインターンに参加するとどんな体験ができそうか、複数書き出してみて、自分の目的と合致するものを選びましょう。
ここでインターンの内容に応じていないものを選択してしまうと、ミスマッチと判断されてしまうので、先に説明したインターンの内容や形式を参考にしながら、慎重に選ぶようにしてください。
インターンでできる体験
- 業務体験の場合
業務を実際に体験できる
業務における適性がわかる - グループディスカッションの場合
他の学生と交流できる
ワークで取り組んだ課題に社員からフィードバックをもらえる - セミナーの場合
企業・業界研究ができる
社員に質問ができる
②自分がなりたい姿・達成したいゴールを設定しよう
①であげた「インターンで得られること」を参考にしながら、自分がなりたい姿や達成したいゴールに結びつけましょう。
たとえば、業務を実際に体験できるインターンであれば、業務体験で身に付けたいスキルを考えましょう。そのスキルを身に付けることがゴールとなります。
学生がゴール設定を明確にしてくれると、企業も学生がインターンに参加している姿が想像しやすくなります。また、インターンの中で困難なことが立ちはだかっても、ゴールするために、粘り強く取り組んでくれることが期待できます。自分がインターンを通してどのようになりたいか考えてみましょう。
企業はインターンを通じて、業界や仕事について理解を深めると共に、自社で働くイメージを高めてほしいと考えています。
また、学生には指示や指導をしっかり聞き受け入れる素直さと共に、よりスキルや知識を高めていく向上心を求めている側面もあります。
特別な動機がなくても大丈夫!
ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます
「第一志望以外の志望動機が思い浮かばない……」と感じたことはありませんか?そんな時にぜひ活用してほしいのが「志望動機作成ツール」です。
簡単な質問に答えるだけで、特別な動機がなくても採用したいと思われる志望動機が簡単に作成できます。
志望動機で困ったら、まずはツールを活用してみましょう。
(人材業界の場合)
熱意を論理的に伝えるインターンの志望動機の伝え方
熱意を論理的に伝えるインターンの志望動機の伝え方
- 志望理由を言い切ろう
- 志望理由の根拠となる思いやエピソードを述べよう
- インターンでどんなことを学びたいか伝えよう
- インターンを通してなりたい姿や達成したいゴールを宣言しよう
ここまでで、志望動機の素材集めができました。ここからは構成の仕方について解説します。構成の型は決まっているため、難しく考える必要はありません。これから説明するステップを踏めば、集めた素材を組み立てるだけで完成します。
先に説明した通り、志望動機を通して、コミュニケーション能力も測られています。一度で理解できる志望動機でなければ、どんなにいい素材を持っていたとしても、印象を残すことはできません。一度で理解できる志望動機の構成は4ステップでできるので、手順通りに取り組んでみましょう。
ステップ①志望理由を言い切ろう
構成において重要なのが、結論を最初に伝えることです。まずは先ほどピックアップした「インターンに参加したい理由」を最初に言い切ってしまいましょう。最初に結論を伝えることで、読み手はこれからする話がわかり、理解度が上がります。
また、最初の一文は特に簡潔に言い切ることを意識してください。繰り返しになりますが、企業の担当者は多くの学生の志望動機に触れており、学生一人にかけられる時間は限られています。最初の1文がわかりにくいと、「この志望動機は何を言いたいのかよくわからない」と判断されてしまい、その後を読んでもらえない可能性すら考えられます。
結論から言い始めるのは社会人の基本となります。誰が読んでも1発でわかる1文で作り始め、社員とも円滑にやり取りできるコミュニケーション力を示しましょう。
ステップ②志望理由の根拠となる思いやエピソードを述べよう
次に志望理由の根拠を述べましょう。最初に志望理由を言い切っている状態なので、企業側は「なぜそのような志望理由に至ったのだろう」と疑問を抱きます。その疑問に答えられるようにしましょう。
ここまでで、「背景が詳しく説明できる志望理由をピックアップする」とお伝えしました。ステップ①で理由を述べた後で、ステップ②でその背景を説明するという流れになります。インターンに対する熱意を示すうえでもっとも大切なステップなので、可能な限りの文字数を使って具体的に書きましょう。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る企業は論理的整合性や志向性、学生を取り巻く環境をチェックしている
企業にとって、志望動機のエピソードは、経験を根拠として何かを説明するための話と考えているので、以下の2点を重視しています。
➀結論が何か(言いたいことを正確に把握すること)
➁話の内容に矛盾が無いか(論理的整合性が取れているか)
結論と経験談でわかることが食い違う場合はしっくりこない感覚になりますし、私の場合、矛盾がある場合は「必ずしもそうは言いきれないよね」と訊き返して、文面に書かれていない具体的な内容や数字などの明確なものを掘り下げて引き出すようにしています。
エピソードから個性がわかる
経験談は誰にとってもオリジナルな話になるはずなので、「その人らしさ」が出ているかどうかも重要なポイントかと思います。
また、内容とは別に、その人が一人で頑張った経験を使うのか、多くの人を巻き込んだ話を使うのか、などの観点もあります。知らず知らずのうちに出てくる志向性や好み、環境についての情報なども、その人を把握するためには重要なこともあるので、どの企業の担当者も、そうした複数の観点を持ちながら話を聴いていると思います。
ステップ③インターンでどんなことを学びたいか伝えよう
続いてインターンに参加できたらどんなことを学びたいか述べましょう。ここでは、インターンの内容と学生の希望が合致していることを強調する意味があります。
ここまでのステップで熱意の高さが伝えられたとしても、インターンの内容が学生が目的としていることと不一致だと、両者にとって有意義とは言えなくなります。
「インターンの内容を把握したうえで、参加を希望している」ということを伝えましょう。
ステップ④インターンを通してなりたい姿や達成したいゴールを宣言しよう
説明した通り、インターンは参加して終わりではありません。そして先ほど整理したように、誰でもそのインターンに参加して得たいものや達成したいゴールがあるはずです。
目標やゴールが明確にあれば、その達成のために意欲的に動きますよね。ここをきちんと盛り込み伝えることで、インターンで自分のかなえたい目標に向かって主体的に動いてくれそうだと企業側に期待させることができます。
ここは読み手からすると、インターンに対する意気込みと捉えられます。インターンに対して意欲的な姿勢を印象に残すことができるので、最後は前向きに締めくくりましょう。
志望動機の終わり方は「インターンで何を学び得たいか」といった目的で終わらせると良いです。ここで、インターンでできないことを述べると、立派な目的でも当社では難しいと判断されてしまうので注意してください。
志望動機の締めくくりは全体の印象を左右するので、徹底してこだわりたいポイントです。こちらの記事で、志望動機の締めくくりについて例文を交えながら解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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志望動機の締めくくり例文13選! そのまま使えるテンプレも紹介
志望動機は締めくくりが大変重要であり、全体の印象を左右します。志望動機の締めくくりの基本ルールをと伝えるべき内容を押さえましょう。この記事ではキャリアコンサルタントと、すぐに使える便利なテンプレートや例文も併せて解説するので、参考にして選考を突破しましょう。
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![志望動機の締めくくり例文13選! そのまま使えるテンプレも紹介](https://cdn-media.port-career.com/portcarrercom/prod/portcareer/wp-content/uploads/2022/04/27190418/25d4af93ea32265f64161522476ae409-300x211.jpg)
作り終えたら確かめよう! 本番前のチェックポイント
本番前のチェックポイント
- 文字数は制限通りか
- 簡潔に伝えられているか
- 誰が読んでも伝わるか
志望動機を作り終えたら、勢いに任せてすぐに提出する前に一度見直しをしましょう。
誤字脱字の確認はもちろん、不適切な表現はないかの確認は必須です。書いている時は内容を練ることに集中しているため、表記や表現にまで気を遣うことは難しいです。よって、時間を置いて志望動機を読み直すことで、作成中には気付かなかった誤りに気付くことができます。
志望動機を書き上げて、達成感に浸りたいところではありますが、より良い志望動機にするため、見直しにも時間をかけましょう。
文字数は制限通りか
書類選考の場合、文字数に制限が設けられている場合が多々あります。字数制限は厳守しましょう。字数制限を超えていると、そもそも目を通してもらえない可能性があるほか、規定を守れない人であると、悪印象を抱かせてしまう危険性があります。
とはいえ、短すぎてもやる気が感じられないものです。枠いっぱいに埋められた志望動機と一文で終わらせた志望動機では、どちらにやる気や熱意を感じるでしょうか。
適切な文字数は指定の9割以上とされています。志望動機を作り終えたら、まずは文字数がオーバーしていないか、制限字数の9割は書き込めているかを確認しましょう。
こちらの記事では志望動機の書き方だけでなく、字数調整についても詳しく説明しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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例文12選|受かる志望動機をエントリーシートに書く4つのステップ
エントリーシートの志望動機は簡潔かつ、「読みたい」と思わせる内容にしなければなりません。キャリアコンサルタントと、惹きつける志望動機を書く4つのステップと、高評価を狙うコツをプロの目線で解説します。
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- 字数制限がない場合はどれくらい書けばいいですか?
ベストな文章は400~2000文字
文章量には気を使いますね。最も気をつけたいのは、内容以上に読む人への心配りです。自己PRが多いのは自己都合で書いているものと思われがちです。また少ないとやる気が伝わりません。
相手の負担にならず印象的な文章は、担当者として多くの文書を読んできた経験からすると、400〜2000文字が妥当、プリントする場合は、A4ペーパー1、2枚です。3枚以上は避けましょう。また年配の担当者にも配慮し、10ポイント以上のフォントが好ましいです。
インターンの選考が面接の場合、書類のように書き込む枠が用意されているわけではないので、どれくらい話せばいいのか分からないですよね。こちらの記事で面接の志望動機の最適な長さを解説しているので参考にしてくださいね。
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インターンの面接対策は、こちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
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簡潔に伝えられているか
簡潔に伝えられているかという点においては、まず、1文あたりに含まれる内容の数に注目してください。
根拠の深掘りをすると、1文にたくさんのことを詰め込んで伝えようとしてしまいがちです。しかし、1文が長すぎると、「結局何が伝えたいのかわからない」と思われてしまう危険性があります。なるべく「1文で伝える内容は1つ」になっているかを守れるようにしてみましょう。
誰が読んでも伝わるか
企業に伝える前に第三者に読んでもらいましょう。自分では気づかない誤字や、表現の誤りをしてしまっている可能性があります。
また全体を通して、話が通じるかというのも確認することが大切です。自分では通じるつもりであっても、初めて話を聞く人には伝わらない場合もあります。第三者に読んでもらうことで、自分では気付けなかった改善点を見つけることができる可能性があります。
親や友人に読んでもらうのでもかまいませんが、可能であれば大学のキャリアセンターなど、就活のプロに添削してもらうことをおすすめします。就活のプロであれば、あなたの志望動機に応じて、適切な言い回しや伝え方を教えてくれます。キャリアセンターはぜひ積極的に利用しましょう。
業界・文字数別! 志望動機の例文19選
ここまで、志望動機の作り方を解説してきましたが、自分ならではの志望動機は思い浮かんできたでしょうか。
まだ、コツを掴みきれないという人は例文をたくさん読んで、自分に置き換えてイメージしてみましょう。
ここからは、業界・文字数別の志望動機19選を紹介します。他業界の志望動機であっても、考え方や書き方を参考にすることができるのでぜひチェックしてください。
公務員
公務員
私がインターンへの参加を志望した理由は、○○市が抱える課題解決のプロセスを学びたいからです。普段○○市で生活していて、教育の面で○○市の課題を感じることがありました。
グループワークを通じて市が抱える課題を解決するにはどのような視点やスキルが必要になるのか体感したいです。そして、ワークで課された課題以外に関しても解決方法を自分で考え、発信できるくらい成長したいです。
こちらは市役所の短期インターンの志望動機です。インターンでは実際に市が抱える課題について考えるグループワークがおこなわれるため、志望理由も「課題解決のプロセスを学ぶこと」にフォーカスしています。全体を通して課題解決に対する意欲が見えるため、一貫した内容になっており、高い意欲が伝わります。
自治体の場合は、市民の視点で意見や感想をもらうことにも意義があるので、ワークの主旨を理解して意欲的に参加してもらえる学生はありがたいです。
結果的に選考に応募する場合でも、課題が共有できているので好印象になるでしょう。
広告
広告
広告映像ができるまでの過程について詳しく知りたいと思ったからです。
御社の広告を初めて目にした時から広告業界に興味を持ち、自分も広告営業に携わる仕事をしたいと思うようになりました。広告映像は企画、準備、撮影とさまざまな手順を踏んで完成します。
御社のインターンを通じて、制作の裏側を知り、自分はどのような過程であれば貢献できそうで、どのようなスキルが必要になるか知りたいです。そして、インターン終了後には必要なスキルの習得に取り組み始めたいです。
広告映像制作の模擬体験のインターンの志望動機です。インターン終了後に取り組みたいことまで述べられており、成長意欲がうかがえます。
広告業界に興味を持ち、広告映像ができる過程について知りたいのですね。なぜこの会社を選びましたか。 他社にはない特徴があったのでしょうか。
できるだけ自分が学びたい内容を具体的にして、その会社だからこそ得られるものを発見して伝えましょう。
広告業界は人気の高い業界ですので、選考を勝ち抜くには入念な業界研究と差別化された志望動機が必要になります。こちらの記事で広告業界の志望動機の書き方を詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
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例文7選|広告業界で勝ち抜く志望動機の書き方と差別化のコツ
広告業界の志望動機は説得力を増すために業界知識をつけることが重要です。まずは広告業界の特徴を押さえましょう。この記事では志望動機の作り方や作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。
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![例文7選|広告業界で勝ち抜く志望動機の書き方と差別化のコツ](https://cdn-media.port-career.com/portcarrercom/prod/portcareer/wp-content/uploads/2022/09/13122653/b0fe026cf31cf7200ce58e18890a1b39-300x211.jpg)
印刷
印刷
印刷業界の営業を体験したいと思い、御社のインターンシップの参加を志望しました。
私は以前、サークル活動でコンサートを開催する際、印刷会社に広告チラシの印刷をお願いしました。そこで、自分には想像できなかった色合いの幅や、さまざまな紙質を知り、印刷の技術によって、広告チラシが劇的に変わることを体感し、印刷業界に興味を持ちました。
また、私は現在家電量販店で販売のアルバイトをしており、学んだスキルを将来営業の仕事として活かしたいと考えています。御社のインターンではクライアントへの営業に同行することができます。印刷物の営業にはどのような難しさややりがいがあるのか体感したいです。
印刷会社の営業体験ができるインターンの志望動機です。営業への適性をアピールするうえでもアルバイトでの営業経験はとても有効です。営業の職種に絞っており、業界研究のために参加したいという学生の立場がわかりやすいですね。
印刷技術を実感して印刷業界に興味を持ったことは理解できますが、営業を体験したい志望動機が若干弱いように感じます。
たとえば素晴らしい印刷技術を多くの人に広めたいなど、営業職への興味まで伝えるとよりインパクトがある志望動機になります。
ほぼ全ての業界や企業に存在する営業職ですが、その分志望する学生も多いことが特徴です。こちらの記事では営業職という仕事の基本情報から、志望動機の書き方まで解説しているのでぜひ参考にしてください。
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例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ
営業職の志望動機では、仕事内容を理解したうえで、採用メリットまで伝えることが重要です。営業職の種類や仕事の流れ、求められる力を理解しましょう。この記事では志望動機の書き方や採用担当者を惹きつけるコツをキャリアコンサルタントが解説します。
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![例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ](https://cdn-media.port-career.com/portcarrercom/prod/portcareer/wp-content/uploads/2022/07/27182742/eee75185579d4fc1661b76be53d06030-300x211.jpg)
印刷業界に興味がある人はこちらの記事も参考にしてみてください。志望動機の書き方や印刷業界の動向、仕事内容まで詳しくまとめています。
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印刷業界の志望動機は3つのステップで書ける|職種別例文つき
印刷業界の志望動機の書き方を3つのステップで解説。印刷業界の動向や仕事内容などの基本情報から、志望動機の構成、差別化のコツまでキャリアコンサルタントとともに解説します。職種別の例文付きなので、志望動機で悩んでいる人は参考にしてみてください。
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![印刷業界の志望動機は3つのステップで書ける|職種別例文つき](https://cdn-media.port-career.com/portcarrercom/prod/portcareer/wp-content/uploads/2024/04/01110740/1e2d0a7e6fad0c3aa2c745cd84d56e83-300x211.jpg)
ソフトウェア
ソフトウェア
ソフトウェア業界のトレンドと御社の今後の動向について学びたいと考え、インターンへの参加を志望しました。
大学でアプリケーション開発を学び、ソフトウェア業界に興味を持ちました。御社のインターンでは業界のトレンドを学べるコンテンツや、実際に会社から出される課題に取り組むことができます。業界と御社についての理解を深め、かつ御社の今後の発展に自分ならどのようにかかわっていけるか考えながら取り組みたいです。
ソフトウェア会社の業界理解のセミナーの志望動機です。インターンの内容を明確に理解しており、そのうえで「今後の発展に自分がどのようにかかわっていけるか」という目的意識も前向きで、真剣にセミナーに望んでくれる姿勢が想像できますね。
学んだことと近い業界へのインターンシップでは、企業から学ぶだけでなく、自分の知識が企業の役に立てる要素も出てくる場合があります。
課題解決を通じて企業側に少しでも貢献できるものがあると、より充実した時間になるでしょう。
インフラ(鉄道)
インフラ(鉄道)
私がインターンへの参加を志望したのは、鉄道会社と地方創生のかかわり合いについて学びたいからです。
私が住んでいた地方では鉄道を利用するのはほとんど高校生のみでしたが、高校生にとっては通学になくてならない手段でした。鉄道は間違いなく私たちの暮らしを支えてくれていますが、過疎化が進んだ地方の経営は難しい状況です。
御社の企業説明や座談会で、地方創生のプロジェクトについてお伺いしたいと考えています。鉄道会社と地方創生に関する理解を深め、解決策を提案できるようになりたいです。
鉄道会社の短期インターンの志望動機です。地方での生活を経験しているからこその視点になっています。「地方創生」というテーマで、一貫しており、企業担当者の印象に残りやすい作りになっています。
自分自身の経験から問題意識を話しているのはいいですね。
しかし、自分の問題意識と結びつけるのであれば、単に「知りたい」ではなく「解決方法を考えたい」、あるいは「自分はこうやって解決したい」という提案を語れると、さらに印象に残るPRになります。
流通
流通
流通業界について詳しく知りたいと思い、インターンへの参加を志望しました。
私は以前まで大型ショッピングセンターで大半の買い物をしていたのですが、最近はECサイトで日用品の買い物までもを済ませるようになりました。このことから流通のかたちは大きく変化してきていると思います。
御社のインターンでは流通業界の現状と未来のお話を聞くことができます。自分が体感している流通業界と照らし合わせながら、業界に対する理解を深めたいです。
流通業界のセミナーの志望動機です。「業界説明」というインターンの内容に対し、「業界研究」という学生の目的が一致しています。業界に興味を持ったきっかけで自分の考えを述べることができており、オリジナル要素もありますね。
インターンの目的が明確であり好感が持てる内容です。
流通業界について知りたい思いが伝わってきますが、志望企業がECサイトの販売を重視していない場合、ECサイトも利用しているに留めるべきかもしれません。
商社
商社
自分が総合商社で働くイメージを掴みたいと思い、志望しました。シンガポールへの留学の経験を通じて、日本の製品のレベルの高さを知り、誇らしい気持ちになりました。より多くの世界の人に日本の技術力や製品を知ってもらう仕組み作りをしたいと思っています。
御社のインターンは事業が形になるまでの実際のプロセスを経験できる内容になっています。商社で自分が働くイメージをよりリアルにし、身に付けるべきスキルを把握したいです。
総合商社の数日間の業務体験のインターンの志望動機です。業務体験が主なインターン内容となるので、業界研究はできていることが前提とされます。商社で働くことを前提とし、イメージするための参加という目的が企業の求めるレベルに合わせられています。
単に職業体験をするというよりは、商社で働く意向が強い、ということが企業側にもわかる志望動機になっています。
学生側の意思が明確であれば、選考目的ではないインターンシップでもこのような形で応募意思を伝えることができますね。
旅行
旅行
私が御社のインターンシップを志望する理由は、業務内容について詳しく知りたいと思ったからです。私は御社の店舗で旅行の予約をお願いしたことがあるのですが、取り扱っている旅行の多さに驚き、どのようにして幅広い予約に対応しているのか気になりました。
御社のインターンでは業務内容について、実際に店舗で働かれているスタッフの方のお話を聞くことができます。業務内容を理解し、実際に入社したら自分がどのようなかたちで貢献できるかイメージしたいです。
こちらは旅行会社のリテール販売の業務体験の志望動機です。実体験に基づいた根拠を説明する際、実際に応募先の商品やサービスを利用したエピソードは有効です。この例文にあるように、どのような点に興味を持ったのか説明できるようにしましょう。
業務内容以上に、種類が多いにもかかわらず幅広く柔軟に対応しているスタッフの働き方に魅力を感じているのですね。
企業や業務ではなくそこではたらく人に関心がいくのはとても大切なことです。ぜひ志望動機にも加えてください。
人材
人材
御社の業務を体験したいと思い、インターンを志望しました。人材の仕事に興味を持つようになったのは、アルバイトを探すときにさまざまな会社の募集要項を見て多様な働き方を知り、それぞれの会社に適した人はどのような求職者だろうと考えたときからです。
御社のインターンは業務内容を体感できる内容になっています。働き方が多様化している中で求職者と企業側双方が満足する関係に結ぶにはどのような工夫や発想が必要か見極めたいと思います。
人材紹介業者の業務模擬体験のインターンの志望動機です。目的意識が具体的で好印象です。目的意識はこのように、「特にどの点に意識を集中させるか」というように考えると考えやすいですよ。
人材ビジネスに興味を持った理由が具体的に記載されており、説得力があります。
またインターンで見極めたい目的について、人材ビジネス業界における重要なテーマであり興味を持たれる内容です。
こちらの記事では、人材業界の業界解説や本選考の志望動機の書き方を紹介しています。本選考を想定した例文もインターンの志望動機に活かせるので、ぜひ参考にしてください。
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例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例
人材業界の志望動機は業界理解を深め、特徴を押さえて作成することが重要です。この記事では人材業界の志望動機に盛り込むべき内容をOK例文・NG例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。志望動機で一歩リードして選考を突破してください。
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![例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例](https://cdn-media.port-career.com/portcarrercom/prod/portcareer/wp-content/uploads/2022/09/24200302/71e228f358242b004be4ab7274d072d6-300x211.jpg)
金融
金融(銀行)
私はお客様に接する窓口業務について体験したいと思い、御社のインターンへの参加を希望します。
私はアルバイトで接客の経験を通してお客様と実際に接する職種に就きたいと思うようになりました。御社のインターンでは窓口業務の体験や、実際に窓口で働く社員の方との座談会が開催されます。銀行の窓口業務がどのようなものか理解し、業界研究を深めていきたいと思います。
銀行の窓口業務の短期インターンの志望動機です。アルバイトの経験から窓口業務に対する適性が期待できます。このように直接金融にかかわる経験がなくても、職種に活かせる経験に注目するのもアプローチ方法として使ってみてください。
職種にフォーカスするのもわかりますが、この文面だと窓口の仕事はしたいが金融業界自体にはあまり関心が無いようにも感じられます。
「お客様に接する」というだけでなく、そこに金融業ならではのプラスアルファを加えたいですね。
金融業界というと銀行や証券、保険のような幅広い業種を含みます。インターン前に自分が希望する企業がどの業種に該当するのか確認しましょう。こちらの記事で、金融業界の基礎知識や各業種の現状を解説しているのでぜひ参考にしてください。
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金融業界は、さまざまな特徴があります。選考を受けるなら、多角的に理解することが大切です。この記事では金融業界の動向や業種、職種、金融業界独自の選考対策などについて、キャリアコンサルタントと解説します。
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![金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖](https://cdn-media.port-career.com/portcarrercom/prod/portcareer/wp-content/uploads/2022/06/29174737/550b63e1a486b06c153c5e32f8e5cedd-300x211.jpg)
不動産
不動産(不動産仲介)
交渉力を磨きたいと思い、御社のインターンを志望しました。
私は今大学のサークルで副部長をしており、機材の購入や修理、運搬等の面で外部の業者と交渉する機会が多くあります。会計が提示する予算内で手配できるよう、業者と交渉したり、会計に相談するなど二者間を調整することに適性を感じています。よって、不動産仲介のお客様とオーナーの間に入って双方利益を目指す点に魅力を感じています。
御社のインターンでは、営業としてお客様に対して賃貸紹介をおこなったり、オーナー様への提案の模擬体験ができます。いただくフィードバックを元に自分の交渉力をさらに成長させたいと思います。
不動産仲介業者の模擬体験ができるインターンの志望動機です。仲介業者の「交渉力」という点に注目することで、差別化ができています。また交渉力について既に自分の武器とできている点も期待ができます。
交渉能力は多くの企業に求められる素質になります。それを楽しみながらできるということはとても重要です。
インターンシップでは実際に体験をさせてもらえるということが本当に楽しみで、期待していることを伝えましょう。
食品
食品(マーケティング)
食品のマーケティングについて学びたいと思い、御社のインターンへの参加を志望しました。
私は現在小売店でアルバイトをしていますが、お客様の目線や導線を意識して商品配列を工夫することの大切さを学びました。御社のインターンではワークを通じてマーケティングの職務を体験することができます。
商品企画や立案には苦労するかもしれませんが、学生ならではの視点で取り組み、成長したいと思います。
食品会社のマーケティング職の志望動機です。マーケティングについて自分の経験に落とし込んで考えられており、意欲の高さを感じられます。
アルバイト経験からマーケティングの重要性を認識しており、マーケティングの職務を体験したい思いが伝わります。
ワークを通じて、学生ならではの視点の具体的な商品企画や立案を見てみたいと思わせる志望動機です。
化粧品
化粧品(研究職)
化粧品の開発の仕事に興味があり御社のインターンを志望しました。
中学時代から肌荒れに悩むようになり、自分に自信をなくした経験があります。話題のスキンケア用品を試したり、皮膚科にも通いましたが、改善せず、とても苦しみました。大事な青春時代に私と同じ思いをする人を一人でも減らすためにも、素肌を守るスキンケア化粧品の開発に携わりたいと考えています。
御社のインターンでは実際に使われている原料を用いてスキンケア化粧品づくりを体験することができます。体験を通して、化粧品開発への理解を深めたいと思います。
化粧品の研究職体験の志望動機です。自分の過去の体験から化粧品開発に対する高い熱意が感じられます。
実体験の裏付けを持って高い関心と意欲が感じられます。仕事としての関心があり、ユーザー側の視点が持てているのも好印象です。
インターンシップ体験を通じてお互い良い関係性がつくれそうな期待感があります。
研究職はあまり表には出ない職種のため、学生にとって未知の部分が多いですよね。こちらの記事で研究職の仕事内容と志望動機の書き方を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
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研究職を志望する場合は、仕事内容や適性の理解が必須です。また研究職のメリットデメリットも押さえておきましょう。この記事では研究職に向いている人の特徴や研究職に就くコツをキャリアコンサルタントが解説します。志望動機例文も紹介するので参考にしてください。
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ブライダル
ブライダル
ブライダル業界でプランナーとして働くうえでの心構えを知りたいと思い、インターンへの参加を志望しました。
私は現在結婚式場でアルバイトをしています。結婚式はとても華やかで幸せな空間ですが、その裏側は決して楽しいだけではないことを痛感しています。しかし、それ以上に新郎新婦や列席者の笑顔がやりがいに感じ、ブライダルの仕事をしたいと思うようになりました。
御社のインターンではプランナーの模擬体験ができます。プランナーの方のフィードバックや質疑応答会を通じて、プランナーになるための覚悟を固められたらと思います。
ブライダルプランナー模擬体験の志望動機です。ブライダル業界への高い熱意が感じられますね。フィードバックや質疑応答でも、積極的に参加してくれる姿勢が想像できます。
上の例文では、「裏側には大変なこともあると認識しています。華やかな面が目立つ業界ですが、しっかりと裏側も勉強させていただき、自分自身の志望を固めたいと思っています」といった踏み込んだアピールも有効です。
医療
医療(医療機器×営業)
医療にかかわる仕事がしたいとの思いから御社のインターンへの参加を希望しています。
私の母と姉は看護師として働いており、医療の世界に興味を持つようになりました。御社の開発する製品は患者さんのことはもちろん、そこで働く医療関係者のこともサポートできる機器です。
御社のインターンではドクターや医療関係者の悩みや課題に合わせて、製品を提案するフローが体験できます。ロープレを通じて、医療機器のことや、提案方法について学びたいです。
医療機器メーカーの営業体験の志望動機です。医療機器の営業に関して、働く医療関係者のことを支える仕事と捉えていることがわかります。業界について調べたり、考えたりしていることが伝わり、好印象です。
インターンに参加したい理由について具体的であり評価できます。
さらに志望企業についてしっかりリサーチしているだけでなく、インターン内容を理解したうえで学びたい内容を伝えており好感が持てる志望動機です。
介護
介護
業務内容について詳しく知りたいと思い、御社のインターンに参加しました。私は老人ホームのイベントにボランティアとして参加したことがあります。介護士の方が入居者様と楽しそうにお話しされているのを見かけるうちに、介護の仕事を志すようになりました。
御社のインターンでは実際に老人ホームにお邪魔し、介護士の方のお話をお聞きすることができます。介護士のやりがいだけでなく、困難を乗り越える方法や適性など詳しくお話をお聞きしたいです。
介護士の老人ホーム見学も含めたセミナーの志望動機です。根拠と合わせてボランティア経験をアピールできています。「困難を乗り越える方法や適性など詳しくお話をお聞きしたい」というようにインターン先に求めることを伝えられており、インターンの内容とマッチしていることがわかります。
介護の仕事を志すきっかけとして、「楽しそうにお話しされているのを見かけるうちに」という記述がありますが、これだけではいささか幼稚な印象です。
ボランティアとして参加する中でもっと気づいたことを加筆したいですね。
200字
ここでは旅行会社の例文をピックアップして字数調整について解説します。
200字
業務内容について詳しく知りたいと思ったからです。
私は御社の店舗で旅行の予約をお願いしたことがありますが、その際取り扱っている旅行の多さに驚き、どのようにして幅広い予約に対応しているのか気になりました。
御社のインターンでは、実際に店舗で働かれているスタッフの方に、業務内容ややりがいについてお話を聞くことができます。
業務内容を理解し、自分がどのようなかたちで貢献できるかイメージしたいです。
200字の字数制限の場合、簡潔な文章が求められます。少し多めに書き起こして、不要な部分を削っていくと重要な部分だけを残した簡潔な内容にできますよ。
削るポイントとしては、まず単語を言い換えられないかチェックしてみましょう。字数が多い単語は、その単語の類義語を検索してみるなどして言い換え表現を探してみてください。また、語尾は言い切りましょう。たとえば「~をしたいと思います」は「~をしたいです」と言い切ると文字数を減らすことができます。
言い換えられる単語や語尾
- コミュニケーション→伝達、会話、交流
- テクニック→技術、スキル
- ~をしたいと思います→~したいです
- ~することができます→~できます
300字
300字
私が貴社のインターンを志望した理由は、業務内容について詳しく知りたいと思ったからです。
私は御社の店舗で旅行の予約をお願いしたことがありますが、その際取り扱っている旅行の多さに驚きました。ホテルの手配や新幹線のチケット手配、テーマパークのチケット手配、行先も全国各地が取り扱われています。このような幅広い商品に店舗スタッフの方はどのように対応しているのか気になりました。
御社のインターンでは、実際に店舗で働かれているスタッフの方から、業務内容についてのお話があるので、幅広い商品への対応方法や工夫されていることをお聞きしたいです。
業務内容を理解し、自分がどのようなかたちで貢献できるかイメージしたいです。
300字は一般的な長さとされています。もし字数がまったく足りないとなった場合は、エピソードの部分を厚くできないか検討してください。この例文の場合、「商品の多さに驚いた」の部分を、具体的に「どんな商品を見たのか」と掘り下げています。
400字
400字
私が貴社のインターンを志望した理由は、業務内容について詳しく知りたいと思ったからです。
私は御社の店舗で旅行の予約をお願いしたことがあります。スタッフの方の丁寧な対応が印象的でした。また、その際取り扱っている旅行の多さに驚きました。ホテルの手配や新幹線のチケット手配、テーマパークのチケット手配、行先も全国各地で取り扱われています。このような幅広い商品に店舗スタッフの方はどのように対応しているのか気になりました。
貴社のインターンでは、実際に店舗で働かれているスタッフの方から、業務内容についてのお話があります。幅広い商品への対応方法や工夫されていることをお聞きしたいです。また、座談会では社員の方の学生時代に取り組まれていたことや、役に立った経験をお聞きし、これからの学生生活の参考にしたいと思います。
業務内容を理解し、自分がどのようなかたちで貢献できるかイメージしたいです。
400字が字数制限の場合、多いと感じる人もいますよね。
「インターンで得られること」に「自分がしたいこと」をプラスしてみましょう。この例文の場合は「座談会では社員の方の学生時代に取り組まれていたことや、役に立った経験をお聞きしたい」という内容をプラスしています。
インターンの内容を見て、自分はどのような行動をするか考えてみて、それを企業に「自分がしたいこと」としてアピールしましょう。
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見るインターンシップを必ず有意義な経験にするという意志を伝えよう
インターンシップでの志望動機は、あくまでも「教えてもらう」「自分が学ぶ」という姿勢の有無が重要になってきます。そのため自己PRが多くなりすぎると、担当者は違和感を覚えます。
多くの担当者はやって来る学生を育てたい、会社に来て有意義な経験をしてもらいたいと思っています。そういう視点からみると、何かまだ不完全だけどやる気や好奇心満々の学生がやって来ることがとても楽しみです。
インターン後につながる目的意識を明確にしよう
そのような観点から、インターンシップの志望動機は、なぜその会社のインターンシップを受けるのか目的を明確に書きましょう。その会社を選ぶ必然性があれば必ず書いてください。次に、自分が持っている問題意識です。インターンシップで得たものをどう活かすのか、問題の解決や提案につながる期待を書いてください。
ポイントは、インターンシップを経験することの結果をどう活かすのかを明確に意識しておくことが重要です。本採用の面接の時以上に対等な姿勢で自分の伝えたいことをしっかりと書いてください。
企業に刺さる志望動機は、AI作成ツールを試してください
「企業に伝わる志望動機ってどうやって書くの…?」そんな悩みはありませんか?
「志望動機作成ツール」では、AIがあなたの思いや強みを文章に落とし込み、選考に強い志望動機を作成します。
面接官の心に響く内容を準備し、次のステップに進む準備を整えましょう!
インターンでの活躍を想像させる志望動機で選考を通過しよう
インターンでの志望動機は学生が最初に就活でつまずきやすい壁です。しかし、アピール内容となる素材を集め、書き方のコツを掴めば誰でも魅力的な志望動機を完成させることができます。
志望動機を作りながら、悩んだり迷った時は企業側の視点に立ってみましょう。企業の担当者が志望動機を読んだ時にインターンで活躍している姿が想像できる志望動機を完成させ、選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見るインターンを有効活用するためにも経験を踏まえた志望動機をつくろう
インターンは、業界や仕事を知るだけでなく企業とつながりが持てる絶好のチャンスなので、ぜひ有効に活用してください。
インターンの志望動機は選考のためだけでなく、やりたいことを認識するうえでも重要です。 どんな仕事がいいのか悩んでいるときは、これまでの経験を振り返り得意とする分野や興味のあることを整理したうえで、関連する仕事について考えてみてください。インターンで実体験することで、仕事の方向性がより明確になります。
経験をベースにすることで説得力を持った志望動機が作れる
志望動機を考えるうえで、なぜそのインターンを経験したいのかといった動機を整理します。動機についてこれまでの経験をベースに考えると、説得力のあるものになります。
そしてインターンで経験できる内容を踏まえたうえで、どんなことを経験して学びたいかといった目的を伝えてください。採用担当者は、インターンの動機や習得したい目的からインターンへの思いを見極めています。どの企業でも当てはまる漠然としたものではなく、志望企業だからこそ経験してみたい具体的な理由と、経験から得たい目的を積極的にアピールしてください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
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