この記事のまとめ
- Web適性検査は同じ問題を繰り返し解いて解法を覚えるのが有効
- 毎日問題に触れるためにはスキマ時間の活用も大事
- 慣れてきたら本番形式で時間を意識しながら解いてみよう
「Web適性検査の練習方法を知りたい」「練習方法が多くてどの方法が自分に合っているかわからない」という疑問や悩みを抱えている就活生は多いでしょう。
Web適性検査の練習方法は幅広く、自分に合った対策が必要です。相性の悪い練習方法を選んでしまうと、対策がうまく進みません。最悪の場合、Web適性検査を突破できない可能性があります。
本記事では、Web適性検査の対策を練習方法ごとに紹介していくので、適性検査の練習方法に困っている人はぜひ参考にしてみてください。
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Web適性検査の練習方法は幅広い! 自分に合った対策を選ぼう
Web適性検査にはいくつか種類があり、それぞれ別の対策を進めていく必要があります。また、適性検査の種類ごとに多くの教材やサイトがリリースされているので、練習方法は幅広いです。
自分に合った対策を選んでWeb適性検査の練習を続ければ、Web適性検査で高得点を記録して他の就活生と差別化できます。
この記事では、Web適性検査の対策方法や解き方のコツ、注意点などを解説しています。
参考書やサイト、アプリごとにおすすめの教材も紹介しているので、ぜひこの記事で自分に合ったものを見つけてWeb適性検査の対策に活かしてください。
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そもそもWeb適性検査とは?
Web適性検査は、一般的に能力検査と性格検査からなり、Web上でおこなわれます。就活生の基礎的な能力と人となりを測るテストです。
Web適性検査をエントリーシート(ES)とともに一次選考として使用している企業は多く、対策が不十分だと次の選考に進めません。
ただし、得点が高ければ高いほど良いというわけではなく、企業が求めているレベルの能力があるかどうかという視点で評価しています。
適性検査の特徴や基本の対策はこちらの記事で詳しく解説しているので、そもそも適性検査が何かよくわかっていない人は併せて参考にしてください。
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代表的な5種類のWeb適性検査
代表的な適性検査
- SPI
- 玉手箱
- GAB
- CAB
- TG-WEB
Web適性検査にはいくつかの種類があり、それぞれ難易度や特徴は異なります。そのため、テストによって違う対策が必要です。
また、企業によって実施しているテストが違うので、選考を受ける企業に合わせたWeb適性検査の練習をしなければなりません。
ここでは、代表的な5種類のWeb適性検査を紹介していきます。
自分が受ける企業のWEBテストの種類がわからない人もいますよね。こちらの記事で、志望企業が採用しているテストの種類を事前に特定する方法を解説しています。
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①SPI
Web適性検査のなかで最も代表的なテストがSPIです。能力検査と性格検査の2種類で構成されています。
能力検査は中高生レベルの問題が中心になっており、難易度はそれほど高くありません。ただし、問題数が多くすべての問題に回答するのは難しいため、時間との戦いになります。
SPIは、総合商社やメーカー、広告など幅広い業界で実施されています。どの業界も就活生からの人気が高い業界なので、ハイスコアをとれる対策が必要です。
企業によっては、英語検査や構造的把握力検査も採用している企業もあります。
受検方法は、テストセンター・自宅のパソコン・企業のパソコン・マークシートと複数あり、企業によって異なるので確認が必要です。
SPIの対策が必要な人はまず、こちらの記事で出題科目や問題内容を確認して、解き方のコツを習得しましょう。
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第二新卒や転職者向けのSPI-Gという試験が、新卒向けの選考でも出題されることがあります。以下の記事ではSPI-Gの内容や特有の問題について解説しているので参考にしてみてください。
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②玉手箱
玉手箱は、SPIと並んで採用している企業が多いWeb適性検査です。SPI検査と同様に能力検査と性格検査で構成されています。能力検査の問題数が多く、短時間での回答が求められる点も同じです。ただし、基本的に自宅のパソコンで受検するという点が違います。
玉手箱は、メーカーやディベロッパー、メガバンク、コンサルなどの業界で実施されています。
以下の記事では、玉手箱の解き方のコツを詳しく解説しています。こちらも併せてチェックしてくださいね。
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③GAB
GABは、日本適性診断テストの略で新卒総合職の採用を目的として開発されました。
知的能力やバイタリティー、パーソナリティなどの特性を9つの項目にわけて測定します。
GABは、長文読解や図表の読み取りなど思考力が問われる問題が多く出題されます。制限時間は90分前後です。制限時間が短く素早い解答が求められるSPIに対して、GABは一問にかける時間が長くなります。
また、職務の適性を予測できるのもGABの特徴です。営業職や研究開発職など7つの職務から、受検者の向いている職種を判断できます。
テストセンター・自宅のパソコン・マークシートの3つの受検方法があります。
また、GABの対策方法は、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
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④CAB
CABは、GABを開発した日本SHL社が開発しました。「Computer Attitude Battery」の略で、プログラマーやシステムエンジニアのようなIT職の適性診断が可能です。パーソナリティやバイタリティーのような選考の判断材料になる要素も同時に診断されます。
受検方法は、Web媒体を使用しておこなうWeb-CABと、紙媒体でおこなうペーパー形式の2種類があります。
⑤TG-WEB
TG-WEBは、今まで紹介したWeb適性検査よりも難易度が高めに設定されています。SPIや玉手箱は基礎的な問題から構成されていますが、TG-Webは応用問題が中心です。
また、制限時間に対して問題数が多いので、解答にスピード感が求められます。そのため、対策が不十分だと解答にたどり着けません。
従来型と新型の2種類にわかれていますが、従来型を採用している企業が多数派です。問題の難易度も従来型の方が高いので、対策は従来型をメインにおこなうのが効果的です。
自宅のパソコン・テストセンター・マークシートの3種類の受検方法があります。
- さまざまな適性検査がありますが、重点的に対策すべきなのはどれですか?
受検する確率が高いのはSPI
適性検査の代表的な種類は上記の通り「SPI」「玉手箱」「GAB」「CAB」「TG-WEB」5つが挙げられています。
自分の志望企業が導入している適性検査を調べて、その対策を実施することが一番良い対策です。
しかしながら、就職活動は志望企業以外も就職試験を受けるため、オーソドックスな試験であるSPIの対策を実施すると良いでしょう。
以下の記事でも、TG-WEBの突破方法を詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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SPIなどとあわせて出題されることがある、適性検査のTALについて知っていますか? 次の記事で攻略法とともに解説しているので、気になる人はぜひ読んでみてくださいね。
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企業がWeb適性検査を実施する4つの目的
企業がWeb適性検査を実施する4つの目的
- 優秀な人材を選別するため
- 学生の性格を客観的に評価するため
- 企業の雰囲気にマッチしているか判断するため
- ほかの学生と比較しやすくするため
Web適性検査を実施する目的を知っていますか? 企業側の目的を理解しないまま、受検している人も多いでしょう。
しかし、企業がWeb適性検査をおこなう目的を理解していないと、何を目指して勉強すべきかわからず、正しい対策ができません。
ここでは、Web適性検査の目的を解説しているので、まだ把握できていない就活生はぜひ参考にしてみてください。
①優秀な人材を選別するため
大企業のような就活生からの人気が高い企業には、多くの応募が集まります。そのため、応募者全員と面接をする時間はなく、事前に対象者を絞らなければなりません。
Web適性検査の能力検査は、問題の正解数に応じて点数が出るので、企業は優秀な人材を把握できます。
とはいえ、点数が高い人から順番に採用しているわけではありません。
企業の求める能力に達していない人をふるい落とすイメージです。つまり、企業が設定したラインを超えていれば、次の面接やグループディスカッションなどの選考に進めるというわけです。
ただ、企業が求める水準は公表されていないので、できるだけハイスコアを目指す必要があります。
- 合格ラインに達するためには、大体何割くらいの点数が取れるようになればいいのでしょうか?
まずは6~7割を目指して取り組もう
適性検査の結果の扱い方は企業によって異なりますし、テストによっては同じ名前のテストでも難易度が異なるものがあります。
そのため合格ラインの目安は一概には言えませんが、100点を目指して問題集を何度も繰り返す必要はありません。一般的には6~7割できていれば良いとされます。
②学生の性格を客観的に評価するため
Web適性検査の性格検査では、回答とこれまでに蓄積されたデータをもとに就活生がどのような性格なのか診断されます。そのため、企業は就活生の性格を客観的に評価することが可能です。
また、就活生が主張する長所や短所が本当に合っているのか、客観的に得られた性格検査に結果と比較していきます。そのため、診断された性格と自己PRに大きなズレがないよう、自己分析が必要です。
③企業の雰囲気にマッチしているか判断するため
就活生の性格が客観的に分析できたら、企業の雰囲気に能力や性格がマッチしているかどうか判断されます。
企業の雰囲気と性格がマッチしているかどうかは重要です。なぜなら、企業の雰囲気にマッチしていない人は、入社してもすぐに退職してしまう可能性があるからです。能力検査以上に、性格検査を重視している企業もあります。
④ほかの学生と比較しやすくするため
能力検査、性格検査ともに客観的な評価を得られるため、就活生ごとの結果にばらつきが生まれにくいです。そのため、企業はほかの学生と比較しやすくなります。
一次選考を突破して挑んだ面接での評価が同等の学生がいた場合、客観的な指標である適性検査の結果を参考に合否を判定する企業もあります。
また、最終面接の直前などに2度目のWeb適性検査を実施して、比較に使う結果を追加で集める場合もあります。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見るWeb適性検査では入社後の活躍可能性を判断している
ここまでの説明を読むと、「優秀な人材以外は適性検査で落ちてしまう」と不安に感じるかもしれませんね。しかし、企業は他の学生と比較をして優秀ではない人材を選考落ちにしているわけではありません。
あくまでも就活生が入社をしたときに活躍できるかどうかを判断していると考えてください。たとえば、高圧的なクライアントが多い企業では、就活生にストレス耐性を求めますよね。
ESや面接で「ストレス耐性がある」と学生が回答をしても、もし企業が求めるストレス耐性がないと、入社をしても活躍することができません。このようなミスマッチは企業だけでなく就活生を不幸にしてしまいかねませんよね。
Web適性検査を実施するメリットは就活生と企業の双方にある
つまり、企業と就活生の双方にとってマイナスな採用が起こらないように、適性検査がおこなわれているのです。
就活生に内定獲得をするために、企業にあわせて回答をしたくなるかもしれません。しかし、長期的な目線で考えると、入社後のミスマッチにつながる可能性があるため、等身大の自分で回答することが重要です。
WEBテストで選考に落ちるのはもったいない!問題集で対策しよう!
志望度が高い企業にWEBテストで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
そこで「WEBテストパーフェクト問題集」を活用しましょう。この問題集を使えば解く上で重要なポイントの解説を見ながら効率よく勉強することができます。
また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
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Web適性検査を突破するために効果的な5つの練習方法
Web適性検査を突破するために効果的な5つの練習方法
- 同じ問題に何度もチャレンジする
- スキマ時間を活用して毎日問題に取り組む
- 友人に解き方を解説する
- 慣れてきたら本番形式で解いてみて時間配分を意識する
- 選考を受ける企業が実施する適性検査に徹底的に取り組む
就活では、ESや面接などそれぞれに対策が必要です。
Web適性検査を突破するには、やみくもに問題を解いているだけでは効率が悪く、面接などの対策に時間を割けなくなっていまいます。
ここでは、Web適性検査を突破するために効果的な5つの練習方法を紹介していくので、実践して選考突破を目指してください。
紙の問題を見ながら解く場合と、パソコンの画面を見て解く場合では感覚が違うと感じる人もいると思います。
自分がどういう状況であれば短時間で集中して力を出し切れるかを知っておくためにも、必ず練習してください。
①同じ問題に何度もチャレンジする
Web適性検査の練習では、同じ問題に何度もチャレンジしましょう。何度も繰り返し解くことで解き方が頭に染みつき、同じような問題に対応できます。
高校や大学の際、「いくつもテキストを購入するのではなく、同じものを何度もやりこみなさい」と学校や塾の先生から言われた経験がある人もいるでしょう。何周も問題集を解くことで、同じ問題にチャレンジすることになり考え方を理解できるようになります。
また、Web適性検査は制限時間に対して問題数が多いので、素早い解答が必要です。
何度も同じ問題にチャレンジすることで解答スピードがアップします。
専用の対策本で練習する
Web適性検査の問題集は何種類もあり、SPIにはSPI、玉手箱には玉手箱専用の対策本が出版されています。志望企業で実施されているWeb適性検査の種類がわかったら、専用の対策本を購入して対策を始めましょう。
ここで気を付けるべきポイントは、「何種類もの対策本を購入しない」です。問題がパターン化されているWeb適性検査では、多くの問題を解くよりも同じ問題を解く方が効果的だからです。同じ問題に繰り返しチャレンジして、解答方法を脳に染みこませていく必要があります。
問題の書き方や解説など対策本によって内容やデザインが異なるので、自分に合ったものを選ぶのが勉強を続けていくうえで大切です。おすすめの対策本は後述します。
練習サイトを利用する
Web適性検査の勉強方法は、問題集やテキストだけではありません。模擬テストが掲載された練習サイトが、いくつも公開されています。
練習サイトの勉強方法でも、同じ問題に何度もチャレンジすることが大切です。何種類もサイトがあり全部に手を出したくなる気持ちもわかりますが、1種類ずつ完璧な解答ができるまで仕上げる方が効果的です。
サイトによっては、本番と同じように時間が設定されているので、本番の雰囲気を感じながら練習に取り組めます。おすすめの練習サイトは後述します。
- 対策本と練習サイトのどちらを優先すべきかわかりません。どちらから対策を始めれば良いのでしょうか?
対策本で練習をした後に練習サイトの利用がおすすめ
練習サイトは本番と同じ時間・形式で模擬テストを受けることができます。
しかし対策をせずに受験回数だけをこなしても、解ける問題は増えませんよね。そのため、対策本できちんと練習問題を解いた後に、模擬テストでも解けるかどうかを確認する勉強方法がおすすめです。
そうすることで、対策本で勉強したことがきちんと理解できているかをセルフチェックすることができますよ。
②スキマ時間を活用して毎日問題に取り組む
Web適性検査は、問題のパターンが決まっているため、解き方が染みつくとスムーズに解答できます。そのため、毎日問題に触れて練習を継続するのが選考を突破するポイントです。
しかし、就活期間はやることが多く、毎日Web適性検査の勉強時間を捻出するのが難しい人もいるでしょう。忙しい就活生におすすめなのが、スキマ時間の活用です。
電車やバスにのって学校へ向かっていたり、お風呂にゆったりつかっていたりするスキマ時間を活用すれば勉強時間が捻出できます。
1日に3時間勉強する日を作っても1週間練習しないと解き方を忘れてしまいます。1日30分のスキマ時間の勉強を1週間続けた方がよっぽど効果的です。
スキマ時間のおすすめの勉強法としては、スマホアプリなどで問題を解くことが一番良いです。SPIなどはスマホのアプリがあるため、その問題を解いて試験慣れと出題傾向を知ることができます。スキマ時間のスマホ勉強は効率的でおすすめです。
③友人に解き方を解説する
友人に解き方を解説するのも非常に効果的な練習方法です。なぜなら、自分が解き方を理解できていないと友人にわかりやすく説明できないからです。相手に説明しようとすると、より理解を深めようとするため練習の密度が濃くなります。
また、相手に教えている際、自分の理解が曖昧な部分に気づくことができます。同じ就活生の友人と解き方を解説し合いながら、勉強を進めていくのがおすすめです。
より教える難易度をアップさせて理解を深めたい人は、すでにWeb適性検査の練習を始めている就活生ではなく、兄弟や両親など解き方を学んでいない人に教えるのも選択肢の一つです。理解してもらうためには、かみ砕いたわかりやすい説明が求められます。
④慣れてきたら本番形式で解いてみて時間配分を意識する
対策本やサイトで対策したWeb適性検査の問題に慣れてきたら、時間配分を意識しながら本番形式に挑戦することをおすすめします。想像以上の時間の短さに驚く人も多いでしょう。
Web適性検査は、時間が短くかなりのスピードで解答し続ける必要があり、すべての問題に解答するのは至難の業です。また、本番になると焦ってしまい勉強した成果を発揮できない可能性があります。
練習段階で本番形式に慣れておき、平常心でWeb適性検査に挑めるようにしておく必要があります。
また、本命企業の前にほかの企業のWeb適性検査を受検して、本番の雰囲気を体感しておくのもおすすめです。
SPIの適切な時間配分やスピーディーに解く方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。
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SPIの解答時間を受検方式別に解説! 時間切れを防ぐコツ10選も
SPIの所要時間がわからない人やSPIを時間内に解けないなど、SPIの時間に関する悩みを持つ人向けに、キャリアコンサルタントとSPIの時間の特徴やスピーディーに解くコツを解説します。記事を参考に、SPIをマスターしましょう。
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⑤選考を受ける企業が実施する適性検査に徹底的に取り組む
志望度の高い企業が実施するWeb適性検査の対策には、重点的に時間をかけて徹底的に取り組む必要があります。
企業によって実施しているテストが違うので、「受検企業が実施しているWeb適性検査の種類がわからない」という人もいるでしょう。各企業が採用しているテストの種類は、就活サイトなどで公開されています。
「受検企業名 Web適性検査」のようなキーワードで検索をかけるとでてくるので、調べてみてください。
検索しても出てこない場合は説明会やOB・OG訪問などでも確認できます。
ただし、OB・OG訪問相手は人事部ではない社員の可能性が高く、テストの種類を覚えていなかったり、当時と採用しているテストが変わっていたりします。そのため、採用担当者に直接話を聞ける説明会が無難です。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る1冊の問題集を全て解けるようになろう
Web適性検査は選考の足切りになる可能性もあるため、就活生によっては「解く問題量が足りないのでは」と不安を感じているかもしれません。
たしかに、試験を受けて見たことがない問題が出題されるかもしれないことを考えると、さまざまな問題集・練習サイトを利用すべきかどうか悩むのではないでしょうか。
基本的な問題を素早く正確に解けるように練習する
Web適性検査のおすすめの練習方法は、ひとつの問題集をすべて解けるようになるまで練習をする方法です。適性検査で大切なのは、難しい問題を解くことではなく、基本的な問題を高い精度で解くことです。
基本的な問題はどの参考書も同じような問題が掲載されているため、複数の問題集を使って練習する必要はありません。そのため、ひとつの問題集を使って何度も練習をすることが最も大切なWeb適性検査対策なのです。
もちろん自分が志望する企業が実施する適性検査を精査したうえで、どの適性検査を練習すべきかを見極めて練習をしましょう。
Web適性検査の練習に適した参考書5選
Web適性検査の練習に適した参考書
- 2026年度版 SPI3&テストセンター出るとこだけ! 完全対策
- 2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
- これが本当のWebテストだ!(1)2026年度版【玉手箱・C-GAB編】
- 1日10分、「玉手箱」完全突破!Webテスト最強問題集’26年版
- これが本当のWebテストだ!(2)2026年度版【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】
「Web適性検査の本の種類が多く、どれを選べばいいかわからない」という人もいるでしょう。ここでは、Web適性検査の種類ごとにおすすめの参考書を紹介していきます。
Web適性検査の参考書は問題の掲載数や解説の丁寧さに違いがあり、人によって向き不向きがあります。練習を効果的に進めて高得点を狙うためには、相性の良い参考書選びが重要です。
それぞれの特徴やどんな人におすすめなのか解説しているので、自分に合ったものを選んでください。
①2026年度版 SPI3&テストセンター出るとこだけ! 完全対策
2026年度版 SPI3&テストセンター出るとこだけ! 完全対策
- 2026年度版 SPI3&テストセンター出るとこだけ! 完全対策
- 出版社 実務教育出版
- 該当の適性検査名 SPI
- 価格 1,320円(税込)
「SPI&テストセンター出るとこだけ!」は、名前の通りSPIに出る範囲に集中して出題されており、短期で得点アップを目指す参考書です。
SPIのほかにテストセンター独自の長文を読み取りながらの計算問題も再現されており、Web適性検査だけではなくテストセンターでの受検にも対応しています。テストセンターでSPI受検をおこなう企業を志望している人におすすめです。
また、高校卒業後に就職する学生も対象にしているので、丁寧な解説がついています。国語や数学に苦手意識があり、基礎的な部分からやり直したい人におすすめです。
②2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
- 2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
- 出版社 ナツメ社
- 該当の適性検査名 SPI
- 価格 1,430円(税込)
「史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」は、SPIの参考書のなかでトップクラスに有名で、青本という愛称で親しまれています。多くの問題を取り扱っており、1題ごとに丁寧な解説が掲載されています。
「SPI&テストセンター出るとこだけ!」と同様に、テストセンター独自の問題も収録されており、テストセンターでの対策も可能です。
ただし、問題数が多いうえに受検する問題よりも難易度が高いという口コミも散見されるので、勉強に苦手意識がある人にはおすすめできません。
テストでも高得点が必要な人気企業の選考を受ける人や、基礎学力が高くハイレベルな問題に取り組みたい人におすすめです。
③これが本当のWebテストだ!(1)2026年度版【玉手箱・C-GAB編】
これが本当のWebテストだ!(1)2026年度版【玉手箱・C-GAB編】
- これが本当のWebテストだ!(1)2026年度版【玉手箱・C-GAB編】
- 出版社 講談社
- 該当の適性検査名 玉手箱・CAB・GAB
- 価格 1,650円(税込)
Web適性検査の種類ごとに専門の参考書を出版している「これが本当のWebテストだ!」シリーズの、玉手箱とGAB・CABに対応した問題集です。
玉手箱を採用している企業はSPIと同様に多いので、対策しておくと複数の企業の選考に活かせます。
言語・計数・英語のほかに性格検査までも掲載されており、玉手箱とGAB・CABの問題を網羅的に取り扱っています。問題ごとに丁寧な解説が添えられているのが特徴です。
また、問題の解説だけではなく問題形式や解答方法などテクニカルな面からも解説されており、制限時間内に解き方や問題パターンを見分けるコツも一緒に学べます。
玉手箱の問題をテストセンターで受検するのがGAB・CABなので、2種類のWeb適性検査を1冊で同時に対策できます。
④1日10分、「玉手箱」完全突破!Webテスト最強問題集’26年版
1日10分、「玉手箱」完全突破!Webテスト最強問題集’26年版
- 1日10分、「玉手箱」完全突破!Webテスト最強問題集’26年版
- 出版社 大和書房
- 該当の適性検査名 玉手箱
- 価格 1,650円(税込)
「SPIと玉手箱の両方の問題が掲載されている参考書が欲しい」と考えている人も多いでしょう。この問題集は、Web最強問題集という名前の通り、玉手箱のほかにSPIなどのWeb適性検査にも対応しています。そのため、複数の企業を志望し、受検予定のWeb適性検査にばらつきがある人におすすめです。
また、複数種類のWebテストを扱っていながら内容は濃く、掲載されている問題数は豊富です。解説もわかりやすく丁寧におこなわれているので、体系的にWeb適性検査の解き方を学べます。
さらに、最新の過去問も掲載されています。本番と同じように時間を計測しながら、過去問を解いて対策しましょう。
⑤これが本当のWebテストだ!(2)2026年度版【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】
これが本当のWebテストだ!(2)2026年度版【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】
- これが本当のWebテストだ!(2)2026年度版【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】
- 出版社 講談社
- 該当の適性検査名 TG-Web
- 価格 1,650円(税込)
先ほど玉手箱とGAB・CABの参考書として紹介した「これが本当のWebテストだ!」シリーズのTG-Webの対策に特化した問題集です。このシリーズは採用テストを研究するために結成されたSPIノートの会というグループによって出版されています。
就活で出題される問題に特化した研究を20年以上にわたっておこなっているグループなので、就活生にわかりやすく掲載されており非常に丁寧です。TG-Webを採用している企業を受ける予定の人におすすめです。
また、最新の2024年度版では全面改訂されて大幅にアップデート。最新の出題傾向にマッチした問題が追加されました。
フリマアプリや古本屋に過去の年代の参考書が安い価格で販売されていますが、毎年傾向を捉えて掲載問題が工夫されているので、最新版を購入することをおすすめします。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見るWebテスティング用の本で対策し就活サイトで実践形式に慣れよう
適性検査の参考書は、書店やキャリアセンターで読み比べ、自分にとって使いやすそうなものを選びましょう。
基礎的なところからやりたい人向け、ある程度難しいものに対応している、解説が読みやすい、テストそのものについての説明がある、とにかく掲載されている問題数が多い、情報量が絞られている、CD-ROMが付いているなど、本によって特徴があります。
同じSPIでもペーパーテストとWebテスティング、テストセンターでは頻出分野も受検方法も異なるので、Webテスティング用の本を1冊手に入れると良いと思います。
参考書は1冊に集中して取り組むのがおすすめ
志望する企業が実施しているテストが何種類かある場合、それぞれに対応する本を全て購入して解き切るには時間が足りません。1冊で複数のテストをカバーしていると、やるべきことがシンプルになります。
いずれにせよWebで適性検査を受けるということはパソコンの画面で問題を見て、手元の電卓で計算をし、答えをパソコンに入力するといった具合になるので、ペーパーテストとは勝手が違います。
紙の本プラス実戦練習が対策となるため、就活サイトなどの模擬試験を利用して、テスト形式に慣れておきましょう。
時間がない人におすすめ!
Web適性検査対策問題集&模試が受け取れます
志望度が高い企業にWEBテストで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
そこで「WEBテストパーフェクト問題集」を活用しましょう。この問題集を使えば解く上で重要なポイントの解説を見ながら効率よく勉強することができます。
また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
ぜひ活用してWEBテストを突破しましょう。
Web適性検査を練習できるサイト7選
Web適性検査を練習できるサイト
- お試し!Webテスト|キャリタス就活
- SPIテストセンター練習問題(模擬試験)|大人塾
- 適性検査対策Webテスト|マイナビ2026
- 言語・非言語Webテスト|リクナビ2026
- キャリアデザインツール|適性診断MATCH plus
- YG性格検査|竹井機器工業社
- 適職診断VCAP
「就活中はバイトができないので、参考書や問題集にお金をかけたくない」という人もいるでしょう。
無料でWeb適性検査の対策をおこないたい人におすすめなのが、Webサイトです。能力検査、性格検査ともにWebサイトで公開されています。
ここでは、Web適性検査の練習ができるWebサイトを、能力検査と性格検査にわけて紹介していきます。
能力検査の練習
能力検査の対策が進んで問題に慣れてきたら、本番形式での練習もしておく必要があります。時間が限られている能力検査では焦って普段通りの力を発揮できないかもしれません。本番に焦らないためには、本番形式に慣れておくのが重要です。
Webサイトでは、模擬試験など本番に近いカタチで問題に挑めるのでより実戦的な練習が可能になります。
ここでは、能力検査の練習ができるWebサイトを4つ紹介していくので、自分と相性が良いサイトを見つけてみてください。
①お試し!Webテスト|キャリタス就活
お試し!Webテスト|キャリタス就活
- お試し!Webテスト
- 対象の検査名 言語検査・非言語検査
- 特徴 すべての問題に詳しい解説付き
キャリタス就活が運営しているWeb適性検査の対策に特化したWebサイトです。豊富な種類のWeb適性検査を扱っているという特徴があり、今回紹介したSPI・玉手箱・GAB・CAB・TG-Webのすべてのテストに対応しています。
エントリーした企業が多く、複数種類のWeb適性検査を受検するという学生におすすめです。
「お試し!Webテスト」では、非言語問題と言語問題の2種類のテストにチャレンジできます。非言語問題は全10問で制限時間7分、言語問題は全5問で制限時間4分という形式です。
すべての問題に詳しい解説がついているので、テストを受検した後も効果的に勉強できます。
ただし、問題の更新はなく何度受検しても同じ内容です。同じ問題を繰り返し解くのが重要と言いましたが、さすがに全15問では少なすぎます。ほかの参考書やWebサイトと併用して使ってください。
②SPIテストセンター練習問題(模擬試験)|大人塾
SPIテストセンター練習問題(模擬試験)|大人塾
- SPIテストセンター練習問題(模擬試験)
- 対象の検査名 言語検査・非言語検査
- 特徴 会員登録が不要で誰でも簡単に模擬試験を受けられる
2011年に設立された大人のための算数・数学教室を運営する大人塾が提供しているWeb適性検査の対策サイトです。会員登録をしなくても誰でもSPIの模擬試験を受検できます。
SPIテストセンターの練習問題は、全11問で制限時間は10分です。1問につき1分かけているとすべての問題には解答できないため、本番と同様に素早い解答が求められます。
ただし、本番のSPIとは違って1問ごとに制限時間は設定されておらず、11問に対して10分が与えられています。開始から10分が経過すると試験結果の画面に移り、正答率と解説が表示されます。
何度受検しても問題は変わらないため、先ほどの「お試し!Webテスト」と同様にほかの参考書やWebテストと併用するのがおすすめです。
③適性検査対策Webテスト|マイナビ2025
適性検査対策Webテスト|マイナビ2025
- 適性検査対策Webテスト
- 対象の検査名 言語検査・非言語検査
- 特徴 無料の会員登録をすると700問以上の解答が可能になる
マイナビが提供しているWeb適性検査の対策サイトです。会員登録をしなくても、言語・非言語・一般常識の3つの分野の練習問題を10問ずつ受検できます。
また、無料の会員登録をすると各ジャンル200問ずつに加えて、非言語系の問題をさらに100問解答できます。さらに、全国順位や偏差値がわかる全国一斉WEB模擬テストも可能です。
そのほかにも、練習の結果に応じて得意ジャンルと苦手ジャンルに分類する機能や丁寧な解説が掲載されたページも利用できます。
インターンシップや本選考に、マイナビ経由でエントリーしている人も多いでしょう。その際、マイナビに登録しているので手間をかけずにWeb適性検査の対策を強化できます。
④言語・非言語Webテスト|リクナビ2025
言語・非言語Webテスト|リクナビ2025
- 言語・非言語Webテスト
- 対象の検査名 言語検査・非言語検査
- 特徴 テスト形式で全国の就活生と比較できる
リクナビを運営するリクルートが提供しているWebテストの対策サイトです。言語系15分、非言語系35分と本番に近い模擬テストを受検できます。受検するためにはリクナビの会員登録が必須です。未登録の人は無料の会員登録をして受検してみてください。
自分の得点のほかに、全国の就活生と比較した順位や分野ごとの平均点もわかります。ほかの就活生と比較できるので、自分の立ち位置が明確になりWeb適性検査を練習するモチベーションアップが図れます。
解き方がわからなかった問題であっても、運よく回答が当たれば正答になることもありますよね。すると自分の実力が測れなくなってしまいます。
練習サイトで受検した後に復習ができるよう、解き方に自信がない問題は必ずチェックしておきましょう。
性格検査の練習
性格検査の練習ができるWebテストも提供されています。新卒の就活に特化したものから、転職や純粋な性格診断に使用できるものまでと、バラエティ豊富です。
ここでは、3つのWebサイトを紹介していくので、性格検査の練習も事前にしておきたいという人はぜひ参考にしてみてください。
性格検査は考え方や行動の傾向を知るためのものですが、短時間でたくさんの問いに答えていくことになります。「そうとも言い切れない」「場合による」など答えを迷いやすい人は一度練習しておくと良いでしょう。
①キャリアデザインツール|適性診断MATCH plus
キャリアデザインツール
- キャリアデザインツール
- 対象の検査名 性格検査
- 特徴 性格だけではなく、向いている業界や職種も判定
「キャリアデザインツール」は、玉手箱やGAB・CABを作成しているSHL社とマイナビが共同で開発し、提供している性格診断ツールです。
キャリアデザインツールでわかること
- 性格
- 社会人として求められる能力
- 向いている業界
- 向いている職種
- キャリアプラン
- 全国平均との違い
性格だけではなく、向いている業界や職種なども判定してくれます。志望業界や志望職種とマッチしていた場合、選考を有利に進められる可能性が高いです。とはいえ、性格検査の結果を見て慢心してはいけません。Web適性検査や面接の対策を進めてください。
また、全国平均との違いもわかるので、相対的に自分の強みがわかります。平均よりも優れている部分が強みになります。
②YG性格検査|竹井機器工業社
YG性格検査
- YG性格検査
- 対象の検査名 性格検査
- 特徴 3択から選んですべての問題に回答する
「YG性格検査」は矢田部ギルフォード性格検査とも呼ばれている、竹井機器工業社が提供している性格診断サイトです。
120問の性格テストを30分の制限時間内に回答する必要があります。回答方法はシンプルで、「はい」「いいえ」「どちらでもない」という3つの選択肢から選ぶだけです。
YG性格検査でわかること
- 性格傾向
- 情緒安定性
- 人間関係特性
- 行動特性
- 知的活動性
- 思考と行動
それぞれの項目について、長所か短所か判定されます。たとえば、情緒安定性には長所として明るい・冷静・自信があるなどの項目があるのに対して、短所として暗い・感情的・心配性のような項目が並びます。
③適職診断VCAP
適職診断VCAP
- 適職診断VCAP
- 対象の検査名 性格検査
- 特徴 心理学を利用した検査で200種類以上あるキャッチコピーから診断結果を選出
適職診断VCAPは、心理学を利用した無料の性格検査です。
「ジャイアンタイプ」「文武両道タイプ」「エネルギー過剰タイプ」のように、200種類以上もあるユニークなキャッチコピーから性格が診断されます。
適職診断VCAPでわかること
- 性格
- 相性の良いタイプ
- 職業適性
- 出現頻度
- 平均年齢
性格のほかに、相性の良いタイプや職業適性などもわかります。職業適性は、「対人営業適性」「リーダー適性」「マネジメント適性」「組織従属性」の4項目から構成されています。
どのような職種が向いているのか知りたい人や、自分の性格を一言で表すキャッチコピーを知りたい人におすすめです。
この記事では問題例とともに性格検査の対策を解説しているので、練習方法をさらに詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
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性格適性検査は選考の一環であり、不合格になる可能性もあります。この記事では性格適性検査の対策を基本編・発展編・実践編に分けてキャリアコンサルタントが解説します。性格適性検査の傾向と対策を押さえて就活を有利に進めましょう。
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スキマ時間に使える! Web適性検査を練習できるアプリ3選
電車やバスに乗っているスキマ時間を活用して、Web適性検査を練習したい人にはアプリがおすすめです。
アプリは電波が通っている場所であれば、どこでも練習できます。ただし、携帯にはSNSの通知が届くなど誘惑が多いため、注意が必要です。
スキマ時間を有効に使ってWeb適性検査の対策を進めたいという人は、今から紹介する4つのアプリを使ってみてください。
アプリで対策する場合は、アプリ内で問題を解くことを基本としているため、一問一答で試験に慣れることができます。しかし全体を俯瞰して見ることができなくなりやすいので、必ず参考書も合わせて活用してください。
①SPI言語・非言語一問一答
「SPI言語・非言語一問一答」はApp Storeで2万件以上のレビューがあり、高い評価を得ている無料のアプリです。
300題以上の問題が用意されており、全問に解説が付いているという特徴があります。また、間違えた問題にチェックを入れると暗記モードに問題が整理されて、苦手な問題だけを重点的に取り組むことも可能です。
ただし、参考書やサイトと比べると解説は簡素化されているため、解説だけでは理解が難しい問題もあります。
メインの参考書と併用し、アプリをスキマ時間に活用するのがおすすめです。
SPI言語・非言語一問一答の特徴
- SPI言語・非言語一問一答(App Store/Google Play)
- 料金:無料
- 取り扱っている問題:言語・非言語
- 対応OS:iPhone・android
②SPI Lite【STUDY PRO】
「SPI Lite【STUDY PRO】」は、問題は例題も含めて言語・非言語で88問が収録されており、一問ずつ詳しい解説がついてます。問題数は少ないながら参考書にも負けず劣らず徹底的に解説されており、就活生の疑問を解消してくれます。
また、未学習の問題と苦手な問題が優先的に出題される最適学習モードが搭載されており、短時間でより効果的な学習効果が期待できます。
さらに、高機能手書きメモツールでは選択肢を消去したり、計算過程をメモに残したりすることが可能です。
SPI Lite【STUDY PRO】の特徴
- SPI Lite【STUDY PRO】(App Store/Google Play)
- 料金:無料
- 取り扱っている問題:言語・非言語
- 対応OS:iPhone・android
③SPI言語・非言語 就活問題集
「SPI言語・非言語 就活問題集」は、非言語242問、言語90問、英語50問の全382問が収録されており、分野ごとに対策をおこなえます。豊富な問題数にくわえて、すべての問題に丁寧な解説がついています。また、最新のSPI3に対応可能です。
学習意欲を高める効果を狙って、同じ卒業年度の就活生と比較できるランキング機能が搭載されています。全国の就活生との比較はもちろん、都道府県や大学別のランキングもあり、相対的に学習の進捗状況がわかります。
ほかの就活生と切磋琢磨しながらスキマ時間を活用したい人におすすめです。
SPI言語・非言語 就活問題集の特徴
- SPI言語・非言語 就活問題集(App Store/Google Play)
- 料金:無料
- 取り扱っている問題:言語・非言語
- 対応OS:iPhone・android
練習で何を重視するかによって、利用するアプリを選びましょう。たとえば、基本を押さえている就活生であれば、解説が少ない「SPI言語・非言語一問一答」でも練習ができますよね。
問題別! Web適性検査の練習で意識したい対策方法
Web適性検査は、基礎的な問題が中心ながら問題数が多く、制限時間が短く設定されています。
そのため、練習で何も考えずに問題を解いていると、時間配分やテスト形式に戸惑ってしまい、対策の成果をうまく発揮できません。
ここでは、Web適性検査の練習で意識したい対策方法を非言語と言語に分けて紹介していくので、効果的な練習方法を知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
非言語問題の対策方法
非言語は数学や算数の問題です。
SPIの非言語検査では順列・組み合わせ、料金計算、推論、損益算のような問題、玉手箱の計数試験では四則計算や図表の読み取り、表やグラフの空欄予測などの問題が出題されます。どれも基礎的な問題ですが、制限時間が短いのが特徴です。
ここでは限られた時間で非言語検査に解答するための対策方法を紹介します。練習から意識できる非言語検査の対策方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
時間内に解く練習をする
SPIの非言語検査は多くの問題が出題されますが、制限時間は35分と短く設定されています。練習不足のまま受検すると解答が間に合わないので、時間内に解く練習が大切です。
また、SPIの非言語検査は1問ごとに制限時間が設定されています。制限時間になると自動的に次の問題に移り、前の問題は解答していないことになります。せっかく途中まで時間をかけて考えても、得点に結びつきません。
玉手箱の計数試験は法則を発見しないと解けない問題もあり、ひらめき力が求められます。時間をかければ答えが思いつくかもしれませんが、より多くの問題をこなすためにはスピーディーな解答が必須です。
Web適性検査の迫りくる制限時間に焦って、思考が止まったり凡ミスをしてしまったりしないように、時間内に解く練習をしてください。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る非言語は問題への慣れが重要
非言語検査を時間内に回答できるようにするためには、問題を数多く解き、出題傾向をつかむことが非常に重要です。
非言語検査については、言語検査と比べると暗記をする部分が少なく、正答にたどり着くための、公式や計算方法のルールを早く「当てはめる」力が重要になっています。
苦手な単元を浮き彫りにして重点的に取り組もう
このことから、数多くの問題を繰り返しチャレンジし「当てはめる」ことに慣れるようにしてください。また、問題に多く触れることで自分の苦手な問題が明確化されます。
苦手な問題が自覚できたら、何度もチャレンジすることで解答にたどり着くまでの公式を覚えることができます。また公式に当てはめた数字の計算についても、取扱いに慣れてくるので早く正確にだすことができます。
この対策をとることで、実際の試験ではおのずと点数の底上げができるようになります。まずは、たくさんの問題に回答していくことから始めましょう。
電卓の使い方に慣れておく
Web適性検査のなかでもSPIは電卓を必要とする問題が多く出題されています。考え方がわかっても電卓の使用方法に手間取って計算が遅くなると、解答数が少なくなってしまいます。そのため、電卓の使い方に慣れておくことが必要です。
四則演算だけではなく、√や%などの基本的な機能を使うと問題を解くスピードはアップします。また、M⁺やM⁻のようなメモリー機能を使いこなせると解答スピードが大幅にアップし、高得点を狙えます。
電卓で使えるメモリー機能
- M⁺:表示されている数字をメモリーに足す
- M⁻:表示されている数字をメモリーから引く
- RM:メモリーを呼び起こす
- CM:メモリーを削除する
メモリー機能の効果は以上の通りです。電卓を使いこなして、さらなる得点アップを目指してください。
計算式や公式を頭に入れておく
非言語検査は、計算式や公式を使用しなくても解答にたどり着く問題が大半です。ただし、計算回数が増えたり、複雑な計算が出てきたりと結果的に遠回りをしてしまいます。そのため、計算式や公式を利用すると計算時間の短縮につながります。
また、公式を曖昧に覚えていると思い出すのに時間がかかってしまい、解答時間を余分に消費してしまいます。計算式や公式を頭に入れて、Web適性検査の非言語検査や計数試験に挑んでください。
ここでは、絶対に覚えておきたい公式を紹介します。
非言語検査で覚えておきたい公式
- 道のり=速さ×時間
- 定価=原価×(1+利益の割合)
- 売価=定価×(1-割引率)
- 円周=半径×2π
- 円の面積=半径×半径×π
- 球の表面積=4×半径×半径×π
- 球の面積4/3×半径×半径×半径×π
- 〇角形のの内角の和=180×(〇-2)
- 三平方の定理 斜辺の2乗=その他2辺の2乗の和
損益算などで使用する公式なので必ず覚えてください。
言語問題の対策方法
言語検査は、語彙力や正しい文法、読解力が問われる問題が出題されます。言語の問題は知っているだけで正解できるものも多く含まれています。そのため、事前の対策が非常に重要です。
ここでは、言語検査の3つの対策方法を紹介していきます。言語問題に難しさを感じている人は、今から解説する対策方法を実践して、高得点を目指してください。
語彙力をつける
言語検査には似た意味の単語を選択したり、漢字の意味や成り立ちが問われたりする問題があります。知っているかどうかが正答率に大きな影響を与えます。そのため、語彙力が非常に重要です。
語彙力のつけ方としては、Web適性検査の練習や新聞、本などで出てきた意味のわからない単語をその都度調べるのがおすすめです。基本に忠実な方法ですが、最も効果的に進められます。語彙力をつけて高得点を狙いたい人は、ぜひ実践してみてください。
- 語彙力に自信がなく、本番までに何とかできるのか不安です……。語彙力を高めるおすすめの対策を教えてください。
問題集を活用して頻出の語彙を押さえよう
就活生の中には、新聞や本を読む習慣がなく、「語彙を学ぶ機会がない」と不安に感じるのではないでしょうか。そのような就活生は、問題集を活用した勉強方法がおすすめです。
問題集には頻出の語彙が網羅されており、効率的に学ぶことができますよ。問題集を解くときには正答を導くだけでなく、選択肢全ての語彙の意味や成り立ちが答えられるように訓練しましょう。
文章に慣れておく
言語検査には長文問題もあり、解答に時間を要します。解答時間をできるだけ短くするためには、長文を読むのにかける時間を短縮する必要があり、文章に慣れておくことが必須です。
Web適性検査の長文問題以外に、小説や新聞、ビジネス本など多種多様な文章を読んで、さまざまなジャンルに触れてください。
自分が普段読まないジャンルの本を読むのがおすすめです。小説やエッセイを読み慣れている人は新書などの硬めの文章を読むといった具合です。
新聞で気になるニュースをチェックするついでに、難しそうに思える記事やコラムを読んでみるのも良いでしょう。
とはいえ、長文問題は短期間の対策では大幅なスコアアップを狙いにくいです。小さい時から読書が好きだったり、勉強で現代文を解いていたりする人はアドバンテージがあります。
正しい文法を学ぶ
言語検査には文法問題も登場しますが、日常会話や普段の文章のなかにも誤った文法がまぎれています。そのため、自信を持って解答したにもかかわらず不正解だったということが、Web適性検査の文法問題では起こりやすいです。
よくある文法の間違いとしては、「食べれる」や「見れる」のような「ら抜き言葉」や、「してる」や「寝てる」のような「い抜き言葉」が挙げられます。正しい文法では、「食べられる」「見られる」「している」「寝ている」のように表現しなければなりません。
文法でありがちな間違い
- ら抜き言葉
- い抜き言葉
- 「頭痛が痛い」のような二重表現
- 「~でよろしかったでしょうか」のようなバイト敬語
- 「拝見させていただきます」のような二重敬語
- 「召し上がりました」のような自分に対しての尊敬語
- 「新居を拝見しましたか」のような相手に対しての謙譲語
文法問題をスムーズに解答できるように、普段から正しい文法を意識して過ごしてください。
性格検査の対策方法
「性格検査はWeb適性検査の最後におこなうおまけ」のように考えている人もいるでしょう。しかし、人柄を重視して性格検査を最も大事にしている企業もあるほど、大事なテストです。
そのため、本番だけ受ければいいというものではありません。Web適性検査の受検ごとに精度の高い解答ができるように、練習から対策しておく必要があります。
ここでは3つの対策方法を紹介していくので、性格検査の練習で何を意識すればいいかわからないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
自己分析で深掘りして性格を理解する
性格検査には自己理解が欠かせません。なぜなら、自分の性格が理解できていないと問題の回答に悩んだり、本来の自分とは違う答えを選んだりしてしまうからです。
SPIや玉手箱のようなWeb適性検査の性格検査は、短い時間で多くの問題に回答する必要があります。そのため、設問に悩まずスピーディーに解答することが非常に重要です。
自己分析には、自己分析に特化した本を使用したり、幼少期から現在までのモチベーションの源泉を振り返ったりする方法があります。
自己分析の詳しいやり方や効果的に進める方法については、以下の記事で紹介しています。
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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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無料の性格検査を利用してみる
Web適性検査の性格検査はWebサイトにいくつも公開されていて、誰でも無料で利用できるものもあります。一度も性格検査を受検したことがない人は、無料の性格検査を受けてみるのがおすすめです。
性格検査が終了すると、回答をもとに受検者がどのような性格なのか判断されます。測定結果と自己分析の内容に大きな乖離がないか必ずチェックしてください。
結果に大きなズレがある場合、自己分析の結果が間違っている、もしくは自己分析が不十分で解答にバラツキがあるという2つの可能性が考えられます。自己分析と性格検査が似通った結果になるまで、自分と向き合ってください。
16タイプの性格診断で自分の強みや適職がわかるMy analyticsがおすすめです。
企業分析をおこない社風を理解する
自分の性格が完璧に理解出来たら、企業分析をおこない企業の雰囲気やどのような雰囲気の人材を求めているのか把握します。
企業が性格検査で見ているのは、主に自社と学生のマッチ度です。求められている人材像や社風がわかれば、回答がしやすくなります。
また、正確にマッチした社風の企業に入社すると、仕事に早く慣れることが可能です。さらに、周囲とのギャップを感じないで仕事に取り組めます。
まずは気になる企業のホームぺージ(HP)で情報収集をし、その後、企業説明会やOB・OG訪問、インターンに参加して企業に触れる機会を増やし、求められる人物像を知る方法がおすすめです。
就活の本番で慣れておくための対策として、インターンに参加することが挙げられます。次の記事では、何社のインターンに参加するのが好ましいのかについて解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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練習は解き方を意識! Web適性検査で解答する際のコツ
Web適性検査は問題形式が決まっており、傾向も受検ごとに大幅に変わるということはありません。そのため、コツを把握して練習時に意識しながら解く練習をすると、得点アップが狙えます。
ここでは、Web適性検査で解答する際のコツを解説していきます。
能力検査
能力検査は制限時間が短いながら問題数が多く、時間内にすべての問題に解答するのは非常に困難です。本番は時間との戦いになることを想定して、練習時から素早く解答できるように解き方のコツを意識しておく必要があります。
練習から本番を想定して意識できるコツは以下の3つです。
能力検査のコツ
- 消去法を使う
- わからない問題は飛ばす
- 集中できる環境をつくる
それぞれについて詳しく解説していくので、Web適性検査の短い制限時間に困っている人はぜひ参考にしてみてください。
消去法を使う
いくつかの選択肢の中から正しい選択肢を選ぶ形式がメインのWeb適性検査では、消去法が解答時間短縮に有効です。
言語や英語で長文問題を解く際は、事前に選択肢を見てから問題文を読み進めることで、すべて読み切る前に答えがわかり、解答時間を短縮できます。
また、非言語の計算問題で選択肢の1桁目がバラバラの場合は、1桁目だけ計算して解答するというのも可能です。
ただし、本番にいきなり消去法を使おうとしてもかえって解答スピードが遅くなってしまうので、事前に消去法を利用した解答方法を練習しておいてください。
わからない問題は飛ばす
Web適性検査を解いていると、わからない問題も出題されるでしょう。わからない問題は時間をかけても正解にはたどり着けません。
時間が限られたWeb適性検査では、正解するかわからない問題に時間をかけるのは非常にもったいないです。もし、わからない問題がでてきたら、躍起になって考え続けるのではなく潔く飛ばしてください。
ただし、何も解答しないわけではありません。選択肢の中から少しでも可能性の高いものを選んで解答してください。
その際、先ほど紹介した消去法を使って選択肢を絞ると正解率を高められます。とはいえ、消去法に時間をかけるのは禁物です。飛ばすと決めたらすぐに解答して、次の問題に移ってください。
自己学習をしたときに、問題の種類ごとにどれくらいの時間で回答するか目標を設定しましょう。もし、その時間内で解くことができなければ、時間がかかる可能性があるため問題を飛ばす判断をすることがおすすめですよ。
集中できる環境をつくる
自宅のパソコンで受検することの多いWeb適性検査では、集中できる環境づくりが大切です。
うるさかったり、定期的に振動があったりするような環境下では集中できません。集中していないと、解答スピードの遅れや正答率の低下につながります。せっかく時間をかけて勉強したのに、環境が原因で力を発揮できなかったとなると非常にもったいないです。
実家暮らしの人は、Web適性検査を受ける際は家族に報告して協力をあおいでください。
また、家の近くやマンション内で工事をしている場合は、Wi-Fiが飛んでいるパソコン使用可の図書館や大学の勉強スペースなど集中できる環境に移動して受検してください。
性格検査
能力検査だけではなく、性格検査にもコツがあります。性格検査を重視している企業もあり、性格検査の結果が原因でWeb適性検査を突破できないケースもあります。そのため、性格検査も能力検査と同じようにコツを意識した解き方が必要です。
とはいえ、これまでに性格検査の受検経験がある人は少なく、どんなことを意識すればいいのかわからない人もいるでしょう。性格検査で解答する際のコツは以下の3つです。
性格検査のコツ
- 素早く答える
- ウソをつかない
- 解答が矛盾しないようにする
それぞれについて詳しく解説していくので、性格検査のコツを理解して選考突破を目指したい人はぜひ参考にしてみてください。
素早く答える
SPIの性格検査のWeb受検は制限時間30分に対して問題数は約300問、玉手箱は制限時間20分に対して68問と時間は短めです。制限時間内に答えるためには、素早く答える必要があります。
また、素早く答えるためには自己理解が必要不可欠です。Webサイトを利用して性格検査もスムーズに解答できるように練習してください。解答に時間がかかったり、悩んだりした設問は突き詰めて自己分析をする必要があります。
本番形式を体感したい人は、志望企業と同じWeb適性検査を採用しているほかの企業の選考を受けてみるのも選択肢の一つです。
ウソをつかない
「企業の求める能力に合わせて性格検査の解答を企業ごとに変えていこう」と考えている人もいるのではないでしょうか。
性格検査でウソをつくのは厳禁です。なぜなら、多くのデータが蓄積され高い精度を誇る性格検査では、ウソをついている人はかなりの確率でわかってしまうからです。ウソをつかないというのは、仕事でも非常に重要なので選考を突破できません。
また、万が一ウソの解答に気がつかれなかったとしても、企業と就活生の雰囲気がマッチしているかどうか確かめるという本来の目的から外れてしまいます。雰囲気が合わない企業に入社しても、仕事へ行くのが苦痛になり働き続けられません。
選考突破、雰囲気にマッチした企業への入社という2つの観点から、性格検査には正直に回答するべきです。
- どうしても行きたい企業があり、なるべくその企業が求める人材像に寄せて回答したいと思っています。本当に嘘がバレることはあるのでしょうか?
虚偽回答と判断されることもあるので正直に答えるのが良い
企業の求める人物像に合わせた回答をした場合、今まであらゆる企業で実施され蓄積された性格検査のデータの中から、検査の網をすり抜けて、「虚偽回答ではない」と認識される必要があります。
これは非常にリスクが高い行為になり、虚偽判定という結果になってしまった場合は、希望の企業に二度と入社することができないということになりかねません。
入社したい企業があることは大変良いことですが、このようなリスクの高いチャレンジをする必要はありません。
回答が矛盾しないようにする
問題数が多い性格検査では、似た項目に関する質問が内容を変えて出題されています。そのため、回答が矛盾しないようにすることが大切です。
ウソをついているつもりがなくても、自己分析が不十分だと回答が矛盾してしまう可能性があります。
たとえば、「これまでにリーダーシップを発揮して組織をまとめた経験がありますか」と「集団ではリーダーとしと周囲のメンバーをまとめるのが好きだ」というリーダーシップに関する質問がある場合、回答が矛盾してしまうとどちらが本当なのかわかりません。
回答が矛盾していると自己分析が十分にできていないと判断されてしまいます。
適性検査を受けて迷った質問があれば、試験後にどの回答が正しいのか振り返ってください。
回答に一貫性が見られない=嘘をついている、と判断されてしまうことがあります。企業は正直な人材を求めているので、程度によっては不利に働くこともあるでしょう。
とはいえ人間の中には矛盾もありますから、完璧な回答を目指して緊張しすぎないでくださいね。
練習前に必ずチェック! Web適性検査を受ける時の注意点
Web適性検査は、基本的に同じ企業で一度しか受けることができません。注意点を知らないまま受検すると、本番に焦ったり、評価が大幅に下がる行動をとってしまう可能性があります。
そのため、事前に注意点を把握して意識しながら練習する必要があります。ここでは、Web適性検査を受ける際の注意点を3つ紹介していきます。
カンニングや調べながらの受検をしない
Web適性検査は自宅のパソコンで受検する機会が多く、誰かに監視されているわけではありませんが、テストなので当然カンニングをしてはいけません。
しかし、就活生の中には、企業が受検の様子を確認できないのをいいことに、携帯や参考書を見ながら解いている人がいるのも事実。また、勉強が得意な人に代わってもらう替え玉受検も考えられます。
不正が企業にバレると選考から落とされたり、内定後の場合は内定取り消しになったりする可能性があります。
就活生が不正をしていないか確認する意味も込めて、選考の途中や内定後に対面で適性検査を実施する企業もあります。
カンニング、替え玉受検などの不正に関しては、不正がバレると、今後の人生に大きな影響を与えてしまいます。自分の一生を棒に振ってしまう恐れがあるため、絶対にそのような行為はしないでください。
答えを見ながら受検するリスクについてこちらの記事で詳しく解説しています。キャリアコンサルタントによる解説も紹介していますので、併せて参考にしてみましょう。
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記事を読む
電波の良い受検環境を整える
Web適性検査を受けるにあたって、電波の良い受検環境は非常に大切です。なぜなら、電波が悪い環境で受検をしていると問題の読み込みに時間がかかったり、テストが強制的に終了してしまったりするからです。
制限時間があるWeb適性検査で、問題の読み込みに余分な時間をかけていると本当の実力を発揮できません。また、電波環境が悪いところで受検しているとコンピューターが不正していると判断してしまうケースがあります。
時間をかけて練習したWeb適性検査で思い通りの結果を出すためには、自宅のWi-Fi環境の整備は必須です。テストが始まってから困らないように、事前に接続の確認をしておいてください。
時間配分に気を付ける
Web適性検査は、問題数に対して制限時間が短く設定されています。そのため、時間配分が非常に重要です。
受検者がわかりやすいように、Web適性検査では問題ごとに目安の解答時間が表示されています。表示は色ごとに区別されており、緑は標準、黄色が少しの遅れ、オレンジが大きな遅れ、赤は制限時間切れを表しています。
練習では、表示が緑のうちに解答できるように解答速度を高めてください。ただし、焦りは禁物です。当然ですが、解答速度だけではなく正答率も大事です。急いで解答した結果、正答率が下がってしまったら元も子もありません。
Web適性検査を繰り返し練習して突破しよう!
Web適性検査は問題や解答方法がある程度パターン化されています。さらに、制限時間に対して問題数が多いので、素早い解答が求められます。正確かつスピーディーに解答するためには、反復練習が効果的です。
メインで使うと決めた参考書やサイトの問題を素早く解けるようになれば、高得点が狙えます。
また、勉強時間を確保するためにはスキマ時間の活用も有効です。持ち運ぶ手間がなく移動時間などに使いやすいアプリも活用して、毎日継続してWeb適性検査の問題に触れて、選考突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見るパソコンでの受検方法に慣れる練習が大切
Web適性検査は自宅で受けられる分、テストセンターや試験会場で受けるものに比べて緊張しなくて良いという人もいるかもしれません。しかし、短時間で問題を解き切る集中力はどこで受検する場合も必要です。
Web適性検査の特徴である、パソコンと手元を視線と手が行ったり来たりするという状態にも慣れておきたいものです。
なんとなく人の話を聞いて理解したつもりになったり本の練習問題を解いたりするだけではなく、事前にパソコンを使ってしっかりと練習しておきましょう。
出題分野を漏れなく対策して選考突破を目指そう
非言語の対策だけでなく、自分が受けたい企業がおこなっているテストの言語、英語、性格などさまざまな分野も一通り見てみましょう。性格検査では「望ましい性格」「企業の求める人物像」に寄せすぎることなく、働く時の自分を思い浮かべて素直に答えてください。
適性検査対策は、今すぐ1人でできる就職活動です。企業研究や自己分析の成果をESや面接でしっかり伝えるためにも、適性検査をクリアできるよう、今日から取り組んでみてください。応援しています!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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