この記事のまとめ
- Web説明会にはメリットとデメリットがある
- Web説明会は目的意識を持って参加することが重要
- おすすめのWeb説明会や情報入手方法を紹介
近年では、新卒学生向けの会社説明会をWebで開催する企業も増えてきました。「Web説明会の予定があるけど何か準備する必要があるのかな」「Web説明会はどんなメリットがあるの?」など、Web説明会に参加するまでの段階で多くの疑問を持つことでしょう。
Web説明会は、周りに合わせてなんとなく参加する人が多いですが、それでは非常にもったいないです。目的意識を持つことでかなり有意義な情報を得ることができますよ。
この記事では、キャリアアドバイザーの遠藤さん、谷所さん、岩﨑さん、マナー講師の樋口さんと、Web説明会の事前準備や選考対策に活かす方法を解説していきます。Web説明会を控えている人はぜひ参考にしてくださいね。
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Web説明会は新しい常識となりつつある! 事前準備をしっかりおこなおう
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、これまで対面で実施していた会社説明会をWeb上で開催する企業が増えています。
Web説明会は自宅で参加できるため、気軽な一方、なんとなく参加してしまうと得られるものが少なくなってしまい、うまく活用できません。
この記事では、まずWeb説明会の概要について解説します。その後、Web説明会の事前準備や身だしなみ、参加する際の注意点を紹介するので、当日慌てないように確認しておきましょう。
また、Web説明会を有効活用する秘訣や、困ったときの対処法についても解説するので、漏れなく準備して、Web説明会を有意義なものにしましょう。
説明会に参加し、本格的に就活が始まります。次の記事では就活の流れについて解説しています。もう一度、改めて全体の流れを確認してみてくださいね。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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Web説明会とは
Web説明会とは、Web上で開催する会社説明会のことです。PCやスマートフォンを通してどこからでも参加でき、利便性が高い点がメリットと言えます。
企業側にとっても、会場や資料の手配、説明会当日の会場案内、片付けなどの作業の手間が省け、会場の費用や人件費を抑えることができるため、今後も増加していく見込みです。
コロナ禍で対面の説明会が実施できなくなったことをきっかけにWeb説明会が増え始めました。今では、社会人も学生もリモートで働いたり学んだりすることに慣れてきました。
Webであれば遠方に住む学生も参加できるといったメリットも大きく、引き続きWeb説明会は開催されるでしょう。
Web説明会の種類
Web説明会には、個別の企業説明会と複数企業で開催する合同説明会の2種類があります。
どちらの種類のWeb説明会に参加するかによって、得られる情報や注意点が異なります。違いを理解して、どちらに参加すべきか考えましょう。
個別の企業説明会
個別の企業によるWeb説明会では、1つの企業について深く知ることができます。
「自分の就活の軸と企業がマッチしているか」や「もし入社したらどのように活躍できるか」など具体的に考えることができるため、興味のある業界や企業がある程度絞れたら、積極的に個別の企業説明会に参加しましょう。
また、個別説明会の参加が、選考を受けるうえでの必須項目となっている場合もあります。内容も、詳しい仕事についてや、今後の選考情報についてなど個別説明会でしか知り得ない情報を得られるケースが多くあります。
人気企業では、Web説明会の予約が開始1分で終了してしまうこともあるため注意しなくてはなりません。興味がある企業のWeb説明会の予約スケジュールは早めに確認し、準備を整えておきましょう。
複数企業の合同説明会
Web合同説明会は、複数の企業が参加し、それぞれの企業の説明がおこなわれます。
複数企業の合同説明会
- 多業種合同説明会
- 業界別合同説明会
多業種合同説明会では、業界や企業の雰囲気を大まかに掴むことができます。就活の序盤に開催されることが多く、まだ業界を絞り込めていない人や複数の業界に興味がある人におすすめです。また思いがけず自分の適性に合った業界を見つけられる可能性もあります。
業界別合同説明会では、多業種合同説明よりもう少し詳細な業務内容や、業界の中での立ち位置や企業の特色などを知ることができます。業界について効率的に知ることができるため、業界を選びきれていない人や、競合他社との違いを知りたい人におすすめです。
ある程度希望の業界が絞れたら、個別の説明会に参加して、しっかり企業研究を進めましょう。
どのような業界や職種があるのかや特徴を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
業界
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!
職種
職種の種類一覧を徹底解説! 業種・業界・職業との違いも押さえよう
業界の絞り方について知りたい人はこちらの記事も併せて参考にしてみてください。後悔しないためにやるべきことを解説しています。
業界の絞り方で就活失敗? 後悔しない絞り方7選と必須の準備を解説
- 合同説明会と個別の説明会、どちらに参加するのがおすすめですか?
就活序盤は合同説明会に積極的に参加しよう
特定の企業や業界に絞り込んでいる場合は、個別の説明会を中心に参加しても良いですが、企業や業界を絞り込めていない人は、合同説明会でさまざまな企業から説明を受けると良いでしょう。
仕事を見極めるうえで、固定観念に捉われずあまり興味を持っていない企業の説明会にも積極的に参加をすると、新たな気付きも多くあります。
特に就活序盤であれば、合同説明会や個別説明会に積極的に参加をして、企業を比較検討することが、今後の就活に役立ちます。
Web説明会の形式
Web説明会には録画配信型とライブ配信型の2種類の形式があります。
参加するWeb説明会がどちらの形式かによって、すべき準備や臨み方が異なります。参加しようとしているWeb説明会がどちらの形式か確認したうえで参加しましょう。
録画配信型
録画配信型のWeb説明会は、事前に企業が収録した説明会をWeb上に配信するものです。
Webサイト上に掲載された動画を自由に視聴できるものや、事前に申し込んだ学生に対して、メールなどで動画視聴のためのURLが送られてくるものがあります。
気になった部分を何度も再生したり、巻き戻したりできるため、資料や説明をしっかり確認することができます。ただし、配信期間が設けられていることもあるため、注意しましょう。
ライブ配信型
ライブ配信型のWeb説明会は、開始日時が設定されていて、リアルタイムで配信されます。
事前に参加の申し込みが必要で、参加人数に制限がある場合もあり、先着順や抽選などで参加者を決めることもあります。
配信中にチャット機能を利用して、疑問点を直接企業側に質問できることもあり、不明点をすぐに解消できるメリットがあります。
また他の学生の、自分では思いつかなかった着眼点からの質問により、企業や業界への理解が深まる可能性もあります。
- 録画配信型とライブ配信型、どちらがおすすめですか?
同じ時間を共有できるライブ配信型は得られるものが多い
その人が何を求めているかによって、どちらがおすすめなのかは変わると思いますが、企業側からの視点でお話しますね。
できるだけ「同じ時間を共有できる方がおすすめ」だといえます。つまり今回の回答は、ライブ配信がおすすめになります。
やはりやり取りができたり、疑問点がすぐに解消できる、反応がわかる点は良いですよね。録画型は好きな時間に見られる反面、志望度が上がりにくく優先度も下がりがちです。
対面の説明会との違い
Web説明会 | 対面説明会 | |
---|---|---|
準備 | ・通信環境の確認 ・説明会参加場所の確保・整備 ・PCやスマホの用意 | ・説明会会場の場所の確認 ・交通手段の確認 ・時間の調整 |
場所 | ・通信環境があればどこでも可能 | ・企業の会議室やホール ・貸し会議室など |
内容 | ・会社について ・仕事について ・今後の選考について ・質疑応答 | ・Web説明会と同様 |
Web説明会と対面説明会では、すべき準備が異なります。Web説明会では、通信環境やPCの準備など、説明会に参加するための環境の準備が必要になります。
一方で、対面の説明会に参加する場合は、説明会会場の場所や交通手段、移動にかかる時間などを確認する必要があります。
また、参加する場所が異なるために生じる違いもあります。
対面の説明会は企業でおこなうことも多く、企業や働く社員の雰囲気を掴むことができます。しかしWeb説明会では、会場に向かう必要がなく、画面越しで雰囲気まで掴むのは難しいと言えます。
多くの違いもありますが、内容自体はWeb説明会と対面の説明会はほとんど変わりません。説明会に参加することで、ホームページ(HP)では知ることのできない、リアルな仕事内容や選考のポイントを把握することができます。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見るWeb説明会は気軽な分集中して取り組みづらいので注意しよう
Web説明会で学生にとってメリットとなるのは、移動時間や交通費が節約でき、数多くの説明会に参加しやすくなる点です。
自宅やキャンパスから説明会会場までの移動が難しく、参加を見送ってきた学生にとってはありがたい仕組みです。また、録画配信型のものは授業の空き時間や夜遅くなど、好きな時間にじっくりと見ることができます。
質疑応答については、対面の説明会では社員と距離が近い分、場の空気に背中を押され質問してみる勇気が湧きやすいでしょう。Web説明会では声を出す勇気は出しにくくても、チャットや質問フォームなどで質問できればハードルが下がることもあります。
自分にとって有意義な時間にする意識が重要
その他の違いとして、緊張感が大きく異なることがあげられます。対面の場合は、スーツに着替え会場まで赴き、説明会終了まで就活気分を保つことができますが、Web説明会ではカメラオフの状態で別のことをしたりして集中力が途切れることがあります。
開催直前のメール一つで遅刻や欠席を気軽にしてしまう人もいます。
有効に時間を使うためにも、自分が集中でき、しっかりと情報を得ることができる環境を選びましょう。
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行く意味がある? Web説明会のメリット
Web説明会のメリット
- 気軽に参加できる
- 移動の時間がかからず効率的に参加できる
Web説明会が増えてきているとはいえ、参加することを躊躇している人もいるのではないでしょうか。
ここからは、Web説明会のメリットを解説します。メリットを理解して、選択肢の一つとして検討してみてください。
気軽に参加できる
Web説明会は、開催時間に予定がないかを確認するだけで参加できるため、開催場所や移動時間の確認などのスケジュール調整の手間が省けます。
また、自宅や大学の自習室、カフェなど場所を選ばず、カメラオフの説明会の場合は、私服で参加することも可能なため、リラックスしながら視聴できます。
移動せずに参加でき、忙しい学生でも気軽に参加できる点がメリットといえます。
空き時間に気軽に参加してみたら、そこまで関心がなかった企業でも魅力的だったということもあり、新しい発見があるかもしれません。
移動の時間がかからず効率的に参加できる
Web説明会では、対面の説明会ではかかっていた移動時間や交通費をかけることなく参加できます。対面の説明会では、移動時間も加味してスケジュール調整をしなくてはならず、多くの説明会に行くには限度がありました。
しかし、Web説明会を活用することで、一日に複数の企業の説明会に効率良く参加することができ、より多くの企業の情報を集めて、企業研究に活かすことができるようになりました。
また、対面での説明会は都市部に集中して開催される傾向にあります。そのため地方の学生は高額な交通費や宿泊費をかけて説明会に参加しなくてはならず、金銭的にも時間的にも大きな負担がかかっていました。
しかしWeb説明会を活用することにより、地方の学生でも自宅から参加することができるようになり、距離を理由に志望企業を狭めなくても良くなった点もメリットといえます。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見るWeb説明会に参加して効率良く幅広い企業の情報を得よう
Web説明会には、本文で解説している中でも特に4つのメリットがあります。
①効率良く経費をかけずに企業情報を得られる
Web説明会に参加するメリットは、効率良く企業情報を得ることができる点です。対面の説明会では、現地に行くまでの時間や交通費が必要ですが、Web説明会であれば移動が必要ないので、企業説明会に効率良く参加することができます。
②限られた時間で多くの企業情報を得られる
多くの仕事がある中で、就活は企業や業界を知る絶好のチャンスです。特定の企業を希望する場合でも、他の業界や企業を知ることは、今後のビジネスで決して無駄になりません。
対面の説明会では、限られた時間の中でどうしても参加する説明会を絞り込まなければいけませんが、Web説明会ならば、多くの企業情報を得ることができます。またカメラオフで参加できる説明会は、気軽に参加できるのもメリットです。
③遠方からでも参加しやすい
遠方から参加したい学生にとって、これまでは多額の交通費や宿泊費をかけて参加していたのが、現地まで出向く経費と時間をかけずに参加できる点も大きなメリットです。
④企業体質や仕事のやり方を比較できる
企業によりWeb説明会を積極的におこなっている企業は、ICT技術を積極的に導入しており、仕事でもテレワークなどを取り入れている企業が多くあります。
多くのWeb説明会に参加して、社員の仕事のやり方やICT技術を見極められる点でも、Web説明会に参加するメリットがあるでしょう。
Web説明会だけではダメ? Web説明会のデメリット
Web説明会のデメリット
- 質問しづらい
- 雰囲気をつかみづらい
- 就活生同士の情報交換ができない
時間やコストを削減でき、自宅で気軽に参加できるWeb説明会ですが、Web説明会に参加するだけで企業研究は完了するのでしょうか。
従来の対面の説明会にはなかったメリットも多いWeb説明会ですが、デメリットも存在します。
ここからは、Web説明会のデメリットについて、詳しく解説していきます。デメリットを理解したうえで、足りない部分は他の方法で補えるよう準備しましょう。
質問しづらい
対面の説明会では、場の雰囲気や他の学生が質問している様子を見てから質問することができます。しかし、Web説明会では他の学生の雰囲気を掴むことが難しいため、質問しづらいデメリットがあります。
またチャット形式で質問する場合、多数の質問に埋もれてしまうこともあり、自分の質問に対して回答を得られないこともあります。
会場に赴いての説明会であれば、説明会中に質問できなくても残って質問することも可能ですが、Web説明会の場合定刻で終了することが多く、疑問点を解決できずに終えてしまうこともあります。
- Web説明会ではいつも質問できずに終わってしまいます。疑問点がある場合、どのように解消すれば良いでしょうか?
Webの挙手機能などを利用しよう
Webだと話し始めるタイミングが難しく、質問しづらいこともありますね。対面実施のように終わってから採用担当者に聞きに行くといったこともできないので、聞きそびれることもあるでしょう。
話すタイミングが重なったら遠慮せずに話し続けるのが良いかもしれませんが、皆ができることでもないですね。
たとえば、入室可の時刻になったらすぐに入室して挨拶をして顔を覚えてもらっておく、または手を挙げる機能を使って知らせるというのはいかがでしょう。Webならではのやり方でトライしてみてください。
就活は、適職診断から始めてください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶことが大事です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する企業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
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雰囲気をつかみづらい
会社に実際に足を運べば、働いている人やオフィスの環境を見ることができ、企業の雰囲気を掴むことができます。
しかし、直接会社に向かう必要のないWeb説明会では、企業の雰囲気を掴みづらいデメリットがあります。オフィスの映像や社員のインタビュー映像など、企業側も雰囲気を伝えるためのコンテンツを用意してくれている場合もありますが、実際に見たほうが細かい部分も確認でき、働くイメージがしやすいです。
生の情報を得るという点では、Web説明会だけでは物足りない部分もあります。深く知りたいと考えている企業であれば、OB・OG訪問をしたりインターンシップに参加したりするなど、情報を補う行動を取ることで、より納得感を持って就活に挑むことができます。
OB・OG訪問やインターンに参加することで、企業の雰囲気を知ることができます。企業の雰囲気を重視する場合は、企業と学生がカメラとマイクをオンにしておこなう配信型のWeb説明会を中心に参加すると良いでしょう。
OB・OG訪問やインターンについては以下の記事で解説しています。上手に取り入れて企業の雰囲気を掴んだり疑問点を解消したりしましょう。
OB・OG訪問
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
インターン
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説
就活生同士の情報交換ができない
対面の説明会では、同じような業界や企業を目指す学生が多く参加するため、説明会の前後や休み時間などが情報交換するきっかけの場になっていました。
しかし、Web説明会では自宅から参加するため、他の学生と交流することができません。
情報交換して就活をスムーズに進めたり、就活に関する相談や悩みを共有したりする、就活生同士の交流ができない点は、デメリットと言えます。
情報交換が必要であるという先入観を持たなければ、自分のことだけにフォーカスできるという面ではプラスにもなります。情報が溢れていて取捨選択が難しいので、無理やり誰かとつながらなくても自分を信じましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見るWeb説明会のデメリットも踏まえて参加しよう
Web説明会は特に、以下の4つのデメリットがあるので注意しましょう。
①企業の雰囲気がわかりにくい
Web説明会のデメリットは、画面越しのため企業の雰囲気がわかりにくい点です。対面の説明会であれば、社員の雰囲気などから企業体質を知ることもできますが、Web説明会では、社員の表情などを掴みにくいため、企業の雰囲気を知ることが難しいと言えます。
②通信環境に左右される
Web説明会では、Web環境により画面が中断したり音声が聞き取りにくいなど、通信環境に左右されることがあります。またスマートフォンでは画面が小さく、資料などがわかりにくいことがある点もデメリットでしょう。
③Web説明会に慣れていない企業がある
Web説明会に慣れていない企業では、対面の説明会と比較してわかりにくい場合や、説明会の質が悪いケースがあります。慣れている企業とそうでない企業で、説明会の質に差が生じやすい点もデメリットになります。
④採用担当者へのアピールが難しい
対面の説明会の質疑応答では、質問をおこなうことで採用担当者にアピールできることもありますが、チャットによる質問では、対面の説明会のようなアピールが難しくなります。
カメラオンによる質問でも、学生の熱意や意欲が、画面では採用担当者に伝わりにくい点もデメリットと言えるでしょう。
事前準備が大切! Web説明会に参加する際に必要なもの
Web説明会に参加する際に必要なもの
- インターネット環境
- PC・スマートフォン
- 参加に適した場所
- 参加ツールのアカウント
Web説明会の参加が決まったら、まずは参加に必要な環境や機器を準備しましょう。Web説明会だからといって気を抜いて準備が不十分だと、説明会に参加できなかったり、参加できても参加中に不具合が生じてしまったりすることもあります。
事前にしっかり準備をおこない、Web説明会当日は集中して参加できるようにしましょう。
Web説明会は、会場の設営の責任を自分も担うことになります。インターネット環境、会議アプリへの接続、背景や周囲の音の状況、アイコンや表示名の確認などを事前におこなったうえで本番に臨んでください。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
①インターネット環境
Web説明会にスムーズに参加するためには、インターネット環境は重要です。通信が不安定な場所で参加すると、音声が途切れてしまったり画面が固まってしまったりと、不具合が発生する可能性があるため避けてください。
有線LANがある場合は、有線LANで接続すると最も回線が安定するためおすすめです。
どのやり方で接続する場合でも、Web説明会開始直前ではなく、事前に問題なく通信できることを確認しましょう。
実際に使う参加ツールで確認できれば良いですが、難しい場合はYouTubeなどの動画を見て、回線の状態を確認することがおすすめです。
②PC・スマートフォン
Web説明会に参加する際、PC・スマホなどのデバイスが必要です。
スマホやタブレットでも説明会に参加はできますが、大画面のほうが情報収集しやすいため、できるかぎりPCを使いましょう。
スマホで参加する場合は、通信制限にも注意が必要です。動画配信の視聴は通信データを多く使用するため、使用制限を超えて通信速度が遅くなってしまう可能性があります。可能であれば、Wi-Fiに接続して視聴したり、就活中は通信無制限プランに加入したりすると良いです。
また、途中で電池がなくなってしまい視聴できなくなることを避けるため、電源ケーブルをつないで常に充電しながら参加すると安心です。
③参加に適した場所
Web説明会は、好きな場所で参加できることが最大のメリットです。静かな場所や1人のスペースがある場所など、集中してWeb説明会に参加できる場所を選びましょう。
また、カメラをオンにして参加する場合は、企業側にあなたの姿やどのような場所で参加しているのかが見えます。特に自宅で参加することが多いため、乱雑な部屋が見えてしまっては自己管理ができていない印象が残ってしまう恐れがあります。
カメラオンにして参加する際は、場所の選択も重要のため、以下の条件を満たす場所を選ぶと良いです。
Web説明会に参加する場所の条件
- 背景に余計なものが映らない場所
- 騒音や人の声が入らない静かな場所
- 部屋の明るさが適切な場所
- インターネット環境が整っている場所
自宅から参加することが一番おすすめですが、条件に満たない場合は、大学の自習室やコワーキングスペースの利用もおすすめです。
④参加ツールのアカウント
Web説明会は、企業によって参加ツールが異なります。大手就活サイトのプラットフォームを利用しているのか、企業が単独のツールを利用しているのかなど、どの参加ツールで視聴できるのかを確認しましょう。
また、アカウントが必要な場合、事前にIDを作成し、使い方を確認しておきましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る照明やアカウント名など自分の映り方に要注意
カメラオンのWeb説明会で照明が暗いと暗い印象を与えてしまうので、事前にチェックをしてください。暗いようならば、YouTubeや自撮り用のLEDライトを用意しましょう。
またZoomなどのアカウント名がニックネームなどになっているなら、説明会前にはアカウント名を修正して参加してください。
説明会で重要なポイントなどを記載するノートを用意しておくこともおすすめです。事前に質問事項がある場合は、ノートに記載しておくことで、忘れずに質問できます。
カメラオンで参加する場合、対面の説明会と同様の服装で参加しましょう。何かの都合で立たなくてはならない時があります。自宅だからと安易な気持ちで、上着だけ着て参加することのないようにしましょう。
あらゆるトラブルに備えた準備をしておこう
トラブル対応について、予め準備しておくと当日慌てなくて済みます。Web環境では、画面のフリーズや回線が中断してしまうことがあります。また突然音声が聞こえなくなるなど、予測しないトラブルが発生するケースがあります。
トラブルに対応するため、パソコンで参加している場合は、スマートフォンでも参加できるように準備しておくのも良いでしょう。企業へ速やかに連絡をするため、連絡方法や連絡先について予め確認をしておき、メモをしておきましょう。
Webでも身だしなみは重要! Web説明会での服装
Web説明会は自宅で受けることが多いため、気が緩み油断しがちです。しかしライブ配信型の場合はカメラをオンにすることが求められる場合もあるため、身だしなみに注意しましょう。
画面越しでは見られる範囲が狭くなる分、細かい部分にまで目がいく可能性があります。髪型やメイクは、清潔感を意識しましょう。
前提として服装に関しては、Web説明会の募集要項や案内メールを確認して、服装の指定がないかを確認し、適したものを選んでくださいね。
所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
ライブ配信型の場合
ライブ配信型のWeb説明会の場合、最初からカメラをオンにして参加することが条件の場合もあります。
企業側に自分の姿が見えるので、身だしなみや視聴態度にも気を配る必要があります。
清潔感のある服装や髪型など、マナーについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、チェックし準備してくださいね。記事は面接の説明になっていますが、説明会でも同様です。
服装
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
マナー全般
絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
服装の指定がない場合
ライブ配信型のWeb説明会で、服装について募集要項や案内メールに記載されていない場合や、「服装指定なし」と記載されている場合は、通常の説明会と同様にリクルートスーツを着用しましょう。
画面には上半身しか映らないからといって、ボトムスを私服で済ませるのは避けてください。何かの拍子に下半身が映ることもあるため、上下スーツでそろえましょう。
シワや汚れも見えてしまうと、だらしない印象になってしまうため、Web説明会だからといって油断せずに事前に状態を確認しておいてください。
服装「自由」と記載されている場合
服装が「自由」や「私服」と記載されている場合は、オフィスカジュアル着用を意識しましょう。
シャツや襟付きのジャケットなど、清潔感を意識した服装にすると無難な印象になります。また、スーツと同様にシワや汚れがないかも確認しておきましょう。
オフィスカジュアルな服装の例
- 白、黒、ブラウン、ベージュ、グレー、紺など落ち着いた色
- ジャケットや襟付きトップス、ブラウス
- スラックス、チノパン、スカート
- 過度な露出のない服装
アパレル系などは、ファッションセンスやその人の個性を見たいために服装「自由」としていることもあります。そのため、業界や企業に適した服装選びが重要になります。
- 服装自由の場合にリクルートスーツを着ていたら印象は悪くなりますか?
迷ったときはフォーマルな方を選ぼう
服装自由と言われているWeb会社説明会では、私服でも良いですし、もちろんスーツでも構いません。面接時はスーツ、エントリー前の説明会は服装自由という会社も増えていますね。
迷ったときの考え方は、「迷ったときはフォーマルな方を選ぶ」「自分が不安にならない方を選ぶ」です。
自分だけ私服で残り全員がスーツよりも、自分だけスーツの方が不安感は少ないですよね。服装が気になってしまって内容が頭に入らないというのは本末転倒なので、迷うのならスーツ一択です。
録画配信型の場合
録画されたものを好きなタイミングで視聴する録画配信型の場合は、カメラをオンにすることは滅多にないため、服装は私服など自由で構いません。
服装や身だしなみに気をつける心配はないため、リラックスして説明会に参加しましょう。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る見られている意識を持って身だしなみを整えて参加しよう
Web説明会参加時の服装は、対面の時と同じです。原則スーツ着用で、髪型もきちんと整えておいてください。
カメラオンで参加する場合は、自分はタイル表示で小さく映っていると思っていても、企業の担当者は学生一人ひとりを大きく映して見ることもできます。
画面に映る範囲は特にしっかりと身だしなみを整えましょう。スーツの襟がよれていないか、シャツにアイロンがかかっているか、寝ぐせはついていないかなど参加前に点検してください。
気持ちを引き締めるためにも説明会に適した服装にするのがおすすめ
キャリアセンター主催の説明会などで、カメラオフで気軽に参加できるといわれている会であっても、服装で気持ちを切り替える意味で、部屋着から外出着に着替えて臨むことをおすすめします。
いつカメラをオンにして個別に質問することになったとしても、スーツの社員の前で気後れしないような服装でいれば、自信を持って参加できますね。
オフィスカジュアルについてイメージが湧かない、自信がないという人は、周囲の年上の人に聞いたり、テレビドラマなどで見かける少しきちんとした職場を思い浮かべたりしてみてください。襟付きのシャツやジャケットを着ていると好印象です。
失敗を避けよう! Web説明会に参加する際の6つの注意点
Web説明会に参加する際の6つの注意点
- 開始5分前には接続しよう
- 特に指定がなければマイクとカメラはオンにしよう
- 背景に気を配ろう
- 参加ツールのIDや画像は説明会に適したものにしよう
- 質問をする際は短くまとめよう
- アーカイブが残らない可能性もあるため確実にスケジュールを空けよう
Web説明会は自宅で参加できるため、つい油断して失敗してしまうことや、Web開催特有のルールを知らずに悪気なく印象を下げてしまうこともあります。
ここからは、Web説明会に参加する際の注意点を解説します。注意すべき行動をよく理解して、説明会が有意義な時間になるよう心がけましょう。
①開始5分前には接続しよう
Web説明会への参加は遅くとも開始5分前には済ませておきましょう。時間ぴったりにログインするのでは、想定外の事態が発生した際に間に合わず、遅刻してしまいます。
Web説明会は多くの学生が参加する可能性もあり、開始時刻の直前はサーバーへの同時接続でアクセスができないトラブルが発生することもあります。
企業によっては、学生のアクセス履歴を管理しているところもあるため、「遅刻」として捉えられてしまわないように、時間に余裕を持って接続しましょう。
②特に指定がなければマイクとカメラはオンにしよう
ライブ配信型のWeb説明会の場合、自分のマイクやカメラをオフにして説明を聞くのみのパターンと、参加者を限定して座談会形式で先輩社員や人事部の採用担当者と対話するパターンがあります。
「マイクとカメラはオフにして参加してください」と記載されている場合はオフにして参加すべきですが、特に指定がない場合は、マイクとカメラはオンにしておくほうが無難です。
マイナスな印象を残さないよう、見だしなみや視聴態度には気をつけるようにしましょう。
また、マイク付きのイヤホンがあると、外部からの音を拾いにくく、自分の声をはっきりと伝えることができたり、相手の声も聞き取りやすくなったりします。
マイク付きイヤホンを選ぶ際は、有線タイプを選ぶと通信が安定するためおすすめです。無線イヤホンを使用する場合は充電切れにも注意しましょう。
座談会についてはこちらの記事で解説しています。座談会形式のWeb説明会に参加をする際は併せて確認してみてください。
座談会とは? 質問例50選と本選考への活かし方を企業目線で解説
- カメラ・マイクオフで参加した場合の就活生の印象を教えてください。
印象が悪くなる可能性が高いのでなるべく避けよう
正直に言うと良くはないですよね。せっかく時間を作って説明会を実施しているので、どんな就活生であるかは気になり、相互交流がしたいと考える採用担当者は多いはずです。
第一志望の会社や本気度の高い会社であれば、環境を整えて参加すると思うので、それを考えてもマイナスのイメージにしかなりません。
スケジュール調整や体調管理もあわせて、これから社会人になるのだという気持ちを高めていきたいところです。
③背景に気を配ろう
Web説明会は自宅で参加することが多いため、背景にも注意しましょう。
乱雑な部屋が見えてしまっては、怠惰な印象が残ってしまう恐れがあります。背景は白やベージュなどの落ち着いた色の壁が理想です。
自宅に適している場所がない場合は、バーチャル背景を選択する方法もあります。バーチャル背景を利用する場合も、できる限りシンプルなものを選びましょう。
しかし参加ツールによっては、バーチャル背景が利用できないこともあります。バーチャル背景の利用を考えていたのに使えずに、乱雑な部屋が映ってしまったということがないように、あらかじめ確認しておきましょう。
④参加ツールのIDや説明会は説明会に適したものにしよう
意外と見落としがちなのが、参加ツールのIDや画像が、プライベートで使用したままになっていることです。ニックネームやキャラクターをプロフィール写真として使っている場合は、事前に説明会に適したものに変更しましょう。
ユーザー名は本名に、プロフィール写真は証明写真の画像データが望ましいです。ユーザー名が本名でないと、企業が参加者を照合しづらく、手間を取らせてしまう可能性もあります。証明写真の画像データがない場合は、証明写真に近いフォーマルな写真を選びましょう。
- 説明会に適した写真がありません。プロフィール写真を設定しなくても問題ないでしょうか。
証明写真と同様の写真を設定するのがベスト
これから就活をおこなううえで、参加者と写真を照合するケースが多くなるので、説明会に適したプロフィール写真を設定してください。
Web説明会だけでなく、今後適性検査や面接などもWebでおこなうケースが多くあります。早い段階で就活用のプロフィール写真を用意しておくのがおすすめです。
できれば証明写真と同様の写真をプロフィール写真として、データ化して使用すると良いでしょう。
こちらの記事では証明写真をデータ化する方法やメリットを紹介しています。手元に証明写真のデータがない人は参考にしてみてください。
証明写真をデータ化する方法4選! 活用方法や注意点など徹底解説
⑤質問をする際は短くまとめよう
ライブ配信型のWeb説明会の場合、配信中にチャット機能を利用して質問できることもあります。しかし、参加人数が多いと時間の関係上、答えてもらえない可能性もあります。
質問する際は、「短く」「わかりやすく」を意識しましょう。チャットで長文や意図がわかりにくい質問をすると、回答するのに時間がかかってしまうため、飛ばされてしまいます。
質問の回答が得られなかった場合や質問の機会がなかった場合は、忘れないためにしっかりメモに取って残しておくと良いです。
Web説明会中の気づきや疑問点は今後の企業研究にも役立ちます。自分で再度調べてもわからなかった場合は、OB・OG訪問や面接の逆質問の際に質問して、疑問を解消しましょう。
- 特に疑問点がない場合、何も質問しないとマイナスな印象になりますか?
有意義な機会にするためにも質問は事前に用意しておこう
「何か質問はありますか」の言葉は参加者全員へ投げかけられています。聞きたいことが特にない場合、無理に質問をしなくてもマイナスの印象にはなりません。
とはいえせっかく目の前に社員がいて直接話を聞けるチャンスです。事前に予習していたことや説明会の場で聞いたことから一歩突っ込んだことを質問できると企業理解が深まりますね。
企業説明会の質問についてこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
企業説明会で絶対に聞くべき質問30選! 聞かない方が良い質問も
⑥アーカイブが残らない可能性もあるため確実にスケジュールを空けよう
ライブ型のWeb説明会は、配信の様子を録画して、後日視聴できるようにする企業もあります。しかし、どの企業もアーカイブに残すとは限らないため、参加したいWeb説明会の開始日時はしっかり確認をし、スケジュールを空けるようにしましょう。
後で見ればいいと思っていたら、ライブ配信のみでしか見られなかったということがないように、気をつけてください。
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見るWeb説明会は遅くとも5分前入室が基本
まずは余裕を持って参加することが大切です。遅刻は論外ですが、時間ギリギリでの入室ではなく5分前には入りましょう。名前の変更や、メモなどの準備を促されることがあるので、焦らないためにも5分は欲しいですね。
説明会終了後そのまま選考の案内をされることも考えられるので、選考を希望する場合は企業研究も事前にしっかりしておきましょう。
SNSやWebの受け売りではなく確実な情報を自分で入手しよう
グループディスカッションが会社に関連することをテーマにおこなわれることも想定し、会社の公式HPをチェック、できれば業界知識も整理しておくと安心です。
Web会社説明会も含め、就活や選考で絶対的な正解はありません。SNSやWeb上にはこれをやらないとNGであるなどの信ぴょう性に欠ける情報が溢れています。このような情報を鵜吞みせず、自分の目で見たことや実際に経験したことを信じましょう。
細かなノウハウよりも、考え方として、「チャンスが目の前に現れたとき、確実に手に入れられるようにしておくこと」と覚えておきましょう。
Web説明会を有効利用しよう! 選考対策に活かすための秘訣4選
選考対策に活かすための秘訣4選
- 多くのWeb説明会に参加する
- 目的意識を持って参加する
- Webでの面接や面談の練習にする
- メモを取って後で見返せるようにする
自宅から参加できるとはいえ、忙しい中時間を使ってWeb説明会に参加するため、できる限り有意義な時間にしたいですよね。
Web説明会は、情報収集の場だけでなく、目的意識を持って参加すれば、得た情報を企業研究や自己分析などの選考対策に活かすこともできます。
ここからはWeb説明会で得た情報を、選考対策に最大限活かすための秘訣を解説します。意識してWeb説明会に参加し、就活に役立てましょう。
①多くのWeb説明会に参加する
Web説明会に参加することで、今まで関心のなかった企業に興味を持ったり、企業研究に活かせる情報を得ることができたりと新しい発見があります。場所を選ばず参加できるメリットを活かし、できるだけ多くのWeb説明会に参加しましょう。
業界をある程度絞れている人は、業界内の大手企業以外にも中堅企業やグループ企業のWeb説明会にも参加することもおすすめです。業界内の立ち位置やその企業だからこそできることを多角的に知ることができます。
まだはっきりとどのような企業が良いか絞れていない人は、気になる企業のWeb説明会や、Web合同説明会に積極的に参加しましょう。
Web説明会にいくつか参加していると、「この企業良さそうだな」「魅力的だな」と感じることがあるかと思います。どこに魅力を感じたのか、共通点を見つけられれば、企業選びのヒントを見つけることができます。
Web説明会の情報を入手する方法
Web説明会の情報を入手する方法
- 企業のWEBサイト
- 就職情報サイト
- 大学のキャリアセンター
- キャリアコンサルタント
すでにWeb説明会に参加したい企業が決まっている人は、まず企業のWebサイトを確認しましょう。開催日時や申し込み方法が掲載されていることもあります。
また、就活情報サイトで「会社説明会」などと検索すると、開催予定のWeb説明会の情報にアクセスできます。就活情報サイトが合同説明会を開催していることもあるため、確認してみましょう。
どれに参加したら良いかわからない人や、参加すべき説明会を誰かに相談したい人は、大学のキャリアセンターやキャリアコンサルタントに相談してみましょう。
自分に合ったWeb説明会を紹介してもらえることもあります。興味のある業界や就活の軸などを伝えて、参加できるものはないか聞いてみましょう。
②目的意識を持って参加する
Web説明会は対面の説明会とは異なり、企業の雰囲気や社員の様子を捉えることが難しいです。そのため、なんとなく聞いているだけだと、得られる情報の量が限られてしまいます。
得たい情報など参加する目的を明確にし、「企業が重要視していることはなにか」「自分がやりたいことを実現できるか」など、自分が得たい情報を積極的に吸収していきましょう。
対面の説明会と比較して、Web説明会は緊張感がなく参加できることがメリットですが、目的意識を持たずに参加すると、説明会から得ることが少なく、時間の無駄になってしまうこともあります。
説明会で何を知りたいか、何のために参加するのかなど目的意識を持って参加することが大切です。
参加企業について事前にリサーチしておく
Web説明会に参加することが決まったら、参加企業について事前に調べておくと目的意識を持って参加しやすくなります。
事前にリサーチしておくことで、Web説明会で「知りたいポイント」を整理しておくことができます。また、実際に働いている人からしか聞けない情報を、調べた内容と照らし合わせることで、より企業に対する理解が深まります。
何も知らない状態でWeb説明会に参加してしまうと、調べればすぐにわかる基本情報のみを把握するだけで精一杯になってしまう可能性もあるため、参加企業について事前にリサーチしましょう。
③Webでの面接や面談の練習にする
昨今では、説明会だけでなく面接や面談などもWebでおこなう企業が増えています。
Web説明会に参加することで、さまざまなWebツールを利用することになり、扱いに慣れることができます。Web説明会の参加で、Webでの面接や面談の練習をすることができれば、選考でも落ち着いて対応でき、Webならではの注意点を理解して選考に臨むことができます。
こちらの記事では、Web面接固有の選考対策の方法を詳しく説明しているので、Web面接を控えている人はぜひ参考にしてください。
WEB面接マニュアル決定版|よくある失敗を押さえた攻略法5選
Web面接がZoomでおこなわれる場合は、こちらの記事で特徴や臨み方をチェックしておきましょう。画像付きで詳しく解説しています。
Zoom面接で失敗しない! 魅力的に伝えるコツや準備を徹底解説
④メモを取って後で見返せるようにする
Web説明会は参加して企業の情報を得ることができれば終わりではなく、その後の振り返りが重要です。気になった点は積極的にメモを取って後で見返せるようにしましょう。
メモを取って振り返りをすることは、企業研究に役立つだけではなく、自己分析や志望動機を作成する際にも役立ちます。
Web説明会で得た情報を自分の就活の軸と照らし合わせたり、なぜ魅力的だと感じたのかを深掘りして考えたりして、有意義にWeb説明会を活用しましょう。
企業情報については、企業研究用のノートを作ってまとめておくと効果的です。企業研究ノートの作り方はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
作り方例4選|企業研究ノートの必須16項目とまとめ方手順を解説!
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見る最後まで気を抜かず主体的に参加しよう
Webだから、対面だから、というわけではなく、共通して表情や目力は気になりますね。どことなく自信に満ち溢れている、集中していない、などは顔を見ていればわかります。
発言の内容が大切であると思いがちですが、企業側は意外と「聞くときの態度」も見ているので、Webは疲れやすいかもしれませんが、最後まできちんと「参加」しましょう。
グループワークではリーダーシップだけではなくフォロワーシップも重要
リーダーシップだけではなくフォロワーシップも同じくらい大切なので、その場の雰囲気を作るのは自分なのだという意識を持ちましょう。
入社後は、同期での研修が終わるとリーダーシップを発揮する機会は減る可能性が高いですが、フォロワーシップを発揮することでチームに貢献することができるので覚えておいてください。
また、就活生が集まる場では初対面で遠慮してしまうかと思いますが、遠慮しすぎるのも印象が良くありません。何かを選択する場面や意見を求められたときは、自分の言葉で伝えましょう。
そして、笑顔がどこかで見れると素敵だと思います。挨拶の時だけでもかまいません。ぜひ笑顔をつくるようにしてください。緊張しているのは皆同じですよ。
就活生必見! おすすめのWeb説明会
「参加したいけれど、どのWeb説明会に参加すべきかわからない……」という人も多いのではないでしょうか。興味のある企業が絞りきれていない人に向けておすすめのWeb説明会を紹介します。
おすすめのWeb説明会の共通点
- 年間開催数が多い
- カメラ・マイクオフで視聴できる
- 途中退出できる
- チャットで質問できる企業もある
- 1社につき30分程度の企業セミナーを開催する
リクナビ 就活WEBライブは、リクルートグループが運営するWeb合同説明会で、予約しなくても参加できますが、予約するとタイムテーブルをもらうことができ、気になる企業の配信時間を前もって知ることができます。
全国から200社が参加予定の回もあり、Web説明会を視聴して興味を持った企業は、出席登録することで選考に必要な情報を企業から受け取ることができます。
マイナビ就職WEB EXPOは、マイナビが運営するWeb合同説明会です。複数回開催されており、回によって参加企業が異なりますが、約110業種530社の企業が参加する回もあります。セミナーごとの出席票を提出することで、提出者限定の情報を得ることができます。
キャリタス就活フォーラム onlineは、ディスコが運営するWeb合同説明会です。出展数は他の2つに比べて少ないですが、業界別、エリア別、学生系統別などカテゴリー別に複数開催されていることが特徴です。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る志望が固まっている人は各企業・業界に特化した説明会に参加しよう
就活関係のイベントや説明会の情報がたくさんあると、どれを選べば良いか迷いますね。
行きたい企業が決まっている人や興味のある業界が絞れている人は、その企業が主催する説明会や、業界に特化した説明会に参加するとより詳しい情報を得ることができます。
質疑応答やブレイクアウトルームでの座談会が含まれる、リアルタイムで双方向型の説明会がおすすめです。
やりたいことや行きたい業界が決まっていない人は、たくさんの企業が集まる合同説明会に参加してみましょう。タイムテーブルに沿って各企業の説明を聞くことができます。
幅広く参加すると予想外の嬉しい出会いも
この業界は興味がないと食わず嫌いをせず、都合がつく限りできるだけ多くの企業の説明を聞くと、思いがけない良い出会いがあります。
特にBtoB企業など、自分は知らなかったけれど実は世界でもトップシェアの企業だったり、イメージと違う業務に取り組んでいたりすることがわかり、業界選びの選択肢が広がりますよ。
大学のキャリアセンター主催の説明会はその大学の学生だけに向けて企業の担当者が説明してくれるものです。その企業に入社しているOB・OGが来てくれることもあり、和やかな雰囲気で進むことも多いです。
状況別! Web説明会に必須のメール送信例
Web説明会のメール送信例
- Web説明会に申し込む場合
- Web説明会の参加案内メールに対して返信する場合
- Web説明会のお礼のメールをする場合
メールでWeb説明会に申し込みしたり、企業とWeb説明会の参加に関してやりとりしたりする場合もあります。
ここからは、状況別にメールの送信例を解説します。実際に企業とメールをやりとりする際に参考にしてみてください。
メールはビジネスに欠かせないツールです。メールのやりとりが適切にできることは、将来の社会人生活において、重要なスキルとなります。
Web説明会の申し込みしかり、就活中には、さまざまなメールのやりとりを経験します。実際に仕事をする前の予行演習だと思って、一通一通、礼儀作法に添ったものになるよう、大切に作成してください。
①Web説明会に申し込む場合
企業がメールの内容をひと目でわかるように、件名と本文に「いつの説明会の参加申し込みを希望しているのか」と「大学名」「名前」を記載しましょう。
また、その企業に初めてメールを送る場合は「お世話になります」や「突然のメール失礼いたします」などの挨拶から書き出しましょう。2回目からは「お世話になっております」から書き出します。
メールは伝わりやすさを重視してください。基本的に採用担当者は非常に忙しいので、情報の漏れや回りくどい言い方は避け、端的に伝えるのがベターです。
参加申し込みメールの例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名◯月◯日Web会社説明会の参加申し込みについて【◯◯大学 ◯◯◯◯】
◯◯株式会社
人事部人事課
◯◯様
お世話になります。
◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。
現在就職活動をおこなっており、◯月◯日オンラインにて開催予定の
会社説明会に参加させていただきたく、メールいたしました。
【参加希望説明会】
◯月◯日 ◯時~
お忙しいところ恐れ入りますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。
——————————————————
◯◯◯◯(氏名)(◯◯◯◯(ふりがな))
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯年
携帯電話:080−XXXX−XXXX
メールアドレス:◯◯◯◯@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
——————————————————
②Web説明会の参加案内メールに対して返信する場合
企業から送られてきたWeb説明会の参加案内メールに返信する場合、参加の可否にかかわらず、連絡をもらったことに対するお礼を伝えましょう。
メールにおいて、まず連絡をもらったことに対するお礼を述べることは、ビジネスマナーです。
- 企業からきたメールにはすべて返信したほうが良いでしょうか? 返信が不要な場合があれば教えてください。
一斉配信の場合は返信不要
参加案内を受け取ったら、お礼と「当日はよろしくお願いします」と返信すれば丁寧ですが、一斉配信で日時や接続方法の案内といった事務連絡のみのメールで、「当日のご参加をお待ちしています」などと締めてあれば、基本的に返信は不要です。
申し込んだもののキャンセルしたい場合や、授業の都合で遅れて参加したいといった場合はメールで返信し、少し待って企業からの返信がなければ、念のため電話をかけましょう。
参加できる場合
説明会に参加できる際の例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名◯月◯日Web会社説明会ご連絡のお礼【◯◯大学 ◯◯◯◯】
◯◯株式会社
人事部人事課
◯◯様
お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。
この度はWeb会社説明会の日程のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
【Web説明会】
◯月◯日(◯曜日)◯時~
利用システム 〇〇
当日はどうぞよろしくお願い申し上げます。
——————————————————
◯◯◯◯(氏名)(◯◯◯◯(ふりがな))
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯年
携帯電話:080−XXXX−XXXX
メールアドレス:◯◯◯◯@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
——————————————————
参加できず別日を尋ねる場合
参加できず別日を尋ねる際の例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名Web会社説明会 別日時での参加のご相談【◯◯大学 ◯◯◯◯】
◯◯株式会社
人事部人事課
◯◯様
お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。
◯月◯日(◯曜日)◯時〜のWeb会社説明会のご連絡をいただきありがとうございました。
あいにく別の予定と重なってしまい、参加することができません。
貴重な機会をいただいたにもかかわらず、大変申し訳ございません。
別日での開催予定があれば、ぜひ参加させていただきたいのですが、
ご教示いただくことは可能でしょうか。
お忙しい中、お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
——————————————————
◯◯◯◯(◯◯◯◯(ふりがな))
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯年
携帯電話:080−XXXX−XXXX
メールアドレス:◯◯◯◯@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
——————————————————
参加辞退する場合
参加辞退する際の例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名◯月◯日 Web会社説明会 参加辞退のご連絡【◯◯大学 ◯◯◯◯】
◯◯株式会社
人事部人事課
◯◯様
お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。
◯月◯日(◯曜日)◯時〜のWeb会社説明会のご連絡をいただきありがとうございました。
あいにく別の予定と重なってしまい、参加できないため参加を辞退いたします。
貴重な機会をいただいたにもかかわらず、大変申し訳ございません。
また、本来であれば電話にてお詫びを申し上げるところ、取り急ぎメールでのご連絡となりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
お忙しい中、お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
——————————————————
◯◯◯◯(◯◯◯◯(ふりがな))
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年
携帯電話:080−XXXX−XXXX
メールアドレス:◯◯◯◯@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
——————————————————
参加の可否は、できる限り迅速に伝えましょう。スケジュール調整が必要な場合は、いつまでに返事をすれば良いのか確認し、必ず期日内に連絡してください。
辞退する場合、曖昧な表現にしないことも大切です。たとえば「参加が難しい」というのは、あいまいな表現です。読み手を迷わせないためにも「辞退いたします」「参加できません」と、はっきり意思表示をしてください。
③Web説明会のお礼のメールをする場合
Web説明会に参加後のお礼メールは必須ではありませんが、志望度の高さや誠実な対応ができることのアピールができます。
読み手に配慮して、簡潔にまとめることを意識しましょう。
Web説明会に参加後、お礼のメールをする際の例
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名◯月◯日 Web会社説明会のお礼【◯◯大学 ◯◯◯◯】
◯◯株式会社
人事部人事課
◯◯様
お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。
本日は貴社のWeb会社説明会に参加させていただき、ありがとうございました。
会社説明会では、〇〇様から■■についてお話しいただいた内容が、最も印象に残っております。貴社で働くイメージをより深めることができ、一層入社したいという気持ちが強くなりました。
本日は一言お礼をお伝えしたいと思い、メールを送らせていただきました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
——————————————————
◯◯◯◯(◯◯◯◯(ふりがな))
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯年
携帯電話:080−XXXX−XXXX
メールアドレス:◯◯◯◯@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
——————————————————
御礼のメールを書くときには、参加後の感想など、自分の思いを一言添えましょう。御礼を伝えるだけの、決まりきった定型文のようにしないことがポイントです。
メールは文字だけのコミュニケーションなので、とかく平坦になりがちですが、感動したことや印象に残ったエピソードなど、素直な思いを述べれば、温かみのある文章になります。
書類選考時のメール返信に関してはこちらの記事で解説しています。Web説明会時でも共通するマナーや注意点についても解説しているので、併せて確認してみてください。
返信次第で悪印象? 書類選考結果の返信メールを例文付きで解説
こんな時どうする? Web説明会で困った・悩んだ時の対処法
Web説明会で困った・悩んだ時の対処法
- 遅刻、途中退出したい場合
- 申し込みしたが欠席する場合
- Web説明会に接続できない場合
- アンケートの記載と提出が求められた場合
ここまでの内容をすべて実践して、当日を迎えたとしても想定外のことが起こって「どうすることが最善なの?」と悩んでしまうこともあるかと思います。
ここからは、Web説明会で学生がどのように対処すべきか悩んでしまう、よくあるケースの対処法を解説します。よく確認して、落ち着いて対応できるようにしましょう。
①遅刻、途中退出したい場合
ライブ配信型Web説明会では、途中退出可能なことも多く、開始時刻に遅れてしまったり、途中で退出してしまったりしても視聴できます。しかし、重要な内容を聞き逃してしまう可能性もあるため、できる限り最初から最後まで参加するようにしましょう。
Web合同説明会など、参加人数が多いWeb説明会の場合、遅刻や途中退出の連絡をしても、企業側も対応しきれないこともあるため、連絡は不要です。
一方で、少人数で参加する形式のWeb説明会では、遅刻や途中退出の連絡は必ずしましょう。できる限り前日までに連絡をすることが望ましいですが、どうしても当日に遅刻や途中退出の連絡をしたい場合は、Web説明会の開始時間前に、その旨を伝えましょう。
遅刻してしまう際の連絡の例
本日15時からのWeb会社説明会に申し込んでおります。〇〇大学の〇〇〇〇(氏名)と申します。
大変申し訳ありませんが、電車の遅延により自宅への到着が遅れております。説明会参加が15時20分頃になりそうなのですが、その時間からでもWeb説明会に参加させていただいてもよろしいでしょうか。
②申し込みしたが欠席する場合
申し込みしたWeb説明会に欠席する場合、まず申し込みページを確認して、欠席の手続きができないか確認してください。予約した段階であなたの名前などの情報はすべて企業に伝わっているため、必ず欠席の手続きをしましょう。
キャンセル期限が過ぎてしまっているなど、欠席の手続きが申し込みページでできない場合は、担当者に連絡をしてください。その際は、しっかりとお詫びと理由を伝え、誠意を見せましょう。
また、人気のWeb説明会の場合、キャンセル待ちをしている学生がいる可能性もあるため、参加できないことが決まったらすみやかに手続きをしてください。
少人数で参加する形式のWeb説明会や、参加申し込みをメールでおこなったWeb説明会に欠席する場合は、前日までに企業に連絡をしましょう。無断欠席をしてしまっては、「社会人としてのマナーがないのではないか」と捉えられてしまいます。
- 申し込みをしたが欠席する場合、企業への連絡は電話ですべきですか? メールでも良いでしょうか?
速やかに電話で連絡するのがおすすめ
メールを送ってもそれをすぐに見てもらえるとは限りません。理由をどう書こう、きちんとした文章にしなければと迷っているうちに時間がどんどん過ぎてしまうので、電話をかけることをおすすめします。
参加できなくなった理由を話し、せっかくの機会を用意していただいたのに申し訳ない、残念に思っているという旨を伝えたら、別の機会を案内してもらえるかもしれません。
社会人になったら、お詫びや悪いニュースほど早く報告することが求められます。それと同様で、説明会を欠席する場合は速やかに連絡をしてくださいね。
説明会を無断欠席するリスクについてはこちらの記事で解説しています。
説明会のバックレは企業にバレる? 選考へのリスクと挽回法を解説
③Web説明会に接続できない場合
Web説明会に参加しようとして接続できず、以下の対処をしても改善できないときは、慌てず速やかに担当者に電話で連絡しましょう。万が一に備えて、事前に担当者の連絡先を確認しておくと安心です。
Web説明会に接続できない場合の対処法
- 通信状況に問題がないか確認する
- 回線が込み合っているだけではないか確認する
- 他の端末から再度接続する
- URLや接続方法が間違っていないか確認する
- 企業側に不具合がないか確認する場合、失礼のない言い方のコツはありますか?
こちらの不手際である前提で相談してみよう
こちら側で考えられる対応をおこなったが改善できないことを伝えたうえで、Web説明会に参加している他の学生からトラブルの連絡がないか確認をしてみると良いでしょう。
企業側に問題があると決めつけるのではなく、あくまでも謙虚な姿勢で「こちら側の不備だと思いますが……」といった言葉を添えて確認をしてみてください。
④アンケートの記載と提出が求められた場合
Web説明会によっては、終了時にアンケートの記載と提出を求められる場合もあります。Webだからといっておろそかにせずに、しっかりと記載し提出しましょう。
企業が内容を確認し、志望度や熱意を評価している可能性もあります。Web説明会に参加して学んだことや、魅力に感じたこと、今後の目標や意気込みなどを伝えると、あなたの熱意が伝わりやすいため、おすすめです。
企業の担当者は、学生の反応を気にしています。丁寧にアンケートを返してくれた学生については好印象を持ちます。当たり障りのない、どの企業にも言えるような文章ではなく、説明会の内容について理解が進んだことや感想などを素直に書いてください。
気軽に参加できるWeb説明会を有効活用して選考準備に役立てよう
Web説明会は、場所を選ばず参加できるため、物理的にも心理的にも説明会への参加機会が広がるといったメリットがあります。このような点を活かして、積極的に企業への理解を深めましょう。
一方でWeb説明会は、企業の雰囲気を捉えづらいデメリットもあるため、目的意識を持って参加することが重要です。今回解説した選考に活かすための秘訣や注意点をよく理解して、Web説明会を有効活用しましょう。
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見る採用担当者の印象に残りやすいのは企業の視点を意識できている人
対面かWebか、どのような説明会に参加するかには正解はありません。皆さんがどんな会社を志望するのか、また選考のフェーズによっても変わってきます。
正解はない中でも、昨今の動きでいうとWebが増えているので、気を付けるべきポイントを述べます。
Webは対面よりも表情や反応が伝わりにくく、企業側もさまざまな工夫をしています。参加型にしてみたり、交流しながら進める会社も多いと思います。それを踏まえたうえで、参加してみてください。
企業の担当者が「開催して良かった」と感じる反応を見せよう
採用担当者も、対面で説明会に参加する際よりも笑顔や頷きが多い人には非常に良い印象を持ちます。頷きは「聞いていますよ」「理解できていますよ」というメッセージにもなるので、プレゼンターとしては非常にありがたいと感じます。
これまでたくさんの就活生を見てきましたが、印象に残っているのはビジネスとして考えている人、会社目線を持っている人です。学生のノリや友人間の常識を持ち込んではなりません。緊張感を忘れずに参加しましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表
Chinatsu Iwasaki〇大学理系学部卒業、大手インフラ企業の人事として勤務。開業後、企業の採用コンサルティングや就職支援などをおこなう。現場感と対話を大切にしている
プロフィール詳細マナー講師/アカデミー・なないろスタイル代表
Chikako Higuchi〇元資生堂ビューティーコンサルタント。現在は全国の企業・自治体でマナーとコミュニケーションの研修を実施。月間約1000人の新入社員に、社会人に必要なビジネスマナーを伝授
プロフィール詳細