サマーインターンは参加すべき? 参加方法から選考対策まで完全網羅

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この記事にコメントしたアドバイザー

  • 瀧本博史

    キャリコンリンク代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16235717)/2級キャリアコンサルティング技能士(第12S17408980号)/産業カウンセラー(登録番号11007524) 著書:オンライン就活は面接が9割(青春出版社)/本気で内定! 面接対策(新星出版社)他  

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  • 柴田 登子

    libero firm代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16034907)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17401472号)/公認心理師(登録番号:55348)/トーストマスターズインターナショナル日本語スピーチコンテスト全国1位(2013、2019年) SNS:Facebook

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  • 木村 千恵子

    Koyori キャリアワールド代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16050754)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:Twitter/Facebook

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この記事のまとめ

  • サマーインターンは早い時期に本選考の準備ができるチャンス
  • サマーインターンで企業理解や自己理解を深めて就活を一歩リードしよう
  • サマーインターンに参加するなら目的を明確にすることが必須

就活の準備を開始し、サマーインターンの参加を検討する学生の中には、「サマーインターンが就活で有利になると聞いたけど本当かな」「そもそもサマーインターンって何だろう」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

サマーインターンは、夏休み期間に実施され、参加すると早い段階で企業や働くことへの理解を深めることができます。就活が本格化する前のタイミングで企業や自分自身について知れる貴重な機会のため、なんとなく参加してしまっては非常にもったいないです。目的意識を持って参加することで本選考の対策に活用しましょう。

この記事では、キャリアアドバイザーの瀧本さん、柴田さん、木村さんのアドバイスを交えつつ解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

サマーインターンを活用して本選考に向けた準備をしよう!

サマーインターンに参加しないと就活で不利になることはありませんが、就活が本格的に始まる前の夏にインターンに参加することで、本選考に向けた準備を早めにできます。

この記事では、まずサマーインターンの特徴や参加傾向を解説するので、どのようなものなのか概要を捉えましょう。次に特徴を踏まえつつ、サマーインターンに参加する5つのメリットを説明するので、魅力的に感じたらぜひサマーインターンに応募してみてください。選ぶ際の基準や注意点も解説しています。

また、サマーインターンの参加が決まった際の、本選考に活かすコツも解説しています。サマーインターンの効果的な活用方法を理解して、就活の初めの一歩を有意義なものにしましょう。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

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サマーインターンとは

サマーインターンとは

  • 学生が実際に企業で働く就労体験
  • 実施期間は7月から9月頃
  • 大企業から中小企業まで多くの企業が開催
  • 選考を課す企業が多い

実際に企業で就労体験をして、企業や職種について理解を深められるインターンシップ。実施時期によって「サマーインターン」「オータムインターン」「ウィンターインターン」と分けられているもののうち、一番早い時期に実施されるのがサマーインターンです。

実施期間が大学の夏休みであるため、多くの学生が参加します。参加するための選考倍率が高くなる企業もあるため、しっかり対策をして臨みましょう。

インターン全般についての説明はこちらの記事で詳しく解説しています。そもそもインターンへの知識が浅い人という人は、併せて参考にしてみてください。
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説

実施方法は3種類にわかれる

サマーインターンの実施方法

  • セミナー型
  • プログラム型
  • 実務体験型

サマーインターンは3種類の実施方法があります。それぞれのタイプによって、内容や目的が異なるため、自分の状況や目的に合ったサマーインターンを見極めて参加しましょう

ここからは3種類の実施方法について解説するので、サマーインターンを選ぶ際に参考にしてみてください。

セミナー型

セミナー型サマーインターンとは

セミナーのような形式で業界や企業の説明をメインに受けるインターン

セミナー型サマーインターンに向いている人

  • 就活を始めたばかりの人
  • 幅広い業界を見たい人
  • 業界や職種をまだ絞りきれていない人

セミナー型サマーインターンは、期間が1日〜数日と短いため、複数の企業のサマーインターンに参加し、競合他社を見比べたり、業界研究をしたりできます

内容は、会社説明やオフィスの見学、社員への質疑応答などが一般的です。ほぼ説明会に近い内容のため、業務を体験してみたい人やスキルを身に付けたい人には物足りないかもしれません。

ただし、セミナー型インターンに参加していないと、その後の実務体験型インターンに参加できない企業もあるため、注意してインターン情報を確認しましょう。

瀧本博史

プロフィール

メリットは、短期間で多くのインターンに参加できるので、企業の比較や業界研究が進められる点です。一方デメリットとしては、会社説明が中心となる企業もあり、実際に自分が働くイメージがつきにくい点が挙げられます。

プログラム型

プログラム型のサマーインターンとは

グループワークやグループディスカッションをおこない、課題解決策を考えたりプロジェクトを立ち上げたりするインターン

プログラム型サマーインターンに向いている人

  • やりたい仕事がある程度絞れている人
  • 仕事の適性を確認したい人
  • 実際の業務に近い内容を体験してみたい人

プログラム型のインターンは、企業が課題を出し、学生数人がグループになって取り組む形式でおこなわれることが一般的です。社員がおこなっている仕事をするのではなく、疑似体験のような形で業務を学ぶことになります。

1グループにつきメンターとして社員が1人つく形でおこなわれるケースが多く、セミナー型のインターンよりは実際に社員と話す機会を持てる可能性が高くなります。また、企業によっては社員との交流を目的とした座談会をプログラムに組み込んでいることもあります。

座談会の特徴や準備の仕方については、こちらの記事で解説しています。座談会について知りたい人は、併せて確認してくださいね。
座談会とは? 質問例50選と本選考への活かし方を企業目線で解説

プログラム型サマーインターンの課題の例

  • 新しいサービスの企画を立案して発表する
  • 提示された問題に対する解決案を話し合い発表する
  • 資料を分析して新たな事業案を考え発表する
  • 商品提案のロールプレイングをする

疑似体験して業務を学べるため、その仕事が自分にあっているかを確認できます。

開催期間が短期間のことが多く、スケジュール調整に不安がある人でも参加しやすい点がメリットと言えます。

柴田 登子

プロフィール

プログラム型のサマーインターンでは、企業が考えた課題が出されるので、その企業が社員に対しどの程度の能力やスキルを求めているのかを具体的に把握できるのがメリットです。

一方で課題型であるため難易度が高く、内定に結びつく高評価を得るのは大変だといえます。

実務体験型

実務体験型のサマーインターンとは

社員の指導を受けつつ、企業でおこなわれている実際の業務に参加するインターン

実務体験型サマーインターンに向いている人

  • 業界や職種が絞れている人
  • 希望する企業がある程度明確な人
  • 入社までにビジネススキルを身に付けたい人
  • ベンチャー企業を目指す人

実務体験型のインターンは、インターン先の企業の実際の仕事をおこないます。参加人数は少ないことが多く、選考に通過した人が参加できます。応募倍率が本選考並みに高くなることもあり、しっかりした対策が必要です。

仕事のやりがいや大変なことなど、実際に働くと感じるリアルな部分まで深く学べます。そのため、「入社後に思っていた仕事や企業と違った」といったミスマッチを防げます。

すべての企業に当てはまるわけではありませんが、ベンチャー企業のサマーインターンは、比較的裁量の大きい仕事を任せてもらえることもあります。

難易度の高い仕事をこなすのは大変ですが、ビジネスの基礎を身に付けたいと考えている学生や、面接でインターン経験をアピールしたいと考えている学生にとってはメリットと言えます

たとえば、ただ「販売に興味がある」という学生と、「インターンで売り上げ前月120%達成した」という学生では、後者のほうが説得力があり、即戦力になりそうという評価を得やすいです。

木村 千恵子

プロフィール

実務体験型サマーインターンに参加する最大のメリットは、その会社の職場環境や企業文化の雰囲気を肌で感じ、観察できる機会が得られることです。

デメリットとしては、もしその業界や事業にまったく興味が持てない場合、予定期間の最後まで続けるのが苦痛に感じる可能性などが考えられます。

実務体験型のインターンの場合、アルバイトで働くのと何か違いはありますか?

瀧本博史

プロフィール

インターンでは目的意識を持って動くことが重要

実務体験型のインターンは学びの場であるため、無償・有償にかかわらず、期間中は精一杯努力して、少しでも自分の成長につなげるという目的意識と貪欲さが必要です。

アルバイトは、自分の成長を意識せずに働いていたとしても時給は支払われるため、必ずしも目的意識を必要とされません。

ウィンターインターンシップとの違い

サマーインターンシップウィンターインターンシップ
開催時期7月〜9月12月〜2月
実施期間数日〜1カ月数日〜1、2週間
参加学生の特徴企業や業界について知りたいその企業への入社を視野に入れている
実施企業の目的認知拡大本エントリー確保、優秀な学生の発掘
サマーインターンシップとウィンターインターンシップとの違い

ウィンターインターンは、学生のテスト期間や企業の繁忙期に開催されるため、実施期間は短くなる傾向にあります。

サマーインターンに参加する学生は、まだ就活や働くことに関して漠然としていて、さまざまな企業や業界を知るために参加することが多いのに対して、ウィンターインターンに参加する学生は、方向性が決まりつつある中で参加することが多いです

実施企業の目的も異なり、サマーインターンは認知拡大のためにおこなうことが多いのに対し、ウィンターインターンはより実践的な内容で、本エントリーの獲得や、優秀な学生の発掘のためにおこなわれます。

サマーインターンとウィンターインターン、どちらか一方で良い気もするのですが、両方参加するべきですか? サマーインターンとウィンターインターンの使いわけ方があれば教えてください。

柴田 登子

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サマーインターンは情報収集、ウィンターインターンは0次採用の場と捉えよう

サマーインターンシップは企業や業界について知る機会でもあります。まだ志望するかどうかは決まっていなくとも、雰囲気や職務内容を把握し、自分の志望先を見極めるために積極的に参加すると良いでしょう。

その際に絞り込んだ企業については、ウインターインターンシップにもぜひ参加しましょう。

ウインターインターンシップでは企業側も優秀な学生の発掘を目的としていることが多いため、そこでアピールしておけば採用の可能性がより高くなります。

参加が当たり前? サマーインターンの参加傾向

就活準備を開始した人の中には、「忙しい中参加したほうがいいのかな?」「インターンは冬に参加すればいいかな?」とサマーインターンへの参加を悩んでいる人もいるかもしれません。しかし実際には多くの学生がサマーインターンに参加して、就活の準備を始めています。

ここからは具体的な数字を用いて、サマーインターンの参加傾向を解説します。参加すべきかの一つの検討材料にしてください。

他の時期に比べて多くの学生が参加する

インターンシップ参加時期(23年卒)

ディスコのインターンシップ特別調査によると、約7割の学生はインターンに参加したことがあり、参加経験者の多くは夏の時期に参加していることがわかります

サマーインターンの時期である8月の割合が最多で、ウィンターインターンの時期である2月は年々減少しており、早期のインターンシップ参加が増加していることがわかります。

長期のインターンに参加するのであれば、大学2年生でのインターン参加もおすすめです。こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてくださいね。
大学2年生もインターン参加が常識? 本選考が有利になるコツを解説

夏は部活が忙しく、サマーインターンはなかなか参加できそうにありません。その場合、本選考で不利になってしまうのでしょうか?

木村 千恵子

プロフィール

インターンの参加競争率が高ければ本選考に影響する可能性がある

企業がサマーインターンをどの程度本選考に考慮するのかによって、参加の重要性が変わってきます。

一般的に、サマーインターンの参加競争率が高い企業の場合、不参加の人は本選考時に不利となる恐れがあると考えた方が良いでしょう。

競争率と共に、志望する企業各社がサマーインターンをどの程度重要視しているかを、可能な限り事前に調べておくことが重要です。

企業によっては、サマーインターンへの参加は本選考にそれほど影響しない場合もあるので、自分の志望順位も考慮しながら夏の就活の進め方を慎重に判断する必要があるでしょう。

サマーインターンへのエントリー数平均は8社

インターンシップエントリー数と参加社数

サマーインターンに参加するためには、選考を通過しなければならないことが多く、希望するインターンすべてに参加できるわけではありません。

マイナビのマイナビ2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査~中間総括~によると、10月調査時点までのインターン平均エントリー数は8社、平均参加社数は約5.7社となっています。

選考に落ちてしまうことも考えて、多めにエントリーしている学生が多いと考えられます。興味のある企業のインターンには、スケジュールを確認して積極的に応募することをおすすめします

オンライン形式での参加も増加傾向

インターンシップのオンライン化

新型コロナウイルス感染症の拡大や、デバイスの普及率が高くなった背景もあり、オンライン形式でインターンをおこなう企業も増えています。

ディスコのインターンシップ特別調査によると、オンラインのみで開催されたインターンシップへの参加が7割以上を占めています。

オンライン開催の場合は、交通費や移動時間をかけることがないため、気軽に複数の企業のインターンに参加しやすいメリットがあります。遠く離れた企業のインターンにも参加できるため、距離を理由に参加企業を狭めなくても良くなりました。

一方で、生の情報を得るという点では、オンラインのインターンだけでは物足りない部分もあります。深く知りたいと考えている企業であれば、OB・OG訪問をして情報を補ったり、対面のインターンを選択したりするなど、生の情報を得る行動が必要です

アドバイザーコメント

積極的な学生に臆せず情報収集に努めよう

サマーインターンシップに参加する学生は、とにかく就職活動に対して積極的な傾向があります。

ネットや資料などから充分に企業研究をし情報収集に努めていますが、それだけでは飽き足らず、企業を自分の目で見て、職場を実際に体験して就職先を決めたいと考えているのです。

そのため、実際に参加してみると周りの雰囲気に気圧される人もいるかもしれません。しかし臆することはありません。あくまでインターンシップはその業界・会社を内側から知るための機会とし、情報収集に努める場です。

24年卒からのインターンシップは昨年度とは異なる傾向

23年卒までは、コロナ禍の影響によりインターンシップもオンラインでおこない、小規模実施に留まる企業は少なくありませんでした。しかし24年卒からはコロナ前と同じ規模・方式で実施を予定している企業も数多くあります。

それだけに、23年卒までの実施情報は役に立たないかもしれません。また、対面とオンラインのハイブリット形式など新しい形の実施も考えられます。OB・OGなどから積極的に情報を得て臨むようにしましょう。

サマーインターンのスケジュール

サマーインターンのスケジュール

サマーインターンに興味を持った人は、おおよそのスケジュールを把握しましょう。サマーインターンの募集は、夏に始まるわけでなく、5月〜6月が一般的です。油断していて応募できなかったということがないように、スケジュールを確認しましょう。

ここからは一般的なサマーインターンのスケジュールを解説します。企業によって異なりますが、目安として参考にしてください。

インターンの参加までのスケジュールはこちらの記事で詳しく解説しています。併せて確認してみてくださいね。
インターンはいつから参加? 応募から選考までのスケジュールを解説

気になる企業のインターンは参加したいですよね。以下の記事ではインターンの申し込み時期や応募方法まで詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
インターンの申し込みはいつまで? 応募方法と必要な準備も解説

4月:企業研究・スケジュール確認

早い企業は4月頃からサマーインターンの情報を解禁します。自分のやりたいことやサマーインターンの参加目的に沿って、参加したい企業や業界の情報収集をおこないましょう。

インターン応募時にエントリーシート(ES)の提出がある企業も多いため、4月の段階でエントリーしたい企業の研究を進められていると、複数の企業を応募する際にも役立ちます

サマーインターンの情報は、各社のホームページ(HP)や、就活情報サイト、インターン情報サイトを通じて公開されることが一般的です。

また、参加したい企業がある程度定まったら今後のスケジュールも把握しておきましょう。応募はいつ締め切りで、選考はあるのか、参加できる場合はいつからいつまでで、他の参加したいインターンと被っていないかなどを確認してください。

応募期間が短いこともあり、申し込みを逃さずエントリーできるよう、インターン情報をこまめに確認しましょう。

瀧本博史

プロフィール

インターンには選考ありと選考なしの企業があります。人気企業では選考をおこなう場合が多いです。人気企業でのインターンを希望するのであれば、4月時点では準備のために企業研究を始めたり、ガクチカや自己㏚の添削を受けるようにしてください。

5月〜6月:エントリー・選考

企業によって異なりますが、5月頃からサマーインターンのエントリーを開始し、5月末や6月中にエントリーを締め切る企業が多いです。

エントリー時にはESの提出やSPIなどの筆記試験の受検が求められることも多くあります。前述した通り、エントリー数は平均8社と多いため、短期間に複数の企業のES作成やテスト受検が必要になってしまいます。

応募したい企業のES作成が間に合わなかったということがないように、早めの情報収集とESの作成を心がけましょう

ESや筆記試験の選考を通過すると、面接やグループディスカッションなどの選考がおこなわれます。選考回数は、多くの企業が1〜2回です。

「インターンのESの書き方がわからない……」という人は、以下の記事を参考にしてくださいね。
インターンシップ参加を掴むエントリーシートの書き方|例文あり

7月〜9月:サマーインターン開催

大学の夏休みに入る頃になると、サマーインターンが開催されます。複数の企業に参加が決まっている学生は、スケジュールの調整を徹底しておこないましょう。

サマーインターンに参加できれば終わりではなく、大切なのはこの経験を本選考に活かして、納得のいく就活をおこなうことです。後ほど解説する事前準備や参加時の心構えを確認して、有意義な時間になるようにしましょう。

アドバイザーコメント

サマーインターンに参加して自分が働くイメージを具体的にしよう

初めてインターンに参加すると、「社会人とはこのように働くものだ」というイメージが具体的になります。

そして、仕事にはどんな分野があるのかがわかったり、世の中にはどんな企業があって、どんな仕事内容があるのかを理解することができます。それだけでなく、業務体験や社員の生の声を聞く経験を通して、自分が本当に興味が持てることは何なのかを見つけるチャンスでもあります。

職場の雰囲気を知れるだけでなく、その企業で働く人がどこにやりがいを感じて働いているのかということもわかります。

やりたくないことを自覚できるメリットもある

また、逆に「自分はこれはやりたくない」ということが明確になるのもインターンに参加する目的といえます。これは、入社後のミスマッチを防ぐためにとても重要なことです。

さらに、本選考に向けた面接の話題を作ることもできますし、自分が使っている敬語やマナーが正しく企業の人に伝わるのかを確かめることもできます。サマーインターンに参加すれば、アルバイトとは違った働くことのリアルな楽しさや難しさを数多く実感することができるでしょう。

サマーインターンに参加する5つのメリット

サマーインターンに参加するメリット

  • 早めに業界・企業研究ができる
  • 選考に慣れることができる
  • スケジュール調整がしやすい
  • インターンの選択肢が豊富にある
  • 本選考が有利になる場合がある

サマーインターンに参加する人が多いと聞いても、「もう少し準備してから冬のインターンに参加するのでも良いのではないか」「夏休みの予定もあるし面倒だな」と感じる人もいますよね。

参加のモチベーションが上がらないのは、サマーインターンだからこそ得られるメリットを知らないからかもしれません。メリットを確認して参加を検討してみましょう。

メリット①早めに業界・企業研究ができる

サマーインターンに参加する大学3年生の夏は、本格的に就活が始まる少し前であり、時間的に余裕がある時期です。選考が本格化する時期に、選考に追われながら詳しく企業研究するのは、時間的にも精神的にも厳しいものがあります。

サマーインターンは、早めに業界や企業についてリアルな情報を得られるため、余裕を持って選考対策をすすめられます。

また夏季休暇中のため、まとまった期間のインターンに参加することも可能であり、より企業や業界への理解を深められるといった点もメリットです

柴田 登子

プロフィール

時間には限りがあるので、サマーインターンに参加できる企業は限られています。早めに業界・企業の情報を集めておくと、自分の希望する仕事を見極めやすくなるため、それらに絞ったインターンの予定が組めて効率的になります。

メリット②選考に慣れることができる

サマーインターンでは選考を実施する企業が多く、参加するためにESの作成や筆記試験、面接、グループディスカッションなどをおこないます。

サマーインターンにエントリーすることで、早くから選考を体験でき、選考に慣れることができます。最初は誰でも、緊張感から面接で本領を発揮できず、反省点が多くあるものです。本選考の前に選考に慣れておけば、自信をもって選考に臨めます。

もしうまくいかずにサマーインターンの選考を通過できなくても、選考内容を振り返り対策することで本選考に活かせます

木村 千恵子

プロフィール

サマーインターンの際に、ESの提出や面接を実施する企業も少なくありません。

書類上でも面接の場でも、企業の質問に対して的確に答えることに慣れておけば、本選考への準備にもなるため、サマーインターンの段階から真剣に選考対策に取り組むと良いでしょう。

メリット③スケジュール調整がしやすい

インターンは、基本的に数日から長いものでは1カ月とまとまった日数が必要です。

夏季休暇が終わってしまえば、学業やアルバイトなどとのスケジュール調整が難しく、行きたい企業のインターンに参加できない恐れがありますが、夏休みであれば時間の調整がしやすく、参加しやすいメリットがあります。

上手にスケジュールの調整ができれば、複数のインターンに参加することも可能で、企業同士を比較して企業研究をおこなうこともできます

メリット④インターンの選択肢が豊富にある

サマーインターンは他の時期に比べると実施する企業が多く、プログラムの種類や実施期間も豊富にあります。

豊富な選択肢の中から、自分に合ったプログラムや日程を選択して参加できるのは、サマーインターンのメリットです。

複数の企業を比較して業界研究したい人は、セミナー型やプログラム型のインターンに複数参加したり、自分に合った仕事かを見極めたい人は、業務体験型のインターンに参加したりと、自分の目的に合ったインターンを選びましょう

メリット⑤本選考が有利になる場合がある

企業によっては、サマーインターンに参加した人に早期選考の案内をしたり、本選考時に加点をしたりするところもあり、直接的に選考が有利になる場合もあります。

また、直接的に有利にならなくても、採用担当者と顔見知りになったり、志望動機や自己PRなどでインターン参加時の経験を盛り込めたりするなど、間接的に有利になる場合もあります。

サマーインターンは職場体験や説明を聞く場所と油断せずに、選考の一環と考えて気を引き締めて臨みましょう

サマーインターンの概要に、本選考時に有利になると記載されていなくても、本選考時に優遇されることはありますか?

瀧本博史

プロフィール

インターン参加者の選考が省略されることがある

インターンの参加が本選考に有利となると明記する企業はありませんが、インターンに参加することで本選考での面接の回数を減らしてくれる企業はあります。

インターンに参加してくれたことが「その企業への熱意」とみなせるという理由や、すでにその企業のことをある程度知ってもらったうえでの応募であると判断できるからです。

サマーインターンに参加した人は、早期選考の案内が送られることがあります。以下の記事では、早期選考について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
早期選考を実施する業界一覧! 早めに内定を獲得する5つの秘策

アドバイザーコメント

インターンが本選考へ影響する可能性は例年よりも高くなる

令和4年6月に政府が改正したインターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方によって、「現大学2年生より、一定の基準に準拠するインターンシップで得られた学生情報については、その情報を採用活動開始後に活用可能」とされました。

基準を満たしているかどうかから本選考への影響を推測することも可能

令和5年度以降、企業によってはこの基準に準拠したインターンシップを開始する方針に変更しているケースも考えられます。

日本・東京商工会議所の人手不足の状況および新卒採用・インターンシップの実施状況に関する調査によると、この新しい条件を満たすインターンシップの実施を検討するとしている企業は全体の35.1%となっています。

自分が志望する企業が、この新しい条件を満たすインターンシップの実施を進めているかどうかを確認しておくことも、インターンシップを自分の就職活動に活かしていくうえで重要なチェックポイントとなるでしょう。

サマーインターンに参加すべき人の特徴

サマーインターンに参加すべき人の特徴

  • 就活準備をどのようにしたらいいかわからない人
  • 働くイメージを持つことができていない人
  • 学生時代に力を入れたことが思いつかない人
  • 人気企業の内定を目指している人

サマーインターンはメリットがあると理解できても「自分には必要なのかな」と悩む人もいるのではないでしょうか。

ここからはサマーインターンに参加すべき人の特徴を解説します。自分が一つでも当てはまるものはないか確認して、参加を検討してみましょう。

就活準備をどのようにしたらいいかわからない人

「何か就活準備をすべきだと感じているけれど、何から手を付けたらいいかわからない」という人は、サマーインターンへの参加がおすすめです。

サマーインターンは就活が本格化する前の夏に、書類選考や面接選考などの経験ができ、本選考対策に活かせるためです。

また、インターンを通して企業や仕事への理解や自分との適性がわかれば、本選考を受けたい企業の選定にも役立てられます

瀧本博史

プロフィール

サマーインターンは、比較的長期のインターンが多いので、参加するとその企業のことがより詳しくわかり、社会人とは何かを知れたり、実際に働くイメージがつきやすくなります。

就活準備の進め方についてはこちらの記事で解説しています。就活のやり方に不安を感じている人はこちらの記事も併せて確認してくださいね。
就活のやり方は? 内定を勝ち取るために必要なすべてを徹底解説!

働くイメージを持つことができていない人

「働くイメージを持つことができない」という人も、多くいます。多くの学生は正社員として働いた経験がないため、イメージを簡単に持てないのも当たり前です。

しかし、自分が働く姿のイメージを持つことは、企業を選ぶうえでとても重要です。

インターンに参加して実際の企業で働く人の話を聞いたり、業務を体験したりすることで、自分がどのような企業で働きたいかや、どのような目標をもって仕事に取り組みたいかを考えましょう

また働くことに不安を感じている人も、働いている様子をみることで不安が緩和できたり、働く前の心構えができたりするため、サマーインターンに参加しておくことをおすすめします。

柴田 登子

プロフィール

「この会社で働く自分はどのような感じなのだろう」とイメージしながら参加してみましょう。

対応する社員の雰囲気や価値観は自分のそれと近いのかどうか、求められるアウトプットを出せそうかどうか、都度自分に問いかけながら参加すると良いでしょう。

学生時代に力を入れたことが思いつかない人

面接では、「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」の回答などで、学生時代に力を入れたことをアピールする機会が多々あります。しかし学生時代に力を入れたことが特に思いつかない人もいるのではないでしょうか。

インターンは、「学生時代に力をいれたこと」として、アピールが可能な経験です。学生時代を振り返り、特にアピールできる経験がないと思う人は、夏の時期にサマーインターンに参加して用意しておきましょう。

ただし、セミナー型のインターンや短期間のインターンは、アピールとして評価されないこともあるため注意が必要です。経験としてアピールしたい場合は、長期間実施する実務体験型のインターンなどを選びましょう

ガクチカの作成方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
人事を惹きつけるガクチカの書き方5ステップ|例文12選付き

人気企業の内定を目指している人

大手企業や知名度の高い企業などの人気企業の内定を目指している人は、サマーインターンを活用することがおすすめです。

人気企業は応募者が多いため、採用担当者の印象にまずは残らなければなりません。少しでも印象に残るためには、サマーインターンに参加して選考前に接点を持っておくと良いです

また、インターンに参加して企業研究をおこなったうえで志望動機などを作成すると、説得力のある回答を準備できます。

アドバイザーコメント

自分に自信が持てない人ほどインターンシップに参加しよう

あまり周囲に馴染めず、友人もさほど多くない。リーダーシップやイニシアチブを取れない。

上記のように、自信を持てずに学生時代を過ごした人は、そんな自分が就職したってうまくいくはずがない、と思い込んでしまっているのではないでしょうか。

しかし、そう考える人ほど知ってほしいのは「職場は学校とはまったく別物」であるということです。

学校では見出せなかった自分の可能性に気付けるチャンス

学校は基本的に同じ世代の人が教室という一つの場に集まり、やること、つまり学習する内容も全員が同じです。しかし就職すれば執務をする場は自分のオフィスだけではありません。

他部署や取引先、何らかの現場など多岐にわたります。仕事内容も、同じ部署であったとしても担当が細かく分かれており、全く同じことをやっている人はまずいません。

これだけ学校とは環境が違うので、これまで学校という組織に馴染めなかった人でも、就職すると能力が開花する人はかなりいます。

どうせ自分なんて、と思う人はとにかくインターンシップで会社と言う組織を体験してください。画一的になりがちな学校とは違う環境だと、自分の能力を発揮できることを発見できるかもしれません。

5ステップ! サマーインターンの参加方法

サマーインターンの参加方法

  • 自己分析をする
  • サマーインターンを探して応募する
  • 選考を受ける
  • サマーインターンに参加する
  • お礼のメールを送る

サマーインターンのメリットや参加すべき人の特徴を理解して、参加したいと思っても、何から始めるべきか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。

ここからは、サマーインターンを探す前の準備から、参加した後までの流れを解説します。きちんと流れを把握して、対策を進めましょう。

次の記事では、就活全体の流れについてより詳しく解説しています。あわせて読んでみてくださいね。
就活の流れを5ステップで解説! 時期別の選考対策も紹介

ステップ①自己分析をする

サマーインターンに参加する前に自己分析をおこないましょう。自分は何がやってみたいのかや将来どうなりたいのかを整理しておくことで、インターン先の企業を選ぶ際や選考時に活かせます

サマーインターンに応募する時点では、自己分析を初めておこなう人も多く、難しそうだと感じるかもしれません。しかし、現時点からさかのぼってこれまでおこなってきた勉強、アルバイト経験、サークル活動などで印象に残った出来事を振り返ってみると意外に簡単にできます。

たとえば「自分史」という方法がおすすめです。過去の経験を深掘りし、自分の価値観を明確にしましょう。また分析した結果をもとに、向いている環境や重視したい価値観を把握して、企業選びに活かしてください。

自分史のフォーマット

たとえば「人とのつながりに幸せを感じる」といった価値観が導き出せたら、「顧客と直接かかわる仕事」や「個人プレーよりもチームでおこなう仕事」を基準にサマーインターン先を選ぶことができます。

木村 千恵子

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自分は何を経験したいのか、何を目的としてインターンシップに参加したいのか。言い換えれば、今の自分が何を考えているのかを知ることが非常に大切です。その自分自身を理解するために、自己分析をすることが重要になります。

自己分析のやり方はこちらの記事で解説しています。自己分析について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

ステップ②サマーインターンを探して応募する

自己分析で、自分自身の興味関心を整理できたら、その基準にあった企業や、参加目的にあったサマーインターンを探しましょう。

さまざまな探し方がありますが、一つの探し方だけでは必要な情報を得られないこともあるため、複数の方法を使って、自分に合うサマーインターンを探してみてください

サマーインターンの探し方

  1. 企業のホームページ(HP)
  2. 就活サイト
  3. OB・OG
  4. 大学のキャリアセンター

瀧本博史

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参加することでどのようなことが学べるかという目的をはっきりさせておきましょう。中には報酬が支払われるものもありますが、お金だけを目的とせず、参加することで社員としての実感が持てるようなインターンを探しましょう。

これからインターンの準備をする人は、以下の記事を参考にしながら進めていきましょう。
インターンは準備が成功の分かれ道! 万全の用意で企業の心をつかもう

探し方①企業のホームページ

企業によっては、就活サイトや大学のキャリアセンターなどには情報を掲載せず、企業のHPや特設サイトのみで募集をかけている場合もあります。

気になっている企業がある場合は、その企業名で検索してHPを確認しましょう。「〇〇(企業名) サマーインターン 2024」などと検索エンジンに入れると、知りたい情報を見つけやすくなります

また、企業のHPだけでなくTwitterやInstagramなどのSNSも確認しましょう。最近では、インターン情報をSNSに記載する企業も増加しています。

探し方②就活サイト

就活総合ナビサイトのインターン特設ページや、インターンに特化した就活サイトを使って、サマーインターンを探す方法もあります。

就活サイトを利用してサマーインターンを探すメリットは、あらゆるサマーインターンを一気に探し比較検討できるところです

また、サマーインターンの応募情報だけでなく、インターンに関する基礎知識や、経験者の体験談なども掲載されています。サマーインターンに参加しようと考えている人は、一度目を通してみることをおすすめします。

探し方③合同説明会

サマーインターンの募集が開始する時期に、複数の企業を集めたサマーインターンの合同説明会が開催されています。就活サイトや大学のキャリアセンターなどでイベント情報を手に入れられるため、確認してみましょう。

合同説明会に参加すると複数の企業の情報を得られるため、まだどのようなサマーインターンに参加すべきか悩んでいる人や、比較検討して応募企業を決めたい人におすすめの方法です

インターネットでもサマーインターンの情報を得られる場合がほとんどですが、合同説明会では直接企業の人と話せるため、雰囲気を捉えられたり、より深い情報を集められたりするメリットがあります。

また、イベントは多数の企業が参加しているため、今まで知らなかった企業を知るきっかけにもなり、視野が広がる可能性もあります。

探し方④OB・OG

サマーインターンに参加経験のあるOB・OGに紹介してもらうのも一つの方法です。自分の興味のある企業で働いているOB・OGや、志望する企業や業界のサマーインターンに参加経験があるOB・OGに積極的に話を聞いてみましょう。

経験者の話を聞くことで、プラス面だけでなくマイナス面まで知ることができます。「サマーインターンに参加してみたが、想像と違った」と良くないギャップが生まれないためにも、経験者の話を聞いておくと安心です。

OB・OGにサマーインターンを紹介してもらいたい場合、どのように依頼すれば失礼がないでしょうか?

柴田 登子

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インターンに参加したい理由を具体的に伝えよう

サマーインターンへの参加は情報収集的な要素が強いです。しかし「なんとなく業界や企業のことが知りたいから見てみようと思った」といったニュアンスでOB・OGにダイレクトに伝えるのは失礼です。

なぜその会社のインターンをやりたいのか、他ではなくこの会社を選んだ理由がしっかり示せるように、企業研究や情報収集をしてからコンタクトを取りましょう。

OB・OG訪問をするための準備やマナーがわからない人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅

探し方⑤大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターにもサマーインターンの情報が集まっているため、活用しましょう。

就活サイトには掲載されていない、企業から直接大学側に届いた募集などもあり、特定の学校を対象にしているサマーインターンが見つかる可能性もあります

サマーインターンの参加目的をキャリアセンターの職員に伝えると、おすすめを紹介してもらえたり、選考に関する相談に乗ってもらえたりします。

紹介数が多いわけではないため、より自分に合ったサマーインターン先を見つけるためには、他の探し方と併用して利用することがおすすめです。

ステップ③選考を受ける

参加したいサマーインターンが決まったら、応募して選考を受けましょう。

サマーインターンの選考でよくある選考内容は以下です。選考内容の概要と、どのような点を担当者が見ているのかを解説するので、どういったポイントを意識して対策するべきか、ここで確認しておきましょう

サマーインターンの選考でよくある選考内容

  • 書類選考
  • 適性検査
  • グループディスカッション
  • 面接
選考対策をする時間がなかなかないのですが、中途半端な対策で選考を受けるくらいなら、選考のないインターンに参加する方が良いのでしょうか?

木村 千恵子

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限られた時間の範囲で選考対策をしよう

対象企業のインターンの選考方針について、外からは具体的にはわからないケースもあります。

参加の目的がはっきりしている場合は、選考対策の時間が取れないことだけを理由で参加を諦めてしまう必要はありません。

競争率が高いインターンでも、まとまった対策をする時間が取れなくても、対策する項目を絞って隙間時間を活用するなど、時間が許す範囲で可能な限りの対策をおこなうようにしましょう。

こちらの記事では、就活を面倒に感じる人に向けて、効率の良い対策方法を解説しています。対策の時間があまりとれない人は参考にしましょう。
就活の面倒が一気になくなる方法14選|前向きに進める秘訣も解説

書類選考

インターンの選考の第一段階として多くの企業で実施されているのが、書類選考です。履歴書やESなどの書類を提出します。

履歴書は基本的な項目が決まっており、氏名・年齢・住所・証明写真・学歴・資格・志望動機などです。市販の履歴書と大学指定の履歴書がありますが、企業からの指定がなければ大学指定の履歴書を使用しましょう。

ESは、記入項目を企業が決めて作るもので、企業によって質問内容は異なります。自己PRや志望動機が一般的な質問で、自分の価値観や能力を伝えられます。

書類選考は選考の第一段階として位置づけられているほか、面接時の参考資料としても使われます。選考が書類選考のみで、履歴書とESのみでサマーインターンの参加者を決める企業もあるため、しっかり準備しましょう

書類選考で担当者が見ているポイント

  • サマーインターン参加に必要なスキルを持っているか
  • サマーインターンに意欲的に取り組めるか
  • サマーインターンに参加したい熱意が伝わるか
  • 基本的なマナーを守れているか

柴田 登子

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インターンシップだからとにかくあれこれ見てみたい、と漠然と応募してきたのではなく、企業のことをしっかり調べ、把握したうえで申し込んでいることを伝えるようにしましょう。

なぜ他ではなく「その企業」のインターンシップに参加しなければならないのかを明確にまとめてください。

インターンの申し込みで必要な履歴書ですが、書き方がわからない人も多いと思います。以下の記事では書き方をまとめているので参考にしてみてください。
インターンの履歴書の書き方|履歴書の選び方や作成時の注意点も解説

インターンのESの書き方はこちらの記事で解説しています。事前に目を通して書類選考突破を目指しましょう。
インターンシップ参加を掴むエントリーシートの書き方|例文あり

本選考における書類選考対策は、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて確認しておきましょう。
書類選考で落ちる学生必見! 現状を打破する5つの基本を徹底解説

適性検査

サマーインターンの選考で、適性検査をおこなう企業もあります。

適性検査は、自宅のパソコンを使ってインターネット上で受検するWEBテストが主流です。WEBテストは、一般的には能力検査と性格検査からなり、学生の基礎的な能力と人となりを測ります。

適性検査の例

  • SPI
  • 玉手箱
  • CAB
  • GAB

適性検査はそれぞれ特徴や難易度が異なるため、テストによって違う対策が必要です。サマーインターンの選考を受ける際は、どの種類の適性検査を受けることになるのか、事前に確認し対策できると安心です。

適性検査で担当者が見ているポイント

  • サマーインターンのプログラムに対して適性があるか
  • 職種や仕事内容に適した能力は備わっているか

木村 千恵子

プロフィール

適性検査は、インターンの場合も本選考の場合も、書類選考以外の客観的な判断基準で多数の応募者を絞るための手段です。

業界や業種に対する自分の適性が数値で客観的に判断されることを踏まえて、苦手な種類のテストを集中的に対策することをおすすめします。

適性検査対策は、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて確認しておきましょう。
適性試験完全ガイド|試験内容から合格必至の勉強方法まで解説

グループディスカッション

サマーインターンの選考の過程でグループディスカッションをおこなう企業もあります。

グループディスカッションとは

複数の学生が一つのテーマを与えられ、ディスカッションをおこない、答えを導き発表する。面接官から何か質問されるわけではなく、プロセスを審査される。

議論するテーマは、企業によってさまざまですが、企業のサービスや商品にかかわる内容となる場合もあります。どのようなテーマで議論するかはその場で発表されることが大半です。

グループディスカッションのテーマ例

  • 外国人観光客を増やすためにはどうすればよいか
  • ペンの魅力についてアピールしてください
  • 商品Aの売り上げを伸ばすにはどうしたらよいか
  • 100万円を1時間で使うなら何に使うか
  • 満員電車をなくすためにはどうすべきか
  • 高校生の制服は必要か不要か

グループディスカッションで担当者が見ているポイント

  • 議論を進行するリーダーシップがあるか
  • ほかの人にも配慮する協調性があるか
  • 論理的に考えて自分の意見を発言できるか
  • 対立する意見にも耳を傾けることができるか

瀧本博史

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グループディスカッションの概要を学生があらかじめ勉強していると、選考をスムーズに進めることができ、企業側は好印象を持ちやすくなります。

やったことがないのは問題ありませんが、段取りは知ったうえで参加してほしいと考える担当者が多いでしょう。

選考でグループワークが用いられることもあります。グループワークの対策やグループディスカッションとの違いはこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。
グループワークは何が見られている? 進め方や対策など徹底解説

面接

サマーインターンシップの選考で、面接をおこなう企業もあります。面接は1回の企業もあれば、応募者が多い場合は複数回おこなわれることもあります。

質問内容は、書類選考時に提出したESや履歴書に沿って質問されることが多いです。本選考の面接では「なぜ自社で働きたいのか」を重視しますが、サマーインターンの選考時は、企業への理解度よりも「インターンで何を得たいのか」を重視する傾向にあります。

面接は、個人面接だけでなくグループ面接になることもあります。どちらの形式でも、なぜこのサマーインターンに参加したいのかや、自分のどのような点を活かしてサマーインターンに参加したいのかなどを答えられるように準備しましょう。

面接で担当者が見ているポイント

  • サマーインターンの内容に合った目的意識を明確に持っているか
  • サマーインターンに参加したい熱意が伝わるか
  • サマーインターンのプログラムに対して適性があるか
  • 基本的なビジネスマナーがあるか

柴田 登子

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漠然と業界や企業に対する理解を深めたいと伝えるよりも、インターンシップにおける自分なりの目的を話したほうが良いでしょう。

たとえば、企業の仕組みや雰囲気などではなく、仕事の進め方や求められるスキル、価値観などを確認したい、と具体的に伝えましょう。

インターンでの面接対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて確認してみてくださいね。
インターンシップの面接を突破する3つのカギ|質問と回答例12選

本選考における面接対策は、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて確認しておきましょう。
面接のコツ|通過率を飛躍的に上げる初心者必見の対策を解説

ステップ④サマーインターンに参加する

サマーインターンに参加する際は、事前のスケジュール管理をしっかりおこない、遅刻や欠席がないように注意しましょう。

また、参加目的を振り返り、何を知りたいのかや、何を学びたいのかなどを事前に整理しておくことが重要です。選考を突破して参加できれば良いのではなく、就活や今後の仕事に活かせるような経験を得ることが重要です

数少ないチャンスを有意義なものにできるように、目的意識を持って参加しましょう。

ステップ⑤お礼のメールを送る

サマーインターンに参加した後は、企業に感謝の気持を伝えるお礼のメールを送りましょう。タイミングは当日がベストですが、遅くても翌日までには送ると良いです。

お礼のメールはマナーとして必ずやらなくてはならないことではありません。しかし、時間を割いてインターンを開催してくれたことを当たり前に思わず、感謝の気持ちをしっかりと企業へ伝えるようにしましょう。

内容に決まりはありませんが、定型文だと印象に残りません。サマーインターンに参加してどのように感じたかや、どのような学びがあったかなどの感想を盛り込むと、サマーインターンに主体的に取り組んでいたことが伝わりやすくなります

お礼の例文

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名インターンシップのお礼【◯◯大学 ◯◯◯◯】

◯◯株式会社
人事部人事課
◯◯様

お世話になっております。
◯月◯日から本日までのインターンシップに参加させていただいた
◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。

この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

今回のプログラムを通し、貴社での働き方や事業内容に対する具体的なイメージを持つことができました。

参加前は、個人で販売活動をおこなうイメージを持っていましたが、グループワークでの業務体験を通して、目標を達成させるためには、仲間とのチームワークが重要であることを学びました。

また、〇〇様から、仕事に対する考え方や社会人としての心構えについても教えていただき、大変勉強になりました。

お忙しい中、丁寧にご指導いただきありがとうございました。

貴社の新卒採用選考にもぜひエントリーさせて頂きたく存じます。引き続きなにとぞよろしくお願い申し上げます。

末筆ながら貴社のご発展と皆様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
——————————————————
◯◯◯◯(氏名)(◯◯◯◯(ふりがな))
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯年
携帯電話:080−XXXX−XXXX
メールアドレス:◯◯◯◯@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
——————————————————

お礼メールが今後の評価に影響することはあるのでしょうか?

瀧本博史

プロフィール

期待はできないがプラスに影響することもある

お礼メールがあるからといって選考の評価が覆ることはありませんが、採用候補者が2名いて、どちらも同じ成績だった場合は、より丁寧な行動ができる人の方が優遇されることがあります。

また、お礼メールを送ってきた学生に対して、入社後も顧客に対してこのような丁寧な対応をしてくれるのではないかという期待値を持つ企業もあります。

インターン参加後にインターンの感想を求める企業もあります。以下の記事ではインターンの感想について詳しく解説しているので参考にしてみてください。
例文6選|インターンの感想で人事の心を捉える秘訣と王道構成を解説

あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「性格診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

目的に応じて考えよう! サマーインターンを選ぶ基準

サマーインターンを選ぶ基準

  • 業界から選ぶ
  • 職種から選ぶ
  • 期間から選ぶ
  • プログラム内容から選ぶ

サマーインターン先を選ぶにあたって、何を基準に選ぶか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。

サマーインターンでより有意義な時間を過ごすためには、自分の目的に合ったインターン先を選ぶことが重要です。

反対に、選び方を間違えてしまったり、なんとなく選んでしまったりすると、思うような成果を得られない可能性もあります。

ここからは、サマーインターンを選ぶ際の基準を解説します。自分のサマーインターンに参加する目的と照らし合わせて、どのように選ぶべきか考えてみてください。

①業界から選ぶ

自分が興味を持っている商品やサービスに関連する業界の中から、参加するインターンシップを選ぶのも一つの方法です。きっかけは「好きだから」や「なんとなく興味がある」などの些細なものでも問題ありません。

また、志望企業や業界が明確に決まっている人は、同じ業界内で複数応募して比較検討する方法もおすすめです

「志望企業だけ応募すれば良いのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、同業他社の情報を理解していると、業界の課題や業界の中での企業のポジションなどが理解でき、志望企業の研究につながることもあります。

業界から選ぶやり方がおすすめの人

  • 業界・企業研究をしたい
  • 同じ業界の複数企業を受けて比較したい
興味のある業界というだけでサマーインターンに参加しても良いのでしょうか? 周りから浮かないか心配です。

柴田 登子

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時間に余裕があるなら参加しよう

自分が志望する業界や企業が絞り込めているのなら、そちらのインターンシップに参加した方が良いとは思います。しかし時間に余裕があるのなら、興味があるだけの業界のものにも参加してみても良いと思います。

企業の内側を垣間見ることで、調べただけでは気づかなかった自分との相性の良さを見いだせるかもしれません。

ただし、事前のリサーチをよりしっかりおこない、企業のどこをチェックするのかあらかじめ考えておくなど念入りに準備をしておきましょう。

そもそもどんな業界があるかわかっていない人は、こちらの記事も参考にしてください。
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!

どの業界が自分に合っているのかわからない人はこちらの記事もおすすめです。業界を絞るメリットや自分に合った業界の見つけ方を解説しています。
業界の絞り方で就活失敗? 後悔しない絞り方7選と必須の準備を解説

②職種から選ぶ

志望する業界や企業が決まっていなくても、興味のある仕事や、やりたい仕事がある人は、職種から選ぶ方法もおすすめです。

職種によっては、一つの業界に限らず、さまざまな業界で活躍しているものもあります。「販売がやりたい」などとやりたいことがある人は、早い時期に参加できるメリットを活かして業界を絞りきらずに選択すると、視野が狭くなりすぎず、選択肢を増やして企業選定ができます

たとえば、販売をやりたい人は保険・アパレル・不動産など複数の業界のサマーインターンをしてみるなどです。販売職といっても、業種や商材によって仕事内容やスタイルはさまざまです。異なる業界や企業のサマーインターンに複数参加してみると、どのタイプの販売職が合っているのかが見えてくるはずです。

職種から選ぶやり方がおすすめの人

  • やりたい仕事について詳しく知りたい
  • 志望する職種は決まっているが、業界が決まっていない

木村 千恵子

プロフィール

職種で選ぶメリットは、どのような職種でも入社後の職場や事業内容についてより具体的なイメージを持つことができる点でしょう。

ただし、デメリットとして、特定の職種にこだわりすぎると、他の職種に対する適性があったとしても見過ごしてしまう可能性が挙げられます。

そもそもどんな職種があるのかわからない人や、各職種の特徴を詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
職種の種類一覧を徹底解説! 業種・業界・職業との違いも押さえよう

③期間から選ぶ

「たくさんの企業を見てみたい人」は短期、「じっくりとその企業について詳しく学びたい人」は長期と、目的に合わせて期間を選ぶ方法もおすすめです。

短期のサマーインターンで得られる情報は限られますが、複数の企業に参加する時間を確保でき、さまざまな業界や企業を知るきっかけにできます。夏の段階でさまざまな情報を得て、自分に合う企業はどんなところか考えておけば、納得感のある就活ができます

長期のサマーインターンは、拘束時間が長いですが、企業について深く知れたり、社員とコミュニケーションを取ることで社風を感じ取れたりと、自分に合った企業かどうかを判断できます。

期間から選ぶやり方がおすすめの人

  • 短期の場合
    複数の企業でインターンをして、比較検討したい
    とにかくたくさんの企業を見てみたい
    夏の間に企業選びの軸を定めたい
    アルバイトなど他の予定と両立したい
  • 長期の場合
    企業について詳しく知りたい  
    スキルを身に付けたい
    選考を有利に進めたい
    自己PRやガクチカのアピール材料にしたい
短期間のサマーインターンでも意味があるのでしょうか?やはり長期のインターンに参加している学生のほうが選考時に印象が良いですか?

木村 千恵子

プロフィール

期間よりも明確な参加目的があるかどうかが大切

インターンプログラムの実施期間は企業側の都合によって決定されるため、必ずしも長期のインターンを実施できる企業ばかりではありません。

そのため、参加について目的意識と学びとして活かす姿勢を持っている学生の場合は、短期のサマーインターンの参加であっても選考時に重視する企業もあります。

一方で、明確な参加目的を持って長期インターンを経験したうえで、自分が志望する業界や業種をしっかり分析していることが伺える学生に対しては、良い印象を持たれる可能性が高いと考えられます。

④プログラム内容から選ぶ

サマーインターンに参加する目的からプログラム内容を選ぶ方法もおすすめです。

たとえば、「実際の仕事を体験してみたい」という人は、業務体験が含まれているプログラムを選ぶと良いです。

同じ業界でも企業によってプログラム内容はさまざまで、そこから学べることも異なります。「業務体験」と記載されていても「実際に業務をおこなうのか」「疑似的な環境で体験するのか」などもあわせて確認してみてください

プログラム内容でインターン先を選ぶ例

  • 自分の適性に合っている仕事か確認したい→業務体験があるプログラム型のサマーインターン
  • 実際の業務に携わりたい→就業型のサマーインターン
  • 企業の概要がしりたい→会社説明と座談会のみのサマーインターン

アドバイザーコメント

参加したいサマーインターンの優先順位を決めておこう

サマーインターンを選ぶ際、プログラムの内容はもちろん重要ですが、本命の志望企業のサマーインターン日程を軸に考えた場合、その日程が決まれば他に参加可能なインターン案件は自然に候補が絞られていきます。

その点、自分が一番経験したいインターンの実施日程をまず押さえることが重要です。そして、次に参加できる日程のインターンプログラムの中から優先順位を決めていくのが、現実的な選び方となります。

また、日程面とは別にプログラムの内容や業界・業種が異なる企業のインターンを選ぶなど、できるだけ多種多様なインターンプログラムを経験することを念頭に置いて選ぶのもおすすめです。

参加実績を作ることを目的にするのは避けよう

興味を持った業界や業種について理解を深めることを目的としたインターンの参加はもちろん問題ありません。しかし、インターンの実施は企業にとって社内の人的な時間と労力を必要とするものです。

したがって、インターンとしての参加実績を作って就職を有利にしたいからといって、興味が無いのに参加しやすいという理由で選択するのは、企業に対して失礼になるので控えましょう。

サマーインターンを選ぶ際の注意点

サマーインターンを選ぶ基準を解説しましたが、間違った方法で選んでしまうと効果が弱くなったり、参加する機会を逃してしまったりするため注意が必要です。

ここからはサマーインターンを選ぶ際の注意点を解説します。よく確認して「こんなはずじゃなかったのに」とあとから後悔しないように、ポイントを押さえましょう。

知名度の高さだけで選ばない

サマーインターンを選ぶ際、大手企業や有名企業に応募すれば間違いないと考える学生もいるのではないでしょうか。

しかし、知名度だけを優先して選んだサマーインターン先に参加したとしても、自分の目的に合っていなければ、得るものがない時間を過ごすだけで終わってしまう可能性があります。

また、知名度の高い企業サマーインターンは応募者が多く、選考を通過するのは容易ではありません。人気の企業ばかりにエントリーすると、すべての選考で落ちてしまい、1社も参加できなくなる可能性があるため注意しましょう。

とにかく大手企業に入りたいと考えています。その場合は、大手のサマーインターンへの応募だけで問題ないでしょうか?

瀧本博史

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取引先のインターンにも参加するのがおすすめ

時間がとれるなら大手企業の取引先のインターンにも参加しましょう。

そうすることで、取引先がどのように大手企業と良い関係性を築いているのか、実際に自分が大手企業で働いた場合に取引先に対してどんなことに気をつけて働けば良いのかなどを学べる機会となります。

大手企業が取引先に対してどのようなスタンスをとっているのかを知ることで、その大手企業の違った一面を知ることができるかもしれません。

スケジュール管理をおろそかにしない

自分にとって最適なサマーインターン先が見つかったとしても、スケジュールが合わなければ参加できません。エントリーする前に必ず実施日程を確認しましょう。

特に、複数のサマーインターンにエントリーする場合は、日程がかぶっていないか確認しましょう。

申し込んだあとに日程が合わずにキャンセルするのは、企業側に迷惑がかかってしまうので、事前によく確認してください

行きたいサマーインターンの日程がかぶってしまっています。どちらも選考を通過できるとは限らないので、両方応募しても良いのでしょうか?

柴田 登子

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選考を進めながらなるべく早い段階で絞ろう

応募するだけなら同時並行でも問題ありません。しかし、選考が進めばそういう訳にもいきません。

各段階でどの社のインターンシップに参加したいのか、あるいは企業との相性が良いのはどこなのか、などを明確にしながら最終選考の前までに絞り込みましょう。

最後まで迷いに迷って複数社からOKが出てしまい、辞退することになってしまわないよう気を付けてください。

候補を絞りすぎない

自己分析や企業分析を進める中で、「〇〇会社の営業職で働きたい」「自分には〇〇会社の販売職が合っている」などと候補先を絞りすぎてしまうと、自分自身の選択肢を狭めてしまうことにつながります。

サマーインターンに参加する期間は夏と本選考までに時間の余裕があるため、将来の選択肢を広げるためにもインターン先は候補を絞りすぎないように心がけましょう。

たとえば、A社が第一志望と決まっているのであれば、A社と同業界の企業や、関連会社のサマーインターンに参加するのも良いです。企業によって顧客層や業務内容が異なり、比較することで志望する企業の特徴や業界内での立ち位置を捉えられ、業界や職種を理解するのに役立ちます

ポイントを押さえて突破しよう! サマーインターンの選考対策

サマーインターンの多くは選考を必要とし、倍率も本選考並みやそれ以上に高いこともあります。そのため、しっかりとした対策をして臨まなくては、希望のサマーインターンに参加できないこともあります。

ここからは、サマーインターンの選考対策を解説します。参考にして万全な準備をしていきましょう。

瀧本博史

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選考のある企業は受け入れ人数に制限がある、もしくは人気企業が多いので、体感ですが、一般的な選考倍率は2倍から10倍と考えておくと良いでしょう。

筆記試験対策

筆記試験は選考の早い段階でおこなう企業が多く、筆記試験を突破しなくては、直接面接官にアピールするチャンスを得られない場合もあります。面接対策に目がいきがちですが、筆記試験対策もしっかりおこないましょう。

筆記試験のタイミング例

  • ESの提出と同時に受検する
  • 一次面接と二次面接の間に受検する

筆記試験は、出題傾向や回答のパターンを把握して学習すれば、比較的短時間の勉強で対策できます。制限時間があったり、問題の形式が異なったりするため、対策をしているか否かで結果を大きく左右する可能性もあります

本選考でも多く取り入れられているので、サマーインターンの時期から勉強しておきましょう。

また、実施頻度は少ないのですが、業界や職種、時事に関するテーマをもとに、小論文や英文が出される場合もあります。

自分が受ける企業が筆記試験を実施しているのかや、どのような出題傾向があるのか事前に情報を集めましょう。

柴田 登子

プロフィール

筆記試験が課される業界や企業はさまざまですが、往々にして知名度や人気の高い会社であると言えるでしょう。応募者が何千人と殺到したら全員を受け入れるわけにもいかないので、より優秀で能力のある人に絞り込みたい、という狙いかと思います。

小論文の対策はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
例文6選|就職活動の小論文の書き方は7ステップで高評価!

面接対策

面接を突破するためには、頻出質問の対策をおこないましょう。具体的には次のような質問がよくある質問です。自分の魅力を最大限伝えられるように、準備しておきましょう

よくある質問

  1. 志望動機
  2. 自己PR
  3. インターンで身に付けたいスキルや目標
  4. 逆質問

インターンの面接対策はこちらの記事で詳しく解説しています。面接に自信がない人は、事前に確認しておきましょう。
インターンシップの面接を突破する3つのカギ|質問と回答例12選

面接を受けたことがないので不安です……。どの程度対策をしておくべきでしょうか?

木村 千恵子

プロフィール

模擬面接は必ず実施しておこう

面接は、事前準備で本番でのパフォーマンスが大きく変わります。したがって、学校のキャリアセンターや友人などに助けてもらい、模擬面接を何回かおこなって対策することをおすすめします。

企業によって方針は異なりますが、一般的に、新卒の場合の面接は内定が出るまでに通常3回程度実施され、基本的に毎回面接の目的や面接官が変わります。

通常の例では、初回面接は人事担当者、2回目は現場の担当者、3回目は役員がそれぞれ面接に立ち会います。そのため、各回の面接を突破するには、面接の目的を理解したうえで対策する必要があります。

したがって、毎回の面接に臨む前に、適切な模擬面接などをしておくのが理想的な対策と言えるでしょう。

模擬面接のやり方はこちらの記事で解説しているので、効果的な模擬面接の方法を知りたい人は、併せて参考にしてください。
模擬面接の効果を発揮させる6つのコツ|準備から進め方まで一挙解説

よくある質問①志望動機

サマーインターンへの熱意やインターンに合った目的意識があるかどうかを確認するために、志望動機は必ずと言っていいほど聞かれる質問です。

注意すべき点は、サマーインターン選考での志望動機は、「企業への志望動機」と言うよりは「サマーインターンのプログラムへの志望動機」ということです

企業への志望動機を述べること自体は問題ないのですが、サマーインターンへのプログラムについての志望動機が弱いと、面接官の質問の意図とずれてしまいます。

また、どの企業でも答えられるような内容だと、「他のインターンでも良いのでは」と思われてしまう可能性があります。

サマーインターンに関心をもったきっかけや、目的を明確にして説得力のある回答をしましょう。

木村 千恵子

プロフィール

同じサマーインターンでも、企業の規模や方針によってそのプログラムの内容は異なるはずです。事前にわかっている情報が限られている場合でも、できるだけその企業のプログラムの特長を理解し、その内容に合った志望動機を伝えることが大切です。

インターンの志望動機作成のコツや伝え方はこちらの記事で解説しています。あわせて確認してみてくださいね。
例文19選|インターンシップの志望動機づくりはこれで完璧!

志望動機の例

私が御社のインターンシップを志望する理由は、業務内容について詳しく知りたいと思ったからです。

姉が御社で結婚式を挙げた際に、姉夫婦だけでなく参列者全員が幸せな気持ちに包まれたことを感じ、ブライダル業界へのあこがれを抱きました。

また、姉夫婦がプランナーの方をとても信頼していたことが印象的で、どのようにして新郎新婦と信頼関係を構築し、結婚式という大切な一日をともに作り上げる存在になるのかが気になりました。

また、ブライダルの仕事は華やかさややりがいだけでなく、責任の重さなど大変な部分も多くあると考えており、外側からは見えない仕事の厳しさについても、本選考の前に理解しておきたいと考えています。

御社のインターンでは業務内容について、実際にプランナーの方のお話を聞くことができます。業務内容ややりがいだけでなく、仕事の厳しさについても学び、実際に入社したら自分がどのように顧客や企業に貢献できるかイメージしたいと考えています。

瀧本博史

プロフィール

上記の例文は、「外側からは見えない仕事の厳しさを知りたい」というインターンに参加する目的が明確になっているところが良いですね。

惜しいところは、単なる「あこがれ」ではなく、仕事そのものの魅力について書かれていればもっと良くなると思います。

本選考の志望動機の対策をしておきたい人は、こちらの記事で解説しているので参考にしてください。

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面接
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

よくある質問②自己PR

学生がインターンでどのように活躍できるのかや、活かせるスキルはあるのかを知るために「自己PRをしてください」と言われることもよくあります。

インターンの内容とリンクさせて述べると、どのように活躍できるのか面接官がイメージしやすくなります

柴田 登子

プロフィール

インターンシップへの参加が採用につながることも少なくないので、企業にマッチする人材であることをアピールするのは必須です。「インターンシップに参加するのもその認識が正しいものであるかを確かめたい」と締めくくると良いでしょう。

自己PRの例

私は継続力があり、目標に向けてひたむきに努力ができます。

大学では吹奏楽部に所属しており、3年間毎日休まず練習を積み重ねたことで、最後の演奏会ではトランペットを担当する10人の中から目標としていたソロパートに選ばれました。

御社のインターンでは、営業の模擬体験ができます。目標に向けて努力を継続できる私の強みを活かし、結果がでるまで試行錯誤しながら取り組むことで、営業としての考え方や業務内容への理解を深めたいと考えています。

木村 千恵子

プロフィール

企業のインターンプログラムを理解したアピールポイントになっていますね。

「結果がでるまで試行錯誤」については、企業がインターンに期待するのが「一人で試行錯誤か」「周囲との協調性か」を理解したうえで書けていれば、効果的になると思います。

継続力をアピールしたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。
例文13選|「継続力」を魅せる自己PRの鉄則を職種・業界別に解説

こちらの記事で本選考に使える自己PRの作り方や例文を解説しています。あわせて確認してみてくださいね。

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例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説

面接
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よくある質問③インターンで身に付けたいスキルや目標

インターンで具体的にどのようなスキルを身に付けたいのかや、目標を聞かれることも多くあります。

この質問に回答するためには、事前にインターンのプログラム内容についてしっかり調べて、どのようなスキルを身に付けられるのか把握しておかなくてはなりません。また、企業側のサマーインターンを開催する目的をしっかり捉えることで、的外れな回答をすることを避けられます。

プログラムの内容を踏まえつつ、自分は何を得たいのかを考え、その理由についても明確に述べられるようにしましょう。

瀧本博史

プロフィール

インターン先は将来の社員候補として学生を見ている面もあるので、自分自身の成長につながることだけでなく、その成長を入社後にどうやってインターン先の企業に活かしていくのかを意識した回答をしたいところです。

インターンで身に付けたいスキルや目標の例

私がインターンで身に付けたいスキルは主体的に考えて行動する力です。

私は、目標を設定したあとは目標に向かって継続的に努力を続けられるのですが、自ら考えて行動する力が弱いと考えています。

たとえばテニス部の活動でも、部長に指示されたメニューを徹底的に練習することが多く、自ら主体的に練習メニューを提案することはあまりしてきませんでした。

しかし、就職活動に向けて自己分析をおこなう中で、このまま受け身の姿勢では自分自身が成長する機会を失ってしまううえに、チームに貢献できないと気が付きました。

御社のインターンでは、ワークを通してマーケティングの仕事を体験できます。指示されてから動くのではなく、主体的に自分の意見を述べたり、わからないことは質問したりすることで、受け身の自分を変え、御社で活躍できる人材になりたいと考えています。

柴田 登子

プロフィール

自分の短所がなぜ短所なのか、その所以を明確にしたうえで、インターンシップのプログラムにおいてどのように行動し、改善しようとしているのかが明確に述べてあります。

行動内容についても「自分の意見を述べる」「質問する」と具体的に示されているのでわかりやすいです。

よくある質問④逆質問

インターン面接の後半に「なにか質問はありますか」と逆質問をされることもあります。

逆質問は、ただ疑問を解消するだけでなく、熱意を伝えるチャンスです。プログラムへの参加意欲や、企業についてよく調べたことを伝えられる質問をすることがおすすめです

木村 千恵子

プロフィール

インターンの本選考への影響は気になるところですが、会社によって方針が異なるため注意が必要です。その話題も含めて、書類選考や面接までのプロセスの中で、すでに説明されていることについてうっかり質問しないように注意してください。

逆質問の例

・インターンに参加するまでに学んでおくと良いことはありますか。
・過去のインターンでどのような人材が活躍していましたか。
・インターンで具体的にどのようなことを学生に期待されているか教えてください。
・御社の法人営業にぜひ携わりたいと考えているのですが、インターンシップでもお話を伺うことができますか。
・活躍している社員の方に共通点はありますか。
・御社で働くうえで最も意識するべきポイントは何ですか。

瀧本博史

プロフィール

せっかくその企業の社員とつながれるので、資料からは知ることのできない「○○というビジョンをもとに、この先はどのような展開を考えておられますか」のような最新の生の声が聞ける質問をすると良いでしょう。

逆質問に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。本選考の内容ですが、インターンの面接でも活かせる質問を多数解説しているので、あわせて確認してみてください。
面接で「質問はありますか」と聞かれたら? 回答例66選を大公開

グループディスカッション対策

集団の中での立ち振る舞いや対応力を評価するために、グループディスカッションを選考に取り入れる企業もあります。

面接とは違い、テーマの予測も難しくメンバーによって流れが大きく変わるので、苦手意識をもつ学生も多いですが、面接官が何を評価しているかや、避けるべき対応を理解することで対策をとることができます。

グループディスカッションでは、協調性や積極性、論理的思考力、メンバーへの気配りなどの、チームで仕事をする際の対人能力が評価のポイントです

最初に役割を決めるとスムーズに議論をすすめられます。どの役割が有利ということはないため、自分の得意なことでチームに貢献できる役割を選びましょう。

役割意識すること
進行係メンバーの意見を限られた時間の中で整理し、結論を導く為に進行する役割。・メンバー全員が発言しやすい環境を作るよう意識する。
・議論の論点がずれていないか意識する。
書記係メンバーの意見を書き出し、
整理する役割。
・自分の主観で意見を取捨選択しない。
・自分以外の人にもわかりやすく書く。
・自分の意見を発言することを忘れない。
タイムキーパー経過時間を伝えるだけでなく、時間を管理する役割。・「意見を交換する」「結論をまとめる」「発表の練習をする」など時間配分を細かく管理する。
・予定通り議論が進まない場合は、「残り5分ですので、意見をまとめて結論を導きだしませんか?」などと働きかける。
・自分の意見を発言することを忘れない。
発表者議論して導き出した結果を発表する役割。・結論から先に述べ、
論理的な展開になるように意識する。
・聞き取りやすい声でハキハキ話す。
その他のメンバー表立った役割はなし。・積極的に議論に参加する。
・発言できていないメンバーや
困っているメンバーがいたらサポートする。
グループディスカッションの役割と意識すること
役割なしでも不利にならないでしょうか? 役割がなくても議論に貢献できるポイントがあれば教えてください。

瀧本博史

プロフィール

積極的に意見を出したり各意見をすり合わせてディスカッションを活発化させよう

役割がなくても不利にはなりません。むしろ話し合いに集中できるので、積極的に発言できる機会が増えます。

自分以外の誰かの発言を要約して、メンバー同士の目線を合わせるアシスト的な役割を果たせれば、議論に充分貢献できるでしょう。

グループディスカッションで避けるべき対応

  • 何も発言しない
    →積極的に発言する。あいづちを打ち参加している意思を表明する。
  • メンバーの意見を頭ごなしに否定する
    →自分と異なる意見でも相手の意見を受け入れたうえで自分の意見を述べる。
  • 自分の意見を長々と話す
    →他のメンバーにも配慮して簡潔に話す。

議論をしている中で、自分と異なる発言をする人や目立つ人をライバル視してしまう人もいますが、それでは逆効果になる可能性が高いです。グループディスカッションはチームプレーであり、良い結果を導くために議論していることを忘れないようにしましょう。

授業などでも積極的に議論をするのは得意ではありません……。どんなことを意識してグループディスカッションに臨めばいいのでしょうか?

柴田 登子

プロフィール

議論の進行・調整役にチャレンジしてみよう

「自分の意見を伝えるのが得意でないからグループディスカッションが苦手」と言うのであれば、議論の進行・調整役を買って出てはどうでしょうか。

知らない人同士で展開されるディスカッションは、一人ひとりが好きなように意見を言うだけの場になることがよくあります。

進行役は一通り発言が出揃ったらどのような意見があったのかを整理し、さらなるコメントを募り、結論に導きます。これで自分の意見を述べることなくファシリテーション力のアピールができます。

事前準備が重要! サマーインターン参加前にやるべきこと

選考を通過すると、ついにサマーインターンに参加することができます。

サマーインターンをより有意義な時間にするためには、事前の準備が重要です。なんとなく参加して何も得ずに終わってしまったり、意図せず企業側からの評価を下げてしまったりしては、せっかくの機会がもったいないですよね。

事前準備がしっかりとできていれば、自信を持ってインターンに臨むことができます。自分は参加する準備ができているのか、確認してみてください。

基本知識は事前に押さえておく

サマーインターンの参加が決まったら、参加する企業の基本情報はしっかり押さえておきましょう。

グループワークで企業について話し合ったり、先輩社員に質問したりする際に、最低限の知識を持っていないと、積極的に発言できなかったり、説明されている内容が理解できなかったりする恐れがあります。

企業側は、サマーインターン参加時点で、学生に専門的な知識やスキルを求めていないことが多いです。しかし最低限の知識を持っていない学生に対しては、「意識が低い」と良くない印象を抱いてしまう可能性もあります

事前に押さえておくべき基本知識

  • 企業理念
  • 事業方針
  • 主な商品やサービス
  • IR情報
  • プレスリリース
  • 参加するサマーインターンのプログラム内容

サマーインターン参加までに把握しておきたい最低限の知識は、企業のHPから確認できます。

柴田 登子

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基本知識があれば、何も知らずに臨むよりも企業のことをより詳細に把握できます。また、同じ業界の企業のインターンを複数社まわるときにその業界に関する基本知識があれば、それぞれの会社の特徴や傾向など、比較検討ができます。

基本的なビジネスマナーを押さえておく

サマーインターンに参加し、ビジネスマナーを身に付けたいと考えている人もいるかも知れませんが、基本的なビジネスマナーは事前におさえておきましょう。

最低限のマナーが守れていないと、「やる気がない」「社会に出る心構えがない」とマイナスの印象を残してしまう可能性もあります

また、夏の段階でマナーを意識して習得しておけば、本選考時に役立てることもできます。

木村 千恵子

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マナーが意識できていない学生は、「インターンシップを軽く見ている」「就職活動に本気で取り組んでいない」という印象を持たれる可能性があります。

学年に関係なく、インターンに参加する気があるなら、基本的なビジネスマナーをしっかり守って参加しましょう。

服装面

企業側から服装の指定がない場合、インターン初日はスーツで参加するのが無難です。

服装が「自由」と記載されていたり、初日に社員の方から「私服で良い」などと言われた場合は、オフィスカジュアルで参加しましょう

オフィスカジュアルの特徴

髪型は、清潔感を意識し、表情がよく見えるようにしましょう。アクセサリーやメイクもオフィスの雰囲気に合わせるように意識してください。

身だしなみのチェックリスト

  • マナーを守った服装か確認する
  • メイクは濃すぎずナチュラルにする
  • 表情が見えやすい髪型にする
  • シワのなく清潔な服装か確認する
  • 靴の汚れがないか注意する
  • マスクは柄なしで白地が無難
  • 強い香水はつけない
服装「自由」と記載されているのですが、何を着ていけばいいのかわからないので、スーツで行っても問題ないでしょうか?

木村 千恵子

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スーツやオフィスカジュアルが無難

基本的にはスーツで問題ありません。もしその会社のOB・OGに話を聞く機会があれば、職場の雰囲気や過去のインターン生の様子などを教えてもらうと良いでしょう。

また、「自由」と言っても何でも良いわけではなく、基本的にはオフィスカジュアル程度と解釈しておくのが無難です。

つまり、たとえば夏であっても「Tシャツに短パン」のような服装は避けるべきです。「自由」という指定は、あえてその人の服装のセンスを見ようとしている可能性もあります。

そのため、服装だけでなく、身だしなみには十分注意し、清潔感のある髪型と持ち物を用意しておくことも忘れないでください。

服装に関する基本的なマナーはこちらの記事もあわせて参考にしてみてください。面接時の内容ですが、基本はインターンでも共通です。
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅

行動面

行動面のマナーもしっかりおさえましょう。企業側もサマーインターンの時点で完璧なマナーを求めてはいませんが、参加する礼儀として最低限のマナーは押さえるべきです。

特に業務体験型のプログラムに参加する場合、学生であってもインターン生も社員の一員として見られます。社員の人や企業に出入りする取引先の人の評価を下げないためにも、社員であることを意識し、マナーを守った行動をする必要があります

行動面のマナーのチェックリスト

  • 集合5~10分前には到着するようにする
  • スマートフォンはマナーモードにする
  • 挨拶と返事はきちんとする
  • メモを取る姿勢を見せる
  • 丁寧な言葉遣いを心掛ける
  • メールの返信は迅速におこなう

瀧本博史

プロフィール

どんなときでも表情は笑顔を意識してください。就活生には若者らしい振る舞いを期待しているので、不意に声をかけられたときにでも笑顔で対応できる学生は、さわやかな様子で好印象です。

就活で必要とされるマナーやルールについてはこちらの記事で解説しています。サマーインターンに参加する際も面接同様にマナーやルールを守る必要があるため、あわせて確認しておきましょう。
絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
面接ルールを知らないまま本番を迎えると不合格の可能性大!

参加目的を明確にする

サマーインターンを有意義な時間にするためには、参加する目的を明確にしておくことが重要です。

目的を明確にできると主体的に行動しやすくなり、より多くを学ぶことができます。一方で目的がなくとりあえず参加すると、学びも少なくなってしまいます。

サマーインターンに参加すること自体を目的にせず、経験を通して、どのような目的を達成したいのかを考えましょう

サマーインターンの参加目的の例

  • 多くの業界や企業への理解を深めたい
  • ビジネスに必要なスキルを身に付けたい
  • 人脈を広げたい
  • 就活を有利に進めたい
  • 社風を知りたい

アドバイザーコメント

サマーインターンを通して学んだ選考対策は今後役に立つ

インターンへ参加するためには、選考ありの企業への応募の場合も考えて、事前に「自己PR」「学生時代に力を入れて取り組んだこと」を考えておきましょう。

そして、「志望動機」「インターンで学びたいこと」を求める企業も多いので、企業選びと同時に業界研究もしておきましょう。これらについて一度添削を受けておけば、冬のインターンや本選考のときにも役立てることができます。

就活がスタートしたと捉え本腰を入れた準備をしよう

また、企業研究をする中でその企業の風土を知り、必要ならば髪を染めておくことも準備の一つです。

できればメイクも学んでおくと役立ちます。さらに、持ち物であるカバンや夏用スーツの準備も忘れてはいけません。オンラインでのインターンの場合は、マイクやカメラのチェックと部屋の明るさなども確認しておきましょう。

対面でのインターンなら、社員と会ったときに恥ずかしくないようマナーも学んでおきましょう。準備をしておくことで不意な事態でも焦らずに対応することができるだけでなく、心に余裕を作り、落ち着いた就職活動につなげることができます。

サマーインターンに参加する人必見! 本選考に活かすコツ5選

サマーインターンを本選考に活かすコツ

  • 積極的に質問をする
  • 広い視野を持って参加する
  • 会社の雰囲気や社風を感じ取る
  • 夏の間に人脈を作る
  • 振り返りをおこなう

サマーインターンに参加するメリットは前述の通りたくさんありますが、どうやって本選考に活かすのかを理解しなくては、活用できません。

ここからは、サマーインターンでの経験を本選考に活かすコツを解説します。しっかりと理解して、貴重な機会を十分に活かせるようにしましょう。

①積極的に質問をする

サマーインターンは社員と接する機会が多くあります。この貴重な機会を活かし、疑問に思ったことは積極的に質問しましょう。

質問することを躊躇してしまう学生もいますが、自分でよく考えたうえでの質問を、適切なタイミングで質問すれば問題ありません

しかし、HPに記載されているような、少し調べればわかることを質問するのは、「企業研究が不十分」と判断されてしまう恐れがあるため避けましょう。

就活が本格化する前の夏のインターンに参加しているメリットを活かし、「夏の間にしておくべきことはありますか?」などの質問をすることもおすすめです。

柴田 登子

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積極的に質問をされるのは誰でもうれしく感じます。自分に対して興味を持ち、話をよく聞いてくれたと感じるからです。

だからこそ、質問の中身がすでに説明されたことの繰り返しだったり、的を射ていないものだったりすると、逆にマイナスの印象になってしまいます。

正しく説明を聞き取れており、かつそれを深掘りしようとしている姿勢がわかるような質問ができると、とても良い印象を持たれます。

インターンで質問する際のコツや、質問の例はこちらの記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
インターンでおすすめの質問70選|深い情報を引き出す5つのコツ

②広い視野を持って参加する

実務体験型のインターンでは、自分の業務に集中しすぎるのではなく、広い視野を持って参加することを心がけましょう。

仕事は一人ではおこなえず、さまざまな人と協力しておこなうものです。自分がおこなう業務の後工程や前工程ではどのような人がかかわっているのかや、社員がおこなっている業務がどのようなものなのかを気にかけてみましょう。

業務の流れや全体像をつかむことで、より明確な入社後の仕事のイメージを持つことができます

またプロジェクト型やセミナー型のインターンでは、自分のことに集中しすぎるのではなく、他の学生の質問や発表についてもしっかりと目を向けましょう。良いところや知識を吸収することで、自分の成長にもつながります。

③会社の雰囲気や社風を感じ取る

サマーインターンでは実際に企業で働く社員の様子を見られるため、会社の雰囲気や社風を直接感じることができます。

企業の雰囲気が自分に合っているかは、とても重要なポイントです。どんなに仕事内容が自分のやりたいものでも、社風と合っていなければ居心地の悪さを感じ、最悪の場合早期離職につながってしまう可能性もあります

木村 千恵子

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人間関係を含めた会社の雰囲気や社風とのミスマッチを理由に、早期に離職する人は少なくありません。

インターンを通して、会社の雰囲気や社風と自分との相性を確認し、本選考への応募対象からその会社を外すかどうかを判断しましょう。

働いている人の様子や雰囲気をよく観察して、自分に合った社風なのかを確認しましょう。

また、サマーインターンで感じた社風を魅力的に感じれば、それを根拠に志望動機を伝えるなどと、選考でのアピールに活かせます。

社風を志望動機にしたいと考えている人は、こちらの記事もあわせて確認してみてください。伝え方の注意点や盛り込むべき内容について解説しています。
「社風の志望動機」は注意が必要! 例文付きで受かるコツを伝授

④夏の間に人脈を作る

サマーインターンでは、人脈を作ることも意識しておくと良いです。

インターンでは、グループワークやグループディスカッションを通して、他の学生と交流することになります。そこで同じ目的を持った学生と仲良くなれば、情報交換をしたり、悩みを相談したりでき、就活を進めやすくなります。

また、インターンでは社員とコミュニケーションを取る機会もあります。社員と人脈を構築できれば、採用側に近い視点でのアドバイスを貰えたり、改めてOB・OG訪問させてもらえたりするかもしれません。

このように、就活に活かせる人脈を就活が本格化する前の夏の段階で得られることは、今後の就活においてさまざまな場面で大きな効果を発揮します

瀧本博史

プロフィール

学生同士の人脈を作っておくと、孤独感を感じずに就活を続けることができます。また社員と人脈を作っておくと、クローズドなイベントや座談会があった場合に声をかけてもらいやすくなります。

⑤振り返りをおこなう

サマーインターンが終わったら、なるべく早いうちに必ず振り返りをおこないましょう。サマーインターンは夏に開催するため、本選考まで少し時間が空きます。

せっかく得られた学びや気付きを忘れてしまうともったいないですよね。あとから見返せるように振り返った内容をノートなどにまとめておきましょう。

振り返る内容は、どんな些細なことでも構いませんが、ただおこなったことや学んだことだけでなく、あなたがどのように感じたのか、どうすれば良いと思ったのかなど思考の部分も整理してください。

思考の部分まで振り返ることで自己分析につながったり、本選考時のアピール材料になったりと活かすことができます

サマーインターンで振り返るべきことの例

  • インターンに参加して何を学んだのか
    →何を感じたのか
    →何か違和感を感じたことはあったか
    →インターン参加前後でギャップはあったか
  • 自分がどのような行動を取ったのか
    →なぜその行動を取ったのか
    →その結果どうなったのか
  • 失敗してしまったことはあったか
    →失敗をどのように改善したのか
    →どうすれば失敗せずにできたのか
  • インターンでどのような成長を得られたのか
    →今後どのように活かせるのか
サマーインターン中に失敗してしまったら、その企業の採用試験で不利になってしまいますか?

瀧本博史

プロフィール

不利にはならない! 自分の課題を克服することを心がけよう

不利にはなりません。まず、失敗は誰にでも起こりうることだと理解しておきましょう。

そして、もし失敗してしまったとしても、その失敗から自分の課題を見つけて克服するための努力をその企業にどう見せようとしたかで、その先の企業の採用試験での有利不利が決まっていきます。

アドバイザーコメント

サマーインターンの印象や感想をしっかり整理しよう

振り返りにもつながりますが、サマーインターンシップに参加した企業について、印象や感想をしっかり整理しておくようにしましょう。特に以下の点についてまとめておきます。

社員の印象

時間に正確、ファシリテーション力が高い、傾聴ができているなど、特定の個人ではなく複数の人に当てはまる特徴(レベルが高いと感じたもの)を整理しておきましょう。それはそのまま企業が好む人物像でもあるので、自分と共通する部分を見出し、面接時のアピールで活用しましょう。

全体進行

スケジュールをギッシリ詰め込んであるか、余裕を持たせているか。また会社側からの情報提供に終始するのか、参加者の個性を引き出そうとしているのか。これらの傾向からも会社の雰囲気を掴むことができます。またそれは入社後の仕事の進め方を把握することにもつながります。

他社にはない魅力

同じ業種で複数社のインターンシップに参加するなら、それぞれの企業の魅力や特徴をまとめて、比較検討しておきましょう。実際に応募するときにどこを第一志望にするのかを決める判断材料になります。

インターンの振り返りは、就活用のノートを作成して整理しましょう。就活ノートの作り方はこちらの記事で解説しています。あわせて参考にしてくださいね。
就活ノートとは? まとめ方を工夫して選考の心強い味方にしよう

サマーインターンで得た経験を活かして、納得のいく就活をしよう!

本格的な就活が始まる前の段階で、サマーインターンに挑戦することは、今後の就活においても役立つ経験になります。

初めてのことも多い中、選考もある場合が多いため、サマーインターンに参加する前の段階から大変に感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、そのような人こそ、時間に余裕のある夏に就活準備を総合的にできるサマーインターンがおすすめです。

目的意識を持って参加することで、実りある時間を過ごし、得た経験や学んだことを本選考に活かしましょう。

アドバイザーコメント

サマーインターンは働くイメージをリアルにできる貴重な機会

サマーインターンに参加しないと就職ができないわけでは決してありません。しかしながら、サマーインターンは、学生の立場からはイメージしづらい社会人のリアルに近い環境を覗き見ることができる貴重な機会であることも事実です。

インターンを通してしか感じることができない職場の雰囲気や企業文化の実態を肌で感じ、自分が現在思い描いている将来の「働く自分」のイメージがよりリアルに感じられたり、逆にまったく異なる方向に興味を持つきっかけになったりする可能性があります。

インターンは可能な限り幅広く参加しよう

インターンプログラムは、企業によって実施の方針がさまざまであるため、日程が許す限り、多種多様な企業のサマーインターンに参加することをおすすめします。

仮に「こんなはずではなかった」と思うようなインターン経験になったとしても、その結果を得られたこと自体が貴重な体験になったと後で思う日が来るはずです。

ぜひ積極的にいろいろな企業のサマーインターンを経験し、「この会社とサマーインターンで出会えて良かった」と思える経験をたくさんしてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
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