この記事のまとめ
- 就活のキャッチフレーズとは自分の魅力を端的に表したもの
- キャッチフレーズは自己PRや自己紹介の1文目で効果的に使おう
- キャッチフレーズの4つの作り方を解説
- ChatGPT 自己PR作成ツール
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この記事を読んでいる人に
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「キャッチフレーズを使って自己PRがしたい」「面接の自己紹介でキャッチフレーズが使えそう」というように、キャッチフレーズを使ったアピールを考える学生もいるでしょう。そもそも「就活でキャッチフレーズって使って良いのかな」と疑問に思っている人もいると思います。
キャッチフレーズは、就活で印象づけるテクニックの一つ。効果的に作成すれば、高倍率な企業でもインパクトを残し、選考を突破できる可能性を高めます。
記事ではキャリアアドバイザーの鈴木さん、田邉さん、谷所さんのコメントを交えつつ、キャッチフレーズの効果や作り方を解説します。キャッチフレーズを使ったアピールを考えている人はぜひ参考にしてください。
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キャッチフレーズとは? 一言で魅力を伝える効果抜群の武器を手にしよう
就活でキャッチフレーズを使ったアピールをするのであれば、まずキャッチフレーズの意味を正確に押さえましょう。そして作り方を把握し、あなたの魅力を短時間で伝え切る強力な武器を手にしましょう。
記事ではまず、キャッチフレーズの定義を説明。そのうえで就活におけるキャッチフレーズの効果や、作成するうえでの条件を解説します。さらに、この記事では「魅力的なキャッチフレーズが思い浮かばない」という人のために、4つの作り方を解説します。
4つの作り方の中から、自分に合ったものを実践して、自分の魅力を一言で伝えられる最強のキャッチフレーズを作成しましょう。
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まずは知っておきたい! キャッチフレーズとは
キャッチフレーズという言葉は聞いたことがあっても、意味を正確に把握していたり「これがキャッチフレーズだ」といえるものを示したりできる人はあまりいないのではないでしょうか。
キャッチフレーズを使ったアピールをするのであれば、本来の意味や使い方を踏まえたうえで作成すると、より効果的なアピールができます。また、就活に関連しないキャッチフレーズも知っておくと、作成の際に参考になりますよ。
キャッチフレーズとは
キャッチフレーズとは
宣伝や広告で強い印象付けを目的として使われる短い謳い文句・決まり文句
企業は商品やサービスを顧客に知ってもらうために、雑誌や新聞に広告を掲載したり、コマーシャルを制作してテレビで放映したりしていますよね。キャッチフレーズはそれらの中に用いられ、印象的な言葉で顧客の興味を引いたり、認知度を獲得することを狙っています。
就活では自分をアピールするときに用いる学生もいます。まれに企業から「あなたのキャッチフレーズを教えてください」と問われることもあります。
キャッチフレーズは、人の感覚に言葉で訴えかけることを目的として作られるために、わかりやすい言葉が使われたり、韻を踏むなどの工夫が凝らされています。
- 自分のキャッチフレーズを問う企業ってどんな業界でしょうか。また、どんな意図で聞いているのでしょうか。
クリエイティブ系の業界で頻出する傾向にある
業界を問わず、キャッチフレーズを質問する企業はありますが、広告業界やマスコミ業界などクリエイティブ系の業界は、伝える力や表現力を見極めるために問われるケースが比較的多いでしょう。
キャッフレーズを企業が質問する意図は、自己分析ができているか、求めている人材と合致しているかといった点のほか、相手に理解してもらうための伝え方や表現力といったコミュニケーション能力を見極めています。
キャッチコピーとの違い
キャッチフレーズと同じくらい「キャッチコピー」という言葉を耳にしたことがある人も多いですよね。実は、キャッチコピーとキャッチフレーズに明確な違いはありません。
違いを述べるのであれば、キャッチコピーの方が大衆の購買意欲を上げる目的で用いられることが強く、キャッチフレーズは宣伝や広告以外の目的でも用いられる点が挙げられます。
キャッチフレーズが使用される場面
キャッチフレーズは主に企業の広告や宣伝で使用されます。聞きなじみがあるキャッチフレーズも多いのではないでしょうか。
このように、企業が商品やサービスを宣伝する目的で使用されることが多い一方で、就職活動で自己アピールをするために用いる人もいます。
就活におけるキャッチフレーズとは? 正しく作って効果的に使いこなそう
企業の広告や宣伝で用いられるキャッチフレーズは、企業や商品の認知度を高めて、購入者や利用者の獲得を目的としていることがわかりました。では、就活におけるキャッチフレーズはどのような目的があり、どのような効果があるのでしょうか。
- キャッチフレーズが逆効果な業界や企業はありますか?
金融や公務員などの堅いイメージがある業界は要注意
キャッチフレーズを使うと相手の気を引いて効果的に自分をアピールすることができます。しかし、業界によっては相手の気を引くことよりも、求められることを正確にこなす方を優先する場合もあります。
金融業界はお金を扱う仕事のため正確性が求められ、公務員も公共の利益を追求するために求められることをやり遂げる仕事です。そのため、就活の面接でも面接官の気を引くことよりも、求められた質問にきちんと回答することが大切です。
このように業界によっては、キャッチコピーを使うことが逆効果になる場合もあるため注意してください。
就活におけるキャッチフレーズの効果
就活におけるキャッチフレーズの効果
- 採用担当者の興味を惹きつけられる
- ほかの学生と差別化できる
- 選考後にインパクトを残せる
まずは、就活でキャッチフレーズを使った場合に期待される効果を解説します。自分がキャッチフレーズを使ったときに相手に与える影響を押さえると、効果的なキャッチフレーズの作り方が見えてきますよ。
①採用担当者の興味を惹きつけられる
選考におけるキャッチフレーズの効果は、まず、書類選考や面接の序盤といった情報が少ないときに、採用担当者の自分への興味を一気に高められることです。
巧みなセンスで作られたキャッチフレーズを聞けば、「どんな人なんだろう」と気になり、鮮烈さのあるキャッチフレーズであれば「中身を詳しく知りたい」と興味が生まれます。
自分に興味を持ってもらえている状況を作ることができれば、その後も自分のペースで面接を進められる可能性が高まります。
②ほかの学生と差別化できる
自己PRでは「私の強みは〇〇です」から書き出すのが一般的です。
ただ、テンプレートの順番に沿って話すと、アピールがほかの応募者と似通ってしまいがちです。選考を突破するには差別化することが欠かせません。
そこで、テンプレートに沿った自己PRではなくキャッチフレーズを用いることで、良い意味で目立つことができるのです。
③選考後にインパクトを残せる
広告や宣伝で用いるときの目的でもあるように、キャッチフレーズは強い印象付けができます。選考のためにキャッチフレーズを用意している時点で、就活に意欲的に取り組んでいることが伝わり、良い印象を持つ担当者もいます。
キャッチフレーズを用いたアピールからは、強みや人柄を簡潔に理解できるだけでなく、自己分析をし、採用担当者の印象に残るように伝えようとしている意欲を感じます。
インパクトがあるものであれば、強い印象を与えて採用担当者の記憶に残すことができます。
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自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
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採用担当者に刺さるキャッチフレーズの条件
採用担当者に刺さるキャッチフレーズの条件
- 自分の強みや人柄を表している
- 企業で活かせる強みが伝わる
- 簡潔で誰に対しても伝わる
せっかくキャッチフレーズを作成するのであれば、自己満足に終始せず、群を抜いた好印象を残したいところです。しかし、キャッチフレーズを使ったアピールはリスクもあります。
ここで解説する採用担当者に刺さるキャッチフレーズの条件から逸脱してしまうと、プラスの効果は得られない可能性があるので、条件を押さえて効果を最大限発揮できるキャッチフレーズに仕上げましょう。
①自分の強みや人柄を表している
まず、前提として、就活におけるキャッチフレーズは自分の強みや人柄を簡潔に言い表したものになります。たとえば「〇〇大学〇〇学部の人間」だけではあなたの強みも人柄もわからないので、キャッチフレーズになりません。
自分の強みや人柄を盛り込み、あなたという人を知ってもらえるキャッチフレーズにしましょう。
②企業で活かせる強みが伝わる
企業が欲しいのは、会社に貢献する人材です。そこで、選考ではあなたが入社後活躍できることを裏付ける強みを伝える必要があります。
せっかく印象に残るキャッチフレーズを伝えたとしても、企業に自分を採用するメリットが伝わらなければ、アピールになりません。企業が積極的に採用したいと思えるような、強みがわかるキャッチフレーズを作成しましょう。
③簡潔で誰に対しても伝わる
強い印象付けを狙おうとすると、語呂の良さやテンポ感ばかりに捉われて、言いたいことが伝わらないキャッチフレーズになってしまうことがあります。また、言いたいことを詰め込みすぎて文字数が増えれば、キャッチフレーズとしての効果は減少してしまいます。
そのため、キャッチフレーズは簡潔かつ、誰に対しても伝わる内容にする必要があるのです。
ここで使う! キャッチフレーズが効果を発揮する3大場面
ここで使う! キャッチフレーズが効果を発揮する3大場面
- ES×自己PR:最後までじっくり読んでもらえる可能性が高まる
- 面接×自己紹介または自己PR:端的な自己アピールで一瞬で惹きつけられる
- 面接×キャッチフレーズそのものの質問:自己分析力や表現力をアピールできる
キャッチフレーズは、使いどころを間違えるとかえってアピールにならないことがあります。そのため、使うタイミングを見極める必要があるのです。
ここから解説する、キャッチフレーズが効果を発揮する場面を押さえて、キャッチフレーズの効果を最大限に発揮しましょう。
具体的な使い方の例は、記事後半で紹介しているので併せてチェックしてくださいね。
ES×自己PR:最後までじっくり読んでもらえる可能性が高まる
多くのエントリーシート(ES)に目を通している採用担当者は、似たり寄ったりの内容では、無意識のうちに流し読みしてしまうこともあるでしょう。ESを読みこんでもらうためには、ほかの学生とは差別化された要素を盛り込みたいところです。
キャッチフレーズは、ESの自己PRの書き出しで使うことができます。文章の始まりで採用担当者の興味を惹きつけられれば、最後までじっくり読んでもらえる可能性が高まるのです。
自己PRの書き出しに悩んでいる人は、こちらの記事も併せて参考にしてください。採用担当者の関心を惹く書き出しを作ることができます。
自己PRは書き出しで命運が決まる! 人事を惹き込むコツを大解剖
書き出しで興味を惹くことができ、内容も期待以上のものであれば、ESで高評価を獲得できます。ESの自己PRの書き方はこちらの記事を参考にしてください。
例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説
面接×自己紹介または自己PR:端的な自己アピールで一瞬で惹きつけられる
面接の冒頭で自己紹介を求められるケースは珍しくありません。また、自己PRも面接の序盤で問われることが多い質問です。
喋り出しで一言、自分の強みや人柄を盛り込んだキャッチフレーズを述べると、強く印象が残るため、他の学生と差別化したアピールになります。
冒頭で一瞬にして惹きつけられれば、その後の回答も関心を持って聞いてもらうことができるため、印象に残りやすくなるのです。
面接の自己紹介や自己PRは、応募者の印象を決める重要な場です。話す内容や伝え方を決めたうえで臨みましょう。こちらの記事を参考にしてくださいね。
自己紹介
面接の自己紹介の作り方・伝え方|やってはいけないNG例も紹介
自己PR
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!
自己紹介と自己PRでキャッチフレーズを使うと、採用担当者の興味を惹きつけるだけでなく、より具体的なイメージを与えることもできます。イメージを与えることで働く姿を想像しやすくなり、効果的にアピールができます。
面接×キャッチフレーズそのものの質問:自己分析力や表現力をアピールできる
面接では「あなたのキャッチフレーズを教えてください」や「あなたの性格を一言で表してください」など、キャッチフレーズを聞かれる場合もあります。
自分のキャッチフレーズを考えたことがない人にとっては唐突な質問で、スムーズかつ的確に答えるのは難しいでしょう。この質問では、自己分析力や表現力がチェックされています。
そこで、自分の強みや人柄をうまく言葉に落とし込んだキャッチフレーズが答えられれば、高評価が期待できます。
こちらのQ&Aでは「性格を一言で表すと」の答え方についてキャリアコンサルタントがアドバイスしているので参考にしてみてください。
キャッチフレーズの作成に欠かせない! 事前にやるべき下準備
そもそもキャッチフレーズを考えるための材料がない状態では、採用担当者に刺さるフレーズを作ることができません。そのため、材料を集める工程が必要です。ここでは、キャッチフレーズの作成に欠かせない下準備を解説していきます。
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(継続力が強みの場合)
①ターゲット=企業を徹底理解
企業を徹底理解する方法
- 求める人物像を確認する
- 仕事に必要な能力やスキルを調べる
まずは、ターゲットである企業を徹底的に理解し、どんなアピールが求められているのか把握しましょう。
広告会社などがキャッチフレーズを作る際は、ターゲットとする人たちの年齢や性別を特定し、ニーズに合わせて言葉を選びます。
就職活動においても、ターゲットとなる企業によって、ニーズは異なります。ニーズに合わない的外れなアピールをしても、採用担当者には刺さりません。ここから解説する情報を集め、効果的なキャッチフレーズを作る準備をしましょう。
求める人物像を確認する
求める人物像は企業ごとに設定されています。各企業の採用ページや就職サイトの募集要項に掲載され、採用基準を明らかにしているのです。
たとえば、企業が積極的に物事に取り組める人材を求めているのに対し、積極性よりも慎重さが伝わるキャッチフレーズを使ってしまうと、企業には合わないと思われてしまいかねません。
求める人物像に合わせて自分の強みをアピールできるよう、必ず採用サイトなどをチェックしておきましょう。
- 求める人物像に合わせてキャッチフレーズを作ったら、ほかの就活生と被ってしまいそうです。
エピソードで差別化は可能
キャッチフレーズは、求める人物像に合わせてアピールするため、似通ったアピール内容になることがありますが、キャッチフレーズに関連するエピソードが差別化されていれば、埋もれることはありません。
他人とまったく同じ経験はしていないはずです。キャッチフレーズの理解を深めるための具体的なエピソードでインパクトがあれば、より採用担当者の記憶に残ることができます。
仕事に必要な能力やスキルを調べる
中には求める人物像を明確にしていない企業もあります。また、求める人物像をチェックしたものの、自分の強みに合致するものが見つからないこともあるでしょう。
アピールに効果的な強みは、求める人物像以外にも仕事内容を知ることで見えてきますよ。
仕事内容を理解し、必要な能力やスキルを調べてみましょう。たとえば高度なPCスキルを求める企業であれば、それを保持していることがわかるフレーズを作成すると効果的です。
企業について調べる過程で得られた情報は、企業研究ノートを作成してまとめましょう。こちらの記事を参考にしてください。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見るキャッチフレーズと企業の求める人材像が重なり合うかが重要
キャッチフレーズを考える際は、自分が言いたいことをキャッチフレーズとするのではなく、会社が必要としている人材をイメージして、そこに合わせるように意識すると、採用担当者に刺さりやすくなるでしょう。
会社は組織で運営されているため、会社にそぐわない人材はいくら優秀な人材だとしても活躍できないと判断されてしまうこともあります。そのため、会社が求める人材に合わせることが効果的です。
ロールモデルやOB・OGを参考にするのもおすすめ
自己分析をきちんと実施した後に業界・企業分析をおこない、企業の求める人物像に近い「内容」を考え当てはめることで、キャッチフレーズで伝えたい内容が明確になります。
企業が求める人材像がわからない場合は、志望企業が紹介しているロールモデルやOB・OGを参考に、自分にも近い部分がないかを探ってみましょう。
その後、「キャッチフレーズ」という自己アピールをするためのテクニック的な要素を織り交ぜることで、自分の伝えたい内容と採用担当者の欲する人材像が重なり合い、採用担当者に刺さるキャッチフレーズとなります。
②商品=自分を徹底理解
自分を徹底理解する方法
- 自己分析から企業で活かせる強みを発掘する
- 自分の人柄がよく表れたエピソードを集める
広告会社などが効果的なキャッチフレーズを作成する際は、売り出したい商品についても徹底的に把握しています。就活における商品とは自分であり、就活でキャッチフレーズを作るなら自分のことを理解していなければなりません。
自分を理解しているつもりになっているケースも多くあります。ここから解説する方法で自分についての理解を深めてから、キャッチフレーズを考えることがおすすめです。
自己分析から企業で活かせる強みを発掘する
自分の強みは自己分析から見出す必要があります。「自分の良いところは知っている」「分析するまでもない」と思っている人もいるかもしれませんが、自己分析を通してさまざまな過去の出来事を掘り下げてみると、自覚していた以外の強みが発掘できることも珍しくありません。
マインドマップを作ると自分の強みが見つけやすくなります。用紙を用意して「自分」を中心に置き、上記の作成例のように派生させていきます。
強みを見つけるときは、「得意なこと」「頑張ったこと」「楽しかったこと」などの切り口から派生させていくのがおすすめです。連想して考えていくと、自分でも気付いていなかった強みが見つかりやすくなります。
マインドマップで強みが見つかる例
自分
↓
得意なこと
↓
初対面の人とも仲良くなること
↓
誰に対しても積極的に話しかけられる
→積極性、協調性が強み
マインドマップで強みや価値観を見出す方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
自己分析を一度もやったことがない人はこちらの記事を参考にして進めてください。強みだけでなく、弱みや価値観なども見つけられます。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
簡易的に自己分析をしたい人は、シートを使ったやり方もおすすめです。以下の記事を参考に実践してください。
簡単15分! 自己分析シートのフォーマット6選
就職活動が進む段階で、面接での質疑応答を通して、キャッチフレーズが本当の自分には合っていないと気付くケースもあります。
そのような事態を避けるために、自己分析をしっかりとおこなったうえでキャッチフレーズを作成しましょう。
自分の人柄がよく表れたエピソードを集める
自己分析の際、強みや能力をピンポイントで見つけようとしてしまいがちですが、キャッチフレーズは過去のエピソードから考えると見つけやすいです。
エピソードを集める方法としておすすめなのが、自分史の作成です。大変だったことや頑張ったことなどと項目を挙げて、小学生のときから順に、該当するエピソードを振り返りましょう。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る自分の強みを効果的にキャッチフレーズ化するために企業研究が必須
自分のキャッチコピーを作ることと、企業分析をすることのつながりがイメージできていない学生もいるのではないでしょうか。
たしかに、自分をアピールするために企業について知る必要はなさそうですよね。しかし、どんなに魅力的な学生であっても、企業が求める人材でなければ内定を獲得することはできません。そのため、キャッチフレーズを考える前には、必ず企業研究をする必要があるのです。
企業に合わせたアピールでほかの就活生より一歩リードしよう
たとえば、あなたの強みが忍耐力であるとします。そして、企業が求める人物像が「協調性」であれば、「人と人をつなぐ接着剤」のように忍耐力をアピールすることができます。
このように、企業を分析することで自分の強みをより魅力的にアピールすることができます。もちろん、自己分析をして何をアピールするか考えることも重要ですが、それだけでなく企業に合わせたアピールができるとほかの学生との差別化にもなりますね。
キャッチフレーズの作り方①エピソードから仕立てる
キャッチフレーズの作り方①エピソードから仕立てる
- もっとも思い入れが強いエピソードを決める
- 伝えたい内容を簡潔にまとめる
- 比喩を使って言い換える
では、ここからはキャッチフレーズの作り方を解説していきます。最初に解説する作り方は、エピソードを軸に作っていくものです。
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ステップ①もっとも思い入れが強いエピソードを決める
自己分析を通して自分の人柄がよく表れたエピソードを集めることをおすすめしました。その中でも、人生の契機となった出来事や自分の良さが最大限発揮できたエピソードなど、思い入れが強いエピソードを選びましょう。
思い入れが強いエピソードほど人柄が表れやすく、キャッチフレーズを作りやすい素材になるのです。
ステップ②伝えたい内容を簡潔にまとめる
エピソードが決まったら、そのエピソードを一言でまとめてみましょう。エピソードの結論や強調したい部分を考えることがコツです。
たとえば、部活動で部長としてチームを先導した経験であれば、そのエピソードの強調したい部分として「チームワークが乱れた場合も粘り強くメンバーをリードした」など、エピソードの中で最も伝えたい部分を簡潔にまとめましょう。
ステップ③比喩を使って言い換える
伝えたい内容を簡潔にまとめられたら、比喩を使って言い換えられないか検討してみましょう。たとえば「チームワークが乱れた場合も粘り強くメンバーをリードした」経験を比喩を使って言い換えるのであれば、「納豆のような粘り強さでチームをリードしました」などと言えます。
このキャッチフレーズを伝えた後に、物事に何度もトライする精神の強さや困難にくじけない忍耐力を発揮したエピソードを伝えれば、説得力を持たせることができます。
「粘り強さ 比喩」などで検索し、エピソードを端的に表す言い換え表現を探してみましょう。
別の何かにたとえて述べる比喩の表現方法は、印象に残りやすくなります。一方置き変える表現がわかりにくいと、意図が伝わりにくくなるので注意しましょう。
キャッチフレーズを使った例文①
例文①
私の強みは「神輿を一人で運べるようなサポート力」です。
私は学生時代から人をサポートすることに生きがいを感じていたため、コーチングを学びました。そこで、傾聴力や質問力を磨き、その人が本当にどうしたいかということを一緒に考えられるようになりました。
このような力を活かして、御社に入社後は顧客の一番近くでサポートし、顧客の課題解決、御社の売上拡大に貢献したいと考えています。
キャッチフレーズを使った例文②
例文②
私を一言で言い表すとしたら「ウサギとカメのカメ」です。
私は幼少期からスポーツに取り組んでいました。最初は派手な技を仕掛けて勝ちたいと思っていたのですが、それでは勝てず、試行錯誤をしたところ、細かい部分までこだわりを持って練習を続けることで勝てるということがわかりました。
これはスポーツ以外にも通ずることだと思い、受験勉強や資格の取得なども、一日中やるわけではありませんが、毎日続けたところ、成功することができました。
このように私は、ウサギとカメのカメのように、自分に厳しく地道にコツコツ積み上げていくことが得意です。御社に入社後は、着実に知識・スキルを身に付けていき、御社の売上拡大に貢献したいと考えています。
キャッチフレーズの作り方②正反対の強みを組み合わせる
キャッチフレーズの作り方②正反対の強みを組み合わせる
- 自分の強みを思い付く限り挙げる
- 関連度の低い強みを2つピックアップする
- 2つの強みを組み合わせインパクトを持たせる
一見矛盾しているような言葉同士を組み合わせることで、採用担当者を惹きつけるキャッチフレーズを作ることができます。
たとえば「目立ちたがり屋の縁の下の力持ち」など、一見対極に思える言葉同士を組み合わせると、採用担当者も「どういうことだろう?」ともっと聞きたくなるのです。
ここからは、正反対の強みを組み合わせたキャッチフレーズの作り方を解説するので、採用担当者を強く惹きつけたい人はぜひ参考にしてください。
ステップ①自分の強みを思い付く限り挙げる
まずはキャッチフレーズに使う強みの候補をたくさん出します。自分の強みを思い付く限り挙げましょう。キャッチフレーズに使えそうかなどは考えず、思い付くままに挙げることがコツです。
長所の見つけ方はこちらの記事で解説しているので、参考にして自分の強みをたくさんピックアップしてください。
「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介
こちらの記事では、就活で使える長所を一覧表で紹介しています。まずはこの中から数個ピックアップするのもおすすめです。
長所一覧表50選|見つけ方から効果的なアピール方法まで徹底解説
長所を自分で考えるのには限界があります。そこで、周りの人に自分の強みや長所をヒアリングして探してみるのも良いでしょう。
他己分析のやり方はこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説
ステップ②関連度の低い強みを2つピックアップする
自分の強みを挙げられたら、その中から関連度が低いものを2つピックアップしましょう。関連度が低いものを組み合わせれば、強いインパクトを残すことができるためです。
たとえば、「積極性」と「慎重さ」はほぼ対極といえ、組み合わせてアピールした際に強い印象を残せます。反対に、「チャレンジ精神」「行動力」は近い意味になるため、インパクトに欠けてしまう傾向にあります。
ステップ③2つの強みを組み合わせインパクトを持たせる
2つの強みがピックアップできたら、表現を工夫して組み合わせれば、強いインパクトを残せるキャッチフレーズが完成します。
おすすめなのは、2つの強みのうち一つに比喩表現を使うことです。たとえば、慎重な性格の一方で、チャレンジ精神も強みとして持ち合わせているのであれば「慎重派ファーストペンギン」というように、慎重さに加え、チャレンジ精神がイメージできるものを併せて伝えることでインパクトが生まれます。
正反対のキャッチフレーズを作るときには、ネガティブな内容にならないように注意しましょう。
たとえば、「真面目な怠け者」などはキャッチーですが「怠け者」というマイナス印象を与えてしまいます。キャッチコピーを作ることが目的にならないように注意しましょう。
キャッチフレーズを使った例文①
例文①
私を一言で言い表すと「バックもできるロケット」です。
私は常に前向きに考えることができます。受験勉強の際、解けない問題があるときに「なぜこの問題が解けないのだろう」と、回答を見るだけでなく、解法から振り返り根本的な課題の解決を心掛けていました。
また、とにかく数をこなさなければならないと考え、毎日50問数学の問題を解くことを自分に課し、苦手な数学の偏差値を半年で20上げることができました。
このように、課題を改善しつつ、前を向いて突き進める性格を活かして、着実に成長して御社に貢献したいと考えています。
キャッチフレーズを使った例文②
例文②
私を一言で言い表すと「計画的に動くタコ」です。
私は大学時代に学祭の実行委員長をやっていました。実行委員長として各団体や実行委員メンバーの行動を計画し、当日もスケジュール通りに動けるよう管理していました。
ただ、当日は予想もできないハプニングが起こることが予想されます。そのため、タコのように柔軟に、臨機応変に動けるようにも意識しました。
たとえば急遽ゲストが来れなくなった連絡があった際は、大学の人気バンドサークルに懇願し、ステージに上がってもらい、来客に楽しんでもらうことができました。
計画性と柔軟性を併せ持つ強みは、社会人になっても活かせると思います。御社に入社後は計画的に管理したうえで、変化に合わせて柔軟に対応し、確実かつ素早い行動を取っていきたいと考えています。
キャッチフレーズの作り方③商品や映画の宣伝コピーを参考にする
キャッチフレーズの作り方③商品や映画の宣伝コピーを参考にする
- 応用できそうなキャッチフレーズを探す
- 自分の強みや経験に置き換える
キャッチフレーズがなかなか思い浮かばないという人は、商品や映画の宣伝コピーを参考にするのもおすすめです。
宣伝コピーは、プロの手によって作り込まれている謳い文句なので、参考にすることで魅力的な表現が思い浮かぶことがありますよ。
ステップ①応用できそうなキャッチフレーズを探す
宣伝コピーは注意して見渡してみると身の周りにたくさんあります。応用できそうなものを探してみましょう。テレビの広告や、雑誌、新聞の広告掲載ページなどから、キャッチフレーズを見つけることができます。
一見就活には使えなさそうな表現も言い換えてみるとしっくりくることもあるので、すぐに応用の可否を判断せずに、ピンとくるものをなるべく多く集めてみましょう。
ステップ②自分の強みや経験に置き換える
集まったキャッチフレーズ一つひとつに自分の強みや経験を当てはめてみましょう。文言を変えて自分の魅力を表すものに作りかえていきます。
たとえば、大手牛丼チェーンの吉野家の「うまい、やすい、はやい」を参考に、自分の強みに置き換えると「明るい、優しい、強い」というように置き換えることができます。
ただし、参考元の品位を損なうような表現を使ったり、志望企業の競合企業のキャッチコピーを使うと、逆効果となってしまう可能性があるので注意が必要です。
有名な商品や映画のキャッチフレーズを言い換えるときは、真似するだけでなく、自分の強みや個性を盛り込んで作ることが重要です。
キャッチフレーズを使った例文①
こちらは、三井住友銀行のテレビCMで使用されていたキャッチフレーズ、「ともに、前へ。」を参考にしたものです。
例文①
私を表すキャッチフレーズは「ずっと、前へ」です。
私はとにかく前進し続けることを意識しています。受験の失敗や部活での不完全燃焼など、私の人生は挫折の連続でした。
しかし、大学入学後は「このままじゃだめだ」と思い、過去の失敗・挫折に囚われることなく常に前に進み続けることを意識するようになりました。その結果、半年間カナダに留学したり、ゼミ長を務めたりなど、これまでの自分では考えられなかった行動を取れるようになりました。
このような考えを活かして、御社に入社後は常に目標達成に向かって突き進みたいと思います。
キャッチフレーズを使った例文②
こちらは、自動車メーカーHONDAのテレビCMで使用されていたキャッチフレーズ、「HONDAはどっちも創りたい。」を参考にして、作成したものです。
例文②
私を表すキャッチフレーズは「私は全部成し遂げたい」です。
私は幼少期から世界一周や勉強、スポーツなど、やりたいことがたくさんありました。「頑張れば何事も成し遂げることが可能」という信念を掲げ、やりたいことを全部達成するために行動してきました。
社会人になっても同様だと思います。御社に入社後は決めた目標はすべて達成させ、御社に貢献したいと考えています。
キャッチフレーズの作り方④数字を押し出す
最後に解説するキャッチフレーズの作り方は、数字を押し出して、強みをアピールする方法です。キャッチフレーズに数字を使うことで、アピールがより具体的になり、あなたの魅力がイメージしやすくなるのです。
継続した年数や売り上げの成果などを含めて簡潔にまとめる
押し出すべき数字を見つけるには、アピールしたい成果や、その成果を出すまでの過程に着目しましょう。たとえば、「GPA4.5をキープし続ける勤勉家」などのアピールが可能です。
長期間同じスポーツを頑張ったのであればその期間を、アルバイトで売り上げに大きく貢献したのであればその額を、というように、成果や過程を表す具体的な数字をキャッチフレーズに入れることで、あなたの強みが明確に伝わるのです。
キャッチフレーズを使った例文①
例文①
私の強みは「17年間スポーツを続けた継続力」です。
私は小学校1年生〜大学4年生まで、格闘技に取り組んでいました。楽しい時期ばかりでなく、勝てない時期や怪我が続きつらい時期もありましたが、目標達成に向けて取り組んでいたら、気づけば17年間も続けていました。
私は目標を叶えるためには、たとえつらいことがあってもひたすら取り組むことができます。御社に入社後は、自分が課された目標を達成するために、投げ出さずにひたむきに取り組んで成果を出したいと思います。
キャッチフレーズを使った例文②
例文②
私を一言で言い表すと「オール5がデフォルトの完璧主義人間」です。
私は小学校から高校卒業まで成績は基本的にオール5でした。ときどき成績が4の科目がありましたが、その際はしっかり課題を分析し、次回は確実に5を取ることを徹底しました。
大学に入学後も、単位を落とさないことはもちろん、GPAの数値は4.5以上をキープしています。
社会人になっても、さまざまな方のアドバイスをお聞きしながら、仕事を完璧に近い形でこなせるよう進めたいです。
GPAの平均値を理解している人であれば、GPA4.5という数字を押し出すことで非常に優秀なことが理解できメリットになりますが、知らない人であれば、数値が高いか低いか理解できずデメリットになるので注意しましょう。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見るキャッチフレーズを作るのが苦手なら数字を押し出すのがおすすめ
ここまでに複数のキャッチフレーズの作り方が紹介されていますが、どの作り方が良いか悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。
たしかに、自分にはどの作り方が合っているのかや、どのフレーズなら採用担当者から高評価が得られるのか不安になりますよね。このように悩む学生は、数字を押し出すキャッチフレーズを作ることがおすすめですよ。
実際に私が採用にかかわる中でも、数字を使ったフレーズを使う学生に対しては好印象を持つことが多いです。
数字はイメージを具体的にする効果もある
たとえば、自己PRで数字を使うと「私の強みは10年以上も同じことを続けられる継続力です」と表現できますよね。数字を使うことで説得力が高まるだけでなく、学生が入社後自社で働く様子を想像しやすくなり、ミスマッチを減らすことができるのです。
このようにキャッチフレーズが求められるシーン以外でも、自分を最大限に表現することができます。もちろん、入社後にも社内外で自分を表すときに使える方法です。数字を押し出すフレーズは就活を通して使えるようになりましょう。
キャッチフレーズが逆効果? 5つのNGパターン
キャッチフレーズが逆効果? 5つのNGパターン
- キャッチーさを重視しすぎて意味が正しく伝わらない
- 堅実性を重んじる企業で口語や略語を使用している
- 誇張されすぎていて内容とのギャップが激しい
- 自己紹介や自己PRの内容と矛盾している
- 一つの企業に複数のキャッチフレーズを用いる
キャッチフレーズは強いインパクトを残すことができますが、反対に空回りし、マイナスな印象になってしまうケースも多々あります。
せっかく考えたキャッチフレーズが、マイナスな評価につながってしまってはもったいないですよね。ここから解説するNGパターン例を押さえたうえで、確実に高評価を得られるキャッチフレーズに仕上げましょう。
①キャッチーさを重視しすぎて意味が正しく伝わらない
キャッチフレーズは、キャッチーさや語呂の良さは重要ですが、それらを重視しすぎると、伝えたい内容と相手に伝わる意味が乖離してしまうことがあります。
選考では、面接官に自分を理解してもらうことが大前提です。インパクトを残す以前に、そもそも誰もが理解できる内容なのか考えましょう。
ただ、正しく意味が伝わるかは、自分では正確に判断できない場合もあります。そこで、作ったキャッチフレーズをキャリアアドバイザーや友人などに聞いてもらい、意味が正しく伝わっているか、誤解を招く恐れがないか確かめてみてくださいね。
②堅実性を重んじる企業で口語や略語を使用している
口語や略語を使ってユーモアを含んだキャッチフレーズは、魅力的だとしても、選考という改まった場にはふさわしくないと思われてしまうリスクがあります。
特に、社員の平均年齢が高い会社や金融系など、堅実性を重んじる企業では、ユーモアのあるキャッチフレーズを伝えることで「TPOをわきまえられていない」と思われてしまうことがあるため、注意してください。
キャッチフレーズに用いない方が良いワードとして、「やばい」などの口語表現や「インスタ」などの略語が考えられます。前者も後者も社会人として適切な言葉使いができないと思われていまいます。
普段使う言葉であってもビジネスシーンにふさわしい使い方をしましょう。
③誇張されすぎていて内容とのギャップが激しい
インパクトを残そうとするあまり、嘘を盛り込んだり、誇張しすぎた表現を使ったりするのは避けましょう。
どんなにインパクトがあったとしても、実態からかけ離れたアピールになってしまうと、「発言に信ぴょう性がない」と捉えられ逆効果となってしまいます。
キャッチフレーズによって興味を誘えたとしても、内容を聞いて「大げさなキャッチフレーズだったんだな」などとがっかりさせてしまうこともあります。
- 誇張しすぎているキャッチフレーズとはどういうものですか?
所属していたチームの成果を自分の手柄のようにするのはNG
たとえば部活動で日本一という栄冠を手にしていた場合に、自分の活躍でチームが日本一になったというニュアンスのキャッチフレーズなのに、エピソードでは自分は控えのメンバーであったことがわかると、違和感を抱かせてしまいかねません。
この場合は日本一のチームに所属していたことだけを押し出すのではなく、自分がどのように貢献したかをキャッチフレーズにすることが重要です。
④自己紹介や自己PRの内容と矛盾している
キャッチフレーズは、文章の書き出しや自己PRの一言目に用いることが多くあります。そのため、その後話す内容と矛盾しないよう注意する必要があります。
たとえば、「オール5がデフォルトの完璧主義人間」と伝えた後に、一つの作業にのみ集中して成果を出したことを伝えると、矛盾が生じます。
キャッチフレーズは、あなたを端的に表す表現にし、その後のアピールとも整合性が取れるような内容にしましょう。
⑤一つの企業に複数のキャッチフレーズを用いる
キャッチフレーズは自己紹介や自己PRなどで使うことができますが、それぞれで異なるキャッチフレーズを述べるのはおすすめできません。
キャッチフレーズは一つに絞った方が覚えてもらいやすく、複数のキャッチフレーズを使うとかえって印象に残りにくくなってしまうため、一つの企業に対して使うキャッチフレーズは一つに絞りましょう。
効果抜群なキャッチフレーズで採用担当者の心を秒速で射止めよう
キャッチフレーズの作り方について述べてきました。キャッチフレーズを用いてアピールする学生は多くありません。そのため、差別化を図りたいのであれば、選考前にとっておきのキャッチフレーズを作成しておきましょう。
キャッチフレーズは、端的な表現で相手の心をつかめる武器になります。採用担当者の心を秒速で射止めて、選考を有利に進めましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見るキャッチフレーズを自分に浸透させれば一貫したアピールができる
キャッチフレーズを作成しておくことでぶれないアピールができ、面接などの自己紹介や自己PRで差別化したアピールができインパクトを与えます。採用担当者の記憶に残りやすく、強みや人柄をしっかり理解してもらうことができるといったメリットもあります。
企業が求めている人材を把握したうえで自己分析をおこない、応募企業で活かせる強みや人柄と関連させたものを、エピソードを含めて作成しましょう。
たとえば積極性のある人材を求めているのに、慎重さを伝えるキャッチフレーズでは、マイナス効果になってしまいます。
キャッチフレーズとセットでエピソードも用意しよう
キャッチフレーズは、あえて反対の言葉を組み合わせることや、比喩表現や数字を盛り込んで作成すると、インパクトを与えるキャッチフレーズになります。
キャッチフレーズが長すぎると、採用担当者に伝わりにくくなります。またありふれた表現は避けるべきですが、無理にインパクトを与えようとして、ウケを狙った表現や難しい言葉を使うと、マイナス効果になる可能性があるので注意しましょう。
自分自身を端的に表現できるキャッチフレーズとエピソード、さらに強みを入社後どのように活かしていくかを考えて、採用担当者に活躍できる人材であることをアピールしましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
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