この記事のまとめ
- ITエンジニアは大きく3つに分かれる
- 特徴別に20のITエンジニアを徹底解説
- 未経験からITエンジニアになるには秘訣がある
ITエンジニアに興味のある人や転職を考えている人の中には「IT業界にはどんなエンジニアがいるのだろう?」「ITエンジニアはどんな仕事をするの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
ITエンジニアにはたくさんの種類があり、エンジニアはそれぞれの技術分野で仕事をしています。
この記事では、ITエンジニアの種類から仕事内容、さらには業務をするために必要なスキルや将来性について紹介します。ITエンジニアに興味のある人はぜひ参考にしてください。
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ITエンジニアは豊富なキャリアパスがある将来性が高い仕事
ITエンジニアは身に付けたスキルに応じて、自分の望むキャリアパスが実現でき、給料アップを狙うことができます。さらにスキルがあれば雇用形態に関係なく自分のスタイルに合った働き方を選択できる将来性のある魅力的な仕事です。
ITエンジニアにはさまざまなエンジニアがいて、ITエンジニアはそれぞれの専門分野で業務をおこなっています。IT技術は日々進歩しているため、新しい知識や技術を身につければ仕事の幅を広げてスキルアップや給料アップができます。
そのほか、ITエンジニアは身につけた技術スキル次第では、年齢に関係なく新しいキャリアパスを実現することもできます。さらにITエンジニアになれば、正社員として働く方法からフリーランスや個人事業主、起業までさまざまな種類の働き方ができて、自分のスタイルに合った仕事ができます。
ITエンジニアは大きく3つに分かれる
ITエンジニアの種類
- インフラエンジニア:システムの根幹をつくる
- 開発系エンジニア:システムのうえで動くアプリケーションをつくる
- 課題解決・マネジメント系エンジニア:ITを使って問題解決をおこなう
ITエンジニアはIT技術を使って「システムを作るエンジニア」と「問題解決するエンジニア」の2種類に分かれます。さらに「システムを作るエンジニア」には、システムが動く基盤になるITインフラを作る「インフラエンジニア」とITインフラのうえで動くアプリケーションを作る「開発系エンジニア」の2つに分かれます。
まずは、ITエンジニアには「インフラエンジニア」「開発系エンジニア」「問題解決するエンジニア」の3つがあることを理解しておきましょう。ここでは、3つの種類のエンジニアについてどんな仕事をするのか簡単に紹介します。
①インフラエンジニア:システムの根幹をつくる
インフラエンジニアはシステムが動くためのネットワークやサーバーなどのITインフラをつくるのが仕事です。
ITインフラとは?
ITにおける基盤のこと。ネットワークやサーバーなどが含まれる。
どんなシステムでも、ITインフラがないと動きません。メールをしたり、インターネットを使ってどこかのサイトにアクセスして動画を見たり買いものができるのは、すべて通信できるネットワークと、ネットワークのうえで動画サイトやショッピングサイトを見せるサーバーがあるおかげです。
そして、インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーを作った後は管理をして、障害があれば保守をします。メールやインターネットなどさまざまなアプリケーションが普通に使えているのは、ITインフラを保守しているインフラエンジニアのおかげです。
インフラエンジニアの例
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
②開発系エンジニア:システムのうえで動くアプリケーションをつくる
開発系エンジニアはシステムのうえで動くアプリケーションを作るのが仕事です。アプリケーションにもWebアプリやスマホアプリなどたくさんの種類のアプリケーションがあり、アプリケーションは何らかのプログラミング言語で作られます。
アプリケーションとは?
特定の目的をもって開発されたプログラムのこと。スマートフォン上のアプリだけでなく、パソコンなどで使うエクセルやメールなどもすべて含まれる。
プログラミング言語にもたくさんの種類があり、それぞれのアプリケーション開発の用途に応じてさまざまな種類のプログラミング言語が使われます。さらに、プログラミング言語自体も日々世界のどこかで新しいものがつくられ、開発の用途に応じて便利なものはどんどん取り入れられて、アプリケーションの開発で使われます。
Webアプリやスマホアプリを含め、仕事やプライベートなどあらゆる場面で人々の役に立つアプリケーションが使えているのも開発系エンジニアのおかげです。
開発系エンジニアの例
- システムエンジニア
- Webエンジニア
- スマホアプリエンジニア
- ゲーム開発エンジニア
③課題解決・マネジメント系エンジニア:ITを使って問題解決をおこなう
ITエンジニアの仕事はシステムを作るだけではありません。IT技術を使ってあらゆる問題を解決するのもITエンジニアの仕事です。たとえば、大量にある売上データを分析して経営方針に役立てたり、複雑なパソコン業務をもっと簡単にして業務の効率化をするなど、ITを使って問題解決するケースはたくさんあります。
そのほか、大規模なシステム開発ではエンジニアを統括したりサポートする、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーと呼ばれるマネジメント業務をメインにおこなうエンジニアもいます。
プロジェクトマネージャーはシステム開発の中で起こるさまざまな問題を解決しながら、進捗管理し開発が順調に進むようにマネジメントをおこないます。
課題解決・マネジメント系エンジニアの例
- セールスエンジニア
- テストエンジニア
- フィールドエンジニア
- ブリッジSE
- 社内SE
- ITコンサルタント
インフラエンジニアの種類と仕事内容
インフラエンジニアの種類
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
インフラエンジニアはアプリケーションが動くために必要なネットワークやサーバーを作るのが仕事です。インフラエンジニアはネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなどそれぞれの技術分野に分かれます。
ここでは、システムが動くためには要不可欠なITインフラをつくるインフラエンジニアの種類とそれぞれのエンジニアがどんな仕事をするのか紹介します。
ネットワークエンジニア:通信を実現する
ネットワークエンジニアの仕事内容
- ネットワークをつくる
- 通信を実現する
ネットワークエンジニアはITインフラの根幹であるネットワークを作って通信を実現するエンジニアです。インターネット、携帯電話、銀行などのオンラインシステム、社内LANなどあらゆるネットワークを作って通信できるようにしているのがネットワークエンジニアです。
今日では通信しないアプリケーションはほとんどないので、アプリケーションが機能を果たすためにはネットワークが必須になり、システムを動かすためにはまず最初にネットワークが必要になります。ネットワークを作った後は、通信できるように運用や保守がおこなわれます。
毎日当たり前のように使っているインターネットや携帯電話などが使えるのもネットワークエンジニアのおかげです。
サーバーエンジニア:アプリケーションが動くコンピューターをつくる
サーバーエンジニアの仕事内容
- アプリケーションが動くコンピュータをつくる
- 仮想環境をつくる
サーバーエンジニアはインターネットを含めたネットワーク上で、サービスを提供するコンピューターであるサーバーをつくるのが仕事です。
たとえば、どこかのサイトを見たい場合にはWebサーバーが必要になり、メールをするためにはメールサーバーが必要になるため、ネットワーク経由で何かをするために必ずサーバーが必要です。これらのサーバーを作るのがサーバーエンジニアです。
サーバーもネットワークと同じく、障害が発生したら保守がおこなわれ、システムが動いている間はサーバーエンジニアによってずっと管理されます。
また、サーバーは1台のコンピューターのうえで一つのサーバーを作ることはせず、1台のサーバーを仮想化してそこに複数のサーバーを立てるのが普通です。そのためサーバーエンジニアは仮想化の構築もします。
データベースエンジニア:アプリケーションが動くためのデータをつくる
データベースエンジニアの仕事内容
- データベースをつくる
- ビッグデータ活用の設計から実装
データベースエンジニアはデータベースの構築や運用をするのが仕事です。
データベースとは?
アプリケーションが実行されるときに必要になる情報をまとめたもの。
1つの例として、Googleなどの検索ボックスに何かを入力をして画面に表示される結果をイメージすると良いでしょう。検索ボックスに何かを入力すると、プログラミング言語で作られたアプリケーションがデータベースにアクセスして、必要な情報を取得して画面に表示しています。
そして、データベースはたくさん情報が登録されて容量が大きくなれば、その分システムへの負荷がかかり、データへのアクセスが遅くなります。そのため構築後は、システムの負荷を抑えるためデータベースのチューニングをして管理します。
また、データベースは小規模なものになるとアプリケーションを開発するエンジニアがデータベースエンジニアを兼任することもあるので、データベースエンジニアは比較的大規模なデータベースの構築で必要とされます。
さらに、クラウドの進歩によりたくさんのITサービスが生まれ、さまざまなデータ構造を持ち大量に生成されるビッグデータを活用するための設計から実装をするのもデータベースエンジニアの仕事です。
セキュリティエンジニア:システムを攻撃から守る
セキュリティエンジニアの仕事内容
- システムにセキュリティを実装する
- システムを攻撃から守る
セキュリティエンジニアはシステムを攻撃から守るためにセキュリティの実装や管理をするのが仕事です。システムへの攻撃は内部から外部からを問わず、日々巧妙化されておりいつ攻撃を受けてシステムがダウンするかわかりません。そのためセキュリティの実装は必須で、セキュリティエンジニアはますます求められています。
セキュリティエンジニアは、あらゆるセキュリティ製品を使ってシステムを守るためのセキュリティの設計から実装や運用をします。そしてシステムが攻撃を受ければ、調査することで、セキュリティの運用や実装を見直します。
完全無料! 転職サポート付きITスクールでエンジニアになろう
今の仕事に不安を感じていて、手に職をつけたい人はITエンジニアへの転職がおすすめです。「ネットビジョンアカデミー」なら、就職率98%・完全無料で転職サポートまで受けられます。
未経験からエンジニアへの転職は不安なことも多いはず。ITスクールに通えば、わからないことをすぐに聞いて解決することも可能です。今の仕事を続けながらエンジニアの勉強をしたいという人は、オンライン受講もできます。
無料相談や資料請求もできるので、まずはネットビジョンアカデミーについて詳しくチェックしてみてください。
開発系エンジニアの種類と仕事内容
開発系エンジニアの種類
- システムエンジニア
- Webエンジニア(フロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニア)
- スマホアプリエンジニア
- ゲーム開発エンジニア
開発系エンジニアはITインフラのうえで動くアプリケーションを作るのが仕事です。
アプリケーションを作るエンジニアは多種多様で、仕事やプライベートなどで利便性を提供するアプリケーションを開発するWebエンジニアやスマホアプリエンジニアから、人々を楽しませてくれるアプリケーションを開発するゲーム開発エンジニアまでさまざまな種類のエンジニアがいます。
また、開発では高機能なアプリケーションを効率よく作るために、プログラミング言語で提供されたさまざまな機能を部品化したフレームワークを使うのが一般的です。ここでは、さまざまなアプリケーションをつくる、開発系エンジニアの種類とそれぞれのエンジニアがどんな仕事をするのか紹介します。
システムエンジニア:システム全体の構成をつくる
システムエンジニアの仕事内容
- システム全体の構成を作る
- エンジニアを統括するためのマネジメントをおこなう
システムエンジニアはアプリケーションの全体の構成を作るのが仕事です。 アプリケーションをつくるためにはさまざまな機能を実装していかなければいけません。
アプリケーションを作るためにどんな機能が必要か、その機能を実現するためにはどんな開発環境が必要か、どんな技術が必要かなど、さまざまなことを考慮して、全体の構成設計をするのがシステムエンジニアの仕事です。
全体の構成設計完了後のシステムエンジニアの主な業務は開発スケジュールの管理やエンジニアを統括するマネジメントがメインになります。アプリケーションの各機能の詳細設計から実装までは、それぞれの機能開発を担当するエンジニアがおこないます。
そして、システムエンジニアは各担当のエンジニアが書いたソースコードのレビューをします。システムエンジニアはマネジメントが主な業務ですが、前提としてプログラミング言語を理解するための技術スキルは必要です。
Webエンジニア:Webサービスをつくる
Webエンジニアの仕事内容
- Webサービスをつくる
- Webアプリケーションをつくる
Webエンジニアは、Webアプリケーションを作るのが仕事です。WebアプリケーションはChromeやEdgeなどのWebブラウザで動くプログラムと、 サーバー側で動くプログラムの2つで構成されています。
Webブラウザで動くプログラムのユーザーから見える部分はフロントエンドエンジニアがつくり、サーバー側で動くプログラムはバックエンドエンジニアがつくります。開発の規模によってはフロントエンドとバックエンドエンジニアの両方を兼任するフルスタックエンジニアが開発するケースもあります。
ここでは Webアプリケーションを作るフロントエンジニアとバックエンドエンジニアの仕事内容について紹介します。
フロントエンドエンジニア:Webブラウザで動くプログラムをつくる
フロントエンドエンジニアの仕事内容
- Webブラウザで動くプログラムを作る
- バックエンドエンジニアやWebデザイナーと一緒に仕事をおこなう
フロントエンドエンジニアはユーザーから見える部分であるChromeやEdgeなどのWebブラウザで動くプログラムを作るのが仕事です。Webブラウザで動くプログラムは、 HTML、CSS、JavaScriptの3つの言語で構成されます。
HTMLを使って画面のどこに画像や文字などを配置するか決めて、CSSで色や大きさなどデザインをおこない、JavaScriptを使って画面に表示される図や文字をどんなタイミングで表示させるのかなどページの動作をコントロールします。
また、フロントエンドの開発では、Webフレームワークを使うのが一般的です。フロントエンドエンジニアはWebフレームワークを使いこなせるようになっておく必要があります。
新しくWebアプリケーションを開発する場合は、サーバーが必要になり、その場合はバックエンドエンジニアと一緒に仕事をします。
さらに、画面のデザインに関するプログラミングもおこなうため業務内容によってはWebデザイナーとの連携も必要です。逆に、簡単な画面の修正レベルになるとWebデザイナーを兼任して仕事をおこなうこともあります。
バックエンドエンジニア:サーバーで動くプログラムつくる
バックエンドエンジニアの仕事内容
- サーバーで動くプログラムを作る
- アプリケーションサーバーの開発をおこなう
バックエンドエンジニアはサーバー側で動くプログラムを作るのが仕事です。具体的にはプログラミング言語を使って、Webブラウザへ必要なデータを送るアプリケーションサーバーを開発します。
開発にはフロントエンジニアと同じく、Webフレームワークを使うのが一般的で、使用されるプログラミング言語には、Ruby、Java、Python、Node.jsなどさまざまな言語があります。
また、アプリケーションサーバーの開発では、データベースの構築は必須です。プロジェクトによっては専門のデータベースエンジニアがいますが、Webフレームワークの進歩にともない、データベースの構築もシンプルにできるようになっていることからバックエンドエンジニアがデータベースを構築することもあります。
Webアプリケーションが動くためにはWebサーバーが必要になるため、サーバーエンジニアとの連携も必要になります。さらに画面に表示させるためのデータも準備する必要があり、フロントエンドエンジニアとの連携も必要になり、Web開発においては比較的多忙なエンジニアです。
スマホアプリエンジニア:スマホで動くアプリをつくる
スマホアプリエンジニアの仕事内容
- AndroidやiPhoneで動くスマホアプリを作る
- スマホでアプリが正常に動くか動作検証をおこなう
スマホアプリエンジニアはAndroidやiPhoneで動くアプリを作るのが仕事です。開発は、Webエンジニアと同じくプログラミング言語で提供されたフレームワークを使うのが一般的です。
使用するプログラミング言語は、Androidアプリの開発ではJavaやDrat言語などを使い、iPhoneの開発ではSwiftを使います。
またのほか、スマホアプリエンジニアは、データベースの構築から画面表示の機能まで担当するため業務範囲は広いです。さらにスマホはOSのバージョンアップが早く、アプリが使用される環境がたくさんあるため、複数の環境で動作チェックをおこない、バグが見つかれば修正もおこないます。
また、ゲーム用のアプリ開発ではゲーム開発エンジニアと一緒に仕事をおこない、Webアプリケーションと連携が必要なアプリになるとWebエンジニアと一緒に開発をおこないます。
ゲーム開発エンジニア:遊ぶためのアプリをつくる
ゲーム開発エンジニアの仕事内容
- 遊ぶためのアプリをつくる
- ゲームの動作チェックや不具合の修正をおこなう
ゲーム開発エンジニアは、 PlayStationなどのハードウェアゲーム機で動くアプリケーションや、スマホなどで遊ぶためのアプリケーションを作るのが仕事です。開発にはこちらも、プログラミング言語で提供されたフレームワークを使うのが一般的です。
開発には、C++で提供された「Unreal Engine」やC#で提供された「Unity」などを使います。そして、開発後は快適に動作をするか動作チェックをおこない、不具合が見つかった場合は修正もおこないます。
ゲームは専用のPlayStationなどのハードウェアで動くものから、ブラウザで動くもの、スマホで動くものなどさまざまで、それぞれの環境で快適に動かなければいけません。
また、ウェブブラウザで動かすゲームの開発になるとWebエンジニアと一緒に仕事をおこない、スマホで動かすゲームになるとスマホアプリエンジニアと一緒に仕事もおこない、それぞれのゲームを動かす環境を開発するエンジニアとの連携が必要です。
課題解決・マネジメント系エンジニアの種類と仕事内容
課題解決・マネジメント系エンジニアの種類
- セールスエンジニア
- テストエンジニア
- フィールドエンジニア
- ブリッジSE
- 社内SE
- ITコンサルタント
ITエンジニアには、IT技術を使ってシステムを作る以外に、IT技術を使って課題を解決するエンジニアもいます。課題を解決する場合は、技術スキルに加えて何が問題になっているのかを洗い出すために、コミュニケーション能力やマネジメントのスキルも必要です。
ここでは、IT技術を使って課題解決やマネジメントをするエンジニアの種類とそれぞれのエンジニアがどんな仕事をするのか紹介します。
セールスエンジニア:顧客にシステムを売る
セールスエンジニアの仕事内容
- 顧客にシステムを売る
- 企業によっては営業が兼任することもある
セールスエンジニアは顧客が必要とするシステムを売るのが仕事です。顧客が必要とするシステムはさまざまです。
アプリケーションが必要となると、「どんなアプリケーションをつくるのか?」「どんな機能が必要か?」など顧客の要件に合わせたシステムを準備するためには、幅広いIT知識や技術に加えてコミュニケーション能力が必要です。
要件がまとまれば、製品を導入するだけでよいのか、また開発のプロジェクトを立ち上げる必要があるのかを考えて、見積もりの作成まで担当します。
また、顧客と直接折衝をしてフロントに立つため、企業によってはフロントSEと呼ばれたり、アカウントSEやTAM(テクニカルアカウントマネージャー)などと呼ばれることもあります。企業によってはシステムを売る営業がエンジニアを兼任することもあります。
セールスエンジニアの仕事や選考対策についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
セールスエンジニアになるには? 仕事内容や適性がイチからわかる!
テストエンジニア:システムの品質をチェックをする
テストエンジニアの仕事内容
- システムの品質をチェックする
- アプリケーションやシステムの検証をおこないバグがあれば開発へ問い合わせる
テストエンジニアはアプリケーションやシステムの検証など品質のチェックをするのが仕事で、システムやアプリケーションを動かして正常に動くか確認します。
具体的には、出来上がったシステムが要件通り機能するかテスト項目に沿って動作を確認することで、バグがあれば開発部門へ問い合わせをします。そのほか、不具合の連絡を受けて製品の動作検証をすることもあります。
動作の正常性確認は比較的単調な作業が多くなりますが、アプリケーションやシステムのリリース前には品質を担保するためには非常に大事な作業になります。場合によってはテスト項目が何千項目もあるので、リリースをするために何カ月も何年もかかることがあります。
フィールドエンジニア:自社製品の開発から保守までおこなう
フィールドエンジニアの仕事内容
- 自社製品の開発や保守をおこなう
- 顧客からの技術問い合わせや製品に関するトラブルシュートをおこなう
フィールドエンジニアは自社製品の開発から導入後の保守までおこなうのが仕事です。
また場合によっては、会社がメーカーの代理店となって、開発はせずにメーカーから仕入れた製品を顧客に販売して、保守をメインにおこなうフィールドエンジニアもいます。代理店として扱う製品が外国製になれば、英語の能力が必要です。
製品導入後は顧客のサポート全般をおこないます。製品について問い合わせがあれば操作方法や技術的な説明をしたり、故障すれば現地に出向いて交換作業をするため、製品に関する知識からトラブルシュートをする能力まで高い技術スキルが必要です。
また、導入後は顧客とずっと付き合っていくため、顧客と円滑なビジネス関係を維持するためにもコミュニケーション能力が必要です。
ブリッジSE:国内企業と海外企業の間で開発を支える
ブリッジSEの仕事内容
- 国内と海外の同時並行で行われる開発を間に入って支える
- SIerと顧客の間に入って円滑にプロジェクトが進むようにマネジメントをおこなう
ブリッジSEは国内と海外の同時並行で開発がおこなわれるオフショア開発で、国内と海外の間でマネジメントをするエンジニアです。企業によってはコストを抑えたり、開発効率の観点から開発を海外拠点に置くこともあります。
この場合は、国内と海外の間を取りまとめるエンジニアがブリッジSEです。ブリッジSEは、国内と海外拠点の間を取りまとめるため、英語を始め外国語のコミュニケーション能力が必要になります。
また、間に入って取りまとめるエンジニアが必要になるケースはオフショア開発だけとは限りません。たとえば、開発を受注したSIerがエンジニアを客先に常駐させて、顧客の間に入って取りまとめるためにブリッジSEを配置することもあります。
SIerが客先で開発したいが大人数のため人間を配置できない場合や、開発しながら顧客からニーズを引き出したり、顧客の温度感を確認するなどさまざまな意図や目的で橋渡しになるブリッジSEが必要になる場合があります。
社内SE:企業の情報システム部で働く
社内SEの仕事内容
- 社内のシステム運用全般をおこなう
- 社内の課題解決をおこなう
社内SEは企業の情報システム部に所属して、社内のシステム運用から問題解決までをするエンジニアです。たとえば、会社でPCを使っている人から操作方法や不具合の問い合わせを受ければサポートをおこない、会社の方針で新しいシステムを導入することになればプロジェクトの管理や開発をします。
さらに情報システム部は会社から常にITを使った業務の効率化や課題解決が求められます。たとえばパソコン作業を効率化して時間やコストを抑えたい、システムの運用費用を抑えたいなど、社内のITに関するあらゆる課題解決に対応します。そのため社内SEには幅広い知識と技術が必要になります。
ITコンサルタント:ITを使った課題解決をする
ITコンサルタントの仕事内容
- 現場レベルから経営レベルまで幅広く課題解決をおこなう
- 企業に利益をもたらすための企画をおこなう
ITコンサルタントは企業の持つ課題をIT技術を使って解決するのが仕事です。社内SEと異なり、課題解決の範囲が現場レベルから経営レベルまで幅広くなるのが特徴です。
特に経営レベルの課題になると、どうやったら企業の利益を向上させられるかが常に課題になります。発生した課題に受け身で対応するのでなく、現状を把握して問題点を洗い出して、いかに利益を生み出せるか経営者目線で業務をする能力が求められます。
業績が順調であっても、企業の持つ課題はたくさんあります。そのため、コンサルタントとして業務をするためには、目に見えない問題解決までおこなって常により良くしていくための企画力も時には必要です。
技術の進歩にともなって注目されるそのほかのITエンジニア
そのほかのITエンジニア
- AIエンジニア
- IoTエンジニア
- クラウドエンジニア
- DevOpsエンジニア
- SRE(Site Reliability Engineering)
IT技術は日々進歩しているため、新しいタイプのITエンジニアも技術の進歩にともなって誕生しています。IT技術の進歩にともない、ITエンジニアにはさまざまなニーズに合ったスキルが求められます。
場合によっては、業界未経験者であっても今まで誰も知らなかったサービスを生み出したり、新しい技術を身に付けることで、新しいタイプのITエンジニアとして仕事をすることもできます。ここではIT技術の進歩にともなって注目されるITエンジニアを紹介します。
ITシステムは技術の進歩にともない多機能でかつ高機能になってきており、開発から運用まで高度な技術に対応できるエンジニアがますます求められます。今後も技術の進歩にともないここで紹介していない新しいエンジニアが新たに登場するでしょう。
AIエンジニア:人工知能を作って課題を解決する
AIエンジニアの仕事内容
- 人工知能を作って課題解決をする
- データ分析をおこなう
AIエンジニアは、AI(人工知能)を作って課題を解決するのが仕事です。
AI(人工知能)とは?
大量のデータの中から分析や学習をして、その中から見つけ出された法則に従って動くプログラムのこと。
AIは人間が決めた条件に従って動くプログラムと異なり、データの持つ法則から答えを見つけて動くプログラムなので、データを与え続けることで常に動作が異なってくるのが特徴です。
また、出来上がったAIのプログラムをモデルと呼びます。モデルは収集されたデータから分析や整形をした後に、整形されたデータをそれぞれのアルゴリズムで学習させることで作られます。そのためAIエンジニアにはデータを分析するための統計の知識が必要です。また、AIを開発するプログラミング言語はたくさんありますが、Pythonがよく使われます。
IoTエンジニア:電化製品とインターネットをつなぐ
IoTエンジニアの仕事内容
- 電化製品や医療設備工場の機械などさまざまなモノとインターネットをつなぐ
- 山奥など通信が困難な場所でもネットワークを作って通信ができるようにする
IoTエンジニアは電化製品を含めてあらゆるものをインターネットにつなぐのが仕事です。
IoTとは?
IoTはInternet of Thingsの略称で、あらゆるモノがインターネットにつながるという考えのもとに生まれた言葉。今日では、コンピューターやスマホ以外にも、テレビや冷蔵庫などの電化製品から、医療設備や工場の機械まであらゆるモノがインターネットにつながっている。
データを活用してシステムを作るAIエンジニアに対して、データ収集のためのネットワークをつくる仕事をメインにしているのがIoTエンジニアです。
インターネットに接続されるのはコンピューターだけではありません。データを集めるために、家庭用の電化製品から、医療設備や情報を収集するためのセンサーまであらゆるものがインターネットに接続されます。
しかし、データを収集するためのネットワークを作るのは非常に大変です。たとえば、自然現象のデータを収集するためにはケーブル敷設をすることも困難な山奥の中にセンサーや無線を設置して、雨や風など過酷な自然環境の中で安定したネットワークを作らなければなりません。
そのため、IoTエンジニアには、ネットワークに関する知識や技術だけでなく、どうやったらネットワークを作れるか発想力も必要です。
クラウドエンジニア:クラウド環境でITインフラを作る
クラウドエンジニアの仕事内容
- クラウド環境を使ってインフラを作る
- オンプレミス環境からクラウド環境への移行作業をおこなう
クラウドエンジニアはクラウド環境を使ったネットワークやサーバーなどのITインフラをつくるのが仕事です。
クラウド環境とは?
クラウド環境にはAmazonウェブサービスが運営するAWS 、Microsoftが運営する Azure 、 Googleが運営するGCP(Google Cloud Platform)などがある。クラウドはWebブラウザでインターネットからアクセスすれば誰でも使うことができる。
クラウドが登場する以前のITインフラの構築は、ルーターやスイッチ、サーバーなどネットワーク機器を購入して構築から運用まで自分たちでおこなうオンプレミスが主流でしたが、クラウド技術の発達によりウェブブラウザ上でクラウドで提供されたサービスを使ってITインフラを構築するケースが増えています。
また、クラウドの登場によりITインフラの構築や運用をオンプレミスとクラウドの両方でおこなう企業も増えているため、クラウドエンジニアにはオンプレミス環境とクラウド環境の両方の知識が必要です。
DevOpsエンジニア:開発と運用を同時におこなう
DevOpsエンジニアの仕事内容
- クラウド環境を使ってアプリケーションの開発をおこなう
- 開発と運用を同時におこなう
DevOpsエンジニア(デブ・オプスエンジニア)はクラウド環境を使って開発と運用を同時にできるエンジニアです。クラウドが登場する以前の開発は、開発してテストや検証をおこなった後に運用が始まるのが普通でしたが、クラウドで提供されたサービスを使うことでウェブブラウザ上で開発と運用を同時並行でできます。
クラウドを使うことで開発効率が上がり、柔軟なシステム運用をできることからDevOpsエンジニアの需要は高まっています。DevOpsエンジニアには開発するためのプログラミング言語のスキルから、データベースの構築スキルやクラウドサービスを使いこなすためのスキルまで幅広く高い能力が求められます。
SRE(Site Reliability Engineering):信頼性の高いサイト運用をする
SRE(Site Reliability Engineering)の仕事内容
- Googleが提唱したITエンジニア
- サイトの開発から運用、データ分析まで幅広く業務をおこなう
SREは信頼性の高いサイト運用をするためにGoogleが提唱したITエンジニアです。DevOpsエンジニアのスキルを備えて、ユーザーから信頼を得るためのサイト運用をすることを目的にしたエンジニアです。
サイトがユーザーから信頼を得るために必要なこと
- サイトがダウンすることなくいつでもユーザーがアクセスできること
- サイトのデザインがわかりやすくユーザーが使いやすいこと
- 暗号化ができておりユーザーの情報が守られてセキュリティ対策ができていること
Webサービスの構築後はユーザーのニーズに合わせて改善・改修・開発を繰り返して管理されるのが理想です。そのため、SREにはサービスが常に安定して使える状態を保ちながら、素早くユーザーのニーズに合わせて開発と運用をおこなえる能力が求められます。
SREにはDevOpsエンジニアと同じく開発するためのプログラミング言語のスキルや、ユーザーのニーズを理解するためのデータ分析能力まで幅広く高いスキルが必要です。
完全無料! 転職サポート付きITスクールでエンジニアになろう
今の仕事に不安を感じていて、手に職をつけたい人はITエンジニアへの転職がおすすめです。「ネットビジョンアカデミー」なら、就職率98%・完全無料で転職サポートまで受けられます。
未経験からエンジニアへの転職は不安なことも多いはず。ITスクールに通えば、わからないことをすぐに聞いて解決することも可能です。今の仕事を続けながらエンジニアの勉強をしたいという人は、オンライン受講もできます。
無料相談や資料請求もできるので、まずはネットビジョンアカデミーについて詳しくチェックしてみてください。
ITエンジニアの魅力や仕事のやりがい
ITエンジニアの魅力や仕事のやりがい
- 自分が作ったシステムが社会で役立つ
- 身につけた技術でモノ作りができる楽しさを感じられる
- スキルアップとともに年収アップが狙える
ITエンジニアの仕事にはたくさんの魅力や、やりがいがあります。たとえば、自分の作ったシステムが誰かのために役に立ったり、身につけた技術でモノづくりの楽しさを感じられると、大きなやりがいが感じられるでしょう。
ここでは、ITエンジニアの魅力や仕事のやりがいについて紹介します。ITエンジニアを目指している人は参考にしてみてください。
自分が作ったシステムが社会で役立つ
自分が作ったシステムで、たくさんの人に利便性を感じられて何か社会の役に立つことが、ITエンジニアの仕事のやりがいの1つでしょう。
たとえば今まで複雑なマニュアル作業をしていた人たちが、ITシステムの導入によって業務が楽になって効率化されたりするとITエンジニアとしてシステムを作った甲斐があったと感じられます。
さらに自分の成果が社会から認められ、自分の能力が必要とされればITエンジニアとしてさらにやりがいも感じられます。ITエンジニアは身につけた技術スキルがどれだけ社会に役立つかで評価される厳しさがありますが、それが逆にやりがいにもなります。
身につけた技術でモノ作りができる楽しさを感じられる
モノづくりが好きな人にとっては、自分が身につけた技術でさまざまなITシステムを作れるITエンジニアの仕事は魅力的です。
たとえば、ウェブサイトを作って新しいサービスを作ってみたり、データを分析してAIを作ってみたり、自分が身につけた技術スキルでいろいろなものが作れると前向きにいろんなことに挑戦できるので、仕事も楽しくなります。
また、何かを作るためには、知識や技術が必要になるため、いろいろなITシステムを作れるようになるためには常に新しい知識や技術を習得して勉強を続けることが必要です。好きなモノづくりをするために勉強することが苦にならない人にとっても、ITエンジニアの仕事は魅力を感じられるでしょう。
スキルアップとともに年収アップが狙える
新しい知識や技術を習得してスキルアップとともに高い年収が狙えるのもITエンジニアの魅力です。スキルアップするためには新しい知識や技術を習得して日々自己研鑽をすることで、実績と経験を積むことが必要です。
ITエンジニアは高い技術スキルを身につければ身につけるほどさまざまなプロジェクトに参加できるようになり、仕事の幅も年収もアップします。
能力があれば高い単価で仕事ができるので、その結果フリーランスになったり起業して自由な働き方をしながら高い年収を得ることもできます。
また、リモートワークの普及により能力があれば年齢に関係なく自宅で仕事をしながら収入を得ることもできます。手に職をつけて、生涯現役を考えている人にとってもITエンジニアは魅力的な仕事のひとつでしょう。
ITエンジニアに向いている人の特徴
ITエンジニアに向いている人の特徴
- IT技術に敏感で積極的に新しい知識が習得できる
- 論理的な思考ができる
- コミュニケーション能力が高い
ここではITエンジニアに向いている人の特徴を紹介します。ITエンジニアを目指している人は参考にしてください。
IT技術に敏感で積極的に新しい知識が習得できる
普段からIT技術に敏感で、積極的に新しい知識や習得をしようとする人はITエンジニアに向いています。IT技術は日々進歩しており、ITエンジニアとして業務を続けるためには空いた時間で新しい知識や技術を習得する姿勢が大事です。
新しい技術を先に習得して技術を使えるようになっておけば、その技術の需要が高くなったときにエンジニアとしての希少価値が大きくあがります。たくさんの技術を知っていれば開発現場で顧客からのさまざまな要望に対して柔軟に対応できます。
そのほか、普段の業務において、新しいものや便利なものをどんどん取り入れて自身の業務効率化をすることも大事です。自分自身の業務の効率化をすることで、短時間でいろいろなことを処理できれば空いた時間で仕事の幅が広げられパフォーマンスアップにもつながります。
論理的な思考ができる
ITエンジニアは目に見えないコンピューターの情報処理を扱うため、論理的な思考ができる人はITエンジニアに向いています。ITエンジニアの業務では、処理フローを理解して開発したりシステム障害に対応しなければならないケースが多くなります。
たとえば、プログラミングをする場合は「どんなコードを書けば効率の良い処理になるのか?」「どんな処理フローにするとメンテナンスや保守をやりやすいか?」を意識しなければなりません。逆にプログラムが動かない場合は、どんな処理フローで何が起こっているかを論理的に理解して修正する必要があります。
そのほか、システム障害が起こった場合は、「何が原因なのか?」「何が起こり、どんな影響があるのか?」など一つひとつの事象を論理的に組み合わせて解決しなければなりません。
コミュニケーション能力が高い
どんな業務においてもコミュニケーション能力は非常に大事です。そして、コミュニケーション能力の高い人はITエンジニアに向いています。
ただし、ITエンジニアの業務においてはコミュニケーション能力の高さは話し方の上手さではなく、難しいことをわかりやすく伝えるために相手の知識レベルに合わせて話す能力が必要です。
たとえば、システムを開発する場合はユーザーにわかりやすい説明をできないと、説明を受けたユーザーはどんなシステムになるのか理解できず、ユーザーから開発の承諾が得られません。さらにシステム障害が起こったときも、難しい技術用語をできるだけ使わずに、何が原因でどんな影響があるのかをわかりやすくユーザーに説明できなければ、復旧作業も問題解決にも着手できません。
未経験からITエンジニアになれる! その3つの理由
未経験からITエンジニアになれる3つの理由
- 慢性的な人材不足で採用される機会が多い
- 技術スキルがあれば採用されやすい
- 転職実績を見ると異業種からの転職者が多い
ITエンジニアを目指している人の中には「未経験からなれるのか?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。ITエンジニアとして活躍している人の中には、異業種から転職して未経験からスタートした人がたくさんいます。
ここでは、未経験からITエンジニアになれる理由を3つ紹介します。未経験からITエンジニアを目指そうと考えている人は参考にしてください。
①ITエンジニアは慢性的な人材不足
ITエンジニアは慢性的な人材不足です。平成30年度に経済産業省が発表したIT人材需給に関する調査では、IT人材の不足数は増加傾向で2030年度には79万人不足すると予測されています。
求人の数に対してエンジニアが足りていない状況なので、未経験者でも採用される機会がたくさんあります。そのほか、ITエンジニアの業務は必ずしもハイレベルなスキルが必要とは限りません。
難易度の低い仕事から高い仕事までさまざまあるため、 応募した企業によっては未経験者でもできる仕事を準備している場合もあります。
しかし、難易度の低い簡単な仕事は給料もそれなりに安くなります。給料アップを狙うためには簡単な業務をして終わるのではなく、自分でどんどん勉強して新しい知識や技術を身につけてスキルアップしていきましょう。
②ITエンジニアは技術スキルがあればなれる
ITエンジニアは慢性的な人材不足で求人が余っているため、技術スキルがあれば当然ITエンジニアとして採用される機会は多くなります。ITエンジニアを育成するには費用も時間もかかるため、未経験者で応募してきた人がある程度の技術スキルを備えていれば企業側としても採用しやすくなります。
また、IT技術は日々進歩していて、新しい技術になればなるほど、その技術を使いこなせるエンジニアの数が少なくなるため、未経験者であっても新しいことを勉強して希少価値の高いIT技術を身につけていれば、採用される可能性は大きくあがります。
経済産業省 商務情報政策局が発表した「IT人材育成の状況などについての資料」によるとIoT、人工知能、ビッグデータなどの先端IT人材や、セキュリティ人材が不足している傾向にあります。未経験からITエンジニアになろうと考えている人は人材が足りてない分野の技術に挑戦してみるのもいいでしょう。
③ITエンジニアは異業種からの転職が多い
エンジニア派遣事業をおこなうModisが2021年9月におこなった「未経験からのエンジニア転職」に関する調査によると、未経験からITエンジニアに転職した人の前職は、営業、販売、工場勤務など、情報処理と関係ない異業種から転職している人がたくさんいることがわかります。
そのため、未経験からでもITエンジニアに転職することは十分可能であるといえます。「慢性的なIT人材の不足」「複数の異業種からITエンジニアに転職している」など現状と実績を分析すると、未経験者からITエンジニアへの転職は十分可能です。
また、未経験者であっても技術スキルがあればなおさら採用される可能性は高くなります。ITエンジニアは社会人になって未経験者からキャリアをスタートできる仕事であることを理解しておきましょう。
目指すエンジニア別! 未経験からITエンジニアになるために最初に勉強すること
未経験からITエンジニアになろうと考えている人の中には「最初は何を勉強すれば良いのか?」と迷っている人もいるでしょう。ITエンジニアになるためには、自分の目指すエンジニアに求められる知識や技術を身につける必要があります。
ここではITエンジニアになるために、最初にどんな勉強から始めたらいいか紹介します。ITエンジニアになるためにどんな勉強から始めたらいいか迷っている人は参考にしてください。
未経験からITエンジニアになるために最初に勉強すること
- 全員:オフィス製品など基本的なパソコン操作はできるようになっておく
- インフラエンジニアを目指す人:ネットワークの勉強から始める
- 開発系エンジニアを目指す人:流行りのプログラミング言語の勉強から始める
オフィス製品など基本的なパソコン操作はできるようになっておく
ITエンジニアの業務では、どんなエンジニアであっても「ワード」「エクセル」「パワーポイント」などのオフィス製品は必ず使います。
たとえば、システムを開発するために顧客にどんなシステムになるのか説明する場合はパワーポイントがよく使われ、設計書を作る場合もワードやエクセル、パワーポイントなどプロジェクトの方針に合わせて使われます。
そのほか、機器の設定値や処理フローの資料を作る場合もワードやエクセルなど何かしらのオフィス製品を使うことになります。
ITエンジニアは資料を作る機会がたくさんあるため、オフィス製品を使い慣れてないと、設計や開発以外の部分で時間を取られてしまいます。まず最初は図や表を配置して簡単な資料作成ができるようになっておきましょう。
インフラエンジニアを目指すならネットワークの勉強から始める
インフラエンジニアを目指す場合はネットワークの勉強から始めることをおすすめします。ITインフラにはネットワークやサーバーデータベースなどさまざまな技術分野がありますが、ネットワークはサーバーやデータベースの知識なしで習得できます。
逆に、サーバーの勉強から始める場合は、サーバーはネットワークに接続されて使われるため、サーバーにネットワークの設定をする場合は前提としてネットワークの知識が必要です。
さらにデータベースの勉強を始める場合は、データベースが単体で使われることはほとんどないので、必ずサーバーのうえでアプリケーションと連携して使われるため関連する技術の勉強はセットで必要になってきます。
どのインフラ技術から勉強するかは人それぞれですが、IT技術は複数の技術から成り立っているため関連する技術の勉強が必要になることを覚えておきましょう。
開発系エンジニアを目指すなら流行りのプログラミング言語からはじめる
開発系エンジニアを目指す人は自分が目指すエンジニアの間で流行っているプログラミング言語を勉強することをおすすめします。流行っているプログラミング言語であれば、自分が勉強で行き詰まったときや調べものをする場合はインターネットでたくさんの情報を拾うことができます。
逆に、あまり使われていないプログラミング言語を勉強して、わからないことをインターネットで調べようとしても、拾える情報の数が少なく問題解決に時間がかかる可能性があり、勉強の効率が落ちてしまいます。
まずは、自分の目指すエンジニアがどんなプログラミング言語を使っているのか、求人情報でどんなプログラミング言語が必要とされているのか、流行っているプログラミング言語を確認してみましょう。
未経験からITエンジニアのスキルを身につける勉強方法4選
ITエンジニアのスキルを身につける勉強方法
- 専門書を読んで勉強する
- 勉強用のWebサイトで勉強する
- 実機環境を準備して作りながら勉強する
- ITスクールに通って勉強する
ITエンジニアに必要なスキルを身につけるためには、どんな勉強方法を選ぶかが大事になってきます。勉強方法は主に「専門書を読む」「Webサイトで勉強する」「実機を触りながら勉強する」「ITスクールに通って勉強する」の4つがあります。
どれか特定の勉強方法に絞る必要はないので、効率の良い勉強ができれば複数を組み合わせるのもいいでしょう。ここでは、ITエンジニアになるための勉強方法を4つ紹介します。勉強方法で迷っている人は参考にしてください。
①専門書を読んで勉強する
ITに関する知識や技術を習得するための最もオーソドックスな方法です。 専門書を使って勉強する方法のメリットは、専門家監修のため信頼性の高い情報が得られ、手元にあればいつでも隙間時間を使って勉強できる点です。
逆にデメリットとしては、最適な書籍を選ぶのが難しいところです。専門家監修のもとで高度なことが記載されていても技術用語が難しく読んでもなかなか理解できないということもあります。
そのため書籍を選ぶ場合は、図や表がたくさん記載されて、専門用語を使わずにわかりやすく優しい言葉で解説されている書籍を選ぶことをおすすめします。書籍は一冊数千円程するため、購入して失敗することがないように、できるだけ本屋に直接足を運んで内容を確認して購入しましょう。
②勉強用のWebサイトで勉強する
ITエンジニアのスキルを身につけるために勉強用のウェブサイトを使うのも有効な方法です。有料、無料問わず勉強のために有益なサイトがたくさんありますが、無料で閲覧できる個人の技術ブログは中には情報の信頼性に欠けるものもあります。
仮に情報が正しくても、情報そのものが古いため勉強に使えないこともあります。サイトに記載された情報が自分の勉強に必要な情報であるか判断できない場合は、勉強のメインで使うのではなく参考程度に使うと良いでしょう。
また、Webサイトをメインで勉強したい人は有料のサイトを使うのも一つの方法ですが、有料だからといって必ずしも効率的な勉強ができるとは限りません。どれだけの料金でどんなサポートが付いているのか確認する必要があります。
そのほか、YouTubeなどでエンジニアが技術解説をおこなっている動画サイトを使うのも有効な方法です。文章を読むのが苦手で誰かにわかりやすく説明してほしいと考えている人は、動画サイトを使うのもいいでしょう。
③実機環境を準備して作りながら勉強する
ITエンジニアのスキルを身につけるためには、手を動かして積極的に自分でいろんなものを作ってみるのが一番です。ネットワーク機器を設定してみたり、プログラミングをして、手を動かしていろんなモノを作れば技術とセットで知識が定着するメリットがあります。
逆に、実機環境や開発環境を準備する手間がかかるというデメリットがあります。どんな実機環境や開発環境を準備したらいいかわからない場合は準備だけでたくさん時間がかかってしまい、なかなか勉強を始められないこともあります。場合によっては必要な環境をそろえるためにある程度費用がかかる場合もあるでしょう。
実機環境とセットで勉強する場合は、「何を準備したらいいか?」「場合によっては費用が発生するのか?」を十分確認しましょう。
④ITスクールに通って勉強する
ITに関する勉強が初めてで、最初から教えてもらいたいという人はITスクールが良いでしょう。ITスクールに通えば、勉強するための環境はすべて揃っており、勉強でわからないことがあればすぐに講師に質問ができて、問題解決も早く勉強の効率がアップします。
逆にITスクールは費用が高額になるというデメリットがあります。 リアルタイムの対面授業を導入しているスクールになるとスケジュールの調整をしなければいけない場合もあります。
特に平日しか開講していないカリキュラムを組んでいるスクールになると、平日仕事をしている人にとってはスケジュールの調整は難しくなるでしょう。ITスクールを選ぶ場合は自身の費用やスケジュールと相談して決めましょう。
ITエンジニアになるためのおすすめの書籍
ITエンジニアに必要な知識を習得するためには、専門書を読むのは非常に有効な手段です。しかし、どんな書籍を選んだら良いか迷っている人もいるのではないでしょうか。ITエンジニアになるためにはまず最初に効率よく知識を習得することが大事です。
ここでは、初めてITエンジニアの勉強をする人のためにおすすめの書籍を技術分野別に紹介します。書籍選びで迷っている人は参考にしてください。
ITエンジニアになりたい人全員におすすめの書籍3選
ITエンジニアの勉強を始めようと考えている人のために、最初に読んでおきたいおすすめの書籍を3冊紹介します。ITエンジニアになるためにはまず最初に、IT全般に関する基礎的な知識を身につけましょう。
IT技術は複数の技術から成り立っているため、広く基礎的な部分を身につけておくことが大事です。広く基礎的な知識を身につけた後で、興味のある技術分野があればそれをさらに掘り下げて本格的にエンジニアの勉強をすると良いでしょう。
初めてITを勉強する人のために読みやすくてやさしい解説をしている書籍を紹介するので、書籍選びの参考にしてください。
IT技術全般の知識を習得①「若手ITエンジニア 最強の指南書」
「若手ITエンジニア 最強の指南書」は、「テクノロジー編」「エンジニアリング編」「マネジメント編」「ヒューマンスキル編」の4部から構成されたIT全般の知識が習得できる書籍です。
広範囲に渡った内容になっていますが、全体のページ数は200ページ足らずです。各項目は1,2ページほどでそれぞれ基礎的な内容になっており、初心者の人でもわかりやすい内容となっています。
また、ヒューマンスキル編では、ヒアリングやコミュニケーションに関する説明もあり、ビジネスマナーの内容についても書かれています。業界が変われば風習や文化などが違ってくるので、異業種から転職を考えている人はIT業界特有のビジネスマナーを学ぶのにもおすすめです。
IT技術全般の知識を習得②「キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和05年」
「キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和05年」は、IT関連の国家資格で一番優しいITパスポートの参考書です。
情報処理関連の大学や専門学校を卒業した人たちが合格を目指す人気のある資格として基本情報技術者試験がありますが、 ITパスポートはそれよりも難易度が低い資格です。
ITに関する勉強が初めてで、とにかく入門的な内容で、できるだけ優しいところから勉強を始めたいという人はITパスポートの勉強からはじめるとよいでしょう。
ただ、ITパスポートは入門的な内容ですが、IT全般の技術に加えて、マネジメント、経営に関する問題も出題されるため試験範囲が広範囲で、合格のために覚えることはたくさんあります。
ビジネス文書の習得に役立つ書籍「速効メソッド ITエンジニアのためのビジネス文書作成術」
「速効メソッド ITエンジニアのためのビジネス文書作成術」はメールの出し方から、ビジネス文書の作成まで学べる書籍です。
異業種から転職する人で、デスクワーク経験がない人はメールを出したり資料を作ることに慣れてない人もいるでしょう。IT業界で仕事をするためには、エンジニアとしてのスキルだけでなく、メールやチャットなどの文章によるコミュニケーション能力や資料作成能力も必要です。
IT業界では業務を進めるための基本となる報告・連絡・相談を文書でおこなうことが多くなるため、業務をするためにはわかりやすい書類を作らなければなりません。まずは、こちらの書籍で、書類を作るためのポイントを押さえましょう。
インフラエンジニアにおすすめの書籍3選
インフラエンジニアの勉強を始めようと考えている人は、最初は「ネットワーク」「サーバー」「Linux」の3つの分野を中心に知識を習得していきましょう。
最適な書籍を選ぶためには解説されている内容を読んで自分で理解できるかがポイントになるため、最初の一冊は、できるだけ図や表がたくさん使われて、難しい技術用語を使わずに優しい言葉で解説されている参考書を選びましょう。
また書籍は、数百円から高いものは数万するものまでさまざまです。購入後失敗したと思わないために、口コミや評判で選ぶのではなく、必ず本屋で内容を確認して購入しましょう。ここでは未経験者の人がITインフラを勉強するための最初の一冊を技術分野別に紹介します。
ネットワークの書籍「1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版」
「1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版」はネットワークエンジニアの登竜門的な資格であるCCNAの基礎知識が習得できる入門書籍です。最初から本格的にネットワークの資格の勉強をするのは大変なので、最初は基本的なポイントを押さえたい人にはおすすめです。
「ネットワークって何?」というところから初心者向けに、わかりやすい言葉で解説されています。さらに、図や表もシンプルな構成で解説されており、見やすいのも特徴です。
こちらの書籍でもっと詳しくネットワークの勉強を始めたいと思った人は、CCNAの参考書や問題集を購入して資格取得を目指しましょう。
サーバーの書籍「おうちで学べるサーバーのきほん」
「おうちで学べるサーバーのきほん」はサーバーについてまったく知らない人向けのおすすめの書籍です。こちらの書籍はサーバーについて言葉の意味から解説が始まり、役割や用途など世の中でどのように使われているのかということを中心に書かかれています。さらに、サーバーの簡単な立て方から運用まで書かれています。
そのほか、Linuxについても簡単に触れているので、これから、Linuxの勉強を始めようと考えている人が概要をつかむのにも最適の1冊です。
Linuxの書籍新しいLinuxの教科書」
「新しいLinuxの教科書」はこれからLinuxの勉強をしようと考えている人のための書籍です。
Linuxとは?
LinuxはWindowsOSやMacOSなどコンピューターを管理するためのOS(オペレーティングシステム)の一つで、サーバー用のOSとしてよく使われる。
Linuxを勉強するためにはまずLinuxを実行できる環境の準備が必要になります。こちらの書籍では未経験者の人でもわかりやすいようにLinuxの実行環境の準備から説明しているので、書籍に従っていけば、環境が準備できすぐに勉強が始められます。
こちらの書籍ではよく使われる基本的なコマンドから、自動化をするためのシェルスクリプトの書き方まで解説されているため、業務をする場合にもカバンに入れておけば、Linuxのコマンドを忘れた場合や調べものをする場合にも役立てることができます。
開発系エンジニアにおすすめの書籍3選
開発系エンジニアになるためには何かのプログラミング言語が使えるようになる必要があります。
プログラミングは一言で言えばテキストファイルに文字を書く作業です。未経験者の人で初めてパソコンを触る人や、タイピングに慣れていない人はプログラミング言語を使いこなせるまでは時間がかかり大変ですが、書籍を見ながら何度も自分で手を動かしてプログラムを書くことで使い方のコツがわかってきます。
ここでは初めてプログラミングをする人のために、「Javascript」「Ruby」「Python」の入門書籍を紹介します。これからプログラミングを勉強しようと考えている人は参考にしてください。
JavaScriptの書籍「図解! JavaScriptのツボとコツがゼッタイにわかる本 “超”入門編」
「図解! JavaScriptのツボとコツがゼッタイにわかる本 “超”入門編」はこれからJavaScriptを学ぼうと考えている人のための入門書です。こちらの書籍では具体的にJavaScriptが身近にあるものでどんな使われ方をしているかという解説から始まり、基礎文法から、簡単なゲームの作り方まで学べます。
プログラミング言語を勉強する場合は、通常プログラミング言語のインストールや環境変数の設定などの準備があるので初めて勉強する人にとっては少し大変な作業がありますが、JavaScriptの場合はChromeやFirefoxなどWebブラウザがあれば、すぐに勉強ができます。
JavaScriptはWebブラウザで動くものが通常の「JavaScript」と呼ばれ、サーバーで動くJavaScriptは「Node.js」と呼ばれ、Web開発はブラウザ側とサーバー側の両方を1つの言語で開発できるように「Ecma International」という団体で標準化が進められています。
そのためWebエンジニアを目指している人は、フロントエンドエンジニアでもバックエンドエンジニアでもJavaScriptの知識は必須になります。
Rubyの書籍「プロを目指す人のためのRuby入門[改訂2版] 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで」
「プロを目指す人のためのRuby入門[改訂2版]」はこれからRubyを学ぼうと考えている人のための入門書籍です。WindowsやMACなどそれぞれのOSごとの実行環境の準備から、基礎文法やテスト方法まで解説されているため、初心者の人でも書籍に沿って手を動かして練習をすればRubyの使い方のコツがわかってきます。
Rubyは日本人が開発したプログラミング言語で、国内のWeb開発ではよく使われる言語の一つです。そのためインターネットで検索をすれば、たくさんの情報を拾うことができるため初心者の人でも独学で勉強しやすい特徴があります。
Rubyを使ったWeb開発では「Ruby on Rails」というWebフレームワークを使うのが一般的です。Webエンジニアを目指している人は、こちらの書籍でRubyの使い方を理解した後は「Ruby on Rails」の勉強を始めましょう。
Pythonの書籍「Python 1年生 体験してわかる! 会話でまなべる! プログラミングのしくみ」
「Python 1年生 体験してわかる! 会話でまなべる! プログラミングのしくみ」は未経験者用のPythonの入門書籍です。こちらの書籍では基礎文法を押さえながら、Pythonを使った簡単なアプリケーションの作り方を学べます。
簡単な人工知能を作るプログラムについても紹介されているので、Pythonを使ったプログラミングの楽しさを感じられるでしょう。また、先生が生徒に優しくわかりやすく教えるように会話形式でレッスンが進むため、解説文が読みやすくなっています。
Pythonは短いコードで書けて習得しやすい言語の一つなので、エンジニアの業務だけでなく、事務作業や普段のルーティーン業務を何か簡単に自動化をしたいと考えている人におすすめです。
ITエンジニアの年収アップのための3つのキャリアパス
年収アップのための3つのキャリアパス
- 専門分野の技術スキルを磨いてスペシャリストになる
- エンジニアを統括するプロジェクトマネージャーになる
- 仕事の幅を広げるためにフリーランスになる
未経験からITエンジニアになろうと考えている人は、年収アップするためにはどのようなキャリアパスがいいのか気になるところでしょう。どんなキャリアパスがベストなのかは人それぞれですが、ここでは主な3つのキャリアパスについて紹介します。
未経験からITエンジニアを目指している人は、自分がエンジニアになった後のキャリアパスのプランを立てるときの参考にしてください。
①専門分野の技術スキルを磨いてスペシャリストになる
ITエンジニアとして年収アップを狙うために、そのエンジニアが仕事で使う技術スキルを磨いてスペシャリストになる方法があります。ITエンジニアは高度な技術スキルを身につければ身につけるほど、仕事の幅も広がり希少価値も上がります。
難易度の高い資格を取得したり、新しい知識や技術スキルを身につけてシステム構築の幅を広げたり、さらに問題解決できる能力が高くなると、周囲からますます必要とされ結果として年収アップにつながります。
ITエンジニアは、どの分野のエンジニアになっても技術スキルの高さと年収は比例します。年収アップのためには自己研鑽は必要不可欠です。
②エンジニアを統括するプロジェクトマネージャーになる
ITエンジニアとして年収アップを狙うためには、技術スキルを磨く以外にマネジメントのスキルを磨いてプロジェクトマネージャーになる方法もあります。
プロジェクトマネージャーとして業務をするためには、コミュニケーション能力やリーダーシップなどが求められて、エンジニアを統括してプロジェクト内で起こるさまざまな問題を解決するため、前提として高い知識と技術スキルは必要です。
ITエンジニアになって将来は自分の裁量でプロジェクトを動かしたいと思う人はプロジェクトマネージャーを目指すとよいでしょう。
③仕事の幅を広げるためにフリーランスになる
ITエンジニアとして年収アップを狙うためには、正社員として働くだけでなく、フリーランスになる方法もあります。
フリーランスになるのは簡単なことではありませんが、高度な知識や技術を身につけて、仕事の幅を広げて実績を積み重ねていけばフリーランスになることもできます。また、ITエンジニアは慢性的な人材不足で需要が足りていないため、IT業界はフリーランスとして働くITエンジニアが多い特徴があります。
会社に縛られず自由な働き方で、高い年収を狙おうと考えている人は、高度なスキルを身につけてフリーランスを選ぶのもよいでしょう。
自分に合った職種を見つけて将来性のあるITエンジニアとして活躍しよう
ITエンジニアにはたくさんの種類があります。どのエンジニアになる場合にも、そのエンジニアに必要とする知識や技術を身につけるために勉強して、自己研鑽を続けなければなりません。
そのため、エンジニアを目指す場合は勉強が苦にならず自己研鑽を続けていけるように、自分が興味ある技術分野や面白そうだと思えるようなものを見つけて将来性のあるITエンジニアになって活躍しましょう。
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今の仕事に不安を感じていて、手に職をつけたい人はITエンジニアへの転職がおすすめです。「ネットビジョンアカデミー」なら、就職率98%・完全無料で転職サポートまで受けられます。
未経験からエンジニアへの転職は不安なことも多いはず。ITスクールに通えば、わからないことをすぐに聞いて解決することも可能です。今の仕事を続けながらエンジニアの勉強をしたいという人は、オンライン受講もできます。
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
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