この記事のまとめ
- プログラマーはプログラミング言語を使ってプログラミングをする仕事
- プログラマー適性チェックリストで自分に向いているのか確認しよう
- プログラマーになるための第一歩から就職方法まで徹底解説
プログラマーを目指したいと思っていても、「そもそもどんな仕事?」「どうすればプログラマーになれる?」とわからないことだらけで、一歩を踏み出しづらいという悩みを抱える人は多くいます。中には漠然と「難しそう」というイメージを持っている人もいますよね。
専門職であるプログラマーを目指すには、まず業務内容を詳しく理解し、本当に自分に合っているのかを見極めることが重要です。特にプログラマーは「給料は良いけどキツいのでは?」と極端なイメージを持たれやすいので、メリットとデメリットについては正しく理解しておく必要があります。
この記事では、キャリアアドバイザーの渡部さん、平井さん、ITストラテジストの伊沢さんのアドバイスを交え、プログラマーという仕事について詳しく解説していきます。
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プログラマーの実態を知り自分に合った仕事か見極めよう!
プログラマーと聞くと、「給料が良い反面ブラックじゃないか」「コンピューターに強くないとできない」など、ハードルが高く感じる人もいますよね。専門職であるプログラマーを目指すなら、その仕事について深く理解し、自分に適性があるかを見極める必要があります。
記事ではプログラマーについての基本的な情報を網羅しているので、事前知識がまったくなくても業務内容や働き方のイメージを膨らませることができます。5種類あるプログラマーの業務内容もそれぞれ解説しているので、自分がしたい仕事はどれなのかを探してみてください。
ほかにも、プログラマーの適性が簡単にわかるチェックリストを用意しています。自分がプログラマーに向いているのか不安な人は、ここで確認してみてくださいね。
記事の後半では、プログラミングを学ぶための第一歩としてどんな選択肢があるのかを解説。プログラマーになるまでの道筋もパターンにわけて解説しているので、ライフプランに合わせた比較検討がしやすくなっています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
今はPCを持たない学生も増えていると聞きますが、仕事の場で大きな情報やソフトウェアを扱う場合、まだまだコンピューターが主役となります。
プログラマーは主にコンピューターに仕事をしてもらう指令を作り、機械と人との共存を可能にする、皆さんの生活と密着した仕事です。
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まずは基本から! プログラマーとは?
プログラマーは直接消費者と接する仕事ではないので、漠然としかイメージできない人も多いと思います。ここからは、プログラマーが具体的にどんな仕事をしているのかを解説。また、プログラマーと併せて紹介されることの多い「システムエンジニア(SE)」との違いも説明していきます。
プログラマーについての適性を知るために、まずは基本的な知識を身につけて「そもそもプログラマーって何?」という一番大きな疑問から解消していきましょう。
プログラマーとは
プログラマーとは、「プログラミング言語」を使い、「プログラミング」という仕事をする人のことです。
「プログラミング言語」とは、簡単に言えばコンピューターが理解できる言葉のことです。いくつか種類があり、仕事の種類によって必要な言語が異なります。仕事の種類についてはこの先の内容で解説しているので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
「プログラミング」は、コンピューターを思い通りに動かすためにプログラミング言語を組み立て、コンピューターに命令する作業のことを言います。プログラマーがプログラミングをすることで、さまざまなシステムやソフトウェアができあがるのです。
金融システムや物流システムなど、企業が使用する大掛かりなコンピューターシステムから、誰もが使っているスマートフォン、その中のアプリなど、さまざまなものにプログラマーはかかわっています。
これだけでも、現代において「プログラマー」が必要不可欠な職種であることがわかりますよね。
仕事内容

プログラマーは、SEが設計したシステムをコンピューターに実行させるため、プログラミング言語を組み合わせてプログラミングをしていくのが仕事です。コンピューターに対し、プログラミング言語を使って「このボタンを押したらこの画面が表示される」などの命令をします。
1つのプログラミングに対して1つの正解があるわけではなく、コンピューターが正確に命令を実行できるよう、複数あるプログラミング言語の組み立て方の中から、ミスなくわかりやすいものを模索する必要があります。
ほかにも、バグを見つけるのもプログラマーの重要な仕事です。プログラムを組んでみてもうまくコンピューターが動かない場合は、SEと協力して仕様を修正していきます。
プログラマーについて詳しく解説しましたが、プログラマーはSI業界に属しています。以下の記事ではSI業界について詳しく解説しているので参考にしてみてください。
SI業界を研究! 仕事内容や将来性、向いている人を徹底解説
SEとの違い

SEとは、プログラマーと顧客をつなぐ役割をしている職種です。顧客のニーズを適切に理解し、そのニーズを満たすためにどんなシステムを設計するべきか、どんなシステムを顧客に提供するべきかを考え、仕様書を作る役割を担っています。
SEが作った仕様書に沿って、プログラミングをするのがプログラマーの仕事です。仕様書通りに作ったシステムが実際に使えるかどうかを確認し、作り上げる役割を担っています。
今プログラマーが注目されている理由
近年、プログラマーの採用は活発化しています。プログラマーを欲している企業が増えている一方で、プログラマーになりたいと考える人も増えているのです。
求人サイトを見ていると、プログラマーの募集に対し「文系歓迎」などの文言を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。理系でなければハードルが高いと思われていたプログラマーですが、文系の学生を歓迎する動きもあります。
以前に比べプログラマーになるハードルが下がってきているのはなぜなのでしょうか。ここからは、プログラマーが注目されている理由を解説していきます。
最近は非ITメーカーのプログラマーも需要が伸びています。これまで外部のプログラミング会社に発注していたものを、自社内でおこなう内製化の動きがあるからです。
代表的な成功例がZOZOで、内製化には「市場の変化スピードに対応しやすい」「顧客データを経営に反映しやすい」などのメリットが挙げられています。
IT業界の成長によるプログラマー需要の高まり
身近なところではスマホの登場をはじめ、近年IT業界は目まぐるしい成長を見せています。あらゆるシーンでの機械化が進むにつれ、その機械を作り、管理する人材が必要とされているのです。このIT業界の成長の波を受け、プログラマーの需要も高まっています。
一方でIT業界は慢性的な人手不足の問題を抱えており、将来的には大幅に人材が不足することが見込まれています。この先もIT化が進んでいくであろうことを併せて考えると、将来プログラマーの需要が大幅に下がるとは考えにくいでしょう。
とはいえ、とりあえずプログラマーになれば安心というわけではありません。将来性の高いプログラマーであるには、一定の努力が必要になります。この点については後半の内容で解説しているので、より詳しくプログラマーの実態を知りたい人はぜひ参考にしてくださいね。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る人と機械の共存が求められる現代社会でプログラマーは必要不可欠
プログラマー需要が高まる背景としては、ソフトウェアの普及という面が大きいです。たとえば自動車などを見ても、昔は油圧などでコントロールしていた仕組みが軒並みコンピュータ制御に代わっていますし、新しいWebサービスがどんどん出現して急拡大していることも、プログラマーの需要を高める一因となっています。
物流システムの在庫管理や配送、製造メーカーの環境管理などの分野も同様です。これまでハードウェアが果たしていた役割と機能がソフトウェアに置き換えられていることによって、そのシステムを作るプログラマーは不足しているのです。
プログラミング教育によって+αのスキルも身につく
また、2020年から小学生のプログラミング教育が必修化されていますが、そこには論理的思考力や創造性、問題解決力の育成という主旨が盛り込まれています。
早期からプログラミングを学校教育で導入している欧州などに比べるとこの点は遅れていると言われており、将来的にもIT人材の不足が見込まれていることから、子どものうちから情報活用能力を学習の基盤として養成するという方針になっています。
IT業界の成長により、需要が高まっているのはプログラマーだけではありません。次の記事では、QAについて解説しています。QAも需要が高まっている職業の一つですので、あわせてチェックしてみてくださいね。
QAの仕事内容とは? 将来性や向いている人の特徴を徹底解説!
IT業界のほかにも人手不足な業界はあります。以下の記事では人手不足な業界と働く際のメリット、注意点をまとめているので参考にしてみてください。
人手不足に悩む6つの業界を徹底解説! 就職しやすい仕事も紹介
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仕事がなくなるって本当? プログラマーの将来性
IT業界は人材不足が深刻化している一方で、将来的にはプログラマーの仕事がなくなる可能性を見すえる声があるのも事実です。今後しばらくは人材不足が続いても、中長期的に見ると仕事が少なくなってしまったり、求められるスキルが変わっていく可能性があります。
しかし、だからといって「人手不足の波に乗って今プログラマーになるべきではない」ということにはなりません。ここからは、プログラマーが将来仕事がなくなってしまうと言われている原因と、実際にはどのような実態があるのかを解説していきます。
AIに仕事が奪われる?
プログラマーの仕事がなくなってしまう原因の一つと言われているのが、AI(人工知能)の台頭です。IT業界の成長によって、今後あらゆる仕事がAIに取って代わられるという説があり、一時は大きな話題となりました。
しかし現在にいたっても、プログラマーの仕事が大きく減少してしまった事例は見られません。また、確かにAIで代用できる仕事が増えたものの、新たなAIが生まれる背景には新たなプログラマーの需要があります。今後急激にAIが発達し、そのすべての仕事までもが奪われるということは考えにくいでしょう。
とはいえ、IT業界は日々着々と成長を続けています。それに対応するために新たなスキルを身につけ、いち早くIT業界のトレンドをキャッチしていく必要があるのは間違いありません。自分自身のアップデートが、自分の将来性を担保するといっても過言ではないでしょう。
オフショア開発により業務がなくなる?
オフショア開発とは、開発コストを抑えるために海外の開発拠点に業務を委託する形態を指します。インターネットの普及によって海外進出のハードルが下がったことで、近年注目を集めている業務形態です。
しかしこれも良い面ばかりではなく、言語や文化の違いによるトラブルの影響からソフトウェアの品質を維持することが難しい、仕様書の翻訳や情報共有にコストがかかるなどの理由で、普及にいたっていません。
今後この課題が解消されオフショア開発が普及する可能性もゼロではありませんが、プログラマーに何より求められるのは、開発したものが確実に成果を上げることや、高品質なものを作ることです。前にも解説したとおり、自分自身のアップデートを怠らない人であれば、オフショア開発の普及に過度な危機感を覚える必要はないでしょう。
アドバイザーコメント
伊沢 剛
プロフィールを見るITの進化に伴って自分自身の価値を高め続けることが大切
テクノロジーは日々進化しています。そのため、プログラマーとして重要なのは最新の技術を学び続けること。新しいプログラミング言語、フレームワーク、開発ツールなど、自分の専門領域と関連する最新技術を学ぶことは必要不可欠です。
また、自分自身の価値を高めるために、プログラミングスキルだけではなく、データサイエンス、AI、機械学習、クラウドコンピューティングなどのような需要の高い専門領域を選び、その領域の専門家になるのも良いでしょう。
無料で学べるオンラインの勉強会など、学習機会はさまざまあります。IT分野のイベントやセミナーに参加する、ソーシャルメディアや業界のフォーラムで積極的にコミュニケーションをとるのも有効です。
チームで仕事をするスキルを高めれば仕事の幅が広がる
またプログラマーの仕事はチームでおこなう仕事です。コミュニケーションスキル、問題解決スキル、チームワーク、プロジェクト管理能力などは、どの職場でも求められる能力であり、これらを強化することで仕事の幅を広げることができます。
その先には上流工程の仕事があり、システムの企画など、顧客のニーズをもとに最適なシステムの企画、提案をできるようなエンジニアを目指すこともできます。
やりたい仕事はどれ? プログラマーの5つの種類
プログラマーの5つの種類
- Webプログラマー
- アプリケーションプログラマー
- ゲームプログラマー
- 組み込み系システムプログラマー
- 汎用系システムプログラマー
一言にプログラマーといっても、何種類かに分類することができます。今回はその大分類のうち、メジャーな5つの種類について一つひとつ解説していきます。
それぞれ仕事内容が違い、使用するプログラミング言語も異なるものです。実際に「プログラマーになってこれがしたい!」と思った時、その仕事が何に分類されるのかを事前に知っておきましょう。
①Webプログラマー
数あるプログラマーの職種のうち、今もっともメジャーといえるのがこのWebプログラマーです。主な業務内容は、Webサイトのプログラミングです。日常的に使用する人も多いECサイトやSNSなどのWebサイトが快適に使えるのは、このWebプログラマーが作ったシステムのおかげです。
ほかにも動画サイトやメールフォームなど多岐にわたるシステムにかかわっており、どのプログラム開発に携わるかによって必要となるスキルが変わります。
必要とされるスキルは多いですが、何よりたくさんの人に必要な情報を届け、ときには知識を、ときには娯楽を提供することのできる仕事です。
②アプリケーションプログラマー
パソコンやスマホで動作するアプリのシステム構築にかかわっているのが、アプリケーションプログラマーです。最近は特にスマホやタブレット用のアプリに関する仕事が増えており、注目を集めています。
SNSなどの情報収集、スマホゲームなどの娯楽を提供するアプリのほか、売り上げ管理や給与計算などの業務用アプリなど、多種多様な分野があります。手がける仕事によって必要となる知識やスキルが変わり、スキルのアップデートが必要ですが、多くの人に便利さを届けることのできる仕事です。
③ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、名前通りゲームのプログラミングを手がける仕事です。コンシューマーゲームにとどまらず、スマホゲームやパソコン用のオンラインゲームなど、多種多様なゲームを広くカバーする職種です。
ゲームが正常に動作するためにはグラフィックやサウンドとの連携が必要になるため、専門性が高く、プログラマーの中でも特に多くの人とのコミュニケーションが求められる仕事です。
クリエイティブな環境で働きたい人や、たくさんの人に娯楽を届けたい人にはおすすめの職種です。
- プログラマーになりたいのですが、人とコミュニケーションを取ることが苦手です……。プログラマーになるのは難しいのでしょうか?
コミュニケーション能力を鍛えてプログラマーを目指そう
そうですね、コミュニケーションを完全になくして仕事をするのは難しいです。ただ、コミュニケーション能力は、練習で身につけることができますよ。
仕事のコミュニケーションでは「正しく聞き取る」「正しく伝える」ことが大切で、これらは訓練で上達します。ほとんどの企業が新人研修でコミュニケーションを取り上げているのは、コミュニケーション能力は繰り返し練習することで向上が期待できるからです。
今からコミュニケーションの本を読んだり、YouTubeを見たりして、練習していきましょう。
④組み込み系システムプログラマー
家電製品や車載機器、医療機器、業務用機器など、日々の生活に必要不可欠な多くの機器のシステム構築に携わっているプログラマーです。家電製品が存在する限りは必要な職種なので、将来性が高いといえます。
家電に限らず工業の分野でも活躍するので、ほかのプログラマーと比べると特に専門性が高く、技術が必要となる職種です。機械が好き、直接人の生活にかかわり、必要とされる仕事がしたい人におすすめです。
⑤汎用系システムプログラマー
他のプログラマーに対し知名度は低いですが、社会を動かすうえで重要な役割を担っている職種です。主に金融機関や官公庁、多くの顧客を有する企業などの基幹システムで使われる大型コンピューター向けのプログラミングに携わります。
一台のコンピューターで一括処理ができるシステムを開発するのがメインで、クレジットカードの顧客データベース構築などに携わります。
仕事内容から大企業のニーズも多く、高収入が期待できます。責任がともないますが、社会を回すために必要な大きな仕事ができる職種です。
- プログラマーとしてかかわりたい仕事がたくさんあるのですが、志望するうえではどれかに絞らなければいけないのでしょうか?
必要な能力を意識して自分に最適な選択をしよう
プログラマーに必要な知識やスキルは、大きく次の4つにわけられます。
①プログラミングスキル:プログラム言語を使って、プログラムを組む
②開発理論の知識:品質のいいプログラム、効率的な開発手法などの知識
③業務知識:開発する製品やシステムが扱う業務についての知識
④コミュニケーションスキル:チームで仕事を進めていけるスキル
このうち②④は、どんなプログラマーでも共通して必要な部分です。①③は、開発対象によって大きく変わる可能性がある部分です。
もし志望を絞り切れないのなら、①③を中心に情報収集して、職種研究や企業研究をしてみてはどうでしょうか。また入社後は②④をしっかり身に付けておくと、業務分野の変更もしやすいと思います。
アドバイザーコメント
伊沢 剛
プロフィールを見るプログラマーの種類ごとに特徴を押さえておこう
Webプログラマーは、需要が高く、働く機会が豊富です。開発ツールが豊富で、効率的に開発を進めることができます。その反面、セキュリティが重要で、その対策についても知識が求められます。またシステムに対して、高度なパフォーマンスや操作性を求められることもあります。
アプリケーションプログラマーは、自分の作ったアプリが直接ユーザーの手に渡り、その反応を見ることができるのが魅力でしょう。その反面、デバイスの性能や画面サイズなど、多くの制約条件に対応する必要があります。
ゲームプログラマーは、高い創造性と技術力が求められ、スキルを存分に活かせます。一方で、技術的な難易度が高く、高度な数学や物理の知識が求められます。
組み込み系システムプログラマーは、自分がかかわった製品が世の中で使われるので、大きな達成感を感じることができます。ただし、プログラムを作成する時にはハードウェアの制約(メモリ、CPUパワーなど)に対応する必要があります。
汎用系システムプログラマーは、大規模なシステムを扱うため、広い視野と深い知識を身につけることができます。その反面、古い技術を使っている場合が多く、新しい技術へのスキルアップが遅れる可能性があります。
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
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自分の適性に合わせて選ぼう! プログラマーの4つの働き方
プログラマーの4つの働き方
- 自社開発
- 受託開発
- 客先常駐
- フリーランス
選ぶ働き方によって、プログラマーの職場環境や仕事内容は異なります。社内で自社製品の開発に携わる場合もあれば他社製品の開発に携わる場合もあり、一方でそもそも勤務地が取引先の場合もあるので、プログラマーとしてどのように働きたいかを考えてみましょう。
ここからは、自社開発、受託開発、客先常駐、フリーランス、それぞれのメリットとデメリットについて解説していきます。どれも働き方から人とのコミュニケーションの取り方まで変わってくるので、自分の適性に合ったより働きやすい方はどれかを確認してみてください。
上の4つの働き方は、仕事内容とリンクしています。働き方の形態だけで選ぶのではなく、このあと解説するメリットや大変な部分を把握し、仕事内容を理解して、働き方を選びましょう。
①自社開発
自社開発とは、サービスの企画からシステム開発、運営まで、すべての業務を企業自らがおこなう形態を指します。ここで自社開発に携わるプログラマーの多くは、市場調査やシステムの設計、企画、運用まで、幅広い業務内容をカバーします。
メリット
自社開発プログラマーのメリット
- 余裕のあるスケジュール調整ができる
- 顔なじみの仲間たちと仕事ができる
- 慣れた環境で作業に集中できる
- 自分のアイディアで一からモノを作り出すことができる
- 商品のヒットが直接評価につながりモチベーションアップできる
自社開発プログラマーは、自社内だからこそ比較的自由に仕事ができる場合が多いといえます。スケジュールに遅れがあれば自分たちで調整することも可能なので、顧客の意見に仕事の一進一退が左右されるということもありません。
また、自分が出したアイディアが形になり、それがヒット商品となれば社内での自分自身の評価につながります。これはプログラマーとして大きなやりがいを感じる瞬間となるでしょう。
注意点
自社開発プログラマーの注意点
- 新卒採用や未経験者採用は狭き門
- 大きな責任がともなう
- 身につくスキルが偏る
- 人脈が広がりにくい
自社開発プログラマーは、そのメリットの多さから人気の職種です。中途採用は即戦力となるスキルが求められる場合が非常に多く、新卒であったとしてもある程度のスキルがなければ就職活動をスムーズに進めることは難しい場合があります。
また、企画から開発まですべて自社でおこなっているからこそ、投じたコストに見合う利益が上がらなければ打撃が大きく、大きな責任がともないます。
業務のほとんどが自社内で完結しているため、その会社で必要とされている分野のスキル以外は身につきにくい、比較的人脈が広がりにくいなどのデメリットも挙げられます。
②受託開発
顧客からの依頼を受けてシステムを作り、指定された期日までに納品をするのが受託開発です。不具合などがない限り一度納品したものは自分の手から離れ、その後は依頼がない限りシステムの改修をおこなったりすることはほとんどありません。
メリット
受託開発プログラマーのメリット
- 大手企業が多く案件も豊富なため安定している
- 比較的入社がしやすく未経験でもチャレンジできる
- 多様なITスキルを身につけることができる
- 人脈を広げることができる
現時点で、受託開発は国内でもっとも普及している業務形態です。そのため案件の獲得がしやすく、安定的に仕事を得ることができます。就職先は大手企業も多く、その分研修制度が充実していたり、新卒や未経験者でも受け入れる体制が整っている傾向があります。
受注する案件によってはまったく別のスキルを求められるので、自然と多様なITスキルが身につきます。市場価値を高めることができるという点も、受託開発プログラマーの強みです。また、幅広い業界に携わるため人脈が広げやすくなります。
注意点
受託開発プログラマーの注意点
- スケジュールが依頼元の要望に左右される
- 下請けになるにつれて条件が下がる傾向がある
受託開発となると、依頼元の一言で仕事のスケジュールを立て直さなければならなくなったり、依頼元とのコミュニケーションが密に取れず業務が思うように進まなくなる場合もあります。もともとの設定期限がハードな場合もあり、激務に追われる可能性があるのも事実です。
また、受託開発の仕組みは元請け、二次請け、三次請けと、依頼元からダイレクトにくる仕事だけでなく、業務がさらに分割されたうえでやってきた仕事である場合もあります。下請けになればなるほど給与が下がったり、スケジュールが遅れたときのしわ寄せが多くなるなどの傾向もあるので、企業選びは慎重にする必要があります。
③客先常駐
依頼元の企業や受託企業に出向いて仕事をするのが、客先常駐プログラマーです。基本的には自社開発や受託開発のサポートをします。自社に出社する頻度は低く、月に一度報告書の提出のために出社するといったパターンが多い傾向にあります。
メリット
客先常駐プログラマーのメリット
- 人脈を広げることができる
- 多様な業界と接し多様なスキルを身につけることができる
- 比較的少ない残業時間で仕事ができる
- 未経験でもチャレンジできる
- 引き抜きによるステップアップも期待できる
客先常駐プログラマーの一番の利点は、なんといっても人脈の広げやすさです。仕事のたびにいろいろな会社へ行くので、自然とあらゆる業界での人脈が生まれます。また、仕事に合わせた多様なスキルを身につけることができるのも魅力の一つです。
また、客先常駐のプログラマーは時間計算で給与が算出される場合が多いため、残業が少ない傾向にあります。ただ、契約内容や業務内容、繁忙期であるかどうかによってはその限りではないので、注意が必要です。
中小企業などでは人手の確保の点で未経験者でも採用される可能性が高く、まったくの未経験であってもチャレンジがしやすいといえます。常駐していた先で能力を認められれば引き抜かれる可能性もあり、ステップアップが期待できる点もモチベーションにつながるでしょう。
注意点
客先常駐プログラマーの注意点
- 常駐先が変わるたびに人間関係を一から築く必要がある
- スキルアップに限界がある
- 他のプログラマーに比べ給与が低い場合がある
- 新卒には向かない可能性がある
客先常駐のプログラマーは常駐期間が短期である可能性もあるため、難易度の高い仕事は任されにくい傾向にあります。そのため身につくスキルの幅は広くてもそこから技術を深めるのが難しい場合が多いといえるでしょう。
また、給与の算出が時間計算であることから収入が上がりにくいという点も踏まえておく必要があります。
新卒で客先常駐のプログラマーとして就職すると、初めての業務から社外という慣れない環境でのスタートになったり、場合によっては一人きりで駆り出される可能性もあるため、職場選びには十分に注意が必要です。
④フリーランス
会社に属さず、自分で仕事の受注から納品までをおこなうのがフリーランスプログラマーです。独立している場合と副業として働いている場合がありますが、今回は独立している場合に焦点をあてて解説します。
メリット
フリーランスプログラマーのメリット
- 受注する仕事を自分で選ぶことができる
- 働く時間や場所を自由に決めることができる
- 人間関係に悩みにくい
- 年収アップを狙いやすい
フリーランスプログラマーのメリットは、なんといっても自由度の高さでしょう。受注する仕事自体が選べるうえに、フルリモートで仕事ができるので、働く場所も時間も自由に決めることができます。家庭の事情や予定に合わせてスケジュールを柔軟に合わせることができるので、そこは大きな魅力ですよね。
また、IT業界の人材不足が続いていることから、独立をしても仕事に困ることがあまりないのも利点です。頑張れば頑張った分、ダイレクトに報酬を得られます。報酬の高い仕事を優先的に選んだり、報酬額を交渉することもできるので、特にプログラマーは独立することで年収のアップが期待できる職種として名前が挙がることが多くあります。
注意点
フリーランスプログラマーの注意点
- 収入が安定しない
- 福利厚生がない
- 経理にかかわる事務作業を自分でしなければならない
企業に属していれば勝手に仕事が受注されますが、フリーランスになればそもそも仕事をもらえなければ収入を得ることができません。また、「企業の名前」という社会的信用がない状態からのスタートとなるので、軌道に乗るまでは苦労も多いでしょう。
福利厚生もないので自分の生活は全面的に自分で支えなければならないほか、経費精算、契約書類の作成、確定申告など、事務作業もすべて自分でする必要があるので、これらの業務に慣れるまでは負担に感じることも多くなるかと思います。
- 在宅のプログラマーとして働きたいのですが、やはり新卒で在宅は難しいでしょうか?
新卒でいきなり在宅は難しい
在宅のプログラマーとして働くには、技術力だけでなく、高度なコミュニケーション能力や自己管理能力が求められます。
最初は新卒でIT企業で働き、スキルを積み上げてから在宅のプログラマーとして働く人は私の周りにもいます。新卒でいきなり在宅のプログラマーは無理ではありませんが、相当ハードルが高いといえます。
新卒で入社して、オフィスで一定期間働く中で、業務の流れやチームの文化に慣れた後、一定の成果や信頼性を示すことで在宅勤務に移行できることもあります。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る就職先によっては働き方が一定でない場合も多い
一概にデメリットとは言えないかもしれませんが、フリーランスに関しては、実績を残して一定の顧客を確保できているか、継続的に仕事を得るための営業力も必要になります。
また、客先常駐に関しては、自分で職場を選ぶのは不可能な場合も多いので、企業内で長期的なキャリアを築くうえではリスクもあります。一方で多くの業種で常駐を経験し人脈を広げていくのは、フリーランス志向の人に向いている働き方かもしれません。
自社開発か受託開発かについては、大手の場合担当する部署の違いで決まることが多いです。客先常駐の働き方でなくとも、運用にともなうエラーやバグの修正のため、システムを導入した客先に一定期間常駐するケースもあります。
目的意識を持つことで多様な働き方の中にメリットを見つけよう!
こうしたことをメリットととらえるか、デメリットととらえるかは、その人の目的によっても変わります。
経験を多く積んでスキルアップや独立を目指すなら、職場環境の変化はメリットと考えることもできるでしょうし、頻繁に異なる客先への常駐を経験するのも対人関係能力を鍛えるうえではメリットになるかもしれません。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
イメージしてみよう! プログラマーの仕事の流れ5ステップ
プログラマーの仕事の流れ5ステップ
- 要件定義
- 設計
- プログラミング
- テスト
- 運用・保守
プログラマーという仕事がどんなものであるのかイメージしやすくするために、ここからは具体的な仕事の流れを解説していきます。
ただし、プログラマーの業務内容は働き方やポジション、経験年数によって変わってきます。選ぶ働き方によってはこの限りではない場合もあるので、参考程度に見てみてください。
①要件定義
要件定義とは、受注元との話し合いを重ね、どんなものを作るべきかという方向性を定めていく作業です。顧客の「こんなことがしたい!」を聞き、「それを実現するにはこのシステムが必要」と作るべきものの形をはっきりさせていく段階ですね。
ここで受注元との間に行き違いが発生してしまうと、その後のすべての作業に影響が出てきます。ヒアリングを重ね、慎重かつ正確にニーズをくみ取る必要があります。受注した仕事にかける予算や期間、人員もこの時点で決める場合が大半です。
②設計
どんなシステムを作るかが決まれば、次はそのシステムを設計します。基本設計と詳細設計の2種類があり、基本設計ではどのような機能を作り、何ができるかという大枠を決めます。詳細設計では、基本設計で決められた動きをどのように実現するかをさらに細かく設計します。
多くの場合、この設計までの作業はSEの仕事ですが、プログラマーも経験年数を積めばこの段階から携わる可能性があります。
③プログラミング
プログラミングからが、プログラマーが確実に手がける仕事です。詳細設計の通りにシステムが機能するよう、組み立てる作業を指します。プログラミング言語を駆使し、コンピューターが仕様通りの動きをしてくれるよう指示をする作業です。
④テスト
プログラミングができれば、次は作成したプログラムが正常に動作するかをテストします。まずは細かい単位で小さな動作のテストをおこない、それらをつなぎ合わせて大きな動作を問題なく実行できるかを確認していきます。
その後、受注元が保有している外部システムとうまく連携するかどうかをテストし、最後に実環境で使用された際に問題なく動作するかのテストをして完了です。
⑤運用・保守
テストが無事に終わると、実環境でのシステムの使用が始まります。ここからはプログラマーの働き方によって変わりますが、受注もとに納品して終わりの場合と、納品後も引き続き運用・保守の作業が発生する場合があります。
運用とは、システムが正常に動作しているかを確認し、不具合が起こらないように監視する作業を指します。一方で保守とは、システムに不具合が起きたときにすぐに対応する作業のことです。
システム開発は、開発期間中、要件定義から運用保守までの工程を一つずつ完成させていくウォーターフォール型と、機能ごとに短期間で要件定義から運用までの工程を繰り返しながら完成させるアジャイル型の開発手法があります。
好条件でスキルが身につく! プログラマーとして働く6つのメリット
プログラマーとして働く6つのメリット
- 高収入を実現できる
- 職場環境を自由に選べる
- 起業や独立が比較的簡単にできる
- 頭の中に生まれたアイディアを形にできる
- 論理的な考え方を身につけることができる
- 手がけた仕事でたくさんの人を喜ばせることができる
プログラマーの仕事は、プログラミングスキルが身につくという技術面のメリットだけでなく、働き方ややりがい、考え方など多くの点で得られるものがたくさんあります。努力次第では収入が上がりやすくもなるので、モチベーションが維持しやすいのも魅力の一つです。
ここからは、そんなプログラマーの魅力を一つひとつ解説していきます。プログラマーになるか悩んでいる人は、ぜひこのメリットの多さにも着目してみてください。
①高収入を実現できる
プログラマーは仕事のスキルを上げれば上げるほど市場価値が高まります。これはどの職種にも言えることですが、プログラマーは特にそれが顕著といえるでしょう。重視されやすいのはスピードと正確性です。評価基準が非常にわかりやすいので、仕事が直接収入アップにつながることが少なくありません。
また、多岐にわたる副業が可能であるのもプログラマーの強みです。プログラミングスキルを活かした講師やライターなど、本業以外にも求められるシーンが多く、ある程度のスキルを身につけることができれば大幅な年収アップを狙うのも夢ではありません。
- 高収入なプログラマーになりたいです。周りのプログラマーよりも収入を上げるにはどうすればいいですか?
目指すキャリアを定めてスキルアップしよう
ポイントは、キャリアパスをイメージして目標をもつことです。
一般にプログラマーのキャリアパスとしては、
①プロジェクトマネージャ:開発チームを取りまとめ、品質・費用・納期に責任をもつこと
②システムエンジニア:開発工程の上流を担当すること
③スペシャリスト:短時間で品質の良いプログラムを書けること
が考えられます。自分はどのキャリアパスで収入増を目指すのか、目標をもってスキルアップに取り組みましょう。
②職場環境を自由に選べる
前にも述べたとおり、プログラマーの働き方は多岐にわたります。自分の性格や適性に合わせて働く環境を選ぶことが可能です。また副業案件では、フルリモートかつ好きな時間にできる仕事が多数存在します。比較的自由に仕事をすることを実現しやすい職種といえるでしょう。
- 将来的に企業に所属しながらフルリモートで働くとしたらどのようなキャリアを積むのが良いですか?
Webプログラマーやアプリケーションプログラマーがおすすめ
リモートワークで働くには、高い技術スキルと自己学習能力、さらに、コミュニケーション能力、自己管理能力などが求められます。
特にリモートワークに適しているのは、Webプログラマーやアプリケーションプログラマーです。これらは主にオンラインでおこなわれ、物理的な場所に依存しません。
また、これらの分野では新しいツールやテクノロジーが頻繁に出てくるため、リモートワークで自己学習の時間を確保しやすいというメリットもあります。
企業の中でも特にスタートアップ企業は新しい働き方を採用しやすい傾向があり、リモートワークを積極的に採用している企業も多いです。
③起業や独立が比較的簡単にできる
プログラマーが起業・独立しやすい大きな理由として、初期費用がほかの職種に比べて少なく済むということが挙げられます。もちろんパソコンは必要ですし、インターネット代金もかかりますが、すでにそれらを持っている場合は主な出費は人件費程度に収められます。自宅でできる仕事もあるので、起業や独立に踏み切りやすいのです。
また、プログラマーの副業案件が非常に多く、起業・独立したあとに収入を得られるか見極めやすいのも理由の一つといえるでしょう。
④頭の中に生まれたアイディアを形にできる
プログラマーとしてスキルを磨けば「こんなことができたら便利なのにな」というアイディアを低予算で形にし、発信できます。
たとえば「問い合わせがあったものは自動的にデータ分類して保存されていたら良いのにな」と思えば、比較的簡単なプログラミングで叶えることができます。ちょっとした業務の効率化や手間のかかる単純作業などは、プログラミングの技術があれば簡単にできてしまう場合が多いのです。
ほかにも自分の考えたサービスを低コストで発信できたり、Web上に自分の会社を持つための知識やスキルが自然と身につきます。プログラマーとして経験を積むことで、できることが格段に多くなるのです。
⑤論理的な考え方を身につけることができる
コンピューターを命令通り正確に動かすには、論理的思考にもとづいた細かい指示を与える必要があります。
たとえば計算アプリ1つを作るにしても「押されたボタンの数字を画面に表示する」「指定の演算を始める」「追加で押された数字を演算に従い表示する」「計算結果を表示する」「Aボタンが押された場合はこれまでの結果を消す」など、非常に細かく指示を出します。
この細かい指示の一つひとつにもプログラミング言語によるコンピューターへの命令が出されており、プログラマーには徐々に「あの箇所をこうすれば、あっちがこうなる」「ここをこうしておけば、このように動く」など、全体を俯瞰的に把握する能力や整合性が備わってきます。
これにより、物事をよりシンプルに、論理的に考える能力が身につくのです。
プログラマーでなくとも、社会人として働くうえでは人に何かを説明したり、相手を納得させなければならないときが多くあります。このようなときに論理的に考えるスキルが身についていると、コミュニケーションを円滑にすることができますよ。
⑥手がけた仕事でたくさんの人を喜ばせることができる
プログラマーの仕事は、その多くが現代社会において必要不可欠なものであったり、人々の生活を豊かにするものです。中にはダイレクトに社会貢献を実感できるものもあるので、仕事の成果を随所で感じることができるでしょう。
プログラマーがかかわった仕事が世の中に与える影響の大きさは、ほかの仕事ではなかなか体験できない規模でもあります。たくさんの人に利便性や楽しさ、喜びを届けられるという点で、非常に大きなやりがいを感じることができるのではないでしょうか。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る「ITがわかる」はこれからの時代に重要なスキル
プログラマーに限らず、IT技術職のメリットは「ITがわかる」ことといえます。言うまでもなく、これからの時代は多くの物事がITにかかわり、ITの進化とともに社会が変わっていきます。この変化にキャッチアップし、さらなる変化を予測して備える能力には「ITがわかるかどうか」が大きく影響するでしょう。
DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)への理解も同様です。AIの発達がプログラマーの仕事を奪うとの意見もありますが、正しく技術をキャッチアップして吸収する努力を怠らなければ、仕事がなくなることはないと思います。
+αのスキルでさらなるステップアップが目指せる!
CompTIA米国本部ブログに掲載された情報によると、IT業界で今後最も求められているスキルとして、「ネットワーク」「クラウドコンピューティング」「テクニカルサポート」などが上げられています。プログラマーとしての知識やスキルのうえにこれらの知識やスキルを構築できれば、IT技術職としての価値を上げることができるでしょう。
所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
ブラックって本当? プログラマーをするうえで大変な3つのこと
プログラマーをするうえで大変なこと
- 働き方によっては収入が上がりにくい
- インプット量が多い
- 労働時間が長い
どんな仕事をしていても苦労はつきものですが、IT業界も同様に「ブラックな場合が多い」と思われている職種の一つです。
プログラマーのメリットが多くある反面、苦労も多いことは事実です。この苦労と向き合っていけるか、乗り越えられるかがプログラマーの適性を見る指標にもなるので、しっかりと認識しておきましょう。
①働き方によっては収入が上がりにくい
プログラマーとして収入を上げていくには、より高いスキルを身につけている必要があります。なんとなくプログラマーを続け、自分自身をアップデートをしないまま過ごしていても、収入は一定以上にはならないでしょう。
また、個人の努力だけでなく働き方によっても収入が上がりにくくなる場合があります。客先常駐のプログラマーは収入が上がりにくい傾向にあるので、収入の低さを懸念する場合は避けた方が良いかもしれません。
- 一番収入を上げやすい職種や働き方は何ですか?
データサイエンティストなどの職種やフリーランスがおすすめ
データサイエンティスト、AIエンジニア、MLエンジニアは高い収入を得ることができるでしょう。
データサイエンティストは、大量のデータを分析し、ビジネスに有益な情報を提供します。AIエンジニア、MLエンジニアは人工知能(AI)や機械学習(ML)の技術を使って問題を解決します。
また自分自身のスキルに自信があれば、やはりフリーランスが高収入の近道です。
②インプット量が多い
IT業界は成長が著しく、トレンドも刻一刻と変化していきます。それについていくために、プログラマーは就職後も絶えず勉強が必要です。これはどの仕事にも言えることですが、特に勉強の必要性や、新しい知識のインプットが収入につながりやすいのもプログラマーの特徴です。
常に新しいプログラミング言語を学び、スキルを習得していかなければ、自分の市場価値があっという間に落ちてしまうのです。
- 仕事をしながら勉強するのは大変そうです。プログラマーはどのようにスキルアップしているのでしょうか?
企業が用意する学びの機会を活用できる
基本的には仕事をしながら必要な知識を学ぶのですが、新しい技術やサービスがリリースされるときのほかに、年に数回ほどは定期的な外部研修がおこなわれる場合が多くあります。
会社にもよりますが、IT大手の場合は複数の研修グループがいろいろなメニューを用意しており、会社がその費用の一部もしくは全額を負担するケースが多いです。
取引先やソフトウェアメーカー主催の外部研修の場合は、研修の場が社外人脈を作る機会にもなっています。外部研修で知り合った他社のプログラマーから情報を得たり、場合によっては引き抜かれて転職することもあります。
いずれにしても仕事を接点として機会や情報を得て、スキルアップにつなげることが可能です。
③労働時間が長い
IT業界の人材不足により、プログラマー一人ひとりの業務量は多くなる傾向にあります。そのうえ成長の著しい業界のため、短期間で新しい技術が生まれ、新しい製品やシステムが生まれます。競合他社と差をつけるためスピーディーさが求められますが、一定時間内に業務が終わらなければ残業の必要も出てきます。
また、急な仕様変更、システム障害などのトラブルによって予期していなかった業務が増え、残業や休日出勤が必要になることもあります。イレギュラーに柔軟に対応するため、自然と労働時間が長くなってしまう傾向にあります。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見るプログラマーの2大苦難は「仕様変更の多さ」と「技術のキャッチアップ」
プログラマーからの相談として多いのは「仕様変更が多いこと」「技術のキャッチアップが激しいこと」の2つです。確かにそうだろうと思います。
1つ目の仕様変更に関しては、自社開発では比較的少なく、受託開発で多い傾向にあります。要件定義でどんなに顧客の要望を聞いても、開発が進むにつれて変更は発生します。その都度手戻りが発生し、残業対応も増えるわけです。
2つ目の技術のキャッチアップはどんな職種でも言えることですが、特に技術の最先端を走る職種では、否応なく求められますよね。
重要なのは「プログラマーである理由」と目標を明確に持つこと
これらを乗り越えるためには、やはり「なぜこの仕事がしたいのか」を常にはっきり持っておくことだと思います。
時に迷うことがあったら信頼できる相手に相談し、プログラマーという仕事の面白さ、今後のキャリアパスなどを明確にして、目の前の仕事を自分で意味づけしながら、乗り越えていきましょう。
35歳定年説って本当? プログラマーの年代別キャリアパス
「35歳定年説」とは、IT業界で活躍できるピークの年齢が35歳であるという考え方です。理由はさまざまですが、もっとも言われるのが学習能力の低下です。常に新しい知識を取り入れる必要のあるプログラマーですが、年齢を重ねるごとにインプットできる情報量が減っていくため、このようなことが言われています。
しかし、実際にはプログラマーとしての選択肢は多くあります。中には昇進して収入を上げられるポジションにつくことができたり、より活躍の場を広げたりと長く働いていく方法は多様にあります。
ここからは、その一例となる代表的なキャリアパスについて紹介していきます。もちろんほかにも多くの選択肢があるので、プログラマーという仕事を知るうえでの参考までに見てみてくださいね。
1~3年目
新卒社員や未経験として採用された場合、最初に担当するのはテスト工程や運用・保守工程、開発工程の業務であることが一般的です。上司や先輩のアシスタントとして指導を受けながら、プログラマーとしての基礎を身につけていきます。
さまざまなプロジェクトを通じ、技術的なスキルや知識、経験はもちろん、人脈を広げていくことも大切な仕事となる時期です。
3~5年目
プログラマーとして一通りの工程ができるようになれば、次は3~5名からなる小さなチームのリーダーやサブリーダーとしてマネジメント経験を積みます。チームの進捗管理など、実際のプログラマーとしての実務以外の経験を積む期間です。
受注元や顧客との交渉、折衝にも参加する機会を設けられる場合も多くあります。仕事の幅も広がり、設計工程に参加することもあるでしょう。会社によっては職種名がSEに変わる場合もあります。
5~10年目
要件定義から運用・保守まで、すべての工程を担当するようになります。人によってはプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーとして、より大規模なチームのマネジメントや進捗管理、品質管理など、よりマネジメント経験を積む場が増えます。
この時期になると、技術者としても管理者としても多くの経験を積んでいるので、今後のキャリアについて考えることが多くなるかと思います。同じ企業でより上のポジションを目指す場合もあれば、転職をしたり、独立・起業を選ぶ人も居ます。
- 将来的にはフリーランスとして働きたいです。最短でフリーランスになるにはどのようにキャリアを積めば良いですか?
副業やイベントを通じてスキルと人脈を得よう
最短でフリーのエンジニアを目指すなら副業がおすすめです。仕事をしながらで大変ですが、副業で、スキルと人脈を短期間で得ることができます。
オンラインのシステム開発の案件を紹介するサイトもあるので、仕事選びに困ることはないでしょう。
また、IT関連の勉強会やイベントに積極的に参加することで人脈を形成するのも、フリーのエンジニアになるための近道といえます。
10年目以降
ここからは、10年目以降も同じ企業で勤め続ける場合に選ばれやすい代表的なキャリアを紹介します。
一般的にはマネジメント職に進む人が多く、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトの計画や予算や工数の見積、人員の確保など、幅広い管理業務を担います。そのため必然的に実務から離れることが多いですが、現場で活躍し続けたいという場合にはスペシャリストという道が用意されている場合もあります。
スペシャリストは高い技術力や豊富な経験を活かし、特定分野の有識者としてプロジェクトの遂行をサポートする立場です。管理職ではなくモノづくりに携わりたい、新しい技術を開発していきたいという人は、こちらの職種の方が向いているかもしれません。
具体的なキャリア形成全般については、こちらの記事で詳しく解説しています。今後の働き方を考える指標にもなるので、ぜひ併せて参考にしてみてくださいね。
キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
- 「35歳定年説」をよく聞くので心配です。市場価値の高いプログラマーとして働き続けるのは難しいでしょうか?
幅広い視野を持って学び続けることが市場価値を上げるカギ
35定年説は、ハードウェアの進化や、プログラミング言語の主流の変化によって、以前覚えた言語が使われなくなってきたことも一因です。また、業種やレベルによってはそもそもプログラミングを使わないシステム開発も進んでいます。
そのため、一定の経験を積んでからは、プログラミング以外のことにも視野を広げるのが市場価値を上げるポイントです。
実際、ほとんどのプログラマーはプログラミングだけをやっているわけではありません。昇格すれば、システム全体を考え、SEとしてより視野の広い仕事を担当するようになります。
与えられた機会をしっかりと活かし、広い視野を持って自ら学んでいくことができれば、プログラマーとして求められ続ける人材となるでしょう。
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何個当てはまる? プログラマーの適性チェックリスト
プログラマーの適性チェックリスト
- 集中力が高い
- 読解力や理解力がある
- 妥協しない
- 物事を論理的に考えることができる
- 想像力が豊か
- 好奇心旺盛
- コミュニケーションが得意で協調性がある
- 臨機応変に柔軟な対応ができる
- 規則を素直に受け入れることができる
プログラマーはメリットが多い反面、仕事内容に苦痛を感じる人も少なくありません。そのため、ある程度の適性がなければ長く続けていくことは難しいといえます。
ここからは、プログラマーの適性を簡単に確認できるチェックリストを見ながら、自分にはプログラマーの適性があるのか、プログラマーになるために必要な適性はどんなものかを確認していきましょう。
①集中力が高い
デスクワークがプログラマーの業務のすべてではありませんが、やはりパソコンに向かい、プログラミング言語を入力していく時間が仕事の大部分を占めます。そのため、長時間パソコンに向かっていても持続させられる集中力が求められます。
読書やスポーツ、ゲームでも構わないので、何か1つに没頭していてあっという間に時間が過ぎてしまっていた経験がある人は、まずこの資質が備わっているといえます。
②読解力や理解力がある
プログラマーはSEが作成した仕様書をもとにプログラミングをするので、読解力や理解力が必要です。また、プログラマーとして経験を積みカバーする業務が増えてくると、顧客の要望を聞きニーズを正確にくみ取る能力も求められます。
ほかにも、常に勉強を続け新しい知識を取り入れることが重要な職種でもあるので、書籍から学ぶ機会も多いでしょう。本が好きで活字に慣れていたり、普段からよく文章を読んでいる人は1つの適性をすでに獲得しているのです。
③根気強く妥協しない
プログラマーの仕事は、プログラミングをして終わりではありません。それぞれのテスト工程で不具合が出ないかひたすら確認をする作業も必要なので、小さな違和感も見逃さずに根気強く向き合う必要があります。チェック作業において「まあこれで良いか」は許されないのです。
凝り性で、少しでもおかしな点があったら気になってしまうという人はプログラマーとして大きな適性を持っているといえます。
根気強い人の特徴は、こちらの記事で詳しく解説しています。自分の特徴に当てはまるか悩んだときは参考にしてみてください。
例文11選|粘り強い性格の自己PRで知らないと損する注意点
④物事を論理的に考えることができる
プログラマーには、物事を筋道立てて論理的に考える力が必要です。たとえばエラーが発生した時、原因はどこにあるのか、どのように修正すれば解消されるのかを論理的に考えられれば、トラブルに直面しても冷静かつ迅速に対処することができます。
何かを考える時、勢いに任せず順番に考えを組み立てていけるという人は、プログラマーの適性の一つを持っているといえます。
⑤想像力が豊か
与えられる仕様書に、プログラミング言語をどのように組み合わせるかまでが書いてあるわけではありません。「この動作を可能にするにはどうプログラミングをするか」「コンピューターが理解しやすいシンプルな組み合わせにするにはどうすれば良いか」など、プログラマーは常に一歩先の結果を想像しながら仕事をする必要があります。
また、「これがあったら便利だな」「こうすると効率が良くなるな」というアイディアを生み出す想像力も、プログラマーとしての大きな強みになります。生まれたアイディアを形にすることで、より自分の市場価値を上げることにつながるでしょう。
⑥好奇心旺盛
IT業界の成長は著しく、日々新しい情報が生み出されています。それを素早くキャッチし、興味を持って学ぶこともプログラマーの大切な仕事の一つです。常に新しい知識を取り入れ、スキルを身につけていくことで市場価値の高いプログラマーとして活躍し続けることができます。
流行に敏感で、知らないことに対して「知りたい!」「やってみたい!」という気持ちがある人は、この適性を持っているといえますよ。
好奇心旺盛な人の特徴は、こちらの記事で詳しく解説しています。自分の特徴に当てはまるか悩んだときは参考にしてみてください。
例文12選|自己PRで好奇心旺盛を最高の武器にする考え方4ステップ
⑦コミュニケーションが得意で協調性がある
少し意外かもしれませんが、プログラマーはコミュニケーション能力も求められる仕事です。プログラマーの仕事は個人作業ではなく、大きなチームの中で遂行します。作業を滞りなく進めるためには周りの人と密な連携を取り、互いにコミュニケーションエラーが発生しないように努力する必要があります。
そのため、人と話すのが好き、聞き上手という人はプログラマーとしての適性を持っているといえます。
協調性がある人の特徴は、こちらの記事で詳しく解説しています。自分の特徴に当てはまるか悩んだときは参考にしてみてください。
例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ
入社してすぐに任される仕事だと、分担して作成しているプログラムのつなぎ方を他のメンバーと決めたり、テスト結果の分析を報告したりする場面で、密なコミュニケーションが求められますよ。
⑧臨機応変に柔軟な対応ができる
プログラマーとして仕事をしていると、納期間近で突然の仕様変更があったり、納期が前倒しされたり、予期せぬトラブルが発生したりと、さまざまなイレギュラーが発生することがあります。また、ほかの職種に比べこのイレギュラーが発生しやすい場合が多く、冷静かつ柔軟に対応する力はプログラマーにとって重要です。
普段から焦ることがあまりなく、問題に直面したときにも落ち着いて臨機応変な対応ができる人もプログラマーの適性があるといえます。
臨機応変な対応ができる人の特徴は、こちらの記事で詳しく解説しています。自分の特徴に当てはまるか悩んだときは参考にしてみてください。
例文8選|臨機応変に対応する力の自己PRで印象に残す4ステップ
⑨規則を素直に受け入れることができる
プログラミングには、決まった文法や型などがあります。プログラミング言語ごとに異なるルールがあり、それを無視して進めてしまうとバグの原因になってしまうのです。
そのため、感覚だけで学習や仕事を進めるのではなく、しっかりと規則があることを意識できる人は、プログラミングを学習しやすく身につくのも早いといえるでしょう。
- チェックリストに当てはまらないものがいくつかありました……。この中に苦手なものがあってもプログラマーになれますか?
適性は経験を通じて身につけられるため問題ない
当てはまらない項目があっても大丈夫です。なぜなら、こうした適性は生まれながらの先天的なものではなく、ほとんどは経験を通じて後天的に身についていくものだからです。
当てはまらない項目は、おそらくこれまでの環境ではあまり必要ではなかったものかもしれません。あなたがプログラマーという仕事に関心を持つことで、すでにその環境は変わりつつあります。
人間は成長できる生き物なので、やるべきことが変わってくれば、必要な適性は後から身についてくるものです。
第一歩を踏み出そう! プログラミングスキルを身につける4つの選択肢
プログラミングスキルを身につける4つの選択肢
- 大学でプログラミングを履修する
- 専門学校に通う
- オンラインスクールで学ぶ
- 独学
プログラマーになるには、まずプログラミングについて学ぶ必要があります。入社後に研修をしてくれる企業もあるので、未経験でも応募は可能ですが、選考をスムーズに進めたり、入社後にステップアップしやすくするためには、事前にある程度の知識を身につけておくのがおすすめです。
ここからは、プログラミングを学ぶ手段として代表的な4つの方法を解説していきます。それぞれのメリットやデメリットも説明しているので、自分に合った方法でプログラマーへの第一歩を踏み出してくださいね。
①大学でプログラミングを履修する
大学でプログラミングを学ぶ場合は、「情報工学科」に進むのがおすすめです。プログラム作成について学ぶことができるので、基礎的な知識は身につくはずです。
また、別の学部学科に在籍中であっても、その学科の授業を履修し単位を取ることは可能である場合が多いので、在学中でプログラマーとしての道を視野に入れている人はぜひ検討してみてください。
- 文系でプログラマーになるのは難しいですか?
文系でもプログラマーになれる
文系出身のプログラマーは私の周りにもたくさんいます。私自身も文系です。
プログラムを書くこと自体は論理的な思考が求められますが、難しいものではありません。プログラミングの経験のない人材を理系・文系問わず採用し、短期間で研修をおこないプログラマーとして育てるIT企業も多くあります。
プログラマーに求められるのは、文系理系問わず、プログラミングという未知の学習に取り組むことができる基礎学力と学び続ける力です。
メリット
大学生の強みは、自由な時間が比較的多いことです。自主的に学習する時間が多く、授業外でもプログラミングに触れたり、学生のうちから副業として経験やスキルを積むこともできます。
また、同時にマネジメントなどのビジネススキルに関することも大学で学ぶことができるので、必要な知識を幅広く得ることができます。4年制大学の卒業歴が選考に有利に働く場合もあるので、それだけでも大学でプログラミングを学ぶメリットといえます。
デメリット
大学の授業内では、プログラミングの実践的な内容を1から10まですべて学ぶことは難しいでしょう。大学は専門学校とは違い、あくまで学問としてプログラミングを研究する場なので、実務以外に関する学習が多くなります。プログラミング学習において効率を重視する場合は向かない可能性もあります。
大学に通いながら実践的なスキルを得るには、書籍やオンラインのサービスを使って、実際にコードを書いてみるのがもっとも取り組みやすい方法です。
大学でリテラシーを学びながら、プログラミングを実践できるサイトも使ってみましょう。無料のものからプロ志向のものまでさまざまあります。
②専門学校に通う
プログラミングを専門的に学ぶのであれば、専門学校も選択肢として挙げられます。基礎から実践的、応用的なスキルまで、プログラミングについてを狭く深く学んでいく場です。
メリット
専門学校のほとんどは2年制のため、短い期間で効率的にプログラミングについて学ぶことができ、いち早く現場で経験や実績を積むことができます。また、講師がプログラマーである場合も多く、学問ではなく「職業訓練」のような実践的なカリキュラムの中で確実にスキルを身につけることができます。
中には就職保証制度のある専門学校もあり、プログラミング職への就職率が高いのも魅力の一つです。
デメリット
専門学校に通うと、当然進路はプログラマーに限定されやすくなります。途中でほかにやりたいことができたとしても、柔軟に方向性を変えるのは難しいでしょう。
また、やはりいまだに大学の卒業歴を重視する企業は存在するので、キャリアの選択肢が狭くなる可能性があるのも事実です。収入面でも、大学を卒業している人よりは低くなる場合もあります。
- 万が一途中で進路を変えたくなったらどうすればいいですか? 学んだプログラミングの知識を無駄にしたくないです……。
プログラミングの知識は多方面で活かせる
プログラミングの知識は一般企業に就職しても活用することができ、重宝されます。特に中小企業は、コンピュータはあっても、活用しきれていないところも多いです。
また、企業が持っているさまざまなデータも活用されていなかったり、いまだに手作業でパソコンに手入力でデータを入力していたりします。
プログラミングの知識を活かして、これらのような課題を効率化・自動化で解決することができるのです。
③オンラインスクールで学ぶ
オンラインスクールに通い、自宅のパソコンでプログラミングについて学ぶのも一つの手段です。授業形態はスクールによって異なり、マンツーマンで教えてくれる場合や、リアルタイムでなく授業動画にすることで、いつでも好きなときに、好きな場所で学べるという形態もあります。
メリット
自宅から自分のペースで学ぶことができ、近くにプログラミングを学べる環境がない、学校に通う余裕がないという人でもチャレンジできます。時間的、肉体的な負担が少ない環境で勉強ができるので、継続しやすいでしょう。
また、講師から一方的に学ぶだけにとどまらず、講師と生徒が双方向でやり取りをしやすい環境なので、疑問をすぐに解消できます。
デメリット
時間の拘束がなくいつでも好きなときに学べる反面、自己管理をしっかりとできなければ挫折してしまう可能性があります。家での勉強となると集中力が切れてしまうという人にも、あまり向かないかもしれません。
④独学
書籍やインターネットから得られる知識のみで、自分自身でスキルを高めていく方法です。プログラミング自体はパソコンさえあればいつでも始めることができるので、この方法も不可能ではありません。
メリット
独学のメリットといえば、完全に自分のペースで勉強ができ、思い立ったときにすぐ始められるということです。勉強を始めるための費用もほかの方法に比べれば圧倒的におさえられます。
また、今は独学でプログラミングを学ぼうとする人に向けてアプリや買い切り型の講座なども用意されています。独学でもカリキュラム通りに学習を進めれば、しっかりとスキルを身につけることができますよ。
デメリット
一番のデメリットは、挫折のしやすさです。講師から教えてもらうわけでもなく、課題やテストがあるわけでもないので、目標が設定しにくくモチベーションを保つのが難しい傾向にあります。専門書が多数あるとは言ってもまったくの未経験者が活字のみでプログラミングを理解するのは難しく、自力でスキルを身につけるのには時間がかかるでしょう。
また、学びを証明するものがないので、企業にスキルがあるということをアピールするためにはポートレートを作る必要があります。学校やスクールで学んだ場合は課題やテストとして提出したものがポートレートになりますが、独学ではこれがないので自力で一つのものを作り上げられるようになっていないと、スキルとして証明しづらいところも難点です。
- 数学も英語も苦手なので、プログラマーはハードルが高いのではないかと思っています……。
数学と英語のレベルが問われることはほとんどない
プログラミングと数学の共通点は論理的思考力です。数学の知識でいえば足し算、引き算、掛け算、割り算程度で、微分積分のようなレベルが求められるケースは少ないです。数学が苦手なら、別の手段で論理的思考力を鍛えましょう。
英語が必要と思ったのは、プログラミング言語を見て英単語の羅列のように見えるからかもしれません。確かにプログラミング言語の命令は英単語が使われていることも多いですが、それはプログラムの命令語として覚えれば大丈夫ですよ。
新卒でもチャレンジできる! プログラマーになる3つの方法
プログラマーになる3つの方法
- 新卒採用試験を受ける
- アルバイトやインターンから採用される
- エンジニア派遣会社に登録する
IT業界の成長に対するIT系の人材不足により、プログラマーの需要は高まっています。新卒にもチャンスは十分にあり、そのハードルもこれまでに比べて下がってきているのが現状です。では、プログラマーになるには具体的に何をすれば良いのでしょうか。
プログラマーになるにはさまざまな手段がありますが、ここからは特に代表的な3つの方法を紹介していきます。今の自分の状況に合わせ、どの選択が適しているのかを見極めましょう。
①新卒採用試験を受ける
プログラマーになる方法としてもっともメジャーなのは、プログラマーを募集している会社の新卒採用試験を受けることです。企業としても新卒は全員未経験者を前提としているので、しっかりとした研修を受けられる可能性が高いといえます。
②アルバイトやインターンから採用される
企業の中には、プログラマーをアルバイトやインターンとして募集しているところもあります。指導を受けながら実践的な経験を積めるうえに、将来性が見込まれればそのまま就職できる可能性もあります。
もちろんスムーズに入社ができるとは一概には言えませんが、新卒として入社するころにはある程度の知識が身についていたり、職場での人間関係が構築できている場合もあるので、こちらの方法もおすすめです。
インターンに参加するメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。悩んでいる人はぜひ併せて参考にしてみてください。
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説
③エンジニア派遣会社に登録する
派遣なので基本的には客先常駐の働き方となり、新卒としてはややハードルが高いですが、エンジニア派遣会社に登録するという方法もあります。その場合大抵は即戦力として仕事を受ける場合が多いので、実務経験があったり、知識が身についている場合は選択肢の一つとして考えてみるのも良いでしょう。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見るハードルが下がっているからこそ入社後を見すえて選ぼう
近年の人材不足により、未経験者がプログラマーに挑戦するハードルは下がってきています。多くの企業は文系や未経験者でも意欲があれば歓迎してくれるうえ、新卒でプログラマーを採用をしている企業は未経験者を育てる環境が整っている場合がほとんどです。
事前に仕事を経験しておくことは入社後にも大きなメリットとなる
ただ、個人的にはアルバイトやインターンから入ることがおすすめです。ソフト開発は納期に追われ、コスト要求も厳しいことから、職場によってはブラックなところもないとは言えません。好きでないと仕事を続けていくのが難しい面もあるので、職場の状況を理解し、責任の少ない立場で経験を積む期間があったほうがマッチングしやすいでしょう。
在学中にアルバイトやインターンで短期間働き、会社やそこで働く人のことをよく理解したうえで新卒で入社するのが理想的です。スキルの高い学生ならなおのこと、即戦力として高く評価されます。
新卒からプログラマーになるには学びやスキルを証明するのが重要!
同じ企業を志望するライバルの中には専門学校を卒業していたり、学生のうちからプログラマーとしての実績を持っていたり、実務経験はなくともある程度のスキルを身につけている人も居るでしょう。
人気の企業はかなり競争率が高くなります。そんな中で周りと差をつけるには、やはりある程度プログラミングを学び、スキルを身につけ、それを企業にアピールするのが有効的です。
スキルを証明し説得力を持たせるためには、ポートレートやスクールの卒業証明書、資格などが必要です。特にポートレートは、今の実力を一目で理解してもらえるのでおすすめですよ。
自分の力で一からモノを作り上げた実績は周囲と差をつけるための大きな武器になるので、新卒としてプログラマーを目指す場合は何らかのスキルや学びを証明できるものを用意しておきましょう。
未経験でIT業界に挑戦する際のコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。プログラマーだけにフォーカスした内容ではありませんが、IT系であれば共通して役に立つ情報が詰まっているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。
未経験からIT業界に就職する秘訣とは? 必要なスキルまで徹底解説
アドバイザーコメント
伊沢 剛
プロフィールを見る学生のうちにITトレンドや企業とのマッチ度を理解しておこう
プログラマーを目指す場合は、ITの最新トレンドを追うことも重要です。テクノロジーは日々進化しています。IT専門のニュースサイトをこまめにチェックして、採用面接でも話ができるようにしておくと良いでしょう。
働きたい企業がインターンシップをおこなっているのであれば、積極的に参加してみましょう。インターンシップは、その企業で働いてみたいか、企業の人とうまくやっていけるかを実際に体験できる絶好の機会です。
インターンシップは採用試験の前哨戦です。自分自身を積極的にアピールする場として活用するのも良いでしょう。ほかの企業の採用試験でもインターンシップの経験について話すことで、就職活動に対する熱意を伝えることもできます。
幅広い経験を通じて人間としての幅を広げよう
企業の採用担当者は、採用試験の時に、自社の企業文化とマッチするか、自社の社員があなたと一緒に仕事をしたいと思うかどうか、という視点でも見ています。
だからこそ、今ほとんどの時間をゲームに当てているようであれば、旅行をしたり、友人と遊んだり、スポーツをしたりと、学生のうちにしかできないことに時間を使うと良いでしょう。普段からさまざまなことに興味、関心を持ち、実際に経験することで人間の幅が広がります。
レベル別! プログラマーにおすすめのIT資格3選
プログラマーにおすすめのIT資格3選
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- C言語プログラミング能力認定試験
ここからは、プログラマーを目指すうえで取得しておくことがおすすめのIT資格を紹介します。前の項目でも解説したように、選考をスムーズにするためには努力を証明できるものを用意することが重要です。
資格はスキルを証明でき、学生のうちにチャレンジしやすいので、時間がある人はぜひ資格の取得も視野に入れてみてください。
プログラミング初心者が最初に取っておくのがおすすめなものから、さらに周りと差をつける上級向けの資格までレベル別に紹介しているので、得たいスキルや目標に合わせて検討してみてくださいね。
レベル①ITパスポート
ITパスポートは、幅広い世代に人気で、そこまで難易度が高くないものの、情報処理技術者試験として公式に認められている国家資格です。
プログラミングに特化した内容ではないですが、エンジニアであれば誰もが持っているべきリテラシー全般の能力を問う試験です。プログラマーを目指すうえでの熱意を示すという意味でも、まず初めに受けるのにおすすめですよ。
ITパスポートの基礎知識
- 主催団体:日立ソリューションズ・クリエイト
- 資格種類:国家資格
- 試験形式:選択式
- 試験日:試験会場ごとに設定、月に2回~毎週間隔の土曜日・日曜日
- 受験費:7,500円
- 目安勉強時間:約100~180時間
- 合格率:50%前後
ITパスポートを取得するメリットはこちらの記事で詳しく解説しているので、ITパスポートに興味がある人は参考にしてください。
ITパスポートで就職が有利に? 必要性や活用方法を徹底解説
レベル②基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、IT系人材の登竜門として、多くの人が取得している基本の資格とも言える国家試験です。プログラミングに関する知識はもちろん、IT全般の知識が問われます。幅広い業界からの知名度が高いので、就職活動で役に立ちやすいでしょう。
基本情報技術者試験の基礎知識
- 主催団体:IPA(情報処理推進機構)
- 資格種類:国家資格
- 試験形式:選択式
- 試験日:試験会場ごとに設定、随時受験可能
- 受験費:7,500円
- 目安勉強時間:約200時間(経験者は50時間ほど)
- 合格率:約60%
レベル③C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は、難易度が3級から1級まであり、より難易度が高い試験にも挑戦することができるため、時間がある人やすでにある程度のスキルを持っている場合はおすすめです。実践的なスキルを問う内容なので、試験対策を通してプログラミングの実践スキルを身につけることができます。
C言語プログラミング能力認定試験の基礎知識
- 主催団体:サーティファイ情報処理能力認定委員会
- 資格種類:民間資格
- 試験形式:選択式(1級のみパソコン使用の実技試験)
- 試験日:1月下旬、6月中旬(3級のみ9月中旬も受検可能)
- 受験費:1級8,000円、2級6,600円、3級5,400円
- 目安勉強時間:70~110時間
- 合格率:約64%
そのほかの情報系の資格や資格の取り方、メリットなどはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ併せて参考にしてみてください。
就職に有利な資格33選|業界・状況別であなたに合った資格を解説
理系向けの資格28選|「就活で有利になるの?」企業の本音も大公開
- 大手を目指したいのですが、ITパスポートくらいの難易度のものだとアピールにならないのでしょうか。
資格はスキルだけでなく意欲と努力の裏付けになる
大手といえども即戦力を採用するわけではないので、資格の難易度を気にする必要はありません。学業の傍ら努力して資格取得に取り組んだという事自体に、意欲の裏付けという価値があります。それは入社後の伸びしろにつながっていきます。
資格のレベルが心配であれば、スキルアップの方法や難易度の高い資格を取得するコツなどを企業の担当者に質問してみると良いでしょう。
忙しい中での学習方法や仕事でどう活かせるかなど現場の感覚を知れるうえに、志望意欲のPRにもなります。案外「その資格は当社の仕事ではあまり役に立たない」などの情報も得られるかもしれませんよ。
プログラマーの適性を知って理想のキャリアを手に入れよう
プログラマーは継続的に学び続けて自分をアップデートし、そのスキルを仕事を通して証明することがほかの職種に比べ重要視されやすいものです。そのため、何より必要な適性は「プログラミングが好き」であることといえます。
そのうえでほかの適性が自分に備わっているかを確認し、この先も長期的に無理なく取り組んでいけるかを考えてみてください。プログラマーはその後の選択肢も幅広い仕事なので、中には自分にぴったりなキャリアもあるはずです。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る自分の成長が目に見える仕事がしたいならプログラマーにチャレンジ!
プログラマーがよく口にするのが、「美しいプログラム」という表現です。美しいプログラムが書けたときに、喜びや楽しさを感じる人が多いようです。
プログラマーの言う美しいプログラムとは、難しい関数を使いこなしたり、アートのように入り組んだプログラムではなく、「簡潔でわかりやすいプログラム」です。無駄や重複がなく、バグもなく、他人が読んでもわかりやすくて、メンテナンスも簡単なプログラムのことを指します。
自分の中の「美」を具現化できるのがプログラミングの楽しさ
プログラムの書き方には唯一の正解があるわけではなく、プログラマーが10人いたら10通りの書き方があります。設計図を作り、複数の選択肢から最適解を選び、コーディングする過程で、自分らしさが現れます。結果、美しいプログラムが書けたとき、自分の技術の向上を実感して、プログラミングの楽しさを感じられるのでしょう。
プログラマーの仕事には確かにハードな側面もあり、体力勝負なところもあります。でも美しいプログラムが書けて、成長や楽しさを感じられたら、プログラマー冥利につきますね。興味があるなら、ぜひ挑戦してみてください。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細ITストラテジスト/情報処理安全確保支援士
Takeshi Izawa◯専門学校で10年以上アルゴリズムやJava、Python、人工知能、IoT、情報セキュリティなどのIT分野の教育に従事。現在は研修講師やITコンサルタントを務める
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