
Emiri
就職支援事業部
リードマーケティンググループ
2020年 新卒入社
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就職支援事業部
プロダクトDiv
Div責任者 シニアマネージャー
2020年 中途入社
※ 所属と取材内容は当時のものです。
関西大学社会学部卒。新卒で、石川県の地方新聞社に就職し、新聞記者を務める。その後、経営者向けの旅行・観光専門雑誌の出版社に転職。編集者として、コンテンツづくりに携わる。2020年にポートに中途入社。現在は、就職支援事業部プロダクトDivのシニアマネージャーを務める。趣味は読書で、毎日1時間は本を読む。休日は子ども2人と遊んで過ごす。
新卒から一貫して、メディア制作に携わってきました。1社目の地方新聞社では新聞記者を務め、続く2社目の旅行・観光雑誌の出版社では編集者として企画から制作まで携わりました。記者・編集者・ライターを10年ほど経験するなかで、ライティングや取材力・編集スキルなどコンテンツ制作全般のスキルを身につけることができました。
コンテンツ制作のスキルはある程度の自信を持てるほどになったため、これらの経験をより活かせる仕事をしたいと思うようになり、転職を決意しました。その中でも、流通・ユーザー接点の手段・その後の利益まで、一気通貫して責任を負えるWebメディア・マーケティングの世界に魅力を感じました。また、UI/UXといったユーザーファーストの観点からデザインや見せ方の面で自由度が高い点も単純に面白そうだなと思いました。
Webは「ユーザーにいかに役立っているか・見られているか」「どれほどの成果をえられているか」など、コンテンツごとの成果など細かい効果検証ができます。紙の場合は、発行部数でしか成果が測れず、なにをどう改善すればいいのか、可視化しにくい部分も多く、その点も魅力に映りました。
転職活動を通して複数の会社にご縁をいただきましたが、最終的にポートに入社を決めた背景には、これまで積み上げてきた紙媒体での実務経験を評価してもらえたことがあります。
他の会社からは「30歳でWebの勉強を始めるのは大変だぞ」とある意味でできないことに焦点を当てる印象がありました。しかし、春日からは「編集経験をうちにいかしてほしい。新しいことはこれから覚えればいいだけだから。それぞれの強みを生かしたチームは最強だよ」と言ってもらえました。
ポートの良いところの一つは加点主義的な社風だと考えていますが、選考過程を通してそうした空気をすでに感じることができました。
また、春日の話も、抽象的かつざっくりではありつつ、明るい未来を生み出していく意志と自信を強く感じられた点も「この会社、面白そうだな」とわくわくしました。
入社後は、ポートが運営する複数メディアのコンテンツマーケティングに携わりました。とくに印象に残っているプロジェクトは、コンテンツマーケティンググループを立ち上げ、同時に複数メディアをリリースしたプロジェクトです。
これまでのキャリアでは、自分が手を動かしてコンテンツをつくることが多かったですが、ポートでは入社3年目からマネージャーとしてチーム運営を任せてもらいました。
まずユーザーファーストなコンテンツ品質をつくれるメンバーの育成と、その意識を持てるチームづくりをもっとも大切にしました。そのうえで効率の良いコンテンツ制作の仕組みを整え、その仕組みが滞りなくワークする環境をつくりました。初めての経験ばかりで最初は大変でした。
成果をあげるうえでとくに大切にしているのは、ユーザーへの価値提供と、会社としての利益追求を高いレベルで両立させることです。コンテンツ制作における利益追求とは、なるべく数多くのコンテンツをリリースし、セッション数を追いかけること。売上拡大だけを考えてWebコンテンツの制作を効率化しようとすると、工場のように、手順に従って淡々とコンテンツをつくる動きになりがちです。
しかし、いくら多くのコンテンツをつくることができても、ユーザーの悩みを解決しない内容ではリリースする意味がありません。ユーザーから評価もされないため、中長期的には流入数も確保されません。ユーザーにとって価値の高いコンテンツをつくることと、効率的に多くの数のコンテンツをリリースすることを同時に実行しなければいけません。
利益の最大化と、ユーザーへの提供価値の最大化。短期的や特定のケースでは矛盾することもゼロではありません。しかし、どちらかを選んでどちらかを諦めるのではなく、ある意味で矛盾を乗り越えるような「トレード・オン」の気持ちを持ち、質の高いコンテンツをスピーディーに出すことを目指しました。その思想はチームメンバーとも共有しています。
メンバーの成長や周りからのサポートのおかげで着実に成果を積み上げられ、チームが一丸となりメディアの年間流入数としては昨年対比1.4倍に成長させることができました。そうした成果が認められ、全社で最も高い成果を残したチームに送られる「年間ベストチームパフォーマンス賞」を受賞したことは非常にうれしかったですね。
現在は、さまざまなメディア運営を担当するプロダクトDivのシニアマネージャーとして、約40名のメンバーと仕事をしています。
ミッションは、キャリアパーク会員数の獲得をはじめとする集客と、プロダクトの価値の最大化。具体的には、若手のキャリア支援に特化した就活プラットフォーム「キャリアパーク」のコンテンツマーケティング責任者に加えて、複数の就活関連メディアの立ち上げ・運営、広告出向など、会員からエージェントサービスへの送客のための戦略立案から実行までを管轄しています。
今後も、マーケティング領域で高い成果実現を目指し、ポートのサービスが、より多くの困っている人たちへと届けられればと思っています。そのためにも、コンテンツマーケティングの成長に加えて、広告やYouTube動画など多様なチャネル・媒体をグロースさせて、ポートプロダクトの会員数を大きく伸ばしたいです。会員登録後もより就活生の役に立つようプロダクトの質も磨き上げ、キャリアパークを求職者のインフラ的なポジションまで押し上げることが現在の目標です。
キャリアパークをはじめ、ポートが手掛けるプロダクトは企業側からお金をもらってコンテンツをつくるというビジネスモデルではありません。メディアの目的はあくまでも求職者への価値提供であって、その結果、メディアに蓄積された求職者の方々のデータを活用することで利益を生み出す構造になっています。
だからこそ我々は、企業側の恣意的な情報発信を極力排除し、社会への価値貢献にまっすぐ向き合えると思っています。そんなコンセプトを最大限活かすためにも、引き続きユーザーにとって価値の高い情報と選択肢を提供し続けられればと思っています。
個人のキャリアとしては、いま自分に任されている役割に対し、誠実に全うすることを一番に考えています。そちらの方が仕事は楽しくなりますし、やっていることに誇りも持てます。結果として人生が充実すると思っています。これからも目の前の仕事に誠実に向き合いながら、会社や社会から求められる人材へと成長し続けられればと思います。