私が大学卒業と同時に2011年に創業したポート株式会社は、創業から8年目の2018年12月21日に、東京証券取引所マザーズ市場及び福岡証券取引所Q-Board市場に上場いたしました。当社のお客様、株主様、パートナー様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様のご支援、ご高配に心より感謝申し上げます。
さて、当社は「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、日本の労働市場が抱える社会課題に対し、企業の経営課題である成約活動に対して、高い成約力とマルチチャネルマーケティング力で、当社が集客~成約までのKPIを担い、掛け捨てリスクをゼロにし、成約時に報酬が発生する成果報酬型の成約支援事業を提供しております。
現在は、横展開の拡張性を持ち広大な市場規模を持つ販促・人材採用市場において、エネルギー・人材領域を主力事業に定め、高い成約力と集客力を駆使し、最終的な成約地点までを一気通貫で支援することで、クライアントの費用の掛け捨てリスクのない成果報酬型の料金体系により、高い優位性を築いています。
2020年9月に公表した上場後初の3ヵ年中期経営計画では、最終年度である2023年3月期に売上収益113.6億円(3ヵ年CAGR+55.6%)、EBITDA20.1億円(3ヵ年CAGR165.1%)と当初目標を上回る飛躍的な成長を遂げることができました。
また、期間中はこれまでのインターネットメディア事業によるユーザー向けの広告モデルから、組織オペレーションを強化し、ユーザー、クライアント双方の課題に深く入り込み課題を解決する成約支援事業へとビジネスモデルを転換させ、独自の成約支援事業の立ち位置を構築いたしました。
続く第2次中期経営計画では、2026年3月期に売上収益250億円(3ヵ年CAGR約30%)、EBITDA40億円(3ヵ年CAGR約25%)という高い目標を掲げておりましたが、良好な市場環境を背景に各事業が大きく成長し当初想定を上回る成長率で2026年3月期を迎えることができました。
そのため、新たな中期経営計画「PORT ODYSSEY800」を策定し、5ヵ年CAGR30%を維持し、2030年3月期の売上収益800億円、EBITDA130億円の目標を設定いたしました。
期間中は毎年の増収増益を前提に、ストック利益への転換を進め、既存事業での圧倒的地位確立を目指したオーガニック・インオーガニックへの投資、新規領域参入を目指した積極的なM&Aを推進してまいります。
100年後の次世代に社会的負債を引き継ぐのではなく、提言から実行まで、テクノロジー×リアルで推進し、世の中にとって無くてはならないものを実装できるよう全社一丸となって取り組んでまいります。
投資家の皆様におかれましては、引き続き、変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
代表取締役社長 CEO
春日博文