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代表取締役社長 CEO
春日 博文

投資家の皆様へ

私が大学卒業と同時に2011年に創業したポート株式会社は8年目の2018年12月21日に、東京証券取引所マザーズ市場及び福岡証券取引所Q-Board市場に上場いたしました。当社のお客様、株主様、パートナー様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様のご支援、ご高配に心より感謝申し上げます。

さて、当社は「世界中に、アタリマエとシアワセを。」をコーポレート・ミッションに掲げております。数々の社会課題に挑戦し、新しいアタリマエを創造し、多くの人にシアワセを届けることで、歴史に新たな1ページを刻みたい。創業当初のミッションは今も何一つブレることなく、これまで経営してまいりました。

当社では、「人生での体験回数が少ない領域=非日常領域」を中心として、様々な事業開発をしています。人生で一度きり、または数回しか経験しない領域では、ユーザーにノウハウが蓄積されておらず、意思決定をするにあたっての情報量が少ないため、最善の選択をする難易度は極めて高い状態になっています。それが結果的に適切な意思決定に結びついておらず、様々な問題を生んでいると捉えています。そのため、ユーザーの意思決定が要因となっている社会課題において、ノウハウの提供や、過去の体験者の情報の蓄積、集約をし、オープンな情報提供をすることで、一人ひとりの意思決定の最適解をサポートしています。

現在、就職、リフォーム、カードローン、エネルギーの4領域において、ユーザーと事業者をマッチングするマッチングDXプロダクトを展開しています。当社のプロダクトの強みは、主に5点あります。

【ユーザーファースト】ユーザーニーズを第一に捉えたオープンなコンテンツの提供を通じて支持を獲得していること
【ストック型】流行に左右されづらい、普遍性の高い情報に特化するため、コンテンツが資産化すること
【リカーリング型】成果報酬型システムにより利用ハードルを下げ、継続的な利用を実現していること
【ハイブリッド型】Web集客だけでなくインサイドセールス組織を構築し高いマッチング率を実現していること
【再現性】共通のビジネスモデルを採用しているため、再現性の高い事業成長が可能なこと

就職領域、カードローン領域では自社でプロダクトをつくり、リフォーム領域、エネルギー領域はM&Aにより新規領域に参入し、当社の強みを活かし、再現性の高い成長を実現して参りました。引き続きこれらの特徴を強みとして事業拡大、企業価値向上に努めてまいります。

2017年3月期から2022年3月期までの直近5年間の売上収益CAGRは+49%と大きく成長して参りました。また2020年9月に「成長戦略及び中期経営計画」を発表し、2023年3月期には売上収益100億円、EBITDA20億円を目指す計画を発表しております。(外部環境を鑑み2022年3月期通期決算発表時に当初計画から目標を売上収益93億円、EBITDA15億円に下方修正)今後も継続して売上収益CAGR30%以上の成長を目指して参ります。

先行きが益々不透明になっている時代に、「なくてはならない」新しいアタリマエを創っていかなければいけないとより強く感じております。そのような使命感のもと、今後も各領域で積極的に新たな仕組みづくりに挑戦し、社会を変革する企業となっていきたいと考えております。

投資家の皆様とはこの方向性を共有し、引き続き社会の新しいアタリマエを創造していく取り組みにチャレンジしていきたいと思っております。引き続き、変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長 CEO
春日博文