auひかりの提供エリア確認は簡単｜利用できない時の対処法も解説

「auひかり」を利用したいけど…

「引越し先は、auひかりが利用できるエリアなのかな？」
「今住んでいるところは、auひかりは使えるエリアなの？」

auひかりは有名な光回線サービスなので、日本全国どこでも利用できそうなものですが、実はエリアが限られていてどこでも使えるわけじゃないんです。

利用したいけど、提供エリア外だったり、マンションにauひかりが導入されていなかったりで、利用できないという経験をした人も多いのではないでしょうか。

この記事では、auひかりのエリアについて解説したうえで、利用開始までの流れも説明しますね。

他にも、auひかりが利用できない場合に代わりとなる、auユーザーにとってメリットがある光回線も紹介します。

auひかりの導入を検討している人は是非ご一読ください。

auひかりを利用するなら、まずは提供エリアの確認から

記事内で詳しく説明しますが、auひかりは利用できる地域が限られています。導入を検討しているなら、まずはエリアの確認を行ってくださいね。

auひかりが利用できるエリアは日本全国ではない

前提として、auひかりが利用できる地域は限られていて日本全国で利用できるサービスではありません。

また、auひかりの中でも、戸建て向けの「ホームタイプ」、集合住宅向けの「マンションタイプ」によっても提供エリアが異なるのです。

戸建て向けのホームタイプのエリアは以下の地域です。

以下の地域では、auひかりのホームタイプは利用できません。

意外と思うかもしれませんが、大阪や愛知のような大都市がある地域でも、auひかりは利用ができないんですね。これには理由があるので、後ほど詳しく解説します。

続いて、マンションタイプの提供エリアですが、ホームタイプのような「地域」でエリア分けがされているわけではなく、「建物」によって利用できるかどうかが決まっているのです。

というのは、auひかりのマンションタイプを利用するには、建物内にauひかりの屋内設備が導入されている必要があるからです。

そのため、ホームタイプが利用できない関西や中部でも、マンションタイプは利用できるという場合があるのです。

なぜ利用できない地域があるの？

auひかりのホームタイプは関西や中部、沖縄では利用ができないのですが、その理由を説明しますね。

auひかりを運営するKDDIは、関西電力や中部電力と業務提携しているのですが、関西電力には「eo光」、中部電力には「コミュファ光」という光回線のサービスがあるのです。

同じ光回線のサービスなので提携している以上は、同じ地域で競合しないように、auひかりは関西や中部では利用できないようにしているのです。

また、沖縄に関しては、KDDIの子会社である沖縄セルラーが「auひかり ちゅら」という光回線をサービス展開しているため、auひかりは身を引いているのですね。

こういった事情があり、上記の地域ではauひかりは利用はできないのですが、その代わりに、auスマホのセット割引などauひかりと同じ特典が利用ができるようになっています。

auひかりが利用できるか確認する方法

auひかりが利用できるかどうかを確認する方法は、auひかりの公式WEBからの確認が簡単です。

auひかり 提供エリア検索

ホームタイプの場合

公式の提供エリア検索から以下の方法で確認ができます。

そうすると、次の画面に提供が可能なサービスが表示されます。

もし、エリア外であった場合は「現在提供しておりません。」という表示が出るので、他の回線を検討するしかないですね。

マンションタイプの場合

マンションタイプの場合は、公式の提供エリア検索から提供可能なマンションを確認することができます。

次の画面に、その地域でauひかりが利用できる建物のリストが表示され、このリストにお住いのマンション名があれば、auひかりが利用できます。

もし、建物の名前がなければ、auひかりの設備が導入されていないという事です。

公式WEBサイトからの申し込みはおすすめできない

エリア検索後にそのままauひかりを申し込む事もできるのですが、公式WEBサイトから申し込みをすると、加入特典であるキャッシュバックが受けられないのです。

なので、公式WEBサイトはエリアの確認だけにとどめ、実際の申し込みは別の窓口にて手続きすることをおすすめします。

auひかりのおすすめ申し込み窓口

auひかりは公式WEBサイトから申し込みをすると損をするという特徴があります。どこで申し込みをしても実際の速度や料金に変わりはないですが、申し込み特典が異なるので、よりお得に始められる窓口を選ぶことをおすすめします。

エリア内であっても利用できない事も

auひかりのエリアについて説明しましたが、お住いの場所がauひかりのエリア内であっても利用できない事があるのです。

ここでは、どういった場合はauひかりが利用できないのかという事と、その時の対処法について解説しますね。

ホームタイプの場合

ホームタイプは最寄りの電柱から光回線を屋内に引き込む必要があります。

具体的にどのようにして引き込むのかというと、電柱から建物の外壁に光回線を引っ張って来て引き留め金具で固定します。

その次に、建物内に引き込むための電話線などの配管や、エアコンのダクトなどの穴まで配線をし、その管路や穴を利用して宅内に引き込むという流れになります。

この引き込み工事に問題が生じると、auひかり利用ができないという事になるので、いくつか例をあげますね。

例1．光回線が来ていない

これは人口の少ない山間部などで多いのですが、家の最寄りの電柱までauひかりの光回線が来ていない場合は利用ができません。

例2．電柱が地下に埋まっている

環境美化のため、電柱が地下に埋設されている地域では、光回線も地下に埋まっているのですが、その場合は工事ができないためauひかりは利用できません。

例3．光回線が外壁まで引けない

最寄りの電柱から家の外壁まで光回線を引っ張る際に、他人の私有地をまたぐ場合や国道、河川の上をまたぐ場合、工事を行う前に許可取らなければならないため、利用できない事があります。

例4．宅内に引き込む穴がない

宅内に引き込む有効な穴がない場合も工事ができないため、auひかりは利用できません。

基本的に穴がない場合は、申し込み者に穴あけ（直径10㎜程度の穴）の説明をしたうえで穴を空けるのですが、許可がもらえない場合は引き込むことができないため、利用ができないという事になるのです。

ホームタイプが利用できない場合の対処法

提供エリア外や電柱の地下埋設のような、地域的な要因で利用ができない場合は他社回線に目を向けてみることをおすすめします。

というのは、auひかりがエリア外であっても、他社の回線サービスであれば提供エリアになっている可能性があるからです。

また、物理的に引き込みができないという要因の場合は、導入できる見込みは薄くなりますが他社回線の利用を試してみてください。他社回線であれば、auひかりとは違うルートで光回線を回してくることができる可能性もあります。

マンションタイプの場合

マンションタイプは、auひかりのマンション用の屋内設備が導入されていない建物では利用ができません。

「屋内設備を新しく導入すればいいのでは？」と思うかもしれませんが、auひかりは既にマンション設備の導入事業を終了しているため、これから新しく設備を導入するということはないのです。

それでは、auひかりの屋内設備がない集合住宅に住んでいる場合は、auひかりは使えないのか？というと別の方法があるので紹介しますね。

マンションタイプが利用できない場合の対処法

auひかりの屋内設備がない場合は、ホームタイプのように最寄りの電柱からお住いの部屋までダイレクトに光回線を引くことで利用することができます。

この場合、建物内の配管を使ったり、ベランダのエアコンダクトの穴を利用したりして、宅内に光回線を引き込むことでauひかりが利用できるのです。

ただし、光回線の固定に金具をビス止めしたり、配管を利用する関係上、勝手に工事をすることはできません。

なので、事前に申し込み者が、建物のオーナーや管理会社の許可を得る事が条件になるのです。

また、建物の高さの制限もあり、3階建て以下の集合住宅でないと導入できないのです。（一部地域は2階以下）

なので、もし4階建て以上の建物にお住いの場合は、auひかりは利用できないので他社の回線を検討した方が良いですね。

auひかりが利用できない場合のおすすめの回線

auひかりの利用開始までの期間と流れ

auひかりの提供エリアの確認ができたら、実際の申し込みとなるのですが、利用開始までの期間と流れを説明しますね。

申し込みから利用開始までは、戸建てとマンションでは必要な期間が異なります。

ホームタイプの方は、お住いの住宅の最寄りの電柱に光回線を回してくる作業が発生する場合があり、KDDI側で電柱の使用許可を取得する必要があるため、開通までの期間がマンションタイプより長くなっています。

マンションタイプの方は、auひかりの屋内設備での接続作業が主で、屋外の作業は発生しないため、比較的短い期間で利用開始ができます。

利用開始までのSTEPは5つ

それでは申し込みから開通までの流れを説明しますね。

auひかりの申し込みをすると、数日後にKDDIより工事日程の連絡が来ます。この時に工事日の調整を行ってください。

工事日は原則立ち会いが必要です。時間帯は午前か午後で選べますが、もし工事日を土日に指定する場合は追加費用¥3,300が発生します。

工事の日程が決まったら、工事日の2日前までには宅内機器が配送されるので、必ず受け取って保管しておいてください。

当日の工事時間は、戸建てで約2時間、マンションタイプだと30分～2時間かかることがありますので、ある程度時間に余裕をもって立ち会ってくださいね。

工事が終わり次第、宅内機器やパソコンをつないで利用開始となります。

auひかりが利用できない場合のおすすめ回線

auひかりがエリア外だった場合や、マンションタイプが利用できない場合は、他社の回線を利用するしか選択肢がないのですが、ここではauユーザーにおすすめできる回線と通信速度がauひかりと同等レベルで速い回線を紹介したいと思います。

というのは、auひかりを利用したいという人は、auスマホのユーザーでスマホとauひかりをセットで利用することで割引が受けられる「auスマートバリュー」を使いたいという人が多いからです。

また、auひかりは通信速度の速さにも定評がある回線です。auひかりの速度が目的で検討している人に向けて、auひかりが利用できない場合に代わりになる高速回線を紹介しますね。

auスマートバリューに対応した光回線

auスマートバリューは、auスマホとauひかり、電話のオプションの3つをセットで利用することで、スマホ1台につき毎月最大¥1,100のスマホ料金の割引が受けられるサービスです。

auスマホを使っているのであれば、できれば利用したいサービスなのですが、実はauひかり以外の他社回線でも適用可能なのです。

auひかり以外で、auスマートバリューに対応した回線は以下です。

エリア	回線種別	回線名
日本全国	光コラボ	ビッグローブ光 So－net光プラス @nifty光 @T COMヒカリ エディオンネット
関西	電力系	eo光
中部	電力系	コミュファ光
中国	電力系	メガ・エッグ
四国	電力系	ピカラ光
九州	電力系	BBIQ
沖縄	KDDI子会社	auひかり ちゅら ひかりゆいまーる
日本全国	ケーブルテレビ	J:COMなど

この中で一番エリアが広いのが「光コラボ」という回線です。

光コラボとは、NTTフレッツ光の回線をプロバイダー各社が借りて、自社サービスとしてサービス提供している回線です。

フレッツ光の回線が元になっているため、利用できる地域が広く、auひかりが利用できない場合は、まず光コラボが利用できるかどうか調べる事をおすすめします。

次に西日本限定ですが、電力系の光回線もauスマートバリューに対応しており、回線の速度も速く優秀なサービスなので選択肢に上がります。

このように、auひかりが利用できない場合に代わりになる回線も多いので、ご利用の地域に合わせて最適な回線を選ぶことをおすすめします。

auひかりが利用できないなら光コラボがおすすめ

フレッツ光回線を使っている光コラボは日本全国の約99％の世帯カバー率を誇っているので、利用できる可能性は高いですよ。光コラボの中でもビッグローブ光はキャッシュバック特典があるのでおすすめです。

auひかりの代わりになる高速回線

「auひかりは通信速度の速さにも定評がある回線」と言いましたが、どのくらいの速度が出るかというと…

auひかりの下り平均速度は約500Mbpsです。

auひかりと同等以上の下り平均速度が出る回線を表にしましたのでご覧ください。

回線名	最大速度	下り平均速度
eo光	1Gbps	721Gbps
NURO光	2Gbps	589Gbps
フレッツ光クロス	10Gbps	1294Gbps

参照：みんなのネット回線速度

eo光のような西日本の電力会社各社がバックボーンになっている電力系のインターネットは通信品質が高く、混雑が少ないためおすすめできる回線です。

他にもNURO光や、フレッツ光クロスなどが、auひかりよりも下り平均速度が速い回線なので、速度を求めている人には選択肢になりますね。

ただし、上記の回線はすべて提供エリアが限られているので、利用を検討するならまずはエリアの確認をしてくださいね。

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まとめ．auひかりを使うならエリア検索から

今回はauひかりのエリアに着目して解説してきました。

auひかりは回線の品質も高く、auスマホのセット割もあり非常に人気がある回線です。

もし利用を検討しているなら、まずはエリア検索で利用できるかどうかの確認をすることをおすすめします。

というのは、auひかりのエリアカバー率は約70％といわれており、意外と利用できない地域が多い回線なのです。

特に、auひかりのマンションタイプは、建物の世帯数が少ないと設備が入っていない事が多く、地方のマンションやアパートでは利用できる建物はかなり少ないのです。

ただし、auひかりが利用できない地域や建物であっても、光コラボや電力系の回線、地域のケーブルテレビのネットサービスでauスマートバリューが利用できる可能性は低くはありません。

もし、auひかりが利用できない場合は、こういった他社回線をうまく使って、お得にインターネットを利用しましょう。