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ドコモ光はソフトバンク光よりも優秀!徹底比較してわかった2つの光回線の差とは?

「自宅に光回線を導入したいんだけど、スマホがドコモだから”ドコモ光”がいいのかな。でもCMを見てから、速くてお得そうな”ソフトバンク光”も気になってるんだよな。」

「結局、ドコモ光とソフトバンク光、どちらが優秀な光回線なの?」

こんな疑問を持った人も、どちらともスマホの大手キャリアが提供しているので、似たような光回線だと考える人が多いと思います。

しかしながら、今回この2つの光回線を、光回線選びで重要となる4つの項目で徹底的に比較したところ、ソフトバンク光よりもドコモ光の方が優秀という結果になりました。

ドコモ光
ソフトバンク光
回線速度 平均280Mbps 平均315Mbps
月額料金 戸建て:¥5,720
マンション:¥4,400
戸建て:¥7,322
マンション:¥5,782
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ドコモ光・ソフトバンク光 比較結果

なぜこの比較結果になったのか、その理由を項目ごとに解説していきますので、ドコモ光とソフトバンク光で、どちらにするか迷っている人はぜひご一読ください。

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比較ポイント1.回線速度

はじめに、回線速度を比較していきます。

回線速度は、インターネットを快適に利用する上で非常に重要な要素です。

例えば、YouTubeなどの動画を見たい時、回線速度が速ければ動画がサクサク見られますが、反対に遅ければ再生ボタンをクリックしてもなかなか再生されず、画面が固まってイライラする。というようなことになります。

つまり、「回線速度が速い=品質がいい光回線」「回線速度が遅い=品質が悪い光回線」ということになります。

そこで、2つの光回線の速度をまとめた結果が下の表になりますが、数値が大きい方が速いので、若干ソフトバンク光の方が速いという結果になりました。

サービス名平均速度
ドコモ光280Mbps
ソフトバンク光315Mbps
ドコモ光・ソフトバンク光 平均速度

この結果だけを見ると、ソフトバンク光の方が速いと思うかもしれませんが、ドコモ光はプロバイダ選びさえ間違えなければ、ソフトバンク光と同等以上の回線速度になるのです。

ドコモ光はプロバイダさえこだわれば平均350Mbps以上

そもそもドコモ光やソフトバンク光を契約する際、プロバイダも合わせて契約しなければ、インターネットを利用できないことをご存知でしょうか。

プロバイダとは、皆さんのもとにデータを運んでくれる”トラック”のようなもので、ドコモ光とソフトバンク光が”道路”のようなもの。

つまり、データが通る”道路”と、データを運ぶ”トラック”の2つがそろって、初めてインターネットが利用できるのですね。

そしてこのプロバイダなのですが、実際のトラックと同じようにいくつかの種類があり、それによって回線速度もかわってきます。

ソフトバンク光の場合は、”Yahoo!BB”というプロバイダの1択ですが、ドコモ光の場合はプロバイダが23社あり、その中から1社選ぶことができます。

この23社の中から、速度で上位にくるプロバイダを選べば、ソフトバンク光と同等かそれ以上の回線速度になるということですね。

23社の中で代表的なプロバイダをまとめた表が下記になります。

上位2社(ドコモnet・BBエキサイト)はソフトバンク光と比べても速い平均速度となっています。

順位プロバイダ名平均速度
No.1ドコモnet(ドコモネット)372Mbps
No.2BB.excite(ビービーエキサイト)353Mbps
No.3ASAHIネット(アサヒネット)315Mbps
No.4エディオンネット(エディオンネット)298Mbps
No.5GMOとくとくBB(ジーエムオートクトクビービー)291Mbps
No.6plala(プララ)285Mbps
No.7OCN(オーシーエヌ)282Mbps
No.8BIGLOBE(ビッグローブ)277Mbps
No.9@T COM(アットティーコム)273Mbps
No.10DTI(ディーティーアイ)227Mbps
No.11@nifty(アットニフティ)236Mbps
No.12andline(アンドライン)234Mbps
No.13楽天ブロードバンド(ラクテンブロードバンド)170Mbps
No.14ic-net(アイシーネット)167Mbps
No.15hi-ho(ハイホー)130Mbps
ドコモ光 プロバイダ別 平均速度

このように、同じドコモ光でも、プロバイダが違うだけで2倍以上速度が変わってくる可能性もあります。

よくわからないからと言って適当に選ばず、しっかりとこだわってプロバイダを選べば、それだけで快適なインターネットライフに近づくのです。

この事実を知ると、回線速度の比較に関して、ドコモ光の勝利と言いたいところですが、結局はプロバイダ次第にはなってしまうので、この比較ポイントは引き分けと言っていいでしょう。

専門家コメント

回線速度は200Mbpsもあればほとんどの人は充分です

例えば回線速度200Mbpsと350Mbpsだと、数値上はかなり差があるように見えますよね。
しかし実際のところ、この差を体感できる人は大容量のデータ通信を頻繁に行う人や、負荷の高いオンラインゲームをプレイする人くらいです。
webサイト閲覧や動画視聴、オンライン会議がメインの用途であれば、200Mbpsもあれば充分でしょう。この辺りをラインに回線やプロバイダーを選択してみてください。

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比較ポイント2.月額料金

では、次に月額料金を比較していきます。

月額料金について比較する時、プラン料金のみで考える人が多いですが、実際はほとんどの人が同時に申込むオプションがあるので、それも含めて考えるとより現実的な月額料金になります。

そのほとんどの人が申込むオプションというのが、無線ルーターのレンタルです。

無線ルーターとは、パソコンやスマホ、タブレットやゲーム機など、複数の端末で同時にインターネットを利用できるようにする機器のことです。

この無線ルーターを使わないと、有線で1つの端末にしかインターネットに接続できないということになるので、多くの人にとって無線ルーターは必須アイテムになってきます。

ということで、無線ルーターのレンタル代も含んだ月額料金が下記になりますが、戸建てで¥1,602/月・マンションで¥1,382/月、ソフトバンク光よりドコモ光の方が安いという結果になりました。

サービス名戸建てマンション
ドコモ光¥5,720¥4,400
ソフトバンク光¥7,322¥5,782
ドコモ光・ソフトバンク光 無線ルーターレンタル費込み月額料金

では、なぜここまで差がついてしまったのか解説していきます。

ドコモ光のプロバイダで無線ルーターを無料レンタルできるのは13社

まず、ドコモ光の無線ルーターは、23社あるプロバイダのうち、半分以上となる13社のプロバイダが無料でレンタルしてくれます。

無線ルーターを無料レンタルできるドコモ光のプロバイダ

  • plala(プララ)
  • GMOとくとくBB(ジーエムオートクトクビービー)
  • DTI(ディーティーアイ)
  • ic-net(アイシーネット)
  • Tigers-net.com(タイガースネットドットコム)
  • BIGLOBE(ビッグローブ)
  • andline(アンドライン)
  • SIS(スピーディアインターネットサービス)
  • hi-ho(ハイホー)
  • @nifty(アットニフティ)
  • OCN(オーシーエヌ)
  • @T COM(アットティーコム)
  • ちゃんぷるネット(チャンプルネット)

つまりドコモ光では、上記のプロバイダを選択すれば、オプションの追加料金なしで、光回線を無線で利用できるということですね。

では、ソフトバンク光はどうでしょうか。

ソフトバンク光で無線ルーターをレンタルするとプラス¥1,602必要

ソフトバンク光で無線ルーターをレンタルしようとすると、2つのオプションに申込みをする必要があります。

オプション名月額料金
光BBユニット¥513
Wi-Fiマルチパック¥1,089
ソフトバンク光で無線ルーターを利用する為のオプション

“光BBユニット”は、ルーターをレンタルできるオプションですが、この時点では無線ではなく有線でしか使えないルーターで、インターネットに接続できる端末が1台から4台に増やせます。

“Wi-Fiマルチパック”は、このルーターに無線機能をつけるオプションで、無線にすることで10台程度は問題なく接続することが可能で、スマホなど有線が物理的に不可能な端末にも接続できるようになります。

つまり、ソフトバンク光を無線ルーター付きで利用しようとすると、【光BBユニット¥513+Wi-Fiマルチパック¥1,089】合わせて¥1,602がプラスで必要になるということです。

ということで、月額料金をプラン料金だけではなく、ほとんどの人が必要とする無線ルーターのレンタル代も含めて考えた結果、月額料金の比較はドコモ光の勝利です。

ドコモ光を利用するならプロバイダに拘るべき

ドコモ光はプロバイダが選べる光回線です。どのプロバイダが最適なの?とお悩みならば、こちらからお問い合わせください。専門スタッフが最適なプロバイダをご提案いたします。

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比較ポイント3.スマホセット割

次に、両社で実施している”スマホセット割”について比較していきます。

ドコモユーザーがドコモ光を契約すれば「ドコモ光セット割」、ソフトバンクユーザーがソフトバンク光を契約すれば「おうち割 光セット」というスマホセット割が適用されます。

それぞれ、最大で¥1,100/月スマホ代が割引される内容なので、比較としては引き分けのように見えますが、細かく見ていくとドコモ光の勝利となります。

なぜかというと、ソフトバンク光は「おうち割 光セット」を適用させる為に、¥550/月の有料オプション加入が必須条件となっているからです。ドコモ光にはこのような条件はありません。

ソフトバンク光の有料オプションの詳細ですが、通常¥2,115/月かかる【光BBユニット(¥513)+Wi-Fiマルチパック(¥1,089)+ホワイト光電話(¥513)】が、まとめて¥550/月で加入できる内容になっています。

ホワイト光電話とは?

ソフトバンク光の光回線で固定電話が利用できるサービス
通常の基本料金は¥513/月

以上のことから、実質¥550/月多く支払うことになるソフトバンク光より、ドコモ光のスマホセット割の方がサービスとして優秀と言えます。

専門家コメント

オプション加入がなくても使えるようになりました

以前はドコモのスマホセット割もドコモ光電話(¥550/月)の加入が条件でだったので、今も必要だと勘違いしている人も多いかもしれません。2024年7月現在は緩和されていますのでご安心ください。

スマホのセット割引で

セット割引を比較した結果、“ドコモ光の方が優秀”という事になりました。ただし、ソフトバンクのスマホを使っている場合は、ドコモ光にしても割引されないので、ソフトバンク光が最適ですよ。

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比較ポイント4.キャンペーン

では、最後にドコモ光とソフトバンク光のキャンペーンを比較していきます。

両光回線は複数のキャンペーンを実施していますが、総合的に見るとドコモ光の勝ちとなります。

なぜそう言えるのか、まずはそれぞれ実施されている主なキャンペーンをまとめましたのでご覧ください。

項目ドコモ光ソフトバンク光
工事費無料実質無料
キャッシュバックdポイント 20,000ptキャッシュバック ¥5,000
他社違約金負担なし最大¥100,000負担
ドコモ光・ソフトバンク光 キャンペーン

※他社違約金負担:他社からの乗り換えで発生した解約金や工事費残債を現金で還元してくれます。

工事費:ドコモ光の方がお得

工事費の項目については、“実質無料”のソフトバンク光より、”無料”のドコモ光の方が優秀と言えます。

“無料”と”実質無料”で何が違うのかというと、光回線の契約期間である2年未満で解約した場合に、まだ支払い終わっていない工事費を請求されるか、されないかの違いがあります。

ドコモ光は、¥22,000の工事費がキャンペーンで完全に¥0になるので、工事費の請求はされません。これが”無料”です。

それに対してソフトバンク光は、毎月工事費の請求はするけど、それと同額を毎月割引くことで、結果的に請求額を¥0としています。これが”実質無料”です。

具体的にソフトバンク光の工事費は¥31,680ですが、この金額を契約期間である2年(24ヵ月)で割り毎月¥1,320を請求し、それと同額の¥1,320を毎月割引いて、差し引きの請求額を¥0にしています。

この”実質無料”という方法は、契約期間の2年未満で解約した場合、まだ残っている契約月数分の工事費残債が請求されてしまうというリスクがあるのですね。

工事費残債

工事費残債とは、工事費の分割払い期間(2年)中に、解約や乗り換えをする場合に、まだ残っている月数分の支払い予定額を一括で請求するもの。

例えば、契約から10ヵ月で解約した場合の工事費残債は、【残契約月数”14ヵ月” × ¥1,320 = ¥18,480】となります。

ということで、工事費のキャンペーンに関しては、途中解約で工事費残債が請求される可能性のある”実質無料”のソフトバンク光より、完全”無料”のドコモ光の方が優秀と言えます。

キャッシュバック:ドコモ光の方がお得

キャッシュバックのキャンペーンに関しては、dポイントと現金の違いはありますが、ドコモ光は20,000pt、ソフトバンク光は¥5,000ということで、¥15,000の差があります。

dポイントですが、d払いを利用すれば飲食店やコンビニ、ネットショッピングなどどこでも使えますし、dポイントは”円”と考えて問題ないでしょう。

ということで、¥15,000の差が出た為、キャッシュバックのキャンペーンはドコモ光の方が優秀と言えます。

他社違約金負担:ソフトバンク光の方がお得

最後に他社違約金負担のキャンペーンですが、これは乗り換え専用のキャンペーンになります。

ドコモ光には、これにあたるキャンペーンはないので、この項目は比較するまでもなく、ソフトバンク光の方が優秀です。

注意点としては、他社違約金負担はキャッシュバックと違い、無条件で¥100,000もらえるわけではありません。

あくまで、他社からの乗り換えで発生した解約金や工事費残債分だけを還元してくれるキャンペーンです。

ちなみに、光回線の違約金の平均は¥10,000前後なので、¥100,000還元されることはほとんどないでしょう。

ということで、3つのキャンペーンに関して比較しましたが、2勝1敗なので総合的に見るとドコモ光の勝利となります。

専門家コメント

ソフトバンク他社違約金負担はスマホの乗り換え費用も対象になります

ソフトバンク光への乗り換えを機に、スマホもソフトバンクへ乗り換える場合は話が変わります。ソフトバンク光の他社違約金¥100,000は、スマホの乗り換え費用も対象になるからです。
さらに、上限は決まっていますが、機種代金の残債も対象になりますよ。

結局どちらの光回線が優秀なの?

さて、ドコモ光とソフトバンク光を4つの項目で比較してきましたが、結局どちらの光回線が優秀なのでしょうか。

それは、結果としてソフトバンク光よりドコモ光の方が優秀ということになりました。

比較項目比較結果
回線速度引き分け
月額料金ドコモ光の勝利
スマホセット割ドコモ光の勝利
キャンペーンドコモ光の勝利
ドコモ光・ソフトバンク光 比較結果

ドコモ光もソフトバンク光も、スマホのキャリアが提供していますし、あまり差がないように思っていた人も多いと思います。

むしろ、客観的に見てCMのインパクトで勝るソフトバンク光の方が、優秀な光回線だと考えている人の方が多かったかもしれません。

ただ、こうやって1項目ずつしっかりと内容を比較していくと、ソフトバンク光よりドコモ光の方が優秀という結果となりました。

つまり、ドコモユーザーにとって選ぶべき光回線は、ドコモ光一択ということです。

まとめ.自分の環境に合った光回線を選ぼう

今回、ドコモ光とソフトバンク光、“どちらの光回線が優秀なのか”という観点で見た結果、ドコモ光の方が優秀という結果になりました。

ただし、“どちらの光回線を契約すべきか”という観点で見ると、それは使っているスマホ次第になります。

ドコモユーザーはもちろんドコモ光を選ぶべきですが、ソフトバンクユーザーがスマホセット割などのメリットを捨ててまで、わざわざドコモ光を選ぶ必要はありません。

優秀な光回線を利用することももちろん大切ですが、それが自分の環境に合っていなければ、いくら優秀な光回線でも選ぶべきではありません。

快適なインターネットライフを送る為に何より大切なのは、自分の環境に合った光回線を利用することなのです。

光回線はスマホのセット割引で選ぶのが最適

光回線は生活に欠かせない通信インフラです。毎月料金がかかるので、少しでも安く利用したいもの。ドコモユーザーであれば“ドコモ光”のように、利用しているスマホに合わせて光回線を選ぶのが賢い選択です。

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記事の編集責任者 奥山 裕基 Okuyama Yuki

大学卒業後、服飾業界と教育業界を経てポート株式会社へ。
入社後は多数の新規メディア立ち上げに参画し、自身も有資格者ライターとして2,000本を超える記事を執筆。
PORTブロードバンドにおいても「読者のインターネット回線に関する最適な意思決定を支援する」という信念のもと、総務省の認可を得た正規販売代理店(届出番号C2203454)として、信頼できる情報を“誰にでもわかりやすく”発信している。

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