ほくでん光は北海道民なら絶対に利用すべきお得な光回線!プラン別のサービス詳細を解説
「北海道電力のほくでん光ってどんなサービスなんだろう?」
「ほくでん光がお得な光回線なのか詳しく知りたい!」
このように、北海道にお住まいの方なら、北海道電力が提供する“ほくでん光”が気になるという方も多いはず。
そこで今回の記事では、このほくでん光について徹底解説していきたいと思います。
結論から言ってしまうと、ほくでん光は北海道民にとてもメリットの大きい光回線サービスで、特に北海道電力ユーザーにはおすすめです。
詳しくは本文で解説していきますので、ほくでん光を検討している方はぜひ最後までご一読ください。
ほくでん光は北海道電力が提供する光回線
全国には、関西電力のeo光、中部電力のコミュファ光など地域電力やそのグループ企業が運営する光回線サービスは数多くありましたが、これまで北海道にはありませんでした。
そんな中、2024年7月に満を持して北海道でサービス開始となったのが、北海道電力が提供する“ほくでん光”です。
ほくでん光は、北海道に住む全ての人にサービスを届けられるよう、それぞれ特徴の異なった3つのプランを用意しています。
項目 | スピードプラン | ハイスピードプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
提供エリア | 道央圏 | 道央圏 | 全道 |
最大通信速度 | 下り最大 2Gbps | 10Gbps | 1Gbps |
建物種別 | 戸建て | 戸建て・集合住宅 | 戸建て・集合住宅 |
月額料金 | 5,000円 | 6,500円 | 戸建て:5,000円 集合住宅:4,000円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
工事費 (新規契約時) | ⇒実質無料 | ⇒実質無料 | ⇒実質無料 |
契約期間 | 3年 | 3年 | 3年 |
解約金 | 3,770円 | 6,500円 | 戸建て:5,000円 集合住宅:4,000円 |
それでは、それぞれのプランの特徴も含めて、各項目について詳しく解説していきます。
提供エリアはプランごとに異なる
まず、ほくでん光の3つのプランは、それぞれ提供エリアが異なります。
もし提供エリア外だった場合は、そのプランを利用することはできないので、最初に確認することをおすすめします。
ほくでん光 プラン別 提供エリア
- スピードプラン
札幌市、小樽市、室蘭市、苫小牧市、江別市、千歳市、登別市、恵庭市、北広島市、石狩市(一部対象外エリア有) - ハイスピードプラン
(全域提供)札幌市中央区、東区、白石区、豊平区、厚別区
(一部提供)札幌市北区、南区、西区、手稲区、清田区、室蘭市、石狩市、登別市、苫小牧市、北広島市、石狩郡当別町 - スタンダードプラン
全道
特にスピードプランとハイスピードプランに関しては、ご覧の通り提供エリアが限られているので必ず確認するようにしてください。
それぞれのプランの提供エリアは、以下のページから確認することができます。
住所を入力し、提供エリア内であればプラン別の申し込みへ進むことが可能で、残念ながら提供エリア外の場合は、申し込みへ進むことができません。
どのプランでも通信速度は安定して速い
次に、ほくでん光の通信速度について解説していきますが、改めてプランごとの最大通信速度をご覧ください。
項目 | スピードプラン | ハイスピードプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
最大通信速度 | 下り最大 2Gbps | 10Gbps | 1Gbps |
この最大通信速度ですが、光回線サービスにおいて最大通信速度とは、理論上の最大値を指し、ベストエフォート型サービスとも呼ばれます。
これは保証された速度ではなく、実際の使用環境では最大通信速度の約20〜30%に落ち着くのが一般的です。
では、インターネット通信で実際にどれぐらいの通信速度が必要なのかというと、最も速い通信速度が必要とされるオンラインゲームでも、大体100Mbpほどあれば問題ないとされています。
なので、最大通信速度が1Gbpsのスタンダートプランでも十分快適にインターネットを利用することができます。
ただし、この通信速度はあくまで1端末あたりで使用した場合の数値なので、複数人・複数の端末で同時にインターネットを利用するような環境の人など、スピードプランやハイスピードプランがより適している方もいらっしゃいます。
IPv6システムだから通信が安定している
また、ほくでん光はIPv6システムを標準装備しているため、従来のIPv4よりも安定したネット環境で利用することが可能となっています。
IPv6とは、簡単に言ってしまうと混雑を回避できる通信システムのことです。
イメージとしては、従来のIPv4が2車線の道路、IPv6が3車線の道路です。
車線が多ければ車は分散しやすく、渋滞せずスムーズに通信速度を上げることが可能ということです。
これまでIPv4が主に使用されていましたが、インターネット利用者の増加によりIPv4は常に混雑した状態になってしまい、より安定して高速な通信を実現するためにIPv6が開発されたのですね。
このIPv6が標準装備されているほくでん光であれば、常に安定して快適なインターネット通信が可能というわけです。
月額料金は他社と比べても格安
続いて、ほくでん光の料金について解説していきますが、まずはプランごとの月額料金を見てみましょう。
項目 | スピードプラン | ハイスピードプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
建物種別 | 戸建て | 戸建て・集合住宅 | 戸建て・集合住宅 |
月額料金 | 5,000円 | 6,500円 | 戸建て:5,000円 集合住宅:4,000円 |
スピードプランは戸建てのみの提供で5,000円、ハイスピードプランは戸建て・集合住宅ともに同額で6,500円、そしてスタンダードプランは戸建て5,000円、集合住宅4,000円となります。ちなみに料金は全て税込です。
ほくでん光の月額料金には、回線料金だけでなくプロバイダー料金も含まれるので、例えばフレッツ光のように別途プロバイダー料金が請求されることはありません。
月額料金を他社光回線と比較
この月額料金ですが、他の光回線と比較して高いのか安いのか調べたのでご覧ください。
ちなみに今回は、光回線サービスで主流となっている最大通信速度1Gbpsのプラン、ほくでん光ではスタンダードプランと同等のサービスを比較しました。
サービス名 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
ほくでん光 (スタンダードプラン) | 5,000円 | 4,000円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
楽天ひかり | 5,280円 | 4,180円 |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
@nifty光 | 5,720円 | 4,378円 |
ご覧の通り、代表的な光回線サービスと比較してもほくでん光(スタンダードプラン)は格安なのですね。
新規契約時の工事費は全プラン実質無料
ほくでん光を契約すると、初期費用として事務手数料と工事費がかかりますが、新規契約時の工事費に関しては全プラン、キャンペーンで実質無料です。
項目 | スピードプラン | ハイスピードプラン スタンダードプラン |
---|---|---|
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
工事費 (新規契約時) | ⇒実質無料 | ⇒実質無料 |
実質無料というのは、新規契約時の工事費は毎月分割払いで支払うものの、それと同額が毎月割引され実質的な負担は0円となる仕組みのことです。
契約を満了すれば特に問題ありませんが、もし期間途中で解約した場合は、キャンペーンの割引も終了となり、まだ支払い終えていない残額が一括で請求されてしまうので注意してください。
選べるオプションはプランによって異なる
ほくでん光には、別途料金を支払えば利用できる便利なオプションがあるので紹介します。
気をつけて頂きたいのが、(スピードプラン)と(ハイスピードプラン・スタンダードプラン)では利用できるオプションが異なるという点です。
スピードプラン オプション
- リモートサポート【550円/月】
お電話一本で、インターネットに関するトラブルやわからないこと、接続方法など、お客さまのパソコンを遠隔で操作して解決するサービスです。 - マカフィー・マルチデバイス、セキュリティ10デバイス【550円/月】
ウイルスや迷惑メールへの対策、安全なWi-Fi接続サポートなど、多岐にわたるサービスを提供する総合セキュリティです。最大5台までインストールして利用可能です。 - 固定電話サービス(スピードプラン専用)【550円/月】
月額基本料金・通話料金がお得となるIP電話サービスです。通話料金は、全国どの一般固定電話にかけても3分間で8.789円(税込)と、他の一般的な固定電話サービスと比較して非常にリーズナブルです。また、ソフトバンクスマホへの通話は無料となります。 - ひかりTVサービス(スピードプラン専用)【1,100円/月~】
地デジ・BSはもちろん、専門チャンネルやビデオオンデマンドまで楽しむことができる映像配信サービスです。
ハイスピード・スタンダードプラン オプション
- セキュリティサービス【550円/月】
次世代セキュリティソフトとして有名なWEBROOT社製のセキュリティソフトが利用できます。 - らくらくリモートサポート【550円/月】
インターネットや無線LANの設定、メディアプレーヤーの操作、プリンタの設定など、リモートでサポートしてくれます。 - らくらくリモートサポートプラス【990円/月】
らくらくリモートサポートの内容にプラスして、Microsoft Office系ソフトから年賀状作成ソフトまで幅広くサポートしてくれます。 - ほくでん光でんわ【550円/月】
お使いの固定電話番号はそのままで、光回線を活用したひかり電話サービスを利用することができるオプションです。 - ほくでん光でんわエース【1,650円/月】
528円分の通話料がついており、発信者番号通知や番号通知リクエストなど、ほくでん光でんわよりもオプションサービスが充実したプランです。 - ほくでん光テレビ【825円/月】
アンテナが不要でデジタル放送を楽しむことができるサービスです。 - ルーターレンタルサービス【110円/月】※スタンダードプラン限定
IPv6接続に対応したWi-Fiルーターのレンタルサービスです。
オプションの詳しい内容に関してはこちらをご確認ください。
北海道電力ユーザーなら必ず特典がもらえる
ほくでん光と北海道電力の電気契約をセットで契約継続すると、全プラン共通でエネモポイントが1,000p/年がもらえます。
エネモポイントというのは「ほくでんエネモール」で利用できるポイントのことで、北海道の特産品や楽天ポイントなど多種多様なものと交換ができます。
このポイントに関しては、2年目以降も毎年もらえます。
スピードプランならソフトバンクのスマホ割に対応
この特典はスピードプランのみ対象ですが、ソフトバンクのスマホユーザーには「おうち割 光セット」というスマホ割が利用できます。
ソフトバンクスマホ1台あたり最大1,100円/月の割引が入り、さらに家族のスマホ代にも同じ割引が利用できるので大変お得です。
プランによって異なるほくでん光の特徴
ここまで、ほくでん光について解説してきましたが、ほくでん光の3つのプランは、それぞれはっきりと特徴が異なっています。
なので、しっかりと特徴を把握し、自分に合ったプランを選んで利用するようにしてください。
スピードプラン 特徴・メリット
- 道央圏の戸建て限定
- 最大通信速度2Gbpsで5,000円/月という格安料金
- 専用のWi-Fiルーターが無料
- ソフトバンクユーザーならスマホ割に対応
- 他社違約金負担(最大50,000円) or 最大10,000円キャッシュバック
スピードプランは、道央圏の戸建て限定のプランなので、利用できる人は限られます。
最大通信速度が2Gbpsと、一般的な1Gbpよりも速いスペックにもかかわらず、多くの光回線よりも安い5,000円という料金設定は魅力です。
専用のWi-Fiルーターも無料で、特にソフトバンクユーザーにはスマホ割が利用できるのでお得です。
さらに最大50,000円の他社違約金も負担してくれるので、乗り換えも安心ですね。
ハイスピードプラン 特徴・メリット
- 道央圏限定
- 3プランの中で最も速い通信速度が期待できる
- ヘビーユーザーや大家族でも快適に利用できる超高速回線
- 通信速度が遅くなりがちな集合住宅にも対応可能
ハイスピードプランも、道央圏限定のプランなので、利用できる人は限られます。
3プランの中で最も速い通信速度が期待できるので、とにかく通信速度にこだわりたい人におすすめです。
オンラインゲームガチ勢や動画配信者などインターネットのヘビーユーザーや、ご家族が多い方などでもストレスなく快適に利用することができます。
スタンダードプラン 特徴・メリット
- 北海道ならどこでも対応可能
- 他社の1ギガプランと比較して戸建てもマンションも格安
- フレッツ光や光コラボからの乗り換えなら工事不要だからすぐ使える
スタンダードプランは、北海道全体が提供エリアとなっているので、スピードプラン・ハイスピードプランが利用できない方でも利用することができます。
大体200~300Mbpsほどの実測値が見込めるので、十分快適にインターネットを楽しむことができます。
戸建て5,000円・集合住宅4,000円という価格は、他社の1ギガプランと比較しても格安と言えます。
また、フレッツ光や光コラボから、このスタンダードプランに乗り換える場合は、工事が不要で事務的にな乗り換え手続きだけですぐに利用開始することができます。
ほくでん光の申し込み方法
最後に、ほくでん光の申し込みから開通までの手順について解説していきます。
ほくでん光 申し込み手順
電話 or Webから申し込み
申し込みは電話からでも、Webからでも可能です。
電話で申し込み | 0120-341-308 (受付時間:10:00~20:00) |
Webで申し込み | Web申し込みフォーム (24時間365日受付可能) |
お時間に余裕がある方は電話、夜など好きな時間に申し込みたい方はWebからがおすすめです。
工事日の調整
大体1週間以内を目途に、ほくでん光から電話またはSMSにて工事日調整の連絡が入ります。
工事日が決まらない限り、ほくでん光の開通日がどんどん遅れてしまうので、電話やSMSは無視せず必ず対応してくださいね。
工事の実施
建物の状況などにより工事内容や工事時間は異なりますが、基本的にスピードプランは2回(宅外と宅内)、ハイスピード・スタンダードプランは1回工事を実施します。
工事には必ず立ち会いが必要となり、工事時間は1~2時間ほどが一般的です。
ご利用開始
設置した通信機器(Wi-Fiルーター等)をパソコンなどの端末につなげばすぐにインターネットが利用できます。
接続設定に自信がない方は、事前にリモートサポートに申し込んでおくとスムーズです。
申し込みをしてからご利用開始までは、大体2週間~3ヵ月ほどかかるので、なるべく早く申し込みをするようにしましょう。
ほくでん光に関する「よくある質問」
最後に、ほくでん光に関する「よくある質問と回答」を紹介します。
細かな疑問にお答えしているので、ぜひご一読ください。
Q.ほくでん光の契約時にプロバイダーを選ぶことはできますか?
A.ほくでん光はプロバイダーを選ぶことはできません。
ほくでん光はプロバイダーがセットになった光回線サービスのため、お客様が自由にプロバイダーを選ぶことはできません。
Q.ほくでん光にメールサービスはありますか?
A.ほくでん光にメールサービスはありません。
ほくでん光にメールサービスはないので、現在プロバイダーメールを利用している方は、そのまま継続利用が可能か各プロバイダーへご確認ください。
もし継続利用できない場合は、Gmailなどのフリーメールを検討してください。
Q.北海道電力を契約していなくても、ほくでん光は利用できますか?
A.北海道電力との契約がなくても、ほくでん光の申し込みは可能です。
ほくでん光の提供エリア内であれば、北海道電力との電気契約がなくても、ほくでん光の契約は可能です。
Q.ほくでん光の利用料金と北海道電力の電気料金は合算請求されますか?
A.それぞれ別請求となります。
ほくでん光の利用料金と北海道電力の電気料金は、合算請求ではなく別々で請求されます。
まとめ.北海道民なら“ほくでん光”一択
今回は、北海道電力が提供する“ほくでん光”について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ほくでん光には3つのプランがあり、それぞれ提供エリアに違いはあるものの、最大通信速度が1Gbps・2Gbps・10Gbpsと3段階に分かれており、幅広いニーズに応えることができます。
さらに、プロバイダー料金込みのシンプルな価格設定、IPv6対応による快適なインターネット環境、電気契約者向けの特典など、利用者にとって魅力的な点が多くあります。
これらの事実を考慮すると、北海道にお住まいの方には、ほくでん光を超えるおすすめの光回線は正直言ってありません。
つまり、北海道民が光回線を利用するなら“ほくでん光”一択ということです。
ほくでん光 運営会社情報
会社名 | 北海道電力株式会社 |
所在地 | 〒060-8677 北海道札幌市中央区大通東1丁目2番地 |
TEL | 011-251-1111 |
会社ホームページ | 北海道電力株式会社 ホームページ |
問い合わせフォーム | 北海道電力株式会社 問い合わせフォーム |
申し込みフォーム | ほくでん光 申し込みフォーム |
記事の編集責任者 奥山 裕基 Okuyama Yuki