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法人向けインターネット回線の選び方|オフィス・店舗に最適な回線を解説

会社のインターネットが遅く、社長からネット回線を切り替えて!という指示があった。どの回線に切り替えたらいいかネットで調べているんだけど…

「法人向けのネット回線って、どれにしていいかわからない!」

法人専用のインターネット回線を調べると、難しい用語が出てきたり、違いがよくわからなかったり、まず理解するのにウンザリする人も多いのではないでしょうか?

そんな人に、法人向けのインターネット回線の選び方についてわかりやすく解説します。

法人向けインターネット回線とはいっても、その会社の規模や用途によって、最適なサービスは異なり、月額料金も大きく異なります。

ここで大企業のネット回線の話をしても需要がないと思うので、この記事では前提として比較的小規模な会社を想定してお話しますね。

ただし、その小規模な会社であっても会社の事業内容によって最適な回線は異なるので、この記事では会社の目的に沿った回線が選択できるよう解説していきます。

この記事の内容

  • 法人向けのネット回線の選び方
  • オフィスに最適なインターネット回線
  • 店舗に最適なインターネット回線
  • 複数人で同時利用するため回線速度が重要
  • 目的別の最適なインターネット回線

最後には、「法人向けインターネットはどの回線が最適か」の結論を出しますので、法人向けのインターネット回線でお悩みの人は是非ご一読ください。

フレッツ光

NTTの高速光回線サービス、フレッツ光
おすすめポイント
国内最大手NTTの高速回線
プロバイダーの選択肢業界トップクラス
ひかり電話・ひかりTVのセットプランあり
まずはエリア確認から
法人のお客様はこちら

法人名義で契約できる回線を選ぶ

世の中には様々なインターネット回線がありますが、法人名義で契約ができる回線は限られているので、選ぶ時はまず法人名義での契約が可能か確認しましょう。

もちろん、この記事では法人名義で契約ができる回線に絞って紹介いたしますね。

まず、法人向けのインターネット回線とは…

基本的に通信速度などは個人向けの回線と変わらず、違うところは法人名義で契約するという事です。

その回線に、法人向けのオプションを用途に合わせてプラスしていくというイメージになります。

例えば、会社のホームページを作りたい場合は、固定IPのオプションをつけたり、セキュリティの高い通信を重視する場合はVPNのオプションをつけたりといった感じですね。

では、その中でどうやって最適な回線を選べばいいか説明します。

オフィスか店舗で向いている回線が異なる

法人向けのインターネット回線を選ぶにあたって重要になるのが、導入する会社がオフィスなのか、店舗なのかという事です。

なぜなら、オフィスか店舗で必要になってくる法人向けのオプションが異なり、将来的なことを考えて選択する必要があるからです。

一般的にインターネットが利用できれば、ネット販売やオンライン受付などは回線の契約とは別のサービスを利用することで対応できます。

ただし、回線に紐づいたオプションの場合、選択を間違えると必要な時にすぐに利用できなかったりして、のちのち困ったことになります。

そのオプションで一番重要なのが「電話」です。

一般的に「ひかり電話」と呼ばれ、基本料金や通話料金が安く、経費削減にも一役を担うのですが、これをどこまで利用するかというのがオフィスと店舗では違ってくるのです。

オフィスなら拡張性の高い回線が最適

まず、一般的なオフィスでのインターネットの用途を考えてみます。

オフィスでのインターネットの用途

  • オフィス内のWi-Fiでワイヤレス化
  • 会社のホームページや商品のWEBページの作成
  • 顧客情報の社内共有
  • オンライン会議
  • ひかり電話で経費削減 など

上の4つの用途は基本的には回線に紐づかないのでインターネットが導入されていれば、対応できる内容です。

しかし、「ひかり電話」に関しては、回線に紐づいたオプションサービスになるため、回線によって利用できる電話番号の数や、同時通話数(通話チャネル数)が異なります。

電話番号の数とは、例えば部署ごとに電話番号を分けたいときなど増やすことができ、同時通話数とは電話中に他の人も電話ができる数になります。

回線によってひかり電話のサービス内容に違いがあるため、将来的には社員も増やして電話も増設したいという展望がある場合は、ひかり電話の拡張性が高い回線を選ぶ必要があります。

フレッツ光は法人の電話のサービスが豊富

ひかり電話の拡張性が高いサービスは「フレッツ光」で、事業が拡大してもひかり電話のサービスが豊富なのでオフィスでの利用に最適なサービスです。

フレッツ光は、NTT東日本とNTT西日本に分かれていて料金体系も異なり、別途プロバイダーの契約(¥1,000前後)が必要になります。

また、ビルテナントなどがマンションタイプとなり、路面店やマンションタイプの設備がないビルはファミリータイプとなります。

サービスマンションタイプ
光配線方式プラン2
ファミリータイプ
(戸建て)
NTT東日本
フレッツ光
約¥4,575
(プロバイダー料¥1,000込み)
約¥6,700
(プロバイダー料¥1,200込み)
NTT西日本
フレッツ光
約¥4,135
(プロバイダー料¥1,000込み)
約¥5,930
(プロバイダー料¥1,200込み)
フレッツ光の月額料金

ひかり電話に関しては月額¥550からあり、オプションとして電話番号は最大5番号、通話チャネル数は2チャネルまで増やすことができます。

また、それ以上に増設する場合は「ひかり電話オフィスタイプ」(月額¥1,430~)にて対応が可能です。

フレッツ光は、プロバイダーが一体型になっていないため、他回線よりもやや高くなっていますが、ひかり電話の拡張性は非常に高く、会社の成長にも柔軟に対応できる回線です。

フレッツ光

NTTの高速光回線サービス、フレッツ光
おすすめポイント
国内最大手NTTの高速回線
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店舗なら月額料金の安い回線が最適

続いて、店舗においてのインターネットの用途を考えてみます。

店舗でのインターネットの用途

  • ネット販売、オンライン予約
  • キャッシュレス決済
  • お客様向け店内Wi-Fi
  • 防犯カメラ設置 など

店舗の方は、オフィスと違いひかり電話の重要性は高くはないですね。

電話で予約を受けたり、商品の注文を受けたりなど、1番号あれば足りるので、お店の規模にもよりますが、代表番号+FAX番号の2番号2チャネル程度もあれば十分ではないでしょうか。

また、自宅兼職場にしている場合など、自宅用と仕事用の番号を分けて利用するケースもありますね。

そのため、店舗のインターネット回線としては、電話の拡張性よりも月額料金を重視して選択するのが適しているといえます。

おすすめは「auひかり」や「光コラボ」

そこでおすすめのインターネット回線は、回線とプロバイダーが一体型になっており、フレッツ光よりも割安な「auひかり」「光コラボ」のサービスです。

サービスマンション戸建てタイプ
auひかり¥4,455¥5,610
光コラボ ドコモ光¥4,400¥5,720
光コラボ ニフティ光
(ビジネスアカウント管理費込み)
¥4,928¥6,270
auひかり・光コラボの月額料金

月額料金ではニフティ光が、ビジネスアカウント管理費が¥550かかるためやや高いですが、auひかりやドコモ光は戸建てタイプならフレッツ光より安くなります。

電話のサービスに関してはどうでしょうか。

「auひかり」の電話は、auひかりの仕様上、最大2番号までとなり、同じ番号の同時通話はできないので、例えば電話とFAX、自宅の電話と会社用の電話のような使い方になると思われます。

「光コラボ」からは法人契約ができるドコモ光とニフティ光を挙げさせてもらいました。

光コラボとは、NTTのフレッツ回線をプロバイダーが借りて独自のサービスとして提供されているインターネット回線のことです。

光コラボの電話は、フレッツ光の回線を使っていることもあり、最大5番号、通話チャネル数は2チャネルまで利用ができます。

ただし「光電話オフィスタイプ」には対応していないため、ひかり電話の拡張性はそこまで高くないという感じですね。

ともあれ、月額料金は特に戸建て向けのタイプでは安く、路面店などで小規模経営をされている店舗には最適ですね。

auひかりやドコモ光ならスマホのセット割がある

会社から支給されているスマホが「au」や「ドコモ」であった場合、光回線とセットで利用することで、セット割引が適用できます。

auならば、同一屋号、同一住所に限ってですが、auひかりとオプションの電話サービスをセットで利用することで、スマホ1台につき最大で年間¥13,200の割引があります。(最大10台)

ドコモに関してはドコモ光とドコモのスマホをセット利用することで、スマホ1台につき最大で年間¥13,200の割引があります。(最大20台)

もし、会社で対象のスマホを利用しているならば経費削減のためにも利用したいですね。

回線速度の速さも重要

最後に、法人向けのインターネットを選ぶ指標として、「通信速度の速さ」があり、できるだけ速い回線を選ぶことをおすすめします。

というのは…

会社のような、複数の人が同時にインターネットを利用する環境では、通信が混雑しやすく速度低下につながりやすいのです。

そのため、速度が遅い回線だと業務に支障がでるだけでなく、例えば店内のWi-Fiの速度が遅いとお客様が快適に利用することができず客足が離れてしまう…という弊害すらでる可能性も考えられますね。

また、速度が遅くて料金が高いと、コスパが悪いという事になるため、ここでは回線ごとの速度とコスパを確認してみます。

コスパのいい光回線を選ぼう

ここで言う「コスパ」とは、料金と速度のバランスのことです。
数値で表した方がわかりやすいので、「料金÷速度=コスパ」という形で算出しますね。

サービス月額料金下り平均速度コスパ
(料金/速度)
NTT東日本
フレッツ光
¥6,700269Mbps¥25/1Mbps
NTT西日本
フレッツ光
¥5,930269Mbps¥22/1Mbps
auひかり¥5,610530Mbps¥11/1Mbps
ドコモ光¥5,720284Mbps¥20/1Mbps
ニフティ光¥6,270235Mbps¥26/1Mbps
コスパ比較(戸建て/ファミリープラン)

参照:みんなのネット回線速度

コスパを算出した結果、auひかりの速度が最も早く、コスパも1Mbpあたり¥11で他社と比べても圧倒的にコスパがいいことがわかりましたね。

ただし、他の回線が全く遅いという事ではなく、200Mbps以上出ていれば、通常のインターネットの利用には全く困りません。

もし、複数人が同時に使用した時に著しい速度低下が起るような場合は、最新の接続方式の「IPv6」を利用するとか、上位の速度プランである「最大10Gbps」のプランに変更するなどで対策することができます。

法人向けインターネットはどの回線が最適か

ここまで、会社がオフィス・店舗、それぞれのケースで最適な回線を解説してきました。

小規模な法人において、どのインターネット回線が最適かは、その会社の目的によっても異なりますので、重視するポイントごとに答えを出していこうと思います。

とりあえずインターネットをするなら「auひかり」

とりあえずインターネットの導入が必要ならば、「auひかり」がおすすめです。

小規模な法人や個人事業主の場合、そもそも電話はあまり使わない(使ってもスマホで十分)、必要な連絡などはメールやチャットで済ますことができるという人も多いと思います。

その場合はひかり電話サービスの充実は必要でなく、インターネットの品質の部分である通信速度の速さとコスパを重視した「auひかり」が最適な回線となります。

電話回線の増設などを予定しているなら「フレッツ光」

逆に、業務上、電話でお客様の注文を受けることが多い場合や、小規模なコールセンターのような会社で電話回線を増設したり、同時通話数を増やしていく予定がある場合は、「フレッツ光」が最適な回線となります。

また、事業が拡大して社員数が増えた場合、法人向けの上位プランである「フレッツ光ネクストプライオ」や「ビジネスタイプ」にプラン変更できます。

これら上位プランは月額料金は高くなりますが、接続可能な端末数に制限がなくなり、常時10名以上がインターネットを利用しても通信速度が落ちにくくなるので、フレッツ光は、ある程度の規模の会社に成長しても利用できるインターネット回線といえます。

まとめ.迷ったら汎用性が高いフレッツ光が最適

今回は、会社の規模を小規模に絞って初めてネット回線の法人契約をする想定で解説してきましたが、簡単にまとめると…

この記事のまとめ

  • 法人名義で契約できる回線は限られている
  • 会社がオフィスなら、ひかり電話が充実した「フレッツ光」がおすすめ
  • 会社が店舗なら、速度とコスパを重視した「auひかり」がおすすめ
  • 最適な回線はひかり電話を使うかどうかで決まる

結論、「ひかり電話」を使うならフレッツ光、使わないならauひかりという結果になりました。

ただ現状で、「電話も使うし、ネットの通信速度も速い方が良いから迷う!」という人もいるかもしれませんが、その場合はフレッツ光をおすすめします。

やはり、ひかり電話周りの汎用性が他回線に比べて段違いで良く、速度面に関しても最大10Gbpsのフレッツ光クロスがあるため、月額料金は若干高くはなりますが通信速度の遜色はなくなります。

そのため、もし迷っているなら、小規模から大規模の企業まで末永く利用できる、法人向けのサービスに強いフレッツ光がおすすめです。

フレッツ光

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まずはエリア確認から
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記事の編集責任者 奥山 裕基 Okuyama Yuki

大学卒業後、服飾業界と教育業界を経てポート株式会社へ。
入社後は多数の新規メディア立ち上げに参画し、自身も有資格者ライターとして2,000本を超える記事を執筆。
PORTブロードバンドにおいても「読者のインターネット回線に関する最適な意思決定を支援する」という信念のもと、総務省の認可を得た正規販売代理店(届出番号C2203454)として、信頼できる情報を“誰にでもわかりやすく”発信している。

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