フレッツ光の最適なプロバイダーは3社|選び方を詳しく解説

フレッツ光を利用しようと思うんだけど、何やらプロバイダーを選ばないといけないらしい…
「フレッツ光のプロバイダーってどれにしたらいいの?」
「最適なプロバイダーが知りたい!」
という疑問をお持ちの人に、フレッツ光のプロバイダーの選び方や、最適なプロバイダーを3社紹介しますね。
他にも、フレッツ光回線とプロバイダーが一体型になっている「光コラボ」のサービスも選択肢になるという話をしますので、ぜひ参考にしてください。
インターネットは、プロバイダーの良し悪しによって快適さは変わるので、速度や料金を吟味して最適なプロバイダーを選びましょう。
プロバイダー選びに迷ったら、お気軽にお問合せください。
フレッツ光のプロバイダーの選び方
フレッツ光を利用するにあたっては、別途でプロバイダーと契約しなくてはいけません。
例えるなら、フレッツ光は道路で、プロバイダーはその道路を「データ」を載せて走るトラックのようなもの。
道路とトラックの2つがそろって、初めてインターネットができるのです。

ただし、速いトラックもあれば、遅いトラックもあり、料金が高い安いの違いもあります。つまり、どのトラックと契約するかで速度や料金が異なってくるのです。
それでは、フレッツ光という道路では、どんなトラックを選べばいいかという事を説明していきますね。
月額料金が安すぎるプロバイダーは避けるべき
まず、極端に月額料金が安すぎるプロバイダーはやめておいた方が良いでしょう。
というのは、プロバイダーの料金が安い場合、プロバイダー側が所有する設備が充実しておらず、安定した通信速度のインターネットを提供できていない可能性があるからです。
詳しくは次の項で説明しますが、NTTが提供する「v6プラス」という通信速度を速くするシステムに、そもそも対応していなかったり、その「v6プラス」を利用するには追加料金の支払いが必要になるプロバイダーもあるのです。
安いプロバイダーには安いなりの理由があるので、最初からつまづく事を避けるためにも、安すぎないプロバイダーを選ぶことをおすすめします。
では、どのくらいの月額料金が目安となるのかというと…
目安としては、月額¥1,000。
この金額に満たないプロバイダーは、たとえお得に思えても選ばないのが賢明です。
v6プラスに対応していることが必須条件
「v6プラス」というのは、フレッツ光回線を利用した最新の接続方式(インターネット通信の技術的な仕組み)のこと。
そう言われても何なのかわからないと思うので、簡単に説明します。
v6プラスというのは最新の「IPv6」の通信システムを利用して、安定した高速通信を提供する接続方式の事です。

このv6プラスは、プロバイダーによっては対応していない場合があるのです。
そのため、v6プラスに対応したプロバイダーを選ぶことが必須条件になります。
また、v6プラスを利用するには、IPv6に対応したルーターが必要です。
もし、ひかり電話を利用する場合は、レンタルされる「ひかり電話対応ルーター」がIPv6に対応しているのでそのまま利用できます。
逆に、ひかり電話を利用しない場合は、対応ルーターをNTTやプロバイダーからレンタルするか、自前で購入しv6プラスが利用できる環境を整える必要があります。
ひかり電話とは?
ひかり電話とは、フレッツ光のオプションとして付けることができる「固定電話」です。市外局番の番号が利用できるほか、利用中のNTT加入電話の電話番号を移行することが可能です。月額¥550~利用ができますが、別途対応ルーターのレンタル料金(東日本¥330/月、西日本¥385/月)がかかります。
フレッツ光とセット申し込みできるプロバイダーがおすすめ
それでは、実際どのプロバイダーを選べばいいのか?というと、実はプロバイダーは数百社もあるのです。
一般的にプロバイダーの契約をする際は、そのプロバイダーの公式サイトから申し込むことになるのですが、1社1社吟味して比較するのは現実的ではないですね。
では、どうやって数百社の中から選ぶのかというと…
ぜひ「セットプランが使えるかどうか?」という点に着目してください。
セットプランというのは、「通常は別途契約するしかないプロバイダーを、フレッツ光の契約に抱き合わせることができるプラン」のことです。
これはWEB申込限定のプランで、割引などの加入特典がプロバイダーごとに設定されているので、通常に契約するよりもお得に利用ができるのです。
この観点で絞り込むだけで、数百社あるうち約10社程度までプロバイダーを絞り込めます。
ちなみにセットプランの事は、NTT東日本では「プロバイダパック」、NTT西日本では「with フレッツ」と言いいます。
他にも、フレッツ光とプロバイダーの料金の請求が、フレッツ光の請求にまとめられるので、支払先が2つに分かれて合計の料金を把握しにくいといったこともなくなりますね。(BB.excite以外可能)
以下にセットプラン対象のプロバイダー10社をまとめました。
プロバイダー名 | 月額料金 | 下り平均速度 |
---|---|---|
WAKWAK 光 with フレッツⅡ | 戸建て:¥1,045 マンション:¥880 | 262Mbps |
ぷらら光メイト with フレッツ | 戸建て:¥1,100 マンション:¥880 | 269Mbps |
hi-ho 光 with フレッツプラス | 戸建て:¥550 マンション:¥550 | 142Mbps |
BIGLOBE光パックNeo with フレッツ | 戸建て:¥1,100 マンション:東¥990・西¥935 | 298Mbps |
ASAHIネット 光 with フレッツ | 戸建て:¥858 マンション:¥770 | 306Mbps |
So-net 光 with フレッツ S | 戸建て:¥1,320 マンション:¥990 | 273Mbps |
OCN 光 with フレッツ | 戸建て:¥1,210 マンション:東¥990・西¥891 | 290Mbps |
DTI 光 with フレッツ | 戸建て:¥1,046 マンション:¥748 | 283Mbps |
BB.excite 光 with フレッツ | 戸建て:¥550 マンション:¥550 | 211Mbps |
@nifty光ライフ with フレッツ | 戸建て:¥1,100 マンション:¥1,045 | 226Mbps |
参照:みんなのネット回線速度
基本的にフレッツ光の住居タイプで料金が異なり、一部NTT東西でも料金が異なっています。
また、プロバイダーごとの通信品質をひとつの指標として「下り平均速度」を記載しました。
下り速度とはダウンロード速度のことで、ネットサーフィンや動画の視聴、アプリのダウンロード待ち時間などで体感できる、データを受信する際の速度です。
この下り速度がインターネットをする上で一番体感しやすいため、その平均値がプロバイダーの速度の良し悪しの目安となるのです。
表の料金を比較してみると、戸建てはだいたい¥1,000前後、マンションは¥800~¥900が相場ですね。
速度に関しては、「bps」の数値が高い方が速いのですが、200~300Mbpsがフレッツ光の速度の相場となり、どのプロバイダーもそんなに大きくは変わりませんね。
これには理由があって、上記のプロバイダーのすべてがフレッツ光という同じ道路のうえを走っているから、平均でならすと同じ程度の速度になるのです。
そのため、どのプロバイダーが最適か判断するには、速度では甲乙つけ難いので、料金と特典に着目する必要があります。
料金に関しては上記の表のとおりですが・・・
著者が特典を月額料金に換算して比較をしたところ、最適なプロバイダーは
- ぷらら
- @nifty
- DTI
の3社であるという結論に至りました。
フレッツ光の最適なプロバイダーは「ぷらら」
まず1社目は「ぷらら光メイト with フレッツ」です。
フレッツ光をインターネットのみの利用で「ひかり電話」を使わない場合に最適なプロバイダーです。
ぷらら光メイト with フレッツの特典
- 月額料金の割引
戸建て:初月無料+最大23ヵ月¥770
マンション:初月無料+最大23ヵ月¥550 - v6プラスに対応したWi-Fiルーターレンタル無料
- PC設定サポート有り
ぷららは、2年間割引が続くほか、v6プラスに対応したルーターレンタルが無料というのがポイントになります。
通常、ひかり電話を使うのであれば、v6プラスに対応した「ひかり電話対応ルーター」が付いてくるのですが、ひかり電話を使わないのであれば、ルーターは付いてこないのです。
その場合、ルーターを有料でレンタルするか、自前で購入するかしないといけないのですが、ぷららならば無料でレンタルできるのです。
つまり、ひかり電話を使わない前提なら、ルーターにお金をかけずにv6プラスが利用できる「ぷらら」が最安のプロバイダーなのです。
ひかり電話を利用するなら「@nifty」か「DTI」が最適
「ひかり電話」を利用する場合は…
「@nifty光ライフ with フレッツ」か「DTI 光 with フレッツ」が最適なプロバイダーです。
@nifty光ライフ with フレッツ(東日本)の特典
- 月額料金の割引
戸建て:初月無料+5か月無料+9か月分キャッシュバック(¥9900)
マンション:初月無料+5か月無料+6か月分キャッシュバック(¥6270)
@niftyは半年無料+キャッシュバックという特典内容で、東日本の戸建てタイプのみ最適なプロバイダーです。
戸建ての特典を月額料金に換算すると、月額¥413で利用ができます。計算式は以下の通りです。
24ヵ月の合計:通常料金¥1,100×18か月(半年無料)-¥9,900=¥9,900
1ヵ月の料金:¥9,900÷24=¥412.5
マンションタイプで同じ計算をすると、月額¥523なので次に紹介するDTIよりも高くなってしまうので、ひかり電話を使う前提ですが、@niftyは東日本の戸建てのみ最適です。
DTI 光 with フレッツの特典
- 月額料金の割引
戸建て:初月無料+最大23ヵ月¥523(西日本)
マンション:初月無料+最大23ヵ月¥374
一方、DTIはシンプルに2年間安くなり、東日本のマンションタイプ、西日本の戸建て・マンションタイプで最適です。
この2つのプロバイダーには、v6プラス対応ルーターの無料レンタルがないのですが…
ひかり電話を利用する前提であれば、「ひかり電話対応ルーター」がv6プラス対応ルーターの代わりになるのです。
そのため、別途ルーターを用意する必要がないので、ひかり電話を使うのであれば「@nifty」「DTI」が料金的に最適な回線となるのです。
プロバイダーにこだわるべき理由
今回は、フレッツ光のプロバイダーについて、セット申し込みが可能なプロバイダーから料金面にこだわって最適なプロバイダーを紹介しました。
そもそも、フレッツ光という回線は、自由にプロバイダーを選べる回線なので、速度や料金ははもちろん、オプション(固定IPなど)なども必要に応じてこだわって選ぶことができます。
例えば、料金は度外視で速度にこだわりたいのなら「かもめインターネット」のような速度に特化したプロバイダーを選ぶことも可能です。
逆に、プロバイダーにこだわらないと、同じフレッツ光を利用しているのに、通信速度が遅くて、月額料金と釣り合わないって事もあるので、何を重視して選ぶかが大事になりますね。
ただ、普通にインターネットを利用したいだけで、プロバイダーにこだわりがない人も多いと思います。
そんな人は、プロバイダーのグレードを落とすことなく、料金にこだわる事をおすすめします。
それができるのが、フレッツ光の回線とプロバイダーが一体型になった「光コラボ」です。
料金にこだわるなら一体型の光コラボも選択肢
「光コラボ」というのは、光コラボの事業者がフレッツ光回線とプロバイダーを一体型にして自社サービスとして提供しているサービスです。
例えば、「ソフトバンク光」という光コラボは、ソフトバンク社がフレッツ光と自社プロバイダーのYahoo!BBを一体型にして売り出しているサービスです。
こういった光コラボを利用することで、フレッツ光とプロバイダーの2つの契約を1つにまとめることができるのです。
また、フレッツ光の最適なプロバイダーとしてあげた3社は、結局のところ割引される期間は半年~2年なので、適用期間が終わると高くなってしまうのですが…
光コラボでは、スマホのセット割という永続的に適用される割引があるのです。
もし、長期利用を考えているのであれば、スマホとのセット割引を受けて2年以降もお得に利用するというのも一つの選択肢になりますね。
まとめ.フレッツ光はプロバイダーにこだわる人向けの回線
今回はフレッツ光のプロバイダーに着目して、プロバイダーの選び方や最適なプロバイダーを解説してきました。
昨今のインターネットサービスは、回線とプロバイダーが一体型になっているのが主流で、プロバイダーが自由に選べる光回線はフレッツ光だけです。
特定のプロバイダーを贔屓にしている人や、仕事の都合で特定のプロバイダーを使わないといけないという人であればフレッツ光が最適ですね。
しかしながら、フレッツ光は、プロバイダーにこだわりがない人にとっては、最適な光回線ではありません。
というのは、NTT自体がフレッツ光の個人向けサービスに力を入れていないという背景があり、以前は無料だった初期工事費用も現在は有料になっています。
そういった状況なので、これからインターネットを始めるのであれば、初期工事費が無料で、スマホのセット割のようなお得な割引が受けられる光回線に目を向けて、自分に合った光回線を選ぶのが最適といえます。
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記事の編集責任者 奥山 裕基 Okuyama Yuki