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遠隔診療の適正推進に向けて、東京大学医学部の医師を迎え医療研究チームを発足

  • 2016.08.17
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ポート株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:春日博文)は、医学的エビデンスに基づく遠隔診療の適正推進を目的に、新たに東京大学医学部所属の医師らを中心とした医療従事者を招き入れ、遠隔診療の有効性実証に向けた医療研究チームを立ち上げたことをお知らせ致します。

2015年8月10日、厚生労働省による事務連絡(「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について」)にて、遠隔診療に関する解釈が改めて明文化され、各所から遠隔診療に対する期待と関心が高まっていると感じております。これを受け、当社は2015年11月より国内初の取り組みとして、ITで患者と医師を繋ぐ遠隔診療プラットフォーム「ポートメディカル(現在β版リリース準備中)」の提供を開始致しました。その後、宮崎県日南市と協業で同市内無医地区における遠隔診療の検証的導入を開始し、今後も地方自治体との連携強化や、大学病院との共同研究等、様々な臨床研究を通して遠隔診療の有効性を検証し、医学的根拠に基づく適正推進を目指す所存です。

現在黎明期を迎える日本の遠隔診療において、慎重に研究を重ね、国内外から多くの情報を収集、分析し、その研究結果の開示を積極的に行うことで、発展に寄与して行きたいと考えております。また、この過程において専門知識を有する医療従事者の参画は不可欠であるため、東京大学医学部に所属の医師をはじめ、複数名社内に迎え入れ医療研究チームを発足することで、より強力な体制を構築することと致しました。

<医療研究チームメンバーのプロフィール>

-伊藤 恭太郎
東北大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院にて初期臨床研修を修了。同院救急・集中治療部および聖路加国際病院救急部にて診療に従事。聖路加国際病院では、2013年度の救急部チーフレジデントを務め、日本救急医学会救急科専門医資格を取得。2015年より株式会社ドリームインキュベータにて、主にヘルスケア、製造業の新規事業戦略や官公庁との連携による国家リソース配分の最適化検討等のビジネスプロデュースを行う。

-園生 智弘
東京大学医学部卒業。東京逓信病院にて初期臨床研修後、主に東京大学医学部附属病院救急部・集中治療部にて臨床業務に従事。同院救急診療業務改善に関わり、飛躍的な患者応需数の増加を実現すると共に、臨床意思決定支援システムを組み込んだ研究用データベースの開発導入に従事。救急医療領域を中心に15本以上の英語論文の執筆・指導を行った。2012年に米国ECFMGcertificate(米国臨床研修許可証)、2015年に救急科専門医を取得。東京大学救急科学教室の医局員として臨床・研究業務にも従事。

-二瓶 秋子
東京大学大学院医学系研究科で博士(医学)取得。信州大学医学部助手、東京理科大学生命科学研究所助教、日本学術振興会特別研究員RPD(東京大学特別研究員)等、教育・研究職に計15年間在職。2014年に株式会社DeNAライフサイエンスに入社。遺伝子検査サービスのための自社ラボ立ち上げに参画。

-天野 直美
東京大学医学部保健学科卒業。内資系・外資系製薬企業をクライアントとするグローバル市場調査、開発戦略構築の支援、医学新聞における企画・執筆を行う。

当社が有する事業開発力およびテクノロジーに加え、医学的知見を持つ優秀なメンバーを多く迎え入れることで、遠隔診療の有効性実証とその医学的エビデンスに基づくプロダクトの改良を積極的に行う他、医療機関における遠隔診療実施のサポートを行い、日本国内における遠隔診療の適正推進に向け真摯に取り組んで参ります。

他当社は引き続き、「世界中にアタリマエとシアワセを」をコーポレートミッションに掲げ、リアル産業における社会課題も、テクノロジーを通して解決していきます。