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系統用蓄電所事業の初年度黒字化見通しおよび今後の成長戦略について

  • 2025.12.22
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当社は、現在系統用蓄電所事業への参入に向けて検証を進めており、当初計画通り卸電力市場に加え、需給調整市場での取引も開始しております。系統用蓄電所事業が2026年3月期業績に与える影響については、稼働開始時期、稼働率、電力取引による収益性等を全て保守的な想定として初年度は赤字前提で業績予想に織り込んでおりますが、想定よりも順調な立ち上げに成功しており、初年度(2026年3月期)から黒字転換する見通しとなり、事業化に向けて確かな手応えを得ておりますことをお知らせいたします。
なお、今後も順調に検証を終え、今期中での本格参入の意思決定後には、先行優位性を獲得するべく、スピーディーな大規模参入を可能にするために系統用蓄電所設置箇所のソーシング活動(設置場所用地の調達)を積極的に実施している状況となります。

1.概要

当社は、系統用蓄電所事業への参入検証に向けて、前期2025年3月期において3ヶ所の蓄電所開発を進めておりました。今期2026年3月期においては、ポート群馬伊勢崎第一蓄電所(稼働開始日:2025年6月10日)、ポート群馬太田蓄電所(稼働開始日:2025年6月18日)、ポート群馬伊勢崎第二蓄電所(稼働開始日:2025年10月16日)の3ヶ所全ての稼働を開始しております。
また、卸電力市場での取引より高い収益が期待できる需給調整市場での取引を、ポート群馬伊勢崎第一蓄電所において2025年10月16日から、ポート群馬太田蓄電所において2025年12月1日から開始しております。
需給調整市場での取引も順調に進んでおり、初年度(2026年3月期)から黒字として利益貢献する見通しとなっております。

・3ヶ所の蓄電所への投資規模は約10億円となります。

2.今後の見通し

系統用蓄電所事業が2026年3月期業績に与える影響については、保守的な想定として初年度は赤字前提で業績予想に織り込んでおりますが、順調な稼働開始と取引状況であり、初年度(2026年3月期)から黒字として利益貢献する見通しとなりました。
なお、系統用蓄電所事業への参入に向けた検証についても順調な進捗で進んでおり、収益性を精査した上で今期2026年3月期中に今後の系統用蓄電所事業への本格参入を決定予定となります。
本格参入の意思決定を行った場合には、本事業を当社の新たな成長ドライバーの一つとして位置付け、来期(2027年3月期)中に10ヶ所程度(1ヶ所当たりの規模は出力約2MW)の追加投資を実行する予定となり、来期以降において更に大きな業績貢献が見込める状況であり、今後も進捗状況に合わせて適宜開示させていただきます。

3. 会社概要

会社名 :ポート株式会社
所在地 :東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F
代表者 :代表取締役社長CEO 春日博文
設 立 :2011年4月
資本金 :27百万円(2025年9月末時点)
URL :https://www.theport.jp/

■本件に関する報道関係のお問い合わせ先
ポート株式会社:広報担当 諏訪
コーポレートサイト:https://www.theport.jp/
E-mail: pr@theport.jp TEL:03-5937-4701