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モバイルルーターが繋がらない!Wi-Fi接続ができない場合の原因と対処法

外出先でWi-Fiを利用するためのモバイルルーターですが、急に繋がらなくことってありますよね?

この記事では「モバイルルーターが繋がらないんだけど!なんで?」とお困りの方に復旧方法と原因を解説します。

ただし、以下のような場合は何をしてもすぐには復旧されないのでご注意ください。

  • 料金を滞納していて止められている
    ありがちなのはクレジットカードの有効期限が切れて支払いがされていないケース。メール等に支払に関する通知が来ていない確認してみてください。
  • 通信障害・メンテナンス中
    利用している地域で通信障害が出ている場合や、基地局のメンテナンスで通信制限が行われている場合は復旧まで待つしかありません。モバイルルーターのキャリアの障害情報を確認してみてください。

モバイルルーターは外出先でPCを多用する方には必須ですが、そもそも通信が不安定なサービスです。

安定性は光回線に劣るため、自宅での利用やスマホのギガ節約が目的で利用するにはおすすめしません。

その理由を含めて詳しく解説しますので、ぜひ最後までご一読ください。

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モバイルルーターが繋がらなくなったら“再起動”

モバイルルーターが繋がらなくなったら、まずは再起動しましょう。

長時間使っていると、ルーターにエラーが発生して機器がフリーズし、繋がらなくなることがあります。

その場合は、一旦電源をOFFにしてから、ONにすることでエラーが解消されます。

電源のON/OFFの方法は、機種にもよりますが電源ボタンを“長押し”してOFFにした後に、再度電源ボタンを押してONにしてください。

それでも反応しない場合は、バッテリーを取り外すことでOFFにすることができます。

この方法で大体の不具合は解消するのですが、それでも繋がらない場合は他に原因があるということ。

考えられる原因を3つに分けて解説しますので、順に確認してみてください。

モバイルルーター側の原因

モバイルルーター側の原因としてよくあるのが「充電切れ」です。

モバイルルーターの充電はスタンバイ状態で10時間以上持つ機種も多いですが、通信を行うと5時間~7時間程度で充電が尽きてしまいます。

また、長期利用しているとバッテリーが劣化してフル充電でもあっという間に充電がなくなってしまうこともあるのでご注意ください。

また、繋がらない原因として「ルーターが機内モードになっている」場合もあります。うっかり機内モードに切り替えていないかルーターの画面から確認をしましょう。

速度制限されていないか確認

契約しているモバイルルーターのプランによっては月間の利用容量が限られていて、それを超えると通信速度が制限されます。

最近のモバイルルーターは、通信容量無制限のプランも多いですが、一定期間内に大量のデータ通信があった場合に速度が制限される場合があります。

例えば、3日間に10ギガ以上の利用があると制限がかかるといった規則ですね。

速度制限がかかると、通信はできるものの速度はかなり遅くなるため、利用している場所の通信環境によっては繋がらなくなるのです。

利用した利用容量はモバイルルーターの画面上で確認できるので、つながりが悪い場合は容量超過していないか確認してみましょう。

解消方法は、利用しているサービスによって異なりますが、追加でギガ(通信容量)を購入するといった方法もありますが、モバイルルーターによっては制限が解除されるまで待つしかないということもあります。

デバイスの接続数を減らしてみる

モバイルルーターは、PCやスマホなどの接続機器の最大接続台数が決められています。

自宅で利用している時に繋がらなくなった、速度が遅くなったという場合は接続台数が超過していないか確認しましょう。

現在はPCやスマホの他にもテレビやゲーム機、アレクサなどのスマートスピーカーや電化製品など多くのデバイスがWi-Fiに対応しているため、同時に通信を行うと混雑による速度の低下が起こります。

また、同時接続台数が多いとデータ容量(ギガ)の消費も大きくなるので速度制限に注意が必要になってきますね。

そのため、不要な端末に繋がっているWi-Fiは切断し、接続は利用する端末だけに絞りましょう。

特に、モバイルルーターは推奨される接続台数が少ないため、自宅で利用していて速度に不満を感じるようであれば、光回線の導入をご検討ください。

専門家コメント

適切な接続台数は表記の8割まで

説明書や本体に記載されている最大接続台数限界まで接続するのはおすすめしません。
ほとんどの場合、うまく通信しなくなります。表記の8割程度に抑えるようにしてください。

ファームウェアの更新を行う

ファームウェアの更新というのは、モバイルルーター機器のバージョンアップをすることです。

基本的にモバイルルーターの起動時に通知が来ますが、これを放置しているとWi-Fi接続に不具合が出ることもあるので、こまめに更新する必要があります。

もし、忘れている場合は、機器の画面上の「設定」から「アップデート」情報を確認し、適宜更新してください。

利用している環境が原因

モバイルルーターは、スマホと同じく利用できるエリアが限られています。

もともと電波が入らない地域では通信はできないので、利用しているモバイルルーターの公式サイトなどから対応エリアをチェックしましょう。

また、モバイルルーターはエリア内であっても地下や建物内の奥まった場所で電波が弱くなります。

もし、モバイルルーターの画面に「圏外」と表示されている場合、通信はできないので電波の入る場所まで移動しましょう。

電波干渉も繋がらなくなる原因

モバイルルーターは電波干渉によっても繋がりにくくなります。

具体的には満員電車の中など、多くの人がスマホなどで通信を行っているので、電波同士が干渉し速度が遅くなったり、通信が切れたりするのです。

また、Bluetoothの接続や、電子レンジなどの電化製品も2.4GHzの電波を使用しているため電波干渉が起こります。

対策方法は、電子レンジのそばでモバイルルーターを使用しないようにするほか、Wi-Fi接続を5GHz帯に変更することで、干渉を回避することができます。

ルーターの位置を変更してみる

モバイルルーターを自宅で使用する場合、屋外に飛んでいる電波をキャッチしやすくするように、窓際に置いて使用すると速度が改善することがあります。

ただし、モバイルルーターを窓際に置いても、実際に利用するスマホなどの接続機器を離れた場所で使う場合、Wi-Fi自体が届かなくなります。

その場合はモバイルルーターの位置を変えるなど、最適な場所を探して移動させてください。

PC・スマホなどの接続機器側の原因

モバイルルーターに異常がなくても接続ができない場合は、PCやスマホなどの接続機器に原因がある場合があります。

よくある事例としては「Wi-Fi」自体がオンになっていなかったり「機内モード・省電力モード」になっていたりすることもあるので、まずは確認してみましょう。

電波の帯域を変更してみる

もし、電波の干渉や、壁などの障害物が原因で繋がりが悪くなっている場合は、接続するWi-Fiの電波帯域を変更することで改善する場合があります。

電波帯域には2.4GHzと5GHzの2つがあり、特徴が異なります。

2.4GHz帯5GHz帯
通信速度遅い速い
電波の範囲広い狭い
家電の干渉受けやすい受けにくい
電波帯域の違い

つまり、モバイルルーターから離れた場所でスマホなどを利用する場合は、電波の範囲が広い2.4GHz帯で接続。

モバイルルーターの近くで利用する場合は、干渉を受けず高速な5GHz帯を利用するのがおすすめということですね。

変更の仕方は、スマホのWi-Fiのネットワーク名を確認してみてください。

接続先のネットワーク名の中に「g(G)」が付いていれば2.4GHz帯、「a(A)」が付いていれば5GHz帯ということです。

異なるネットワーク名を選択することで、接続する電波帯域を変更することが可能です。

セキュリティソフトを解除する

主にパソコンで起こる事例として、セキュリティソフトが外部の電波を遮断する設定になっている場合があります。

その場合は、セキュリティソフトのアプリの設定から、セキュリティを一時的に「無効」にすることで接続することが可能です。

ただし、セキュリティを無効のままにしていると良くないため、セキュリティソフトのマニュアル等を参照に設定を変更するなどしましょう。

モバイルルーターのWi-Fiが見つからない場合

パソコンでモバイルルーターのWi-Fiが見つからない場合、ネットワークアダプターに異常が出ている可能性があります。

その場合は、トラブルシューティングでエラーを検出し、復旧させましょう。

Windows11 トラブルシューティング方法

  1. Windowsマークから「設定」をクリック
  2. 左側の「システム」をクリック、右に出てきた「トラブルシューティング」をクリック
  3. 「その他のトラブルシューティング ツール」をクリック
  4. 「ネットワークアダプター」の「実行する」をクリック
    パソコンが自動的に問題を検出します。
  5. 「Wi-Fi」など診断するアダプタを選択し「次へ」をクリック
  6. 修正内容を確認し「この修正を適用します」をクリック
  7. 「トラブルシューティング完了しました」と出るので「閉じる」をクリックして終了

トラブルシューティングが終わり次第、パソコンを再起動してモバイルルーターのWi-Fiに接続してみてください。

それでも繋がらないならルーターリセット

ここまで、モバイルルーターを再起動しても繋がらない場合の対処を説明してきましたが、それでも繋がらない場合は、モバイルルーターのリセットを行いましょう。

リセットとはルーターを工場出荷状態に戻すということ。

そうすることで、ルーター内部のエラーを元の状態に戻すことができます。

ただし、SIMに入っている情報は削除されることはないものの、今まで行った設定などもリセットされるため、場合によっては再設定が必要になるためやや面倒です。

やり方は、機器裏面などの小さい穴に細いクリップのようなものを刺し5秒程度長押しするやり方や、設定の画面から行うなど機種によります。

ルーター端末が故障している

機器をリセットしても繋がらない場合や、症状が改善されない場合は、ルーターの故障を疑いましょう。

機器の修理・交換などは「端末の補償オプション」に加入しているのであれば、故障の内容によっては無償で修理・交換が可能です。

ただし、端末補償オプションに加入していない場合や、すでに保証期間が切れている場合は、実費による修理・交換になるため故障の具合によっては高額になります。

そういった時は、他社のモバイルルーターや光回線への乗り換えを検討するのがおすすめです。

というのは…他社に乗り換えることで、モバイルルーターの解約にかかる違約金や機種代金をキャッシュバックなどで補填できるからです。

モバイルルーターは目的によっては最適でない

モバイルルーターは、外出先でパソコンを長時間使うならば必須の通信機器となりますが、パソコンの利用が多くない場合は最適なツールとは言えません。

なぜなら、スマホのテザリングで十分だからです。

現在はスマホのプランも、データ無制限プランが増えていて、通信速度も5Gの普及によって、以前よりも遅くないため多少のパソコン利用ならテザリングでも用が足りるということ。

一方、スマホのギガ節約…つまり通信制限対策としてモバイルルーターを利用しているという人には光回線の導入をおすすめします。

なぜなら、光回線を導入して自宅ではWi-Fiを利用することで通信容量が浮くので外出先でもそのままスマホが利用できるからです。

つまり、モバイルルーターが必要な人は、外出先でPCの利用が多い人だけなのですね。

モバイルルーターの用途最適な通信方法
外出先でPCの利用が多いモバイルルーター
外出先でPCの利用が少ないスマホのテザリング
スマホの通信制限対策光回線
(自宅でWi-Fi接続)

光回線導入のハードルは高く無い

とはいえ…光回線を導入するのは「工事もあるし大変」と思っている人もいらっしゃると思いますので簡単に比較をしてみたいと思います。

光回線モバイル
ルーター
通信容量無制限プランによる
通信速度下り平均
356Mbps
下り平均
57Mbps
導入工事あり
※場合によってはなし
なし
導入費用工事費
実質無料
機器代金
プランよっては有料
月額料金戸建て:約¥5,500
マンション:約¥4,000
¥4,000~¥5,000
利用開始まで戸建て:約1ヵ月
マンション:1~2週間
数日~1週間
光回線・モバイルルーター比較

参照:みんなのネット回線速度

光回線とモバイルルーターを比較すると、通信速度が圧倒的に速く容量の制限はありません。そして月額料金は同じ程度。

確かに工事は面倒ですが、工事とは言っても約1時間。工事の費用も実質無料にしているサービスが多いので、継続して利用することで工事費の負担は発生しなくなります。

また、すでに光回線の工事が完了している部屋の場合は工事なしで利用することも可能です。

実は光回線はパソコンがなくても導入可能

「本当は光回線を引きたいんだけど…パソコンがないから光回線使えない」と思っている人も多いかと思います。

確かに、光回線の初期設定時にパソコンがあると便利ですが、スマホでも問題なく設定が可能です。

ただし、Wi-Fiルーターにスマホを繋げてから設定する必要があるため、光回線の契約時にWi-Fiルーターもセットで手配することがおすすめです。

利用しているスマホのキャリアごとにルーターがセットで利用できるおすすめ回線を挙げると…

利用中のスマホ光回線名ルーター設定違約金補填
ドコモドコモ光GMOとくとくBBの
無料レンタルルーター
必要最大¥20,000
auauひかり無料レンタル
ホームゲートウェイ
不要最大¥25,000
ソフトバンクソフトバンク光光BBユニット
Wi-Fiマルチパック
(月額¥550)
不要最大¥100,000
格安スマホビッグローブ光1年レンタル無料
ルーター
必要キャッシュバック
¥30,000
スマホごとのおすすめ光回線

ドコモ光、ビッグローブ光はスマホをWi-Fiに繋いだ後に、ルーターをスマホから設定する(IDやパスワードの設定)ことで利用可能です。

auひかり、ソフトバンク光であれば、レンタルルーターが設定済みで出荷されているため、工事が終わったらスマホをWi-Fiに繋ぐだけで利用ができます。

このような光回線を選ぶことで、加入特典によってモバイルルーターの解約金の補填ができます。

また、スマホ3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)では、光回線とスマホのセット割引も利用できるためさらにお得に使うことができます。

モバイルルーターが繋がらないと困っているのであれば、いっそうのこと光回線を導入して、外ではスマホ・家では光回線を利用して快適なインターネットライフに変えてみるのはいかがでしょうか?

専門家コメント

持ち運ぶことがないなら光回線がおすすめ

モバイルルーターの最大のメリットは、家の外に持ち運べることです。
その需要がない場合は、通信の安定する光回線をおすすめします。

まとめ.モバイルルーターが繋がらない時は再起動!根本的な解決は光回線に変更

モバイルルーターなどの通信機器が繋がらないという時は、基本的には“再起動”をすることでほとんどの場合解決できます。

ただし、モバイルルーターに限っては利用超過による通信制限がある事や、利用している場所の電波状況によって不便を感じるということも事実。

もし、外出先でのパソコン利用が多い場合であれば、スマホのテザリングだと充電の問題も出てくるためモバイルルーターが最適なのですが…

そうでない場合は家では光回線を利用し、外出先ではスマホを使う方が便利です。

もし、ギガの節約が理由でモバイルルーターを利用しているのであれば、是非とも光回線の導入をご検討ください。

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記事の編集責任者 奥山 裕基 Okuyama Yuki

大学卒業後、服飾業界と教育業界を経てポート株式会社へ。
入社後は多数の新規メディア立ち上げに参画し、自身も有資格者ライターとして2,000本を超える記事を執筆。
PORTブロードバンドにおいても「読者のインターネット回線に関する最適な意思決定を支援する」という信念のもと、総務省の認可を得た正規販売代理店(届出番号C2203454)として、信頼できる情報を“誰にでもわかりやすく”発信している。

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