関西でドコモ光かeo光を使うならどっちがおすすめ？徹底比較して見えた簡単な選び方

「“ドコモ光”ならスマホ料金が安くなるって聞いたけど、CMでよく見る“eo光”も気になるんだよな。」

関西地方に住む人なら、CMでも有名なeo光と、ドコモユーザーに人気のドコモ光、どちらの光回線にしようか迷う人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、この“ドコモ光”と“eo光”どちらが優秀で利用すべき光回線なのか、徹底比較していきます。

先に結論を言ってしまうと、どちらを利用すべきかは、スマホのキャリア次第です。

具体的には、ドコモユーザーならドコモ光、auユーザーならeo光がおすすめです。

最終的には自身に最適な光回線を選べるよう解説していますので、ぜひ最後までご一読ください。

ドコモ光とeo光の比較結果

まずは今回比較した、光回線選びで重要になる6項目と、その比較結果をお伝えします。

比較項目	比較結果
月額料金	・eo光の方が安い
スマホセット割	・ドコモ光はドコモユーザーに割引 ・eo光はauユーザーに割引
通信速度	・eo光の方が速い
提供エリア	・ドコモ光の方がエリアは広い
工事費	・ドコモ光は“完全”無料 ・eo光は“実質”無料
キャンペーン	・ドコモ光の方がお得

この比較結果だけを見ると、2勝2敗2分けで非常に拮抗した光回線に見えますよね。

だからこそ、おすすめできる光回線はその人の状況や環境によって変わってくるのですが、それぞれの光回線に合っている、おすすめな人は非常にシンプルな振り分けになりました。

それでは、なぜ上記の特徴を持った人がそれぞれおすすめなのか、比較した項目を細かく見ていきましょう。

月額料金はeo光の方が安い

まずは月額料金から比較していきますが、ドコモ光の料金プランは“戸建てタイプ”と“マンションタイプ”、eo光はこの2つと更に“メゾンタイプ”というタイプに分かれています。

ちなみに、ドコモ光でメゾンタイプにあたる建物は、戸建てタイプに分類されています。

メゾンタイプとマンションタイプは、共に集合住宅用のタイプなのですが、屋内の配線方法に違いがあります。

マンションタイプは、電柱から共用部の設備まで光ファイバーを引き込み、そこを経由して各部屋に配線されています。

メゾンタイプは、電柱から直通で各部屋まで光ファイバーが引き込まれていて、これは戸建てタイプと同じ方法です。

戸建てタイプとメゾンタイプは、この配線方法が同じということ、つまり光回線の提供方法が同じということなので、月額料金も同額になります。

サービス名	戸建て or メゾン	マンション
ドコモ光	¥5,720	¥4,400
eo光	¥5,448	¥2,200～¥5,133

戸建てタイプとメゾンタイプは、eo光がドコモ光よりも¥272/月、年間で¥3,264安くなります。

マンションタイプは、主に各部屋まで引き込んでいる配線ケーブルの種類の違いを理由に、料金が細かく分かれていて、eo光の方が¥2,000/月以上高い場合もあれば、¥500/月以上安い場合もあるので、一概に比較はできません。

自宅マンションのeo光の料金が知りたい場合は、コチラから検索してみてください。

月額料金は、マンション住まいの一部の人を除いて、ドコモ光よりeo光の方が安いということです。

スマホセット割はスマホのキャリア次第で異なる

スマホセット割は、対象のスマホと光回線を利用していれば、スマホの料金が割引されるサービスですが、それぞれ割引の対象となるキャリアが異なります。

サービス名	名称	割引対象キャリア	割引額
ドコモ光	ドコモ光セット割	ドコモ	¥550 or ¥1,100
eo光	auスマートバリュー	au	¥550 or ¥1,100

割引額を¥1,100/月だとした場合、年間で¥13,200割引が入ることになり、一部のマンションの人を除いて、ドコモ光とeo光の月額料金の差額よりも大きくなります。

更に、家族が同じキャリアを利用していれば、同じように¥1,100/月割引が入るので、家族が多ければそれだけスマホセット割の重要度は上がります。

つまり、月額料金が安いからと言って、スマホセット割の対象にならない光回線を選んでしまうと、トータルの通信費で損をするということです。

通信速度はeo光の方が速い

料金ではなく、通信速度を重視して光回線を選ぶ人も多いですが、通信速度は圧倒的にeo光の方が速いという結果になりました。

サービス名	平均速度
ドコモ光	251Mbps
eo光	720Mbps

出典：みんなのネット回線速度

eo光はドコモ光に比べ平均速度が3倍近く速く、圧倒的な差がつきました。

これはドコモ光がNTT回線、eo光が独自回線ということが影響しています。

ドコモ光は、フレッツ光で有名なNTTから光回線を借りてサービスを提供しているのですが、この光回線はソフトバンク光や楽天ひかりなど、他にもたくさんの事業者が借りていて、常に混雑している状態です。

それに対してeo光は、関西電力が独自で敷設した光回線を利用していて、eo光ユーザーが独占しているので、常に回線に余裕があって空いている状態です。

混雑している道路か空いている道路なら、速度が出せるのは空いている道路ですよね。

つまり、通信速度を優先するならeo光がおすすめということです。

提供エリアはドコモ光の方が広い

ドコモ光の提供エリアは全国で、一部の離島などを除いて、47都道府県のほとんどの地域で利用できます。

それは、ドコモ光がNTTから光回線を借りてサービスを提供しているからで、NTTの光回線は全国に張り巡らされているので、ほとんどの地域で利用できるのですね。

対してeo光は、関西電力が独自に敷設した光回線を利用している為、関西電力のエリア内でしか利用できないのです。

都道府県	市区町村
大阪府	大阪市、堺市、岸和田市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、高槻市、貝塚市、守口市、枚方市、茨木市、八尾市、泉佐野市、富田林市、寝屋川市、河内長野市、松原市、大東市、和泉市、箕面市、柏原市、羽曳野市、門真市、摂津市、高石市、藤井寺市、東大阪市、泉南市、四條畷市、交野市、大阪狭山市、阪南市、三島郡島本町、豊能郡豊能町、豊能郡能勢町、泉北郡忠岡町、泉南郡熊取町、泉南郡田尻町、泉南郡岬町、南河内郡太子町、南河内郡河南町、南河内郡千早赤阪村
京都府	京都市、福知山市、舞鶴市、綾部市、宇治市、宮津市、亀岡市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、京丹後市、南丹市、木津川市、乙訓郡大山崎町、久世郡久御山町、綴喜郡井手町、綴喜郡宇治田原町、相楽郡精華町、与謝郡与謝野町
兵庫県	神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、洲本市、芦屋市、伊丹市、相生市、豊岡市、加古川市、赤穂市、西脇市、宝塚市、三木市、高砂市、川西市、小野市、三田市、加西市、丹波篠山市、養父市、丹波市、南あわじ市、朝来市、淡路市、宍粟市、加東市、たつの市、川辺郡猪名川町、多可郡多可町、加古郡稲美町、加古郡播磨町、神崎郡市川町、神崎郡福崎町、神崎郡神河町、揖保郡太子町、赤穂郡上郡町、佐用郡佐用町、美方郡香美町、美方郡新温泉町
奈良県	奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、生駒郡平群町、生駒郡三郷町、生駒郡斑鳩町、生駒郡安堵町、磯城郡川西町、磯城郡三宅町、磯城郡田原本町、高市郡高取町、高市郡明日香村、北葛城郡上牧町、北葛城郡王寺町、北葛城郡広陵町、北葛城郡河合町、吉野郡大淀町、吉野郡下市町
滋賀県	大津市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市、湖南市、高島市、東近江市、米原市、蒲生郡日野町、蒲生郡竜王町、愛知郡愛荘町、犬上郡豊郷町、犬上郡多賀町、犬上郡甲良町
和歌山県	和歌山市、海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、紀の川市、岩出市、海草郡紀美野町、伊都郡かつらぎ町、伊都郡九度山町、有田郡湯浅町、有田郡広川町、有田郡有田川町、日高郡美浜町、日高郡日高町、日高郡由良町、日高郡印南町、日高郡みなべ町、日高郡日高川町、西牟婁郡上富田町、西牟婁郡白浜町
福井県	小浜市、大飯郡高浜町、大飯郡おおい町、三方上中郡若狭町

※一部地域を除く

※2023年11月14日時点

この通り、eo光の提供エリアはほとんど関西地方に限られていて、利用したくても利用できない人は多くいます。

例えば、現在eo光を利用していて、今後関西以外に引っ越した場合、eo光は解約して別の光回線を探すことになってしまいます。

それならば、最初から全国で利用できるドコモ光を利用していた方が、引っ越しの際に手続きが簡単なので、関西以外に引っ越す予定がある人は、ドコモ光がおすすめです。

全国で利用できるのはドコモ光

関西以外に住む予定がある人は、関西でしか利用できないeo光よりも、全国で利用できるドコモ光がおすすめです。

ドコモ光なら、こちらの窓口からお得に申し込みすることが可能です。

工事費は完全無料のドコモ光の方がリスクがない

ドコモ光とeo光の工事費は、どちらも特典で無料になりますが、ドコモ光は“完全”無料、eo光は戸建て(メゾン)は“実質”無料、マンションは“完全”無料という違いがあります。

サービス名	戸建て or メゾン	マンション
ドコモ光	¥0 完全無料	¥0 完全無料
eo光	¥29,700 → ¥0 実質無料	¥0 完全無料

ドコモ光は完全に無料なので、短期解約などしても工事費を請求されることはないですが、eo光の戸建て(メゾン)は契約期間である2年以内に解約すると、工事費残債を請求されてしまいます。

というのも、eo光の工事費は、¥29,700を分割払い(24回)していくことになるのですが、その同額を毎月の請求から割引くことで、実質無料としています。

なので、24回支払う前に解約をしてしまうと、残っている回数分の工事費が請求されてしまうというわけです。

つまり、今の住居に長く住む予定がない人や、工事費残債のリスクを負いたくない人にとっては、ドコモ光の方がおすすめということです。

キャンペーンはドコモ光の方がお得

工事費無料も契約時の特典ではありますが、ドコモ光とeo光には、これ以外にも下記の特典を利用できます。

ドコモ光が¥20,000分の付与に対して、eo光は¥3,000 or ¥10,000分の還元になります。

つまり、キャンペーン内容はeo光よりドコモ光の方がお得でメリットが大きいということですね。

以上、6項目の結果を踏まえて、それぞれおすすめの人を紹介していきます。

ドコモ光がおすすめな人

ドコモ光はeo光に比べ「提供エリア」「工事費」「キャンペーン」、そしてドコモユーザーにとっては「スマホセット割」に強みがある光回線です。

それを踏まえて、ドコモ光をおすすめするのは下記のような人です。

ドコモユーザー

皆さんは今後もスマホを使い続けるはずなので、スマホセット割は一度適用されると、ずっと適用されるということになります。

つまり、生涯の通信費で考えると、スマホセット割があるかないかは非常に重要ということですね。

ドコモユーザーがスマホセット割を適用させるには、ドコモ光を利用するしかありません。

なので、必然的にドコモユーザーにはドコモ光がおすすめということになります。

関西電力エリア外に引っ越す予定がある人

今後、関西電力エリア外、つまりeo光のエリア外に引っ越す予定がある人は、ドコモ光を選んだ方がいいでしょう。

それは、eo光を利用していて今後エリア外に引っ越した場合、違約金が発生する可能性があるからです。

違約金とは「解約精算金」と「工事費残債」のことです。

項目	金額	請求される条件
解約精算金	¥2,400～¥5,110	更新月以外に解約した場合
工事費残債	¥1,237×残月数 (最大¥29,700)	24ヵ月以内に解約した場合

更新月以外のタイミングで解約、つまり引っ越しをすると、この違約金を請求されてしまいます。

その点、全国どこでも使えるドコモ光なら、解約ではなく移転の手続きになるので、こういった違約金を請求されるリスクがありません。

このことから、今後関西以外に引っ越す予定がある人は、ドコモ光の方がおすすめです。

ドコモ光がおすすめな人はこちらから

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eo光がおすすめな人

eo光はドコモ光に比べ「月額料金」「通信速度」、そしてauユーザーにとっては「スマホセット割」に強みがある光回線です。

それを踏まえて、eo光をおすすめするのは下記のような人です。

auユーザー

eo光を利用すると、auユーザーは「auスマートバリュー」という最大¥1,100/月のスマホセット割が適用されます。

これは、ほとんどの人にとって、ドコモ光とeo光の月額料金の差額よりも大きな差です。

つまり、月額料金の差額を気にするよりも、スマホセット割の対象かどうかの方が、トータルの通信費で考えると重要ということです。

なので、auユーザーは、スマホセット割の対象にならないドコモ光よりも、対象になるeo光がおすすめということです。

ここまで、それぞれの特徴について解説してきましたが、この振り分け方だけだと、まだどちらを選ぶか困る人がいます。

それが「ドコモユーザーだけど、より通信速度が速い光回線を利用したい。」という人です。

ドコモユーザーが通信速度重視ならドコモ光10ギガがおすすめ

「ドコモユーザーだけど、料金よりも通信速度を重視したいから、通信速度が速いeo光にしようかな。」

このように考える人も中にはいると思いますが、実は「ドコモ光10ギガ」というプランなら、eo光以上の通信速度で光回線を利用することができます。

ドコモ光10ギガの平均速度はeo光の1.5倍以上！

ドコモ光10ギガとは、その名の通り、最大速度が1Gbpsから10Gbpsにアップグレードされたドコモ光の高速プランです。

eo光と比較して、最大速度で10倍、平均速度でも1.5倍以上速いのですね。

サービス名	最大速度	平均速度
ドコモ光10ギガ	10Gbps	1,205Mbps ※
eo光	1Gbps	720Mbps

※1 同じ回線を利用したフレッツ光クロスの数値を参照

出典：みんなのネット回線速度

この通り、eo光に比べてドコモ光10ギガの方が速くて快適にインターネットを使えるのですが、その分料金が高くなるので、一旦考え直す人も多いです。

ただし、戸建て住まいのドコモユーザーの場合、ドコモ光10ギガでも、スマホセット割の有無を考慮すると、eo光を利用するよりも支出が少なく済みます。

戸建てのドコモユーザーなら10ギガでもeo光より支出は少ない

ドコモユーザー目線で考えると、ドコモ光10ギガなら最大¥1,100/月のスマホセット割が適用され、eo光なら適用されません。

それを考慮して毎月の支出を考えると、下記のようになります。ちなみに10ギガプランは戸建てもマンションも同額です。

サービス名	ドコモ光10ギガ	eo光 （戸建てorメゾン）	eo光 （マンション）
月額料金	¥6,380	¥5,448	¥2,200～¥5,133
スマホセット割 (ドコモ)	-¥1,100	対象外	対象外
月額料金＋スマホセット割	¥5,280	¥5,448	¥2,200～¥5,133

この通り、ドコモユーザー目線で見てみると、戸建ての場合はeo光よりもドコモ光10ギガを使った方が支出は少ないのです。

マンションの場合は、支出は多くなってしまいますが、通信速度を重視して選ぶのであれば、ドコモ光10ギガがおすすめということは変わりません。

つまり、ドコモユーザーであれば、料金重視でも速度重視でも、関西に住んでいてeo光のエリア内であっても、eo光よりドコモ光がおすすめということです。

まとめ．迷ったらスマホセット割を優先！

今回の記事では、ドコモ光にしようか、それともeo光にしようか迷っている人に向けて、この2つの光回線を6つの項目で比較してきました。

ドコモ光とeo光には、それぞれ相手より優れている項目と、そうでない項目がありますが、長期的に考えるとスマホセット割の対象かどうかで選ぶのがおすすめです。

ドコモユーザーなら「ドコモ光」、auユーザーなら「eo光」です。

利用し続ける限りずっと【¥1,100/月 × 家族数】の割引が入るというのは、他のどんなサービスよりも重要なものだと考えます。

正直に言って、どちらも優秀な光回線なので、甲乙つけがたいのは間違いなく、「迷ったらスマホセット割を優先！」という考えで判断してみてください。

ドコモユーザーならドコモ光がおすすめ

ドコモ光なら、こちらの窓口からお得に申し込みすることが可能です。