ソフトバンク光って工事はあるの？工事内容や費用・注意点を徹底解説

自宅にWi-Fiを導入したいと考えている人の中には、ソフトバンク光を検討している人も多いと思いますが…契約の前に気なるのは、その工事についてですよね。

「ソフトバンク光って工事はあるの？どんな工事をするの？」といった疑問に応えるべく工事について詳しく解説したいと思います。

結論からお伝えすると、基本的にソフトバンク光は最初に光回線の導入工事が必要です。

工事の内容は“戸建住宅・集合住宅”で異なるので、それぞれどういった工事をするのか？注意点すべき点についても解説していきます。

また、実際のところ、工事が不要なケースも3割程度あるので、工事がない場合の条件についても解説します。

これから、ソフトバンク光の利用を予定している人は、ぜひ参考にしてください。

ソフトバンク光を利用するには工事が必要

ソフトバンク光は、名前に「光」と付いているように光回線を使ってインターネットをするサービスです。

そのため、利用するには光回線を自宅に引き込む“開通工事”を行う必要があるのです。

具体的にどのような工事なのか簡単に説明すると…

この3ステップが一般的な開通工事の内容。つまり、ソフトバンク光を利用するための設備を整えるのが開通工事ということですね。

宅内機器というのは、工事日当日に工事業者の人が住居のタイプに合わせて持参する機械のことで、「ONU」・「モデム」と呼ばれています。

どちらの機器も送られてくる信号を、パソコンやスマホで読み取ることができるようにデジタル信号に変換する翻訳機のような役目をしています。

• ONU…光信号をデジタル信号に変換する機器
• モデム…アナログ信号をデジタル信号に変換する機器

これらの機器を設置するところまで工事業者が行い、最後に開通確認（実際に業者のパソコンで接続できるかチェック）を行います。

この開通工事が終わったら、お持ちの“Wi-Fiルーター”や、ソフトバンク光のレンタルルーターである“光BBユニット”を接続することで、Wi-Fiが利用できるようになります。

では、この工事はどのようにして日程が決まるのか詳しく解説しますね。

工事日程が決まるまでの流れ

ソフトバンク光の開通工事を行うためには、まずは“ソフトバンク光の申し込み”をして、工事の予約をする必要があります。

工事の作業時間については後述しますが、30分～1時間半程度で終わることがほとんどです。ただし、居室内に立ち入る工事（光コンセントの設置）があるので、お客様の立ち合いが必要なのです。

工事の日程についてはソフトバンク光の申し込み時に、最短6日後以降の日程で希望の工事日と時間帯を聞かれます。（その地域の工事の混雑具合で希望を出せる日程が後ろ倒しになります。）

希望の時間帯は、この時点では午前・午後の2択ですが、開通工事日が確定すれば工事業者から連絡があり、訪問する大まかな時間帯（例：13時～14時など）が提示されます。

なぜ大まかな時間帯なのかというと、工事業者は開通工事を朝から順番に回っているので、前の工事に時間がかかってしまったり、渋滞に巻き込まれたりなど時間が読みにくくなっているからです。

また、工事の7日前までなら工事日程の変更は可能なので、日程を変えたい場合はMy SoftBankから手続きしてください。

ともあれ、工事業者から日程確定の連絡が来れば、その日を待つほかないのですが、開通工事までの期間は住居タイプによって異なるのです。

引っ越しシーズンの工事は混み合うから注意！
2月～4月は引っ越しシーズンにあたりインターネットの工事業者が非常に混み合います。希望の日程で開通させるためにも申し込みは早めに行い、工事の予約を押さえましょう。

開通までの期間は住居タイプによって異なる

ソフトバンク光の開通までの期間は、戸建住宅・集合住宅によって異なります。

また、工事内容も違うことから作業時間の長さが異なるほか、管理会社・建物所有者への事前の許可が必要かどうかについても変わってきます。

	戸建住宅	集合住宅	工事なし
開通までの期間	約1ヶ月	約2週間	約1週間
作業時間	1時間～1時間半	30分～1時間	ー
事前の許可	持ち家：不要 賃貸：必要	必要	不要

このように、戸建住宅が開通までの期間が最く1ヶ月程度かかるのですが、一方で戸建・集合にかかわらず工事がない場合は1週間ほどで利用開始となるのです。

それでは、住居タイプごとの工事内容と注意点を解説していきますね。

戸建住宅の工事内容：開通まで約1ヶ月

戸建て住宅は、電柱からダイレクトに光回線を部屋内に引き込みます。

その関係上、屋外の作業が発生するため1ヶ月程度は時間がかかってしまうのです。

ダイレクトに引き込むとはいっても、壁に穴を空けるのは最終手段、基本的には既にある電話線の配管や、エアコンのダクトから入線するのが一般的です。

工事の手順としては、電柱から引っ張ってきた光回線を、建物の外壁に留め具で固定し、既存配管まで配線します。（屋外工事）

その後は、配管を通して部屋内まで引いてきて光コンセントを設置する（屋内工事）のですが…ここで問題になるのは光回線が出てくる位置に家具などがあると移動が必要になるということ。

どこから配線するのかは工事当日にならないとわからないので、工事当日は光コンセントの設置場所を工事業者と話し合いながら、場所を決定できる人が立ち会うのが最適です。

戸建だとなんで1ヶ月もかかるの？
光回線を提供するために利用する電柱は複数本にわたる場合があり、他社の電柱（電力会社など）を経由する場合は使用許可を取る必要があります。そういった細かい調整があるため、1ヶ月程度の時間がかかってしまうのです。

戸建ての賃貸住宅は必ず所有者の許可が必要

持ち家であれば、ソフトバンク光の契約者＝建物所有者であるため建物の外観上の変更（外壁を配線することなど）は契約者自身で判断して頂ければいいのですが…

賃貸住宅の場合は、必ず建物所有者や管理会社等の許可を事前に取る必要があります。

そうしないと勝手に外観を変更した・壁に穴をあけた等、のちのちトラブルになる可能性が高いからです。

戸建ての賃貸住宅であれば、事前にインターネットの工事を行うことを建物所有者に連絡し、もし可能であれば工事当日に一緒に立ち会ってもらえないか依頼しましょう。

そうすることで、一緒に配線ルートの確認ができ、穴あけのような不測の事態が起こっても、その場で判断を仰ぐことができるので、再工事を行う必要がなくなるのです。

という理由から、早く利用開始するためにも、事前に立ち合いは依頼するのがポイントですね。

どういった時に壁に穴をあけるの？
エアコンダクトが利用できず、既存の配管に空きスペースがない・経年劣化で土やほこりが固まり詰まっている場合に、1cm程度の穴あけが行われます。ただし、事前に契約者（建物所有者）の許可を得てからの作業になります。

集合住宅の工事内容：開通まで約2週間

集合住宅の場合は、戸建てに比べると短期間で開通させることができます。その理由は簡単で…

集合住宅の場合は、屋外工事は既に終わっているからです。

マンションのような集合住宅の場合、最寄りの電柱から光回線を引き込むところは戸建てと同じなのですが、建物内の共有部などに「屋内設備」を設置してそこまで光回線で配線するのです。

つまり、集合住宅の屋外工事は“設備”を付けた時点で完了しているということ。

そのため、集合住宅の工事はソフトバンク光の申し込みがあった時に、都度工事業者が訪問し、設備と部屋間の配線と屋内工事のみを行います。

ただし、マンションごとに屋内設備から各部屋内まで配線しているケーブルの種類が異なるので作業時間に差が出るのです。

配線方式	ケーブル	光コンセント	作業時間
VDSL方式	電話回線	設置不要	30分程度
LAN配線方式	LANケーブル	設置不要	30分程度
光配線方式	光回線	設置必要	1時間程度

集合住宅の配線方式は3種類あり、VDSLやLAN配線方式ではすでに各部屋まで配線済みのケーブルを利用するため、光コンセントの設置もなく工事自体は短時間で済みます。

一方、光配線方式においては、屋内設備から申し込みのあった部屋まで、マンション内の配管を通じて光回線を配線する必要があるため、時間がかかるというわけなのです。

工事の時間がかかるとは言っても、インターネットの品質───つまり、通信速度や安定性───においては光配線方式が最も良いのでおすすめです。

集合住宅は“賃貸でも分譲でも”管理会社へ連絡要

集合住宅においては、賃貸・分譲に関わらず工事日程が確定次第、管理会社や管理人へ連絡する必要があります。

なぜなら、“屋内設備”自体が機械室のような施錠された場所にあることがあり、事前に管理会社の人に鍵を用意してもらわないと工事自体ができないということがあるからです。

また、事前に連絡なく工事業者がマンション内をうろついていると、不審者扱いされる事もあるので、管理会社に一言断りを入れておく必要があります。

マンションによっては事前に連絡を入れておくことで、工事業者の車両の駐車場を確保してくれたりもするので、スムーズに工事を終わらせるためにも連絡は忘れずに行いましょう。

工事がない場合：開通まで約1週間

ソフトバンク光を申し込むにあたって、工事がない場合があります。それはどういうことか・条件は何なのかを解説します。

前提として、ソフトバンク光はNTTのフレッツ光の光回線を利用した「光コラボ」のサービスです。

光コラボとは?
スマホキャリアやプロバイダが、NTT東日本・西日本からフレッツ光回線を借り受け、自社サービスとしてインターネットを提供する光回線のこと。

例えるなら、フレッツ光回線は道路のようなもので、そこをソフトバンク光やドコモ光など、光コラボのトラックが走っているというイメージです。

ポイントは、このフレッツ光の道路は一度工事をしたら、そのまま残っていることが多いということ。

そのため、過去にフレッツ光の工事が済んでいる住居に限り、すでに引かれてあるフレッツ光回線を流用してソフトバンク光を開通させることができるのです。

このことを「無派遣工事」といい、業者の派遣はないものの遠隔操作で開通させる工事をNTTの局舎で行うのです。

つまり、フレッツ光の道路（光回線）が既にあるならば、遠隔操作でソフトバンク光のトラックを走らせるだけなので、改めて工事を行う必要はないということですね。

フレッツ光回線の有無の見極め方法

では、お住いの住宅にフレッツ光の回線があるかどうか見極めるにはどうしたらいいのかというと…

室内に“光コンセント”があるかどうかが目安となります。

光コンセントには2種類あり、下図のようなコンセント一体型や、コンセントとは分離している分離型があります。

これらの光コンセントが部屋に設置されている場合、フレッツ光の光回線が工事済みである可能性が高いのですが…

実際にはNTTのモノかどうか保証はありません。NTTの他にもauひかりやNURO光のような光回線も同じ方法で光回線を引き込んでいるからです。

また、光コンセントはあっても、中は空っぽという可能性もあるので、一つの目安にしかならないのですね。

実際に工事があるかないかはソフトバンク光の申込みをして工事日程の連絡が来るときに判明するということは憶えておきましょう。

工事がない場合は管理会社への連絡は不要

工事日の連絡が来た際に「工事なしで開通できる」と言われた場合は、管理会社等に連絡する必要はありません。

工事がないため、工事の業者も来ることはありませんので、イメージ的には開通日になると知らない間に利用できるようになっているのです。

ただし、1点注意しなければいけないことがあります。

通常は工事業者が持参する“ONU”などの機器は、開通日までに配送されます。それが届き次第、お客様ご自身で接続しておく必要があるのです。

接続は簡単。届いた機器を同梱されている“光コード”で光コンセントに繋いで、電源を入れておくだけです。

それを指定されている開通日までに行わないと、信号が正常に届かず開通ができない事となるのです。

工事がないのは楽ですが、機器の設置は忘れないようにしましょう。

「転用」「事業者変更」なら工事なし
フレッツ光からソフトバンク光への切り替えを「転用」、他社の光コラボからの切り替えを「事業者変更」と言います。その場合も既に利用しているフレッツ光回線をそのまま使うため工事はありません。

工事がないケースは3割程度

PORTブロードバンドでは、2023年11月に行った利用者アンケートにて、フレッツ光やソフトバンク光を含む光コラボ利用者568名を対象に、工事の有無の割合を調査しました。

戸建住宅で工事がない無派遣工事になるのは3割弱、集合住宅においては4割近く工事がないという結果になりました。

戸建てよりも集合住宅の方が無派遣工事は多く、やはり賃貸マンションが多いことから入居者の入れ替わりがあり、既にフレッツ光回線の工事を行っているケースが多いと言えます。

一方で戸建て住宅は、住人の入れ替わりがそこまで頻繁にないということと、新築の戸建てであると光回線は導入されていない状態で売り出されることが多いため、無派遣工事になるケースが少ないのですね。

戸建・集合住宅を合わせると、無派遣工事になる割合は約3割程度、実際にソフトバンク光を利用する場合は、派遣工事になると考えた方が良いですね。

開通までWi-Fi端末が無料レンタル可能

運よく無派遣工事であれば約1週間で開通するのですが、派遣工事となると立ち合い可能な日程を合わせる必要があるので、利用開始まで余計に時間がかかるものです。

そこで…長期間、自宅でWi-Fiが利用できないのは困るという人には、ソフトバンク光の「開通前レンタル」を利用することをおすすめします。

開通前レンタルとは、ソフトバンクのモバイル端末、もしくはホームルーター「ソフトバンクAir」がソフトバンク光の開通まで無料でレンタルできるサービスです。

モバイル端末かソフトバンクAir、どちらがレンタルされるかはお住いの地域の電波状況によって変わりますが、端末は申し込み後、最短2営業日～1週間ほどで配送されます。

この開通前レンタルを使えば、ソフトバンク光の開通を待たずにWi-Fiが利用できるので、工事日が先でも安心ですね。

ソフトバンク光が使えない時の対処法

ソフトバンク光が利用できるエリアはフレッツ光と同じ日本全国なので、ほとんどの地域で利用することができるのですが…

一部の集合住宅では“屋内設備”が導入されていないということがあります。

多くの場合は、数世帯しかないアパートのような小規模の集合住宅がそれに当たり、その場合は、集合住宅であっても戸建住宅用のソフトバンク光を利用することになります。

集合住宅でも戸建てタイプが利用可能

戸建住宅向けのソフトバンク光は、光回線をダイレクトに部屋まで引き込むタイプの配線方式になりますが、それと同じ方式を集合住宅にも適用させてしまうというもの。

この場合も、建物内の配管を利用して部屋内まで引き込んだり、ベランダにあるエアコンダクトから引き込むことで、屋内設備がない集合住宅でもソフトバンク光を使うことができるというわけですね。

設備のない集合住宅への導入は所有者の許可が必須

戸建住宅むけの光回線を、集合住宅に引く場合も事前に管理会社や建物所有者に許可を得る必要があります。

というのは、無許可で勝手に建物内の配管を使用したり、電柱から直接ベランダまで配線すると、景観を損なうといった理由からトラブルになる事が多いのです。

そのため、賃貸であれば建物所有者、分譲マンションであれば管理組合の許可を事前に得てからソフトバンク光の工事を進める必要があるのです。

また、建物によっては、入居者全員が利用できる全戸一括型のインターネット回線設備を導入している建物も増えています。（J:COMやe-mansion、レオネットなど）

そういった一括型の設備がある場合、インターネットについては他社の導入は認めないといった建物所有者もいるので、別途ソフトバンク光を導入することはできないのです。

工事ができない住宅ではソフトバンクAirがおすすめ

上記のような、一括型のインターネット設備がある場合や、物理的に光回線の工事ができない建物（周りに電柱がないなど）では、ソフトバンク光の利用は難しいと言わざるを得ません。

そんな時は、光回線ではなくモバイル回線に目を向けてみましょう。

ソフトバンクでは“工事がいらないWi-Fi”として「ソフトバンクAir」というホームルーターを提供しています。

ソフトバンクAirは、申し込みから数日でホームルーターが届き、電源を入れるだけでWi-Fiが使えるようになる優れものです。

ただし、通信速度はソフトバンク光に劣るため、工事ができない住宅で手間をかけずにWi-Fiを使うための1つの手段として捉えておきましょう。

ソフトバンク光の工事費は“実質無料”

ここまで、ソフトバンク光の工事の内容について解説してきましが、最後に工事費について説明しますね。

ソフトバンク光の工事費用は、戸建住宅・集合住宅・工事の有無にかかわらず“実質無料”です。

これは、工事費割引の特典が適用されるからなのですが、内訳は以下のようになっています。

	戸建・集合住宅 工事費	無派遣工事費
一括払い（工事費総額）	31,680円	4,620円
分割払い（24回）	1,320円×24回	ー
工事費割引	1,320円割引×24回	1,155円割引×4回
	実質無料！	実質無料！

このように、工事費は通常31,680円かかるのですが、この金額を24回の分割払いにして同額を毎月割引する事で相殺し、24ヶ月使い続けると実質的に無料になるという仕組みです。

ただし、分割払いの途中でソフトバンク光を解約してしまうと、工事費の割引は終了となり、残月分の工事費用が請求されるということ。

例えば、1年間でやめてしまうと、半額の15,840円が解約時にかかるのです。

その点、無派遣工事であれば、工事費用がそもそも安いので工事費の残債はあまり大きな問題ではありませんね。

ともあれ、インターネット回線は生活インフラの一部なので、長期間使う事が前提のサービス。2年以上利用するということは問題がないとも言えます。

ただし、ソフトバンク光の工事で無料になるのは「標準工事」の部分だけ。他にも工事費がかかる場合があるので、事前に把握しておきましょう。

“休日”指定や“オプション”の工事費は有料

ソフトバンク光の工事日程を「土曜日・日曜日・祝日」に指定したり、夜間帯の時間を指定したりする場合は別途、割増料金がかかります。

項目	工事費
土日祝日の工事割増金	3,300円
夜間工事割増金（17時～22時）	7,590円
深夜工事割増金（22時～8時）	19,030円

平日は工事に立ち会えないという人は、土日指定は仕方がないのですが、工事の立ち会いは契約者本人でなくても可能なので、できれば平日の日中に指定して費用負担を減らしたいですね。

その他、ソフトバンク光に申し込みの際に“光電話”や“テレビオプション”を付けた場合においても工事費用は発生するのです。

光電話・テレビオプションの工事費用

光電話とはインターネット回線を使った固定電話のことです。スマホが普及した現在では、固定電話を家に置かない人も増えていますが…

ソフトバンク光においては、スマホのセット割引である「おうち割光セット」の割引条件に光電話の加入があるため、電話を使わない人であってもセット割引を利用するには申し込みが必要になるのです。

ソフトバンクスマホのセット割引「おうち割 光セット」とは？
ソフトバンク光とソフトバンク（もしくはワイモバイル）スマホと、オプションパック（月額550円）を3つセットで利用することで、スマホ1回線ごとに毎月最大1,100円がスマホの料金から割引されるサービス。

固定電話のオプションは3つあり工事費がそれぞれ異なるので、特徴と工事費用をまとめました。

固定電話オプション名	特徴	工事費
BBフォン	050番号のIP電話	無料
ホワイト光電話	ソフトバンクが提供する 市外局番のIP電話	番号引継ぎなし：1,100円 番号引継ぎあり：3,300円
光電話（N）	NTTが提供する 市外局番のIP電話	番号引継ぎなし：3,300円 番号引継ぎあり：5,500円

“おうち割光セット”を利用したいけど「固定電話は使わない・電話機も持っていない」という人は工事費が無料のBBフォンがおすすめです。

現在、NTTの固定電話を利用している場合は、番号の引継ぎができ、ソフトバンクスマホへ無料通話（ホワイトコール24（無料）の申し込み要）ができるホワイト光電話が最適ですね。

また、インターネット経由で地デジやCS・BS放送を見ることができる「ソフトバンク光テレビ」のオプションを利用する際も工事費がかかります。

工事項目	工事費
基本工事費＋テレビ接続工事費	13,200円～
テレビ伝送サービス基本工事費	4,400円

ソフトバンク光テレビの工事費用は、接続するテレビの台数や工事内容によって金額は変わるので、自宅の状況に合わせて契約時に確認する必要がありますね。

ソフトバンク光の工事に関する「よくある質問」

最後に、ソフトバンク光の工事に関する「よくある質問と回答」を紹介します。細かな疑問にお答えしているので、ぜひご一読ください。

Q．工事の時にインターネットの初期設定はしてくれますか？

A．原則、工事業者は初期設定を行っていません。

工事業者が行う範囲は、光回線の引き込み・光コンセントの設置・ONU/モデム機器の設置のみです。開通後のインターネットの初期設定は行っていません。

ただし、ソフトバンク光のルーター「光BBユニット」をレンタルされている場合は、初期設定は不要で、機器を接続するだけで利用ができます。

「光BBユニット」をレンタルしていない場合は、手動で設定する必要があるので設定マニュアルや公式サポートを参照のうえ、初期設定を行ってください。

Q．解約時の回線撤去工事はいくらかかりますか？

A．ソフトバンク光の撤去工事費は無料です。

ソフトバンク光を解約の際、光回線の撤去を希望される場合は、撤去工事の申し込みが必要です。工事費用は無料で90日前から撤去工事の予約が可能です。

撤去工事においても、お客様の立ち合いが必要になる場合があるので、解約されるのであれば、早めに撤去の要・不要を確認いただき、予約を済ませることをおすすめします。

Q．事前に工事内容の現地調査をしてもらうことはできますか？

A．ソフトバンク光では、お客様の希望による現地調査は行っていません。

現地調査とは戸建住宅タイプを導入する前に、光回線の引き込み経路の確認や穴あけの有無などを調査することですが、お客様の希望による調査は行っていません。

現地調査は、ソフトバンクが必要と判断した場合にのみ行い、ほとんどの場合において現地調査は不要です。

まとめ．ソフトバンク光の工事は無料！開通を待たずにWi-Fiも使えるから安心

今回は、ソフトバンク光の工事にフォーカスして細かく解説してきました。以下の表に概要をまとめたのでご覧ください。

	戸建住宅	集合住宅	工事なし
工事費	31,680円 →実質無料	31,680円 →実質無料	4,620円 →実質無料
開通までの期間	約1ヶ月	約2週間	約1週間
作業時間	1時間～1時間半	30分～1時間	ー
事前の許可	持ち家：不要 賃貸：必要	必要	不要

ソフトバンク光の工事は、住居タイプや光コンセントの有無によっては開通まで1週間から1ヶ月程度の期間がかかります。

ただし、期間に関係なく工事費は実質無料なので、初期費用を気にせず申し込みをすることができます。

また、「開通前レンタル」を利用すれば、開通日までWi-Fi端末を無料でレンタルできるので、申し込みの数日後から自宅でWi-Fiが使えるようになります。

つまり、工事までの期間が長くても、Wi-Fiがなくて困るという事がないのがソフトバンク光なのですね。