回線速度はどれくらいが普通?200Mbpsを超えていればOK!
テレワークの一般化、オンラインゲームの普及、動画視聴サービスの増加などなど…
アフターコロナの現代、通信回線サービスは費用面だけでなく品質(速度・安定性)も更に重視されるようになっています。
そんな状況でご自宅のネット環境に向き合ってみて、そもそも回線速度はどれくらいが普通なのか?という疑問を抱いた方も多いことでしょう。
結論、一般的に“普通”といえる回線速度は200Mbpsとされています。
基本的にはこの速度を目安としてネット選びをすれば問題ありませんが、ネットを使って行ういろいろな用途を「普通にこなす」ための速度は、200Mbpsとは異なってきます。
また、回線サービスの公式サイト等で「1Gbps」という速度表記を何度も見た方もいることでしょう。
回線サービスにはさまざまな速度があり、混乱する方も多いと思います。この記事でひとつずつ丁寧に解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
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インターネット回線の“普通”の速度は約200Mbps
さて、さっそく「回線速度はどれくらいが普通なのか」というテーマに結論を出しましょう。
現代の光回線において、日常利用を“普通”に行えるだけの回線速度は、およそ200Mbpsです。
これはGoogleの検索画面で表示されるAIによる要約で確認した方も多いはず。
これだけの速度が実測値として出ていれば、一般的なインターネット利用でストレスを感じることはまずありません。
回線速度は“下り速度”以外も注視すべき
ちなみに、この「200Mbps」という数字は、インターネットの“下り”の回線速度。回線速度には、それぞれ役割が異なる3つの要素が存在します。
普段、回線の広告や比較サイトで見られる速度はのほとんどは、ネットからデータを受信する「下り速度」のことを指しています。
基本的に、快適にネットを使うために重要なのはこの下り速度。
しかし、オンラインゲームやリモートワークを快適に行うためには、下り速度以外の指標の「普通」も必ずチェックしておくべきです。

| 速度 | 役割 | 日常の主な利用シーン | 優秀さの 測り方 |
|---|---|---|---|
| 下り (ダウンロード) | ネットから データをもらう速度 | 動画の視聴 WebサイトやSNSの閲覧 | 数値が大きいほど 優秀 |
| 上り (アップロード) | ネットに データを送る速度 | Web会議での発言 動画や写真の投稿 | 数値が大きいほど 優秀 |
| Ping値 (反応速度) | ボタンを押してから 画面が反応するまでの タイムラグ | オンラインゲームの キャラクター操作 | 数値が小さいほど 優秀 |
たとえば、Web会議中に起こりやすい「相手の顔や投影資料は綺麗に見えるのに自分の声だけが途切れて相手に届く」というトラブル。
これは、「自分の声」というデータを“送っている”ため、下りではなく「上り速度」の不足が原因で起こっています。
このように、下り速度だけでなくその他速度についても“普通”をきちんと確認することが、契約後の後悔をゼロにするのに必須なのです。
公式サイトの「1Gbps」は理論上の最大速度
ここで気になるのが、回線の公式サイトなどで目にする「最大1Gbps」という速度。これは、車でいう「メーターの最高速度」のようなものです。
メーターの最高速度は、周囲に他の車が一切いない、かつ信号もないような環境でしか出せません。
この1Gbpsという数字も、そのような環境でのみ発揮できる理論上の数字であり、実際にこの速度が出ることはほぼ確実にありません。
つまり、この速度は“普通の速度”ではないわけです。
あくまでも“普通”の速度は、ユーザーが実際に使っている際に測られる速度で考えるようにしましょう。
【用途別】ストレスなく快適に使える“普通”の回線速度
世間において普通と言える速度が200Mbpsだとしても、「インターネットを使って何をするか」によって、必要な合格ラインは大きく変わります。
ここからは、日常的な3つの用途別に、ストレスなく快適に使える実測値の目安を明確にジャッジしていきます。
動画視聴を普通に行える回線速度
下り25Mbps/上り5Mbps
Youtubeで配信を見たり、Netflixやアマプラで映画やアニメを楽しんだり…。そういった動画視聴を快適に行うためには、下り速度が25Mbpsあれば十分です。
動画視聴は、ネットから送られてくる「動画」というデータを“受け取る”だけ。そもそもあまり上り速度は重要ではありません。
さらに、Youtubeの公式発表でも、動画視聴に必要な速度(推奨速度)は4K動画でも20Mbpsとされています。
とはいえ、お客様のなかには「動画を見ながらスマホでSNSをする」という人も多いでしょうから、少し多く見積もって25Mbpsあれば十分だということです。
動画視聴がメインのライフスタイルであるなら、「200Mbps」という“一般的な普通”の速度がなくても、25Mbpsを維持できれば「普通に快適」な環境が手に入ります。
PORTブロードバンド
編集部の感想
配信動画を視聴することが多いなら、なおさら今回算出した普通レベルの速度は保っておきたいところ。
リアルタイムにデータ通信を行う、いわゆるストリーミングサービスを利用するときは、通常よりも回線に対する負荷が大きくなるからです。
ちなみに、この記事の執筆を担当した編集部スタッフは“配信動画を見ながらSNSをチェックする”という行動を毎日とっていますが…
やはり、このレベルを下回ると快適さが損なわれる感覚はありますね。
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Youtube動画の再生時にラグや読み込み遅延が生じる原因と改善策については、こちらの記事でも詳しく説明しています。
リモートワークを普通に行える回線速度
下り30Mbps/上り10Mbps
コロナ渦以降、急速に普及したリモートワーク。
GoogleWorkspace(スプレッドシートやドキュメント、スライドなど)を利用して業務にあたったり、ZoomやMeetを使ってビデオ会議や商談をしたり…。
自宅にいながらオンライン上で仕事をするのが日常になっている方も多いことでしょう。
それら業務に支障をきたさないための合格ラインは「下り30Mbps・上り10Mbps」。
在宅ワークでは、データや画面を読み込むために必要な下り速度だけでなく、自分の映像や音声をクリアに届けたり、データをアップロードしたりするための上り速度も重要になってきます。
これが最低でも10Mbps以上はないと、円滑に業務を進められなくなることも。リモートワークを行う予定の人は、このレベルの“普通”の実現・維持にこだわってみてください
ただし、これはあくまでも「1人が1つのツールで作業を行う場合」の最低限の普通レベルです。
たとえば、
- 家族2人以上が同時に自宅でリモートワークをする
- Web会議中に画面共有をしながらデータの送受信を行う
など、複数の作業を同時に行う場合は、この速度では画面がスムーズに動作しない可能性が高いです。
そういった場合は、より速度の速い100Mbps以上が普通の実測値となっている回線を選ぶのが確実と言えます。
PORTブロードバンド
編集部の感想
当社では、とある条件を満たした社員のみリモートワークが許可されています。
その“とある条件”というのは、自宅で回線速度10Mbpsを保てていること。
10Mbpsを切るほどの低速回線だと、まともに業務を行えないと判断されているのですね。
では実際10Mbpsあれば大丈夫なのかというと、全然そんなことない。
PORTブロードバンド編集部のスタッフに、一時期「ギリギリ10Mbpsは出せいる」というレベルでリモートワークをしていた人物がいるのですが…
当時の彼はオンライン会議に参加することもままならず、かなり困っていました。
このことからも、リモートワークを行う方ならやはりこれくらいの速度はマストで維持しておくべき、と言えます。
オンラインゲームを普通に遊べる回線速度
下り100Mbps/上り30Mbps
オンラインゲーム、たとえばAPEXやスプラトゥーンといった“複数プレイヤーが同時接続して遊ぶタイトル”を普通に楽しむための合格ラインは「下り100Mbps・上り30Mbps」です。
ただし、ゲーム用途においては、“速度の普通”以外にも見ておいてほしいものがあります。それが「Ping値(反応速度)」です。
オンラインゲームは一瞬のラグが命取りになることもあるネット利用シーン。そのラグが起きるか起きないか?起きてもどの程度か?にかかわってくるのがこのPing値なのです。
そして、オンラインゲームをラグなく快適に遊ぶことのできる“普通”のPing値は30ms以下とされています。
オンラインゲームを「普通」にストレスなく遊ぶためには、Mbpsの数字だけではなくPing値も確認したうえで回線を選ぶようにしましょう。
PORTブロードバンド
編集部の感想
ちなみに、当サイト編集部としては「オンラインゲームを遊ぶにはルーターも大事」と考えています。
というのも、編集部スタッフの身内にはスプラトゥーン3をリリース初期から1年以上毎日遊んでいる人物がいまして…
その人物によると、古い機種を使っていたときは通信切断が多発してストレスフルだったのが、ルーターを新しい物に買い替えただけで快適になったとのこと。
ちなみに、速度はおおむね下り80Mbps、上り60Mbps程度と、今回算出した普通レベルよりやや遅い数値。
常に通信し続けるオンラインゲームを遊ぶときは、速度以上に安定性が重要ということですね。
ルーターが古いと、Wi-Fiが不安定になったり家電製品が発する電磁波の影響を受けやすくなったりするので、快適に遊ぶにはその点こそ解決しておくべきだと思います。
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どれが普通以上に快適?主要回線の最新実測値
「普通と言われる回線速度がどれくらいなのか」はわかったと思いますが、そうなると今度は「じゃあどの回線サービスを使えばいいの?」という疑問が出てきますよね。
結論からお伝えすると、光回線サービスであればどれを選んでも普通に快適に使えます。

詳しい説明は省きますが、光回線はホームルーターやモバイルルーターと違い、物理的な設備で通信しているために速度や安定性が保たれていることが理由です。
というわけで、光回線であればどのサービスを選んでも基本的に問題ありません。
ただし回線ごとにムラはあります。実際光回線がどれくらいの数値をたたき出しているのか、以下の表で確認していきましょう。
回線ごとに当然数値が違いますが、目的に合わせて以下の数値を“ものさし”として表を見るとわかりやすいと思います。
表を見る際のものさしリスト
- 動画視聴がメインの人:下り速度が「25Mbps」以上
- リモートワークを行う人:下り速度が「30Mbps」以上/上り速度が「10Mbps」以上
- オンラインゲームを行う人: 下り速度が「100Mbps」以上/Ping値が「30ms」以下
| 回線名 | 下り速度 | 上り速度 | Ping値 |
|---|---|---|---|
| auひかり | 710Mbps | 670Mbps | 18ms |
| NURO光 | 872Mbps | 751Mbps | 12ms |
| @nifty光 | 458Mbps | 366Mbps | 17ms |
| ドコモ光 | 488Mbps | 379Mbps | 24ms |
| 楽天ひかり | 312Mbps | 229Mbps | 25ms |
| ビッグローブ光 | 492Mbps | 378Mbps | 19ms |
| ソフトバンク光 | 548Mbps | 446Mbps | 18ms |
| フレッツ光ネクスト | 364Mbps | 264Mbps | 29ms |
出典:みんなのネット回線速度
※NURO光の最大速度は2Gbps
| 回線名 | 下り速度 | 上り速度 | Ping値 |
|---|---|---|---|
| NURO光 | 964Mbps | 763Mbps | 12ms |
| auひかり | 428Mbps | 306Mbps | 17ms |
| ビッグローブ光 | 593Mbps | 491Mbps | 17ms |
| ドコモ光 | 520Mbps | 421Mbps | 22ms |
| フレッツ光ネクスト | 379Mbps | 279Mbps | 23ms |
| ソフトバンク光 | 522Mbps | 427Mbps | 17ms |
| @nifty光 | 457Mbps | 411Mbps | 17ms |
| 楽天ひかり | 322Mbps | 240Mbps | 18ms |
※出典:みんなの回線速度
※NURO光の最大速度は2Gbps
10ギガ回線はさらに快適
ちなみに、ここでご覧いただいたのは、一般的な光回線…つまり1ギガプランのもの。
一般的な1ギガプランでも「普通」を大幅に超える数値が出ていますが、家族複数人で同時に大容量の通信を行う場合や、オンラインゲームのラグを極限までゼロにしたい場合は、10ギガプランが圧倒的に快適でおすすめです。
| 回線名 | 下り速度 | 上り速度 | Ping値 |
|---|---|---|---|
| auひかり | 1,508Mbps | 1,657Mbps | 9ms |
| NURO光 | 1,568Mbps | 1,689Mbps | 12ms |
| @nifty光 | 1,480Mbps | 1,130Mbps | 11ms |
| ドコモ光 | 1,247Mbps | 1,133Mbps | 21ms |
| フレッツ光クロス | 1,671Mbps | 1,503Mbps | 19ms |
| ソフトバンク光 | 1,180Mbps | 993Mbps | 20ms |
| ビッグローブ光 | 1,663Mbps | 1,450Mbps | 15ms |
| 回線名 | 平均速度 下り | 平均速度 上り | Ping値 |
|---|---|---|---|
| ドコモ光 | 2,772Mbps | 2,072Mbps | 16ms |
| auひかり | 2,263Mbps | 2,335Mbps | 6ms |
| フレッツ光クロス | 1,794Mbps | 1,627Mbps | 16ms |
| NURO光 | 1,395Mbps | 1,322Mbps | 12ms |
| @nifty光 | 1,193Mbps | 1,692Mbps | 15ms |
| ソフトバンク光 | 1,594Mbps | 1,595Mbps | 16ms |
| ビッグローブ光 | 2,133Mbps | 1,537Mbps | 16ms |
PORTブロードバンド
編集部の感想
ご覧の通り、有名どころの光回線はどれを選んでも「普通(200Mbps)」を軽く2倍以上も上回っています。だからこそ“光回線ならどれでもOK”と言えるわけです。
速度の数値が横並びだと「結局どれを選べばいいのか」と思われると思いますが、最終的な回線選びは「ご自分が今使っているスマホ」を基準に決めると良いです。
スマホと回線のキャリアをそろえて契約すると、「スマホセット割」というものが発生し、月々のスマホ代をおよそ1,000円程度安くすることができます。速度に問題が無いのであれば、次は料金に目を向けるという順で回線選ぶを進めるのがおすすめです。
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ただしマンションは「配線方式」で“普通”の速度が出ないことも
ここまで普通の回線速度について解説をしてきましたが、これはあくまでも「最大速度が1Gbps」の場合の話。
「最大速度が1Gbps」である回線でも、住居タイプによっては最大速度がそれに満たない場合があります。それが、集合住宅(マンション・アパート等)にお住まいの場合です。
集合住宅にお住まいの方は、必ず「建物の配線方式」の確認をしてください。配線方式とは、わかりやすく言うと光回線が「どういった設備を使って部屋まで届いているか」ということ。
この方式が“電話線を使った配線”である「VDSL方式」だった場合、部屋に届く最高速度は一律で「最大100Mbps」に強制的に制限されてしまいます。
最大速度が100Mbpsになるということは、実際の部屋で測る実測値は、良くて70Mbps〜80Mbps程度まで下がるということです。
つまり、この記事で解説したような「普通の回線速度(200Mbps以上)」は物理的に出せなくなってしまいます。
とはいえ使用用途が動画視聴のみ、もしくは一人暮らしでリモートワークを行うという方であれば、それなりに“普通に”ネットが使えるはずです。
しかしオンラインゲーム等速度が求められる用途を想定している方は、光回線ではなくホームルーターを選んだ方が、結果的に速度が出る可能性が高いです。
一度どちらも検討するようにしてください。
回線速度の「普通」に関するQ&A
最後に、回線速度に関してよく問われる質問をいくつかご紹介します。細かな疑問の解消にぜひお役立てください。
Q.自分の現在の回線速度はどうやって調べればいいですか?
A.インターネットの速度計測サイトで調べることができます
有名どころでいうと「Fast.com」が挙げられます。これらのにアクセスするだけで、3秒で自動的に現在の速度が計測されます。
画面の真ん中に一番大きく表示される「〇〇Mbps」という数字が、今の「下り速度」です。
ちなみに、その下にある「詳細を表示」を開くと、上り速度やPing値の確認できます。
Q.光回線を使っているのに、速度が普通より大幅に遅い原因は何ですか?
A.ルーターや通信の設定に問題がある可能性があります
速度が出るかどうかは、使っているルーターの性能も影響します。
特に5年以上前に購入した古いルーターの場合、今の光回線のスペックが活かしきれず、速度が落ちてしまうことがあります。この場合は、ルーターの買い替えもしくはレンタルを検討してください。
また、混雑を避ける最新の接続方式である「IPv6」の設定が有効になっていない場合も、速度が「普通」まで上がり切りません。
詳しい説明は省きますが、IPv6とは「混雑が起きづらいように設計された回線の通り道」だと考えてください。
これが使える設定をしていないと、光回線でも速度が普通レベルより落ち込むことがあります。まずはこの2点を確認してみてください。
Q.ホームルーターでも「普通の速度」で使えますか?
A.基本的な用途は難なくこなせます
ホームルーターの実測値の普通は「50Mbps〜100Mbps」とされています。
一般的な速度の“普通”には及びませんが、動画視聴に必要な25Mbps・リモートワークに必要な30Mbpsという速度は超えています。
ただし、対戦型のオンラインゲームを行うには100Mbpsの速度があると安心です。
基本用途が動画視聴やリモートワークという方であればホームルーターでも「普通以上に快適」に使えるので安心してください。
まとめ.回線速度の“普通”は200Mbps!光回線ならどれも普通以上
回線速度の一般的な“普通”は約200Mbpsです。それくらいの速度が出ていれば、普通の回線だと言えます。
さらに動画視聴であれば25Mbps、在宅ワークなら30Mbpsあれば十分快適に使えます。オンラインゲーム利用者は、速度のボーダーラインだけでなくPing値にも着目するとさらに安心です。
この記事で紹介した光回線は、どれも合格ラインを超えている以上、判断基準として見るべきは「スマホキャリア」です。
スマホと光回線のキャリアをそろえるとスマホ割が発生します。「普通の速度」をクリアしているなら、次は料金に目を向けて、割引を狙って回線を決めるのがもっともコスパの良い選択肢となります。
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記事の編集責任者 奥山 裕基 Okuyama Yuki


