NURO光の実際の速度は平均185Mbps！100人の測定結果から安定性の高さを解説

「NURO光って速いって聞くけど、どのくらいの速度が出るの？」

一時期、テレビCMなどで“世界最速”を謳っていたNURO光ですが、実際はどのくらいの速度が出るのか気になりますよね。

そこで、当社「PORTブロードバンド」ではNURO光の利用者100名を対象に速度測定を行い、実速値を調査した結果…

NURO光の速度は平均185Mbpsでした。

アンケートによると「CMで言うほど速くない！」という意見もちらほらあるものの、速度に関する満足度は低くはありません。

つまり、ストレスなくインターネットができる速度の回線ということ。

この記事では、アンケートを元にNURO光の速度について、実際のところどうなのか解説していきますので、NURO光の導入を検討している方は是非、ご一読ください。

まずは“NURO光が使えるかどうか”をご確認ください

記事内で詳しく解説しますが、NURO光は通信速度・安定性に優れた回線です。ネットの速度を重視する方だけでなく、家族での利用にも適しています。

ただし、提供エリアが限定されている回線なので、まずは利用できるかどうかをこちらからご確認ください。

NURO光は実際には平均185Mbps

今回のアンケートでは、NURO光の平均の速度は185Mbpsという結果になりました。

この「bps」という単位は、1秒間に何メガのデータ容量を送受信できるかという単位で、インターネットの速度を表しています。

最初に測定結果を、わかりやすく“速度レベル”に分けてまとめたのでご覧ください。

• ダウンロード速度
  平均185Mbps
• アップロード速度
  平均122Mbps

ダウンロードというのは、インターネット上の情報を受信する速度のことで、その回線の速度の指標になるのですが、約8割の人が「やや高速（80Mbps以上）」「高速（100Mbps以上）」でした。

一方、アップロード（データを送信する速度）については、ダウンロードよりは速度は劣るものの7割の人が80Mbps以上出ています。

	下り速度 （ダウンロード）	上り速度 （アップロード）
平均速度	185Mbps	122Mbps
最大値	843Mbps	853Mbps
最小値	8Mbps	3Mbps

この平均値だけ見ると「“世界最速”を謳っていた割に遅くない？」と感じる人もいらっしゃると思います。

通信速度は人によって差が大きく、測定した時間帯やPC・スマホなど端末によっても異なるため一概にいつもその速度が出るとは言えません。

今回、測定した中での最高速度は下り843Mbps、かなりの爆速です。つまりNURO光はそれだけのポテンシャルは持っているということですね。

事実、他社回線で同様のアンケートを行った結果、NURO光の方が速度が速いことがわかるので、比較表をご覧ください。

回線名	下り平均速度	上り平均速度
NURO光	185Mbps	122Mbps
auひかり	135Mbps	99Mbps
ソフトバンク光	121Mbps	80Mbps
ドコモ光	109Mbps	83Mbps
フレッツ光	88Mbps	71Mbps

このように、auひかりやソフトバンク光などの有名回線と比較しても、その差は明らかですね。

ただし、重要なのは平均185Mbpsの速度で満足して使えるかということなので、その点もアンケートを行っています。

ネットが切れるという意見はあるものの満足度は高い

NURO光の速度における満足度の評価点は5点満点で「4.1」。100点満点だと82点なので悪くはない点数です。

速度に満足している人は7割超。やや不満という人も1割程度いますが、完全に「不満」という人はゼロでした。

今回のアンケートで聞くことができた口コミ情報に関しても紹介します。まずは「満足」と回答している口コミからご覧ください。

口コミからは、速度に満足している、安定しているという声が多くみられます。

一方で「やや満足」以下の人の意見では「遅くなる」「切れる」といったような口コミが散見されます。

インターネットの仕組み上、夜間など多くの人が自宅で利用している時間帯は、速度が落ちてしまうので、一定は仕方がないことなのです。

ただ、ネットが切れるというのは、どの程度の頻度で起こるのでしょうか。アンケートにて接続不良の頻度も回答してもらっています。

接続不良の頻度は年に1～2回程度

NURO光の接続不良が起こっていないという人は全体の約6割弱。通信トラブルが発生したとしても年に1～2回という人が多いですね。

これを見る限りでは、NURO光は特別“切れやすい回線”とは言えず、概ね安定している回線と言えます。

ネットワークの接続不良は、基本的にルーターの再起動で解決することがほとんどなので、大きな不満には繋がらないのでしょう。

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インターネットの用途別の満足度も高い

続いてインターネットを利用するうえで、ある程度の通信速度が必要になってくる用途に着目して満足度を見ていきたいと思います。

• 動画視聴
  平均 4.2
• オンラインゲーム
  平均 4.1
• リモートワーク
  平均 4.1
• その他 日常利用
  平均 3.9

どの用途においてもNURO光であれば満足に利用できることがわかりますね。

それもそのはず、各用途における“推奨される速度”を、NURO光は大きく上回っているからです。

用途	推奨速度	評価「普通」以上の 平均速度
動画視聴	10～30Mbps	191Mbps
オンラインゲーム	30～100Mbps	238Mbps
リモートワーク	10～30Mbps	198Mbps

このように、NURO光であればどの用途であっても、十分にこなせるため満足度が高いのです。

では、曜日・時間帯別の満足度についても見ていきたいと思います。

曜日・時間帯別の満足度も悪くない

曜日ごとの評価は、どの曜日であっても5段階評価で4以上と高水準を保っています。

時間帯別の評価においては、18時以降の満足度がやや落ち込むものの、深夜帯を除くどの時間帯であっても4以上の評価を得ています。

これは、そもそもNURO光の回線が太いから安定性が高いことの証左です。

速度が安定する理由は“最大2Gbps”の太い回線

NURO光の最大速度は2ギガ（＝2,000メガ）です。一般的な光回線は最大1ギガが主流なので2倍のスペックを持っています。

そういうと、平均185Mbpsなら十分の一も出てないじゃないか！と思いますよね。

その通りです。NURO光は最大2ギガの回線なのですが、レンタルされるルーターのところで減速されるのです。

そのため実際には最大1Gbps（Wi-Fiで1.3Gbps）までしか出ません。

ただし、大元の回線が2ギガであるため、複数のPCやスマホで利用しても速度が落ちにくい＝安定しているという特徴があります。

例えるなら、水道と同じ原理です。お風呂場でシャワーを使っている時に、家族がキッチンで水道を使うと急に水圧が弱くなることありますよね。

それと同じように、ネットも同時に利用するとそれぞれの速度が低下するのです。

つまり、大元の水道管が太い方が水圧が強いため、同時に利用した時に水圧が弱まりにくくなるということ。

それと同じように光回線も大本の回線が太い（最大速度が大きい）方が、複数の端末で利用する時に安定した速度が出るのです。

そのため、NURO光はルーターのところで1ギガまでに制限されるものの、各端末では安定した速度でインターネットが使えるのです。

その安定性があるから満足度が高いのですね。

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NURO光の速度がでない場合の原因と対策

NURO光は高い安定性で高速通信ができる光回線ですが、口コミでもあったように「思ったよりも速度が出ない」という人が一定います。

その原因は何かというと、無償でレンタルされる“ONU”に原因があることが多いのです。

ONUとは光信号をデジタル信号に変換する機械のことで、NURO光の場合はONUがWi-Fiルーターと一体型になっています。

そのレンタル機器は9種類あり、それぞれ性能が異なるのです。

ルーターの性能はガチャ運で決まる

NURO光は、レンタルされる機種を選ぶことができません。

NURO光ユーザーがよく言う「ルーターガチャ」というやつですね。何が届くかはその時の状況で変わるため、届いてみないとわからないのです。

レンタル機種	Wi-Fi 下り最大速度	Wi-Fi規格
・ZXHN F660T ・HG8045j ・HG8045D	450Mbps	IEEE 802.11 a/b/g/n
・ZXHN F660A ・HG8045Q ・FG4023B ・SGP200W	1300Mbps	IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
・NSD-G1000T ・ZXHN F660P	4800Mbps	IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax

以上、9種類ありルーターによってWi-Fiの最大速度と対応規格が異なるのです。

当たりはもちろん、一番下の2機種ですが、基本的にはどの機種であっても問題なくインターネットはできます。

ただし、お持ちの端末とレンタルされる機種によっては、十分にスペックが発揮できないということがあるのですね。

例えばWi-Fiの最新規格「ax」に対応したパソコンを持っていても、レンタルされた機種が「a/b/g/n」までしか対応していない場合は「ax」の性能は出せないということ。

また、ルーターによってはイマイチ不具合が多かったり、初期不良で速度が出ないという事があったりするので、回線がよく切れる、速度が数メガしか出ないという場合は遠慮なくサポートセンターに連絡し交換してもらいましょう。

Wi-Fiを使う場所によっても繋がりにくくなる

スマホをWi-Fiに接続して利用している時に、この部屋だと繋がりにくい（電波マークが減ってしまう）ということはよくありますね。

その原因は、Wi-Fiの電波が十分に届いていないからです。

そういった時は、Wi-Fiの「周波数を変更」することで改善することができます。周波数には5GHz（ヘルツ）帯と2.4GHz帯があり、異なった特徴があります。

周波数	5GHz帯	2.4GHz帯
ネットワーク名	＊＊＊＊－A	＊＊＊＊－G
メリット	・高速通信 ・干渉を受けにくい	・壁、床など遮蔽物に強い
デメリット	・壁、床など遮蔽物に弱い	・5GHzより速度が遅い ・干渉を受けやすい

これらは、スマホでWi-Fiをつなぐ際の画面上に「＊＊＊＊－A」「＊＊＊＊－G」といったように出てくるので、つなぎたい方をタップして、ルーター側面に記載されているパスワードを入れれば設定できます。

通常は、速度が速い「A」の方で繋げばいいのですが、NURO光のルーターから離れた部屋で利用する場合は「G」の遮蔽物に対し強い周波数帯を利用すると速度が改善されます。

NURO光の速度に関する「よくある質問」

最後に、NURO光の速度に関する「よくある質問と回答」を紹介します。細かな疑問にお答えしているので、ぜひ読んでおいてくださいね。

Q．100Mbpsまでしか出ない建物では、NURO光も最大100Mに制限されますか？

A．NURO光なら制限されません。

NURO光は、お住いのマンションがVDSL方式（最大100Mbps）であっても、各戸までは光回線を配線するため、最大2Gbpsの速度で通信できます。

Q．NURO光で自前のルーターを利用することはできますか？

A．利用はできますが、ルーターの設定変更など専門知識が必要です。

前提として、NURO光のルーターに市販のルーターを繋ぐと、ダブルルーター（2重ルーター）による接続エラーなどで通信が不安定になります。

それを改善するためは、NURO光のルーター側の設定変更（ポートの開放）などの専門的な設定をする必要があるため、あまりおすすめはしません。

まとめ．NURO光は爆速というより安定性が高い回線

今回は、NURO光の通信速度について、実際の100名のアンケートを元に解説してきました。

NURO光の速度は人によって、かなり差があり平均185Mbpsという結果になりました。速度を売りにした光回線の割にちょっと控えめな感じが気がしますね。

とはいっても、テレワークやオンラインゲームなどを含めてインターネットを利用するうえでは十分な速度であり、速度に対する満足度は高いものになっています。

また、最大2ギガの太い回線であるため速度の安定性が高いことから、速度重視の方もファミリー世帯も満足できる回線ということができます。

ただし、NURO光は利用できる地域が限られている光回線です。もし、お住いの地域でNURO光が利用できるなら、是非ともご利用ください。

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NURO光は利用できる地域が限られている光回線です。ご自宅で利用できるかの確認はこちらからお気軽にお問い合わせください。