光回線の乗り換えは簡単にできる？詳しい手順をメリットや注意点を踏まえて解説！

「光回線を乗り換えて通信環境を改善したいけど…正直めんどくさそう！」

このように、光回線の乗り換えを検討しているけど、手間がかかりそうで躊躇しているという人は多いと思います。

ただし、光回線の乗り換えは、手順の流れなどポイントさえ押さえておけば、決して面倒な作業ではありません。

上手に乗り換えれば、今よりも料金が安くなるだけでなく、通信速度が改善されたりと、インターネット環境が必ず快適になりますよ。

この記事では、光回線の乗り換え手順だけでなく、メリットや注意点についても詳しく解説しますので、乗り換えを検討している人はぜひ最後までご一読ください。

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光回線の種類を把握してから乗り換え方法を確認

まず、光回線にはいくつか種類があり、どの光回線からどの光回線に乗り換えるかで、乗り換えの手続き内容が異なります。

ここで言う光回線の種類とは「フレッツ光」「光コラボ」「独自回線」の3つです。

なので、乗り換えを検討する際は、最初に現在契約している光回線と、乗り換え先の光回線の種類を把握するところから始めてください。

いくつか代表的な光回線を記載しますので、現在ご自身がどの種類の光回線を利用していて、どの種類の光回線へ乗り換えたいのか確認してください。

回線の種類	サービス名
フレッツ光（NTT回線）	フレッツ光
光コラボ（NTT回線）	ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかり・ビッグローブ光・So-net光プラス・@nifty光・DTI光・@TCOMヒカリ・ぷらら光
独自回線	auひかり・NURO光・eo光・コミュファ光・BBIQ光・メガエッグ・ピカラ光・J:COM NET光

光コラボは非常に数が多いので、ここに記載されていない光回線のほとんどは光コラボに該当します。確認したい人はコチラから検索してみてください。

現在契約している光回線の種類を把握したら、パターン別に乗り換え方法を解説していきます。

乗り換え方法	乗り換え前	乗り換え後
転用	フレッツ光	光コラボ
事業者変更	光コラボ	光コラボ
新規契約	独自回線	光コラボ
新規契約	フレッツ光 光コラボ 独自回線	独自回線

フレッツ光と光コラボは同じNTT回線を利用しているので、回線はそのままで契約先だけ変更する「転用」「事業者変更」というNTTのルールで乗り換えることができます。

独自回線が絡むパターンは、必ず現在の回線から別の回線に変更する「新規契約」となります。

乗り換え方法１．転用

NTT東日本・NTT西日本が提供するフレッツ光から光コラボへ乗り換えることを「転用」と言います。

フレッツ光と光コラボは同じ設備を利用している為、基本的に追加の工事は不要で、転用に必要な手続きだけ済ませれば乗り換えが可能です。

では、手順を紹介していきます。

01．NTTに連絡して「転用承諾番号」をもらう

書類を準備したら、NTTに連絡をして「転用承諾番号」をもらいましょう。

連絡する際は、現在の契約内容が記載されている「開通のご案内」が手元にあるとスムーズです。

転用承諾番号の発行は、公式サイトもしくは電話窓口で依頼できます。

	Web	電話
NTT東日本	光コラボレーション（転用）のお手続き 受付 8:30～22:00	0120-140-202 受付 9:00～17:00
NTT西日本	転用承諾番号の取得 受付 9:00～25:00	0120-553-104 受付 9:00～17:00

02．乗り換え先の光コラボへ申し込みをする

転用承諾番号の有効期限は15日以内と定められている為、取得したら早めに乗り換え先に連絡して、転用の申し込みをしましょう。

申し込みをしてから1週間前後で、乗り換え先の光回線から新しいルーターなどが届くので、接続設定をすれば乗り換えは完了です。

03．フレッツ光で利用していたプロバイダーを解約する

転用手続きが完了した時点で、利用していたフレッツ光回線の契約は自動的に「解約」になり、新しい光コラボの契約に切り替わります。

光コラボでも今までと同じプロバイダーを利用する場合は特に対応することはないですが、変更する場合は、別途契約していたプロバイダーを忘れずに解約しましょう。

プロバイダーからルーターなどレンタルしていた場合は、こちらも忘れずに返却してください。

乗り換え方法２．事業者変更

光コラボから光コラボへ乗り換えることを「事業者変更」と言います。

事業者変更の手続きは転用と似ており、追加の工事も基本的に必要ありません。

では、手順を紹介していきます。

01．乗り換え前の光コラボに連絡をして「事業者変更承諾番号」を取得する

まず、事業者変更をするには、契約中の光コラボから「事業者変更承諾番号」を発行してもらう必要があります。

これは、“お客様番号”のようなもので、“お客様がどの事業者からどの事業者へ変更しようとしているのか”把握する為の番号です。

番号を取得するには、契約中の光コラボの窓口へ連絡する必要があるので、代表的な光コラボの事業者変更窓口を記載しておきますね。

光コラボ名	電話番号
ドコモ光	0120-800-000
ソフトバンク光	0800-111-2009
楽天ひかり	0800-600-0111
ビッグローブ光	0120-907-505
So-net光プラス	0120-45-2522
@nifty光	0570-03-2210
DTI光	0120-830-501
@TCOMヒカリ	0120-805-633
ぷらら光	050-7560-0033
hi-hoひかり	0120-212-587

02．乗り換え先の光コラボに申し込む

事業者変更承諾番号を取得したら、次は乗り換え先の光コラボに申し込みをしましょう。

申し込み方法は各事業者によって違い、事業者変更番号を乗り換え先に伝える方法は以下の2パターンにわかれます。

事業者変更承諾番号の有効期限は15日以内と定められている為、取得したら早めに乗り換え先に連絡して、事業者変更の申し込みをしましょう。

03．約1週間後に回線が自動的に切り替わる

上記までの手続きが完了すれば、約1週間程度で自動的に乗り換えが完了します。

フレッツ光と違い、光コラボはプロバイダーをセットで契約しているので、別途プロバイダーへの解約手続きも不要です。

04．乗り換え前の光コラボにレンタル機器を返却する

乗り換え前の光コラボからレンタルしている機器（ルーターなど）がある場合は、忘れずに返却しましょう。

返却方法は事業者によって異なりますので、乗り換え前の光コラボ事業者に確認をしてください。

乗り換え方法３．新規契約

「転用」と「事業者変更」以外の乗り換えパターンは全て「新規契約」となります。

新規契約は、“NTT回線から独自回線”や“独自回線から別の独自回線”といったように、利用している回線自体を変更する必要があるので、「転用」や「事業者変更」と比べると少し手間がかかります。

具体的には、契約中の光回線の解約と、乗り換え先の光回線の新規契約が必要になります。

01．乗り換え先の光回線を申し込む

まず、契約中の光回線を解約する前に、新しく利用したい光回線への申し込みを済ませてください。

当然ですが、契約中の光回線を先に解約してしまうと、新規申し込みをした光回線が利用できるようになるまで、インターネットが使えなくなってしまいます。

申し込みを済ませると、今後の流れについての説明がありますので、その内容に従って手続きを進めましょう。

02．回線の引き込み工事を行う

新規契約の場合、利用する回線を変更する為、新たに回線の引き込み工事を行う必要があります。

工事日は、申し込み後に事業者から電話かメールで連絡があるので、そこで調整して決定します。

この工事は、申し込みをしてから2週間～1か月、光回線によっては3ヵ月ほどかかる場合もあります。

03．乗り換え前の光回線を解約する

工事が完了すれば、その日から新しい光回線を使い始めることが可能です。

この状態になれば、インターネットが使えない期間は生まれないので、乗り換え前の光回線の解約手続きを行いましょう。

解約の手続きも、利用していた光回線の提供会社に連絡をすれば、流れや詳細を案内されますので、その内容に従って進めましょう。

04．乗り換え前の光回線にレンタル機器を返却する

乗り換え前の光回線から、レンタルしている機器（ルーターなど）がある場合は、忘れずに返却しましょう。

返却方法は事業者によって異なりますので、乗り換え前の光回線事業者に確認をしてください。

光回線を乗り換えるメリットは2つ

ここまで、光回線の乗り換え手順について解説してきましたが、次は乗り換えによって得られるメリットを解説していきます。

そもそも、皆さんが光回線を乗り換えようと考えたのは、現状の光回線に満足していないからではないでしょうか。

例えば、「通信速度が遅くて不便だな。」とか「月額料金がもう少し安くならないかな。」などです。

これらの不満を、光回線を乗り換えることによって解消できるのです。

メリット１．通信速度が上がる

光回線を乗り換えると、通信速度が上がり、通信環境が改善されることが期待できます。

通信速度を速くする為に特に重要なのが、IPv6に対応した光回線を選ぶことです。

IPv6とは、従来のIPv4に代わる新しい通信規格のことで、IPv6に非対応の光回線から乗り換えるなら、通信速度の大幅な向上も期待できます。

現在は、光コラボや独自回線の多くがIPv6に対応しているので、乗り換え先の光回線はほぼIPv6に対応しています。

ただし、IPv6に対応しているルーターをレンタルしてくれる光回線もありますが、ご自身で用意しなければならない場合は、IPv6対応のルーターを選んでください。

メーカー	品番
バッファロー	WSR-1800AX4P-BK
バッファロー	WSR-3200AX4B
バッファロー	WXR-6000AX12P
TP-Link	AX3000
エレコム	WRC-XE5400GS-G

何を購入すればいいのかわからない人は、この中からルーターを選んでおけば無難ですよ。

現状、光回線の通信速度に満足されていない方は、このIPv6に対応しているか否かをポイントに、乗り換え先の光回線を選んでみてください。

メリット２．料金がお得になる

光回線を乗り換えると、今よりもお得に光回線を利用できるようになります。

各光回線では、乗り換え向けのキャンペーンや特典を多く実施していて、“1年間月額料金割引”や“キャッシュバック”などがそれにあたります。

現在の光回線を何年も継続して利用するよりも、乗り換えてしまった方が、こういったキャンペーンを利用できるので確実にお得です。

面倒でなければ、光回線の契約期間で多い2年か3年ごとに乗り換えるのがお得で賢いやり方ですね。

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光回線を乗り換える時に注意すべきことは3つ

メリットも大きい光回線の乗り換えですが、注意しなければいけない点もあります。

ただし、選ぶ光回線や乗り換えるタイミングなど、事前にしっかりと確認しておけば、大きなデメリットにはならないので安心してください。

注意点１．違約金が発生する場合がある

乗り換えのタイミングによっては、乗り換え前の光回線の“解約金”や“工事費残債”などの違約金が請求される場合があります。

工事費残債とは、工事費を分割払いしていて、まだ支払い終わっていない分の工事費のことです。最初の2年(3年)以内に乗り換えると請求される可能性があります。

違約金が発生しないベストなタイミングは更新月での乗り換えで、2年契約であれば24～26ヵ月目、3年契約であれば36～38ヵ月目が更新月となります。

ただし、違約金が発生したとしても、多くの光回線で展開されている、乗り換え先のキャンペーンを使えば補填することができます。

キャンペーンの内容は光回線によって異なりますが、活用すればかなりお得になるので、乗り換え先を検討する際には、ぜひ調べておくのがおすすめです。

注意点２．解約のタイミングによってはインターネットが使えなくなる

新規契約の場合、乗り換え前の光回線の解約のタイミングを間違えると、インターネットを利用できない期間が発生してしまいます。

これは、乗り換え先の光回線の開通工事が終わるまでは、乗り換え前の光回線は契約したままにしておく必要があるということです。

乗り換え先の工事日が決まった時点で、乗り換え前の光回線へ連絡し、「●月●日付で解約を行いたい」と伝えれば作業がスムーズですよ。

注意点３．現在の光回線に付随したサービスも利用できなくなる

これも新規契約の場合に多いですが、現在の光回線を解約すると、それに付随したあらゆるサービスも利用できなくなります。

例えば、「ひかり電話の電話番号」「ひかりテレビ」「メールアドレス」などが考えられます。

月額料金さえ支払えば、継続して利用できるサービスも多いので、必要な場合は各サービスに事前に確認しておきましょう。

乗り換えにおすすめの光回線５選

ここまで、光回線の乗り換えについて解説してきましたが、まだ乗り換え先の光回線が決まっていない方に向けて、おすすめの光回線を5つ紹介いたします。

サービス名	こんな人におすすめ
ドコモ光	・ドコモユーザー ・乗り換えに手間をかけたくない人
auひかり	・auユーザー ・UQモバイルユーザー ・通信速度を重視したい人
ソフトバンク光	・ソフトバンクユーザー ・乗り換えに手間をかけたくない人
NURO光	・ソフトバンクユーザー ・通信速度を重視したい人
ビッグローブ光	・auユーザー ・UQモバイルユーザー ・キャッシュバックが欲しい人

おすすめの光回線１．ドコモ光

ドコモ光は、“ドコモユーザー”“乗り換えに手間をかけたくない人”などにおすすめの光回線です。

ドコモ光は、フレッツ光や光コラボからの乗り換えなら工事不要なので、乗り換えの中では非常に簡単で早いです。

そして、ドコモユーザーは、最大¥1,100/月の割引が入る「ドコモ光セット割」の対象になるので特におすすめです。

おすすめの光回線２．auひかり

auひかりは、“auユーザー”“UQモバイルユーザー”“通信速度を重視したい人”などにおすすめの光回線です。

auひかりは、現在乗り換えにかかる費用は全て負担してくれるキャンペーンが実施されているので、ほとんどノーリスクで乗り換えることができます。

それから、auひかりは通信速度に強みがある光回線なので、現在通信速度に不満がある人におすすめです。

そして、auとUQモバイルユーザーは、最大¥1,100/月の割引が入る「auスマートバリュー」の対象になるので特におすすめです。

おすすめの光回線３．ソフトバンク光

ソフトバンク光は、“ソフトバンクユーザー”“乗り換えに手間をかけたくない人”などにおすすめの光回線です。

ソフトバンク光は、フレッツ光や光コラボからの乗り換えなら工事不要なので、乗り換えの中では非常に簡単で早いです。

それからソフトバンク光では、他社違約金や撤去工事費を負担してくれるキャンペーンが実施されているので、ほとんどノーリスクで乗り換えることができます。

そして、ソフトバンクユーザーは、最大¥1,100/月の割引が入る「おうち割 光セット」の対象になるので特におすすめです。

おすすめの光回線４．NURO光

NURO光は、“ソフトバンクユーザー”“通信速度を重視したい人”などにおすすめの光回線です。

NURO光は、他社違約金や撤去工事費を負担してくれるキャンペーンが実施されているので、ほとんどノーリスクで乗り換えることができます。

それから、NURO光は通信速度に強みがある光回線なので、現在通信速度に不満がある人におすすめです。

そして、ソフトバンクユーザーは、最大¥1,100/月の割引が入る「おうち割 光セット」の対象になるので特におすすめです。

おすすめの光回線５．ビッグローブ光

ビッグローブ光は、“auユーザー”“UQモバイルユーザー”“キャッシュバックが欲しい人”などにおすすめの光回線です。

ビッグローブ光は、今回おすすめした光回線の中で唯一現金でキャッシュバックがもらえる光回線です。

それから、ビッグローブ光はフレッツ光や光コラボからの乗り換えなら工事不要なので、乗り換えの中では非常に簡単で早いです。

そして、auとUQモバイルユーザーは、最大¥1,100/月の割引が入る「auスマートバリュー」の対象になるので特におすすめです。

まとめ．インターネット環境を改善したいなら乗り換えるべき

ここまで、光回線の乗り換えの手順、乗り換えることによって得られるメリットと注意点について解説してきました。

乗り換え手続きは回線の種類によって内容が異なるので、現在利用している光回線と、乗り換え先の光回線の種類に応じて、必要な手続きを行いましょう。

実際に乗り換えるメリットがあるのか、乗り換えるタイミングなど注意すべき点にも気をつけながら進めてください。

そうすれば、光回線を乗り換えるだけで、通信速度や料金が改善されます。

手続きも難しくないので、今の光回線に不満がある人は、ぜひ乗り換えを検討することをおすすめします。

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