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Q
- 理系の就活費用はどれくらいかかりますか?
- 「理系の就活費用」とのことですが、理系か文系かで就活の費用に差はありません。ただ、理系の大学院生などは研究室からの推薦があると短期間で就活が終わることもあり、結果的に費用が低く抑えられることはあります。 ただしそれはあくまで結果論であって、そもそも理系だから、文系だからということで発生する費用に違いはないと考えてください。一般的に、就活に必要な費用は7万〜10万程度と言われます。 最もお金がかかるのがスーツ・鞄などの被服費、そして企業までの交通費です。そのほかにも、証明写真・宿泊費・書籍代などにお金がかかります。 スーツは2万〜5万くらいが相場ですが、ものによっては1万円台に抑えることも可能です。靴と鞄もピンキリですが、それぞれ5,000〜1万円くらいの幅で見積もっておくといいかと思います。 交通費はかなり幅がありますが、5〜7万円くらいかかることが多いです。飛行機や新幹線を使えば往復2〜3万円くらいはかかりますが、夜行バスなどを利用することでグッと抑えることも可能です。 交通費は、住んでいる場所と、どこにエントリーするかによって大きく変わるので、もし質問者さんが地方都市に住んでいて都心部での就職を考えているのであれば、交通費は多少余裕を持って見ておく方がいいかもしれませんね。 研究との両立を意識して早めに準備すれば費用も抑えられる! 就活にかける期間が長くなればなるほど費用は膨らんでいきます。 もちろん、費用を抑えることを第一目的とするのはおすすめできませんが、しっかり準備すればするほど、短期間で就活を終えられる確率は高まります。 質問者さんは理系で、研究との両立も気になるとのこと。余裕を持ったスケジュールで準備を進めることが、結果的に就活にかかる費用を抑え、かつ研究との両立にもつながるので、ぜひ早めに準備をスタートさせることをおすすめします。
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Q
- 2026卒の就活はいつから始めるべきですか?
- 2026年に卒業予定なのですね。 はじめに結論をお伝えすると自己分析に真っ先に取り組むことです。具体的には、自分がどんな業界に興味があるのか、自分の得意なことは何か、といったことをひとまずでいいので言葉にしてみることです。 就活スケジュールとして基本的には夏のインターンに参加することからスタートするのが一般的です。夏インターンに参加しようとすると、エントリー先をどこにするかを先に決めないといけません。 そのためには「自分は何をしたいんだろう」という、自分自身の思いとぶつかることになります。ここが最初のハードルです。「インターンに参加しないといけないのはわかるが、そもそもどこのインターンに参加すればいいか選べない……」という状態です。 エントリー先を選べないと、そのままタイミングを逃し、秋〜冬のインターンを探すことになります。しかし結局そこでも同じ選択を迫られるわけです。 インターン先を選ぶためには自分が何に興味があるのかわかっていない前にはなかなか進めません。一方で、ここを突破してしまえば、就活はかなりスムーズに進んでいきます。 効率よく動きたいなら、まずは自己分析からはじめよう なるべく効率的に就活を進めたいのなら、まずは自己分析をに手をつけることです。一見遠回りなように見えますが結果的にこれが一番です。 自己分析は過去も多くの就活生が悩んできたので、さまざまなツールやサポート手段が揃っています。たとえば、ネット上で無料の自己分析ツールはたくさんありますし、就活エージェントでも無料で自己分析サポートをしてくれます。 こういった外部のリソースをうまく活用しながら自己分析を進め、自分が進みたい方向を明らかにしましょう。就活を進めるなかで「やっぱりこっちの方が面白そうだ」と考えが変わることはよくあります。 しかし、それも最初の方向づけがあるからこそ「こっちじゃなかった」と判断できるのです。何より自己分析を通して「こっちに興味があるかも」と思えると、エントリーするなど行動を起こしやすくなるのが大きなメリットです。 自己分析は就活のすべての動きのスタートになる最も重要なアクションの一つなので、ぜひ早めに取り組んでいきましょう。
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Q
- 企業説明会で質問しないのはありですか?
- 結論から言うと、質問しないのはありです。説明会で質問をしたかどうかが選考に影響することはまずありません。 無理に質問をひねり出して的を射ていない質問をするくらいなら、黙っているほうがずっと良いと私は思います。 むしろ、説明会で気になった点をメモしておいて、のちの面接で「説明会で〇〇というお話がありましたが」と深掘りするほうが、意欲が伝わって効果的ですよ。
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Q
- 就活に自信がないのですがどうすれば良いでしょうか?
- 質問者さんは既に自己分析や企業研究をやっているのですよね。 そのうえで、自分の強みがどのようにアピールできているのか、面接でうまく話せるのかなどの不安があるとのことですが、この感覚は「自分自身のことが企業から見てどう見えているのかがわからない」というところから来ているのではないでしょうか。 就職活動は多くの学生にとって初めてのことであり、社会と深く接する最初の機会です。自分としては一生懸命準備したものが、社会人から見てどのように伝わっているのだろうか、と不安になる気持ちはとてもよくわかります。 周りの人に協力を仰いで自分の就活に活かせるアドバイスをもらおう このようなときは、第三者に協力してもらうことがおすすめです。大学のキャリアセンターの人や、社会人、または大学の先輩、就活エージェントなどに、ES添削や面接練習をお願いして、客観的なフィードバックをもらってみましょう。 また「キャリア形成・リスキリング支援事業」という国が進めている事業があり、そこではキャリアコンサルティングを無料で受けられます。これももしよければ検索してみてください。 これまで就活を進めてきて「うまくいかない」という状況であれば、そのまま1人で進めるのではなく、外部の力を借りることが状況を変えるきっかけになります。 この考え方は、社会人になった後の仕事においても非常に大切なものです。企業では、自分1人ではできないミッションを、周囲の協力を得ながら達成していくことが求められます。 大切なのは「自分らしく働ける環境を見つける」というミッションを達成することです。他者とのつながりや協力者の存在が「自分1人じゃない」という気持ちを生み、それが不安を軽減し、自信を持って就活を進められる力になりますよ。
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Q
- 円満退社はあり得ないですか?
- まず、質問者さんが考える「円満退社」とはどんな状態を指しているのかを明確にしてみましょう。 もし「退職をすんなり受け入れてもらえること」や「嫌がらせのようなことが起きないこと」が円満退社だとしたら、そのようなケースはごく普通にあります。 一方で、退職を伝えた際には理由を聞かれたり、「もう少し頑張ってみないか」といった引き止めがあることも珍しくありません。これを「退職をなかなか認めてくれない」と受け取ってしまうと、あらゆるケースが「円満ではない」ことになってしまいます。 大切なのは、あなたの退職の意思が明確であることです。それを落ち着いて伝えたうえで、引き継ぎなどの職務を果たせば、たとえ引き止めがあっても十分「円満退社ができた」といえるのではないでしょうか。 明らかに「円満」ではない状況に陥ったら外部機関に相談しよう しかしもし、自分の退職の意思を無視するような形で退職を認めない、あるいは嫌がらせのような行為があるとしたら、それはもう別問題です。そういった場合には、外部の力を借りることも必要になります。 各都道府県には「総合労働相談コーナー」という公的な機関があり、労働問題全般について無料で相談ができます。電話相談も可能なので、困ったときはぜひ検索してみてください。 近年では退職代行サービスを利用する人も増えていて、「会社とやり取りをしたくない」「精神的に耐えられない」といった状況であれば、有料サービスですが、そういった選択肢もあります。 退職というのは、大きな環境の変化を伴うので、気が重くなったり、心理的な負荷がかかる行為です。まずは自分の退職の意思を明確にし、落ち着いて伝えるべきことを準備しましょう。 もし思ったように退職が進まない場合は外部の力を借りる。このステップで進めてみてください。
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Q
- 朝になると仕事に行けななくなってしまいます......。
- 「毎朝、布団から出られない」「遅刻や欠勤が続いてしまい、周りに迷惑をかけていることも申し訳なく感じる」これは相当しんどい状態だと思います。 まず私があなたに伝えたいのは、この状況を「甘え」と思う必要はまったくないということです。今の状態は、何かしら心や身体に負荷がかかっている可能性があります。 原因は人それぞれで、精神的なストレスが原因である場合もあれば、身体的な不調が関係していることもあります。だからこそ、まずは一度、心療内科やメンタルクリニックなど医療機関に相談してみましょう。 放置は悪化の未来が濃厚! まずは「相談」という1歩を踏み出そう 私自身、これまでキャリア相談のなかでも「自分だけが弱いんじゃないか」「みんなもっと頑張ってるのに」と思い詰めてしまって、より状態が悪化してしまったケースをたくさん見てきました。 でも、体力やストレス耐性は本当に人それぞれで、誰かと比べて判断できるものではありません。 「とにかく今のままじゃつらい」という気持ちがあるなら、まずは先に挙げたような専門機関に相談してみてください。 そうした行動自体がエネルギーのいることですが、今の状態から抜け出すための第一歩になるはずです。
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Q
- インターンシップで提出するエントリーシートの書き方を教えてください。
- インターンのESを書くとき、競争率の高い企業であればあるほど「自分の強みをどうアピールすればいいのか」と、ついそこに意識が向いてしまいがちです。 質問者さんも、きっとそうした迷いのなかにいるのだと思います。しかし、ここで一度その前提を見直してみましょう。 目的は「選考を通過してインターンに参加すること」です。強みを全面に出すよりもまず大事なのは「なぜその企業なのか」をしっかり伝えることだといえます。 企業にとって、たとえ優秀な人材であっても、「なんとなく応募しました」といった動機では、インターンに来てほしいとは考えにくいものです。 なぜなら、そういう人はそもそも志望度が高くないケースが大半で、インターンに来てもその後に繋がる可能性が低いと見なされてしまうからです。 企業は「この企業のこの仕事に興味がある、だからこのインターンに参加したい」という気持ちの学生を待っています。そのため、自分の強みや経験は、それを支える根拠として使う意識が大事です。 たとえば、「こういうアルバイト経験があったからこの仕事に惹かれた」「こういう強みがあるからこの企業で活かせると感じた」といったように、志望理由の裏付けとして語るのが効果的なのです。 逆に、「私はこういう強みがあります、こんな経験があります」とだけ並べても、企業側としては「何の関係があるの?」となりかねません。 就活は、自分を売り込む場ではあるものの、自己紹介だけをしても相手に売り込むことはできないのです。 企業に惹かれた理由と自分のなかの経験や価値観をセットで語ろう 企業に惹かれた理由と自分の経験や価値観がしっかりつながっていることを伝えられると、より説得力が増します。 まずは、「多くの企業のなかで、なぜこの企業なのか」「なぜこの仕事なのか」を最初にしっかり書きましょう。そのなかに、自分の経験や強みが自然に出てくるのが理想です。
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Q
- 公務員面接で「何か質問はありますか?」と聞かれた場合、何を答えるのが良いでしょうか?
- 面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれた場合、これは実質的に「最後に何か自己PRすることはありますか」という問いかけだととらえましょう。 質問をするのであれば、「どうすれば自分はより活躍できますか」「現在、特にどのような人材を求めていらっしゃいますか」「合格した場合、それまでにどのようなことをしておくと良いでしょうか」といった、入社後の働き方を想定した前向きな内容が望ましいです。 また、実際に配属された際の心構えや、その自治体や組織の具体的な取り組みについて聞くのも良いでしょう。 たとえば、「公務員として、改めて心がけておくべきことはございますか」や「〇〇市の(特定の)取り組みを拝見し、非常に興味を持ちました。詳細をお聞かせいただけますでしょうか」といった、相手の組織や業務に対する強い興味と前向きな姿勢を示す質問は非常に効果的です。 自分の不安を解消するためだけの質問は控えよう 一方で、自分の不安を解消するような質問をするのは非常にもったいないです。説明会や面接の場では、自分の不安を解消するための質問は避けましょう。 たとえば、「病気になった際に有給は使えますか」や「希望しない部署に入った場合、すぐに異動できますか」といった自身の不安解消や待遇に関する質問です。これらは自分の不安を解消するための質問だととらえられないように注意が必要です。 最後の質問の時間は、あくまで自己PRの場ととらえて臨みましょう。
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Q
- 新卒エージェントの利用率はどれくらいですか?
- 就活エージェントの利用率については、いくつか調査結果があります。 調査によって多少ばらつきはあるものの、おおよそ3割〜5割程度の就活生がエージェントを利用しているというデータが出ているのです。つまり現時点では、使っていない人のほうがやや多いというのが実情ということになります。 そのため、「エージェントの利用は一般的なのか?」という質問に対しては「まだ完全に一般的とまではいかないが、使っている人も決して少なくはない」という感覚でとらえるのが現実的ではないでしょうか。 エージェントを利用する目的は人それぞれですが、おもなものとしては、自己分析のサポート、企業研究の補助、面接対策、自分に合った企業を紹介してもらう、といったところが多いです。 エージェントは、就活生を企業に紹介して、採用が決まると企業から紹介料を受け取るというビジネスモデルで動いています。だからこそ就活生に寄り添って、就職まで伴走してくれるわけですね。 エージェントはうまく活用して強い味方に! 困ったときのサポートとして使おう ただし、利用にあたって一つ注意しておきたいのは、エージェントが紹介できるのはあくまで依頼を受けている企業に限られるという点です。 つまり、どんな会社でも紹介してくれるわけではないことは知っておいたほうが良いでしょう。 とはいえ、企業の紹介を受けなくても、エントリーシート(ES)の添削や面接練習、業界情報の提供などをしてもらうことは可能です。なので、うまく使いこなせば就活の伴走者として頼れる存在になると思います。
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Q
- 大学院生の就活はいつから始めるべきですか?
- 基本的には院生も学部生も、卒業の1年前の春(4〜5月頃)から就活をスタートすると、比較的余裕を持って準備できるので、学業との両立もしやすくなります。 とはいえ現実は、大学院に入学し「さあ研究をするぞ」となっている修士1年目の春に、「就活の準備を始めよう」とはなかなか思えないものです。 それでもやはり「就活のことを考えなくて良い」というわけにはいきません。 大学院生は入学と同時に、就活のことも考えておくべきだという意識は持っておく必要があります。まずは、大学院に入学したらすぐに就活サイトに登録すること、これだけは最低でもやっておいてください。 研究と就活を両立させるためのポイントを知りたいとのことですが、最重要ポイントは早めのスタートを切ること、これ一択です。 就活サイトで情報収集をおこないながら自己分析から着手しよう 「早め」とは、先に書いたように修士1年目の春からがベストで、最初に取り組むべきは自己分析になります。ここでの自己分析とは、自分の興味や得意なこと、強みなどを明確にする作業のことです。 ほかにも、自分が所属する研究室の卒業生がどのような就活をしてきたのか、先輩や教授に話を聞いてみるのも良い方法だと私は思います。 特に理系であれば、研究室を持つ教授は企業とのつながりがあり、推薦枠がある場合も珍しくありません。 そのような場合は、一般的な就活ではなく、「研究の実績を上げて研究室からの推薦をもらう方向で頑張ったほうが良いよ」というアドバイスされることもあります。 一方で、研究室からの推薦や紹介といったルートが期待できない場合は、修士1年目の夏インターン(7〜8月)への参加を目指してください。ここで、入学直後に登録しておいた就活サイトが役に立ってくるのです。 就活サイトにはインターンの情報が集約されていて、業界情報も豊富に載っています。 登録しておけば日々そうした情報が届くので、嫌でも就活への意識が向くことになるはずです。少しずつでも就活の情報が入ってくると「ひとまず◯◯までに◯◯をしておけば大丈夫だな」という見通しも立ちます。 この見通しが立てられれば、研究にも安心して打ち込めるようになるわけです。 逆にこの見通しが不透明では「今、研究ばっかりしてるけど、就活しなくて大丈夫なのかな」と、不安を大きくすることにつながります。研究に力を注ぐためにも、早め早めに就活の情報を入手しておくようにしましょう。