このアドバイザーが
回答したQ&Aを読む
1063件
-
Q
- 給料が上がらないので辞めたいです……。
- 「責任ある仕事を任され、成果も出している自負がある」にもかかわらず給料が上がらない、という状況なのですね。「自分の頑張りが評価されているのかわからない」という不安な気持ち、よくわかります。 しかし、まず考えるべきは、その自負と企業の評価との間に相違がないかという点です。 「自分は成果を出しているのに」という思いは、残念ながら自分の推測の範囲を出ていません。会社が定める昇給要件に、実は合致していないというケースも考えられます。 まずは上司との面談などで、自分が現在どのように評価されているのか、そしてどうすれば給料が上がるのかを具体的に確認しましょう。 転職は最終手段! 今の職場の良さも忘れないで! また、仕事内容や人間関係には満足されているとのことは、給与と同じくらい貴重な「職場の資産」です。転職には多大なエネルギーが必要ですし、次の職場が今より良いという保証もありません。 まずは現職で解決できる問題かどうかを確かめるほうが、よほど建設的です。 企業に確認したうえで納得がいかないのであれば、そのときに初めて転職という選択肢を考えても良いのではないでしょうか。安易に今の良い環境を手放すのは、リスクが高いと私は思います。
-
Q
- 土木施工管理技士2級に必要な実務経験はある程度ごまかせますか?
- 資格試験において、実務経験の要件をごまかして受験することは、絶対に勧められません。まずおこなうべきは、試験の問い合わせ窓口に直接連絡し、自身の経歴が要件を満たしているかを確認することです。 そういった問い合わせは試験センターも数多く受けているはずなので、遠慮する必要はありません。 不安を抱えたままでは勉強にも集中できませんし、正式な回答を得ることで安心して次のステップに進めます。リスクの高い行動は絶対に避けましょう。 資格の重みを考えよう! 有資格者としての自覚が重要! もし虚偽の申告が発覚した場合、合格が取り消されるだけでなく、会社経由で申し込んでいる場合は職場での信用を完全に失い、懲戒処分の対象となるリスクもゼロではありません。 資格とは、知識や技能に対する社会的な信頼の証です。その入り口で不正を働くことは、資格そのものの価値を自らおとしめる行為にほかなりません。 定められた要件を無視することは、資格を目指す人間としての資質を問われる行為だと、厳しく認識すべきです。要件を満たしていないなら、必要な実務経験をきちんと積みましょう。
-
Q
- 税理士の実務経験を積む際の裏ワザってありますか?
- 私は社会人向けの自習スペースを運営していて、税理士や会計士を目指す人を大勢みてきましたが、実務経験を積むうえで「裏ワザ」のような近道を聞いたことはありません。 多くの場合、仕事をしながら勉強時間を確保して試験に臨んでいます。 これが王道である理由は、経済的な基盤を維持しながら挑戦できるだけでなく、実務で得た知識と試験勉強の内容がリンクし、学習の理解度を深める相乗効果が期待できるからです。まずはその方法で考えるのが、合格への確実な道だと私は思います。 賢く環境を選ぼう! 勉強に理解のある職場がカギ! ただ、税理士試験に対して理解のある職場は確実に存在します。たとえば、試験前の数カ月間は時短勤務や半休を認めてくれる会計事務所などです。試験が8月にある場合、春ごろから勤務時間を調整してくれる、といったケースが実際にあります。 そうした制度は、従業員の成長を未来への投資ととらえる先進的な職場である証拠ともいえます。安易な「裏ワザ」を探すよりも、このように勉強と仕事を両立しやすい環境の職場を賢く選ぶほうが、合格の確率を上げるための、よほど現実的で優れた戦略といえるでしょう。
-
Q
- てんかんの症状で、仕事が覚えられないです……。どうすれば良いですか?
- てんかんの持病があり、仕事が覚えられず、「周りに迷惑をかけているのではないか」「働くこと自体が怖い」と感じているのですね。その不安は、自身の想像のなかで大きくなっている可能性があります。 まずは一人で抱え込まず、上司に自分の状況と不安な気持ちを正直に伝え、客観的な意見をもらいましょう。実は周りはまったく問題ないと思ってくれている可能性も十分にあります。 一人で抱え込まず、専門家や上司という「外部の視点」を借りることで、客観的な現在地を知ることが解決の第一歩です。 専門家の意見も参考に! メモをとる習慣で改善していこう 並行して、主治医など医療の専門家にも現在の仕事の状況を伝え、どのような配慮や工夫が可能かアドバイスを求めることも大切です。 そして、仕事の覚えを補助する工夫として、教わったことや業務手順を詳細に記録することも有効です。頭のなかだけでやろうとせず、メモを取る、記録をするといった具体的な行動が、状況を改善する助けになります。この二つのアプローチを同時に進めることを強く勧めます。
-
Q
- 消防士は給料が安いというのは本当ですか?
- 消防士の給料は地方公務員であるため、各自治体のWebサイトで給料表としてすべて公開されています。たとえば、「〇〇市 消防士 給料表」と検索すれば、詳細なデータを確認できます。まずは噂に惑わされず、事実を確認しましょう。 また、一般的に、消防士の平均年収は600〜700万円ほどといわれ、日本人の平均年収よりは高い水準にあります。 検索してみると、その給料表の細かさに驚くかもしれませんが、それだけ公明正大に定められているということでもあるのです。 総合的なメリットで判断するのが重要! しかし、「これだけ大変な仕事なのに、この給料なのか」と感じる人がいるのも事実です。これは、同様に公共のために身体を張る警察官や自衛官、あるいは精神的な負担が大きい教員といった職種にも共通する点です。 「同じように命や心身を削るのであれば、もっと高給な民間の営業職に就く」という選択をする人もいます。どちらが良いというわけではなく、何を重視するかの価値観の違いです。 公務員の魅力は、給料の額面だけではありません。不祥事を起こさない限り解雇されるリスクが極めて低い、ボーナスが必ず支給される、そしてローンが組みやすいなどの社会的信用の高さも大きな魅力です。 そういった保証も含めた総合的なメリットで判断することが重要だと思います。
-
Q
- 職場の嫌いな人に辞めてほしいとまで思ってしまいます。
- 職場の嫌いな人に辞めてほしいとまで思ってしまう場合、まず理解してほしいのは、相手をコントロールすることはできないという事実です。相手に「あなたはこうしたほうが良い」と伝えても、相手を変えることはできません。 社会的にみて問題のある言動であれば会社に相談すべきですが、単に「そりが合わない」といった理由であれば、自分の考え方や価値観を見直すほうが、ストレスを軽減するうえで現実的です。 他者に対して強い嫌悪感を抱くとき、その原因は自分の「こうすべきなのにしない」といった常識やこだわりにあることも多いものです。 自分の「常識」を疑うことも大事 そのこだわりは、本当に他人にまで求めるべきことなのか、一度自問自答してみると良いでしょう。 もし自分一人で考えるのが難しい場合は、キャリアコンサルティングを受けたり、信頼できる上司に相談したりして、客観的なフィードバックをもらうことも有効です。 キャリアコンサルティングは、国が提供している無料のサービスなどもあります。そういったものを活用して、自分の考え方の癖などを客観的にみてもらうことで、状況が改善するかもしれません。
-
Q
- 仕事をズル休みしたことがある人は、多いでしょうか?
- まずコンサルタントとして申し上げると、心身ともに疲れてしまったときに仕事を休むことを、そもそも「ずる休み」ととらえる必要はありません。 相談のなかにある「後悔と罪悪感でいっぱい」という気持ちは、本来感じる必要のないものです。 厚生労働省のWebサイトにも記載されていますが、年次有給休暇は「労働者の心身の疲労を回復させ、ゆとりある生活を保障するために付与される休暇」とされています。 つまり、疲労を理由に休暇を取得することは、有給休暇の本来の趣旨に合致した正当な権利なのです。 無理は絶対禁物! 辛いときは専門家を頼る勇気を持とう! 仕事が辛いと感じたときに無理をして出勤し、心身の健康を損なってしまうことのほうがよほど大きな問題です。それを「ずるい」ととらえてしまうのであれば、少し考え方を変えてみてほしいと思います。 もし罪悪感や精神的な辛さが続くようであれば、「こころの耳」のような公的なメンタルヘルス相談窓口を利用するなど、専門家のサポートを求めることも検討してください。 無理をすることのほうが、長期的には自分にとっても会社にとっても良くない結果につながります。
-
Q
- 年間休日80日の仕事は、どのような働き方になりますか?
- 年間休日が80日というのは、おおむね週休1日に加え、月に1、2日ほどの休みがある働き方をイメージするとわかりやすいです。参考までに、完全週休2日制(土日休み)の場合、年間の休日は約104日になります。 これに祝日の一部が加わると年間休日は110日ほどになり、一般的に休日が多いか少ないかの基準は、この110日あたりで語られることが多いです。 120日を超えると、カレンダーどおりに着実に休める、という印象になるでしょう。そのなかで80日というのは、休日が少ない部類に入ります。 大切なのは自分の価値観! 働き方が合うか見極めよう! このような勤務体系は、ドライバー、飲食業、美容師、介護職といった業界でよくみられます。常に人が必要とされるサービス業や、個人の裁量で働く時間が変動しやすい職種などが当てはまることが多いです。 もちろん、人によってワークライフバランスの考え方はさまざまです。私の友人の美容師には、「休日に家でじっとしているより、働いて収入を得るほうが充実している」と話し、その働き方でバランスが取れている人もいます。 もしあなたが週に1日の休みでは心身ともに厳しいと感じるなら、その働き方は自分には合っていない可能性が高いでしょう。
-
Q
- 仕事のミスが増えたのはなぜなのでしょうか?
- 仕事のミスが増えたのに原因がわからないという場合、まず取り組んでほしいのは「記録をつけること」です。 なぜミスが起きたのかわからない状態が一番問題なので、どのような状況で、何をミスしたのか、そして今後はどうすれば防げると思うかを「ミスノート」として記録し、客観的に振り返る習慣をつけてください。 これにより、自分がミスをしやすい特定のパターンがみえてきて、具体的な対策が立てやすくなります。次に、仕事術に関する本を読むなどして、仕事の進め方自体を学ぶことも有効です。 仕事ができる人が実践している確認方法や段取りの仕方を、単に知らないだけという可能性も十分にあります。 精神論はNG! 具体的な仕組み作りでミスゼロに 加えて、睡眠時間が十分に確保できているかも見直してみてください。多忙による睡眠不足は、集中力や処理能力の低下に直結します。 ここで絶対に避けるべきは、「気をつけよう」「注意しよう」といった精神論だけで解決しようとすることです。気持ちで何とかしようとしても、同じミスを繰り返す可能性が高いです。 そうではなく、「提出前に必ず2回読み返す」「先輩に一度目を通してもらう」といった、ミスを発見するための具体的な「仕組み」を業務プロセスに組み込むことが重要です。
-
Q
- 教員から転職して後悔しています。戻るべきでしょうか?
- 教員に戻りたいという気持ちが強いなら、その思いに従って行動することをおすすめします。質問者さんには、教員の仕事が合っている可能性が高いと私は感じます。 まずは、すぐに教員採用試験に申し込むのが良いでしょう。試験まで時間がある場合は、住んでいる市町村の教育委員会に講師登録をすることも、有効な手段です。 現在、多くの学校で教員が不足しているため、講師としてならすぐに仕事がみつかる可能性もあります。講師として現場感覚を取り戻しながら、採用試験の準備を進めるのが現実的な道筋でしょう。 納得のうえで新たな一歩を踏みだすことが必要 また、公立学校だけでなく、私立学校も視野に入れると選択肢が広がります。私立学校は独自に求人を出していることが多いので、求人サイトなどで情報を探してみてください。 ただし、教員として働いていたときに感じていた大変さや課題もあったはずです。それらをもう一度自分のなかで整理し、納得したうえで復帰することが何より大切です。