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Q
- 夏採用での就活は厳しいでしょうか?
- 夏の就職活動が厳しいかどうかという質問ですね。確かに、6月頃までに多くの学生が内定を得始めるため、夏以降は募集される求人の数が減っていく傾向にあり、その意味では厳しくなると言えるでしょう。 だからといって諦めるわけにはいきませんよね。今から内定を獲得するために最も重要なのは、「これまでと同じやり方を続けない」ということです。もし、今までの就職活動がうまくいっていないのであれば、そこには何かしらの原因があるはずだと考えましょう。 その原因を自分一人で解決しようとせず、大学のキャリアセンターや就活エージェントといった専門家の助けを積極的に借りることを強くお勧めします。 専門家という第三者の視点から、あなたのやり方のどこを改善すべきか具体的なアドバイスをもらうことで、状況は大きく変わるはずです。これまで通りのやり方で運に任せるのではなく、今こそやり方を変え、専門家と協力してください。 改善すべき点は人それぞれ! 専門家に頼って二人三脚で進めよう 実際に私が支援した学生の中にも、夏頃までに内定が決まらず、相談を受けた男子学生がいました。キャリア面談をする中で、自己PRや志望動機の話し方に課題があることがわかり、アドバイスをしました。 具体的には「結論から話すという話し方を徹底的に身に付けよう」と伝えました。相談者も結論から話すことが大切とはわかってはいたものの、私の前で話してもらうと、実際はできていなかったため改めて見直してもらったのです。 「最初の一言で短く言い切ること」を何度か練習してもらい、その後1カ月程度で内定を獲得することができました。内定後、相談者からも「最初に言い切ることで話がぶれなくなって、すごく話しやすくなりました」と感想をもらいました。 このように一人ひとり改善すべき点は異なるため、アドバイスを参考に就活を進めていきましょう。
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Q
- 会社見学は何分前に行くのが適切ですか?
- 会社訪問の際の到着時間に関する質問ですね。これはビジネスマナーとして非常に重要です。 最も確実で推奨される方法は、まず約束の30分前までには会社の最寄り駅に到着し、徒歩2〜3分圏内のカフェなどで待機することです。そうすることで、万が一の電車の遅延など、予期せぬトラブルがあっても落ち着いて対応できます。 早すぎる行動は企業に迷惑をかける! 適切な時間に訪問しよう そして、時間調整をした後、約束の10分前から5分前の間に会社の受付に到着し、訪問の旨を伝えるのが理想的です。 あまりに早く、たとえば20分も30分も前に到着してしまうと、かえって相手の準備の都合を乱してしまい、迷惑をかけてしまう可能性があります。 したがって、「30分前には現地周辺に到着して心を落ち着け、10分前になったら受付へ向かう」と覚えておくと、どんな場面でも失敗することはありません。
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Q
- 労働条件通知書がない場合、即日退職できますか?
- 労働条件通知書がなく、口頭での説明と実態が違うとのこと、非常に困難な状況ですね。これは法律もかかわる複雑な問題です。 まず、原則として、自己都合での退職は2週間前に申し出るのが基本的なルールですが、会社側が労働条件通知書を交付しないなど、法律違反を犯している場合は、状況によって即日退職が認められる可能性もゼロではありません。 しかし、これは法的な判断が必要となるため、私個人の意見として軽々しく「可能だ」とは断言できません。 無断欠勤はNG! 感情的な行動は避け法に従おう このような場合、自身で判断して行動するのではなく、まずはお近くの「労働局」や、全国に設置されている「総合労働相談コーナー」といった公的な専門機関に相談することを強くお勧めします。そこでは、法的な観点から無料で専門的なアドバイスを受けることができます。 何よりも重要なのは、腹が立つからといって、無断で出社しなくなるといった、自身が法律を無視するような行動は絶対に避けることです。法に則って正しく行動すれば、最終的に会社側はあなたに対して何もできません。まずは専門家に相談し、自身の身を守るための最善の方法を確認してください。
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Q
- 大学院の留年は就活に影響しますか?
- 大学院を留年したことが、就職活動に与える影響についてですね。結論から言うと、「留年した」という事実そのものが、決定的に不利になるわけではありません。 最も重要なのは、その「理由」と「伝え方」です。たとえば、「研究をどうしてもやり切りたかったため、自らの意思で一年間研究に集中する道を選び、その結果、納得のいく成果を出すことができました」というように、目的意識を持った前向きな選択であったことを伝えられれば、むしろ責任感や探求心の強さとして高く評価される可能性があります。 留年に対してのあなた自身の考え方・伝え方が評価に直結する 一方で、「研究がうまくいかなくて……」といった受け身で曖昧な説明をしてしまうと、計画性のなさや問題解決能力への懸念を抱かせてしまうかもしれません。 つまり、留年という出来事を、あなた自身がどのようにとらえ、それをどう表現するかによって、面接官の評価は180度変わります。そのため、留年したという事実だけで悲観的になる必要はまったくありませんよ。
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Q
- ビジネスの場で使える「前向きに検討」の言い換え表現はありますか?
- 「前向きに検討します」という言葉が、ときと場合によって不誠実に聞こえてしまうのではないか、というその感覚は非常に鋭いですね。 おっしゃる通り、もし相手に本気度が伝わっていないと感じるなら、それは言葉自体よりも、とりあえず言っておこうという気持ちが相手に見透かされているからかもしれません。 相手に誠意を伝え、かつ自分も正直でいるためには、その言葉をより具体的な次のアクションを示す言葉に置き換えるのが有効です。 「前向きに検討するためにどうするのか」の部分を具体的に示そう たとえば、一度持ち帰って上司やチームに相談する必要があるなら「一度持ち帰り、社内で共有させていただきます」や「検討事項として上げさせていただきます」と言うのが適切です。 提案内容をしっかり精査してから返事をしたいのであれば、「内容を精査し、改めてご連絡いたします」と伝えるのが良いでしょう。 大切なのは、とりあえずの返事として使うのではなく、その場で自分が「本当に次におこなうこと」を正直に伝えることです。そうすれば、あなたの真摯な姿勢は言葉遣いを通して、きっと相手に伝わりますよ。
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Q
- 御社と貴社って、どっちでも良いですか?
- 「御社」と「貴社」の使い分けは、就職活動でよく疑問に思う点ですが、ルールは非常にシンプルです。 どちらも相手の会社を敬う言葉ですが、「御社」は面接や電話で使う「話し言葉」、「貴社」はESやメールで使う「書き言葉」と覚えてください。 たとえば、面接で話す際には「御社の〇〇という点に魅力を感じました」と伝え、履歴書に書く際には「貴社の発展に貢献したいと考えております」と記します。 合否に影響を与える心配はない! 相手を敬う気持ちを示そう とはいえ、もし間違えてしまったとしても、それだけで不採用になるような致命的なミスではないため、過度に心配する必要はありません。 大切なのは敬意を払おうとする姿勢です。上記を基本のルールとして理解し、落ち着いて使い分けるようにしましょう。
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Q
- 就活失敗したやつの末路は、どうなりますか?
- 就職活動がうまくいかず、「この先の人生はどうなるのだろう」と、自身の”末路”まで考えてしまい、追い詰められた気持ちになっているのですね。 まず、はっきりとお伝えしたいのは、「新卒の就職活動の結果=人生の末路」と結びつけて考えるのは、あまりにも早計で、自身を苦しめてしまう考え方だということです。 世の中には、最初の就職ではまったくうまくいかずに転職を繰り返しながらも、最終的に経営者として大成した人など、いくらでも実例があります。大切なのは「どこに入るか」よりも「入った環境で、いかに自分を高めて成長できるか」です。 就活がうまくいかない場合は一人で悩まず専門家の力を借りることも大切 たとえ第一志望の会社でなくとも、その場所での努力次第で、あなたのキャリアが将来大きく花開く可能性は十分にあります。 あなたの周りにいる「就活に失敗した」ように見える友人も、まだ20代前半のはずです。その人の人生がどうなるかなんて、誰にもわかりません。 今できる最も重要なことは、現在うまくいっていないのであれば、一人で同じやり方を続けるのをやめることです。 大学のキャリアセンターや転職エージェントなど、専門家の力を積極的に借りて、やり方そのものを見直してみましょう。第三者の視点を入れることで、必ず新しい道が開けてきます。
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Q
- 零細企業の年収はどのくらいですか?
- 非上場企業の年収について、明確な情報が見つからず悩まれているのですね。実は、厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」という非常に信頼性の高い公的なデータがあります。 この調査の中には、企業の従業員数で規模を分けた「企業規模別」の平均給与データが含まれており、上場・非上場にかかわらず、企業規模ごとの給与水準の全体像を把握するのに役立つでしょう。 たとえば、令和6年の「企業規模、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び企業規模間賃金格差」では男性の平均月収は大企業(1,000人以上)で約40万円、中企業(100~999人)で約36万円、小企業(10~99人)で約32万円と、規模によって給与水準に差がある傾向が明確に示されています。 ただし、これはあくまで全体の平均値であり、数名のスタートアップでも大きな利益を上げていれば給与は高いですし、企業によって給与体系はさまざまです。 給与のみで選択肢を狭めるのはおすすめしない! 仕事のやりがいも重視しよう 就職活動の最初の段階では、こうした平均データだけで応募する企業を絞ってしまうのは非常にもったいないと私は考えています。 給与も大切ですが、仕事内容が自分の興味と合っているか、やりがいを感じられるか、そして職場の環境が良いかといった点も、会社の規模とは関係なく存在するからです。 まずは広い視野で企業を探し、数字だけではわからない価値観の合う会社を見つけることをお勧めします。
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Q
- 「工場勤務はつらい」と言われるのはなぜですか?
- 工場勤務が「つらい」と言われるのはなぜか、という質問ですね。多くの場合、そのイメージは「単純作業の繰り返し」や「肉体労働」といった一部分だけが切り取られているからだと思います。 もちろん、そうした側面があるのは事実ですが、それが「つらい」と感じるかどうかは、完全にその人の性格によるでしょう。 変化を好む人にとっては単調な作業は苦痛に感じるかもしれませんが、逆に一つのことに黙々と集中するのが得意な人にとっては、非常に快適でストレスの少ない職場だと言えると思います。 イメージで決めつけるのはNG! アルバイトなどで体験してみよう また、長く勤めれば現場リーダーや主任といった役職に就き、給料が上がっていくキャリアパスも存在します。 そのため、ネット上の漠然としたイメージだけで判断してしまうのは、非常にもったいないことです。もし少しでも興味があるのであれば、学生である今のうちに、一度短期のアルバイトなどで実際の工場勤務を体験してみることを強くお勧めします。 自身の肌で現場の空気を感じてみることが、それがあなたにとって「つらい」仕事なのか、それとも「合う」仕事なのかを知る、何より確実な方法ですよ。
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Q
- 大卒で工場勤務はもったいないですか?
- 「大卒で工場勤務はもったいない」という友人の言葉で、自信をなくしてしまったのですね。その友人は、おそらく工場勤務に対して古いイメージしか持っておらず、仕事の本当の価値を理解していないのだと思います。 結論から言うと、その考えはまったくの間違いです。大学で学んだ専門知識を活かせる「生産管理」や「生産技術」といった職種は、まさに工場の最前線で活躍する専門職であり、あなたの知識を実践に結びつけられる素晴らしいキャリアの選択肢と言えます。 工場勤務の職種理解から始めよう! キャリアの選択肢を知ることが大切 工場勤務と一括りに言っても、その中には多種多様な仕事があり、どの業務を担当するかで内容はまったく異なるのです。 私の知人にも、大学卒業後に工場で生産管理のキャリアをスタートし、その後海外工場の責任者を経て、今では役員として活躍している人がいます。 大切なのは、根拠のないイメージに惑わされず、自身で「工場にはどのような専門職があるのか」を具体的に調べることです。そうすれば、あなたの学歴や経験を存分に活かせる、やりがいに満ちた仕事がきっと見つかりますよ。