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Q
- テストセンターの%(割合)の問題が苦手です。
- テストセンターのパーセント(割合)に関する問題が苦手であっても、それを完全に「捨て問」にすることは避けるべきでしょう。なぜなら、割合の考え方は、売上や利益率の計算など、入社後の実務でも必ず使う必須のビジネススキルだからです。 ただし、苦手な分野に過度な時間を費やす必要もありません。「完璧にマスターするか、完全に捨てるか」の二者択一ではなく、「10問中4〜5問は正解できるようにする」といった現実的な目標を設定するのが良いでしょう。 小学生の教科書が基礎を固めるのに最適! 着実に理解していこう そのための最も効果的な対策として、小学6年生の算数の教科書で復習することがおすすめです。 小学生向けの教科書は、豊富なイラストや図解で、割合や百分率の考え方が根本から非常にわかりやすく解説されています。 難しい参考書に取り組む前に、まずはこの教科書で「割合とは何か」という基本的なイメージをつかみ直すことが、苦手意識を克服する一番の近道になるでしょう。
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Q
- テストセンターでエントリーシート(ES)なしの選考はありますか?
- 応募者が非常に多い人気企業などが、選考の初期段階でES提出よりも先にWEBテストを実施することがあります。このおもな目的は、多数の応募者のなかから、基礎的な処理能力を基準に候補者を効率的に絞り込む「足切り」です。 この場合、学生側が持つべき最も重要な心構えは、「このテストも自己PRの一部である」と認識することでしょう。 ESがあなたの経験や人柄をアピールする場であるように、WEBテストはあなたの基礎的な情報処理能力をアピールする場となります。単なる関門ととらえず、自分の能力を企業に示す機会だと考えて、しっかりと対策をして臨みましょう。 テストの対策は着実に身に付く方法で! 不確かな情報に惑わされないようにしよう インターネット上で、有料・無料を問わずWEBテストの解答集が出回っていることがありますが、これらに頼ることは非常におすすめできません。 これらの解答集は非公式なものであり、内容が本当に正しいという保証は一切ないからです。それに時間やお金を費やすのであれば、確実に実力が身に付く正規の有料対策講座に投資するほうが、遥かにリターンは大きいでしょう。 対策講座であれば、プロの講師から解き方のコツを学んだり、模擬試験を受けたり、疑問点を直接質問したりすることが可能です。 不確かな情報に頼るというリスクを冒すよりも、着実に勉強して自身の力で乗り越えることが、結局は最も安全で確実な道と言えます。
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Q
- 自分は営業に向いてないなと思います。甘えでしょうか?
- 今の仕事が自分に向いているのかどうなのか、という悩みはキャリアを築くうえで多くの人が感じるものです。 質問者さんが挙げている「向いていないと感じる要因」も、十分納得できるものばかりでした。ただ一つ確認したいのは「成績はどうか」という点です。 もし、営業として数字はしっかり出せているなら「向いてない」とは一概には言えないかもしれません。スキルはあるのに「やり方や働き方が合わない」と感じている状態かもしれないからです。 仕事が向いているかどうかは2種類に分かれる! 現状を変える方法を模索しよう 仕事の向き不向きには、大きく2種類あると考えています。 一つは「スキルや経験の不足によってうまくできない」ケースで、もう一つは「そもそも価値観が合わない」ケースです。 前者は成長とともに状況が変わることが多いですが、後者は年数を重ねても違和感が消えにくい傾向があります。こうした見極めには3年ほどの時間をかけるのが一つの目安でしょう。 質問者さんが後者のパターンだとしたら、転職も選択肢の一つだと思います。価値観が合う環境であれば、つらさがあっても「意味」や「やりがい」を感じられ、「頑張りたい」と思えるからです。 「どの仕事もつらいことがある」という両親の意見も確かに一理ありますが、「向いている、向いていない」は実際にあります。ある仕事では力を発揮できなかったが、ほかの仕事で輝くという人はたくさんいるのです。 大切なのは、自分のスキルや価値観を客観的に整理したうえで「今の職場で工夫できることはあるか」を冷静に考えることでしょう。 それでも「もう無理」と感じるなら、環境を変える選択肢もありだと思います。焦らず、丁寧に選んでいきましょう。
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Q
- 未経験で工場の就職を目指す際の志望動機のコツが知りたいです。
- 志望動機がうまく書けない原因は情報不足にあることが多いです。 「工場見学が好きだから工場で働きたい」という動機は漠然としすぎてしまっているため、まず工場勤務にどのような仕事の種類があるかを業界研究で調べるべきです。 たとえば、ライン作業、検品、機械オペレーター、倉庫管理など、それぞれ求められる能力が異なります。 「好き」から「できる」へ! 具体的な貢献意欲を示すことがコツ 工場見学が好きという気持ちは大切ですが、それが仕事でどう活かされるかを具体的に伝えることの方がより重要です。 「好き」という感情だけでなく、自分がその職場でどのように貢献できるかを具体的にイメージし、言葉にしてみましょう。 企業側は「安定して長く働けるか」「真面目に働けるか」を重視しているため、これらの点をアピールすると良い印象を与えられる可能性が高いです。 入社後の具体的な目標や、業務に対する意欲を示すことで、採用担当者にあなたの熱意を伝えましょう。
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Q
- HR Forecastってなんのことですか?
- HR ForecastとはHuman Resources Forecastの略で、人材の将来予測に基づいて戦略を立てることを意味します。 Human Resourcesを直訳すると人材という意味で、厳密に言えばもっと広い意味も含まれますが、ひとまずここでは人材ととらえてください。 Forecastは予測するという意味ですね。これまでも企業には人事戦略という言葉や考え方はありましたが、それはどちらかというと今いる人員をどう活用するかという視点がメインでした。 近年HR Forecastという考えが注目されるようになってきた背景には、将来に向けて、どう人材に関する戦略を立てていくかが重視されるようになってきたからです。 少子高齢化が進み、どの業界でも人材の確保がますます難しくなっていますし、社会や技術の変化に合わせて、事業内容自体も見直していかないと生き残れない時代です。 そうした変化のなかで、過去と同じ人事戦略では対応しきれなくなってきたというわけですね。 人材戦略の視点で企業を選び理想の企業を見つけよう HR Forecastの考え方を理解しておくことで、企業選びに深みが出ます。 たとえば、HR Forecastの視点を導入している企業は、将来に向けて積極的に変化していこうとする姿勢が見えやすくなります。 ある不動産会社の例を挙げると、今後さらに営業力を強化していきたいという目的で、営業職の採用を強化していたものの、年々応募が減っていくという課題がありました。 そこで、まず業界内の給与水準と自社との乖離を見直し、さらに若手でも能力に応じて役職付きで採用するといったポジションの柔軟性を導入したことで、若手営業職の応募数を増やすことに成功しました。 大事なポイントは将来に向けて戦略を立てているかどうかです。企業がどう人材戦略を考えているかを意識して見ることで、あなたに合った企業も見つけやすくなるはずです。
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Q
- 化学メーカーの将来性やランキングは気にした方が良いですか?
- キャリアコンサルタントとして、さまざまな相談に乗ってきましたが、会社や職場が自分にとって満足度が高いものかどうかは、ネットのランキングや指標とはあまり関係がないというのが実感です。 もちろん業界の動向をチェックすることはとても大切ですが、それでも企業は個別に見て、自分にとって魅力的に映るかどうかを判断すべきです。 今、あなたが「どこに注目すればいいのかわからない」と感じているのは、業界に関する解像度がまだ不十分だからかもしれません。 自分の意見が語れるまで業界研究すれば理想の企業が見つかる 将来性のある化学メーカーを見つけるために、まず業界の動向をさらに詳しく調べてみましょう。新聞や経済誌、情報系の動画メディアなどを活用して化学メーカーについて知識を深めてください。 たとえば、どんな領域に注力しているのか、脱炭素や半導体などの成長分野にどのようにかかわっているのか、海外展開や研究開発への投資姿勢はどうかといった観点から企業を見ていくと、将来を見据えている企業かどうかがだんだん見えてくるはずです。 友人から「化学メーカーってどうなの?」と聞かれたときに、自分なりの意見で語れるくらいになれば、企業を見る目も自然と養われていきます。 業界研究を深めることで、注目すべきポイントが見えてきますから、まずはそこに注力してみてください。 最初にも書きましたが、ランキングはあくまで一般論です。単に順位だけを見るのではなく「なぜその企業がランキング上位なのか」や「どいういう特色があるのか」を読み解く材料として使ってみるのも一つの手です。 そう見ていくと、順位にかかわらず自分にとって「この企業面白そう」と思えるものが見つかるかもしれません。
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Q
- 転職活動の自己分析で効果的な方法はありますか?
- 自己分析は「ここまでやったら終わり」というものではなく、常にアップデートしていくものです。 現時点で「これくらいは表現できるかな」という、6~8割くらいの自己理解があれば、まずは次のステップである業界・企業研究に進んで問題ありません。 業界・企業研究を進めたり、実際に面接を受けたりするなかで、新たな気付きが生まれ、自己分析がさらに深まることはよくあります。一人で抱え込まず、必要であればキャリアセンターや第三者に相談することも有効です。 自己分析は出来事だけではなくそのときの感情も掘り下げよう 効果的な自己分析の方法としては、漠然とキャリアを振り返るだけでなく、「出来事」に紐づく「感情」や「感覚」も一緒に書き出すことです。 たとえば、仕事名だけでなく、具体的な作業や行動ベースで振り返り、その時に感じた「ワクワク」「しんどさ」「うれしさ」などを記録することで、自分の強みや興味が明確になります。 過去の経験を整理する際は、特に心に残っている出来事として、頑張ったこと、苦労したこと、楽しかったことなどをピックアップし、その出来事を通して「どう考え、どう行動したか」を深掘りしましょう。 就職活動においては、基本的に大学時代の出来事を軸に振り返り、特に大きなインパクトがあった場合は高校時代まで遡ってみましょう。
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Q
- 就活の内定時期は平均でいつ頃ですか?
- 周囲が内定をもらい始めていると聞くと、「自分だけ遅れているのでは」と焦ってしまいますよね。 まず、大学新卒の就職活動では、4年生の4月ごろから内定が出始め、6月〜8月ごろにピークを迎えるのが一般的です。 実際、8月時点で内定を得ている学生は全体の約8割にのぼるというデータもあります。ただし、業界によって内定の出る時期には大きな違いがあります。 外資やマスコミ系はもっと早く、公務員はやや遅めの傾向 代表的な傾向として、外資系企業やマスコミ業界は3年生の秋〜冬にかけて選考が進み、早期に内定が出る傾向があります。早ければ年内に決まることもあります。経団連に加盟している日系大手企業は公式な採用広報開始が3月、内定出しは6月以降が基本です。 民間企業ではありませんが公務員試験は試験スケジュールの関係で、採用決定は9月〜11月ごろとやや遅めです。 そのため、今の時点で内定がないからといって、出遅れているとは限りません。今は就活本番に向けた「土台づくりの時期」と捉えてOKです。 今後の対策としては、自己分析、業界・企業研究、エントリーシートの準備、面接練習といった準備を、4年生の春頃までにある程度形にできるよう進めておくと、安心して本選考に臨めます。 十分に巻き返しは可能です。一歩ずつやっていきましょう。
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Q
- 日本の零細企業の割合は?
- 中小企業庁が発表している「2025年版中小企業白書」には「小規模事業者」というくくりがあるため、それをここでいう「零細企業」として説明します。 白書では小規模事業者を「常時雇用する従業員が5名以下(サービス業・卸・小売業)」「20名以下(製造業・その他)」と定義しています。 そして全企業数のなかで小規模事業者の割合は84.5%(小規模も含めて中小企業は全体の99.7%)です。つまり、この調査をもとにすると、日本にある企業のメインは小規模事業者といえます。 学生が就活サイトで検索をしても、こうした小規模事業者を見つけることはほとんどできません。 なぜかというと、事業者は就活サイトにお金を払って、登録事業者になって初めて検索してもらえるようになるからです。 つまりここからいえるのは、マイナビ、リクナビといった大手就活ポータルサイトでみつかる企業は、日本にある企業のごく一部にすぎないということです。 ハローワークや説明会を活用して優良企業に出会いに行こう 実際、小規模事業者のなかには、地域密着で堅実に経営を続けている企業や、社長との距離が近く、若手にも裁量が与えられやすい企業など、魅力的なところも多くあります。 ただ、そうした企業は大手の就活サイトだけをみていては出会いにくいのが実情です。 就職活動をする際は、こうした背景を知ったうえで、ハローワーク、地域で開催される合同企業説明会、地域の商工会議所や中小企業団体のページなどをみていくこともおすすめです。 自分に合う企業と出会うためには就活ポータルサイトだけに頼らないことも大事だといえます。
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Q
- 四大卒の初任給はいくらくらいですか?
- 初任給は気になるポイントだと思います。質問者さんが書いているように、友人と話していてもあまり実情がわからないというのは、そのとおりです。 厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、大学卒の平均初任給は約 237,300 円です。ただ、これはあくまで全体の平均なので、実際には企業規模や業界によって大きな差があります。 たとえば、20~24歳の若手社員の給与を業種別にみると、比較的高いのは鉱業・採掘業(243,900 円)、情報通信業(243,100 円)、学術研究・専門技術サービス業(233,600 円)、建設業(233,500 円)です。 一方、業界全体の給与水準をみてみると、電気・ガス・水道(410,200 円)、学術研究・専門技術サービス(396,600 円)、金融・保険(393,400 円)などが高くなっています。 逆に宿泊・飲食サービス業(259,500 円)はやや低めです。 目先の給与より大切! 長期的なキャリア視点を持とう ここで大切なのは、「初任給が高い=生涯年収が高い」とは限らない点です。 たとえば、若手のうちに高くても昇給が少ない業界もあれば、初任給は控えめでも、年次が上がるにつれて伸びる業界もあります。 つまり、「若いうちにたくさんもらいたい」か「長期的に安定して伸ばしたい」かによって、自分が重視するポイントをはっきりさせておくことが大切です。 なお、これらのデータはあくまで「業界全体の平均」です。企業によって初任給は大きく違いますし、福利厚生や手当の有無も影響します。 企業の採用ページや、就活サイトのクチコミ欄、四季報(就職版)などで個別企業の給与情報を確認するようにしてください。