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Q
- 平均勤続年数の目安を教えてください。
- 平均勤続年数は、企業文化や働き方の傾向を知るための参考指標です。全体の目安としては、上場企業で約13年、非上場企業では7〜10年前後が平均と言われています。 業界別に見ると、公務員やインフラ・金融などの安定業種は15年前後、IT・ベンチャー・広告業界など変化の速い分野では5年未満というケースも珍しくありません。 ただし、数字だけで「短い=悪い」「長い=良い」とは言い切れません。 たとえば、成長スピードが速く、スキルを磨いて次のキャリアに進む人が多い業界では、平均勤続年数が短くても満足度が高いことがあります。 一方、勤続期間が長い企業でも、転職や異動の機会が少なく、挑戦しにくい環境という可能性もあります。 数字の裏にある企業文化や成長環境を理解して自分軸で判断しよう 重要なのは「なぜその数字になっているのか」を読み取ることです。 離職率が高い理由が「成長環境の厳しさ」なのか「職場のサポート不足」なのかによって、意味は大きく変わります。説明会やOB・OG訪問で、退職理由・キャリアパス・育成制度を具体的にたずねてみましょう。 諸外国では、キャリアアップのために積極的に転職を繰り返すといった文化もあるため、今後は日本も同様の市場変化をしていく可能性があります。 平均勤続年数は会社の体温を知るヒントの一つです。数字に振り回されず、自分がどんな環境で成長したいかという軸から企業を見ることが、後悔のない選択につながります。
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Q
- 面接前の緊張はどうすれば良いですか?
- 面接は非日常的な空間なので、緊張しやすい人にとっては最大の難所と感じることも多いのではないかと思います。まず、解消法については2種類のアプローチが可能です。1つ目はフィジカルからのアプローチ、2つ目はメンタルからのアプローチです。 近年では、身体のコンディションを整えることで、メンタルにまで影響を与えるという学説が多数見受けられるようになりました。そのため、まずはフィジカルの対処法をお伝えします。長期バージョンとしては、運動が有効です。基礎体力がつくと、メンタルの強化と自分軸の確立につながります。短期バージョンとしては、入浴が有効です。湯船に身を横たえることで副交感神経系が優位となり、リラックス効果を期待できます。 事前対策だけでなく即効性の緊張の解消法も知っておこう! 続いてメンタルについてですが、長期的な視点からはメンタルコーチングが有力だと考えられます。理由として、強い不安を覚える傾向がある場合、多くのケースで過去になんらかの原因を抱えていることがあるからです。このような状況では、自身で改善することは難しいため、専門家の力を借りるとよいでしょう。 面接前夜に眠れない時の短期対策としては、読書が睡眠効果を発揮してくれます。失敗から成功を掴んだ人の話や、中高年から革命的な活躍を成し遂げた偉人の話などは、勇気をもらえます。 上記は、国家資格のキャリアコンサルタントでもあり、メンタル心理カウンセラーでもある私が、実際に実践している方法です。そのため、どれも効果は実証済み。もし、取り入れられそうなものがあれば試してみてください。 面接中のリラックスには、即効性が大事。緊張が込み上げて来た際には、「深呼吸」と共に「妄想」をしてみましょう。内容は「企業に合格して活躍しているあなたの姿」です。リラックスして面接をクリアできるよう応援しています!
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Q
- アパレル企業の面接ではどんな逆質問をすれば良いですか?
- 1番大切なのは、応募企業がどのポジションの人材を強く求めているのかを、会話の流れから読み取るということです。 面接の際に、陥りがちな失敗例として自分語りに熱中してしまうというものがあります。熱意があってのことなのですが、片思いの相手に一方的な告白をしたとしても、先方としては戸惑ってしまうでしょう。まずは相手の気持ちと温度感を知るところからアプローチをするのが賢明です。 そのためには、どのような話の流れになっても対応できるよう、A、B、Cと、いくつかの会話パターンをシミュレーションして、練習を重ねておくのが良いでしょう。それにより円滑な会話が生まれ、コミュニケーション能力の高さも評価ポイントとして加算されることを期待できます。 そこからさらに、質問をしたいことを具体的かつ端的にまとめて、いくつか用意しておきます。数は2~3点に絞り、一緒に働く未来を想像できるものにするのがポイントです。取得したほうがいい資格、訪ねると勉強になる資料館など、学ぶ姿勢が見える質問なども有効です。 ネガティブな質問や他企業との比較は控えよう 質問をする際の注意点としては、グチや悪口のようなネガティブな発言をしないこと。NG質問としては、同業他社との比較です。これは、男女関係を想像するとイメージしやすいと思います。自身が好意を持っている人物が、他者の良いところを褒めたら少しやきもちを焼いてしまいます。 これらのことから、質問は応募企業に絞った内容にするよう心がけましょう。締めくくりとしては、先方から得られた情報に対して、自身はどのように努力して、どのような人物に成長していくのかを伝えることで、共に働くイメージをより濃く印象付けることができます。
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Q
- 介護の面接で「質問はありますか」と聞かれたら何を聞くべきですか?
- 多くの面接で、逆質問が実施されます。その際に、どのようなことを述べれば良いのかは、悩みどころですね。 介護職の場合は、座学の知識と合わせて現場での臨機応変力、患者に向き合う際の忍耐力などを問われるケースが多い傾向にあります。 また、場合によっては業務が多岐にわたる場合もあるため、施設によって求められる人物像が異なる可能性があるでしょう。応募した企業が、どのような将来像を持って採用活動をしているのかを企業研究することで、自ずと質問の傾向が見えてくると思います。 たとえば、「今後どの部分の業務を強化したいとお考えですか?」といった質問は有効でしょう。なぜなら、その質問をすることにより、企業側が応募者の配属先などの具体的な計画を立てやすくなるからです。 あなたのポジショニングをイメージしやすくなるため、一緒に仕事をしていく姿を想像でき、合格へのポイントアップをつながるでしょう。 気になることだけを聞くのはNG! 企業にアピールできる逆質問で好印象につなげよう 質問をする際の注意点としては、まずは相手の意向に沿う質問をするということです。そのうえで、自身の1番気になる点を質問するのが理想的でしょう。 このことにより、「未来像+相手を立てる気配り」を両側的にアピールでき、好印象を与えられる可能性が高まります。 前述の方法を用いることで、自然と会話が弾み、質問がないといった状況は回避できるでしょう。ですが、万が一会話に詰まった際には、それまでの会話を振り返り、質問の糸口を見つけてみてください。 介護職は、一にも二にも寄り添う気持ちが大切です。共に進む未来をイメージしてもらえるような心配りを持って、面接に臨みましょう。
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Q
- 就活面接での得意科目の良い答え方を教えてください。
- 就職面接で得意科目を尋ねられる理由として、部署や職種への適性判断の参考にするというものがあります。 もちろん、企業の業務内容に関連しそうな科目を答えることができれば、それに越したことはありません。 ですが、ピッタリと合致しないこともあるでしょう。そういった場合は、自身の得意な科目を正直に伝え、そこから関連ワードにつなげればよいでしょう。 関連性が薄くても、自分らしいエピソードで魅力を伝えるのがカギ 私の場合を例にあげてみます。 あるとき、IT企業への転職を検討していました。ところが、未経験業界のためCMSの操作方法がわからない。これは、なかなかに致命傷です。 ですが、高い文章力とコミュニケーション能力に高評価をいただきライティング課に配属。入社1カ月半で、責任者に昇進しました。 その結果として、他部署との円滑なコミュニケーションが実現し、業績が飛躍的にアップしました。 このように、企業の求めている関連科目そのものズバリではなくても、十分にアピールポイントと成り得ますし、その後の活躍も期待できます。 もしも得意科目が思い浮かばない場合には、好きな科目を答えても差し支えありません。 なぜなら人は、好きなものには無意識でも学習意欲を発揮しやすいからです。 趣味のある事柄のSNSなら何時間でも見ていられる、といったものがこれにあたります。 そのことから、興味のある分野をアピールポイントとしてOK!自信を持って、興味関心を伝えてみてください。
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Q
- OB訪問をお断りする場合はどう伝えれば良いですか?
- OB訪問をお断りする場合は、できるだけ早い段階での報告が良いでしょう。なぜなら、先方があなたのために時間を確保してくれているからです。 不要になってしまうであろう時間を拘束しておくことは、相手の大切な時間を奪うことになります。 早期に連絡をし、時間枠をお返しするという意識が大切です。これは、実際に働き始めた後にも重要となる考え方となります。 少し勇気がいると思いますが、社会人の練習だと思ってチャレンジしてみてください。 結論・理由・具体例・結論の順で伝えるとわかりやすい内容となる! 伝え方としては、嘘偽りなく正直に報告をすると良いでしょう。下記の構成がおすすめです。 ・結論:OB訪問に伺えなくなった ・理由:他社から内々定をいただいた ・具体例:内々定をいただいた企業に就職を決めたいと思っている ・結論:そのためOB訪問に伺えなくなった 就職は、恋愛と似ています。ときには、同時にアプローチを受けることもあるでしょう。その際に、お断りする相手をいかにして傷つけないかが腕の見せ所となります。 「今回は、別企業への就職を決めましたが、貴社も大変魅力的な企業だと感じています。当方が成長した暁には、ぜひ再びご縁をいただけましたら幸いです。その際には、ご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます」 上記のような文面を添えることで、誠実な印象を与え、未来への架け橋にもなります。ぜひ、人柄の伝わるような連絡をしましょう。
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Q
- 面接でデザイン思考をアピールする方法はありますか?
- ビジネスにおけるデザイン思考には、次のようなものがあげられます。 ・デザイナーの思考プロセスをビジネスに応用 ・ユーザーの視点に立って課題を発見し解決 ・新たな価値を創造 これらは、変化の激しい現代社会において既存の枠にとらわれず、ユーザーの潜在的なニーズに応える革新的な商品やサービスを生み出すために重要視されています。 3つの特徴に対応する具体的な経験を交え、再現性と説得力を持たせよう また、デザイン思考の主な特徴としては、以下の3つがあります。 ①ユーザー中心視点:顧客の視点に立ち、共感に基づいた課題解決を目指す ②プロトタイピング:試作品を作成し実際に試す/早期に問題点を発見し改善を繰り返す ③イノベーション:既存の概念にとらわれず、新たな価値を生み出す ご質問の内容から、①と③に得意特性を持っているように見受けられました。 面接の際は、これらの強みを、大学のゼミで得た経験とともに具体的なエピソードとして述べましょう。もちろん、②についてもエピソードがあるようでしたら告げていただいて差し支えありません。 効果的な伝え方の構成は、次の通りです。 結論:「私は、デザイン思考を得意としています」 理由:「なぜなら○○という経験があるからです」 具体例:「具体的なエピソードとしては○○という経験があります(数値実績を盛り込む)」 結論:「ゆえに、私はデザイン思考が得意であると感じています」 注意点については、起承転結で完結に述べること。そして、具体例については、可能な限り実際の数値を盛り込むということです。 そうすることで、より信憑性と説得力が増します。
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Q
- ITパスポートは就職に有利になりますか?
- 結論から言うと、ITパスポートの資格取得は就職の際に有利となります。なぜなら、現在は多くの業界でITの介入が見られるからです。 そのため、さまざまな分野で活用できるITについて技術を身に付けておくことは、就職のみならず今後のキャリアアップにも有効だと考えられます。 ただし、ITパスポートはIT系の国家試験では入門レベル。合格に必要な勉強時間は、IT知識のない人でも180時間。基礎知識がある場合は、100時間が目安と比較的短時間の学習での取得が可能です。 また、近年の合格率は50%前後。 上記のことからわかるように、ほかの国家試験と比べると決して難しくはありません。そのため、ITパスポートを単独で取得しても、大きなアピールポイントには成りづらいというのが実情です。 入門資格だからこそ掛け算での活用がカギ! 業界との関連性を明確にしよう 取得するメリットとしては、ポータブルスキルが身につくため、異業界転職の際のアピールポイントとなるという点です。 履歴書に書く際のポイントと活かし方については、就職を希望する業界に関する資格と掛け算でアピールするというものです。 仮にITパスポートだけを履歴書に書いた場合、就職用に取得したという事実が滲み出てしまう可能性が否めません。 そのため、進みたい業界の関連資格×ITパスポートとしてアピールすることで、他者との差別化を図れ、面接通過の確率を上げることを期待できます。 いずれにしても、付け焼刃では面接官にバレてしまいます。中長期的なキャリアプランを見据えて、資格取得に臨んでみてください。
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Q
- 就活で臨床検査技師を目指すにあたり、「縁の下の力持ち」であることを自己PRでどう活かせば良いでしょうか?
- 臨床検査技師は、患者さまと直接触れ合う機会が少ないですが、医療分野において欠かせない存在です。 まさしく縁の下の力持ち。無くてはならない役割といえるでしょう。 性格特性と経験を整理し臨床検査技師としての適性を言葉にする さて、就職活動でのアピールポイントですが、決して身構える必要はありません。あなたの人生を棚卸しして、ありのままを伝えてみてください。 たとえば、私の経験を例にあげてみます。 高校時代に、科学の実験をおこなうことになりました。「薬液をこぼさないように、慎重にコックをひねって…」と教師が説明している最中のこと。 私の手に握られたビーカーからドバーっと盛大に薬液が溢れ出しました。同班の学友も教師も大慌て。その後、私は実験に参加することなく見学というVIP待遇に。 このことから、私にはまったく臨床検査技師の才能がないことがわかります。 臨床検査技師を目指しているあなたの場合、きっと私とは真逆の経験があるのではないでしょうか。 ・手先が器用だと褒められた経験がある ・細かなことにコツコツ取り組める ・派手なパフォーマンスはあまりしない ・さりげなくできる人助けが好き ・物事を最後まで完遂できる まずは、幼少期から現在に至るまでの人生の棚卸しをおこなってみてください。上記のような性格特性や強みに沿ったエピソードが、きっとあるはずです。 時期は、幼い頃でも学生時代でも差し支えありません。 言葉の締め方としては、次の通りです。 結論:「私は、臨床検査技師に高い適性があると感じています」 理由:「なぜなら、○○という特性があるからです」 具体例:「具体的なエピソードとして○○という経験があります(可能であれば具体的な数値実績を盛り込む)」 結論:「ゆえに縁の下の力持ちである臨床検査技師に適性があると感じています」 上記のように、エピソードを起承転結で述べることにより、先方に伝わりやすくなります。その際に、具体的な数値を盛り込むと、より信憑性と説得力が増します。 臨床検査技師は、素晴らしい仕事です。縁の下の力持ちとして活躍なさる未来を応援しています。
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Q
- 向いていない仕事を続けたことで「うつ」になることはありますか?
- 向いていない仕事を続けたことでうつになる可能性は大いにあります。 現在の状況として、精神的な不安感に加え、体調不良も伴っているとのこと。メンタルだけにとどまらず、フィジカルにまで症状が出ていることを鑑みると、早めの対処がのぞまれます。 精神面だけでなく身体の不調にも目を向けることが大切 うつ傾向のおもな症状としては、次のようなものがあります。 ・朝、起きることがことさらに辛くなった ・食欲の減退 ・原因不明の頭痛や腹痛 ・何もする気力がわかない ・夜になると不安感が強まる ・入眠しづらくなった(もしくは過眠傾向) 自身に向いていない職務を続けることの弊害は、はかりしれません。なぜなら、心身の不調が発生することによる苦痛があるうえに、著しくパフォーマンスが低下するからです。 これでは、せっかく体調不良を抑え込んでまで頑張っても、キャリアアップがのぞめません。 とはいえ、転職への不安もあることでしょう。ですが今現在、日本には15分類、約1万8,000種類以上の仕事が存在しています。 これらのことから、まずは自己分析を進め、自身の適性を探ることからスタートしてみてはいかがでしょうか。 2万種類近くも選択肢があったら、どれか1つくらいピッタリとくるものが見つかりそうな気がしませんか。 キャリアの継続には、何を置いても健康が第一です。どうか、心と身体を大切にしてください。