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Q
- 体育会系の会社を辞めたいのですが、どの業界に行くべきでしょうか?
- 体育会系の会社を辞めたいとのこと、入社してみないとわからないこともあるので、ぜひ次の歩みを前向きに考えてみましょう。 営業職の仕事自体ではなく、体育会系というカルチャーによる疲弊を解決するには、「評価の透明性」「カルチャー合致」「可処分時間の有無」が鍵となります。 これまでの営業職のスキルを活かして転職をする場合、上下関係や根性論を重視せず、個人の裁量や専門性を尊重する企業文化の営業職を目指すのがおすすめです。 ・自社開発ITやSaaSの、カスタマーサクセス・インサイドセールス・フィールドセールス ・コンサルティング業界や、専門知識が求められる業界の営業職 上記のような業界は、チームで協力しながらも、顧客の課題解決に焦点を当て、個々のスキルや多様な視点を活かして成果を追求する傾向にあります。 評価制度や飲み会を要確認! 価値を発揮できる環境を言語化しよう 見極めの際に見るべき項目としては、労働時間の平均と中央値、会食・飲み会の頻度と任意性、OKRとMBOの連動や給与への連動などを含む評価制度などです。現場1on1面談や現地見学などの一次情報も用いながら判断しましょう。 面接では前職批判はなるべく避け、今後価値を発揮できる環境に身を置きたい旨を伝えてください。 たとえば、「これまで規律・体力・逆算思考などを活かし成果を創出しています。ただし属人的文化と相性が悪く、今後はデータとプロセスで勝つ環境で価値を発揮したいです」などと伝えることができます。 退職前には、定量的なKPIの実績、定性的な顧客からの称賛の声、改善提案の議事録などを回収し、職務経歴書へ可視化しておきましょう。
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Q
- 大手メーカーからの転職は難しい?
- 大手メーカーからの転職で「難しい」といわれているのは、転職市場ではなく、自分の強みの翻訳の難しさや今以上の待遇を狙うことの難しさを指しているといえます。 自分の強みは、現在の職種に応じてほかの領域へ横展開が可能です。 たとえば、外資装置、専門商社、PLM・MES・IoTなどの「SaaS×製造」、メガベンチャーのプロダクトマネジメント、技術コンサル、FAEやアプリケーション、調達、品質、サプライチェーンなどは、メーカーで培った専門性を求めている可能性があります。 転職先の検討の方法として、まずはご自身の経験と、その経験の際に発揮したスキルを棚卸ししておきましょう。 STAR法を用いて職務経歴書を作成しよう 棚卸が完了したら、以下をSTAR法で職務経歴書に落とし込みましょう。 ①「歩留まり+○%」「原価▲○%」「リードタイム▲○日」といった、成果の定量化 ②役割、影響範囲の規模、工夫などを入れ込んだ、関係者巻き込みの経験 ③規格対応、DOE、熱・流体、パワエレ、品質手法など、扱っていた領域に応じた、再現可能なスキル 面談で評価指標を確認! 年収交渉は根拠を添えておこなおう カジュアル面談を通じて、各社の評価指標・裁量・意思決定速度を確認し、守秘義務や競業避止の線引きも整理しておきましょう。 年収は、職務グレード・レンジ・変動賞与といった提示根拠を確認したうえで、相場感・代替案・入社後の到達KPIなどを添えて交渉します。 今回の転職は評価や体質などの環境を変えることが最も大きいとみえるので、それを最優先に考え、次の優先順位として待遇や働き方、あるいはほかの何かなど、何を据えるのかを考えながら、転職活動をおこないましょう。
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Q
- 内定者懇親会でバーベキューをする場合、どんな服装が良いですか?
- 内定者懇親会がバーベキューの場合は、動きやすさと清潔感の両立がカギです。 服装はアウトドア寄りのきれいめ私服と考えると失敗しません。 上はポロシャツや無地T+薄手のシャツ、またはシンプルなカットソーに羽織れるライトアウター、下はダークトーンのチノやデニムのように、汚れが目立ちにくく座ってもしわになりにくい素材が安心です。 足元は滑りにくいスニーカーが基本です。革靴やサンダルはTPOにそぐわないことがあるのでなるべく避けましょう。 動きやすさと清潔感・安全を意識しよう! 香りの強い柔軟剤や過度なアクセサリーは避け、髪は風で乱れても整え直せる長さ・まとめ髪にしておくと好印象です。 屋外は温度差と日差しの影響が大きいので、薄手の羽織、日焼け止め、ウェットティッシュ、虫よけを携帯しましょう。 汚れや火の粉への備えとして高価な白アイテムは避け、ロゴや派手な柄よりも無地寄りの落ち着いた色を選ぶと、社員やほかの内定者と並んだときになじみます。 動きやすく、清潔で、安全という順番で考えるのがコツです。
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Q
- 偏頭痛による欠勤でクビになりそうなのですが、これは正当ですか?
- 慢性的な偏頭痛による欠勤で解雇を示唆された状況は、まず医療的対応と職場調整を同時に進めるのが現実的です。 医療面では頭痛外来や神経内科で診断を受け、治療計画と就労に関する意見書を取得します。 職場面では上長・人事へ診断内容と、在宅併用、始業時間の調整、強い刺激のある業務の回避など就業上の配慮を具体的に依頼し、産業医面談を設定してください。 労働相談窓口に早めに相談しよう! 法的には、私傷病を理由とする解雇が常に違法とは限りませんが、合理性・相当性が厳しく問われます。休職制度や配置転換など企業の解雇回避努力が尽くされていない場合、解雇の有効性は低くなる傾向があります。 自治体の労働相談窓口や労働局の総合労働相談コーナーで早めに状況確認をし、就業規則の休職条項と復職基準も確認しましょう。同時に、症状の波に合う働き方が可能な職種・企業への転身も現実解かもしれません。 焦点は働き続けるための条件づくりであり、単に我慢か退職かの二択にしないことが大切です。
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Q
- 理系のメーカー勤務なのですが、転職先はどう選ぶべきでしょうか?
- 現職で培った「技術」「業界」「工程」を棚卸しし、どの要素を横展開するかを先に決めてから選択肢を広げられると迷いが減ります。 選び方の軸は、「同業同職」「同業異職」「異業同職」「異業異職」の4つです。 たとえば、「同業同職」であれば装置から装置の上流工程へ、「同業異職」であれば開発からアプリケーション・FAE・プリセールスへといった道が考えられます。 「異業同職」であれば材料から半導体装置の材料開発へ、「異業異職」であればR&Dからコンサル・PM・プロダクトマネジメントといった方向性になるととらえましょう。 もし異職種を目指す場合、FAE・アプリケーション、技術営業、プロダクト企画のような、技術と言葉の橋渡し職がステップとして機能しやすいです。 年功序列が嫌ならSaaSや外資へ! 定量的な成果を示すのがコツ もし現職の年功序列風潮を離れたい場合は、事業会社のプロダクト志向組織、「SaaS×製造」の領域、技術商社、専門商社、外資装置メーカー、技術コンサルなどが候補になりやすいです。 職務経歴書では、以下のことを明確にしてみてください。 ①「課題」「アプローチ」「定量的な成果」の流れ ②材料設計、熱・流体、電気安全、規格対応、実験計画法などの再現可能なスキル ③購買・品質・営業との連携など、関係者を動かした事例 まずは興味領域でカジュアルに面談を重ね、労働環境と裁量や評価の仕組みを確かめてから応募を進めると安心です。
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Q
- 日本の主要な重電メーカー8社はどこになりますか?
- 重電の定義に揺れがあり、社内カンパニーを含める場合もありますが、学生文脈で頻出の例としては、かつて総合電機メーカーといわれた8社(NEC、シャープ、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機)に加えて、富士電機 、明電舎、日新電機、東洋電機製造、東芝三菱電機産業システム(TMEIC) などが加えられることもあります。 それぞれ、送配電・変電設備、産業用ドライブやモータ、パワーエレクトロニクス、発電・送配電のシステムインテグレーションなどに強みがあります。 事業ポートフォリオや収益源の比較を軸に企業研究しよう 企業研究では、「事業ポートフォリオ(電力・社会インフラ・産業オートメーション)」「収益源の地域比率」「受注産業(半導体・自動車・化学・鉄鋼)」「アフターサービス・保守契約の比率」「研究開発テーマ(次世代電力機器、SiC、直流グリッドなど)」を軸に比べると解像度が上がります。 志望動機は「社会インフラの安定」と「脱炭素・省エネなど、地球社会への寄与・貢献」を自分の経験に紐づけ、過去の経験や自分の特性から、「設計」「試験」「施工」「保守」「SE」などのうち、どの工程で価値を出せそうかまで具体化すると伝わりやすいです。
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Q
- 休学したことで就活は不利になりますか?
- 休学自体は就活での不利さの決定打にはなりません。評価は「理由が筋が通っているか」、「期間中に何を計画し、何を得たか」、「仕事にどう転用できるか」で決まります。 面接では、「休学の背景→目的→具体的行動→数や成果物などの成果→再現性」の順で簡潔に語れるよう準備してください。 たとえば、留学なら語学スコアの入出国前後での比較や、現地での課題解決の事例、レポートや発表などのアウトプットを示すと強いです。 企業の懸念を先回りして説明しよう! もし家庭の事情や健康上の理由の場合は、どのように対処し、復学後はどう再発防止や学習の遅れを取り戻したかを具体的に述べると納得感が出ます。 企業が懸念するのは計画性と継続力ですから、単位取得の見込み、卒業時期、就活スケジュールを明確にし、面接官が不安を持たないよう先回りで説明しましょう。 履歴書の時系列は正直に書き、空白は活動事実で埋めれば評価は十分に挽回できます。
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Q
- 中途採用で9月に入社したら、ボーナスはいつからもらえますか?
- 中途で9月入社時の賞与は会社規程で大きく異なりますが、一般的には査定期間への在籍月数、評価締め日、試用期間中の支給可否で決まります。 多くの会社では冬賞与の評価期間が4~9月の上半期で、9月入社だと評価対象期間がほぼないため満額は難しく、寸志や不支給の可能性があります。 一方で、規程に「在籍要件のみ=支給日在籍で支給」や「在籍月数按分」と明記されている企業もあります。 支給基準を入社前に必ず確認しよう! 気になるようであれば入社前に、支給基準、按分の有無、評価対象期間、試用期間の扱い、入社初年度の特例の5点を確認しておきましょう。 提示年収が賞与込みの場合、初年度の実受給見込みを試算し、必要なら基本給や入社時調整一時金、サインオンボーナス、交通費・住宅補助など代替条件での交渉余地を探りましょう。 生活設計上は冬賞与なし前提でキャッシュポジションを厚くし、固定費の見直しと引っ越しなどの大型支出のタイミング管理を先におこなうと安心です。
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Q
- 社内の職場に尊敬できる人がいない場合、転職すべきですか?
- 社内に尊敬できる人が見当たらないからといって、すぐ転職と決めるのは性急です。 まずは「何を尊敬できないのか」を分解するのが先決です。品質・スピード・誠実さといった仕事の基準なのか、意思決定の透明性なのか、学びの機会の乏しさなのか。どのようなものなのかで取りうる選択が変わります。 3カ月の検証期間を置き、仕事の基準なら評価者と期待値の再定義をおこなう、学びの機会の乏しさなら、担当領域・プロジェクト・学びの投資など自分で選べる範囲を最大化する。 社内にどうしてもいなければ、社外メンターやコミュニティでロールモデルを補う。 このように手を打つと、環境由来の不満がどこまで改善可能かが見えます。 価値観の衝突が原因なら転職を検討しよう! なお、尊敬できない=長時間労働の称揚、倫理観の不一致、ハラスメント耐容などの価値観の根本が衝突している場合は、早めの転職検討が合理的です。 転職の判断基準は成長の質、健康、金銭、関係性この4つのスコアを可視化し、現職と想定転職先を比較すること。現職での仮説検証をやり切ってなおズレが埋まらないなら、悔いなく次へ進めます。
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Q
- 内定辞退して現職に残る選択を後悔しています。
- 内定辞退後に現職残留を選び、数週間で後悔が強まるケースは珍しくありません。 結論から言えば、辞退撤回は不可能ではないものの、受け入れられる確率は高くありません。なぜなら、採用計画やほかの候補者の内定出しが進んでいるためです。 それでも打診するなら、早さと誠実さがすべてです。 まず電話で人事に謝意とお詫びを伝え、「現職の条件提示など辞退判断の前提が実際には実現せず、〇〇領域での専門性・働き方といったキャリア軸と照らして御社が最適だと再認識した」ことを簡潔に説明します。 合わせて「再選考でもかまいません。必要書類と日程は御社のご都合に合わせます」と主導権を相手に戻し、同日中に要点を整理したメールを送ってください。 並行して他社応募もすぐに再開しよう! 並行して、同業他社・同職種へも応募を再開し、キャリア軸に沿う選択肢を広げます。 今回の学びとして、承諾・辞退の期限交渉を初期からおこなうこと。内定辞退されるよりは、期限を伸ばされるほうが人事からするとありがたいと感じられることも多いです。 意思決定の基準を数値化して比較すること、感情が大きく動く場面ほど24時間のクールダウンを設けることです。