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Q
- インターンシップの選考におけるグループディスカッションは、どのように対策すべきですか?
- グループディスカッションは、話の上手な人が評価される場というイメージがありますが、実はそれだけではありません。企業が見ているのは、チームで成果を出せる人かどうか。 つまり、「一緒に働きたい」と思える協調性や思考力、姿勢を総合的に判断しています。 役割を決める際に大切なのは、チームの議論が前に進むように貢献する姿勢です。リーダーを務めても、他者の意見を聞かず独走してしまえば逆効果ですし、発言が少なくても的確な要約や新しい視点を出せる人は高く評価されます。 そのため、役割はそれほど気にしなくても大丈夫! 今この場に必要な動きをすることを意識して臨みましょう。 また、グループディスカッションで差がつくのは事前準備力です。ニュースや業界の動きをざっくりと押さえておくと、どんなテーマにも対応しやすくなります。 さらに、練習を通して「自分がどんなタイプの発言をしやすいか」を把握しておくと、本番で焦らずに済みます。 発言量よりも他者との関係構築を意識しよう 発言量よりも、他者の意見を活かしてどのように関係性を構築できるかが重要です。結論を急がず、まずは相手を理解し、論点を整理する姿勢が信頼につながります。 グループディスカッションは、勝ち負けの場ではなく協働のシミュレーションです。自分らしい貢献の形を見つけ、落ち着いて臨めば、自然と良い結果がついてくるでしょう。
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Q
- 市役所のインターンシップのお礼状は、どのように宛名を書くべきですか?
- まずは、丁寧な心配りがとても素敵だと感じました。それを鑑みて最適解を解説したいと思います。 市役所などの公的機関へのお礼状では、基本的に「〇〇課 御中」とするのが最も適切かつ無難です。 「御中」は、部署や組織全体に宛てるときに使う敬称で、複数の職員の方にお世話になった場合に適しています。 特定の個人に宛てる場合のみ、「〇〇課 課長 〇〇様」と名前を入れますが、「御中」と「様」は同時に使わないように注意しましょう。 もし担当者のお名前がわからない場合や、複数の方に感謝を伝えたい場合は、宛名を「〇〇市役所 △△課 御中」としましょう。 本文の冒頭で「このたびは△△課の皆さまに大変お世話になり、誠にありがとうございました」と全体に向けて感謝を伝える形が自然です。 学んだことや印象的な出来事を添えて印象アップ さらに印象を良くするコツは、形式的な文面にとどまらず、自分が学んだことや印象に残った出来事を一言添えることです。 たとえば、「市民対応の場面で、対象者の方へ寄り添う姿勢に感銘を受けました」といった具体的なエピソードを入れると、気持ちがより伝わります。 インターンのお礼状は、社会人としての第一歩を感じさせる大切な機会です。手紙に込められた配慮からはあなたの誠実さが伝わり、心を込めた一通はきっと御先方様の記憶に残ることと思います。 さらには、丁寧な姿勢そのものが、社会人としての大きな信頼につながることでしょう。
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Q
- 大学4年からインターンシップに参加するのは遅すぎるでしょうか?
- 結論から言えば、遅すぎるということはありません。 たしかに就活の主流は3年生の夏から実施されるインターンですが、4年生になってからでも目的を明確にすれば十分に意味のある経験が得られます。 今だからこそ「なぜ参加するのか」を明確にしよう 大学4年の段階で参加する場合は、「自分軸」や「なぜ今なのか」という明確な意思が大切です。 多くの企業が大学3年生を対象に採用活動を進めていますが、4年生の場合は採用直結型インターンを実施している企業も少なくありません。 特に中小企業やベンチャーでは、即戦力やマッチング重視の募集が多く、参加後すぐに選考へ進めるケースもあります。 また、短期型インターンでも、実務体験を通じて「自分が何にやりがいを感じるのか」「どんな職場環境が合うのか」を確かめる貴重な機会になります。 大切なのは「今さら……」と焦るよりも、一つひとつの経験から何を学ぶかを意識する姿勢です。 「社会人としての第一歩」という認識を持とう 参加する際は、就活の延長ではなく社会人としての第一歩として取り組みましょう。 メールの書き方、報連相、時間管理など、実務を通じて身に付くスキルは入社後にも必ず役立ちます。 たとえ遅い時期からのスタートでも、目的意識を持って動き出した人は、ときに驚くほどの成長スピードを発揮します。4年生からのインターン参加であっても本気で挑めば、あなたの就活を力強く押し進めるきっかけとなるでしょう。
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Q
- 就活に対する気持ちが折れてしまいました……。
- 志望度の高い企業からの不合格通知は、さぞつらいこととと思います。しかし、最終面接まで進めたという事実は、企業があなたの力を評価していた証です。 ただ、最終面接は能力だけで決まる場ではありません。 企業はその年度の採用人数、既存メンバーの構成、配属予定部署との相性など、内情に基づく総合判断をおこないます。 そのため、最終段階で見送られるのは、個人の能力不足ではなく「組織としての配置計画による判断」というケースが非常に多いのです。これは、大学3年生の就活においても同様です。 企業の配属計画によって不合格になることがある また、選考の最終段階では、組織の未来を見すえてバランスを取る作業が中心になります。 そのため、どれだけ魅力的な人であっても、配属計画とマッチしないだけで結果が変わります。このことからも、今回の不合格はあなた自身の価値と切り離して受け取って大丈夫です。 つらさが残る今は、どうか自分を責めず、最終面接まで進んだ事実を認め自分を褒めてあげてください。 つらさも経験の一つ! 縁のある企業を探そう 今回の経験は、次のチャンスで確実に活きます。志望動機の整理や自己理解の深まりなど、就活は自分自身との出会いのプロセスです。この自己探索は、社会人になっても大いに役立ちます。 就活は、縁のタイミングが大きく影響します。これから出会う企業のなかに、あなたが安心して力を発揮できる場がきっとあるはずです。希望の企業に入社できるよう、心から応援しています。
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Q
- 毎日がつらいです。どうしたらこの日々から抜け出せますか……?
- 心身ともに辛いなかで、主治医の先生から向けられた「それではやれることは何もない」という言葉。さぞショックだったことと思います。 自己肯定感も自己効力感も落ちてしまっているときは、思考がグルグルしがちです。 メンタル心理カウンセラーと国家資格キャリアコンサルタントの知見と経験から、そのような時期の過ごし方を2つお伝えいたします。 1つ目は「休むことを許してあげる」ということです。身体に出る症状は、心の器がいっぱいになり溢れ出したものです。 そのため、これ以上心身に無理をかけることはおすすめしません。まずは、ご自身が休むことを自分自身に許可してあげてください。 2つ目は「人と比べない」ということです。あなたはあなたの、他者には他者の人生があります。どうか、ご自身オリジナルの人生を生きていただけたらと思います。 職歴を強みに変え、新たな一歩を考えよう 上記のことを踏まえたうえで、今後の仕事についてヒントをお伝えしたいと思います。 短期間での転職を繰り返してきた場合、一般的には次の就職先が見つかりづらい傾向にあります。 ですが、まったく希望がないのかというとそうではありません。 これまでの業務のなかで、共通の成功体験を見つけてみましょう。それを強みとしてアピールすることで、積み重ねられた職歴が生きてきます。 また、住環境をガラッと変えるのもおすすめです。私は沖縄の離島に移住したことで、人生が大きく変わった経験があります。もし可能なようでしたら、併せて検討してみてください。 あなただけの人生を進もう まずは心身を大切に。ご体調が整った折には、あなたオリジナルの人生を歩み始められるよう願っています。
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Q
- 就活の面接で好印象を残す具体的なコツを教えてください。
- 非言語コミュニケーションは、人柄や品格が顕著に表れます。面接官と良好な関係性を構築するために、次のことに留意しましょう。 【服装】清潔感が最優先。髪や爪の手入れをし、靴を磨き、服のシワを整えて臨みましょう。 【所作】ノック→入室→着席→退室まで一つの所作として滑らかに。 【着席】椅子への着席は「どうぞ」の合図後に、浅すぎず深すぎず背筋はS字で。 【手荷物】バッグは利き足側へ静かに置きましょう。自立型のフェイクレザーがベスト。 【面接中】相手の言葉に、うなずきと「はい」を添え、メモは必要最小限にし、視線を落としすぎないように。 【ジェスチャー】手は、掌が一瞬見える自然なオープンジェスチャーが安心感を与えます。緊張のあまり、身動きが大きくなりすぎないように注意。 【話し方】語頭から語尾まではっきりと発音し、文末が消え入らないよう意識しましょう。 【トーン・速度・間】声はワントーン低めを意識・速度は普段の8割、要所で短い「間」を設ける。 【目線】7割は面接官の目から眉間あたりに、残り3割は資料や全体へ。 【表情】笑顔は口角を少し上げ、目元も柔らかくする。 実践練習では自分の回答を録画しよう 非言語コミュニケーションで意識すべき点を理解したら、以下の手順で実践的な練習を繰り返しましょう。 ①面接を想定して入室から第一声を発するところまでを1セット30秒とし、スマートフォンで録画する。 ②「結論→理由→具体例」の順で1分の回答を用意し、録画練習を繰り返す。 ③本番は練習してきたことを存分に発揮するだけ! 直前は深呼吸×3回で姿勢をリセット。 面接では「誠実さ」で好印象を残そう なお、面接では、素直さも印象を上げます。 答えが難しいときは正直に認め、学び方を添えて前向きに締めましょう。この誠実さが「一緒に働いてみたい」につながります。
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Q
- 就活の3次募集での内定獲得は難しいですか?
- 3次募集は、チャンスが少ないのではなく、企業とじっくり向き合える時期だと認識すると良いでしょう。 確かに春から初夏に比べると募集数は減りますが、3次募集をおこなう企業は「高い採用意欲を持続している」または「内定辞退が出て追加採用を決めた」企業が多く、少数精鋭の採用チャンスです。 また、3次募集だからといって人気がない会社というわけではありません。むしろ、慎重に人を選ぶために段階的に採用をおこなう企業も多く、応募のタイミングが違うだけというケースもあります。 あなたが「本気で挑む姿勢」を見せられれば、企業はしっかり評価してくれます。 応募時期を聞かれたら軸の再確認と企業理解の深まりを伝えよう 面接で「なぜ今の時期に応募したのか」と聞かれた際は、「自分の軸を見直し、より企業理解を深めたうえで御社を志望した」、 「長期的に働ける会社をじっくりと見極めたいと思ったため、この時期の応募となった」と、前向きな理由で伝えるのがコツです。 「第一志望です」と伝える際も、理由付けを明確にすることで不信感は生まれづらくなると言えるでしょう。 3次募集は、焦らず自分のペースで納得のいく企業と出会うためのチャンスです。これまでの経験を糧に、軸の明確さと誠実さをもって臨めば、十分に内定を勝ち取ることができるでしょう。
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Q
- アパレル店員になるには何をすべきですか?
- アパレル業界では経験よりも、人柄と姿勢が重視される傾向にあります。そのため未経験でも、ファッションへの熱意や、お客様と心地良く接する姿勢があれば十分にチャンスがあります。 大切なのは、お客様目線で服を楽しむ力を磨くことです。自分の好きなブランドやショップに足を運び、スタッフの接客や店内ディスプレイ、会話のトーンなどを観察してみましょう。現場で求められる動きを体感的に理解できます。 また、店員さんとの会話を通じて、どんな質問に対する、どんな提案が心に残るのかを感じ取ることも実践的な学びになります。 自己PRでは実体験とともに「人間力」をアピールしよう 次に、自己PRの軸は「人とかかわる力」「人間力」です。たとえ接客経験がなくても、サークル活動や学校行事などで「相手の気持ちを汲み取って動いた経験」や「チームで成果を出した経験」があれば、それを具体的に語りましょう。 販売の現場では聞く力や気付く力が何より重要です。 志望企業の理念と自身の価値観を結び付けるのも効果的 さらに、志望ブランドの理念やターゲット層を調べ、自分の価値観と重なる部分を見つけておくと、面接で深みのある話ができます。 「服が好き」だけでなく「人を笑顔にしたい」「ブランドの世界観を伝えたい」といった言葉で表現できると好印象です。 経験がなくても、「観察・共感・表現」の3つを意識して準備すれば、アパレルへの入り口はグッと開きやすくなります。
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Q
- 面接で「いい会社とは?」と聞かれたら、どのように答えるべきでしょうか?
- この質問の意図は、「あなたがどんな価値観や働き方を大切にしているか」を知るためです。つまり、企業が求めているのは理想の会社像そのものではなく、あなた自身の軸をどう持っているかという部分を確認しているのです。 答えるときは、「自分にとって働くうえで大切な要素」を2〜3つに絞り、それを具体的に説明するのがおすすめです。 たとえば、次のような具合です。 ・お互いに意見を言い合える、風通しの良い環境がある会社 ・挑戦を支えてくれる制度や上司がいる会社 ・顧客からの感謝を直接感じられる仕事ができる会社 上記のように、自分の経験や価値観とつながる形で語ると説得力が増します。 抽象的な理想ではなく経験に基づいた価値観で語ろう また、単に「人間関係が良い」「成長できる」だけでは抽象的なので、過去の経験と結び付けるのがコツです。 例としては、「アルバイトでチームワークの大切さを感じた経験から、助け合える環境を大事にしています」といった具体性を加えると良いでしょう。 「いい会社」は人によって異なります。重要なのは大切にしたいポイントを明確にしておくことです。 あなた自身が何を重視して働きたいのか、その視点を丁寧に言葉にできれば、面接官に「この人は自分の軸を持っている」と好印象を与えられます。
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Q
- 新卒で年収400万は高いですか?
- 結論から言うと、新卒で年収400万円は全国平均より高めです。 厚生労働省の最新データでは、大学卒の初任給はおおよそ22〜25万円台で、年間にすると賞与を含めて300万〜350万円程度が全体の平均です。したがって、年収400万円は「高水準スタート」と言えます。 額面より「内訳・働き方・将来の伸び」で本当の価値を判断しよう ただし、年収を額面だけで判断するのは少し早計です。 たとえば、見込み残業代が多く含まれている場合、実際の「時給換算」では他社と大差がないこともあります。一方で、残業が少なく福利厚生が手厚い会社なら、実質的な待遇はより良いとも言えます。 そのため、「年収の内訳」や「労働時間」「昇給・賞与制度」まで確認することが重要です。 また、初任給が高い企業は成果主義・実力主義の傾向が強く、昇給幅が緩やかなケースもあります。 一方、入社時は平均的でも、年次を重ねて大きく伸びる会社もあります。つまり「今の額」よりも「3年後・5年後の伸び方」で見るのがキャリア視点として重要です。 数字は魅力的ですが、自分がどんな働き方で、その対価としてどんな収入をえたいかを軸に考えると、納得感のある選択ができます。400万円という金額は立派なスタートライン。あとは、その先をどう育てていくかが大切です。