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Q
- グループディスカッションで役割を決めないのは良くないですか?
- グループディスカッションで役割を決めずに進めるのは、必ずしも悪いことではなく、有効な戦略の一つです。しかし、その進め方にはメリットとデメリットの両方が存在します。 メリットとしては、特定の役割に縛られないことで全員が当事者意識を持ち、議論が活発になる点が挙げられるでしょう。 一方でデメリットとして、議論が拡散してまとまらなくなったり、時間管理が疎かになったりするリスクもともないます。 他責や時間超過に注意! 見えない配慮が重要 この方法を提案する際は、まずほかのメンバー全員の同意を得ることが不可欠です。そのうえで、提案者自身が議論の脱線や時間配分に裏で気を配り、議論をまとめる責任を暗黙的に負う覚悟が必要となります。 企業側の評価としては、事前に役割分担の指示がない限り、役割を決めなかったこと自体がマイナス評価につながることはありません。 ただし、「役割を決めてください」という指示があったにもかかわらず従わなかった場合は、指示を聞けないと判断されるため注意が必要です。
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Q
- 転職の面接で失敗談を話す際、どのように答えると良いですか?
- 転職の面接で失敗談を話す際は、「失敗のままで終わっていないか」という点が最も重要です。 たとえば、営業職で顧客からクレームを受けた経験を話す場合、クレームを受けたという事実よりも、その後の対応でいかに信頼を回復し、結果としてより良い関係を築けたかという「リカバリーの過程」こそが重要になります。 失敗という経験を乗り越え、それを上回る成果や学びにつながったというポジティブな形で締めくくりましょう。 信頼を損なう内容はNG! 成果と学びを伝えよう ただし、意図的に会社へ不利益を与えた話や、嘘をついた、過剰なセールスをしたなど、自身の信頼性を損なうような内容は避けるべきです。 あくまで、自身の学びや成長が伝わるエピソードを選びましょう。
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Q
- 面接で使えそうな失敗談がないです……。
- 「面接で話せるような失敗談がない」と悩む人は、実は少なくありません。 企業が知りたいのは、失敗の大きさではなく、その経験から何を反省し、学び、今どう改善しているかという点です。 どんなに小さなことでも、「自分の行動の結果うまくいかなかった経験」や、「もっとうまくできたはずだ」という反省の視点で見返してみましょう。 私自身、大学受験で一度不合格になった経験を準備不足という失敗として話したことがあります。 視点を変えよう! 「やらなかった失敗」も武器になる それでも見つからない場合は、やらなかったことによる失敗を探すのも一つの手です。 「あのとき挑戦していれば」と後悔していることを話すのも良いでしょう。 また、たとえば「後輩のミスに対して、自分の教え方やサポートがもっと良ければ防げたかもしれない」というように、自分のかかわり方への反省として語ることもできます。
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Q
- グループディスカッションの練習のコツって何ですか?
- グループディスカッションは、本を読むよりも実践的な練習を重ねることが上達の鍵です。 大学のキャリアセンターが実施する講座や、オンラインで開催されている練習会があれば、積極的に参加してみましょう。 実際に参加することで、第三者から客観的なフィードバックをもらえるという大きなメリットがあります。 解説動画で客観視! 議論の流れと要点を学ぼう 一方で、自分が参加者になると、議論を客観的にみることが難しくなるという側面もあります。 その点を補うためには、YouTubeなどで公開されているグループディスカッションの解説動画を視聴するのがおすすめです。 客観的な視点で議論の流れや参加者の動きをみることで、評価されるポイントである協調性や、より高い視座からの意見の出し方などを学ぶことができます。
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Q
- 一人でグループディスカッションの練習する方法はありますか?
- AIをうまく活用することで、一人でも質の高い練習が可能です。 たとえばChatGPTに、「あなたは〇〇派、私は××派として、このテーマで議論しましょう」といったように仮想の役割を設定し、模擬ディスカッションをおこないます。 また、「一人で」というのが「友人とは練習しない」という意味であれば、オンラインで開催されている単発のグループディスカッション練習会に参加するのも非常に有効な手段でしょう。 音声入力と振り返りが重要! 実践力を高めよう 練習の際は、タイピングではなく必ず音声入力を使い、実際の会話のように話すこと、そして本番同様に時間を区切っておこなうことが重要なポイントです。 練習後には、AIとのやり取りが文字として残っているため、自分の発言や言い回しを客観的に見直すことができます。さらに、その内容についてAI自身からフィードバックをもらい、改善点を確認することも可能です。
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Q
- 転職活動で自己分析シートを作成するコツが知りたいです。
- 一人で自己分析を進めるのが難しいと感じるなら、転職エージェントなどキャリアのプロに相談するのが一番です。 また、AI(人工知能)に自分の経験を伝えて客観的な強みを分析してもらうなど、テクノロジーを活用するのも有効な方法でしょう。 自身で進める場合は、おもに強み、価値観、キャリアビジョンの3つの項目を明確にすることを意識してください。 「強み・価値観・ビジョン」の3点を明確にしよう! 強みは、これまでの成功体験を書き出すことで見つけます。 価値観は、Web上の価値観ワークや、過去のモチベーションの波を可視化するライフラインチャートなどが役立つでしょう。 キャリアビジョンは、今後の人生設計も含めたライフキャリアプランシートを作成してみるのがおすすめです。 普段から物事を深く考える内省的なタイプの人は、意識的に書き出したり、声に出して壁打ちしたりすることで、頭のなかが整理されやすくなります。
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Q
- グループワークの経験はガクチカになり得るでしょうか?
- グループワークでの経験がガクチカ(学生時代に力を入れたこと)としてアピールできるか、という質問ですね。 結論としては、グループワークの経験は十分にガクチカになり得ると考えています。 現代の仕事の多くは、チームで協力して目標を達成していくものですから、グループワークを通じて培われた協調性やコミュニケーション能力、主体性といった力は、企業が求める人物像と合致することが多いのです。 ぜひ、自信を持ってアピールしてください。 「あなた」の行動が重要! 具体的なエピソードを グループワークの経験をガクチカとして話す際に、最も重要なのは、「グループ全体としてどのような成果を上げたか」という結果だけを話すのではなく、「そのグループのなかで、あなたがどのような役割を果たし、どのように考えて行動し、チームの目標達成にどのように貢献したのか」という、あなた自身の具体的な行動や思考のプロセスを明確に伝えることです。 たとえば、「メンバーの意見が対立した際に、それぞれの意見の良いところを整理し、建設的な議論を促すように働きかけました」とか、「誰も気づかなかった課題点を見つけ出し、その解決策を提案して実行しました」といった、具体的なエピソードを交えて話せると、面接官もあなたの個性や能力をより深く理解することができるでしょう。 「グループとして頑張りました」というだけでは、あなたの魅力は伝わりません。「あなたが」何をしたのか、という点を意識して話すように心がけてください。
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Q
- 志望動機と自己PRは混ぜて話しても良いですか?
- 志望動機と自己 PR の内容が重複してしまう場合、混ぜて話しても良いかという質問ですね。 実際に、これまで私が面接をしてきた学生のなかにも、志望動機と自己 PR の内容が非常に近いという人はたくさんいました。 基本的に、面接は質問と回答が一つのセットになっているので、もし聞かれていないことまで話すのであれば、最初に「自己 PR と関連する部分もありますが、志望動機についてお話しします」といったように、一言断りを入れるのがマナーとして望ましいでしょう。 区別するなら焦点を明確に! 企業の視点も意識しよう また、志望動機と自己 PR の両方を一度に話すと、どうしても内容が長くなってしまいがちです。 もし、内容がどうしても混ざってしまい、無理に分けようとするとかえって不自然になってしまうと感じる場合は、必ずしも完全に分けて話す必要はありません。 たとえば、自己 PR を求められた際に、「私の強みは〇〇ですが、これは御社を志望する理由の一つである△△という点にもつながっております」といったように、関連性を示しながら話を進めるのも一つの方法です。 逆に、志望動機と自己 PR を意識して分けて話すのであれば、それぞれの焦点(フォーカス)を明確にすることが大切です。 自己 PR では、あくまで「強みや経験、人となり」をアピールすることに主眼を置きます。 一方、志望動機では、「なぜその企業で働きたいのか」「その企業のどのような点に魅力を感じているのか」という点に焦点を当てて話すと良いでしょう。 企業側としては、志望動機を通じて、「自社のことをどれだけ深く理解してくれているのか」「自社のどこに共感してくれているのか」といった点も確認したいと考えています。 ですから、たとえば「御社のホームページで拝見した〇〇という理念に深く共感し、私もその一員として貢献したいと考えました」というように、企業研究に基づいた具体的なポイントを盛り込むと、より説得力のある志望動機になるはずです。
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Q
- 面接で弱みを聞かれて優柔不断と答えるのはOKですか?
- 面接で弱みについてたずねられた際に、「優柔不断なところです」と答えても良いか、という質問ですね。 この場合、最も重要なのは「言葉の選び方」です。 「優柔不断」という言葉そのものは、どうしてもネガティブでマイナスな印象を与えがちです。 そのため、そのまま伝えてしまうと、企業側からは「決断力がない」「行動が遅い」といった懸念を持たれてしまう可能性があります。 しかし、とらえかたを変えれば、長所とも言えるようなポジティブな表現に言い換えることが可能です。 改善努力をアピール! 弱みを強みに変えよう! たとえば、「優柔不断」であるために、物事を決める際にいろいろな人に相談したり、情報を多角的に集めて慎重に検討したりするのであれば、それは「慎重さ」や「熟考する力」、「情報収集能力の高さ」といった長所としてとらえることもできます。 ただし、「情報収集能力が高い」というのは弱みにはならないので、伝えかたとしては、たとえば「慎重すぎるところが私の弱みです。そのため、何かを決断する際には、事前にしっかりと情報を集め、多角的な視点から検討するように心がけています。 また、その結果として少し判断に時間がかかってしまうこともありますが、より確実な結論を出すために、日ごろから迅速な情報収集と分析を意識しています」といったように、弱みを自覚しつつ、それをカバーするための具体的な努力や前向きな姿勢をあわせて伝えることが大切です。 そうすることで、単に弱みを述べるだけでなく、それをどのように克服しようとしているのか、あるいはどのように長所に転換しようとしているのかを示すことができ、面接官にも良い印象を与えられるはずです。
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Q
- 社長面接ではどのような内容が聞かれますか?
- 社長面接では、価値観や人生観、将来のビジョンといった、候補者の思いに関する深掘りの質問が多くなります。 実務的なスキルよりも、その人の人間性や入社への覚悟が見られるのです。 「なぜこの会社でなければならないのか」「この会社で何を成し遂げたいのか」といった問いに対して、自分の言葉で熱意を込めて語れるように準備しておくことが不可欠となります。 付け焼き刃の知識やスキルではなく、あなた自身の内面が問われる場だと心構えしておきましょう。 逆質問は経営視点で! 高い視座をアピール! そのため、逆質問をする際は、社長自身の考えやビジョンに触れる質問をすると良いですね。 たとえば、「ホームページ(HP)で拝見した経営計画について、現在の到達度はどのくらいだとお考えですか」など、会社全体にかかわるスケールの大きな質問をすることで、高い視座と熱意を示すことができます。 ただし、そのためにはIR情報などを読み込んでおく必要があるでしょう。深い企業研究にもとづいた質問で、本気度を伝えてください。