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Q
- 厳しい上司についていけません……。どうすれば良いですか?
- 厳しい上司から毎日のようにダメ出しが続くと、「自分は否定されている」と感じやすく、周囲と比較して落ち込む気持ちも自然なことです。ただし、無能だからではなく、上司の指導スタイルや基準が非常に高いだけという可能性もあります。 まず試してほしいのは、指摘を業務改善のための具体的なアドバイスと受け止める視点です。どの部分が不十分なのかをメモし、次回に活かすことで、自分の成長材料に変えることができます。 また、指導の意図がわからないときは「具体的にどの点を改善すべきでしょうか?」と冷静に質問し、基準を明確にしていくことも有効です。 無理は禁物! 心身を守ることを最優先に考えよう 一方で、指導があまりにも一方的で精神的に追い込まれてしまう場合は、信頼できる同僚や人事、社内の相談窓口に声を上げることも検討してください。自分の心身を守ることは何よりも優先すべきです。 転職を考える際の判断基準としては、指摘内容が自分の成長につながると感じられるか、そして職場環境が自分に合っているかについて考えてみましょう。努力が実を結ばず心身がすり減る一方であれば、転職は前向きな選択肢となり得ます。 このように、厳しい上司との関係は大きな負担ですが、受け止め方を工夫することで自分の成長の糧に変える余地もあるのです。 無理をせず、自分の限界を見極めながら、最適な選択をしていきましょう。
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Q
- 仕事をしない人にイライラするときは、どうすれば良いのでしょうか?
- 自分が忙しいなかで、雑談をしていたり、定時で当然のように帰る姿をみると、不公平感が募るのも無理はありません。ただし、その不満を抱え続けていると、自分のパフォーマンスや心身の健康に悪影響を及ぼしてしまいます。 まず大切なのは、相手を変えようとするよりも、自分の心の持ち方を整えることです。その人の働き方は自分ではコントロールできない領域だと切り離し、「自分がやるべきこと」に意識を集中させましょう。 また、不公平に感じる業務の割り振りについては、感情的にならずに上司に相談するのも有効です。その際は「〇〇さんが怠けている」と批判するのではなく、「担当業務が自分に回ってきて本来の仕事が遅れることがあります」など、客観的な事実と業務への影響を伝えると改善につながりやすくなります。 人に話すことで落ち着かせる工夫を! 冷静に距離を取って自己成長につなげよう さらに、イライラをため込まない工夫も必要です。信頼できる同僚に愚痴をこぼしたり、気持ちをメモに書き出したりすることで、感情を外に出すことができます。 職場での人間関係は自分の理想通りにいかないことも多いですが、「相手を変えるのは難しい。自分の対応力を高めるチャンス」ととらえると気持ちが楽になりますよ。 イライラに支配されず、冷静に距離を取りながら、自分の成長につなげていきましょう。
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Q
- 企業がリーダシップを求める理由を教えてください。
- 多くの企業がリーダーシップを求めるのは、変化の激しい現代において、自ら課題を見つけて周囲を巻き込み、成果を生み出せる人材を求めているからです。ここでいうリーダーシップとは、必ずしもチームの代表者であることではなく、自分の役割を果たしながら周囲に良い影響を与える力を意味します。 企業のESや面接で「周囲を巻き込んで行動した経験」が問われるのは、単に指示を待つだけでなく、自分なりに課題を見つけて主体的に行動できるかを見極めようとしているからです。 そのため、「サポート役だったから」と諦める必要はありません。むしろ、リーダーを支えながらチーム全体を動かしたり、縁の下の力持ちとして成果に貢献したりした経験こそ、企業が求めるリーダーシップの一種なのです。 貢献度が重要! チームをどう動かしたかをアピールしよう 重要なのは目立つ役割ではなく、どう貢献したかという視点です。 たとえば、リーダーの補佐役としてチームの意見を整理して議論を円滑に進めたり、メンバーのモチベーションを高めるために積極的に声かけをしたりした経験も、立派なリーダーシップと言えます。このように、チーム全体のパフォーマンスを最大化するために自律的に動く力こそ、企業が求めるものなのです。 あなたの経験のなかに、周囲との関係を良くし、物事を前に進めたエピソードがあれば、それは企業が求めるリーダーシップに通じると言えるでしょう。
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Q
- ビジネスマナーはどの程度まで守るべきでしょうか?
- 社会におけるマナーは、時代や環境の変化に応じて少しずつ姿を変えています。書類への押印や瓶ビールの注ぎ方など、マナーとして語られてきた行為のなかには、今では賛否両論が分かれるものも少なくありません。 本来、マナーの目的は、相手への思いやりや配慮を示すことにあります。たとえばビジネスの場で名刺を丁寧に渡すのは、相手を尊重し、良好な関係を築こうという意志を表す行動です。このように多くのマナーは、人間関係を円滑に保つための工夫といえるでしょう。 しかしなかには、時代にそぐわなくなったマナーや、特定の場でしか通用しない形式が、あたかも絶対的なルールのように扱われ、かえって反発を招くこともあります。 たとえば、押印を少し傾けて敬意を示すといったマナーは、そもそも押印自体が不要となりつつある今、その意味を見直す必要があるかもしれません。 基本的なマナーは守ろう! 誠意のある対応が信頼関係につながる では、どのようなマナーを守るべきなのでしょうか。それを判断する基準は、その行動が他者への配慮として有効かどうかです。 挨拶、敬語、清潔感のある身だしなみなど、相手に不快感を与えない基本的なマナーは、時代を問わず重要となります。 一方で、ローカルルール的なマナーは、知っていることが教養として役立つ場面はありますが、それを絶対視する必要はありません。 大切なのは形式にとらわれすぎることではなく、相手を思いやる心です。その気持ちが伝われば、細かな作法を知らなくても、信頼関係を築くことは十分に可能でしょう。
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Q
- 就活面接で親の職業を聞かれたらどう答えるべきですか?
- 厚生労働省が定める公正な採用選考の基本的な考え方によれば、親の職業などを選考の材料にすることは不適切とされていますが、企業が応募者に対して親の職業を尋ねる背景には、いくつかの意図が考えられます。 一つは、応募者の人柄や価値観、または育ってきた環境を知る手がかりとして活用するケースです。 あるいは、面接の場を和ませるためのアイスブレイクとして、比較的答えやすい話題を選んでいる場合もあります。 意図を見極めて無難にかわすか丁寧に尋ねるかを選ぼう もし聞かれた場合、基本的には答える義務のない質問ですが、面接の場でいきなり拒否することは避けた方が無難です。 最も無難なのは、差し支えのない範囲で簡潔に答える方法です。「両親は会社員です」のように職種を抽象的に伝えることで、相手の意図を汲みつつ深入りを避けられます。 どうしても答えたくない、または質問の意図が不明確だと感じた場合は、「差し支えなければ、こちらの質問の意図をお伺いしてもよろしいでしょうか」と丁寧に尋ねることも一つの手です。 最終手段として「プライバシーにかかわるため、回答は差し控えさせていただきます」と明確に拒否することも可能ですが、面接官に与える印象も考慮し慎重に判断しましょう。 親の職業以外にも、家族構成や本籍地、住居状況、思想・信条、結婚や出産に関する予定など、本来不適切な質問が稀に聞かれることがあります。 これらも個人のプライバシーや差別につながる恐れがあるため、質問してはならないとされています。 これらの質問に対しても、親の職業と同様に、差し支えのない範囲で簡潔に答えるか、質問の意図を丁寧に尋ねる、または回答を拒否するといった対応を検討してください。 重要なのは、質問に動揺せず、落ち着いて、あなたが企業に貢献できる人材であることをアピールすることです。
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Q
- 日本の零細企業の割合は?
- 日本全体で見たとき、約84.5%の企業が小規模事業者に該当すると、中小企業庁の「2025年版中小企業白書」では示されています。 一般的に、この小規模事業者がいわゆる零細企業と呼ばれていて、日本にある企業の大半がこの分類に入ります。それだけに、小規模事業者は日本経済を支える大きな存在です。 零細企業について法律上は明確な定義はないものの、中小企業基本法では小規模事業者として、製造業・建設業・運輸業などは従業員20人以下、卸売業・小売業・サービス業では5人以下の企業とされています。 資本金については、1,000万円以下が目安とされることもあります。 就職先としての魅力も多く視野を広げる価値がある これほど多くの企業が零細企業であるという事実は、就職活動にも大きな意味を持ちます。 たとえば、少人数の職場では一人の担当範囲が広いため、幅広い実務経験を積むチャンスに恵まれます。経営者との距離も近く、意見が反映されやすい風通しの良さや、意思決定の速さも魅力です。 若いうちから裁量のある仕事に関われる可能性も高いといえます。 一方で、大企業のような研修制度が整っていないことも多く、現場では学ぶ姿勢が欠かせません。 給与や福利厚生の面で見劣りする場合や、景気の影響を受けやすく経営が不安定な企業もあるため、その点は事前に見極めが必要です。 就職先を検討する際は、自分のキャリアの方向性や働き方の希望を整理したうえで、企業の規模にとらわれず、働く環境や成長機会を広い視点で見ていくことが大切です。 零細企業も、あなたに合った魅力的な選択肢の1つになる可能性があると覚えておきましょう。
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Q
- 美大の就職率って実際どれくらいなんですか?
- 美大卒だからといって就職が特別難しいわけではありません。むしろ、美大で学んだことを生かして、さまざまな分野で活躍している人がたくさんいます。 美大全体の就職率は、大学や年度によって多少の違いはありますが、多くの美大では80〜90%以上と、高い水準を保っています。 これは、美大での学びが多様なキャリアパスにつながっていることを示しています。 デザインや企画力は幅広い業界で評価されている強みになる 美大を出た人が就く仕事は、絵を描くことだけだと思われがちですが、実は幅広く、おもなものとして、ポスター、商品パッケージ、空間などをデザインするグラフィックデザイナー、ウェブデザイナー、プロダクトデザイナーといった職種が挙げられます。 そのほかにも、ゲームのキャラクターやアニメの絵を描くゲームデザイナーやアニメーターとして活躍する人もいます。 また、広告代理店や出版社で企画や制作に携わったり、小・中・高校の美術の先生になったりする人もいます。 美術館やギャラリーで作品の管理や展覧会の企画をする人もいますし、最近ではデザインやアートに直接関係ない一般企業で広報や企画の仕事に就き、美大で身につけたアイデアを出す力や問題を解決する力を生かす人も増えています。 美大で学ぶことは、社会に出て役立つたくさんの能力を身につけられます。私が人事に携わっていたときも、美大を出た人を広告企画職として採用したことがあります。 美大に入ってから、就職を成功させるためには高校生のうちから意識しておくと良いことがあります。 まず、一番大切なのは自分の作品をまとめた作品集(ポートフォリオ)を作ることです。デッサンやイラスト、写真、工作など、あなたが作ったものなら何でも構いません。 それぞれの作品に込めた工夫や思いを、伝えられるように準備しておきましょう。 次に、自分の好きなことだけでなく、ビジネスやITなど、一見関係なさそうでも、あなたのアイデアの幅を広げてくれるような分野にも積極的に興味を持ってみてください。 もしチャンスがあれば、デザイン事務所や会社でのインターンシップに参加してみるのも良い経験になります。実際にどんな仕事があるのか、肌で感じることができます。 美大での学びは、あなたのやりたいことを突き詰めるだけでなく、社会で生きていくための大きな武器になります。高校の進路の先生に相談をしてみるのも良いでしょう。
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Q
- デベロッパーとパブリッシャーの違いは何ですか?
- ゲーム業界での就職を目指すうえで、デベロッパーとパブリッシャーという二つの役割を理解することは非常に重要です。 どちらもゲームを世に送り出すうえで欠かせない存在ですが、それぞれ担っている役割は大きく異なります。 デベロッパーは、ゲームを実際に開発する企業やチームのことを指します。 ゲームのアイデアを形にし、プログラミングやグラフィック制作、サウンド、ステージ設計などをおこない、ゼロからゲームを作り上げていくのがおもな仕事です。 完成度を高めるために、何度もテストを繰り返し、バグの修正やゲームバランスの調整などもおこないます。自分たちの手で作り上げたゲームが世に出て、多くの人に楽しんでもらえることは、デベロッパーで働く大きなやりがいの一つです。 キャリアパスは、プログラマー、ゲームデザイナー、グラフィックアーティスト、サウンドクリエイター、品質管理担当、ディレクター、プロヂューサーなどがあります。創造力や技術力を深めたい人にとっては、非常に魅力的なフィールドです。 一方、パブリッシャーは、完成したゲームを世に広める役割を担う企業です。販売や流通、プロモーション活動など、ビジネス全般を担当します。 具体的には、ゲーム開発への資金提供、ターゲット層の分析、広告戦略の立案、SNSやテレビCMでの宣伝、価格設定や販売プラットフォームの選定などがあります。 また、海外市場に向けた言語や文化への対応といったローカライズも重要な業務の一つです。ダウンロード販売やパッケージ流通の管理もおこない、より多くのプレイヤーにゲームを届けるための戦略を立てます。 関係者との調整や交渉も多いため、高いコミュニケーション能力が求められます。プロデューサー、マーケター、広報、営業、ローカライズ担当などが、キャリアパスとして挙げられます。 あなたの興味や適性次第! 企業の情報も参考にしよう どちらの道を選ぶかは、あなたの興味や得意分野によって変わってきます。 「ゲームを作ることにかかわりたい」「技術やクリエイティブな力を磨きたい」ならデベロッパーが、「ゲームを広める戦略を考えたい」「人とのやり取りを通じて成果を出したい」ならパブリッシャーが向いているでしょう。 企業研究を進める際は、その会社がどんなゲームを手がけてきたのか、どんな職種を募集しているのかをよく調べてみましょう。 インターンシップや説明会に参加して、社員の話を直接聞くことも有効です。また、ゲーム業界は常に進化しているため、日々の情報収集を欠かさないようにしましょう。
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Q
- 転職の面接対策におすすめの本はありますか?
- 面接対策の本は、質問の意図を理解することに焦点を当てた本が良いでしょう。 単に模範解答を示すのではなく、なぜ企業はその質問をするのかという背景を解説している本は、応用力を養う上で非常に有効です。 質問の意図や面接官の心理がわかる本が応用力を高める たとえば、「自己PRをお願いします」という質問に対して、企業が知りたいのは、入社後にどういった貢献できるか、その人の価値観はどうか、といった情報であることを教えてくれるような内容です。 次に、採用担当者や経営者の視点で書かれている書籍は、面接官の心理や視点を理解し、的確なアプローチを考えるうえで役立ちます。 単なる受け答えではなく、面接官に響くような効果的なコミュニケーションが可能になります。 また普遍的な面接スキル向上に役立つものを選ぶのが賢明です。 たとえば、コミュニケーションスキル、論理的思考力、問題解決能力といった、どの職種でも求められる汎用的なスキルを面接でどうアピールするか、といった内容が充実している本は、長期的に見ても役立ちます。 面接関連の書籍を何冊も読むより、一冊を徹底的に読み込む方が、結果として効率的な面接対策につながることが多いです。 効率よく転職活動を進めるためにも、読んで終わりではなく、使いながら学ぶことができる本を選ぶのが成功の鍵です。これらの視点から、あなたの状況に合った一冊を見つけてみてください。
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Q
- 自己PRで積極性とボランティア経験をどう結びつければ良いですか?
- ボランティア経験を通じて積極性をアピールする際には、まず自分にとっての積極性とは何かを明確にすることが大切です。 たとえば課題を主体的に見つけて行動したのか、周囲を巻き込みながら目標達成に導いたのかといったように、どのような積極性を伝えたいのかを具体化しましょう。 それがエピソードに説得力をもたらします。 主体性と成果を示すSTARメソッドで説得力あるPRにしよう エピソードを語る際には、STARメソッドを意識すると、話の流れに一貫性が生まれ、聞き手に伝わりやすくなります。 まず、活動の背景や状況を簡潔に説明し、自分がその場で直面した課題や達成すべき目標を明確にします。 そして最も重要なのは、あなたがその中でどのように行動したかという部分です。 指示を待たずに自分から考えて動いたこと、あるいはほかのメンバーに働きかけてチーム全体を動かした経験など、自らの判断と行動の具体的な内容を詳細に伝えるようにしましょう。 なぜその行動を選んだのかという思考の背景にも触れることで、主体性がより深く伝わります。 その結果、どのような変化や成果が生まれたのかも具体的に示してください。数字や目に見える成果があれば、説得力が一層高まります。 また、その経験から得た学びが、今後の仕事にどのように活かせるのかを最後に述べることで、単なるエピソードの紹介にとどまらず、入社後に活躍できる人材であることを印象付けることができます。 エピソードを選ぶ際には、あなたの積極性が明確に表れている場面を選びましょう。 誰も手を挙げない状況で自ら行動を起こした経験や、課題を感じて自分から提案し改善に取り組んだ経験は、特に強い印象を与えることができます。 その際、曖昧な言い回しは避け、実際の行動や状況に基づいた具体的なアピールを心がけてください。