このアドバイザーが
回答したQ&Aを読む
200件
-
Q
- 就活サイトからのスカウトって怪しくないですか?
- スカウトの仕組みは、企業の人事担当者が学生のプロフィールを見て「ぜひうちの選考を受けてみませんか」と個別に連絡をくれるものです。人事側の立場で考えると、待っているだけで多くの応募者が集まる企業は、わざわざスカウトを利用しません。 つまり、スカウトが怪しいか、怪しくないかと言うのは企業により、知名度があまり高くない企業や、応募者が集まりにくい企業が、学生に積極的にアプローチするために利用しているケースが多いです。 スカウトの内容確認が必要不可欠! そのため、スカウトが来たら、まずご自身でその企業についてよく調べて判断してみてください。 なかには、業者に委託した一斉送信のようなメールもあります。 一方で、あなたの自己PRや経歴をしっかり読んだうえで「あなたのこういう部分に魅力を感じました」と具体的に書かれている場合は、本当にあなたを評価して送ってきている可能性が高いです。 いずれにせよ、返事をする前に、その企業の所在地、事業内容、規模などの実態は最低限調べておきましょう。 企業名を伏せるスカウトは要注意! 自信がない証拠かも 学生側も「企業ならどこでも良い」わけではないはず。 企業側も、もし自社に自信があり、ぜひ来てほしいと思っているのであれば、連絡の際に堂々と「〇〇社です」と名乗るはずです。 スカウトの際に企業名を伏せている企業は、私としてはおすすめできません。
-
Q
- 就活で「改めて連絡します」と連絡を受けた際の返信はどうするべきですか?
- 就活の場合、基本的には何かしらの連絡をしたほうが良いです。 もちろん、「返信不要」と明記されているメール、不採用通知、一斉送信、送信専用アドレスからのメールなどに返信する必要はありません。 しかし、そうでない場合は、メールが届いたらなるべく早めに、「承知しました」という簡単な内容でかまわないので返信することをおすすめします。 返信なしで落ちることはない! あくまで印象の問題 日程調整などの返信が必須の連絡に返事をしないのは問題ですが、採用担当者も多忙なので、事務連絡への返信の有無を一つひとつチェックして合否を判断しているわけではありません。 私の経験上では、メールに返信しなかったからと言って落ちているケースは見たことがありません。送らない学生も結構います。 ご自身が気になるようであれば送っておくというスタンスで良いでしょう。
-
Q
- 冬の就活でダウンジャケットを着るのはNGですか?
- 正直な話、地域によって気温がまったく違うので一概にNGとは言えません。雪が降るような寒い日に、ダウンを避けて薄着で行くのも現実的ではありませんよね。 ただし、スーツのうえに羽織るアウターとして、あまりにカジュアルすぎるダウンジャケットは避けたほうが賢明かなと思います。 スーツ専門店などでは、スーツのうえに着てもビジネスシーンになじむような、モコモコしすぎていないダウンも販売されているため、もし防寒のために必要なのであれば、そういったものを用意するのが無難です。 ダウンを着用した状態で面接官と会う機会は少ない 基本的なマナーとして、コート類は企業の建物に入るまえに脱ぐものです。そのため、採用担当者とダウンを着た状態で会う場面は少ないでしょう。 マナー講座などでは「入り口で脱ぎ、裏返して畳み、鞄の上に置く」と指導されますよね。 建物内に入ってスマートに収納できるダウンを選ぼう しかし、ここで問題になるのが「かさばり」です。 あまりにモコモコしていると、面接中にどう置くのか、説明会で椅子の背もたれにかけると後ろの人の邪魔にならないか、といった懸念が出ます。 企業に入った後、スマートに収納できるかという視点で選ぶことをおすすめします。
-
Q
- 大学院生が就活で失敗してしまう原因は何ですか?
- 大学院生が失敗してしまうのは、「研究内容のアピールしかしておらず、あなた自身のアピールが欠けているから」だと私は考えます。 企業への就職である以上、研究内容だけで内定を得ることは難しいです。 人物面でも評価してもらえるように準備しよう 専門性をアピールしたいのはわかりますが、学部生と同じように、自己分析にもとづいた自身の強みや特徴などの「人物面」の部分を企業側に伝えられないと、研究内容が素晴らしくても落ちてしまう可能性があります。 研究のアピールに加え、自己分析などの対策を両立させ、「人物面」でも評価してもらえるような準備が重要です。 早期行動がカギ! 多忙な研究との両立を制しよう 私が接する大学院生の多くは、修士2年になると多忙になり時間が取れないことを見こして、「早期選考」をうまく活用しています。 また、大学院生という立場で企業にアプローチすると、早期選考を大々的におこなっていない企業でも、個別に話を聞いてくれる場合があるため、正規の選考ルートに縛られずに自ら行動するのも大切です。 どちらにせよ、就職を有利に進めるには、早めに人事担当者とコンタクトを取っておくことが有効だと思います。
-
Q
- 就活で一社だけしか受けないのはダメですか?
- 1社のみしか受けないのは、非常にリスクが高いです。 以前、1社しか受けず、その企業に内定した学生がいました。しかし、その人は毎週のようにキャリア相談に来て、企業とのコンタクトはすべて確認しながら進め、説明会や懇親会にもすべて参加していました。 「この企業でなければ嫌だ」という強い熱意が伝わった結果だと思います。 本命に全力を注ぎつつも「第二陣」の準備を怠るな! そのように徹底して取り組むのであれば可能性はありますが、もし決まらなかった場合のことを考えると、やはり心配です。 本命の1社に全力を注ぐのは良いことですが、並行して「第二陣」としてほかの企業や業界も見ておくことをおすすめします。
-
Q
- 就活の履歴書に英検準2級を書いても良いでしょうか?
- 英検準2級は「高校中級程度」とされているため、英語力をアピールするには少し物足りないでしょう。 ただ、「基礎的な英語の勉強はしてきた」という姿勢を伝えたいのであれば、書いてもかまいません。 持っている資格欄が空白になってしまうことを懸念するのであれば、記載しても良いです。 新たに資格を取るのも一つの手段 もし資格欄が不安であれば、無理に英語にこだわる必要はありません。 自動車の普通免許を資格欄に書く人もいますし、資格欄の空白を危惧して新たに資格取得を目指す人もいます。 IT系の知識は備えて損なし! たとえば、ITパスポートや MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)など、職種を問わず基礎的なITリテラシーのアピールにつながる資格を取得するのも一つの手です。 IT系の知識は文系や営業職志望の人も備えておいて損はないため、基本的な操作ができることのアピールになります。
-
Q
- 就活の面接後にお礼メールを送らないと不利になりますか?
- 面接後のお礼メールを送らなくても、その後の選考に不利になることはありません。 送る人もいますが、もしかすると送らない人のほうが多いかもしれません。もちろん送ってはいけないわけではないので、もし「送らないと不利になるかも」と不安に感じるようであれば送っても良いです。 送るならあくまで「面接のお礼」にとどめよう ただし、送る際には注意点があります。 アピールは面接本番でするものですから、お礼メールで追加のアピールを長々と書くべきではありません。 あくまでも「面接の時間を割いてもらったことへのお礼」にとどめ、「貴社に入社したい思いがいっそう強くなりました」といった一言を添える程度にし、簡潔にまとめることが大切です。 多忙な人事担当者がすぐに内容を把握できるよう配慮しましょう。
-
Q
- 就活で落ちた企業を嫌いになるのは普通ですか?
- 選考で落ちた企業を嫌いになるのは普通のことだと思います。 その企業に入りたいという思いが強く、「入社後にこんなことをしたい」などの夢を抱きながら真剣に取り組んできたからこそ、落とされたときのショックは大きく、嫌いになるのは自然な感情です。 まずはリフレッシュ! 落ち着いたら次に活かそう ただ、そのショックで「就活なんてもう嫌だ」とすべてを止めてしまうのは良くありません。 おそらく心身ともに疲れている状態でしょうから、一度、好きなことに時間を使ったり、友人と遊んだり、旅行に出かけたりして、しっかりリフレッシュすることをおすすめします。 落ち着いたら振り返りをして次に進もう 気持ちが落ち着いたら、なぜダメだったのかを客観的に振り返り、次に活かすことができれば理想的です。 「就活に向き合いたくもない」という思いが強い間は難しいかもしれませんが、振り返りをおこなうことで次に進むことができますよ。
-
Q
- 就活で3社しか受けてないのですが、少ないですか?
- 3社しか受けない、というのは少しリスクがあるように感じるため、私は普段、学生には「10〜20社程度はエントリーしてみよう」とアドバイスしています。 もちろん、3社に集中してしっかり対策し、内定を獲得する人もいます。しかし、その3社がうまくいかなかった場合のリスクを考慮すべきです。 余裕が出たらエントリー数を増やしてみよう たとえば、3社とも最終選考近くまで進んだものの、結局すべて落ちてしまった場合、時期はかなり後ろになっていますよね。そこから次の企業を探し始めると、人気企業はすでに募集を締め切っている可能性が高いです。 対策としては、最初は3社に集中するとしても、余裕が出たタイミングでエントリーを増やす、「第二陣」を用意する、応募締切日をカレンダーで管理し、状況をみながら持ち駒を増やすなど、「引き出し」をいくつか作っておくことをおすすめします。 状況で柔軟に対応を! 早期化・分散化の波に乗ろう 引き出しを増やすタイミングは、あなた自身の面接の手応えにもよるでしょう。 たとえば、二次選考に合格し「次は最終面接だ」という段階であれば、その最終面接の対策に集中すべきかもしれません。 一方、一次選考を通過し「次に二次選考」という段階であれば、まだ時間的な余裕もあるでしょうから、1〜2社エントリーの準備を始めてみる、といった具合です。 面接の日程とエントリーの締切日を見比べながら、二次面接が終わった段階で次にどう動くかを決めていく、という流れになるかと思います。 まずは10社ほど受けてみよう 5年ほど前は、3月1日に就活解禁という雰囲気があり、そのタイミングで「10~20社エントリーしよう」と指導していました。 しかし、今は早期選考が非常に活発で、時期が分散しています。 そのため、一度に10社受けるというよりは、まず早期選考で数社受けてみる、年内に1社内定が取れたら、その企業への志望度合いによって次の動きを決める。 このように、時期や状況によって柔軟に対応すると良いですよ。
-
Q
- 就活で中小企業にも落ちてしまうのですが、私のどこかに問題があるのでしょうか?
- 中小企業と一口に言っても、その数や業界、規模はさまざまで、大企業のほうが数は少ないくらいです。業界や企業によってもとらえ方は異なります。 まず、「中小企業だから簡単に入れる」という考えは間違いです。中小でも人気がある企業や、熱意を持って採用活動に取り組んでいる企業は数多く存在します。当然、志望する学生も多くなります。 また、もう一つの視点として、大手に比べて中小企業は採用人数が少ないです。 応募者の総数が大手ほど多くなくても、採用枠が非常に少ない場合、結果として倍率は高くなります。 結局は、「しっかりとした対策ができていないから落ちる」ということに尽きるでしょう。 基本的な対策の徹底が不可欠 「中小企業だから」と油断し、大企業ほどの対策をせずに「受かるだろう」という気持ちで臨む人も見られますが、採用担当者は大企業でも中小企業でも同じ視点で評価します。 自己分析、企業研究、業界研究といった基本的な対策を徹底することが非常に重要です。 情報不足は行動で補う! 「滑り止め」感覚はばれる 中小企業を第一志望にしている人もいますが、大手を第一志望にし、「滑り止め」感覚で中小企業を受けていると、選考が進んだ段階で差が出ます。 私が見てきたなかでは、「中小企業だから受かるだろう」という甘い考えで臨んでいる人は落ちてしまう傾向にありますね。面接が進むにつれて、企業研究の浅さや「なぜこの会社に入りたいのか」を自分の言葉で語れない点が露呈してくるからです。 中小企業の情報は見つけにくいかもしれませんが、その分、独自の説明会や懇親会を丁寧におこなってくれる企業も多いです。 企業で働く人の声を自ら集めに行こう また、採用規模が小さいからこそ、面接の合間などに人事が直接「何か質問はありますか?」と、学生の疑問に答える時間を設けてくれるケースもあります。 あとは、OB・OG訪問も有効です。大学の先輩など、実際にその企業で働いている人から直接話が聞ければ、疑問点も解消しやすいでしょう。 そういった機会を積極的に活用し、情報を自ら集めに行くことが大切です。