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Q
- ストレングスファインダーを使った自己分析はどうすれば良いですか?
- ストレングスファインダーというのは、アメリカの企業が開発した自己分析ツールです。 177の質問に答えることで34の資質をランク付けし、強みを発見するというものですが、長年使われていて利用者も多いため、一定の信頼性があるといえます。 自分では気づきにくい強みに気づき、強みをどう表現するかの参考にもなるため、自己分析でつまづいたときに使ってみること自体は否定しません。 ただ、就活の場合、分析結果が出てもそれをそのまま企業に出すわけではなく、言葉にして伝えるのは自分です。 ツールを使ってどのような結果が出たとしても、それを自分が信じられないのであれば、説得力を持ってアピールするのは難しいでしょう。 そうなると、結局答えは最初から自分が持っているということにならないでしょうか。 分析結果に頼るのではなく自分で掘り下げた強みが面接で活きる お金と時間を使ってツールに頼るよりも、内省の時間を取って自分を見つめ直した方が、良い答えが見つかるのではないかというのが個人的な意見です。 どうしてもそれが難しい場合には、他人の助けを借りたりツールを使ってみることもおすすめします。 しかし、安易にツールに頼らずに、自分で苦労や努力をして見つけた答えのほうが、説得力も強い内容ができると考えます。
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Q
- 初めてのOB・OG訪問では何を準備すれば良いですか?
- OB・OG訪問は、公になっている企業情報以外の幅広い情報を得られる機会です。実際に内部で働いている人の生の声を聴ける場でもあります。 あまり形式的になりすぎるのも不十分で、また、くだけすぎても失礼にあたるため、意外に心の準備は難しいです。会社の許可を得て時間を取ってもらう場合と、個人的に対応してくれる場合とでも違いがあります。 後者の方がリラックスできる可能性があるものの、愚痴を聞かされるなど、本題から逸れてしまうこともあるしれません。 生の声を引き出す質問と基本的なマナーを意識しよう 準備やマナーという点では、まず聞きたいことをまとめておくことが必要になります。 せっかく時間を割いてもらうからこそ、OB・OGが学生だった頃にイメージしていたものと、実際の仕事に就いてからのイメージとの違いを聞いてみてください。 さらに、社会人として働いてから得られたこと、職場の雰囲気など、なるべく人事に聞けない生の声を聞く準備をしておきましょう。 会社案内に載っているようなことや、説明会で聞けるようなレベルのことをわざわざOB・OGに聞くのは失礼と思われても仕方がありません。 そして、マナーの点も過剰に意識する必要はないものの、社会人は学生に比べ非常に忙しく、社歴の浅い人ほど仕事を覚えている過程であるため余裕もないのが一般的です。 そんななか、時間を割いて対応してくれることに感謝しましょう。服装なども、私服で良いとは言い難いです。 少なくとも襟のついた服装で伺うようにし、話を聞く際にもメモを取る準備はしておきましょう。
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Q
- 面接で自己PRと長所を効果的に伝えるにはどうすべきですか?
- 面接の目的は、企業側から見れば応募者を理解することです。ただし、実際は短時間の面接だけで相手を理解することは難しい側面があります。 そこで、面接官はいくつかの質問をして、限られた情報のなかから自社の採用基準を満たしている学生を見つけようとしているのです。本質的に相手を理解していくのは、入社後に一緒に働いてからということになります。 一方、応募者は自分のことを短時間で面接官に伝えなければなりません。その際、相手のニーズを理解していれば、自分のことを幅広く話すよりも、面接官の選択基準に近いことを話す方が効果的であることがわかると思います。 どんな人でも長所は複数あるため、伝えたいことも自然と多く出てくるものです。 しかし、たとえべ不特定多数のお客様を相手にする仕事をするうえで、一人で黙々と集中して努力ができるという長所があったとしても、相手のニーズとはズレている可能性があります。 ほかに、社交的であるという応募者が何十人もいれば、自分が社交的であったとしてもプラスアルファの要素を加えないと差別化にならないこともあるのです。 企業のニーズに合った強みを選び具体的な体験で裏付けよう まずは企業研究のなかから、相手がどういう人材を必要としているかを探り、自分の長所のなかからその要素を探してください。そして、それを裏付ける実体験やエピソードを具体的に説明する準備をしましょう。 「本当の長所はそこではない」と感じるかもしれませんが、嘘でない限りはそれは問題ではないのです。 相手は短時間で採用者を選ばなければならないため、面接官があなたを選ぶだけの選択理由を提供することがポイントです。そういう視点で準備してみてください。
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Q
- OB・OG訪問の始め方を教えてください!
- 大学のキャリアセンターに相談するのが、最も無理なく効率的に進められる方法です。 大学ではOB・OGの就職先を把握していて、キャリアセンターから紹介してもらうことで、OB・OG本人も協力的な対応をしてくれやすくなります。企業側も大学との良好な関係を維持するために丁寧な対応をしてくれる可能性が高いため、リスクも少ないです。 キャリアセンターを活用して正攻法で始めよう 民間の媒体企業やサークル、SNSでのつながりは、どうしても営利的なサービスとつながっている可能性が高くなります。 実社会では、人が無償で動くことは少ないです。そうしたサービスには相手側の何らかのメリットが隠されていることもありえます。 たとえば、コミュニティに加わることで後からコストが発生するものがあったり、学生側の情報が何らかのマーケティングのリストになってしまったりする可能性が否定できません。 一方、キャリアセンターでは、無償で手順や心構えなどをサポートしてもらえます。ただし、基本的には相手企業に関心があり、リアルな情報を知りたいということがOB・OG訪問の大前提です。 ネガティブ情報に目を向けるのではなく、仕事の意義やインパクト、社会貢献性など、前向きな要素に目を向けて、その要素を軸にOB・OGがどう感じているかなどを聞くことで、リアルかつ好感度の高い訪問ができると思います。
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Q
- 転職の面接対策におすすめの本はありますか?
- 正直、面接対策本の内容の差はほとんど無いと思います。ほとんどの本が、言葉は違っていても結局同じことを言っています。そしてどれも有益なアドバイスであり、質の差もほとんどありません。 では違いがどこにあるかと言えば、読みやすさと読み手の状況に合うかどうかの2点です。 ただ、これは他人ではわからないので、私がおすすめしたとしても質問者の状況に合うかどうかはわかりません。 そこで、質問の直接的な答えにはなっていないかもしれませんが、本をどう選ぶかについてコメントしたいと思います。 私は国家資格の受験指導も10年ほどおこなっているのですが、受講者の中には教材を1つに絞って徹底的にやろうとする人と、複数の教材を併用している人がいます。 直感的に読みやすいと思える一冊を徹底的にやり込もう 経験上はっきり言えるのが、学習効率が良く結果も出ているのは圧倒的に前者ということです。 本やテキストには著者の説明方法の傾向や色使い、フォントなど、読み手の好みに合うかどうかの要素がいくつもあります。 それは内容以外の部分で学習のモチベーションにかかわるのです。 そのため、面接対策本を選ぶ場合でも、サンプルや立ち読みなどで、直感的に好みのものを選び、それに従って徹底してやってみるというのがおすすめの方法です。
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Q
- 商社で働くにはために英語は必要不可欠ですか?
- 一言で商社と言っても扱う商材や規模はさまざまです。 英語の必要性もそれによって変わるので、「入社後に身につければよい」という声は、たまたまそういう環境の部署にいる立場の声だろうと思います。 資源の乏しい我が国では、原材料から製品に至るまで海外取引に頼ることが少なくありません。 商社はその仲立ちをする仕事であり、日本の商社の仕事ぶりは海外の企業や投資家からも高く評価されています。そうした背景から考えても、語学力は必須のスキルと言えるでしょう。 TOEICのスコアとのご質問ですが、実は高得点者でもビジネス英語があまり使えない人もいます。 本来、語学力はコミュニケーションのための道具の一つなのですが、ハイスコアを取ることを目標として学んできた人のなかには、語学の本来の目的を忘れてしまっている資格マニアのような人もいるので、スコアはあまり参考にはならないと感じます。 920点以上のスコアを持ちながら、取引の現場では適切な表現ができない人も結構見てきました。 ただ、日常的に英語で仕事をしていくという覚悟があり、英語に一定の自信を持っていて苦手意識がない人ならば、入社後に実務を経験しながら語学力も上がっていくことは十分期待できます。 もし語学に関して現在、それほど自信を持てていなくても、そうした観点を盛り込んでPRしていければ良いのではないでしょうか。 英語力だけに頼らず、職業理解や志望動機で差をつけよう あえてTOEICのスコアを言うならば、英語に抵抗感がないという目安としてのTOEICでの最低ラインは850点くらいではないかと思います。 しかし、採否基準における語学力の優先度はそれほど上位ではないので、より上位のスコアを目指しつつも、まずはほかの部分でしっかり準備するのが前提になるのではないかと思います。
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Q
- カメラ業界への就職が気になっていますが、将来性はどうですか?
- カメラ業界といってもフィルムを使ったカメラとデジタルカメラはやや異なります。スマートフォンに搭載されているものもカメラですし、ミラーレス一眼レフなどの高価な機材もカメラです。 また、カメラの技術を応用した内視鏡やCTスキャナーなど、扱う品種は多岐にわたり、どれを得意とするかで企業の特徴もかなり変わってきます。 フィルムカメラからデジタルへの転換期に話題になったのが、昔世界シェアNO.1であったコダック社の凋落と当時2位であった富士フイルムの躍進です。 事業をいかにして時流に合わせて転換していくかというテーマで書籍や経済記事で何度も取り上げられていますが、その富士フィルムも今は化粧品事業に進出し時流対応を迫られています。 コダックは一度経営破綻し、いまではカメラ事業から撤退して印刷業大手になっています。 つまり、カメラに特化してしまうと市場規模はそれほど大きくなく、企業数も少ないのが現状です。 デジタルカメラ業界では世界シェア1位のキャノンが目立っています。 ソニー、ニコン、オリンパスといった企業は、カメラメーカーというよりは光学機器、精密機器、という事業分野の一つとしてカメラを扱っているという位置づけになります。 歴史と多角化から、企業の体質と将来性を見極めよう 業界の変化に目を向けるのであれば、上記のような歴史的な背景をおさえたうえで、志望する企業がカメラ以外のどのような事業に取り組んでいるのかチェックしていくことで、企業の体質や考え方を知ることができるでしょう。
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Q
- 3次面接の逆質問は何を聞くべきですか?
- 就活をテクニックで考えてしまっていて、本質を見失っていませんか。 まず、「何を聞けばよいかわからない」についてですが、これまで会社資料や選考の過程であなたは会社のことがすべてわかったと言えるのでしょうか。通常はそんなことはないはずです。 面接官が逆質問を受けるのは、少しでも会社のことを理解してほしいからです。毎回面接官も変わるので、階層の違う人にしか聞けないことがあるでしょう。 たとえば、現場の上司になる人に聞きたいことと社長に聞きたいことは同じではないはずです。3次面接ということは、役員やトップが面接官のことも多いはずで、そういう場合は長期的な経営戦略や方針といった、大きな方向性に関することを聞いてみてはどうでしょうか。 同じ質問はNG! 就活を意識しすぎず自然な会話をしよう 次に、「過去の面接で質問したことを繰り返す」についてですが、過去の面接時にあなたはすでに回答してもらったのですよね。それで疑問が解消したのなら同じ質問を繰り返すのはおかしいでしょう。 回答に納得がいかなかったとか、回答してもらったけれどその主旨が質問の意図と違っていたとか、そういう場合以外で同じ質問を繰り返すというのはおすすめできません。 最悪の場合、理解力の乏しい人、言葉が通じない人、と思われる可能性もないとは言えません。 いったん、就活テクニックを離れて、質問というものが何のためのものか思い返して、自然な対話ができるようにしましょう。
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Q
- ゼミの経験をガクチカとしてアピールするのはだめでしょうか?
- あなたが本当にゼミ活動を頑張ったのであれば、その話をガクチカで答えても特に問題はありません。 ガクチカはあなたのことを知るための質問の1パターンに過ぎないので、どのテーマがダメとか良いとか考えるのは本末転倒です。 自分のことをわかりやすく伝えられる体験なら、嘘でなければ何でも構わないのです。 ゼミ全体の成果より自分の考えや行動をどう表現するか 一般的にゼミ活動があまり良くないと思われているのは、自分らしさが伝えにくいということかと思われます。 指導教授がいてグループで取り組んだ成果などは、あまり自分の主体性の証明にもならないし、自分だけの実績とも言えないのでそうした点が気になる人はダメと考えるのでしょう。 つまり、伝え方のポイントもその点になります。 ゼミ活動全体で上げた成果はなるべく具体的に説明したうえで、そこに自分がどういう考えや行動をもって関与したか、成果を出すうえでどう貢献したか、自分自身の成長や変化にどうつながったかということをしっかり説明しましょう。 聞き手や読み手があなた個人の人物像を肯定的に理解できるよう構成してみてくださいね。
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Q
- 商社の一般職は勝ち組ですか?
- わざわざ一般職と言っている点がポイントかと思うのですが、年収や安定感は総合職も同じですが、総合職はハードワークだからという意味も含まれているのでしょう。 総合職ほどハードではないが、商社の高い年収相場の恩恵を受けて、良い環境で比較的に楽に稼げるというニュアンスが感じられます。 質問としてはそれが「実際にどうなのか?」とのことですが、それは個人の感覚でしかないので、本当に勝ち組かと言えばよくわかりません。 総合職とは別な面で一般職の人もそれなりにハードですし、すべての人がそれを勝ち組と考えるかは疑問です。 本当の勝ちは、自分の価値観と将来像で決まる ここからは私個人の考えですが、問題は勝ち組って何なのか? ということです。 若くてまだ学習能力がある時期に楽して稼げるというのは私は勝ち組ではなくむしろ負け組だと思っています。何故ならスキルが身につかないからです。 人口が減って国力が下がり、経済も縮小していくわが国では、社会保障や公的支援に過度に頼ることができなくなりつつあります。 こうした時代では、目先の給与や好待遇よりも、自分で考える力や、苦境を乗り切って生きていけるスキルを身につける方が長期的な財産ではないかと思います。 楽に稼げるような職場ではそれは身につかない可能性が高いでしょう。世間の勝ち組という風評などは何の判断材料にもなりません。 体力も気力も充実しているうちに何をすべきかは自分自身でよく考えるべきではないでしょうか。