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Q
- 履歴書の日付は、古いまま使い回しても大丈夫ですか?
- 履歴書の日付欄の記載方法は、一見細かいようでいて、採用現場の担当者では「応募書類の基本マナー」として意外としっかりチェックするポイントです。 私自身、採用担当として日付が1週間〜2週間前のまま提出されている履歴書を何度も見てきました。その際は「この企業のためにきちんと準備されたものか?」「手を抜いていないか?」という印象を持ってしまうこともありました。 特に、手書きで日付だけ修正テープで直したような履歴書は、「使い回し感!」が目立ってしまい、誠実さに欠ける印象になることもあります。 企業は応募書類からも熱意を読み取るため最新の日付で提出しよう 理想的なのは、提出するたびに日付を書き直すことです。企業は、その日その瞬間に自社へ向けて応募してくれているという“熱意”を読み取ろうとします。日付もその意思表示の一つ。PC作成の履歴書であれば更新しやすいですし、手書きの場合でも新しく書き直す努力は、十分に伝わります。 小さなことに思えるかもしれませんが、だからこそ差がつきます。履歴書の日付は、“丁寧な就活”の表れです。誠意ある準備をしていることを相手に伝えるつもりで、最新の日付で提出しましょう。
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Q
- 2月開催のインターンシップに参加した方が良いのでしょうか?
- 2月のインターンは、確かに1day形式など短期のものが多く「参加しても意味があるのか」と迷う学生も少なくないと、私も日々感じています。 しかし、私のこれまでの経験から分析すると、2月におこなわれるインターンは「企業側が学生を最終確認する場」として実施しているケースも多く、かえって「選考と直結する」ことも珍しくありません。 私がこれまで求職者指導をした経験からも、実際、2月のインターン参加がきっかけで早期選考に進み、そのまま内定を得た学生の例は本当にたくさん見てきました。特に、まだ夏に参加していなかった企業や、新たに興味を持った業界があるのでしたら、2月は絶好のチャンスだと私は考えています。 また、自己PRや志望動機の精度を上げるという点でも、2月のインターンに参加して実際の企業の考え方や働き方に触れることは、エントリーシート(ES)や面接の準備に直結するのです。 選考などの日程とうまく調整して戦略的に活用しよう 特に2月のインターンへの参加をおすすめしたいのは、就活の軸をまだ固めきれていない人、業界研究をもう一歩深めたいと考えている人、そして選考対策をより実践的な場で積みたいと願っている人です。 ただ、一つ注意していただきたい点があります。それは、日程が選考と重なりやすいということです。ですから、私がこれまで求職者指導をした経験からもアドバイスすると、優先順位をしっかりと決めて、無理のない計画を立てることが非常に重要となります。2月のインターンは、戦略的に活用すれば、皆さんの就職活動を一歩リードする大きなきっかけになると、私は確信しています。
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Q
- 最終面接の時間はどれくらいですか? 一次や二次よりも長いですか?
- 最終面接の所要時間は企業によって異なりますが、一般的には30~60分程度を想定しておくと良いでしょう。一次・二次面接に比べてやや長めになることが多く、役員や社長など経営層が登場するため、「最終的な意思確認」や「人物評価の総仕上げ」の場と考えられているからだと思われます。 また、時間が30分と指定されている場合は、志望度や条件面の確認が中心になることもありますが、1時間前後の場合は、価値観や将来のビジョンなどについて、より深く掘り下げた質疑での対話を目的で進められる可能性もあります 企業ごとに面接スタイルや評価方法は異なるため時間がかかる さらに、時間の記載がない場合でも、「最低1時間、余裕を持って90分ほど確保」しておくと安心です。実際には話が盛り上がり、予定より長くなるケースも珍しくありません。 なお、短く終わったからといって不合格というわけではありません。企業ごとの面接スタイルや評価方法の違いによるものです。大切なのは、落ち着いて自分の想いや熱意をしっかり伝えること。最終面接は「選ばれる場」であると同時に、「自分も企業を見極める場」であることを忘れずに臨みましょう。
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Q
- 1時間の面接って長すぎませんか?
- 面接が1時間になると「長すぎるのでは?」と不安に感じる学生は多くいます。これまで30分程度の面接を経験してきた場合、特にそう感じるかもしれません。 しかし、企業があえて1時間かける理由には、応募者の人柄や考え方を深く理解したいという強い意図があります。特に、将来的に中核を担うことを期待する総合職や職種限定の面接では、「この人と長く一緒に働けるか」、「チームに合いそうか」といった点を丁寧に確認しようとするため、質問が多くなり、自然と時間も長くなります。 そしてこれは、受験者にとっても大きなメリットです。「限られた時間では伝えきれない自分の強みや考え方をアピールできる貴重な機会」でもあるのです。たとえば、面接中に逆質問を通じて企業理解を深めたり、自分の志望動機に厚みを加えて伝えることで、他の候補者との差をつけることも可能です。 面接が長いときはその時間を活かすことが大切 「面接が長い=悪い兆候」ではありません。むしろ、しっかり向き合ってもらえる場と捉えて、前向きに自分を伝えるチャンスに変えることが大切です。 時間を「使われる」のではなく、「活かす」意識で臨みましょう。
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Q
- 面接に1時間もかかりました。落ちますか?
- 面接に1時間かかったからといって、「落ちた」とは限りません。実際、私が支援してきた就活生の中でも、1時間以上の面接の後に内定を得たケースは多くあります。特に質問が多かったり、深掘りが続いた場合は、あなたに興味を持ち、しっかり見極めたいと考えていた可能性が高いです。 事前に30分と伝えられていて時間が延びた場合も、会話が盛り上がったり、確認したい点が増えた結果ということがほとんどです。時間が明示されていなかった場合も、1時間程度の面接は決して珍しくありません。 準備不足や回答のズレで長引いた場合は改善の必要がある ただし、もし面接が長引いた原因が準備不足によるやりとりのズレや回答の迷いだった場合は、改善の余地があります。たとえば、「質問の意図を正確に把握する力」や「自分の考えを端的にまとめる練習」が必要です。よくある質問に対して、自分の考え+具体例を簡潔にまとめる練習をしておくことで、面接での自信と安定感が高まります。 「落ちたかも……」という不安を減らすには、準備の量ではなく質を意識することが重要です。一つひとつの質問に、自分らしい言葉で丁寧に答える力が、合否を左右する大きなポイントになりますよ。
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Q
- IT業界の平均勤続年数の目安は何年くらいですか?
- ご質問の通り、IT業界はほかの業界に比べて平均勤続年数が、特に近年はやや短めな傾向があります。私の支援経験でも、3~5年程度がひとつの目安となる企業が多くなってきていて、厚生労働省の統計でも平均勤続年数は7〜10年の業界に比べてやや短いのが実情です。 その背景には、技術の進化スピードが非常に早いこと、プロジェクト単位での仕事が多くキャリアアップのための転職が一般的になっていることが挙げられます。「短い=ネガティブ」とは限らず、スキルを磨きながら次の環境に進む「前向きなキャリア選択」が当たり前になっているともいえます。 IT業界の場合は勤続年数だけではなく自分の価値観やキャリア軸が大切 企業選びでは、勤続年数だけでなく、「なぜ定着率が低いのか」を自分なりに調べてみましょう。たとえば、制度が未整備なのか、若手が早期にスキルを得てキャリアを変えているのかによって、見え方は大きく変わります。 IT業界で長く働くには、「自分はどのように成長したいか」、「どんな働き方を望むか」を明確にすることが大切です。平均勤続年数は一つの参考にしつつも、自分の価値観やキャリアの軸と企業の環境が合うかどうかを見極めることが、納得のいく就職、キャリア形成につながると思います。
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Q
- 履歴書の得意な分野はどう書けば良いですか?
- 私の経験から言うと、履歴書の「得意な分野」は、単に専門知識の有無を見る欄ではありません。採用担当者が本当に知りたいのは、「その分野にどう取り組んできたか」「どのように思考し、工夫してきたか」といった、応募者の思考プロセスや仕事への適応可能性だと分析します。 たとえば、大学で日本文学を学んでいて営業職を志望している場合でも、「人の心の動きに興味を持ち、文学を通じて相手の背景や感情を読み取る力を磨いてきた」といった内容であれば、営業担当としても通用する強みとして十分アピールできると考えます。 重要なのは、得意分野をただ並べるのではなく、「それをどう活かせるか」「なぜそれが得意だと思うのか」という点を、あなた自身の言葉で伝えることです。 選考と志望企業に直接の関係がなくても企業で活躍する素養はアピールできる 実際に、これまで見てきたなかで好印象だった例として、「数学が得意。複雑なデータも整理し、要点を導き出すのが好き」と書かれていたものがありました。これは、研究職や企画職など、分析力や論理性が求められる職種で特に高い評価を得やすい傾向がありました。 つまり、専攻や志望職種が直接結びつかなくても、「得意なこと=自分らしさの源泉」ととらえ、そこから「自分の強みや価値観を伝える場」として前向きに記述することが大切です。職種と直接つながらなくても、あなたの考え方や取り組み姿勢、そして将来の可能性が伝われば十分に評価されるというのが経験則です。