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Q
- グループワークとワークショップの違いは何ですか?
- 質問者さんのように「言葉の定義をしっかりと考える」という姿勢は、とても大切です。仕事をするうえでも、この「言葉の定義を明確にする」という意識はあらゆる場面で役立ちます。 さて、今回は就活におけるグループワークとワークショップの違いについてですね。まず結論からお伝えすると、「この2つを明確に区別しているとは限らない」というのが現実です。 つまり、企業によって「うちはこれをワークショップと呼んでいる」「同じような内容だけど、うちはグループワークと呼んでいる」といったように、呼び方にばらつきがあります。 ただ、言葉の意味をたどると、それぞれに本来的な違いはあるため、理解しておきましょう。 まず、ワークショップは「参加型の学習」という意味を持つ言葉で、どちらかというと「学ぶ」という目的が根底にあります。 一方、グループワークは「集団で何かに取り組むこと」に主眼があり、就活の場面では、そこでの様子を企業側が観察して、評価の材料とすることが多いです。 つまり、ワークショップは「知る・学ぶ」ことを中心とした位置付けで、企業理解を深めたり、社員やほかの学生との交流をうながしたりする狙いがあります。対してグループワークは「選考の一部」という側面が強く、発言の仕方や立ち回り方が見られることになるでしょう。 企業ごとの位置付けはさまざま! 受け取った説明文から読み取ろう とはいえ、これはあくまで一般論です。質問者さんが案内を受け取った企業が、どのような意図で名称を使っているかは、実際の内容を見てみないとわからない部分もあります。 そのうえで、質問者さんが抱いている「ワークショップはフランクな雰囲気で学びが中心、グループワークは評価を意識した堅めの場」というイメージは、十分的を射ているといえるでしょう。 企業からの案内文のなかで「目的」がどう書かれているかを読み取りつつ準備ができると安心ですね。
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Q
- 面接に落ちた友達にかける言葉はどんなものが良いですか?
- 落ち込んでいる友人に「何かしてあげたい」と思える、その気持ちがまず何よりの力になります。ただし、質問者さんが言うように、下手な励ましや慰めが逆効果になることも確かにあるでしょう。 一番のおすすめは「普段通りに接する」こと、そして「話してきたら、とことん聞いてあげる」ことです。 カウンセラーの世界では「人の悩みは、その人自身が解決する力を持っている」という考え方があります。私たちができるのは、その力を引き出すサポートとして、安心できる空気のなかで話を聞くことです。これが一番の支えになります。 「ただ話を聞くだけで、本当に意味があるの?」と思うかもしれません。しかし、人は誰かに話しているうちに、自分の気持ちを整理できます。そのため、聞いてもらえただけで「ありがとう、少し楽になった」と感じる人は多いです。 落ち込んだときは人に話を聞いてもらおう! 気にせず話せる友人を大切に そして、もし質問者さん自身が今後落ち込むような出来事に直面したときも「ただ話を聞いてくれる人」を見つけて「ちょっと聞いてもらって良い?」と声を掛けてみてください。その時間が、気持ちを整えるために大いに役立ちます。 ちなみに、こういうときに「アドバイス」は慎重におこないましょう。聞かれてもいないアドバイスは、意外と相手の心を遠ざけてしまいますよ。
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Q
- 公務員で出世する人の特徴が知りたいです。
- 私もキャリアコンサルタントになる前は、公務員として地方自治体で働いていました。 私は管理職として働いていたため、ほかの自治体の管理職や、中央省庁の人とも頻繁に会う機会がありました。 任せて安心と思わせる処理力・対話力・挑戦力が評価される そこで感じたことは、出世している人は処理能力が高いということです。 資料の作成スピードが早く、完成度が高い印象があります。また、会議などでの話し方も非常に論理的で根拠があり、関係法令や事例もばっちり頭に入っているわけです。 そして「あの人に任せておけばまず問題ない」という周囲の信頼があるのは共通していました。そのうえで、コミュニケーション能力があり、周囲といい関係を築きながら仕事をしています。 能力が高くても、コミュニケーション能力がないと、昇進はスムーズにはいきません。 なぜかというと、公務員は多方面の人たちと協力しながら仕事を進めるため、コミュニケーションがうまく取れないと仕事が進まないからです。 また、「私のスキルでできるかな?」ということにも積極的に手を挙げ、仕事を受けいれていく姿勢も必要だといえます。 そのような仕事を巻き取って成果を上げていくことで、あの人は仕事ができるという評価につながっていきます。 質問者さんは「キャリアアップしていきたい」という思いがあるとのことであるため、質問者さんの昇進の役に立てば幸いです、頑張ってください。
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Q
- 住宅営業はやめとけ、という声を聞きました。やめておくべきですか?
- 「営業でバリバリ稼ぎたい」という思いを持って行動するのは、とても素晴らしいことです。そのなかで住宅営業に興味を持った一方、「やめとけ」という声や説明会での雰囲気に不安を感じているのですね。 まず、成果報酬型の営業職は確かに高収入を狙える反面、成果が出なければ厳しいフィードバックがあるなど、プレッシャーに耐える力も求められます。 また「体育会系の雰囲気」については、会社によって実情はさまざまです。上下関係が強く、精神論を重視する風土の企業もあれば、ロジカルな営業プロセスを重視する企業もあるため、住宅営業業界の会社すべてが体育会系な訳ではありません。 業界自体の成長は見込める! 自分の納得いく選択をしよう 住宅営業が「やめとけ」と言われる背景としては、「個人向けであるため土日出勤が基本」「少子化により市場が縮小するのでは」という声がよく挙げられます。 一方で、都市部での住宅需要は根強く、リノベーションや高付加価値住宅といった分野では今も成長が見込まれます。業界全体が沈むわけではありません。 「稼げる営業職」を軸に考えるのであれば、住宅業界に限らず、保険、不動産仲介など、他業界も視野に入れて比較してみるのがおすすめです。それぞれに向き不向きがあるため、説明会やOB訪問などを通じて、自分が納得できる環境かどうかをしっかり見極めてください。 質問者さんのように「バリバリ稼ぎたい」というエネルギッシュな人なら、必要とされる場所が見つかるはずです。
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Q
- グループワークのクズにぶちぎれています。
- 質問者さん、大変でしたね。グループワークはさまざまな人が参加するので、質問者さんのようなケースも決して珍しくありません。ここまで怒りがこみ上げるのも無理はないと思います。 さて、結論からお伝えすると、質問者さんが書かれているような言動をする、いわゆる「クラッシャー」は、その通りに評価されている可能性が非常に高いでしょう。 つまり「建設的にワークを進めようとしていない」「チームに貢献しようとするポジティブなマインドがない」といった視点で見られ、「一緒に働きたいとは思えない人材」と判断されやすいのです。 企業は頑張りを必ず評価している! 一人で抱え込まず進めていくことも大切 一方、質問者さんのように、難しい状況のなかでも何とかしようと前向きに動いていた姿勢は、面接官もきちんと見ています。 「チームの空気が悪いなかでも前向きに取り組んでいた」という点は、個人としてプラスに評価されているはずです。ただ、実際には「不合格」という形になってしまったのは、本当に悔しいことだと思います。 もし今後、似たような状況に出会ってしまったときは、すべてを自分一人で背負わないようにすることも一つの工夫です。 進行役をグループ内で割り振ってみる、意見が合わないときも一度「そういう視点もありますね」と一呼吸おいてから話を整理するなど、無理のない形でチームに働きかけていくと、巻き込まれすぎずに済みます。 今回の経験は、理不尽な状況のなかでも自分のスタンスを貫いた貴重な体験です。どうかこの経験を糧に、次の一歩を踏み出していってください。
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Q
- 緊張しやすい性格なのですが、営業に向いていないでしょうか?
- 「うまく話すこと」が営業職よりも大切なのは、クライアント目線を持って考え、行動できるかどうか。つまり「共感力・想像力」です。 営業は「ものを売る仕事」ではありますが、自分が売りたいという気持ちだけで提案しても、相手の心は動きません。一方で、「この人はこちらのことを親身になって考えてくれている」と思ってもらえれば、信頼感が生まれ、「この人から買おう」となっていくのです。 あなたが書いているように「人と話すときに緊張する」というのは、確かに営業職として心配になる要素かもしれません。でも、これまでたくさんの営業職の人の話を聞いてきましたが「もともと話すのが苦手だった」という人は意外と多くいます。 一歩ずつの経験や一つずつの知識が適職にしてくれる つまり、経験やスキル、商品に対する知識が積み重なることで「話すことに慣れる」という人がたくさんいるのです。 ですから、今の質問者さんが「緊張しやすい」というだけで、営業を諦めてしまうのは少しもったいない気がします。これまでに「人のために動いて喜ばれた経験がある」とか「人に喜ばれることが自分の喜びになる」といった思いがあるなら、営業職は十分検討していいと思いますよ。 自分の強みや価値観と向き合いながら、視野を狭めず検討してみてください。
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Q
- 警察官の自己PRで「忍耐力」をどうアピールすればいいですか?
- 警察官になるための自己PRとして「忍耐力がある」というのは、とても良い強みだと思います。 警察官の仕事は、たとえば夜勤対応や住民の声に真摯に耳を傾けるような、心身に負荷がかかる場面が多くあります。ですから、忍耐力がある人材は非常に重宝されます。 ただ、質問者さんも感じている通り「忍耐力があります」とだけ伝えても抽象的すぎて、面接官には伝わりにくいです。 そこでエピソーどが必要になるわけです。つまり、忍耐力がどんな場面でどのように発揮されたのかが具体的にわかるようにするのがエピソードです。 面接官が「この人なら仕事でも同じように粘り強くやり切ってくれそうだ」とイメージできるように伝えることがポイントです。 状況・行動・結果を明確にして説得力を高めよう このイメージさせることこそ、面接ではとても大切になります。そのためには、エピソードのなかで「どんな状況で」「自分は何を考え」「どう行動したか」「結果どうなったか」といった流れを意識して構成してください。 できれば、そのときに誰かが言ったひと言や自分の心のなかで思ったことなども添えると、よりリアルに伝わります。 単に「〜でした」と説明するのではなく、聞いている人が目に浮かぶような臨場感を持たせると、エピソードの持つイメージさせる力がぐっと高まります。 こうした構成を意識して忍耐力を伝えてみてください。
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Q
- 転職でOB訪問は有効ですか?
- 転職の際にOB・OG訪問をおこなうことについて、有効な面はあります。しかし、転職におけるOB訪問は一般的ではないので、依頼する際は失礼のないよう十分な準備が必要です。 すでにビジネスパーソンである人が、ほかの企業のビジネスパーソンに対して仕事内容をたずねるというのは一般的ではないため、学生のように「慣れていないから仕方ない」とは見られません。 マナーや下調べをしっかりおこない、聞きたいことを明確にして臨む必要があります。その点では難易度が高いといえるでしょう。 間違った目的で臨むとマイナス評価のリスクもある! 自分で調べてどうしてもわからないことがあればOB訪問をするのも良いですが、あまり学生のように積極的にやることはおすすめできません。実際に転職活動でOB訪問をする人は多くないのが事実です。 「OB・OG訪問をすれば面接に有利になるかも」という目的でやるのであれば、逆効果になる可能性すらあります。 上記のような意味合いで言うのであれば、学生は「やる気があるな」といったポテンシャルを見る傾向にあるため効果的に働く場合もありますが、中途採用では、その人のスキルや経験、社風との合致度が重視されるため、あまり効果的ではありません。 OB訪問は、あくまで仕事内容をリアルに知るための情報収集としてやるのであれば有効な面があります。目的が異なると、かえってマイナスになるリスクもあることを理解しておくべきでしょう。
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Q
- グループワークで出た面白いテーマの事例ってありますか?
- グループワークでは、「働かない社会をどう作るか」「人類が飛躍的に進化する薬とは」といった、ユニークで正解のないテーマが出されることがあります。事例は枚挙にいとまがありません。 しかし、企業がこのような課題を出す目的は、ユニークな正解をみつけることではありません。その「プロセス」を見ています。 正解のない問題に対して、どのように思考し、チームでどのように議論を進めていくかという、取り組み方を評価しています。したがって、さまざまなテーマの例題を知ること自体にはあまり意味がありません。 お題に対しては定義を理解して仮設を検証しよう 重要なのは、どのようなテーマが出ても対応できる「論理的思考力」を鍛えておくことです。 具体的には、まず「言葉の定義」を明確にすることから始めます。そのうえで、「仮説を立てて検証する」という思考プロセスを練習しておくと良いでしょう。
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Q
- 自己PRで柔軟性をアピールする場合、効果的なエピソードを選ぶコツは?
- まず考えてほしいのは「柔軟性」という言葉を曖昧にとらえていないか、ということです。 柔軟性とはどういうことか、具体的に自分の中で改めて定義してみましょう。 たとえば、予期せぬトラブルに対応した経験や、意見の異なる人と協調して何かを成し遂げた経験など、いくつか候補があると思います。しかし、その「出来事」だけで終わってしまっている可能性があります。「こういうことがあった」「こういうことがあった」という出来事だけで終わっているのはもったいないです。 出来事があったときに、自分はどう考え、その状況に対してどう行動したのか。ここがその出来事と紐づいてくると、初めて「エピソード」になります。出来事はエピソードではありません。 具体的な行動や思考プロセスをどのように記述すれば良いかということですが、おそらく質問者の方は漠然とした方向性は見えていると思います。もう一押しするとすれば、その出来事に対して「どう思ったか」「どう行動したか」を具体的に書き出してみてください。 そうすれば、「自分らしさが最も出ているエピソードはこれだな」というものを選べるようになります。 エピソードは材料集めと編集を分けよう エピソードはたくさんなくて構いません。1つか2つで良いです。最も自分らしいな、最も自分の能力が発揮されたな、と思えるものが良いです。 よくあるのは、いきなりエピソードをまとめようとすることです。まずは自分が経験したこと、そのときどう思ったか、といったことをひたすら記述して、すべての材料を洗い出すことです。 材料集めと、それを綺麗に読みやすいように編集する作業を一度にやろうとするのは、かなり難易度が高いです。作業を分けておこなうと、やりやすくなりますよ。