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Q
- ガクチカでオタク趣味を語っても良いですか?
- 「オタク趣味って、自己PRで話してもいいのかな……? 」という悩み、よく聞きます。実は私もオタクなので、その気持ち、とてもよくわかります(笑)。 結論から言うと、オタク趣味を自己PRに活かすことは、まったく問題ありませんし、むしろ効果的な場合も多いんですよ。 一見、ただの趣味に見えるかもしれませんが、「オタク活動」って、実はさまざまな能力を発揮するチャンスに溢れているんです。 たとえば、同人誌サークルで仲間といっしょに作品を作り上げる経験は、まさにリーダーシップや協調性、プロジェクトマネジメント能力を発揮する場ですよね。 オンラインゲームでチームを組んで目標達成をめざすなら、そこには戦略立案能力や、チーム内のコミュニケーションを円滑にする力が求められます。過去に私が担当した学生さんのなかにも、ゲームのコミュニティ運営に熱中し、そこで培ったコミュニケーション能力や企画力を自己PRにつなげた人がいらっしゃいました。 わかりやすさが鍵! 経験から得た学びを語ろう 何か特別な活動をしていなくても、大丈夫です。たとえば、好きな作品やジャンルについて、なぜそれが好きなのか、どんな点に魅力を感じているのかを自分なりに分析し、その過程で得た探求心や分析力をアピールすることもできます。 あるいは、「推し」の活動を応援するために、SNSで情報を発信して多くの人に魅力を伝え、「バズ」を生み出してファンを増やすことに貢献した、といった具体的な数字で表せる成果があれば、それは立派なマーケティング能力や発信力のアピールになります。 ただ、注意点もあります。私が人事担当者と話すなかで感じるのは、必ずしもすべてのオタク趣味がなじみ深いわけではないということです。ですから、「ただ単に好きなんです! 」という熱意だけの説明や、専門用語を多用した、聞いている側が置いてけぼりになるような説明は避けたほうが良いでしょう。 大切なのは、「なぜその活動に情熱を注いだのか」「その活動のなかで、どんな課題に直面し、どうやって乗り越えたのか」「その経験を通じて、具体的に何を学び、どんな力が身に付いたのか」を、相手にわかりやすく具体的に伝えることです。 そうすれば、私の経験上、オタク趣味はあなたの個性や強みを伝える、とても有効な自己PRの材料になりますよ。
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Q
- 履歴書の職歴の内容はどこまで詳細に書くべきですか?
- 履歴書の職歴欄、どこまで詳しく書けばいいか迷いますよね。これはアルバイト経験などを書く場合も、既卒の人などが職務経験を書く場合も同様ですが、履歴書の職歴欄は、簡潔な形で問題ありません。 具体的には、「会社名(またはアルバイト先名)」「所属部署」「役職(もしあれば)」「おもな担当業務(箇条書きで1〜2行程度)」くらいを記載すれば十分です。詳しい業務内容や、そこで挙げた実績、具体的なエピソードなどは、別途提出する「職務経歴書」のほうで詳しく書くべき内容になります。 履歴書と職務経歴書、それぞれの役割分担を意識することが大切です。履歴書は、氏名や学歴、職歴の概要といった基本的な情報を伝えるための書類であり、私の知る限り、企業によっては労務管理上の目的でおもに使われることもあります。 一方で、職務経歴書は、これまでの仕事を通じて培ってきたスキルや経験、実績を具体的にアピールするための書類です。ですから、履歴書の職歴欄は、あくまで「職務経歴の概要」を示すものととらえ、重複を避けるためにも、シンプルにまとめることを心掛けましょう。 職務経歴書で成果を強調! サマリも忘れずに! 実際に私が就職支援をしているなかでも、履歴書の職歴欄が長文になってしまっているケースを見かけますが、その場合は「ここはもっとシンプルにして、詳細は職務経歴書でアピールしましょう」とアドバイスしています。 ちなみに、職務経歴書を書く際のポイントとしては、「冒頭にこれまでのキャリアの要約(サマリ)を簡潔に書くこと」や、「担当した業務内容だけでなく、具体的な成果や、それを数値で示すこと」などを意識すると、非常に見やすく、内容が伝わりやすくなるので、ぜひ試してみてください。
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Q
- 自由形式の自己PRで写真を入れても良いですか?
- 結論から言うと、私の経験上、写真の添付は問題ないどころか、むしろ効果的なアピールにつながる場合がありますよ。特に、あなたの活動的な側面や個性が伝わるような写真であれば、文章だけでは伝わらない魅力をアピールできます。 どんな写真が良いかというと、たとえば「サークル活動やボランティア活動中のいきいきとした表情がわかる写真」や「何かを作り上げている様子」、「イベント運営時や研究発表の風景など成果物といっしょに写っている写真」などは、あなたの行動力や熱意を伝えるのに役立ちます。 逆に、避けたほうが良いのは、「友人たちとただ遊んでいるだけの写真」や「食事中の写真など、あまりにもプライベートすぎるもの」ですね。 ただし、これも例外があって、私の知る限りでは、たとえば企業のSNS運用を担当するような職種であれば、そういう日常のリアルな雰囲気が伝わる写真が、かえって「センスがある」と評価される可能性もあります。 写真は自己PRとの関連性を意識して活用しよう! いずれにしても一番大切なのは、「自己PRで伝えたい内容と、添付する写真がきちんと結びついていること」です。 以前私が人事を担当した学生さんのなかに、海外ボランティアに参加した人がいて、活動中の写真を添えてエントリーシート(ES)を提出してくれたことがありました。その写真からは、本人の明るさや周りの人との協調性が伝わってきて、何よりエピソードが具体的にイメージしやすくて、とても印象に残りましたね。
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Q
- 履歴書と面接で話す内容は変えるべきですか?
- 履歴書に書いた自己PRのエピソードと、面接で話すエピソードが違っていても大丈夫? という質問ですね。結論から言うと、私の経験上、まったく問題ありません。私が知る限り、人事担当者は、違うエピソードを聞いたからといって混乱したりしませんから、安心してください。 面接は、履歴書だけでは伝えきれないあなたの多面的な魅力をアピールするチャンスです。履歴書ではアルバイトの経験を通じてチームワークや協調性をアピールし、面接ではサークル活動でのリーダーシップ経験を話す、といった形でもまったく問題ありません。 むしろ、異なる側面からあなたの人柄や能力を知ることができるので、ポジティブにとらえられることのほうが多いでしょう。 もし面接官が履歴書に書かれたエピソードについてもっと詳しく聞きたいと思えば、「履歴書に書かれていた〇〇の経験についても、もう少し詳しく聞かせてもらえますか? 」といったように、追加で質問をしてきます。 ですから、面接の場では、そのときにあなたが「一番伝えたい」「最もアピールになる」と思うエピソードを自信を持って話してください。 補強する形で話すのも手! ただし矛盾は絶対NG もちろん、履歴書と面接の内容を完全に変える必要もありません。履歴書で書いた内容を、面接でさらに深掘りして具体的に話す、というのも有効な方法です。 それでももし不安であれば、「履歴書で書いたエピソードを補強するような形で、別の経験を追加して話す」というのも良い方法です。 たとえば、「履歴書では〇〇の経験について書きましたが、△△の経験でも同様の力を発揮しました」といった形で話せば、あなたのアピールポイントに一貫性を持たせつつ、多角的にアピールすることができます。 ただし、絶対にNGなのは、「履歴書に書いた内容を、面接での発言で否定してしまうような、矛盾した回答をすること」です。 私の経験から言っても、多面的にアピールするのと、話が矛盾しているのとではまったく意味が違います。矛盾が生じると、「どちらの話が本当なのだろう? 」と、エピソード自体の信ぴょう性が疑われてしまう可能性があるので、そこだけは十分に注意してくださいね。
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Q
- 履歴書に何を書いたか忘れてしまいました……。
- 面接の直前になって、「あれ、履歴書に何を書いたっけ……? 」と焦ってしまうこと、ありますよね。 私の経験からお伝えできる基本的な対策としては、面接前には必ず、提出した履歴書のコピーや、書いた内容をメモしたものを見返しておくことです。 特に、履歴書を郵送や手渡しで提出する場合は、提出する前にスマートフォンなどで写真を撮っておくと、後からでも内容を確認できて便利ですよ。これはぜひ、私がおすすめしたい方法です。 ただ、万が一、どうしても細かい部分を思い出せなかったとしても、過度に心配する必要はありません。面接官は、あなたが履歴書に書いた一言一句を完璧に覚えていることを期待しているわけではありませんから。面接で話す内容が、履歴書に書いた内容と著しく食い違っていたり、矛盾していたりしなければ、大きな問題にはなりにくいです。 もし面接中に、「これ、履歴書にも書いたかもしれないな」と不安になった場合は、「もしかしたら履歴書にも記載させていただいたかもしれませんが」といったように、一言クッション言葉を置いてから話しはじめると、重複があっても不自然に聞こえにくくなる、というちょっとしたテクニックもあります。 矛盾したら正直に! 誠実な対応を心掛けよう もし面接での発言と履歴書の記載内容に矛盾が生じてしまったら、正直に「すみません、記憶違いでした」と認め、誠実に訂正したり、あらためて説明したりすることが重要です。 そこで慌ててごまかそうとしてしまうと、かえって印象が悪くなってしまう可能性が高いので、正直さが重要ですよ。