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Q
- 履歴書の空欄に斜線は必要ですか?
- 結論からいうと、どちらでもかまいません。ただし、「意図が伝わる」ほうを選びましょう。 斜線を引く目的は、「未記入ではなく該当なし」と示すことです。もともと、医療や公的な書式では推奨される傾向にありました。一般企業では、空欄のままでも問題ないと考えるのが多数派です。 ただし、広い欄が空白のままだと「記入漏れ」や「準備不足」に見える恐れがあるため、意図を明確にするために斜線などを用いるのは有効な手段だと言えます。 大切なのは統一感! 書類の中で書き方を混ぜないようにしよう 具体的な運用方法として、狭い任意欄は空欄のままで問題ありません。広い任意欄の場合は、「該当なし」と小さく記載するか、斜線を一本引くなど、いずれかの方法で統一しましょう。 最も重要なポイントは「統一感」です。一枚の書類の中で、複数の方法を混在させないように注意しましょう。
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Q
- 履歴書の本人希望欄に休み希望を書くと、不利になりますか?
- 結論として、待遇に関する交渉は、原則として「選考の後半」でおこないましょう。 応募段階で「土日祝休み希望」と強く主張すると、「即戦力としての活躍」よりも「条件」を優先しているように見えてしまい、不利に働くことがあります。募集要項に「完全週休2日制」などの記載がある場合は、改めて書く必要はありません。 もし、書く場合は、企業に対しての配慮のある表現を意識しましょう。たとえば、「就業条件は貴社の規定に従います。なお、現職の引き継ぎの都合上、入社後2週間は土日を中心とした調整をお願いする可能性がありますが、ご相談のうえで柔軟に対応します」などが、良いと思います。 どうしても土日休みが良い場合は「希望」ではなく「前提条件」として共有しよう 面談で伝える際は、応募書類には記載しなくても大丈夫です。一次選考などを通過した後の面談で、「希望」としてではなく、業務を遂行するうえでの前提や質問事項として共有するのが良いでしょう。 具体的な交渉は、内定後のオファー面談でおこなうのがおすすめです。企業規模にかかわらず、この順番が最もリスクの低い進め方でしょう。
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Q
- 履歴書の文字の大きさはバラバラでも大丈夫ですか?
- 結論として、見栄えよりも可読性の一貫性が評価されます。 一般的に採用側は、読みやすさを配慮や業務遂行能力の一つとしてとらえています。特に几帳面さが求められる職種では、その傾向が強くなるでしょう。 意図のない文字の大小が目立つと、計画性や推敲の不足といった印象につながりやすいため注意してください。 ただし、文字の大きさが均一でなくても、行間や字間、余白が整っていれば、致命的な欠点にはなりません。また、見出しなどで意図的に文字の大きさを変えているのであれば問題ないです。 迷ったら基本に忠実に! 基準に合わせて書こう 指導の観点からいうと、以下の点が目安になります。 まず、本文は約6~7mm四方、見出しはプラス1mm程度にとどめるのが良いでしょう。 そして、文章のブロックごとに、最初の2行で文字の大きさを固定し、最後まで崩さないようにします。余白は上下に10mm以上を確保し、行間は文字の高さの0.7倍程度を意識してください。 業界による差でいうと、以下の傾向があります。 金融、官公庁、法務系など文書の厳格さが求められる業界は、整然さを重視される傾向が強いです。一方で、クリエイティブ職は読みやすさに加えレイアウトのセンスも見られますが、奇抜さは不要となります。 文字の大きさで評価が下がるのは、可読性が著しく損なわれた場合に限られるでしょう。迷ったら素直で読みやすい状態を目指すのが最適です。気になるときは、書き直すのが安心だと思います。
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Q
- 公務員のエントリーシートの「自己啓発活動」の書き方を教えてください!
- 自己啓発活動は、「仕事の再現性を高めるための自己管理・学習」として語れれば、十分に評価対象となります。必ずしも、豪華な資格の取得や専門学校に通うといったことである必要はありません。 公務員として求められる「長期的な視点で物事を継続し、改善していく力」を示せることが最も重要です。 たとえば、日々の健康管理にPDCAサイクルを取り入れた経験を伝える場合、「毎日の歩数や睡眠時間を管理し、集中力との関係性を分析し、勉強効率の改善をした」などと示しましょう。 また、「政策への理解を深めるため、毎朝20分間で制作記事を要約してゼミで議論をおこなった。そうすることで論点を整理する力を身に付けた」経験や、「Excelや統計などの関数を独学で習得して、模擬データで集計をおこない、課題提案資料を作成した」といった経験も、立派な自己啓発活動です。 地味でも継続が鍵! 改善プロセスを言語化しよう 書き方は、「目的→方法(具体的な頻度・工夫)→成果(定量)→入庁後の活用」という構成がおすすめです。「地味でも継続し、改善していること」が最大の加点ポイントとなります。 歩数管理、ストレッチ、日記など、一見些細なことであってもかまいません。 「なぜそれをおこなっているのか」「どのように改善したのか」を語ることができれば、それは立派な自己啓発活動になるのです。
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Q
- エントリーシートの文字数が多いとつらいです……。
- ESの指定文字数が多くてつらいと感じる時は、無理に文章を「水増し」しようとするのではなく、自身の経験を「立体的」に語ることを意識すると、自然と質の高い文章になります。 効果的なのは、あなたのエピソードを5つのブロックに分解して構成する方法です。各ブロックの文字数は、それぞれ100~150字を目安にしましょう。 まず、何が問題で、なぜそれに取り組む必要があったのかという「背景・課題」を示します。 次に、どのような目標(KPI)や期限を置いたのかの「目標設定」を書きましょう。 そして、目標達成のための具体的な工夫や意思決定、施策(数値・ツール名・頻度など)となる「行動」を記します。 さらに、その行動によって生まれた「成果」をBefore/Afterがわかるように示し、最後に、その経験からの「学び」を入社後どう活かせるかを述べる形で書いてみてください。 各要素を均等に! 意味のある密度で800字を狙おう この5点セットを使うことで、600~800字という文字数指定でも、意味のある密度で文章を作成できます。 逆に、いずれかのブロックが薄いと感じるなら、具体的な指標や判断基準などを加えて厚みを持たせましょう。
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Q
- エントリーシートの文字数は何割埋めるべきですか?
- ESの文字数は一般的に80~95%埋めるのが良いと言われています。ただしこれは、「読み手の負担を下げつつ情報量を担保する」ための、運用上の最適化といえるでしょう。 文字数指定が長文か短文かによって、方針は変わってくるため注意が必要です。 たとえば、600字以上の長文指定の場合は、8~9割程度を目安に、具体的な数字やエピソードを盛り込んで厚みを出すことを意識しましょう。 一方で、200字程度の短文指定の場合は、ほぼすべて埋めて問題ありません。ただし、「~ということ」などの冗長な表現は徹底的に排除し、「結論→根拠→入社後の活かし方」を意識して一つの文に一つの役割を持たせるように書くのがコツです。 比率に縛られすぎない! 読み手の理解をゴールにしよう 文字数に綺麗に収めるコツは、以下の通りです。 ①書き始めに「骨子(見出し)」を作る ②一つの文を60~80字を目安に作成する ③冗長な前置きや抽象的な言葉は削る 「読み切られ、理解され、印象に残る」ことがゴールです。文字数の比率は、あくまで手段であることを忘れないようにしてください。
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Q
- ESの自由記入欄が小さい場合、何を書くべきですか?
- ESの小さな自由記入欄は、ほかの項目では伝えきれなかった、あなただけの具体的なアピールを「一点突破」で伝える絶好の機会です。 おすすめは、以下の3つのパターンとなります。 1つ目に、志望度の根拠を一言で補強するパターンです。「説明会で伺った〇〇戦略に感銘を受け、私の△△の経験が必ず活かせると確信しました」というように、その企業ならではの具体的な情報と自身の経験を結びつけ、志望度の高さを補強するのが一つの手でしょう。 2つ目が、職務適性の「数字・成果」を1行で書くパターンです。「インターンシップでのCS改善でNPSをマイナス10からプラス12へと改善した経験があります」といったように、あなたの能力を具体的な数字で一行に凝縮して示すのも非常に効果的でしょう。 3つ目が、配慮・制約の明示を書くパターンです。これは必要な人のみ検討しましょう。「遠方在住ですが、内定後は〇月までに〇〇への転居が完了する予定です」といった内容を記載することで、企業側からすると聞きづらい情報を先回りして示すことができます。 自分の言いたいことをギュッと詰め込む! 結論から書くことを意識しよう どのパターンで書く場合でも、記載の際は、「結論→根拠→効用」の順で書くことがおすすめです。 限られた文字数の中で、結論から先に書き、誰にも真似できないあなただけの強みや熱意を凝縮して伝えることを意識しましょう。
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Q
- エントリーシートの資格欄に運転免許を書くのはありですか?
- 基本的には、記載して問題ありません。資格欄を空欄にしないためにも、記載するのが望ましいです。 記載する際は「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」のように正式名称で正しく記載しましょう。 思わぬ加点の可能性も! 万が一に備えアピールしよう また、将来的に地方勤務や出張、営業車での移動など、運転免許が必要になる可能性のある企業にとっては、あなたが免許を持っているという情報は、ささやかながらもプラスの評価につながることがあります。 採用担当者からは直接尋ねにくい情報でもあるため、あらかじめ記載しておくことで、あなたの配慮を示すことができるでしょう。 ほかにアピールできる資格がない場合も、資格欄を空白にしないために記載しておくことをおすすめします。
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Q
- エントリーシートに資格の取得見込みを書いても良いのですか?
- ESESに、現在勉強中の資格を「取得見込み」として記載することは、あなたの学習意欲や自己管理能力、応募職種との関連性を示すうえで有効なアピールになります。大切なのは、その書き方と伝え方です。 誤解を避けるため、取得済みの資格を記入する「資格欄」ではなく、「自己PR欄」などに書くのが良いでしょう。 その際、「日商簿記3級(2026年3月取得予定/現在模試で平均72点)」のように、具体的な取得予定時期や現在の進捗状況を数字で示すと、目標に向けた計画性が伝わり、より説得力が増します。 注意点を理解してルールを守った記載が大切! ただし、注意点もあるため確認しておきましょう。 まず、関連性が薄い資格の「取得予定」を大量に並べるのは逆効果です。そして、選考中に試験に落ちた場合は、速やかに正直に報告しましょう。その際、「学習計画の見直し」についても添えられると誠実さが伝わります。 また、「なぜ今、その資格なのか」という目的意識や、「入社後にどう活かしたいか」という活用イメージまで書けると理想的です。「予定は信用を生み、結果で信頼に変わる」という前提を持ち、ルールを守って記載しましょう。
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Q
- ESは8割埋めるべきですか?
- 「8割神話」といわれるものは根強くありますが、あくまで目安にすぎません。評価軸は量ではなく、要約力・具体性・再現性などの質であり、伝わるかどうかが重要です。 目安としては、指定字数の±20%以内(600字指定なら480~600字強)が一般的に読みやすい分量と言われています。無理に水増しをすると冗長な表現や抽象的な言葉が増え、かえって読み手からの評価は下がる可能性があるでしょう。 もし短すぎる場合は、人数・金額・頻度・期間などの定量的な情報や意思決定の根拠、入社後にどう活かすかという再現性などを加えていくと、単なる事実ではなくストーリーとして読めるようになり、自然に厚みが出ます。 文字数の過不足は3つの視点で調整! 読んだときの納得感を大切に 逆に長すぎてしまう場合は、①状況説明を減らす、②「結果→プロセス→学び」の順で内容を圧縮する、③形容詞・副詞を削る、といった方法で整えましょう。 とはいえ、エピソードが豊富などの理由で10割すべてが埋まってしまうのは問題ありません。 企業の本音は「制限のなかで、最も価値密度の高い文章を書けるか」という点にあります。「8割前後で端的に」は良い指標ですが、盲信せずに「読了時の納得感」を優先してください。