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Q
- 仕事ができない人とは、どういう人を指しますか?
- 企業が「仕事ができない」と判断するのは、能力が低い人ではなく、行動の再現性が低い人です。 仕事で求められるのは才能よりも、約束した行動を安定して実行できるかという点であり、ここが不安定だと評価が下がります。 報連相や判断の安定性が評価の分かれ目になる 具体的には、「①報連相の不足」「②優先順位をつけられない」「③曖昧な指示をそのままにする」「④ミスを隠す・改善しない」「⑤学習スピードより姿勢が弱い」などが懸念ポイントです。 面接では、過去の行動から「問題発見・判断・行動・改善」のサイクルが回っているかが評価されます。 一方で、入社前の学生段階で仕事ができる・できないを判断されることはないので心配しすぎる必要はありません。企業が重視するのは行動習慣の土台があるかです。 今のうちにできる対策として最も効果的なのは、報連相を早く・細かくする練習が挙げられます。 指示を受けたら「つまり○○という意味で合っていますか?」と確認する癖をつけましょう。これをするだけでもミスが減ります。 「多分そうだろう」と自分で決めつけず、少しでも不明瞭だと感じたときは、確認のために聞くことも大事です。聞く際は、口頭でもメールでもちょっとしたチャットでもかまいません。
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Q
- 自己PRとは企業に何を伝えるものですか?
- 自己PRは自分の良いところを伝える話ではなく、「あなたが入社したら、どんな働き方ができる人なのか」を企業にイメージしてもらうためのものだと考えることが大事です。 企業が知りたいのは、あなたの強さそのものというよりも、その強さがその企業における仕事で役立つかどうかです。 たとえば「リーダーシップがあります」よりも、「どんな場面で、どう動いて、結果どうなったか」のほうが、あなたの働き方がよりいっそう伝わります。 数字・事実・理由を示して強みをアピールしよう 自己PRの書き方で意識するのは、「①結論(私の強みは○○です)」「②理由(その強みが発揮された背景)」「③具体例(どのように行動し、何が変わったか)」「④仕事へのつながり(入社後にどう活かすか)」の4つです。 この流れで書けば、企業が知りたいこととあなたの伝えたいことがつながりやすくなります。数字・事実・行動する理由は、相手にイメージしてもらうために大切です。 また、大きな経験が必ずしも必要ということではありません。小さな経験でも、あなたの行動が具体的であれば十分評価されます。 自己PRは良いところを盛るのではなく、事実を整理して強みとして見せ、企業に貢献できる可能性が高い人材であることを示す資料です。
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Q
- 面接で緊張しない方法はありますか?
- 面接で緊張してしまうこと自体は、決して悪いことばかりではありません。むしろ、あなたが本気で臨んでいる証拠でもあります。それに、大人で経験を積んでいても、緊張を抑えるのは決して簡単ではありません。 大切なのは、緊張を無理してなくすことではなく、多少の緊張があっても話せるように準備しておくことです。 効果があるのは、「答えを丸暗記しようとしないこと」です。本番で緊張すると、暗記した言葉はすぐに飛んでしまいます。そして、飛んでしまうと頭が真っ白になりがちです。 細かい部分を全て暗記するより、「どんな質問でも話す順番だけ決めておく」くらいに考えておくのが現実的かつ重要になります。 結論・理由・具体例・まとめの型を身に付けよう ①結論、②理由、③具体例、④まとめの順番で話す準備をしておきましょう。話す構造が身に付きます。多くの質問にも対応でき、頭が真っ白になりにくくなるはずです。 また、面接を「合否の場」と思えば思うほど、緊張は大きくなります。「相手と話し合う時間」「自分を知ってもらう場」と考え方を変えるほうがいいですね。 直前のリラックスの際は深呼吸よりも、ゆっくり息を吐くほうが心拍数は落ち着きます。
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Q
- エントリーシートの正しい書き方はどのようなものでしょうか?
- ESがうまく書けないのは書き方が間違っているのではなく、どの順番で書けば良いかが分からないからではないでしょうか。ESは文章力よりも、読み手、つまり企業側の人から見た分かりやすい構成が大事です。 ガクチカは、「何を頑張ったか(結論)」「なぜその活動を選んだか(背景と目的)」「どんな問題があったか(課題)」「どう行動したか(工夫・努力)」「結果どうなったか(成果)」「そこから何を学んだか(成長)」の6ステップで書くと、自然と読みやすくなります。 志望動機は「なぜその業界か」「なぜその会社か」「入社後どう貢献したいか」の3つが大切です。 具体的・個性的・企業目線で受かるESを作る! よくあるミスは、抽象的な言葉だけで終わることです。たとえば「人の役に立ちたい」「成長したい」は、多くの学生と同じ印象になります。読み手にとっても具体的なイメージが湧きません。 落ちてしまう場合のESの多くは「抽象的・一般論・学生目線」とも言われます。学生目線はある程度仕方がないとはいえ、一般論・抽象的ではない、経験や具体例を入れていくことを心掛けましょう。 分かりやすくするには、最初からガチガチに書き込むのではなく、メモ程度の骨組みとして構成を作ってから、肉付けしていくのがおすすめです。手が止まることも減るため、効率的でもあります。
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Q
- ライターになるには何から始めるべきですか?
- 未経験からライターとしてキャリアを始める場合、優先すべきは文章力の証明となるポートフォリオ作成です。 企業は実績の多い・少ないだけでなく、どの程度の文章が書けるかを客観的に評価します。 そのため、ブログやnoteで良質な記事を3〜5本公開し、テーマの幅・構成力・リサーチ力を示すことが実力の証明に効果的です。 自分の目指す領域で実務経験を積んでフローを理解しよう 次に取り組むべきは、インターンまたは短期の編集補助経験です。 独学が決して悪いわけではないものの、実際に現場で活動することで制作現場のフロー(取材・構成・編集・入稿)を理解でき、社会人基礎力に繋がる要素も体験できます。仕事の流れを身近に感じることができ、自信をつける機会にもなるはずです。 また、ライターといっても種類はさまざまあります。「どんな文章が書きたいか」を整理することも大切です。編集系・取材系・SEO・コピーライターなど、自分がどの職務領域を目指すのかの方向性を明確にすることが重要になります。 書く習慣を日常化し、情報収集の量を増やし、目に見えるアウトプットを積み上げることが、今すぐ始める行動です。そのことが将来につながる実績作りになります。
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Q
- 面接の持ち物にはどのようなものがありますか?
- 面接当日に持っていくべきものは、筆記用具、メモ帳、腕時計、印刷した履歴書やエントリーシート(ES)のコピー、スマートフォンの5つがあれば十分だといえます。 初対面になるようなビジネスシーンでは、余計な印象を残さないシンプルで機能的な道具を持つことが定石です。 シンプルで機能的な持ち物が丁寧さと信頼感を演出する 腕時計はなくても大丈夫ですが、「スマホで時間確認=マナーが悪い・携帯ばかり見ている」と誤解を招き、プラスに作用しない可能性があります。時間を確認したいなら、シンプルな腕時計を持っておきましょう。 バッグはA4書類がまっすぐ入る黒や紺のビジネスバッグが適当です。トートバッグやリュックでも、落ち着いたものであれば問題ありません。 また、面接をスムーズに進めるために、企業の求人票や事業内容を印刷した簡易資料の持参がおすすめです。直前でも落ち着いて臨みやすくなります。 身だしなみチェック用のミラーもあると良いです。カバンに収まるレベルのサイズで十分使えます。 逆に、キャラクター物のペンや派手な小物はビジネスシーンに合わないため、避けたほうが安全です。必要なものをきちんと整理しているという印象が、面接でも信頼につながります。
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Q
- 日本銀行への就職はやはりすごいですか?
- 日本銀行は国の経済の中枢を担う機関であり、公共性と専門性がきわめて高い仕事です。専門性と倫理観も求められます。 すごいかどうかは主観によるものですが、日本の金融政策にかかわりたい、国を支えたいという強い使命感を持つ人にとっては、非常にやりがいのある職場といえます。 難易度は高いですが、単なるステータスとしてではなく、国を代表して経済を動かす責任感に魅力を感じるのであれば、目指す価値は十分にあるはずです。 金融への深い関心と熱意をしっかり伝えよう 選考では高い倍率を勝ち抜く必要があります。単に優秀なだけでなく、金融や経済に対する深い関心や、公的な視点を持っているかどうかが問われます。 大学での研究内容やゼミでの活動などを通じて、その適性や熱意を具体的に伝えていくことが必要です。 中枢の金融政策や通貨管理について、どう自分のモチベーションになるのか、自分がどう貢献できるのかなどを語りましょう。 なぜ日本銀行でなければならないのか、そこで何を成し遂げたいのかというビジョンを明確にし、面接官に熱意が伝わるように準備を進めてください。
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Q
- 銀行員の初任給、手取りはどのくらいですか?
- 最近は大手銀行を中心に初任給が引き上げられており、額面で25万円から30万円程度になる場合もあります。 一般的に手取り額は額面の約8割といわれています。2割ほどは社会保険料や税金のために引かれると想定しておけば大きな間違いはありません。 かつての手取り20万円前後というイメージよりも増えている傾向にありますが、銀行によって基本給の水準は大きく異なるため、個別に確認することが必要です。 年収全体や福利厚生も含めて判断しよう! 単に月の手取り額だけに注目するのではなく、年収全体や福利厚生を含めたトータルの待遇で判断しましょう。 銀行はボーナスの支給割合が高かったり、住宅補助などの福利厚生が充実していたりすることも多いです。月々の手取り額だけでは見えないメリットがたくさんあります。1年ほど働けば目安が見えてくるはずです。 目先の金額だけでなく、将来的な昇給カーブや生活コストへの補助も含めて、総合的に自分に合った環境かどうかを見極めるようにしてください。
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Q
- 銀行の初任給はいつもらえますか?
- 一般的には4月25日など、月末に初任給が支払われるケースが多いですが、正確な支給日は銀行の規定によって異なります。 4月から働いているのに給与がまったく出ないということはまずありません。ただ、締め日や手続きの関係で、残業代などの一部の手当は翌月以降の支給になる場合はありますので、「少し変動はあるかも」と考えておくと気持ちが楽です。 入社直後はなにかと出費がかさむ時期です。あらかじめ支給のタイミングを把握し、資金計画を立てておきましょう。 不安な場合は担当者に確認して安心しよう! もし生活費の工面などで不安があるなら、人事担当者に「いつごろ、どのくらい支給されますか」と聞いても失礼にはあたりません。企業側も新入社員が不安を持っていることは理解しています。遠慮せずに確認しておくと安心です。 初月は日割り計算や手当の計算期間の関係で、満額とは異なる金額になる可能性はありますが、基本的には月末にまとまった収入があると考えて問題ありません。 お金に関する不安を解消しておくことで、新社会人としてのスタートを心置きなく切れるように準備してください。
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Q
- 地方銀行は「オワコン」って本当ですか?
- まず、「これは良い」「これは悪い」などと一般化しないことが大切です。「オワコン」といったネット上の極端な言葉に惑わされず、業界が大きな変化の最中にあると冷静にとらえる視点を持ちましょう。 確かに経営統合や再編などは進んでいます。しかし、地域経済を支え、企業と人をつなぐ金融機関としての役割自体がなくなるわけではありません。 むしろ変化の激しい時代だからこそ、地域活性化のために何ができるかという新しい課題に取り組めると考えることもできます。これがやりがいにつながります。 表面的な言葉だけで判断するのではなく、業界が直面している課題と可能性の両面に目を向けるようにしましょう。 変化のなかで、自分の視点を持つことが大切 5年後や10年後の未来がどうなっているかは誰にもわかりません。その不確実性を単なる「衰退」とちらえるのではなく、新しい価値が生まれるチャンスととらえてキャリアを築いていく姿勢が求められます。 変化する環境のなかで、自分はどう貢献したいのか、どのようなスキルを身に付けたいのかという視点を持つことが重要です。 安定を求めて悲観するのではなく、変化に対応できる人材になることを目指して、前向きにチャレンジしてください。 どの業界に行っても変化は避けられません。変化を楽しめるマインドセットを持つことが不可欠です。