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Q
- 企業研究にはどれくらいの時間をかけるべきですか?
- あくまで感覚値ですが、最低でも1日に1時間は必要だと考えています。 企業の公式ホームページ(HP)で会社概要、採用ページ、IR情報、プレスリリースといった企業が発信している情報に加え、外部の採用サイトからも第三者的な情報を得ることができます。 さらに競合他社の情報も調べると、1時間はあっという間に過ぎてしまうでしょう。 企業の概要を語れるレベルを目指して 情報整理をしよう 理想としては、その企業のことを知らない人に説明できるくらいまで理解を深めることです。事業内容、競合他社、社長の人柄やビジョンなどを話せるようになっていると良いでしょう。 そのために、企業研究で得た情報を、後からわかりやすいように整理しましょう。私自身の経験ではノートに1社ごと、あるいは1ページごとに情報をまとめていました。事業内容、社長のビジョンなど、各社共通の項目を設定し、それに沿って書き出すという方法でした。 最近では、情報整理が得意な人はNotionなどでまとめたり、Googleドライブにフォルダを作成して管理したりする人もいるようです。 いずれにしても、各社同じ項目で情報を整理し、競合関係にある企業はグループ分けするなど工夫すると、わかりやすく整理できると思います。
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Q
- OB・OG訪問での逆質問では何を聞くべきですか?
- せっかくのOB・OG訪問の機会ですから、その社員の方自身の具体的な経験談や、仕事に対する生の声を聞き出すのが最も有意義だと思います。 たとえば、実際にどのような業務に携わっているのか、入社1年目、2年目といったキャリアの段階ごとに、仕事内容や求められる役割がどのように変わってきたのか、といった話は非常に参考になるでしょう。 また、その会社に入社を決めた理由や、学生の活動をおこなっていたときの軸、そして実際に入社してみて感じた良い意味でのギャップや、逆に大変だったことなども、遠慮せずに尋ねてみると良いでしょう。 企業のWebサイトや説明会だけでは得られない、リアルな情報を得ることが大切です。 事前リサーチは必須! 相手への配慮も忘れずに ただし、事前に企業のWebサイトなどを調べればわかるような基本的な情報や、会社説明会で既に説明されたような内容を質問するのは、準備不足ととらえられかねないので避けるべきです。 また、相手のプライベートに過度に踏み込んだ質問も、関係性にもよりますが、基本的にはNGです。 OB・OG訪問の相手がどのような人か事前にわかっているのであれば、その人に合わせた質問を用意していくと、より深い話が聞けるでしょう。 もし企業側から特に情報がなければ、どういう人に話を聞きたいか希望を伝えるのも場合によっては可能です。 相手への感謝の気持ちと敬意を忘れず、貴重な機会を最大限に活かしてください。
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Q
- 業界がまだ決まらないままインターンシップに参加するのは良くないですか?
- 志望する業界がまだ具体的に決まっていない段階で、インターンに参加することについてですね。 結論から言うと、業界が明確に絞り込めていなくても、そのインターン先の企業に対して「なぜ興味を持ったのか」という具体的なポイントを説明できるのであれば、まったく問題ありません。 必ずしも「業界」という大きな括りで企業を選ぶ必要はなく、自身が「何に興味を持つのか」「どのような要素に惹かれるのか」といった「興味の軸」をもとに、参加するインターンを選んでいくことも可能です。 興味の軸にかかわる業界であれば積極的に参加! 企業には一貫性のある説明を たとえば、「人と直接深くかかわる仕事に興味がある」という漠然とした興味の軸があったとします。 その場合、教育業界も飲食業界も、あるいは人材業界なども、すべてその軸に合致する可能性がありますよね。 このように、業界がまだ定まっていなくても、自身なりの企業選びの視点や興味のポイントが明確であれば、自信を持ってインターンに参加して大丈夫です。 企業側から「なぜうちのインターンシップに?」と聞かれた際に、「私は〇〇という点に興味を持っており、御社のインターンではその点について深く学べると考えたからです」と、一貫性のある説明ができれば、業界が未定であること自体がマイナスに評価されることはないでしょう。
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Q
- 我慢強いことは就活の長所として使えますか?
- 我慢強い性格は、忍耐力をアピールできるため、長所になると私は思います。 この特性をアピールする場合の具体的な方法としては、困難な状況に負けずに乗り切ったエピソードがあると良いですね。 大きなことでなくても構わないので、たとえば厳しいことで有名な教授のゼミに所属していたなど、あなたのなかで苦手なことにチャレンジした経験などを盛り込んでみましょう。 我慢強さが行きすぎない工夫も伝えてさらに差をつけよう! 「無理をしてしまう」というイメージを持たれるリスクも考慮し、「無理をしすぎないように心掛けていること」も伝えられるとさらにGoodです。 たとえば、「睡眠時間はしっかり取るようにしている」とか、「周りに協力を求めながら、ここまで頑張ると自分のなかで決めて取り組んでいます」といった、ある種の割り切るラインなども伝えてみましょう。 最後に「我慢強い」とそのまま伝えるべきか、「忍耐力がある」と言い換えるべきかという点について、個人的な感覚ですが、「我慢強い」という言葉は、やや体育会系、または精神論のような印象を受けることがあります。 そのため、「忍耐力がある」と言い換えるほうが個人的にはおすすめです。
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Q
- 面接で残業について聞かれたらどう答えるのが正解ですか?
- 面接で残業について質問された場合の答え方ですね。 この質問をされる人のなかには、「できれば残業は避けたい」という考えの人もいるかと思います。 もし面接で、「繁忙期には残業が発生することもありますが、問題ありませんか?」という具体的な質問をされた場合には、まずは「はい、問題ありません」と簡潔に答えるのが最も無難で、かつ企業側にも安心感を与えるでしょう。 その際、あまり長い前置きをしたり、曖昧な表現をしたりするのは避けたほうが賢明です。 本音を伝えることは問題ない! 前向きな姿勢を見せつつ自分の考えを述べよう もし、自身の残業に対する考えや希望を伝えたいのであれば、質問に「問題ありません」と答えたうえで、補足として付け加えるのが良いでしょう。 たとえば、「問題ありません。ただ、基本的には与えられた時間内で最大限の成果を出せるように、効率的に業務に取り組みたいと考えております」といった形で、前向きな姿勢を示しつつ、自身の意思を伝えるのは一つの方法です。 あるいは、「恒常的な残業はできる限り避けたいと考えておりますが、プロジェクトの納期前など、繁忙期における一時的な残業については、もちろん対応させていただきます」というように、状況に応じた柔軟な対応ができることを伝えつつ、自身の基本的なスタンスを示すのも良いかもしれません。 いずれにしても、質問に対してはまず明確に肯定的な返事をし、その後に自身の考えを補足するという流れが、スムーズで誤解を招きにくいでしょう。
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Q
- 就活で企業選びの際に見るべきポイントについて知りたいです。
- 就職活動における企業選びで、どのようなポイントを見るべきか、という質問ですね。 もちろん、事業内容そのものは大前提として確認すると思いますが、それに加えて、私は企業を「ソフト面」と「ハード面」という二つの側面からとらえることをお勧めしています。 まず「ソフト面」、つまり数値化しにくい社風や企業の考え方、職場の雰囲気といった点についてです。これらを理解するためには、その企業の社長や実際に働いている社員の人が発信しているメッセージに注目すると良いでしょう。 また、企業の「ビジョン」にも、その企業の文化や価値観が色濃く反映されていることが多いです。 「企業のビジョンに共感して入社を決めました」という人は実際にたくさんいますので、その企業がどのような未来を目指し、どのような思いを大切にしているのかを、社長や社員の言葉を通じて感じ取ることが重要となるでしょう。 隠れた魅力も見逃さない! IR資料や企業の沿革から成長性を読み解こう 次に「ハード面」、つまり企業の将来性や安定性、成長性といった、より具体的なデータにもとづく側面です。 これらを把握するために最もわかりやすい情報源の一つが、企業が株主向けに公開している「IR資料」となります。IRとは、企業の財務状況や事業戦略などが詳細に説明されている資料です。 もし、「数字を分析するのは苦手だ」「IR資料を読むのは難しそうだ」と感じる人は、企業の「沿革」を見てみるのも良い方法でしょう。 企業の設立からの歴史を見ることで、たとえば非常に若い企業の場合、「これからますます成長していく可能性があるな」という大まかな判断ができます。 また、現在は小規模な企業であっても、沿革を調べてみると、実は過去には大きな企業の一部門で、そこから特定の事業に特化して独立した企業であることなどがわかる場合もあるのです。 そういった背景を知ることで、企業の安定性や将来性に対する隠れた一面を見つけることができるかもしれません。 ぜひ、多角的な視点から企業をみて、自身に合った一社を見つけてください。
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Q
- 就活を最短で終わらせる方法が知りたいです。
- 就職活動を効率的に進め、最短で納得のいく結果を得るための方法についてですね。 まず「自己理解を深めること」が、実は最も確実な近道になると私は考えています。 世の中には膨大な量の企業情報や求人情報があふれていますが、自身の興味や価値観、強みといった「自分軸」が明確になっていない状態で、やみくもに情報を集めようとしても、かえって混乱してしまい、なかなか適切な企業を見つけ出すことは難しいでしょう。 自分の興味に沿って業界研究と企業分析をしよう! 3ステップで効率化 まずは、自身が何に興味があり、どのようなことにやりがいを感じるのかをしっかりと把握したうえで、業界研究の本を読んだり、Webサイトで情報を集めたりして、世の中にどのような業界が存在するのか、大まかな全体像をつかみます。 次に、そのなかから自身の興味や関心とマッチしそうな業界をいくつか絞り込み、さらにその業界のなかで、具体的な企業を調べていく、という段階的なアプローチが効果的です。 この「自分を知る」→「業界を知る」→「企業を知る」というステップを踏むことで、効率的に、かつ納得感を持って企業選びを進めることができ、結果として就職活動を最短で終わらせることにつながります。
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Q
- おおらかな性格は短所として見られますか?
- 「おおらかな性格」が短所としてとらえられるかどうか、というご質問ですね。 「おおらか」という言葉そのものから、すぐにマイナスな短所というイメージに直結することは、あまりないと思います。 むしろ、人を受け入れる器の広さや、協調性の高さ、精神的な安定性といった、ポジティブな長所として評価されることのほうが多いのではないでしょうか。 どっしりと構えていて些細なことでは動じない安定感は、多くの場面でプラスに働くはずです。 誤解されるとマイナスな印象に! おおらかさを活かしたエピソードを伝えよう ただし、どんな性格特性も、その度合いが行き過ぎてしまうと、短所として見えてしまう可能性があります。 たとえば、おおらかな人の場合、すべてを許容しすぎるあまり、「主体性がない」「自分の意見を持っていない」と誤解されたり、「何でも良いですよ」という態度が「責任感に欠ける」という印象につながったりすることもあるかもしれません。 また、細かい部分にあまりこだわらない点が、「物事に対してルーズである」「注意力が散漫である」といったマイナスな評価につながる可能性もゼロではないでしょう。 自身の「おおらかさ」を伝える際は、そういった誤解を招かないように、具体的なエピソードを交えながら、それがどのようにチームワークや目標達成に貢献してきたのかを説明できると良いと思います。
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Q
- 面接中に企業に違和感を持ったらどうすれば良いですか?
- 面接を受けている最中に、その企業に対して何か「違和感」や「モヤモヤする気持ち」を抱いたときの対処法ですね。 あくまで私個人の感覚ですが、一度の面接だけでその企業全体を判断してしまうのは、少し早計かもしれません。 その違和感が、たまたま担当だった面接官個人の特徴や、その日の状況によるものかもしれないからです。 しかし、その「モヤモヤする違和感」の正体については、自身のなかできちんと言葉にして整理しておくことが非常に重要だと思います。 どうしても拭えない違和感があれば辞退も検討! 最終決断は自分の心に正直に その違和感を言語化したうえで、もし次の選考ステップに進む機会があった場合に、再度同じような違和感を覚えるようであれば、その企業への応募を辞退することも検討して良いかもしれません。 また、仮に内定を得て、ほかに選択肢がまったくない状況であったとしても、どうしてもその企業で働く自分の姿がイメージできない、納得できないと感じるほどの強い違和感なのであれば、選考の途中であっても辞退するという決断も必要になることがあります。 もし辞退する場合には、その違和感の内容を企業側に詳細に伝える必要はありません。 「他社から内定をいただいたため」「より志望度の高い企業への入社を決めたため」といった、一般的な理由を伝えれば十分です。
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Q
- グループディスカッションで落ちる人の特徴は?
- グループディスカッションで残念ながら評価が下がってしまう人の特徴についてですね。 グループディスカッションでは、個人の能力の高さよりも、むしろチームのなかで協調性を持ち、建設的な議論に貢献できるかどうかが重視されます。 いわば、「最低限のコミュニケーション能力や協調性が備わっているか」という、社会人としての基本的なスタンスを見られていることが多いと考えてください。 具体的に避けるべき行動としては、ほかの人の意見にまったく耳を傾けない、ほかの人が話している最中に自分の話をかぶせてしまう、といった協調性に欠ける振る舞いです。 また、議論にまったく参加せず、最後まで一言も発言しないというのも、評価が難しくなってしまいます。 自分の意見を伝える努力は必須! 役割を意識して参加しよう もし、自身が「つい話しすぎてしまう」という自覚があるのであれば、意識して議論に参加できていない人に「〇〇さんはどうお考えですか?」と話を振ってみるなど、周りへの配慮を心掛けましょう。 逆に、「自分からなかなか発言しづらい」と感じる人は、どんな些細なことでも良いので、一つでも自分から意見を発信することを意識してみてください。 ほかの人が活発に議論している最中に割って入るのが難しいと感じる場合は、手を挙げて「少しよろしいでしょうか」と断ってから話し始めるなど、何かしらの形で議論に参加し、自分の考えを伝える努力をすることが大切です。