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Q
- 面接で聞かれる「今頑張っていること」は何を話せば評価される?
- 面接で「今、頑張っていることは何ですか?」という質問をされた際に、何を話せば評価につながるか、ということですね。 この質問に対しては、ほかの学生とエピソードの内容が多少重なってしまうことがあったとしても、あまり気にする必要はありません。 大切なのは、そのエピソードがあなた自身のオリジナルの経験であり、そこから何を学び、どのように努力しているのかを具体的に伝えられるかどうかです。 「今、頑張っていること」として、特に面接官に響きやすいのは、自己研鑽に関する話ではないでしょうか。 たとえば、資格取得のための勉強はもちろんのこと、それ以外でも、自身で課題を見つけ、それに向けて主体的に考えて行動しているという具体的なエピソードを交えて話せると良いでしょう。 大切なのは内容ではない! 主体性をアピールしよう 面接官がこの質問をする意図は、あなたが「何を」頑張っているかという内容そのものよりも、むしろ「現在進行形で目標を持って何かに取り組んでいるか」という点を見ています。 つまり、あなたの意欲や前向きな姿勢、目的意識、課題意識といった点を知りたいと考えていることが多いです。 そのため、その取り組みを始めた動機が、「周りの人に言われたから」とか「就職活動に必要だと聞いたから」といった受動的なもので伝えるのは避けるべきでしょう。 「自分自身でこのように考え、この目標を達成するためにはこれが必要だと判断したため、今このように取り組んでいます」という、あなた自身の主体的な考えや意思が伴っていることを明確に伝えることが、高い評価につながるポイントです。
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Q
- 就活の推薦文を親に頼んでも大丈夫?
- 結論からいうと、基本的にはNGだと思います。 推薦文というものは、第三者の客観的な視点から見たあなたの人物像や能力を企業に伝えるためのものだからです。 そのため、両親からの推薦文となると、どうしても主観的な評価になりがちで、企業側からはビジネスにおける適切な感覚を欠いている、あるいは少し依存的な印象にとらえられかねません。 ゼミの先生など身近な第三者がおすすめ! 丁寧に依頼しよう 周りに頼める人がいないとのことですが、必ずしも就職活動について深く話している相手である必要はないでしょう。 たとえば、大学のゼミの先生やアルバイト先の上司など、日常的にあなたとかかわっている人は、あなたが思っている以上にあなたのことを見てくれているものです。 そういった身近な人に、誠意をもってお願いしてみるのが良いでしょう。 あるいは、キャリアセンターの人や私たちのような就職エージェントのキャリアアドバイザーに、これまでのあなたの経験や就職活動の状況を話して、推薦文の作成を依頼するという方法もあります。 推薦文を依頼する際は、相手への感謝の気持ちを忘れず、早めに、そして丁寧にお願いすることが大切です。 また、依頼相手が推薦文を書きやすいように、あなたの就職活動の状況や、どのような点を特にアピールしてほしいのかといった情報をあらかじめ伝える配慮も重要です。
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Q
- 大手企業を辞めたらもったいないですか?
- 大手企業を離れて新しい道を歩もうと考える人は、スピード感や成長への強い意欲が見られる傾向があります。 大手企業という組織の特性上、社内での意思決定に時間がかかったり、全社的な方針から逸脱するような個別の判断が難しいケースも否定できません。 そのため、現場で迅速な対応が求められる場面において、どうしても動きづらさを感じてしまうことがあるようです。 また、多くの場合、上の役職が空きにくく、昇進に時間がかかるため、自身の成長を実感しにくいと感じる人も少なくありません。私も以前日系の大手企業の子会社に在籍していた際、どうしても異動したい部署がありました。 しかし、当時の社内規定では、現在の部署で5年間経験を積まなければ異動希望を出すことができず、思い描いていたキャリアプランを実現することが難しい状況でした。その後、数回の転職を経て、私はスタートアップ企業に入社しました。 大手企業のようなブランド力や確立されたサービス力がないため、営業活動は決して楽ではありません。 しかし、自身の裁量で営業手法を工夫したり、育児休業からの復帰後には働きやすい部署を考慮してもらったりと、非常に自由度の高い働き方を経験することができました。 そのため、大手企業の安定性よりも、スタートアップ企業の持つ柔軟性やスピード感が、より自分に合っていたと感じています。 企業の規模によるメリットとデメリットを比較してキャリア選択に役立てよう だからこそ、自身のキャリアにとってどちらの環境が適しているかを冷静に判断するために、大手企業とそれ以外の中小企業やスタートアップ企業を比較しましょう。 そこで、メリットとデメリットをそれぞれ書き出してみることをおすすめします。それぞれの特徴を客観的に比較して、自分の価値観やキャリアプランに合った選択を判断してください。
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Q
- 面接の感触は合否に関係ありますか?
- 面接の感触がそのまま合否につながるわけではないので、あくまで感覚としてとらえておくのが良いでしょう。 面接の合否を気にしがちですが、面接が終わったら、その結果はどうすることもできません。 ですから、手応えがあったとしてもなかったとしても、結果が出るまでは過度に期待したり落ち込んだりせず、平静を保つことを心掛けてください。 会話が弾めば吉兆? 客観的振り返りが重要! 面接で話せたかどうかを客観的に振り返り、「この質問はうまくいった」「この質問はダメだった」といった点を分析し、次回どうするかを考える時間に充てる方が建設的です。 自分がうまく話せたときは合格の可能性が高いか、逆にうまく話せなかったら不合格の可能性が高いかといった点についてですが、感触が良かった面接は、どちらかというと企業側の印象も良い可能性はあるので、手応えがあったと感じていただいて良いと思います。 逆に、話が合わないと感じた場合は、企業側も同様に感じている可能性があり、それは企業とのマッチ度が低いととらえられるかもしれません。
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Q
- 短所として「八方美人」を伝えるのは不利ですか?
- 伝え方によっては長所にもなるという点を意識すると良いでしょう。 「八方美人」もとらえ方によっては、「誰とでも仲良くなれる」「さまざまな人に分け隔てなく接することができる」と見ることができるので、一概に不利とは言えません。 ネガティブな印象を与えないためには、「日頃から、どのような人とも分け隔てなく対等に接しています」といった言い方をしたり、あるいは「対等に接するなかで、言いづらいことも自然と嫌味なく伝えることができています」といった点をセットで話せると良いでしょう。 主体性を意識し、業界特性も考慮しよう! 「短所は何ですか」と聞かれた際に、「八方美人なところがあるかもしれません」と答えたうえで、「日頃は、どのような人とも分け隔てなく接するようにしていますが、とらえ方によっては八方美人とみられてしまうかもしれません」といった伝え方が良いかと思います。 「自分の短所は八方美人なところです」と直接的に伝えても大丈夫です。 この短所が、「主体性がない」といった印象につながる可能性もあるかと思いますが、主体性や責任感がないとみなされることが特にマイナスに働く業界としては、やや懸念されるかもしれません。
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Q
- 自己PRで「視野が広い」ことを効果的に伝えるにはどうしたら良いですか?
- できるだけ、さまざまな年齢層の人とかかわった経験や、学部が異なる学生とのやり取りといった経験を話すと良いでしょう。 エピソードとしては、「何か停滞していた状況が自分の異なる視点からの意見を出すことで解決した」といったものが考えられます。 「課題解決力」と言い換え成果を強調するのも効果的 これは課題解決力や人の意見を吸い上げる力とも言えるので、「何かとどまっていたものが動き出した」というようなエピソードがあると効果的です。 自己PRで「視野が広い」と言うよりも、「課題解決力」といった言葉に置き換える方がより伝わりやすいかという点ですが、よりポジティブでわかりやすい言葉を選ぶなら、「課題解決力」や「人の意見を吸い上げる力」が良いでしょう。 「視野が広い」という言葉自体が悪いわけではありませんが、そこから「どうしたのか」という具体的な行動や成果につながる言葉の方が効果的だと考えます。
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Q
- 面接ではどこまで話すのが適切でしょうか?
- 就活面接では、常に質問に対して明確に答えることを意識し、まず結論から話すように心掛けてください。 各質問に対する回答は1分程度を目安にすると、長すぎず短すぎない適切な長さになると思います。 これについては、面接練習のときからストップウォッチなどを用いて回答にかかる時間を測定し、1分の感覚や話のボリューム感などをつかんでおきましょう。 どこまでの回答内容を話すべきかについて、最初は質問に対する回答から話し始め、具体的なエピソードを交えた後、最後に結論をまとめるという話し方を意識するのが効果的ですよ。 質問されたことだけに答える意識で回答が長引くのを防ごう また、聞かれた以上のことを話さないという点も重要なことだと私は思います。 話しているうちに、何を話しているのかわからなくなってしまう応募者の人は少なくありません。だからこそ、今何について質問されているのかを常に頭に置いて話すようにしましょう。 もし、緊張して途中で何を質問されていたかわからなくなってしまった場合は、話の途中でも「もう一度質問を教えていただけますでしょうか」と面接官にお願いするのは問題ありません。 私のこれまでの経験上、実際に途中で聞き返す人や、長くなってしまったと気づいて途中でまとめる人もいました。 面接練習の時点で1分の目安をつかんでおくことで、話が長くなっている感覚もわかると思うので、ぜひ意識してみてください。 もし、体感よりもたくさん話してしまったと感じた際は「長くなってしまい申し訳ありません」と一言添えるだけでも印象は変わりますよ。
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Q
- 自己PRで効率的に物事を進められることをうまく伝えるにはどうしたら良いですか?
- 効率的に物事を進められることを自己PRにしたい、という質問ですね。 この特性をアピールしたい場合には、元々効率が悪かった状態から、あなたがかかわることでどのように効率が良くなったのか、というエピソードを交えると良いと思います。 たとえば、サークルのメンバーへの連絡方法がLINEやメール、電話など毎回バラバラで煩雑だったところを、オープンチャットを導入して一元化したといったように、具体的に行動したことでより効率的に改善された経験を伝えられると説得力が高まるのです。 エピソードが決まったら! PREP法を用いた構成で魅力的に伝えよう こういった内容を自己PRとして作成する際、構成としてはまず、「効率的に物事を進められることが強みです」という結論を述べたうえで、その特性を示す具体的なエピソードを話します。 そして最後に「この力を活かして御社でも○○に貢献していきたい」という形で締めくくる、いわゆるPREP法を活用してみましょう。
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Q
- 面接が長引くのは良い兆候ですか?
- 面接の雰囲気にもよりますが、一概に良い兆候とはいえません。結論としては、合否にはあまり影響がないと私は考えています。 面接官側に考えられる面接が長引く事情としては、単に話が長い面接官だっただけという場合が挙げられます。私も採用担当をしていたとき、話が長い経営陣の面接で、途中で「そろそろお時間です」と声をかけることもありましたね。 手応えを予想することは可能! 会話の盛り上がり方や空気感に着目しよう 面接官が一生懸命質問の意図を伝えようとしても、応募者側にうまく伝わらず、何度も同じことを聞いたり、応募者の回答が長かったりすることで長引く場合もあります。 そのため、今挙げたようなネガティブな要因が関係していることもあれば、合否とはまったく関係ない場合もあるのです。 面接が長引いたなかで、どのような雰囲気であれば良い兆候の可能性があるかといえば、面接官との会話が盛り上がっている感覚は、通常の会話と同様にあると思います。 共感できる点が多かったり、企業側から「それはいいですね」といったポジティブな言葉が多く聞かれたりしたのであれば、良い兆候といえるかもしれません。
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Q
- 自己PRで中学時代のエピソードを話すのはありですか?
- 自己PRで中学時代のエピソードを話すことについてですね。 個人的な意見としては、中学時代のエピソードは、現在の自身をアピールするには少し時間が経ちすぎているかな、という印象を受けます。 私自身が採用面接官を担当していた際にも、中学時代のエピソードを話し始める人がいました。 しかし、その際には「もう少し最近のご経験についてもお聞かせいただけますか?」と、大学時代や直近の活動について聞くことが多かったです。 今の自分を形作る「原点」として語ろう! 成長の過程を示すと納得感につながる あまりにも昔のエピソードですと、面接官によっては「最近は特にアピールできるような経験をしてこなかったのだろうか」という印象を抱いてしまう可能性があります。 また、中学時代と現在では、自身の考え方や価値観、性格などが大きく変化していることも十分に考えられるため、やはり直近の経験から自身の人となりや強みを伝えるほうが、より説得力が増すでしょう。 それでも、どうしても中学時代のエピソードが自身にとって非常に重要で、現在の自分を形成するうえで欠かせない経験だと考えているのであれば、伝え方を工夫することで、面接官に効果的にアピールすることも可能です。 たとえば、まずは大学時代や最近の経験について話し、そのうえで「実は、今お話しした経験の原点となっているのが、中学時代の生徒会活動での経験でして……」といったように、現在の経験と過去の経験をつなげて話す方法があります。 そうすることで、単に昔の話をするのではなく、過去の経験が現在の自分にどう活きているのかを具体的に示すことができ、面接官にも違和感なく受け入れてもらいやすくなるはずです。