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Q
- ロート製薬の「AIでESが均質化したから書類選考は廃止」という発表は、生成AI利用への一つの警告でしょうか?
- このニュースを見て不安になる気持ち、とても自然だと思います。実際に「AIで書いたESで落ちた気がする」と感じている方は少なくありません。 ただ、ロート製薬の発表は「AIを使うな」という警告というより、「文章の上手さだけでは人柄や個性を見極められなくなった」という企業側の課題表明に近いととらえるべきです。 企業が評価するのは文章のうまさではなく考え抜く力 今の就活市場では、AIを使う学生は珍しくなく、企業もそれ自体をマイナス評価にはしていません。一方で評価されなくなっているのは、経験や思考が見えない「整いすぎた文章」です。 文章は整っているのに、なぜその行動を選んだのか、他の選択肢と何を比べて決めたのか、といった思考の深掘りが自分の中に残らないケースが多く見られます。 その結果、面接で「もう少し詳しく教えてください」と聞かれた瞬間に言葉に詰まってしまう。これは能力不足ではなく、考え抜く前に答えが出てしまったことが原因です。 AIを活用するときは「本当に自分の考えか」と立ち止まる意識を おすすめは、AIを「下書き」や「構成整理」に使い、具体的なエピソードや感情、迷ったプロセスは必ず自分の言葉で足すこと。 面接で深掘りされたときに語れるかが分かれ道です。AIは敵ではなく道具でありあくまでも主役はあなた自身です。使い方を間違えなければ、就活も今後の仕事にも強い味方になりますよ。
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Q
- 自衛隊の希望勤務地は、どのように伝えるのがベストですか?
- 希望勤務地の伝え方は悩みますよね。特に自衛隊は全国転勤があり、組織への柔軟性と、どこで働くかの意志、その両方を見られる場面です。結論から言うと、地元希望はまったく問題ありません。 ただ、自分の都合ではなく誰かのためという観点で伝えることが大切です。 生活都合ではなく使命感を示すことで説得力が高まる たとえば、「家が近いから」だけでは生活都合に聞こえてしまいますが、「育った地域に恩返しをしたい」「災害時に地域住民を守れる存在になりたい」といった表現に変えると、公共性や使命感が伝わります。 自衛隊は災害対応や地域防災にも深くかかわるため、地域と向き合う姿勢はむしろ評価されやすいでしょう。 また、「まずは地元で地域の安全を守りたいと考えていますが、任務上必要であれば全国勤務にも柔軟に対応したいです」と補足することで、組織への理解や覚悟も示せます。 自分の思いを真っ直ぐに伝えることは大切です。地元を選ぶ理由を個人の希望から地域への貢献へと一歩広げ、胸を張って話してみてください。あなたの志は、きっと誠実に届きますよ。
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Q
- 市バスの運転士の志望動機が思いつきません。
- 多くの場合、身近な体験をどう振り返るかが志望動機づくりの核心になります。 たとえば、毎日の通学で利用したバスが、雨のときも時間通りに来てくれた安心感や、運転士の人のちょっとした声かけに救われた経験は、誰でも思い当たる出来事です。 こうした身近な体験こそが、公共交通の価値を理解する大切なヒントになります。 市バスの採用担当者が重視するのは、地域への貢献意欲、安全運転への姿勢、顧客への丁寧な対応力の3つです。公共交通は生活を支えるインフラであり、派手さよりも誠実さや安定して働ける力が評価されます。 生活を支える役割への貢献意欲を示そう 志望動機としては、地域住民の移動を支える役割に魅力を感じる、日々の運行が誰かの生活を支えている点に価値を感じる、安全第一で仕事に向き合いたいといった視点が自然で説得力があります。 また「なぜ市バスなのか」に答える際は、地域に密着し、利用者と直接向き合える点を強調してみましょう。特別なドラマがなくても大丈夫です。日常のなかにある小さな気づきを言葉にすることが、最も伝わる志望動機につながりますよ。
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Q
- 就職活動で使う名刺入れの色は、何色が良いですか?
- 名刺入れは小さなわりに、意外と印象を左右する存在です。 以前、学生の名刺交換練習をしていた際に、明るいピンクの名刺入れを使っていた人がいました。 本人は「華やかで気に入っている」と言っていましたが、練習に同席した企業の人事担当者が「第一印象としてはビジネス向けじゃないかもね」と率直に教えてくれたことがあります。 就職活動市場では、男女問わず落ち着いたダークカラーが最も無難で評価されやすいです。黒、ネイビー、グレー、ダークブラウンあたりは、誠実さやプロフェッショナルな印象を残しやすく、入社後の1年目でも違和感なく使えます。 迷ったら「社会人として使い続けられるか」を基準に選ぶのがコツ また、少し柔らかい印象にしたい場合は、ベージュやくすみカラーのように主張しすぎない明るさを選ぶと個性も保てます。重要なのは、名刺交換の場であなたの話す内容よりも名刺入れに目が向かないことです。 迷ったら、「自分が社会人として使い続けられるか」を基準に選ぶと失敗しません。名刺入れはあなたの誠実さをさりげなく支えてくれる味方になりますよ。準備を怠らない細やかな配慮は必ず評価されます。
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Q
- 就活の面接で使う「話す」の謙譲語は「申し上げる」ですか?
- 就職活動中の学生さんから「敬語が合っているか不安」という相談をよく受けます。 以前、練習面接をした学生は、緊張のあまり「~と申し上げます」を多用したことで、少し堅すぎて距離がある印象になってしまいました。 面接官も「丁寧すぎるとかえって不自然になることもあるよ」とアドバイスしてくれました。敬語は正しいかどうかより、自然に伝わるかが大きなポイントなのです。 一般的に、面接で自分の意見を述べるときは「申します」が最も自然で好印象だとされています。 「申し上げます」は相手への敬意を強く表す言い方で、謝罪やお願いなどに使うのが本来の用法です。自己紹介や経験の説明で使うと、やや大げさになりやすい傾向があります。 言葉の完璧さよりも内容と誠実さを追求しよう また、「お話しさせていただきます」は誤りではありませんが、乱用すると許可を得ないと話せないような印象になることがあります。特別な事情がない限り、「お話しします」「ご説明します」が自然です。 敬語は完璧である必要はありません。面接官が見ているのは、話の内容や姿勢、誠実さです。 不安なときは、普段の自分の言葉に少し丁寧さを足すイメージで大丈夫です。あなたの思いが自然に伝わる表現を意識すれば、十分好印象を残せますよ。誠実さが伝わる言葉を選びましょう。
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Q
- 内定者懇親会で質問すべきことは何ですか?
- 懇親会の前に入社後の1日の流れをイメージし、そこに紐づけて質問を準備するのがおすすめです。 単なる会社理解ではなく、自分が働く姿を踏まえた質問をした人は、社員の方からも「具体的に考えているね」と言われ好印象を持たれていました。 懇親会で重要になるのは、入社後の成長にかかわる質問、実務理解につながる質問、働く人への興味が伝わる質問の3つです。 たとえば、新人が最初に任される業務と、そのなかでつまずきやすいポイント、配属先で活躍している人の共通点、1年目で評価される行動や姿勢などが挙げられます。 これらは企業研究だけではわからず、「主体的に準備している」と受け取ってもらいやすい内容です。 目の前の相手にしか語れない、現場のリアルがわかる話を聞こう 反対に、ホームページ(HP)に載っている制度の確認や、ネットで調べればわかる質問は控えましょう。 また、懇親会は相手のストーリーを聞く場でもあります。社員の方に「この会社に入った理由」「働いていて最もやりがいを感じる瞬間」を聞くと、現場のリアルが見え、自分の働くイメージも深まるはずです。 緊張すると思いますが、懇親会は選考ではなく、未来の仲間に出会う場です。あなたらしい興味と素直な質問で、前向きな一歩を踏み出してみてくださいね。社員の方とのコミュニケーションを楽しみ、入社意欲を伝えましょう。
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Q
- 高卒で就職面接に臨む際の対策は何をすれば良いですか?
- 高卒で就職活動をしている学生さんから、よく「大学生ほど話す経験がない」という相談を受けます。でも実際には、高校生活のなかに企業が知りたいあなたらしさがたくさん詰まっています。 以前、ある生徒は部活動での役割分担の工夫を話しました。特別な成果ではなく、毎日の小さな取り組みを丁寧に振り返ったことで、「継続力と協働性が伝わる」と面接官から評価されていました。 企業が高卒採用で重視しているのは、継続して物事に向き合える姿勢、人とのコミュニケーション、素直さと成長意欲です。 専門的なスキルよりも、「この環境で育っていけるか」を見ています。高校での取り組み(授業、部活動、アルバイト、委員会)のなかで、困ったことにどう向き合ったかを具体的に語ると説得力が生まれます。 「どう成長したいか」を伝えて意欲を示そう よく聞かれる質問としては、高校生活で頑張ったこと、チームで役割を果たした経験、挫折やトラブルをどう乗り越えたか、入社後に挑戦したいことが挙げられます。 「入社後どうなりたいか」は、できることではなくどう成長したいかを軸に話すと伝わりやすいです。 また「なぜこの会社か」という質問では、企業の特徴と自分の価値観を結び付けましょう。素直さと成長意欲を忘れずに、自信を持って面接に臨みましょう! あなたの真面目さは大きな武器になります。
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Q
- 物流企業の面接でよく聞かれる質問は何ですか?
- 私がこれまで多くの学生や転職者の相談を受けてきたなかで、物流企業の面接では「実際の現場をイメージできているか」を丁寧に確認される傾向を感じます。 ある相談者は、倉庫見学で感じた驚き、つまり「大量の商品が人の段取りで動いていること」への実感を面接で正直に語り、高く評価されました。 物流は華やかさこそありませんが、仕組みが回らないと社会が止まるものです。そこへの理解がある学生に、面接官は強く関心を持ちます。 物流業界では、近年DX化が進む一方で、人の判断やチーム連携が欠かせません。そのため面接では、想定外のトラブルへの向き合い方、チームで業務を回す経験、正確さとスピードの両立といったテーマがよく深掘りされます。 地道な経験を言語化しよう! 面接官はあなたの誠実さを見ている 異業種からの転職者であれば、「なぜこの業界を選ぶのか」「地味な業務にも粘り強く向き合えるか」が特に重視されます。 質問例としては、クレーム対応や調整業務で工夫したこと、単調な作業でも品質を保つための工夫など、実務に直結するエピソードが問われがちです。 不安もあると思いますが、あなたの前職での経験、具体的には調整力や計画力、丁寧さは物流で必ず活きます。 背伸びせず、これまでの地味だけど頑張ったことを言語化していけば、しっかり評価されますよ。地道な努力を続けられる誠実さこそが、この業界で最も評価される鍵です。
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Q
- ゲームプログラマーになるにはどうすれば良いですか?
- ゲームプログラマーを目指す学生の多くは、最初は未経験からのスタートです。 実は業界でも「最初はチュートリアルで作った2次元ゲームから始めた」という人は珍しくありません。最初の一歩は小さくても、作品が完成するにつれて手応えが生まれ、そこから継続できるのがゲーム開発の大きな魅力です。 現在のゲーム業界では、学歴よりポートフォリオの中身が重視される傾向が強まっています。Unity(C# )やUnreal Engine(C++ )など、主流のゲームエンジンで開発した作品があるかどうかが、未経験者の評価に直結します。 まずは2~3カ月を目安に、チュートリアルを応用したミニゲームを一つ仕上げてみましょう。ジャンルは何でもかまわないので、完成させる力が最初に問われます。 未経験なら小規模スタジオを狙おう! 「未経験可」が目印 未経験採用に積極的な企業は、小規模スタジオやインディー系、モバイルゲーム会社などに多く、求人サイトでは「未経験可」「ポテンシャル採用」といった文言が目印です。 現時点でスキルがゼロでも、学習を積み重ねれば十分にゲーム業界を目指せます。 まずは小さな作品を一つ完成させ、その達成感を次のステップにつなげてみてください。この自走力と粘り強さが、現場で最も求められる資質になります。不安もあると思いますが、一歩踏み出したあなたの努力を企業は必ず見ています。
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Q
- 大学を中退すると、その後の人生にどう影響しますか?
- 大学を中退する決断は、人生の大きな転機になりますね。「このままで良いのか」と悩む気持ちはとても自然なことです。 私がキャリア相談で出会った方のなかにも、「自分の選んだ道をやり直したい」「別の分野に挑戦したい」と考えて中退を選んだ人がいました。 大切なのは、「なぜ辞めたいのか」と「その後どうしたいのか」を具体的に言語化することです。 中退理由とその後の選択を言語化できるかが将来を左右する 一般的に、大学中退は就職活動で説明を求められることが多く、採用側は「困難にどう向き合ったか」「その経験から何を得たか」を見ています。 つまり、中退そのものがマイナスなのではなく、そこからの行動や成長をどう語れるかが大切です。 もし中退を決意するなら、早めに次のステップを動き出しましょう。職業訓練校や専門学校、アルバイトやインターンなどで経験を積む人も多いです。キャリアセンターやハローワーク、若者向けの就職支援サービスを頼るのも有効です。 続けるか、辞めるかはどちらが正しいではなく、「どう生きたいか」で決めることです。中退は終わりではなく、新しい始まりにできます。焦らず、自分の納得いく選択をしていきましょう。応援しています。