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Q
- 早期選考で、中小企業の内定を承諾するべきですか?
- 早期選考で中小企業から内定を得たものの、志望度の高い大手企業の本選考がまだ残っているという状況ですね。 いわゆる「滑り止め」として内定を保持したいという気持ちはよくわかります。 まず、内定を保留すること自体は、企業に対して失礼にはあたりません。企業側も、学生が複数の企業を比較検討していることは理解しています。 「他社の選考結果もふまえて慎重に判断したい」という意思を、誠実に伝えることが大切です。 企業の規模で選ばずに自分の成長軸で判断しよう! 企業から回答期限を提示された場合は、その期限を守ることが最低限のマナーです。 最終的な判断軸として持つべきは、「その企業で自分がどれだけ成長できるか」「自分のやりたいことと合っているか」という点です。 大手企業だから良い、中小企業だから悪い、といった画一的な見方で判断するべきではありません。 世間一般の評価やイメージに流されてしまうと、入社後にミスマッチを感じる可能性が高くなります。自身の価値観にもとづき、冷静に判断することが重要です。
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Q
- 文系でも、製薬会社への就職はできますか?
- 結論から言うと、文系出身者でも製薬会社への就職は十分に可能です。 私の知人にも、文系学部を卒業後、製薬会社の営業職であるMRとして活躍している人がいます。 医薬品に関する専門知識が求められるのではないかと不安に思うかもしれませんが、心配はいりません。 多くの企業では入社後の研修制度や、先輩との営業同行などの実務を通した研修であるOJT(On-the-Job Training)の仕組みが整っています。 そのため、必要な知識は入社後にキャッチアップが可能です。 営業以外にも職種はある! 今のうちから現場の声を聞こう 文系出身者が活躍できる職種としては、先にあげた営業職のほか、マーケティング、人事、経理、法務、総務、広報といった管理部門があげられます。 これらの職種は、業界を問わず専門性を発揮できる分野です。 学生のうちに高度な専門知識を身に付けるのは難しいですが、インターンシップや説明会に積極的に参加し、現場で働く人の生の声を聞くことで、より説得力のある志望動機を作成できます。
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Q
- TOEFLは就活で何点からアピールになりますか?
- TOEFLは留学志望者向けの試験という印象が強いですが、就活でも十分評価対象になります。 特に、スピーキングやライティングの比重が高いため、企業側は「聞ける・読める」だけでなく「話せる・書ける力」を測れる指標として注目しています。 就活の場では、学生がTOEICだけでなくTOEFLやIELTSを積極的に示すケースが増えており、外資系やグローバル部署では実務力として歓迎される傾向があります。 外資やグローバル職種では90〜100点台が強いアピール材料になる 目安を挙げると、TOEFLで80点台に達していると「業務で英語を使う土台がある」とみなされやすいです。さらに90点以上になると、会議やメール対応で支障なく活躍できる水準として評価が高まります。 外資系や海外駐在に直結する職種を志望する場合は100点前後が一つのラインになります。もちろん、スコアだけで合否が決まるわけではありませんが、TOEFLの高得点は実践的な英語力の証として強い説得力を持ちます。 「TOEICは高くないけれどTOEFLで挑戦した」という姿勢も十分アピールポイントになります。学習の背景や努力も込めて、胸を張って伝えてみてくださいね。自分の強みを武器にできるはずです。
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Q
- エンジニアの仕事内容とキャリアプランについて教えてください。
- エンジニアに興味を持たれたのですね。まず「エンジニア」と一口にいっても、システムエンジニア、アプリ開発、インフラ、データ分析など多岐にわたります。 近年はAIの発展によって単純なコーディング作業は自動化が進みつつあり、「技術をどう活かすか」を考える力がより重要になっています。 「プログラムを書く」だけでなく、ユーザーの課題を整理して仕組みを設計したり、新しいサービスを企画したりと幅広い役割があります。 専門性とビジネススキルを活かしたキャリアを描こう キャリアプランの具体例を紹介します。 まず技術力を身につけ、将来的にプロジェクト全体をリードする「テックリード」があります。 また、AIやクラウドを使いこなして新サービスを生み出す「プロダクトエンジニア」も選択肢の一つです。 さらに、ビジネスやデザインと連携しながら開発を推進する「プロジェクトマネージャー」といった道も考えられます。 いずれも「コードを書く力」と「課題発見やチームを動かす力」の両方が必要です。 学生の今は、興味のある分野を学び、インターンなどで実際に体験してみることが一番の近道です。AI時代だからこそ、自分ならではの強みをかけ合わせたキャリアを描けるようになりますよ。 まずは小さな一歩から挑戦してみてくださいね。
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Q
- 内定承諾メールに企業からの返信がないのは普通でしょうか?
- 承諾メールを送ったのに返事がなく、不安になりますよね。 結論から伝えると「内定承諾のメールに必ず返信が来る」とは限りません。企業によって対応はさまざまです。 丁寧に「承諾ありがとうございます」と返信してくれる会社もあれば、社内の手続きに回すだけで返信はしない会社もあります。 特に採用担当者が多忙な時期だと、やり取りは最低限にとどまることも少なくありません。 不安なら確認の連絡を! 遠慮する必要はない とはいえ、承諾の意思がきちんと伝わっているか気になりますよね。 数日経っても音沙汰がないときに「承諾メールをお受け取りいただけていますか」と確認の連絡をするのは自然なことです。 電話でもメールでもかまいません。むしろ、入社までの過程で確認や質問をするのは社会人として大切な姿勢です。 今回の状況は特段珍しいものではないので、過度に心配する必要はありません。 ただ、気持ちを安心させるためにも、内定承諾メールが届いているか、企業に確認する行動をおすすめします。そのプロセスも社会に出てからの良い練習になりますよ。
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Q
- 就活で「改めて連絡します」と連絡を受けた際の返信はどうするべきですか?
- 就活中のメール対応は、小さな一文にも人柄やビジネスマナーがにじむ部分です。 結論から言うと、「改めて連絡します」というメールには、簡潔に返信するのがベストです。返信しなくてもマナー違反ではありませんが、丁寧に対応する学生は確実に好印象を残します。 たった2行の返信が、あなたの印象を大きく変えることも 以前、私がサポートした学生さんで、同様の連絡を受けた際に「ご連絡ありがとうございます。お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。」と短く返信した人がいました。 後日、採用担当者から「きちんとした対応が印象に残った」と言われたそうです。わずか2行でも、「誠実さ」や「社会人としての意識」が伝わるものです。 「一緒に働きたい」と思われるような返信をしよう 就活市場では、企業はスキル以上に「一緒に働きたい人かどうか」を見ています。特にメールや面接後の所作からは、相手への配慮や姿勢がよく表れます。返信のタイミングは、受信から24時間以内が理想です。 件名は「面接のお礼(大学名・氏名)」とし、本文では「ご連絡ありがとうございます。選考結果のご連絡をお待ちしております。引き続きよろしくお願いいたします。」と簡潔にまとめましょう。 企業名と担当者名、署名(大学・学部・氏名)を忘れずに記載するのが基本です。
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Q
- 冬の就活でダウンジャケットを着るのはNGですか?
- 寒い時期の就活、本当に大変ですよね。私も学生さんを面談で迎えるたび、「寒さとの戦いですね」と笑い合う季節がありました。 結論から言うと、ダウンジャケットを着て移動するのは問題ありません。 ただし「どう見せるか」に少し工夫が必要です。 「着てくること」よりも「脱ぎ方・持ち方」が印象を左右する ダウンを着用していると、面接官から「寒い中よく来てくれましたね」と労われ、むしろ好印象を与えることもできます。つまり、「着てくること」よりも「脱いだ後の所作」が印象を左右するのです。 玄関前で丁寧に脱ぎ、しっかりと畳んで腕に掛けて入室することを心掛けましょう。 就活用ダウンに対して気を付けたい3つのこと 就活市場でも、最近は機能性重視の風潮が強まっています。企業の人事も「寒さを我慢すること」が礼儀だとは思っていません。 気を付けたいのはこの3つです。 ①派手すぎない(黒・紺・グレー系)ものを選ぶ ②清潔感があるものを選ぶ ③会場前でスマートに脱ぐ コートを新調する余裕がなければ、スリムなダウンをスーツの中に仕込むのもおすすめです。カイロやマフラーももちろんOK。 寒さを我慢して体調を崩す方が、よほどリスクです。しっかり防寒して、元気な笑顔で臨むことが一番のマナーですよ。
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Q
- 大学院生が就活で失敗してしまう原因は何ですか?
- 実は大学院生の就活は、「強みが活きる人」と「こだわりが足かせになる人」にわかれやすいのが特徴です。 私がこれまで支援してきたなかでも、理系の修士学生で、「自分の研究テーマに直結する企業しか受けない」と絞り込みすぎてしまい、チャンスを逃すケースがありました。 失敗の多くは「専門性」ではなく、「専門性にとらわれていること」に原因がだと考えます。 企業は研究内容よりも社会への応用力を見ている 一方で、同じ分野の別の学生は「研究で培った分析力や課題設定力を社会課題解決に活かせる場」として柔軟に企業を見ており、複数社から内定を得ました。 つまり、「研究内容を社会にどう応用できるか」を言語化できるかがわかれ道となります。 上手く戦略を立てて就活を乗り切ろう また、大学院生は研究との両立に追われ、「面接対策の時間が取れない」「研究説明に偏って自分の人柄が伝わらない」こともよくあります。これは努力不足ではなく、就活戦略を研究と同じように計画的に設計できていないだけのこと。 ①研究で培った力を職種の言葉に置き換える ②研究スケジュールと就活日程を可視化する ③面接では「研究内容」より「研究姿勢(どんな工夫・粘りをしたか)」を語る。 この3つを意識して、就活を乗り切りましょう。
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Q
- ベンチャー企業へ転職して後悔した人の話を聞かせてもらえますか?
- 私自身が大手からベンチャーへの転職組ですので「成長したい」という前向きな気持ちと「失敗したらどうしよう」という不安が入り混じる感覚は、非常によく共感できます。 実際に転職して後悔するケースでよく聞くのは「想像以上に体制が整っていなかった」という声です。 大手企業では当たり前に存在した研修制度、マニュアル、サポート体制がベンチャーでは未整備であることがほとんどです。 また「自由と責任」が表裏一体である点も挙げられます。自由度が高い一方で成果が出せないのは自分の責任という側面が強く、常に自分で考える力が求められます。 スピード感も非常に速いです。前職の3倍くらいのスピードで物事が進む、と考えておくとギャップが少ないかもしれません。 3つの点を確認しよう! 活躍の鍵は「明確な目的」 一方で後悔せずに活躍している人の共通点は「そのベンチャーで何を身に付けたいか」「どんな環境で自分の力を発揮したいか」が明確な人です。 ベンチャー選びで確認すべき点は3つあります。まずは経営者の影響が非常に大きいため、経営陣のビジョンが明確で共感できるか。 次に創業期、成長期、安定期など事業フェーズが自分の性格と合っているかどうか。 最後に評価・給与制度がどこまで整っているかです。 これらを確認することが重要であり、フィットすれば間違いなく短期で角度の高い成長ができる環境です。
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Q
- アニメ関係の仕事に就きたい人におすすめの国公立大学はありますか?
- アニメ制作を専門的に学べる国公立大学として、いくつか例を挙げます。 一つめは東京芸術大学(映像研究科やデザイン科など)で、アニメーションや映像表現の専門的な教育が充実しています。 二つめは京都市立芸術大学(美術学部など)で、映像やデザインを総合的に学べコンセプト作りや構成力を磨けるとされています。 三つめは金沢美術工芸大学で、アニメ制作会社や広告系の企業への就職実績も多いようです。 このほか九州大学の芸術工学部や、筑波大学の芸術専門学群なども関連領域を学べる場として人気があるようです。 今から基礎を学び自分のかかわりたい領域を見つけよう 今からできることとしては映像、CG、デザインなどの基礎を学びはじめると同時にSNSなどで作品を発信してみること。 そしてアニメ業界の構造、つまりどんな会社がどんな役割を担っているかを研究し、自分がどの領域にかかわりたいのか自己分析を進めておくことをおすすめします。