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Q
- 正規と非正規で賃金格差があるのはなぜですか?
- まず正規社員は、一般的に長期雇用を前提としています。企業側は教育研修への投資、充実した福利厚生制度、定期的な昇給や賞与の支給など、さまざまな制度や待遇を用意しているケースが大半です。 一方、非正規社員は、契約期間があらかじめ定められているなど、働き方の前提が正規社員とは異なります。そのため、正規社員と同レベルの制度や待遇が適用されないケースが多いのが現状です。 「同一労働同一賃金」という原則もあるものの、実際には正規社員と非正規社員とでは、任されている業務の範囲や責任の度合いが異なる場合が少なくありません。 その職務内容や責任の違いに伴って、結果として給与に格差が生じているというのが、多くの企業における一般的な論理構造です。 格差解消の可能性はある! 待遇改善の方法も頭に入れておこう ただし近年は、同一労働同一賃金の原則が法制化され、合理的な理由のない待遇差は是正の対象となっています。今後もこの流れは進み、格差は少しずつ縮小していく可能性が高いです。 一方、非正規雇用で働く人が待遇改善を求めるには、①担当業務と責任範囲を具体的に示して企業側に改善を求める、②スキルアップや資格取得によって市場価値を高める、③労働組合への加入や相談窓口の活用などが効果的です。 自分の働き方に合った情報収集と行動が、改善への第一歩になると覚えておきましょう。
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Q
- 就活の倍率って高すぎませんか?
- たしかに、誰もが知っているような有名企業は、就職倍率が高く、果てしない道のりに感じる気持ちはよくわかります。 しかし、就活生の皆さんにとってまず大切なのは、倍率の数字を気にしすぎないことです。「倍率が高いから自分にチャンスはない」と思ってしまうのは、非常にもったいないことだと私は思います。 倍率が高い会社でも、採用基準や選考のポイントは明確に定められています。そのため、まずはその基準を満たせるよう、自分にやれる対策をしっかりとやっていきましょう。 数字の先にある、自分に本当に合う会社を見つけよう! では具体的にどうやって勝ち抜くかですが、重要なのは「自分らしさ」と「企業理解」の両方を深めておくことです。 多くの応募者のなかに自分が埋もれてしまわないよう、あなたにしか語れないストーリーを準備するイメージで進めましょう。 また、倍率が高い会社=あなたに合う会社とは限らないという視点も忘れないでください。
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Q
- フリーターを続けた女性の末路はどうなりますか。
- 人それぞれですが、一般的には長期的にフリーターを続けると、収入の不安定さや社会保障の面で将来的に不利になる可能性があります。 老後のための貯蓄、住宅購入、結婚、出産といったライフイベントにおいて、経済的な問題に直面しやすくなります。 将来的にも安定した働き方に恵まれない可能性が高い また、年齢を重ねるにつれて正社員の求人は狭まっていくため、安定した職に就きたいと思ったときには選択肢限られてしまうリスクもあります。 一方で、自由な働き方ができるというメリットもありますが、長期的な視点で見ると経済的な不安は残るため、正社員や契約社員といった安定した雇用形態も視野に入れておくことが望ましいでしょう。
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Q
- 男性で事務職への転職は難しいですか?
- まったく不可能ではありません。 特に30代で社会人経験があれば、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力は備わっているとみなされます。 PCスキルなども、あとからキャッチアップ可能です。 「なぜ事務職か」を明確に語ることが重要 性別で職種を限定する考えかたは古くなってきていますが、企業によっては「なぜ事務職を希望するのか」を詳しく聞かれる可能性があります。 その際は、これまでの経験をどう活かせるか、前向きな理由を具体的に伝えられるように準備しておきましょう。
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Q
- 面接で直感的に合わないと感じたらどうすべきですか?
- その直感は、あなたにとって非常に大切なサインです。 仕事内容や条件だけでなく、安心して働ける環境かどうかも重要なので、その違和感を無視しないでください。 社員に社風をたずねるのもあり! 感覚を大事にしよう 無理に選考を進めて入社しても、ミスマッチから早期離職につながる可能性があります。 もし違和感の正体を確かめたい場合は、OB・OG訪問などを通じて、社員の人に社風についてたずねてみるのも一つの手です。 ご自身の感覚を大切にしてください。
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Q
- 正規雇用と非正規雇用のメリットは何ですか?
- 正規雇用の最大のメリットは、雇用が安定していることです。 一般的に、正規雇用の場合は、給与水準や福利厚生制度が充実していて、企業によっては体系的な教育研修制度も整備されています。長期的な視点でキャリアを形成し、成長をめざしやすい環境にあると言えるのです。 希望のライフスタイルやキャリアをもとに雇用形態を考えよう 一方、非正規雇用のメリットとしては、働く時間や曜日を比較的自由に選びやすいという柔軟性が挙げられます。自分のライフスタイルやライフイベントに合わせて、働く時間や日数を調整できるのは大きな利点です。 また、多様なニーズにも対応しやすいというメリットもあります。安定した収入は生活に欠かせない要素です。 しかし、それ以外に本当にやりたいこと、例えば新しい事業を立ち上げたい、あるいは自己実現のために別の活動に時間を割きたいといった希望がある場合も考えられます。 その場合は、非正規雇用という働き方で自分の希望を叶えていくことも一つの手です。
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Q
- 正社員になれない若者が増えているのは本当ですか?
- 厚生労働省が発表する雇用動向調査などの統計データを見ると、若年層の非正規雇用者数は増加傾向にあります。これにより、「正社員になれない若者が増えている」という傾向は事実である可能性が高いです。 この背景には、企業側が正社員としての採用ハードルを以前より高く設定するケースが増えているという事情があると考えられます。 非正規から正社員登用は可能! 条件を確認して行動することが重要 そのため、まずは契約社員やアルバイトといった非正規の形態で入社を促し、一定期間その働きぶりや適性を見極めたうえで、正社員登用を検討するという採用プロセスも少なくありません。 ここで「非正規雇用だから」という理由で諦めてしまう人もいます。しかし、企業側の意図としても、必ずしも永続的に非正規のままでいてほしいというわけではありません。 むしろ試用期間のような位置付けで、企業と本人の双方にとっての相性を見極めたいというケースが多いのです。 したがって、非正規雇用という条件を提示されたとしても、その期間中にしっかりと実績を積み上げれば、正社員として登用される可能性は十分にありえます。 重要なのは、そのような条件を提示された際に、具体的にどのような要件を満たせば正社員になれるのか、過去に同様の登用実績があるのかといった事実関係を、臆することなく企業側に確認することです。
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Q
- 面接で「いじめについてどう思うか」聞かれたときの答え方の正解が知りたいです。
- 人間性や価値観を見極めるための質問です。感情的な回答は避けましょう。 まず「いじめは決してゆるされるべきではない」という基本姿勢を示したうえで、なぜいじめはよくないのか、なぜ発生してしまうのか(構造的な問題への言及)、そして自分ならどう対応するか、といった点を論理的に伝えると良いでしょう。 感情に寄りすぎず経験から学んだこととその後の行動も伝えよう 特に「なぜ発生するのか」という構造的な視点まで言及できると、物事の本質をとらえる力があると評価されやすいです。 自身の過去の経験を話すこと自体は問題ありませんが、感情によりすぎるのではなく、その経験から何を学び、どう行動につなげるかという視点で語ることが重要です。
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Q
- 転職軸、どうやって見つけたら良いですか?
- これは転職活動において非常に多くの人が悩むポイントであり、面接でも必ず問われる重要なテーマです。 結論から言うと、「転職の軸」を見つける方法は、自身の過去の経験を振り返る以外にありません。特に、これまでの仕事の経験を2つの視点で棚卸ししてみることをお勧めします。 まず一つ目は「他者貢献」の視点です。これは、あなたが「誰かの役に立ちたい」と強く意識したことよりも、ごく自然に、当たり前のようにできてしまい、結果として組織や他者に貢献できた経験を指します。 たとえば、ITエンジニアであれば、新しい技術情報をキャッチするのが好きで、その知識を社内で共有したところ、チーム全体のスキルアップにつながり感謝された、といったエピソードが考えられるでしょう。 このように、自分では「好きでやっているだけ」と感じる行動のなかに、あなたの強みや価値観のヒントが隠されているのです。 「仕事を通じてどんな自分になりたいのか」の答えが転職軸につながる そして二つ目は「自己実現」の視点です。これは、あなた自身が「こうありたい」「これを成し遂げたい」と強く願い、その実現に向けて行動した経験を指します。 こちらもITエンジニアを例にすると、「バックオフィスの業務を効率化したい」という強い思いからそのためのツール開発に情熱を注いだ経験や、「とにかく最新の技術に触れていたい」という思いから新しい言語を習得し、それを活かせるプロジェクトに積極的に参加した経験などが当てはまるでしょう。 このような「あなたが仕事において何を実現したいのか」という内なる欲求が、働く環境や仕事内容を選ぶうえでの重要な基準となります。 「他者貢献(周囲にどう価値を提供できるか)」と「自己実現(自身が何を成し遂げたいか)」という2つの側面から過去を振り返ることで、あなたが仕事に求めるものが明確になり、納得感のある「転職の軸」が見つかるはずです。 ぜひ、自身の経験をじっくりと見つめ直してみてください。
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Q
- 嘱託社員から正社員は難しいですか?
- 委託社員から正社員になることついて、これは個々の会社の方針や制度によるところが大きいですが、登用の可能性はゼロではありません。 しかしながら、企業によってはそもそも正社員登用制度が存在しない場合があります。また、制度があったとしても、会社側からの積極的なオファーをただ待っているだけでは、正直なところ、そのハードルは非常に高いと言わざるを得ません。 まずは会社での活躍を目指してから交渉しよう もし現在の会社で長く働き続けたいという強い意志があるのであれば、まずは嘱託社員として、組織にとって不可欠な戦力となるべく真摯に業務に貢献していくことが大前提です。 そのうえで、正社員としてキャリアアップしたいという自身の意欲を、適切なタイミングで上司や人事に伝えることが、実現に向けた第一歩となるでしょう。 正社員を目指す気持ちをもとに、チャレンジに向けた準備をしましょう。