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Q
- 面接で挫折経験がないと答えると不利になりますか?
- 面接で「特に挫折経験はありません」と正直に答えること自体が、直接的に選考の不利につながるわけではありません。 しかし伝え方によっては、「困難な状況に立ち向かった経験が少ないのではないか」「成長意欲やチャレンジ精神に欠ける」といったマイナスの印象を残してしまう可能性も否定できないと思います。そのため、少し工夫が必要です。 そもそも面接官が「挫折経験はありますか」と質問するのには、応募者が過去の困難な状況にどのように向き合い、そこから何を学んで乗り越えてきたのか、という課題解決能力や成長のポテンシャルを知りたいという意図があります。 小さな困難でもそれに対処した過程や成長意欲を示そう そのため、必ずしも人生を左右するような大きな挫折経験である必要はないのです。 たとえば、学業で目標としていた成績に届かなかった経験や、サークル活動やアルバイト先などの集団のなかで意見が衝突し、それを乗り越えるために努力した経験など、日常生活において直面した小さな失敗や課題でも構いません。 大切なのは、それらの経験を自分のなかでどのようにとらえ、その状況を改善するためにどのような行動を起こし、そこからどのような教訓を得て次に活かそうとしているのかを、具体的に説明することです。 もし、どうしても「これだ」という明確な挫折経験が見当たらない場合は、「大きな挫折と呼べるほどの経験は、幸いありませんでしたが、日頃から常に自分自身の行動や結果を振り返り、改善すべき点はないかを考え、自己成長につなげる努力を継続しています」と伝えるのが良いと思います。 困難を未然に防ぐための前向きな姿勢や、継続的な自己研鑽の習慣を強調することが、好印象を残す有効な答え方です。
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Q
- 面接が10分しかなかったのですが、短すぎませんか?
- 面接時間が10分間だったとのこと、たしかにほかの選考と比較すると短いと感じられ、不安になる気持ちも理解できます。実際に、10分という面接時間が一般的かと問われれば、必ずしもそうとはいえないかもしれません。 しかし企業によっては、面接の進め方や選考の段階における評価の目的が多岐にわたるため、一概に「10分だから短い、あるいは評価されていない」と結論づけるのは早計です。 短時間の面接では最後に自分からアピールの時間を作るのが効果的 たとえば一次面接は、応募者の大まかな人物像や募集している職務に対する適性の確認、すなわち、最低限の条件を満たしているか、といった絞り込みに近い目的でおこなわれることがあります。 そのような場合、企業側が効率的に多数の応募者と会うために、10分程度の短い時間でポイントを絞った質問をするというケースも珍しくありません。 面接時間が短かったからといって、それが直ちに不合格のサインであるとか、雑に扱われたということにはつながらないのです。むしろ、その後の二次面接や筆記試験、グループワークといったほかの選考ステップで、より深く応募者の能力や適性を見極めようとしている企業も多く存在します。 選考プロセス全体を通して、総合的に評価されているととらえるようにしましょう。 もし、短い面接時間のなかで十分に伝えきれなかったと感じる点があれば、面接の最後に「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。最後に一点だけ補足したいことがあるのですが、よろしいでしょうか」と一言添えて、簡潔に最も伝えたいことをアピールする機会を自ら作るのも一つの手ですよ。
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Q
- 適当に就活をして受かった人って本当にいるのでしょうか?
- SNSなどで「特に何もせず、適当に就職活動をしたら、あっさり内定が出た」といったような書き込みを目にすることがあるかもしれません。しかし、まず私が伝えておきたいのは、そういった情報を過度に気にしたり、鵜呑みにしたりすべきではないということです。 本当に何の準備もせずに、完全に「適当に」就職活動をおこなって、希望する企業から内定を得られるというケースは、極めて稀であるといわざるを得ません。 他人の状況ではなく自分自身のことを言語化することが最重要 一見すると適当にやっているように見える人でも、実は日頃から自分のことを深く内省することで、自分の強みや価値観を明確に理解し、それを自然な言葉で相手に伝える能力が元々高いのかもしれないのです。 あるいは、変に自分を良く見せようとせず、ありのままの自然体で面接官とコミュニケーションを取ることができる、そういった素養を持っている人の可能性もあります。 しかし、それはその人が「適当にやっている」というよりも、むしろその人の持つ特性やこれまでの経験が、就職活動という場面で効果的に発揮されている結果だと考えるべきです。 特別なテクニックを駆使するというよりも、まずは等身大の自分を客観的に理解し、それを誠実に相手に伝えるという基本的な姿勢を意識することが何よりも大切だと私は思います。 自己分析を徹底的におこない、就職における軸を固め、それを自分なりの言葉で語れるようになることが、結果的にもっとも効率的な就職成功への近道となるのです。
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Q
- 面接練習をやりたくないときはどうすれば良いですか?
- 面接のロールプレイング練習に対して、どうしても気乗りしなかったり、恥ずかしさや圧迫感を感じてしまったり、苦手意識を持つ人がいるのは十分に理解できます。 しかし、効果的な面接練習は、本番での成功確率を高めるうえで非常に重要です。 まずは、「何のために面接練習をするのか」という目的意識を明確に持つことが、その第一歩となります。 合格を勝ち取るため、自分の考えをスムーズに伝えるため、といった具体的な目標を設定することで、練習へのモチベーションを高めることができるでしょう。 面接練習の方法はさまざま! つらくない方法を取り入れてみよう 無理に堅苦しい模擬面接の形式にこだわる必要はありません。 最も重要なのは、自身が面接で話したいことや伝えたいアピールポイントを事前にしっかりと整理し、それらを自然な形で、かつ自信を持って話せる状態にしておくことです。そのための手段はさまざまあります。 たとえば、お風呂のなかや移動中に、想定される質問とそれに対する答えを小声で呟いてみるだけでも、立派なイメージトレーニングになるでしょう。 また、スマートフォンで自身が話している様子を撮影し、後から客観的に話し方や表情を確認してみるのも効果的です。 もし対人での練習に抵抗があるのであれば、まずは家族や気心の知れた友人に、評価を気にせず聞いてもらうことから始めてみるのも良いと思います。 少しずつ段階を踏んで、自身に合った練習方法を見つけていってくださいね。
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Q
- Web面接を自宅以外の場所で受けるとしたらどこが良いですか?
- 自宅のインターネット環境が不安定であったり、静かなスペースを確保することが難しかったりする場合、Web面接を自宅以外の場所で受けるのは賢明な判断です。 おすすめの場所としては、カフェの個室や近年増えているコワーキングスペースの個室ブースなどが挙げられます。 最も重要なのは、周囲の雑音を気にせず、かつ自身の声が外に漏れずにプライバシーが守られる「個室」を選ぶことです。 大学によっては、就職活動支援の一環として、学生が利用できる個室ブースや静かな自習室を提供している場合もありますので、確認してみる価値はあるでしょう。 当日までに環境のチェックは必須! 焦ることがないように準備をしておこう 場所を選ぶ際に必ず確認してほしいのは、第一に安定した高速インターネット通信環境が確保できるか、第二にノートパソコンなどの電源を確保できるか、そして第三に周囲が静かで面接に集中できる環境であるか、という3点です。 面接の途中で通信が途切れたり、バッテリーが切れたり、あるいは周囲の騒音で面接官の声が聞き取れなかったりといったトラブルは、選考に悪影響を与えかねません。 事前に必ず下見をするか、信頼できる情報を得て、万全の態勢で面接に臨める場所を選びましょう。
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Q
- 面接練習に使えるAI(人工知能)アプリのおすすめはありますか?
- 近年、AIを活用した面接練習アプリや、ChatGPTのような生成AIを用いた質疑応答のシミュレーションは、就職活動や転職活動における面接対策として非常に有効な手段の一つとなっています。 これらのツールは、時間や場所を選ばずに手軽に、そして何度でも繰り返し練習できる点が大きなメリットです。 おすすめのアプリとしては、アバターを相手に模擬面接をおこなえるものや、録画した面接動画をAIが分析し、話し方や表情、視線などについて客観的なフィードバックを提供してくれるものが良いと思います。 さまざまなアプリがあるため、自分に合うものを選んでみてください。 AIのみでの対策は完璧ではない! 対人練習も忘れずにおこなおう これらのAIツールは、自己PRや志望動機のブラッシュアップ、頻出質問への回答準備といった点で役立つでしょう。 しかし、あくまで面接練習を「サポート」するツールであるということを忘れてはいけません。 AIが完璧な模範解答を提示してくれるわけではないです。実際の面接における人間同士の微妙な空気感や、面接官の個性的な質問に対応する能力は、やはり実際の対人練習を通じて養われる部分が大きいといえるでしょう。 AIは効率的な練習相手として活用しつつ、友人やキャリアアドバイザーといった第三者との模擬面接も組み合わせるなど、それぞれのメリットを活かして総合的に対策を進めていくのが理想的な対策方法です。
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Q
- 転職活動での第一志望じゃない企業の最終面接ではどんな姿勢で臨むべきですか?
- 最終面接で志望度について聞かれることは、転職活動においてもよくあるケースです。その際に、正直に「第一志望ではありません」とストレートに伝えることは、必ずしも得策とは言えません。 なぜなら、企業側としては、やはり本気で自社で働きたい、自社の成長に貢献したいと強く願ってくれている人を採用したいと考えているからです。 これは、採用する側の立場に立って考えてみると、ごく自然な感情でしょう。 企業は応募者の意欲や熱意を見ている! 自分の言葉で伝えよう しかし、だからといって嘘をつく必要もありません。 重要なのは、「第一志望かどうか」という言葉そのものではなく、その企業の事業内容やビジョン、社風といった魅力に対して、自身がどのように共感し、どのようなことに挑戦したいと考えているのかを、誠実かつ具体的に伝えることです。 特に中途採用の場合は、これまでの自身の経験やスキルが、その企業でどのように活かせるのか、そして入社後にどのような価値を提供し、どのように成長していきたいのかを明確に示すことが求められます。 たとえ現時点で第一志望でなかったとしても、その企業で働くことの意義や魅力を自分なりに見出し、真摯な姿勢で面接に臨むことが何よりも大切です。
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Q
- 中途採用で一次面接の結果が遅いときはどうすれば良いですか?
- 面接の結果連絡が遅いと、不安になる気持ちは非常によくわかります。特に第一志望の企業であれば、一日千秋の思いで待っているのでしょう。 しかし、企業によって選考プロセスや連絡のスピードはさまざまです。一般的に、結果連絡までに1週間から2週間程度かかることは決して珍しくありません。 そのため、まだ連絡が来ていないからといって、すぐに不採用だと結論付ける必要はないでしょう。 ほかの応募者の選考状況との兼ね合いや社内の手続きなど、さまざまな理由で連絡が遅れている可能性が考えられます。 選考結果をただ待つのはもったいない! ほかの対策を並行して進めよう もし、面接から2週間以上経過しても連絡がない場合は、一度企業の人事担当の人へ丁寧に聞いてみるのが良いでしょう。 その際は、まず面接の機会をもらったことへの感謝の気持ちを伝え、そのうえで、選考結果の状況について確認したい旨を簡潔に伝えるのがマナーです。 企業側も多忙のなかで対応してくれているため、礼儀正しく、かつ手短に要件を伝えることを心掛けましょう。 結果を待つ間は落ち着かないと思いますが、ほかの企業の選考準備を進めるなど、前向きに行動を続けることが大切です。
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Q
- 新卒なのですが働きながら転職ができるか不安です……。
- 入社してまだ半年という状況で、職場の雰囲気が合わないと感じるのは、非常に辛いことでしょう。新卒だからといって、無理に我慢をし続ける必要はまったくありません。 しかしながら、働きながら転職活動を進めることは簡単ではないため、いくつかのコツを押さえておくことが重要です。 まず、現在の仕事にも十分に慣れていない時期でしょうから、仕事と転職活動のバランスを慎重に考える必要があります。どちらかに時間を割きすぎると、心身ともに疲弊してしまう可能性があるからです。 時間をかけて説得力のある転職理由を準備しよう まずは、通勤時間や休憩時間といった隙間時間を有効に活用し、応募書類の準備や企業情報の収集など、できることから少しずつ進めていくのが良いでしょう。 そして最も重要なのは、同じ過ちを繰り返さないために、今回の転職理由を改めて深掘りし、明確に整理する時間を確保することです。 「仕事内容が合わなかった」「職場の雰囲気になじめなかった」といったネガティブな感情も、次を考えるうえでは貴重な情報となります。 では、どのような環境であれば自分らしく働けるのか、自分は何を求めているのかを具体的に言語化しましょう。それを面接で説得力を持って伝えられるように準備することが、次のステップへ進むうえで不可欠です。
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Q
- 一次面接で落ちたショックから立ち直れません……。
- 選考に落ちてしまうことは、本当につらいことだと思います。特に志望度が高い企業であれば、なおさらショックが大きいのはごく自然な感情です。 まず何よりも、自身を過度に責めないでほしいと思います。就職活動は、企業との「相性」も大きく影響するため、選考の合否が、あなたの人間的な価値を決定付けるものでは決してありません。 結果に一喜一憂しすぎることなく、冷静に受け止めることが大切です。 大切なのは原因を振り返ること! 周囲の人を頼りながら就活を進めよう 一次面接では、確かに基本的なコミュニケーション能力や第一印象も評価の対象となりますが、それだけですべてが決まるわけではありません。 面接の場数を十分に踏んでいなければ誰でも緊張しますし、その日の体調や面接官との相性といった、コントロールできない要因も影響します。 重要なのは、不合格という結果から目を背けず、その理由を可能な範囲で冷静に振り返り、次の面接に活かすことです。 今回の面接で「もっとこうすれば良かった」と感じた点を具体的に書き出し、次回の準備につなげましょう。 また、信頼できる友人や大学のキャリアセンターの人などに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが整理され、軽くなることがあります。 就職活動は長期戦になることもあるため、自身のペースを大切に、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。