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Q
- 県外の地方銀行を志望する動機はどう書くべきですか?
- 県外の地方銀行に興味があっても、「特別な縁がないのに説得力を出せるかな……」と不安になりますよね。そんなときは、土地への好意を「地域経済とかかわりたい意志」に変換することが大切です。 たとえば、ある学生は最初「街の雰囲気が好きだから」と話していましたが、企業研究を進めるなかで、その地域が観光だけでなく農業や製造業など多様な産業基盤を持つと知りました。 そして、「地域の企業成長や新規事業を金融面から支えたい」という言葉に整理したところ、面接官にも真剣さが伝わり、深い志望理由として評価されていました。 地域の産業理解を出発点に金融でどう貢献するかへつなげよう 地方銀行は地域密着型の金融機関です。そのため、「その地域の経済に魅力を感じ、銀行員として長期的にかかわりたい」という視点があると、意志の強さが伝わります。 特別な経験がなくても問題ありません。大切なのは、興味の出発点を素直に認めつつ、その地域の産業や課題に目を向け、「金融を通じてこの地域の未来に寄与したい」と自分の言葉で説明することです。 思いを丁寧に掘り下げれば、納得感のある志望動機になりますよ。
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Q
- 他県の警察官を志望する場合、志望動機はどう書けば良いですか?
- 他県の警察官を目指す場合、「地元ではないのに、なぜここで働きたいのか」と必ず問われます。そこで戸惑う学生は多いですし、「治安が良くないから」という理由をどう扱うべきか迷う気持ちも自然です。 実際に、戸惑っていた学生がいました。最初は「事件が多そうだから力になれそう」とだけ考えていました。 しかし、地域の犯罪統計や防犯施策を調べ、「課題の背景には観光地特性や人口構成の変化がある。そうした地域特性に向き合いながら、安全な街づくりに貢献したい」と言語化したことで、動機に深みが生まれました。 課題への関心をその地域で警察官として果たしたい役割へつなげよう 警察組織は地域密着性が非常に強い組織です。そのため「どんな地域課題に関心を持ち、どう向き合いたいか」を語れると説得力が高まります。 「治安が悪い」は課題認識の一部ですが、評価されるのは「課題を解決したい」という姿勢です。 地域の特徴や防犯の取り組みを調べたうえで、「地域特性に応じた安全確保に携わりたい」「多様な人々が安心して暮らせる環境をつくりたい」といった表現に変換すると、前向きな意志として伝わりますよ。 大切なのは、他県を選ぶ理由を問題視で終わらせず貢献意欲につなげることです。
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Q
- 仕事のストレスで早退するのってありですか?
- 結論から言うと、ありです。まず、自身の体調の変化を言葉にして、周りにアラートを出せることは、社会人として大切なスキルです。 一番良くないのは、抱え込みすぎてどうしようもなくなり、急に動けなくなってしまうことです。 そうなると組織にも迷惑がかかりますし、自身としても罪悪感や自己嫌悪が強くなってしまいます。 上司や専門機関に頼る! 自分の心身を優先して守ろう そうなる前に、まずは負荷を軽減してもらうための働きかけを自分からしていくことが大切です。自身が思っている以上に、心は想像よりもろく、一度崩してしまうと完全復活までに時間がかかることがあります。 また、上司にも隠す必要はありません。 「ストレスで」と直接的に言うのではなく、「体調が優れない」「頭痛が続いている」といった具体的な症状と、もし自身で思い当たる原因があれば「仕事の負荷が大きい」「人間関係に困っている」「家庭の事情で睡眠が取れていない」などを伝えられるとベストです。 もし、それで会社がまったく向き合ってくれないのであれば、産業医や外部の専門機関を使いながら、自身の心と体を守ることを第一に考えてください。
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Q
- 臨機応変に対応できる人とはどのような人ですか?
- 面接官が「臨機応変」という言葉で知りたいのは、状況が変わったときに、どんな判断をして、どう動ける人かということです。 たとえば、学生生活で学園祭の実行委員としてトラブル対応を経験したとします。その場合、アピールの構成としては以下の3ステップで整理すると伝わりやすくなります。 ①状況の変化:当日どんな想定外の出来事があったか(例:音響スタッフが体調不良で急遽来られなくなった) ②判断と行動:そのトラブルに対し、自分はどう判断し、どう対応したか ③結果と学び:その結果どうなったか(うまくいったか、改善の余地があるか) 柔軟性だけでは足りない! 具体的な行動を振り返ろう よく「柔軟性がある」という点だけで臨機応変さをアピールする人がいますが、それだけでは不十分です。 臨機応変さとは、柔軟性に加え、その状況下で優先順位をつけ、きちんと行動できる力のことです。その点が伝わるような具体的なエピソードを振り返ってみてください。
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Q
- 成功体験がない男は、今後どうすれば良いですか?
- 成功体験というと、何か大きな実績をイメージしがちですが、そうではありません。 自身が積み重ねてきた行動のなかに必ずあるはずです。まずは、自分がやってきたことを棚卸しするのが良いでしょう。 たとえば、カスタマーサポートのような一見華やかではない仕事でも、その中身を見ていくと、地道にクレーム対応を続けた結果、「顧客満足度の向上に貢献していた」とか「チームの離職率を下げていた」といった成果につながっていることがあります。 行動のなかに成果がある! 不安なら周りに相談しよう 本人にとっては当たり前の仕事だったりするのですが、それがきちんと成果につながっているケースはよくあります。 最初の一歩は、結果ではなく行動にきちんと目を向けることです。 「どんな場面で人の役に立ったか」「何を工夫して続けてきたか」という点に注目して言語化してみてください。もし難しければ、外部の人に壁打ちをすることで見えてくることもあります。
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Q
- 尊敬する人で、女性の偉人を挙げたいのですが、誰がいますか?
- 具体的な名前を2名ほど挙げますが、前提として、誰を選ぶかよりも、そのエピソードにどれだけ共感できるか、そして自身の行動にどうつなげているかまで語れることが大切です。 一人目が、キュリー夫人です。未知の分野に挑戦し続ける姿勢に影響を受け、自身の研究テーマに粘り強く取り組むことができたなど、具体的な行動に落とし込んで話しましょう。 二人目が、ナイチンゲールです。一人の行動で社会を変えることができると気づき、周囲への気配りを意識するようになったなど、自身の価値観と重ね合わせましょう。 知識を語るだけでは弱い! 自分の経験と結び付けよう 気をつけてほしいのは、偉人のエピソードだけで終わってしまうことです。それではただ知識を語っているだけになってしまいます。 いくつかのエピソードを調べ、最も共感できる人を選び、そのエピソードと自身の実体験を紐づけることで、説得力のある回答が作れるかと思います。
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Q
- 60歳女性で働きたくないのですが、どうすれば良いですか?
- その気持ちは、非常によくわかります。これから65歳、70歳まで働かないといけない時代になっていくなかで、「働きたくない」という感情を率直に言葉にできるのは、素晴らしいことです。 まずは、それが自然な気持ちであると受け止め、自身を責めないでほしいと思います。 私は60歳前後の方の支援経験は多くありませんが、40~50代の人と話すなかで感じるのは、年齢とともに体力的に厳しくなってくるのは紛れもない事実だということです。 二つの方向性で対応! 心に余裕を持って考えよう 対応としては、二つの方向性が考えられます。 一つは、これまで培ってきた経験やスキルをお金に変えていく働き方にシフトすることです。労働時間ではなく質で勝負するということになります。 もう一つは、少し休憩期間を設け、週2~3日や短時間勤務など、自身の体力がマックスに近い力を発揮できる範囲の働き方にシフトチェンジすることです。 一番大切なのは、心にゆとりを作ることだと思います。 「きついな、どうしようもないな」と感じているときは、あえて余白を作ることを頭の片隅に置きながら、「自分は何ができないか」よりも「どれくらいならできそうか」を冷静に考えられる状態を作ることが、良い判断につながると思います。
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Q
- 性格が穏やかなことを表す四字熟語は適切ですか?
- 素敵な発想だと思います。 提示している「温厚篤実(おんこうとくじつ)」(穏やかで優しく誠実な様子)や、「泰然自若(たいぜんじじゃく)」(落ち着いて物事に動じない様子)は、どちらも良い印象を受けます。 ただ、懸念しているとおり、特に新卒採用の場においては、受け身に見える言葉が若干損をすることは確かにあるかもしれません。 エピソードが重要! 主体性が伝わる話をしよう もし、自身の強みとしてしっくりくるのであれば、「和衷協同(わちゅうきょうどう)」という四字熟語も良いかと思います。 これは「心を合わせて協力する」という意味なので、自身が持つ穏やかな性格に加えて「チームで動いていく」という意味も生まれます。 とはいえ、どの四字熟語を使ったかというより、そこに添える具体的なエピソードのほうがはるかに重要です。 エピソードのなかで主体性や積極性をきちんと補足できれば、四字熟語が受け身な印象となることはないので、キャッチコピーとして使ったうえで、具体的なエピソードをセットで考えてみてください。
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Q
- マネジメント経験とはアルバイトの経験も含まれますか?
- 結論から言うと、アルバイトの経験でも立派なマネジメント経験として伝えられます。 企業側が求めているのは、「正社員をマネジメントしたか」「学生アルバイトをマネジメントしたか」という対象の違いではなく、人を動かす力、チームで成果を上げる力、人に気持ちよく働いてもらう力です。 対象が誰だったかは、二の次、三の次です。 課題への取り組みを自分の言葉でアピールしよう アルバイトでのマネジメント経験であっても、「どのように課題を見つけ、チームでどう改善したのか」を自分の言葉で伝えられると良いでしょう。 また、自分なりのマネジメントに対する考え方や哲学のようなものを持っておくと、さらに説得力が増すかと思います。
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Q
- 社内報の自己紹介のなかで、趣味ってどう書けば良いですか?
- 趣味を伝える目的の一つはその人の人柄を伝えること、さらに言えばどんな考え方を持っているのかまで伝えることで、今後の人間関係を築きやすくすることです。 その際、無理に個性的な趣味を引っ張り出す必要はありません。 たとえば「映画鑑賞」のようなごく普通の趣味でも、そこに自身なりの意味を添えるだけで、印象はかなり変わります。 「映画鑑賞が趣味です」だけではなく、「そのなかでも古い邦画を観るのが好きです。 時代によって表現の方法が変わっていく様子を見るのが面白いからです」 といった具体的な説明を加えるだけで、その人なりの人物像が浮かび上がり、印象に残りやすくなります。 仕事との関連があると良い! 趣味の強みを伝えよう もし複数の趣味があるなら、少し業務とつなげるような要素を盛り込むのも良いでしょう。 たとえば、「旅行が趣味」なら「リサーチ力がある」、「カフェ巡りが好き」なら「知らない人と話すのが好き」というように、仕事に絡められるような話し方をすると、より良いと思います。